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2010年11月7日日曜日

私が中国に来た理由

 また大分日が空いてしまいましたが、前回の記事にてこのところブログの更新が休みがちなのは所用で中国に来ているためと書きましたが今日はその理由をちょこっと書きます。実は先々月九月いっぱいでそれまで勤めていた日本の会社を退社し、先月十月から転職活動のために中国に来ておりました。結果はというと訪中するや案外あっさりと日系企業に内定をもらえて、先週は勤務先となる場所に赴いて就労ビザの発行手続きやら借りるアパートの部屋探しなどをやってたためにブログの更新を行うことが出来ませんでした。
 それにしてもこんなに早く決まるのであれば、なにも一ヶ月も滞在日程を作る必要はなかったな。

 話は戻り、そもそもなんで私が今回中国へ転職しようと思ったかについて簡単に話します。プロフィールやらにも書いてある通りに私はかつて北京に一年間語学留学をした経験がありますが、中国語というのは入りづらく極めづらい言語で、一年いたからといって何でもかんでもぺらぺらしゃべれるほどのレベルには到底至れませんでした。日常会話であれば何とかなるものの、今後中国語を武器に生きていくのであれば中国現地にて実際に働くよりほかがないだろうとかねてから考えていました。
 そのため在学中の就職活動も中国に駐在する可能性の高いメーカーなどを受けてはいましたが結果はどれも惨敗で(景気よかったころなのに100社以上落ちた)、なんとか以前勤めていた会社に拾ってもらったものの機会があれば中国に行きたいという考えはずっと持っていました。

 別段、前の会社に特別不満などを持っていたわけでもないですが、日本の企業である以上は明らかにこちらに理があるとしても立場によっては頭を下げざるを得ません。全く我慢が出来ないというわけじゃありませんでしたが、一回本当にしょうもないことで周りから自分に頭を下げてくれと言われて下げた際に、こんなしょうもないことでいちいち頭下げてたら今後もずっと卑屈に生きてかないといけないんじゃないのかとふと感じ、それであればもっと卑屈にならざるを得ないかもしれないけど自分が納得するような場所、将来の自分に可能性を残せるところに行ったほうがいいと考え、割とすぐに転職を決意しました。

 また海外に転職するに当たって、今回強く意識したのは自分の年齢です。現在自分はまだ二十代ですが、これが三十代だと多少中国語が使えるからといって恐らく雇ってくれる企業はずっと狭くなるように思え、また体力的にも持つかどうか怪しく、行くんだったら若い時分に越したことはないと判断しました。

 ひとまず今週中に就労ビザの手続きなどをするために一旦日本に帰りますが、今後自分がずっと中国で働くのか、またいつか日本に帰ってくるつもりなのかは現時点では全く予想がつきません。少し前の記事で近年はあまりにも社会変化が激しすぎるために十年先、五年先は全く読めず、下手に先を読もうとするとドツボにはまるのではという記事を書きましたが今の自分がまさにそうです。現在自分は一年先までしか見ておらず、一年後にどれだけ自分を鍛えるかという視点で以って今回の中国への転職を決意しました。

 そういうわけで今後はより中国関係の記事が多くなるでしょうが、今後ともご贔屓の程よろしくお願いします。

  おまけ
 ちなみに、転職に当たって最後の一押しというかとどめの一言をくれたのはリンクを結んでいる「フランスの日々」のSophieさんの、「行くんだったら若い方がいいよね」の一言でした。中国だとBroggerとTwitterがアクセス禁止を食らって開けないので最新記事は読めてませんが、いろいろお世話になりました。

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