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2026年1月14日水曜日

同盟国喪失に中国外交は思考停止中?

 なんか今日はニュースが目白押しというか奈良に李在民韓国大統領来て「奈良県警の警備で大丈夫か?」と思ったら、久米宏の逝去が発表されて今度はこっちに話題取られるという、ほんとあわただしい1日でした。ついでに株価も過去最高更新するし。
 久米宏について少し触れると、同時期に活躍した筑紫哲也と並んで日本のニュースの見せ方を間違いなく変えた一人だと思っています。ただニュースステーション降板後は他の番組でそれほど目立つ活躍は見せず、実際自分が見ていてもこれはと思う司会ぶりは見られませんでした。ニュースステーションで燃え尽きたのか、またはニュースステーションで自分が作った新しい切り口から脱却できず、逆に古い立場に回ってしまったのではないかと私は見ており、こうした批評はあまり見られません。


 それで本題ですが、ほんの二週間前の年末において、まさかこんな世界状況になるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。年初に米国自身が「パーフェクトゲーム」と語るベネズエラ攻撃と首脳拉致に加え、約半世紀にわたり独裁が続いてきたあのイランでも非常に大規模な反政府活動が今も繰り広げられており、贔屓目もあるでしょうが現政権はこのまま崩壊するのではないかと思います。たとえ持ちこたえたとしても、その国力の減退ぶりは従来からの経済破綻も加わってかつてないものとなるでしょう。

 日本はベネズエラ、イランとはともに距離を置いていたためそこまで影響はなく、ウクライナと比べても対岸の火を見るような状態ですが、日本とは対照的に両国と友好関係にあった中国からすれば、その火は対岸の物ではないでしょう。実際、ベネズエラ攻撃直後の政府記者会見にて外交官がコメントを求められた際、三十秒近くも答えに詰まった上、箸にも棒にもならないどうでもいいコメントしかできませんでした。この一点を取ってしても、ベネズエラ攻撃は中国の完全想定外の事態であるとともに、現段階においてもその後の対応方針についてまとまっていないのが見て取れます。

 ベネズエラですらこんな状況なのですから、仮にイランで政権崩壊が起きた場合、やや意地悪ですが中国がどんな反応示すか今から見物でしょう。中国はこれまでやはり、ロシアとイラン、あと北朝鮮との同盟関係を軸に外交を展開し、親米国には圧力を、反米国には交流を行ってきました。しかしウクライナ戦争でロシアも疲弊している今、反米国筆頭のイランが倒れた場合は米国の圧力は中国に直でかかることとなるだけに、多分中国もこうした事態を全く想定していなかったし、どうすればいいのかとマジで今必死で議論してるんじゃないかと思います。

 こう思う根拠として、今中国にいてこうした世界情勢への反応とか見ていると、マジで思考停止しているのではと思う節があるからです。ベネズエラ攻撃について通り一辺倒な米国批判はしましたがそれも長くは続かず、また昨年末に各国で展開してきた日本への告げ口外交もピタリと止んだというか、やる余裕すら見えなくなってきました
 また肝心要のイラン情勢についてもなんか非常にコメント数が少ないというか、むしろ言及を避けているような気がします。もちろん中国としては反米同盟国のイラン現政権に頑張ってもらいたいのが本音でしょうが、もはや応援できるほどイラン現政府が余力なく、また中国も今後の外交をどういう風に展開するかでこれまでの方針が崩れたためか、はっきりとした旗印を見せられずにいます。

 さらにこう思うのはもしかしたら私だけかもしれませんが、インターネットを遮断して全情報をシャットアウトしたうえでデモ隊に対する虐殺を行っている今のイラン政府の行為は、かつての天安門事件を想起させます。もしかしたら中国政府の中にもそう思う人がいて、だからこそイランについて天安門を国内で想起させないために言及や報道を避けているのではないかと勝手に勘ぐっています。

 あとこちらはあまり言及する人はいませんが、地味に中国はこれまで活発に活動してきた第三国外交、特にアフリカでの活動について、このところ失敗続きというか撤退が相次いでいます。スーダンの油田開発からは撤退しているほか、一部国で農業開発を手掛けたものの途中で放棄して修理部品のない農機だけが残ったという話も聞きます。
 まぁ専門家ではないので実際はどうなのかという点はありますが、中国が自分で言うほどアフリカへの影響力拡大はそれほど進んでいないように見えます。っていうか自国の経済も崖っぷちなので、アフリカ外交や支援が今後も続けられるわけはないとはっきり言えるし、債権回収もそんなにうまくないと思うから損失を抱え込むこととなるでしょう。

 こんな感じであらゆる方面で外交に失敗しており、イラン崩壊後の外交方針も全く目途が立っていないように見えます。恐らく春節の間に中国外交部は、休みなしで今後の方針を議論し合うことになるでしょう。
 また主要先進国の間でもレアアースをはじめとする恐喝外交ぶりが日本以外にも徐々に知れ渡るようになってきており、これ以前からの中国警戒論がますます高まってきているように見えます。日本としてはこれを機に、多少自腹切ることとなってもほかの国に中国レアアース対策として代替材料や使用量削減方法をほかの国、特に韓国などとも共有する方針を出せば、中国の影響力を下げつつ日本の株を上げられるのではないかと密かに思います。

 そのレアアースについても少し触れると、中国が対日規制を出してからというもののなんか政府や産業界をはじめ「ぐえー、やられたんご」みたいな規制を受けて苦しいと必死でアピールするような報道が目立った気がします。十六年前と比べると現在の日本はレアアースの依存度というか使用量がかなり減ってきているだけにノーダメージではないと思うものの、そこまで打撃を受けているかと言えば若干オーバーな表現に見え、何となく中国のメンツを成り立たせるためにダメージアピールを必死でしているように見えました。

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