先日このブログにて、松戸駅を挟み線路によって東西に分断されている松戸駅周辺において、駅までやたら傾斜の激しい坂があるためいまいち通勤通学に不便な松戸駅東側の胡録台という地域について、「ふむ、トラムを導入してはどうだろうか?」となろう系主人公みたく偉そうな提案をしてみました。場当たり的とはいえ導入したら面白いかもと書いた記事でしたが思ってた以上に反応が良く、実際にコメントもらったりしていい気になったこともあり、先週実際に現地へ赴いて実際にトラムを通せるのか、導入できるとしたらどんなルートがいいかを検証してみました。
しかしこのネタ、上海在住の自分が何故やっているのかという点で意味不明です(;´・ω・)
地獄坂(勝手に命名)
歩道狭いし自転車レーンなんてあってないもの(´;ω;`)ウッ…
まずお見せするこの写真ですが、松戸駅北側にある線路を乗り越え東西を結ぶ陸橋に直接つながり、胡録台へと至る道路です。ここが私が何度もいう傾斜の急な坂ですが、今回久々に訪れたところ傾斜以上に坂道の長さが長いほうが問題でした。
写真だといまいち伝わりづらいですが上り坂が延々と続いており、ここを自転車で上るのはやはり難でした。帰りにまた下って帰りましたが、ロードだったらどんだけ楽しく下れるのだろうかなどと
その坂のあるあたりは上の地図のバツ印の付近ですが、当初私が想定したトラムのルートはこの坂につながる胡録台の主要幹線道路を一気通貫する上記ルートです。やはり一度も曲がらず直進するルートが運行上でも効率が良く、また何よりこの地獄坂を突破するルートが利用者にとっても一番ありがたいのではないかと思ったからです。
ただ結論から言うと、このルートでトラムを通すことはほぼ不可能だと思います。理由はいくつかあり、まず線路をまたぐ陸橋付近はただでさえ少ない車両で線路を横断できるルートの一つで、常日頃車が集中して渋滞も日常的です。ここへトラムを通すために道路幅を制限したり、車線を減らした場合は渋滞がさらに激化するのは必定です。
また地獄坂は一車線の道路で歩道幅も狭く、とてもじゃないですがトラムが通る隙間はありません。坂道でありその下った先には陸橋があることを考えると、渋滞への影響からこのルートは避けるべきとしか言いようがありません。
地獄坂を上り切った胡録台入口(6号線道路)
では陸橋前の渋滞を回避するためトラムをその手前で切ってはどうか、具体的には胡録台入口にある6号線付近で終点としてはどうか。こちらも結論から言うとあまり実現性がないというか意味がないです。
というのもここからではまだ松戸駅まで距離があり、また間には地獄坂がそびえています。この6号線と交差する胡録台を縦断する主要幹線道路は比較的道路幅も広く、歩道を少し削ればいけそうな感じもして悪くはないのですが、6号線付近を終点とするとトラムを通す意味がなくなってしまいます。やはり松戸駅までつなぐ、少なくともあの坂を突破するところまで通さなければ意味がなく、ここで止まるくらいならトラムはむしろ入れないほうがいいというのが私の見方です。
逆に言えば、6号線手前までのルートは上記地図で書いた胡録台を貫く道路で申し分なく、さらに胡録台からさらに東へ行った稔台まで延長すれば、利用客も増えるしこの付近の住民も大助かりになるという確信があります。
特に上の写真のオートバックス前には道路の真ん中に何故か大きな空余地があり、付近の中古車屋が商品の中古車を並べるスペースがあります。関連地権者には申し訳ないですが好き勝手なことを言うと、この付近であればトラムへの乗り場となるプラットフォームを作りやすく、トラム車両の保管基地なども用意できる気がします。ぶっちゃけトラムを導入するために設けられたような絶好な立地とすら私には感じました。近くに住んでる人にはぜひ実際に見に行ってほしい(´・ω・)
以上から、トラムルートに関して今回出した直線ルートは6号線手前までは申し分ないものの、そこから松戸駅までどう近づくかに課題があるというのが結論です。この点についても別案をすでに用意しているのですがこれ以上書くと体力もたないのでまた別記事で展開します。
おまけ
今回の実地参観中にふと「あのラドン温泉はどないなったんや」と思って記憶とGoogleマップを頼りに辿り着いたところ、なんか松戸のど真ん中に廃墟温泉施設が突然出てきてびっくりしました。この写真、熱海の奴やと言っても信じてくれる人がいそう。
ラドン温泉についてはかなり大昔というか2014年に記事で少し触れていますが、浴場で従業員がスマホ弄っててさすがに問題じゃないかと思ってカウンターの従業員にも伝えたところあまり関心を示さなかったことから、「なんやこいつら(# ゚Д゚)」と思ってそれから行かなくなりました。さすがに10年も経っているし1回くらい行ってみようかなと思って行ってみたのがこの結果でした。まさかあの時の訪問が最後になるとはなぁε- (´ー`*)フッ
2 件のコメント:
長い直線の坂ならぱ、サンフランシスコのようなケーブルカーでもよいと思うのですが、お書きになっているように、現実的には、車と別車線で走るとなると道幅がネックになりますね。同じ車線だと交通の流れを阻害してまうし・・・。
私も松戸の外にいるのに、いつの間にか松戸のことをあれこれ考えています。
昔、「アド街ック天国」という番組で、「アーバンカントリー」という微妙な名前を付けられ、都心に近いのに都会になりきれない、そんなドジっ子マッドシティのせいだと思っています。
べっ、別にドジっ子が、商業施設の跡地をマンションにしちゃうんじゃないかとか、市役所建て替えがうまくできないんじゃないかとか、そんなこと全然気にしてないんだからね。
ちなみに、その番組の冒頭では、出演者から「この番組に出るまで松戸という街があるのを存じ上げませんでした」と言われ、まるで「クラスにそんな子がいたなんて知らなかった」扱いでした。
埼玉県とも共通しますが、思い切りディスれる街ってその分愛着が湧くというかそれなりにもっと良くしたい気になりますよね。自分もこのブログで松戸を散々ディスってますが、それはひとえに愛の証です。
実は胡録台へ至るこの長い坂を見た際、「サンフランシスコみたいやな」と思ったのがトラムを閃くきっかけでした。残念ながら現状を鑑みるにここの地獄坂にトラムを乗せるのは現実的じゃないですが、ほかのルートについては検討の余地ありと思うところもあるので、明日以降に順々に書いてきます(;´・ω・)
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