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2020年7月13日月曜日

明清二発目

 最近発見したけど、クリームパンとバナナを一緒に食べると丸ごとバナナの食感が得られる(´~`)モグモグ

北京陥落、首つり自殺を遂げた明朝最後の皇帝(JBpress)

 そういうわけで今日配信の明清記事二発目ですが、正直に言って想定外なくらい読まれました。ヤフコメの件数は先週の一発目を確実に上回っており、JBpressサイト内のアクセスランキングも朝一で見たら2位に入っててマジビックリしました(;゚Д゚)
 また連載記事の妙味こと他の関連記事のアクセスもこちらの想定以上に引っ張ってくれており、前回の一発目やその前の宦官記事もランキング順位に入るなどアクセスをうまく誘導できているようです。先週このブログに書いていますが、ヌルハチや袁崇煥などはっきりした人物像を描いた一発目と比べるとこの二発目は概略的説明が多いためアクセスは振るわないと予想していたのですが、この結果は意外この上ありませんでした。

 話を記事本体の解説に映すと、明清の流れを三回に分けて書くに当たり、一発目はヌルハチと袁崇煥が死ぬところまでですんなり決まったものの、残りの二回と三回をどこまで、というよりもどの人物を中心に描くかで実は悩んでました。第二回は明が亡ぶ辺りまでになるだろうと辺りを付けた上で、であれば明を滅ぼした李自成が主人公として一番的確だと考えて、当初は李自成が死ぬところまでを描こうと考えていました。
 しかし実際に書き始めると、李自成自体は細かいエピソードはいろいろあるものの、どれも細かすぎて、いちいち紹介していたらただのエピソード集で終わるような展開が予想されました。また李自成単体だと他の歴史の流れは追えず、また微妙に他の回とも内容が被ってきそうなところがあり、仕方ないので主人公は「明朝」にして、明朝が如何にして最後亡んだのかを中心に描くことに方針を変えました。

 そもそもこの連載自体、「I♥首吊」こと崇禎帝のエピソードが個人的に好きで、彼のエピソードを紹介したいと考えたことから企画が始まっていることから、魏忠賢と王承恩の両極端な宦官同士を対比させつつ、崇禎帝をクローズアップして今回書いてみることにしました。そしたら熱が入り過ぎてしまったのか、崇禎帝のエピソードに思った以上に文字数を消費してしまい、本当はもうちょっと先の歴史まで書く予定が、李自成が北京を制圧したところで文字数を切らしてしまいました。こんな感じで方針がかなりブレブレで書いた記事だっただけに、読み手もあまり面白く感じないだろうなとか思っていたので自信が持てませんでした。

 ヤフコメを見る限りだとそこそこ高評価をいただけており、またこの記事をきっかけに中国の王朝の衰退関連議論が盛り上がっているのもみられ、それなりに話の種というかエンタメを提供できたかなという満足感はあります。ただ中には耳の痛い意見もあり、特に「キャスティングボート→キャスティングボード」の間違いは今回初めて知りました。これは私の完全な誤用で、反省するしかない次第です。

 ただ、それ以上に耳の痛いコメントとして多かったのは、「次はいよいよドルゴンだ(;゚∀゚)=3ハァハァ」といったコメントです。結論から言うと、ドルゴンは次回もそれほど取り上げていません。
 理由は何故かというと、ドルゴンを取り上げると一気に紙幅が取られてしまうからです。真面目に明清時代において最重要人物を挙げるとしたら、李自成、呉三桂、そしてこのドルゴンの三人に絞られ、人気といい影響力といいナンバーワンを挙げるとすればやはりドルゴンだと私も思います。

 ただドルゴンの活躍期は比較的短く、またその退場の仕方からも後世への個人としての影響力が限られています。こうした事情から、彼に関しては自分として腑に落ちない気持ちを抱えつつ敢えてスルーすることで第三回を描いています。まぁここまで書けば第三回が誰が主役かはもうみんなわかるでしょうが。
 逆に、前も少し触れましたがドルゴン自体は個人的人物としては非常に魅力に溢れた英雄であり、今回の連載とは別に単独で記事を書いてみるの手かなとは考えています。まぁ書くとしたら人気がある人物だけに、またいろいろと資料を漁らなくてはならないのですが。

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