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2023年11月30日木曜日

京都市営地下鉄は延線すべきじゃないか

【画像あり】京都、人多すぎて死亡wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(暇人速報)

 かねてから報道されていますが京都がオーバーツーリズム、っていうかなんでこんなとこまで横文字使うのか意味わからないけど観光客の激増によっててんてこ舞いのようです。実際、先月に自分が京都に行った時も、かつて自分が学生としていた時と比べ明らかに人が増えていると感じましたが、中でも公共交通機関の満杯ぶりが目に余りました。

 具体的には京都駅から金閣寺、嵐山方面へ向かうバスでしたが、始発の京都駅の時点でほぼ満杯となり、途中のバス停からはとてもじゃないけど乗り込めないし、また途中のバス停で降りようと思っても満杯過ぎて降車できないくらいの込みようでした。なので結局、自分とビンラディンによく似たうちの親父も終点の金閣寺まで乗って、そっから歩いて等持院に行きました。
 何気に幕末に尊王攘夷主義者によって首が切られた足利尊氏などの木造見れたのはよかった。

 私見として述べると、京都の公共交通で一番ネックというか問題が多いのはこの嵐山方面、具体的には西北部だと前から思っています。何故かというとここは京都の玄関口である京都駅から直接行く方法がバスしかなく、その結果としてバスに乗客が集中し、道路も混雑する悪循環を作っているように思えてなりません。
 一応、鉄道では嵐電という四股名みたいなトラムで走る路線がありますが、京都駅からこの嵐電に乗るには相互接続のアクセスが悪く、日本語もわからない外国人観光客からすれば恐らく乗ろうとはしない路線です。っていうか自分も嵐電には一度も乗ったことないような気がする。

 いうまでもなく、嵐山は京都の観光地の中でも清水寺、伏見稲荷と並んで集客力が最も高い観光地の一つです。この嵐山への交通アクセスが悪くバスに集中することで、京都市全体の公共交通を悪化させているというのが自分の見方です。そんな元凶に対する対策ですが、結論から言えば京都市営地下鉄を延線するのが最適解だと私は思います。

 京都市営地下鉄烏丸線はその名の通りに、京都市のど真ん中を走る烏丸通を南北に貫く路線です。ただ、意外と京都市中央部には観光地が少なく(二条城くらいか)、また建設途中で何度も遺跡が出てきて工事が中断し、費用が高騰したため乗車料金が高く設定されていることから、スカスカというわけじゃないけど利用客は決して多くありません。言い換えれば、運送余力をまだ残しています。

 先ほどにも書いた通り、京都の交通で一番問題なのは京都駅から嵐山までのアクセスの悪さであり、これを改善しようってんなら、この京都市営地下鉄を延線し、京都駅からそのまま嵐山まで行けるように伸ばすことが一番いいように考えています。
 具体的には北大路駅のあたりでそのまま北上して国際会館まで行く現在の路線に加え、嵐山方面へ西に延びる路線をもう一本掘るのがいいかと考えています。こうすることにより外国人観光客は運送力の高い鉄道で直接嵐山へ行くことができ、バスの運行本数も減らせられ、みんながハッピーになれるという算段です。

 とはいえ実際にやろうってことになると移籍だらけの京都の地下を掘るわけだから、下手すりゃ黒部川ダム以上の難工事になる可能性もあるでしょう。ただ長い目で見た場合、恐らく今後20年は京都の観光客は増加し続けると私は考えており、であれば思い切ってやるべきなんじゃないかと考えています。まぁ京都市はあれだえ有利な条件で赤字団体だから、あんま期待しちゃいけないんだけど。
 なおもし可能であれば、西だけじゃなく東へ、具体的には嵐山と銀閣寺をつなぐ路線も作れたら最高だと思います。嵐山を午前に訪れ、午後に東山を回る観光客も多いと思え、この東西の移動は現状では実質的にバスとタクシーしかありません。もっとも東山方面こそ遺跡が多いとみられるエリアなだけに、実際やろうとなるとMRJみたいなプロジェクトXになるかもしれません。

 もっとも実現出来たら、文字通りに金閣寺と銀閣寺を結ぶ路線になるので、イメージ的にはすごいいい感じな気がしますが。

2023年11月29日水曜日

日大アメフト部廃部の報道に触れ

 先日、このブログで中国で流行っている肺炎は言われているほど自分の周りでは流行っていないと書きましたが、なんか月曜から風邪気味になって、今日はとうとう仕事休んでダウンしていました。っていうか先週も風邪かかったのに何故?

 話は本題ですが、かねてから大麻問題で揺れていた日大アメフト部がとうとう廃部される運びとなりました。結論から言えば、事ここに至っては廃部もやむなしだと私も思います。
 大麻問題と無関係の部員に関しては本当に心の底から同情心を覚えますが、かつての悪質タックル事件といい、一連の問題はアメフト部員個人のものというよりアメフト部という組織が起こしているとしか言いようがなく、組織としてのけじめをつけるうえでも廃部以外に選択肢はないでしょう。

 そもそも今回の大麻問題でおかしいのは、本来矢面に出て無関係の部員を守るべき立場にあるアメフト部監督が一切表に出てこないという点です。この一点で以っても日大アメフト部は常識では考えられないおかしい組織であると判断せざるを得ず、大麻を隠し持って犯人隠避したあの副学長といい、責任ある組織の態をなしていません。
 そのうえで、やはり一番致命的だったのは犯人隠避を行った副学長であり、辞任するということですが、日大はもっと早くに彼を犯人隠避、大麻不法所持などの容疑で彼を刑事告訴すべきだったのではないかと内心思います。彼こそがこの問題における最大の癌であり、仮に内部通報があった直後に警察に捜査を依頼し、見つけた大麻片もすぐ提出していれば、廃部にまでしなくても済んだのではないかと思います。

 林真理子理事長に関しても、挑発に乗る形でほかに逮捕者は出ないなどと無駄にタンカを切ったりするなどその資質に疑問を感じますが、その辺は反省したのかこのところは囲み取材に一切応じなくなったのと、上記の副学長と対決したあたりは改善がみられるように思え、火中の栗となるでしょうがこのまま学長の立場で改革を続行すべきだと思います。

 重ね重ねとなりますが、無責任な大人たちによってその夢を絶たれた無関係な日大アメフト部員らに関しては深い同情の念を覚えます。同時に、早大相撲部でも大麻関連の逮捕者が出ており、印象によるものかもしれませんがかつてより大学の大麻汚染が広がっている気がします。
 この点、広がりに歯止めをかけ、大麻をしっかり根絶するためにも、大学スポーツ界は競技の垣根を越えてこの辺の対策をもっと力を入れるべきかもしれません。それこそ部員に大麻逮捕者がその時点で1年間試合出場停止とするなど、統一した基準なんかあってもいいでしょう。日大を他山の石とすべきでありません。

2023年11月26日日曜日

突然パソコンの音がエコーに(;´・ω・)

 上海は冷え込むかと思いきや再び暖かくなり、今朝も穏やかな気温の朝でした。なもんだからのっそり起きてまた「アクション対魔忍」で遊ぼうとパソコンを開いたところ

(゚д゚)!

 という感じで、自分の耳を疑いました。何が起きたのかというと、パソコンのスピーカーから出てくる音が何故か反響したようなエコー音になっていたためです。

 明らかに機能まで聞いていたゲーム音声とは異なる音が流れており、一体どうしたことかとサウンド周りの設定を弄るも一切直らず、せっかく前のノーパソの内蔵スピーカーの質が悪かったのでノーパソを取り換えたのになんてこったいとちょっと頭を抱えました。
 こうなった原因についてはちょっと思い当たることがあり、昨夜寝ながらパソコンしていた際にちょっと音量を変えたのですが、その際にサウンドの設定を開いて「立体音響」という設定項目をみて「何か変わるのかな」と弄った記憶があります。多分あれが原因だと思うのですが、その立体音響の設定項目を再びオフとかに変えても、エコー音は改善しませんでした。

 こうなっては仕方ないのでGoogleで早速トラブルシューティングしたところ、出くわしたのが以下のYahoo知恵袋でした。


 どうも私と同じような症状に出くわした人が質問しているのですが、それに対する回答は「サウンドドライバ(Realtek)を削除しろ」というものでした。詳細はリンク先に書かれてありますが、デバイスマネージャーからRealtekのドライバを削除すれば、再起動するとまた一から復元されると書かれてあり、もしかしたら一切音が出なくなるのではないかと戦々恐々で試してみたところ、なんとこれ一発で見事にエコー音が消え、元のスピーカー音が戻ってきました。
 上の質問者も全く同じだったそうで、返信で改善された旨が書かれてあります。

 それにしても原因はいったい何だったのか。エコー音がしていた際、イヤホンで音を聞いたら特に問題ない音が聞こえたので、内蔵スピーカーに問題があったのではないかと考えています。同じ問題ではこのほかにもマイクが音を拾ってエコーになるというものもありましたが、別にマイクで拾った音を流していたわけではないので、今回の私の事例ではマイクは多分無関係だと考えています。どちらにせよ、すぐに直ってくれてよかったε-(´∀`*)ホッ

2023年11月25日土曜日

悪役俳優のほうが目立つスパイダーマンの映画

 先月の日本滞在中、かねてより見たかった映画として「ジョーカー」のほか「スパイダーマン」の最新シリーズ三部作のうち2作目の「ファーフロムホーム」と3作目の「ノーウェイホーム」を自宅のAmazon Primeで見ました。ちなみに「ファーフロムホーム」は見た直後に金曜ロードショーでテレビ放送され、翌週には「ノーウェイホーム」も放送されていました。
 まぁ日本語字幕版で見たいから別にいいんだけどさ。

 どちらも前評判にたがわぬ見事な傑作で、特に「ノーウェイホーム」に関しては過去シリーズでスパイダーマンを演じたトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドがそのまま出演するという非常に豪華な作りで、近年見た中でも稀にみる傑作だと感じました。っていうか公開当時に映画館でちゃんと見たかった。

 ネットでいろいろ批評を見ると結構裏話が多く書かれてあり、決戦前に3人のスパイダーマンが決意を確認しあうシーンで2代目スパイダーマンことアンドリュー・ガーフィールドが「ありがとう、君たちを愛してる!」と抱き着くシーンがありますが、あれは何でもアンドリューのアドリブだったそうです。本人曰く「感極まって、自然と出てきた」そうですが、過去の出演作の「ハクソー・リッジ」の熱演ぶりといい、非常に感情が強い人なんだなぁと思わせられるシーンでした。
 実際にそう伺わせられるエピソードとして、まだ情報公開前にアンドリューが映画関係者に「あんたまたスパイダーマンやるんだって?」と聞かれた際に否定はしたものの、「あんた嘘が下手ね。今のうちに嘘つく練習をしておきなさい」と言われたらしい。

 また別の裏話として悪役のグリーンゴブリン役を演じたウィレム・デフォーについてほかの出演者によると、「ウィレム・デフォーが出るあるシーンを30テイク撮影した。その30テイクには一つとして共通する動画はなかった」と語られています。これはどういうことかというと、ウィレム・デフォーは30テイクすべてで異なる演技の仕方をして見せたそうです。その演技の幅の広さと芸達者ぶりに他の出演俳優らも大いに驚いたそうです。

 実際にというか映画の批評を見ていると、「ノーウェイホーム」で最も評価されていたのはこのウィレム・デフォーで間違いありません。約20年ぶりに同じ役を演じるにあたって、かつての出演時と変わらぬ怪演を見せたほか、オリジナルの1作目でも穏やかそうな父親の表情を見せたかと思ったら、狡猾な悪役の表情へ瞬時に入れ替わる演技が素晴らしく、それが今回の「ノーウェイホーム」でもいささかも衰えていなかったのには自分も驚きました。

 同じく悪役として、ドクターオクトパス役を演じたアルフレッド・モリーナに関しても自分としては感慨深い思いとともにその演技を見ていました。もともと私は全映画の中で「スパイダーマン2」が一番好きで何度も見ているのですが、この作品でアルフレッド・モリーナは変心した大学教授役を演じており、学者らしい知的な表情を見せる一方、こちらもまた狡猾な悪人顔を使い分けており、主演のトビー・マグワイア同様にその演技ぶりには一目置いていました。
 そのアルフレッド・モリーナもこの「ノーウェイホーム」にて、こちらも約20年ぶりの出演ながらかつてと全く変わらない姿で現れ、そのふてぶてしくも知的さを感じるセリフの話し方といい、やっぱすごい俳優だったと改めて感じさせられました。なお本人は相手役のトビーとの再会がこの映画で最もうれしかったことと話しており、撮影途中で何度もトビーと話してたそうです。

 以上の二人を見るにつけ、割とこのスパイダーマンの映画は主役以上に悪役を演じた俳優の方が演技面での卓越さを見せつけられることが多い気がします。3シリーズ目第1作の「ホームカミング」でもヴァルチャー役を演じたマイケル・キートンの演技が自分の中で一番印象に残っており、主役もさることながら悪役俳優の活躍が人気を支えている気がします。

 もっともこれはスパイダーマンに限るわけじゃなく、ほかのヒーロー映画でも共通する特徴なのかもしれません。「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーは言うまでもなく、傑作ヒーロー映画はたいてい主役以上に悪役の演技が評価される傾向があり、極端なことを言えば悪役がヒーロー映画の成否を左右する面が大きい気がします。そういう意味では大御所俳優を持ってくるスパイダーマンのキャスティングは毎回当たっているのかもしれません。

2023年11月23日木曜日

中国では疎外論が知られていない?

 なんか中国で謎の咳が流行っているという報道が出ていますが、自分の周りでも風邪ひく人がこのところ増えています。ただ症状としてはそれほど重くなく、気温の変動が激しいために体調崩している人が多いだけのではないかと思っておりそれほど深刻視していません。

 話は本題ですが、以前に自分の友人がこのブログの記事で「疎外論について書いた記事が一番面白かった」と話してくれたことがありました。詳細はリンク先の14年も前の記事に書いていますが、全共闘世代ならいざ知らず、現代においてこの疎外論について触れられることは実際そう多くはないでしょう。

 ここでもこの疎外論について簡単に説明すると、要するに人間がその利便性のために作ったシステムや価値観が時代を経たり場面が異なったりすることで、概念だけが独り歩き(疎外)して逆に人間を束縛してしまうという現象のことを指しています。卑近な例で用いると、「経済」という概念はもともとは食料などの物資を公平かつ効率的に分配するために編み出された概念でしたが、現代においてはたびたび「経済」を維持するために生活の我慢や犠牲が強いられたりすることがあり、そのような状態を「疎外」と呼んだりします。

 この疎外論は共産主義概念の創立者、ではないけど大きく体系化したマルクスが提唱した概念で、彼のが科学的社会主義思想は現代においては実際に応用できないし応用したとしてもうまく機能しない無価値なものとほぼ完全に判定されていますが、疎外論だけに関しては今でも十分通じるというか、普遍的な概念として私を含め高く評価する人がいます。
 ちなみになんで私がこの疎外論について詳しいかっていうと、かなりガチな共産党闘士時代を経て温厚となった大学の恩師がこの方面に詳しく、授業の合間にこうした社会主義豆知識をよく教えてくれたからです。現在連絡を出せず、本当にこの恩師には申し訳ない気持ちがします。

 それでこの疎外論ですが、「社会主義国の中国なんだから一般教養としてみんな知ってるはずだよな(*‘∀‘)」などと思って周りの中国人に「疎外論ってすっげーよな(^ω^)」などと話題に出してみたところ、みんなしてキョトンとした顔され、若干空気を悪くさせることが何度かありました。
 これはどういうことだと思って色々調べたところ、調べ方が悪かっただけかもしれませんが、どうも中国ではこの疎外論はほとんど知られていないような気がします。中国の大学ではマルクス主義精神の一般教養科目が必須科目となっていて大学生は全員講義を受けるようになっているのですが、肝心要のこの疎外論については教えられていないようで、なんかすごいもったいない気がします。

 あくまで私個人の見解ですが、中国は疎外論を教えたらまずいと思っているわけではなく、マジで単純に理解している人が少なく、学界においてもほとんど知られていないんじゃないかとみています。そうなると中国のマルクス研究はいったいどんなレベルなんだといいたくもなってきますが、まぁ実際中国もマルクス主義が空辣な概念だということはほぼ理解しており、だから時代を経たこともあってあんまりみんな興味ないのかもしれません。
 それを言ったら日本でも、私の学生時代と比べてもマルクス主義に関する研究や議論がさらに後退したなという気がします。私の時代でも酔狂な人間はいくらか学んでおり、2008年のリーマンショック時に格差議論が過熱した際は「今だからこそマルクス」という全く実態に合っていない空辣な宣伝文句とともにマルクス本が売り込まれていましたが、あの時代を最後に、日常生活でマルクスの名を見ることはなくなった気がします。

 私個人としては、やはり資本主義を比較分析するうえではマルクス主義経済システムの知識は少しはもっておいた方がいいと思い、経済学に興味ある人にはぜひ手に触れる程度で学んでほしいと思っています。マルクス主義を学ぶことで、「資本主義には市場原理があって限界があるが、社会主義の搾取には限界がない」というある中国農村調査の結論の意味が分かるようになるし。
 ちなみにこの結論を中国人の同僚に話したら、「なるほど(゚д゚)!」とすごい真面目な顔して納得してました。多分あの同僚はきちんと資本主義経済システムとマルクス主義経済システムを理解しているから、あの結論をすぐ理解できたんだと思う。

2023年11月21日火曜日

ベレンコ中尉の逝去に触れて


 航空機ファンならもはやおなじみですが、かつて1976年にソ連から函館空港へ亡命してきたベレンコ中尉(当時)が亡命先の米国で亡くなっていたことが今日報じられました。関係ないけどカダフィ大佐同様、どうもこの人は「中尉」ってつけて呼ばないといけないような気がする。

ベレンコ中尉亡命事件(Wikipedia)

 事件内容は上記のWiki記事に詳しく載せられていますが簡単に自分から説明すると、腐敗した軍と奥さんとの不和に当時悩んでいた空軍パイロットのベレンコ中尉は日本経由で米国への亡命を企図します。この際、当時のソ連軍最新鋭機であったMig-25に乗って日本の北海道へと向かい、突然の最新鋭機の侵入に慌てて戦闘機(F-4)を発進させた日本側でしたが、当時のレーダーや航空機は海面近くで低空飛行するMig-25を見失ってしまい、みすみす函館空港にベレンコ中尉を着陸させてしまう失態を犯しています。
 侵入目的が亡命だったからよかったものの、これが本当の軍事攻撃だったらどうなったことかと当時散々に叩かれ、これ以降に低空に対する索敵能力(ルックダウン能力)が日米ともに強化されていくこととなります。

 話は戻りますが函館空港に着陸したベレンコ中尉は割とすんなり関係者との間で亡命交渉が進み、念願通りに米国へすぐに渡ることとなります。むしろ問題というか当時注目されたのはこの時の亡命に使用されたMig-25で、前述の通りソ連軍の最新鋭機で米軍からも一目置かれていた機体でした。
 それが無傷で手元に入ってきたもんだからソ連が「はよ返せ」と言ってくるのを「ちょっと待ってね(^_-)-☆」と言って日米の軍事関係者はMig-25を徹底的に分解し、その性能やスペックを細かく調べたうえできちんと熨斗つけてソ連に返してあげたとさ。分析の結果、当初恐れられたほどのスペックはないことがわかり、日米というか西側諸国は大いに安心したといわれています。

 このMig-25ですが、当初は最高速度がマッハ3を超える超高速戦闘機で、ミグシリーズ伝統の高い格闘性能も持ち合わせているとして米軍からは非常に恐れられていました。上記の分析の結果、速度に関しては確かにマッハ3級と、これは半世紀経った現在においても実際に就役して量産された戦闘機としては最高の速度性能を持ち合わせていましたが、その脅威の最高速度を出せるのは本当に一瞬だけで、なおかつ航続距離も短いうえに格闘性能はそんなでもないということがわかりました。
 結論から言えば、超高速戦闘機というよりは超高速戦術攻撃機のような機体であり、超高速で接近して爆弾を落とす、または敵機が接近してきたら急いで発進して迎撃するような機体であり、実際の制空権を争うような戦闘ではあまり役に立たない機体でした。おまけに電子系統をはじめ部品も粗悪であり、頻繁に交換しなくてはならないため運用コストもめちゃ高だったそうです。現代で運用しているのは恐らく北朝鮮くらいでしょう。

 以上のように亡命してきたベレンコ中尉以上に注目されたMig-25でしたが、当時プラモメーカーのハセガワのみがこの機体のプラモを販売していたことから注文が集まり、ハセガワにとっても過去最大のセールスを記録するヒット商品になったそうです。何となくこの過程を見ていると、ハセガワがソ連に裏金渡してステルスマーケティングさせたんじゃないかと疑いたくなりますが、さすがに本気で言っているわけではありません。

















 で、これがそのハセガワのMig-25のプラモを組み立てたものです。何気に今年8月にたまたまプラモ屋に置いてあって、「一応有名なキットだし、古くて安いから(千円以下)作っとくか」みたいなノリで作っていました。


 前述の通り古いキットということもあってパーツ数は少なく、私の実感では小学生でもそれほど苦労することなく組み立てられるんじゃないかと思います。パーツもどれもサイズがでかくて細かい作業要求されないし。

F-4との比較

 組み上げた際の感想としては「ともかくデカい」に尽きました。上は因縁あるF-4と並べた写真ですが、全長や全幅で恐らく1.5倍はあるでしょう。でかいせいで置き場所にもかなり困るんだけど。


 またもう一つの感想として、現行最強機と呼び声の高い米国のF-22ラプターに造形が近いような印象を受けました。全長もラプターが22mに対しMig-25が21.5mと近く、またエアインテークがコックピット横付配置なのも一致してて、もしかして米軍がMig-25を参考にラプター設計してたんじゃないかという風な想像がもたげました。まぁラプターのプラモはまだ一度も作ったことないんだけど。

 真面目にこのMig-25は前述の通りパーツ数が少なくてデカいため、作るのは超簡単です。自分のようにもう何十機と部屋の中に置いている人間と違って一機もプラモがない方なんか、デカくて目を引くのでインテリア代わりに作るのをお勧めします。その際はぜひ下の広告リンク踏んで買ってもらえればなおうれしいです(^ω^)

 っていうか日本の国防にも大きな影響を与えた人物なのだし、岸田首相は池田大作に弔意出すならベレンコ中尉にも弔意出したらどうかと思います。それよりもむしろ、今からでも遅くないから安倍なんかよりも水木しげるに対して国葬を行うべきで、本当にやるってんなら自分もすぐ寄付します。

2023年11月20日月曜日

岸田首相の池田大作への弔意の是非

 リンクはいちいち貼りませんが、先日逝去が報じられた創価学会会長であった池田大作に対し岸田首相が弔意のメッセージを送ったことについて批判が起きているようです。こうした批判について私自身としては、批判が起こるのは仕方ないにしてもそこまで目くじら立てるものではないというのが自分の見解です。

 初めに申しておくと、こと宗教に対して私は日本人の中でも非常に寛容な立場で、これまでも実際に各宗教関係者の説法を聞いたり活動に参加したりしています。現在は特定の信仰を持っているわけではないですが、実害が及ばない限りは宗教家だからと言ってその相手と距離を置くことはせず、むしろその信仰内容について聞いたりします。この辺、自分の出身が社会学ということも影響しているでしょう。

 話を戻すと今回の岸田首相の弔意への批判としては、特定の宗教関係者へ弔意を出すことは不公平であるとし、政教分離に反するというものが大半かと思います。この意見には私も共感するところはありますが、どちらかといえば岸田首相は連立相手の公明党にとって最大のスポンサーの長である池田大作に弔意を示したのではないかと考えています。いわば宗教関係者というよりは政治関係者としての扱いであり、であれば連立相手の実質的裏ボスなんだし、むしろ弔意を出さない方がかえって失礼になるんじゃないかなとも思います。

 ただそうはいっても池田大作の本身はやはり宗教関係者であり、たとえ政治関係者と岸田首相が見なしていても世間はそうは受け取りません。となるとやはり政教分離に反するかという話ですが、仮にこれがローマ法王だったとした場合、日本の首相がその逝去に際して弔意を送らないことはありうるのかという話になってきます。ぶっちゃけローマ法王クラスなら欧米各国をはじめほぼすべての国の首相から弔意が届けられると思いますが、これに関して政教分離なんて野暮なことをいちいちいう人はいないでしょう。

 何が言いたいのかというと、相手が宗教関係者だからと言って日本の首脳や政治家が弔意を出してはならないわけでもないだろうというのが、私の意見です。それこそ統一教会みたいな宗教の皮をかぶった反社団体であれば話はもちろん別ですが、創価学会は統一教会ほど派手にトラブルも起こしていないし、一時行っていた言論弾圧も最近はさほどしなくなったことを考えると、首相とはいえ弔意くらいは出しても罰は当たらないんじゃないかと思います。さすがに香典の支払いは控えた方がいいとは思いますが。

 唯一自分がちょっと争点になるなと思う点としては、じゃあ創価学会以上の日本の宗教団体には今後弔意を出さなくてはいいのかという論点です。それこそほかの日本仏教界の各宗派トップが亡くなって弔意を出さなかったら、若干不公平な感じもしなくもないです。池田大作を完全に政治関係者として捉えるならこの議論はいらないかもしれませんが、ローマ法王クラスは当然として、どこまでのラインの宗教家に対し弔意を出すのか、ちょっと基準が今後あいまいになるのではという懸念を持ちました。まぁ無視してもいいんだけど。

 なお比叡山最大の地獄修行こと千日回峰行の達成者に関しては、無条件で国民栄誉賞をあげてもいいし、その逝去の際には首相は弔意を出すべきだと勝手に考えています。っていうかむしろ出してほしいし、そうやってマジ凄い宗教家に対しては国ももっと敬う姿勢を見せるべきだと思っています。