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2024年1月9日火曜日

松本人志氏で気になった過去の言動

 昨日音の出るおならが出そうになった際、「拳銃みたいにおならのサイレンサーとかないだろうか?」などと考えたものの、あったらあったでどこに差すのかを考えたらやっぱいらないやと思い直しました。仮にあって使ったとした場合、どんな音になるんだろう。

 話は本題ですが依然として能登半島の大地震被害がニュースの主役ですが、昨日から今日にかけては久々に芸能ニュースが大きく騒がせています。そのニュースというのは言うまでもなく人気タレントの松本人志氏の謹慎発表で、最初の文春報道時はみんな大人しかったのに今回の発表が出るや芸能関係者らが急に口を開くようになったのは内心どうかと思います。

 ただ、この騒動の発端になった文春のセクハラ報道に関しては、本当なのかどうかを含め正直私はあまり関心がありません。松本氏のファンではないということが大きいのかもしれませんが、発生時期がそこそこ前なのを考慮すると一部でも指摘されているように、ジャニーズ問題と違って女性側が何故今になって急に声を上げたのかがやや不審だと思うし、どことなく泥仕合になりそうな感じで見ていてあまり面白さを感じません。
 もっともこの件で関与しているとされるスピードワゴンの小沢氏について、今日になってようやく活動を続けることが発表されましたが、これまで一切動静を伝えず、また吉本側と足並みをそろえていないのを見ると、こっちもこっちでやっぱ不審だなとは思っています。

 そんなセクハラ疑惑よりも、実は以前の松本氏の発言で気になるものがありました。その発言というのもこちらです。


 上記の記事はは4作も作ったけどどれも一切ヒットしなかった映画に関して、「映画が好きじゃなかった」と言ってのけた松本氏の発言を取り上げたものです。やや気にし過ぎかもしれませんが、ちょっとこの発言を聞いて今回のようなスキャンダルがきっかけになるとは思わなかったものの、つまらないことで足をすくわれ、お笑い界の大御所にはなれないだろうなと内心感じました。

 一体この発言の何が気に入らなかったのかというと、ヒットしなかったとはいえ一生懸命映画製作に協力してくれたスタッフらに対する配慮がまるで感じなかったからです。いうまでもなく映画は一人で作れるものではなく、実際に作るとなったら多くの人出と資金が必要です。
 実際にというか松本氏の映画製作資金は松本氏個人のポケットマネーではなく、その大半を吉本が負担したといわれ、そのあまりの興行成績の不振により吉本の財政は大きく悪化したとも聞きます。この点、映画製作資金が足りなくなるや急にCMや映画、ドラマに出始める北野武氏とは大違いです。

 話を戻すと、そのように資金を含め多くの人間が関わった過去の映画製作に対して、「好きじゃなかった」と今になってこのような言い方をするのは果たしてどんなものかと正直感じました。たとえそのように思ったとしても支えてくれた人たちのためにもこれは絶対に口にしてはならないと思う内容だと私には思え、言うにしても1作目でこけた後ならまだわかるものの、4作も立て続けに興行的に失敗した後でこんな風に言うなんて、何考えてるんだという気持ちを覚えました。
 せめて「自分が映画作りに向いていないことが分かった」であれば自戒がこもっておりわかりますが、映画好きじゃないんだったら初めから作るなよと言いたくなります。そもそも、ウッチャンナンチャンの内村氏のように自分が見た映画の批評なり感想を日ごろから口にしている人と比べると、松本氏が既存の映画作品について何か口にしたことを聞いたことがないだけに、多分映画そのものに初めから興味なんてなかったんじゃないかと疑っています。ならなんで作ったかっていえば、単純に功名心からでしょう。

 もちろん、功名心から映画を作ること自体は別に何も悪いことだとは思いません。ただせめて支えてくれた人に対する感謝なり配慮なりは持つべきだと思うのに、それを一切持っていないかのような上記の発言を聞いて、「ああこの人は周りの支えてくれる人たちのことをもう全く意識しなくなっているんだな」という印象を覚えました。そのうえで、古来よりこうした周りの人たちに配慮しない人物が大成することはほぼないだけに、今でこそお笑い界の大御所といわれるがどこかつまらないところで転げるだろうなという予感を抱きました。まさかこんなに早いとは思いませんでしたが。

 逆を言えば、どんなクソ映画を作ったとしても「スタッフたちは一生懸命やってくれました」という監督は、いつか這い上がれる、ヒット作を作る可能性があると感じます。監督というのはヒット作を作れば称賛を、失敗作を作れば批判を一身に受ける立場であるだけに、そうした覚悟が初めからないのであればそもそも手を出すべきではありません。そういう意味で、こと映画に関しては松本氏の覚悟のなさに私は正直呆れた見方を持っています。

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