2008年8月11日月曜日

トリクルダウン

 アクセスカウンターのついている出張所だと、なんか昨日今日とアクセス数がやけに増えています。なんだろう、スカイ・クロラがよかったのかな、それとも韓国かな。

 そんなことはほっといて、早速今日の一発目の投稿です。前回、「格差社会を読み解く、経済学の系譜」の中で「トリクルダウン」という言葉について簡単に書きましたが、今回の記事はそれについての補則です。
 まずこのトリクルダウン、訳は文字通り「水の滴り」です。これは新自由主義者が主張している経済効果のことを指します。

 具体的にどのような効果かというと、その言葉の通りに器の水の量が多ければ下の方へと自然と滴り落ちるという意味から、所得の大きい層、つまり金持ちをどんどんさらに儲けさせることによって彼らの消費、つまりお金の使用量が増えるので、結果的には低所得層にもお金がどんどんと回り、みんなでよい生活ができるという考え方です。

 しかし結論から言うと、このトリクルダウンが現象として発生したことは歴史上、一度たりともありません。贔屓目に見ても、トリクルダウンを敢えて発生させるような政策が採られた南米諸国からお隣の韓国、そして現在の日本でも格差はどんどんと広がり、経済も見かけ上の数字しか上がらず実態としては縮小しかおこりません。それにも関わらず、新自由主義陣営は未だにトリクルダウンを絶対信条としておき、政策を作っているのですから空恐ろしいものです。

 ちなみに、前から出そうと思っていたデータですが、日本で当初所得の下位20%と上位20%のそれぞれの合計額は1984年は13倍の差だったのですが、2002年になるとこれが168倍にまで広がっています。単純にこの結果から、貧乏な人の所得と金持ちの所得の差はこの20年近くで約13倍広がったということになります。

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