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2014年4月14日月曜日

私が覚えているバラエティーのトーク

 私が周囲から一番誉められる長所と言ったらほかの何を差し置いても図抜けた記憶力で間違いないでしょう。正確には「覚える能力」というより「忘れない能力」に近いのですが、そんなに自分では評価はしてないけど一般的な水準よりは確かに知識量が膨大で、絶対的な知識量では誇張ではなくただ一人を除いて自分が劣っていると感じたことがありません。
 そんな自分を評して学生時代にある友人が、「花園君の凄い所は芸人のコントを丸ごと暗記して、そらでセリフを全部言ってしまうことだ」とある日言われたことがありました。確かにコント系なんかはセリフに繋がりがあるので覚えやすく、またちょっとした笑い話をする時に便利なのでストックを増やそうと一回見て暗記することが多いのですが、まだ緩い記事を書いていたい時期なので、折角なので今日は今までに見たバラエティーの中でもひときわ記憶に残るほど面白かったトークの内容を書き綴ってこうと思います。それにしても我ながら、よくわからない記事の書き方をするものです。

1、南海キャンディーズの山里氏の兄
  これは今年一月に「踊る!さんま御殿」に出演したお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里氏の話ですが、この日の放送では「芸能人の兄弟特集」とばかりに各芸能人が兄弟とともに出演し、山里氏も実の兄と共に出演していました。この時に出演した山里氏のお兄さんですが、なんでも若い頃は地元じゃ知らぬ者はいないと言われたほどの伝説的なヤンキーだったそうで(何気に母親もそうだったらしい)、山里氏もその威光をかさにして中学時代は周りをいびっていたと話していました。
 そんなヤンキーだった山里氏のお兄さんですが何故かヤンキーなのに人見知りが激しかったそうで、よく山里氏をアーケード街に連れて行っては隅にたむろしているヤンキーを見つけると、「おいお前、あのヤンキーの近くに行ってじっと見てろ」と山里氏を送り込み、言われた通りに山里氏がちらちら目線をヤンキーに送ると大抵そのヤンキーは怒り、「おいてめぇ、何こっちちらちら見てんだよ」と凄んでくるわけです。そこへ隠れていたお兄さんが現れて、「おいてめぇ、俺の弟をなんだと思ってんだよ」と逆に凄んでケンカを売っていたそうなのですが、山里氏に言わせると「(弟をケンカのダシに使って)お前が一番弟をなんだと思ってるんだよ!」といった感じだったそうです。それにしても、人見知りで自分からケンカが売れないヤンキーっていうのも面白いな。

2、高橋英樹氏の顔面マッサージ
 これも「踊る!さんま御殿」の中での話ですが、ゲストとして出演した高橋英樹氏が「後から考えて納得いかなかったこと」というテーマでのトークで、ある日顔面マッサージを受けにお店へ訪れたところ店員から、「高橋さんは顔が大きいので、通常料金の2倍をいただきます」と言われ、その場では「ああ洗顔剤とかいっぱい使っちゃうもんね」なんて思い納得して支払ったものの、後から考える度になんかおかしいと思うようになった体験を話しました。するとすかさず明石家さんま氏がツッコミを入れ、高橋氏が「桃太郎侍」という時代劇で主演をしていたことにかけて、「あかんがな高橋さん。そこでポンポンポンポンって太鼓鳴らしながら登場して、一つ人の世の悪を切り……なんて言わな」と、テンポのいいトークを放ってました。
 その後にテーマが切り替わって今度は「過去にやった失敗体験」のテーマで同じ高橋氏が、撮影で地方を訪れて旅館に泊まった際、時間によって浴場に入れる時間が男女で切り替わることを知らずに間違えて女性しか入れない時間帯に入ってしまったという体験を話しました。女湯と言っても地方の旅館だったのでその時いたのはお婆さんばかりだったと言い訳してましたがそこでもまたさんま氏が、「あかんがな高橋さん。お婆さんばかりやったらそこでポンポンポンポンって桶で股間隠しながら、一つ人の世の悪を切り……なんて登場してやらな」と、またも鋭いツッコミを見せてりました。

3、小林麻耶氏とゲルマン民族
 またさんま氏の番組が続きますが、今もフリーアナウンサーとして活躍している小林麻耶氏が「恋のから騒ぎ」に出ていた頃のお話です。この話をしたのは小林氏とは別のレギュラーだった(さすがに名前は忘れた)のですが、なんでもから騒ぎのメンバーで合コンを行ったところ、当時からそのルックスの高さが抜きんでていた小林氏に合コンにやってきた男が全員くっついて、小林氏が用があるからと先に合コン会場を出ると男たちも全員ぞろぞろと一緒に出て行ったそうです。一体何なんだよと残った女性メンバーで愚痴っていたら小林氏が忘れ物があったからと男たちを引き連れながら戻ってきて、そしてそのまま男たちをぞろぞろ引き連れて去っていったとのことで、これを聞くやまたさんま氏が、「そんなぞろぞろ男引き連れて移動して、お前はゲルマン民族か!」というツッコミをしていました。よく「ぞろぞろ」という単語から「ゲルマン民族」を引き出せるなと、聞いてて心底感心させられた一言でした。

4、高木豊氏の受難
 これはなんかのプロスポーツ選手が出演したバラエティ番組での話ですが、元プロ野球選手の高木豊氏が現役時代の話として語ったものです。高木氏が試合中にセカンドを守っていたところ、相手チームの外人選手が特に送球がきわどくなかったにもかかわらず危険なスライディングをかましてきたので「ちょっと危ないじゃないか」と塁上で軽く言ったところ、何故かその外人選手にボコボコに殴られたことがあったそうです。実際にその時の映像が残っていて私も見ましたが、本当に高木氏が何もしてないにもかかわらずいきなり殴りかかられ、抵抗することも出来ず高木選手がうずくまっても執拗に殴られ続ける理不尽な暴力を体現したかのような映像で、こういってはなんですが見ていてかなり笑えました。
 肝心なのはこの番組にプロサッカー選手をしている高木氏の息子(確か長男)も出演していて、この映像について、「珍プレ好プレーの番組が放映されるたびにこの父親の映像が流れ、子供心に来るものがありました……」と語り、有名人の親父を持つと大変だなと見ていて感じました。

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