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2024年1月15日月曜日

ポスト松本人志に挙げられなかった気になるコンビ

 13日に行われた台湾総統選挙では現在の祭文英総統の後継にあたる民進党候補の頼清徳氏が当選しましたが、この選挙戦の最大のMVPは選挙干渉しようとした大陸側の中国政府でしょう。ぶっちゃけ台湾の人たちは大陸側が干渉すればするほど民進党への支持を強めており、そういう意味では中共は民進党候補を勝たせるためにわざと、かなりバレバレな選挙干渉やってるんじゃないかとみていて逆に疑います。
 っていうか誰か「北風と太陽」の絵本を北京に送ってあげるべきでしょう。口先だけでも「平和裏な統一を目指す」といっておけばいいのに、武力統一も辞さないなんていちいち言ってれば民進党を応援しているも同然です。胡錦涛政権だったら、こうも武力を誇示しなかったろうな。


 さて話は本題ですが今も報道が続く松本人志氏の騒動を受けて、上の記事のように彼の出演が取りやめとなった番組、芸能界において誰がその穴を埋めるかという議論で、吉本所属以外の芸人ばかりが候補に挙げられています。実際にというかこの10年くらいの間に芸能界、特にお笑い業界に関しては吉本一強でなくなっており、まとめ記事にもありますが今吉本の身代を支えているのはお笑いビッグ3の一角である明石家さんま氏でしょう。
 もし彼が引退などしていなくなった場合、多分吉本は今のままではいられず、養成所の閉鎖を含め事業の縮小を余儀なくされると思われます。なんかこう書くと、明石家さんま氏が蜀漢の諸葛亮みたいだな(;´・ω・)

 さてそんな後釜候補について語り合う上の掲示板ですが、これ見て真っ先に思いついたこととしては「ナインティナイン」について誰も言及していないな」という点です。90年代後半における吉本の比較的若手な芸人においてはこのナインティナインが間違いなくトップで、爆笑問題らも当時売れ続けるナインティナインを見て羨ましかったと語るほどでした。
 その勢いは00年代も続き、と書きたいところですが、00年代に入ってからは先の爆笑問題やくりぃむシチューらが台頭し、特に司会を受け持つ冠番組で彼らが席巻するようになります。そして10年代に入ると大器晩成というか元猿岩石の有吉氏が突然の復活とともに多くの番組を持つようになり、同じく多数の番組で司会をするマツコ・デラックスと並んでバラエティ番組を席巻するようになります。

 近年、ナインティナインの二人が司会、出演する番組で話題になることと言ったら、ゴチ企画のメンバー交代の時くらいしかニュースで見ることがありません。っていう過去の企画も内心、ナインティナインの二人が出る必要があるのか、ほかの芸人にやらせたらもっと視聴率取れるんじゃないのと、企画内容がメインコンテンツであるように見えるだけに、前からこのコンビの視聴率への貢献に関しては疑問に思っています。
 私自身が余りナインティナインのファンではないことも影響しているかもしれませんが、それを踏まえても近年の彼らの露出低下は90年代の活躍を知るだけに結構深刻であるように感じます。実際にというか上記のダウンタウンの後釜議論においてもナインティナインの名前は一切出てきておらず、私以外の人たちの間でもナインティナインのフェードアウトはかなり激しくなっているように見えます。

 この辺について背景とかいろいろ述べるとしたら、結局のところダウンタウン以降、幅広い層に人気を持つタレントを吉本が育てることができなかった、否、見つけることができなかったということだと思います。吉本は養成所を作るなどして多くのタレントを輩出することには成功していますが、やはりこの世界は才能が物を言うというか、究極ともいえるダイヤの原石をこの30年くらいの間に見つけることができなかったような気がします。
 まぁ有吉氏の例のように、一度芸人として終わったと思われた人が不死鳥の如く復活して視聴率をかっさらうこともあるので一概にこうと言い切れませんが、ナインティナインというかつてのエースのフェードアウトぶりを見ると、これ一つで吉本の力の落ち込みを強く感じさせられます。

 まぁ吉本の中でも、陣内智則氏は司会もギャラリーもワイプも何でもできるし、もともとピン芸人だからネット配信もこなせるなどものすごい万能ぶりだから、彼が引き立つ番組をうまいこと作れたら松本氏の穴は十分埋められるんじゃないかと内心思っています。むしろ彼が、もちろん今でも十分人気ですが、現状程度の人気でとどまっているのがひそかに不思議に思っており、もっと彼は売れるとかたくなに信じています( `ー´)ノ

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