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2014年4月26日土曜日

周囲の目を気にしない中国人

 日記として書きますが、昨夜は大学の先輩がうちに泊まりに来たのでブログの更新を休みました。その先輩はこのところ関東で仕事が多いのでしょっちゅう泊まりに来るのですが、昨夜は以前にも一緒に行ったうちの近くにあるロシア料理店にまた行こうとしたらたまたま貸切りだったので、しょうがないから台湾料理屋に行って、「酸辣湯の臭いとかマジ懐かしい」なんてかなり大声でわめきながら盛り上がっていました。私の声は知る人ぞ知るほど異常なくらいに通りが良くてどんな雑音の中でも確実に聞き分けられる声質ですが、この先輩も負けず劣らずやけに通る声してるんであの時に店の中にいた人はさぞ迷惑だったろうな。それとあと、頼んだチャーハン余ったから持って帰ろうとして、「すいません、これ打包(中国語:ターパオ)してください」など、中国人の店員に日本語と中国語が混ざった妙なオーダーとかしてました。

 そんなこんだで本題ですが。現在私の友人は今年3月から中国の西安へ留学に行っております。その友人は中国に長期滞在するのはこれが初めてなのでこの前電話した際に中国の第一印象はどうかと尋ねたところ、「やっぱりみんな、周りの目を気にしませんね。花園さんの言う通りに」という感想を述べてきました。我が友人ながら、やっぱりいい観察眼持ってる気がします。

 何度かこのブログでも書いていますが、中国人は日本人と比べると 周囲の目を気にしないというか関心があまりありません。もっともそれが如実に出るのは服装で、真夏にもなるとへそだしルックがガチでそこらじゅうに溢れて目撃することになります。もっともへそ出して歩いているのは大抵太ったおっさんですが。また覚えている方も多いんじゃないかと思いますが、パジャマで外をうろうろするおばさんもそれほど珍しくなく、上海市内でもショッキングピンク色したキティちゃんのパジャマ着たおばさんを自分は何度も見ています。
 こうした中国人の特徴は服装以外にも表れており、路上での行動とか仕草にも見ることが出来ます。まず声が大きくて話している内容が聞きたくなくても聞こえてくるとか、あとのっしのっしと歩くというか割と体を大きく振るようにして歩いて対向者をよける際もなんていうかやれやれって感じで日本みたいに細かい動きを見せることはなくおおざっぱです。

 と、ここまで中国人との比較で書いてきましたが、実は今日は「金田一少年の事件簿」の漫画を漫画喫茶で見てきたこともあって見出しから一つトリックを入れた文章を書いています。そのトリックというのも比較対象を敢えて「中国人と日本人」との比較で書いているという点なのですが、これは「外国人と日本人」に置き換えてもほぼ全く同じことが言えちゃったりします。さすがにキティちゃんパジャマは中国オンリーかもしれませんが。

 私自身そんなに威張れるほど外国生活が長いわけじゃありませんが、少なくともこれまで見てきたイギリスとかアメリカ、あとインドと比べると路上での振る舞いや仕草、服装は日本人よりも中国人のパターンのが近い気がするというか、日本が一番極端過ぎるきらいがあります。実際にこれは留学中にフランス人の姉さんから直接言われましたが、「あんたはまだ普通の格好してるけど、日本人はなんで普段からあんなわけのわからない格好してるの?」と言われたことがあります。この姉さんのいう「わけのわからない」というのは私なりの解釈で言うと、学校に来るのだから別にラフな格好でもいいのに変に着飾ろうと柄物とかを着ているという意味だったと思います。

 核心をさっさと述べると、日本人というのは世界単位で比較すると異常なほどに周囲の目を気にするというか、周囲と同じ格好、振る舞い、仕草を自ら率先して取ろうとする傾向があります。究極的に述べると日本人の行動原理は「周囲に溶け込み、目立ってはならない」という忍者っぽい大原則にあり、それが学校や企業、そして部活動などでの行動につながってくると私は睨んでいます。 逆に周囲とは異なる振る舞いをしようものなら一気に叩き出そうとする傾向もあり、それを日本人は集団性が強いと言いますが、私は内心では案外協調性は少なく個性を自他ともに叩き出すことを目的にしてしまっているようになっていると考えてます。

 ここでこのところ多い自分語りですが、上にも書いている通りに自分も日本人よりは中国人に似て、周囲の目を気にしない振る舞いを取ることが多いです。こうした傾向は中国へ赴く以前から明らかに存在しており、現在もそうですが周囲の「逆を突く」ということを信条にして長い間行動してきました。私が何でこういう風に育ったのかというと元からそういう資質だったと言えばすぐ片付きますが、私個人の主張を述べると、内面を磨くことに必死で外見に構う余裕が全くなかったというのが本音です。

 私はよく会う人から「何でも知っていて知識が豊富だ」などと褒めてもらえることが多いのですが、偽りのない本心で述べるとまだ全然物足りないというか、もっと知識を得たいと本気で願っているしまだ足りないと知識欲に餓えてます。なんでまだそんなに餓えているのかというと単純に知りたいという欲求と共に、自分以上に思考力に富み知識を備えた人間に対抗するにはまだ実力が足りていないと思うし少しでもそういう人間に近づきたいという本能じみた感情から、このところ勉強はサボりがちではあるものの知的好奇心や何かを追おうとする意欲に関しては衰えを全く感じていません。
 こうした考えは子供の頃からずっとそうで、変に外見を磨く暇があるのであればもっと内面を磨くため、知識を貯め思考を深め新たな発想を探さなければと脅迫じみた考えをこれまでずっと抱いていましたし、現在も変わりはありません。 言うなれば、外見を気にする以前に内面の至らなさの方が私は気になるわけです。

 そんな自分に言わせると、日本人はもっと外見より内面を磨くことに力を入れるべきだし、また相手の外見にとらわれずもっと内面見た方がいいように思えます。また今度記事にまとめてもいいですがSTAP細胞の捏造問題といい、日本人は外見というか外っ面の議論は熱心にやりますが誰も核心については議論したがらないというか無関心であることが多いです。私ほど内面に極端に入れ込む必要はないでしょうが、周りの目ばっか気にする前に自分自身の自分に対する目を気にしろよと年寄りじみたことを言いたくなったので、こうしてまとめた次第です。久々に散文っぽく話題がずれつつ最後に収束できたから、かいてて楽しく仕上がりました。

4 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

周囲の人間を気にしなく、迷惑を受けた人間も気にしない事が中々素晴らしいと思いますわ。
因みに、上海料理を食べたいなら、早く来海してくださいね。

花園祐 さんのコメント...

 いい意味で中国人は日本人よりも他人に無関心だと思う。逆に日本人は他人に対して過干渉過ぎるよ。
 上海料理ったって上海蟹しかないじゃん。しかもシーズンはまだ先だし。

匿名 さんのコメント...

日本猿は周りの目をきょろきょろと気にしている。そのくせに電車内で○○をしている奴はと
自制を強要させたがる滑稽な民族である。

花園祐 さんのコメント...

 まぁ韓国猿も以前に火災起きた時に駅員が乗客おいて逃げたりしましたし、中国猿もまわり全く気にせず唾吐いたり大声で歌ったりしてどれも一長一短じゃないですかね。同じ東アジアの猿同士、もうちょっと仲良くしましょう(^^)