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2020年7月22日水曜日

コロナ議論の中心

ハイオク虚偽宣伝 消費者庁がコスモ石油を調査 景品表示法違反の疑い(毎日新聞)

 日本でどこまで注目されているかわかりませんが、普段馬鹿にしているけど毎日新聞の上記ハイオクガソリンの虚偽表示問題報道は実に見事だと思って読んでいます。よくスクープの毎日と言われていますが、この十年くらいでこれというスクープはほとんど見られず(実際には朝日のスクープの方が圧倒的に多い)、久々の面目躍如的なニュースだなと評価しています。

 話は本題ですが、一部からも語呂が悪いと言われているGo toキャンペーンが始まってこれからまたコロナウイルスが流行することとなるでしょうが、これまでの日本のコロナに関する議論を見ていて率直に感じた疑問を述べると、「なんでみんな補償のことばっか議論して肝心の予防対策は議論しないんだろう?」と前から感じてました。

 一応話の筋としては、予防のため営業自粛→自粛分の補償をどうする?という流れではあるのですが、前の部分より後ろの部分の方が日本では議論が大きくなってしまって、実際にどのような自粛がいいのかとか、自粛以外の感染対策は実際にどれが効果的なのかという議論があまりされていなかった気がします。
 私もこのブログで何度も書いていますが、やはりこれまでの各国の流行対策を見ていると、単純に一番効果があるのは都市封鎖で、外出を極めて厳しく制限することこそがシンプル且つハイグレードでしょう。次の手段としては私が見る限りやはり感染確認アプリで、日本でも一応それらしいものが配信されているようですが、まぁあんなのじゃ機能するわけないでしょう。

 一応、本格的に流行する前の3月とかなら手洗いうがいとか近づき過ぎないことなど、こうした予防面の議論がまだされていた気がします。しかし自粛期間が長期化して来てからはもう議論は完全に補償金額はどの程度か、どこが金出すのかという話ばっかになったように見えます。
 もっともこれは、「いくら予防しても流行を抑えきれない」というあきらめムードも後押ししているでしょうが。あと夏場になって、感染しても冬場より重症化しづらくなったという背景も、この手の議論を妨げる要因になっているでしょう。

 そういう意味で本当に議論すべきは、次の秋冬にどうやって抑え込むかという点に尽きると思います。現状から考えて、コロナ流行は来年も確実に続くだろうし、東京五輪も「AKIRA」の如く来年も中止と考えるのが筋です。これらのショックをどう抑えつつ、次の展望を開くのかという議論こそが求められていると思うのですが、私の周りでこんなこと言っているのは私一人なのが寂しいです。

2 件のコメント:

さすらいの某俺 さんのコメント...

コロナ流行は続く➡最終的には全世界が免疫獲得しないと
終わらない➡つまり、医療崩壊させなければOK➡みんなで
手洗い・うがいが効果的、
ってあたりが現実的かと。

日本の患者が意外と少ないのは、
ハグ&キス文化が無いのが
今回は幸運だったのかも。
ハグ&キスを介して政治家に感染とかあり得るんで

花園祐 さんのコメント...

 さすらいの某俺さん、コメントありがとうございます。
 おっしゃる通りというか、流行を完全に遮断することはもはや不可能であり、あとは如何に医療体制を崩壊させずに抗体が普及していくのを待つしかないのが現実なんですよね。あと確かに西欧は政治家がやたらハグキスしないといけないから大変そうです(;´・ω・)