ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2014年4月24日木曜日
鮫島事件とプチエンジェル事件について
上の画像はまたネットから拾ってきた画像ですが、なんか右下のセリフに悲痛感が詰まってることから気に入ってちょくちょく見返しているためブログにも貼ることにしました。それにしても猫って本当空気読まないよな。
話は本題に入りますが、皆さんは「鮫島事件」という名前を知っておられるでしょうか。私の予想だと相当コアなネットユーザーじゃないと見聞きしたことはまずないと思いますので、ウィキペディアのリンクをいつも通りに貼っておきます。
・鮫島事件(Wikipedia)
この鮫島事件というのはどういう事件なのかというと、言ってしまえば何にもない事件といったところです。というのも、この事件がネットで語られる場合は往々にして、
「あの鮫島事件の恐ろしさだけは一回聞いたら忘れられない……」
「おいやめとけ。それだけはやばいぞ!」
という感じのやり取りが交わされ、結局内容については誰ひとり語らないまま「なんか知らないけどヤバそうな事件」という印象を読んでいる人間に抱かせ終わります。では実際にこの鮫島事件というのは本当にあるのかどうかですが、まぁ十中八九何もない名前だけの事件でしょう。ウィキペディアの中で詳しく開設されていますが、名前を挙げるだけで詳細を語らず不気味さだけを際立たせるだけの一種の言葉遊びです。
私はパンダの毛皮みたいに物事の白黒をはっきりさせないと気が済まない性格してる分、内心この鮫島事件の書き込みについては見ているだけでちょっとイラつきます。なので他にも同じようなもやもやを抱えている人に向けて白黒はっきりつけさせてあげようと、こうして記事を書くことにしました。
鮫島事件のついでというわけじゃないですが、同じくネット上で定期的によく語られる事件に、2003年に起きたプチエンジェル事件というものがあります。
・プチエンジェル事件(Wikipedia)
こちらは鮫島事件と違って実際に起こった事件ですが、その内容についてはウィキペディアの説明を見てください。この事件が何でネット上で未だに名前が挙がってくるのかというと、この事件では未成年売春クラブを運営していたらしき犯人が自殺して終わっているのですが、事件後に犯人らの背後関係について追っていた記者が東京湾に浮かんだ状態で見つかったため、何か裏の力が働いているのではとよく語られます。曰く、未成年売春クラブの事件ということもあり顧客には政治家など要人もいて情報を知る人間は口封じに遭うのでは、といったところです。
火消しに回るという気はないのですが、私はこの事件はそこまで大それた事件ではなかったのではないかと見ています。全部ネット筋のソースなので確実性は低いと認めるものの、まずプチエンジェル事件を追っていた記者が東京湾で魚に食われてたのは本当の事実のようです。ただこの記者は元々そういう裏社会系のネタを扱う記者で、どうもヤクザの案件を洗っていたら尻尾を踏んでしまったというのが結論っぽいという意見が出ており、私もこれを支持します。根拠としては犯人が死んだ事件なんて追われたところで関係者はあまり痛くない(どうとでもしらばっくれられる)のと、大袈裟に語られる事件ほど案外しょぼいことが多いという私の勘からです。そもそもの話、顧客に政治家がいたなんていう事実の根拠がどこをどう探しても出てこないし誰も挙げられないっていうのが一番デマっぽい点なのですが。
ここで記事をまとめてもアリなのですが、話の種とばかりにもう一つだけ、こっちのが案外黒くねっていう事件を一つ私の方から挙げさせてもらいます。
・桶川ストーカー殺人事件(Wikipedia)
1999年に起きたこの事件は当時を生きていた人間ならまず誰もが覚えていることかと思います。現在にも続くストーカー事件の嚆矢となったもので現在のストーカー規制法もこの事件を教訓にして形作られたと言ってもよく、そういう意味ではまた今度あたりに「平成史考察」に取り上げてもありかもしれません。
で、この事件のどんな点が黒いのかって話ですが、ウィキペディアの記述をそのまま書きに引用します。
~影響~
2000年10月7日、埼玉県警警視の住むマンションの玄関扉外側から出火。県警は別の脅迫容疑で逮捕されていた巡査部長を放火容疑で再逮捕した。警視は桶川事件当時の上尾署刑事生活安全担当次長で、告訴取り下げや告訴状改竄を直接、間接に指示し得る立場にあった人物である。また逮捕された巡査部長は桶川事件当時上尾署の刑事であり、さらに最初の逮捕容疑となった脅迫事件の被害者も当時の上尾署員だった。容疑者は刑事から交番勤務に左遷されていたことから、恨みによる犯行とされた。一方で容疑者は、桶川事件では最初に被害者の女子大生に応対し、相談内容の深刻さに同情して当初は 熱心に話を聞いてくれていたという。容疑者は有罪判決を受け服役中に自殺した。またこの放火事件への対処に不信感を表明した別の刑事ものちに自殺している。
まぁ詳細を自分も取材したり追ったりしたわけじゃないのでいろいろ強くは言えないのですが、事件後に事件に関わった警官が二人も自殺するって異常過ぎないかってことです。桶川ストーカー事件自体は有名ですが、事件後のこの話はあんまり知られてないと思うので紹介しようと思ったわけです。
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