最近好きな日本語は「
誇張しのぶ」だったりします。
さて上の写真は次の記事に使うから今日片道1時間かけて撮ってきた写真ですが、撮影後にこれヤバイと気が付いたことがありました。というのも左側の車の側面部に黄色いの写ってますが、これはわかりづらいけどピカチュウのステッカーで、「許可取ってんのかよ(;´・ω・)」的なやばさを感じました。
それで撮影しなおしたのがこっちですが、なんか中途半端な感じしたので結局使わないことにして、もったいないからここで公開することにしました。
それはさておき本題ですが、先日パソコン市場に関する仕事に係わることがあり、その際に中国人の同僚に業務報告に付け加える形でこんなメールを打ちました。
「ノートパソコンに関して00年代まで東芝のダイナブックは、価格は高いが性能、サービス共に当時間違いなく世界最高だった。自分もずっと使っていた。しかし10年代に入るあたりからだんだん悪くなり、見ていてなんだか『咸鱼』になっていった気がする。自分もダイナブックをもう買わなくなってしまった」
ここで使った「咸鱼」という中国語ですが「咸」というのは「しょっぱい、塩」などの意味をあらわす単語で、「魚」がつくと見出しの通り「塩漬け魚、魚の死骸」という意味になります。こうした意味から転じて、「やる気がなくなった、覇気のない」みたいな様子を表す用語となっています。
なんでこんな単語を急に使ったのかというと、上記のメッセージを送るに当たって「やる気のない」という意味の単語を探したところ見つけ、その意味と「干からびた魚」というイメージになるほどと面白く感じたため使ってみました。そしたら返信で、
「ノートパソコンに関して00年代までソニーのVAIOは、価格は高いが性能、サービス共に当時間違いなく世界最高だった。自分もずっと使っていた。しかし10年代に入るあたりからだんだん悪くなり、見ていてなんだか『咸鱼』になっていった気がする。自分もVAIOをもう買わなくなってしまった」
と、中国人の同僚が同じような言い回しで返信を送ってくれました。っていうかVAIOファンだったんだこの人などと思うとともに、「わかる、めっちゃわかる(´ー`*)ウンウン」的に自分も同感しました。
ダイナブックもVAIOも、パソコン市場が拡大していた00年代の間はそれぞれ覇を競うようにいいノートパソコンを相次いで発売していましたが、大体2010年に入るあたりから自前ではほとんど生産しなくなり、コンパルとかフォックスコンなどのOEMメーカーに丸投げ、っていうか見ている感じ設計も含めた丸投げ(ODM)をするようになったりして、完全に事業にやる気をなくしていました。
この間、OEMメーカーだったASUSとかacerがオリジナルブランドで安いノートパソコンを作るようになり、ダイナブックもVAIOも、値段が高いだけでサービスはともかく性能面では立ち遅れた製品、いわば「ブランド代がやたら高い」ノートパソコンしか出さなくなり、私も見限るようになりました。
それこそ00年代においては、「俺は一生ダイナブック以外のノートパソコンは使わねぇ(# ゚Д゚)」などと吠えていましたが、2010年くらいには「ダイナブック以外のパソコンもいいよね(´・ω・)」などと言うようになってしまいました。
それでもVAIOに関してはソニーが資本を手放したあたりから再び製品が良くなってきましたが、この前見たらなんかまたどういった顧客を想定しているのかよくわからない商品が並ぶようになり、ちょっとまた悪くなっている気がします。
一方、ダイナブックは東芝の手を離れてシャープ、もといかつてのOEM先だったフォックスコンこと鴻海の資本が入るようになりましたが、今のところ好転の兆しはあまり見えません。何より一番理解できないのは、未だにBTO、つまりホームページ上でスペックやソフトを決めて購入し、工場などから直接出荷してもらうという販売方法をまだ採用していません。自分が知る限り、主だったノートパソコンメーカーでこんなのはダイナブックだけで、未だにあらかじめ決められたスペック以外のパソコンしか販売していません。
おまけにサイト上で条件をかけて検索すると、何故か「販売終了済み」が付いたパソコンが検索上位にずらっと出てきます。っていうか終了してんなら何故サイトから消さないのか、未だにダイナブックに関しては「咸鱼」であるように思えます。