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2009年1月16日金曜日

ヘタリアについて

アニメ「ヘタリア」放送中止 「諸般の事情」で(YAHOOニュース)

 リンクに貼ったニュースによると、今度アニメ化が予定されていたネットマンガの「ヘタリア」が韓国側の抗議を受けるような形で放映が中止されたようです。実はこのヘタリアは私もずっと前からネット上で楽しんで読ませてもらっていた作品で、去年に単行本化された際はすぐに買った作品です。ただその単行本は買ったものの、その次の日には古本屋へと持っていかれる運命でした。

 このヘタリアについてはこれまでにも何度かこのブログで記事を書こうかとしていたのですが、いちおうネットマンガだしあんまり書くべきじゃないかと思っていて伸ばし伸ばしにしていたのですがこの際書いちゃうと、あの単行本は出版した編集者はよほど頭の悪い人なのではないかと、はっきり言って神経を疑うようなひどい出来でした。具体的に言うと、ネットでの閲覧時には元ネタとなっている話や内容を理解するために必要な知識解説が一コマ絵で描かれているのですが、単行本ではそれらの解説が一切合財なしで、多分ネットでオリジナルのマンガを読んでいないと理解できない箇所がいくつも見受けられました。その上単行本化されるのだから何かしらおまけがあるだろうと思っていたのですが、確か書き下ろしは表紙絵だけで、中身のマンガの方はすべてネット上で無料で公開しているのと全く同じで、なんて無駄なものにお金を使ってしまったのだと激しく後悔しました。んでもってすぐ売っちゃいました。

 内容については前述の通りに非常に面白く私も気に入って入るのですが、今問題になっているように韓国の描写についてはちょっと私にも意見があります。というのもマンガの中の韓国の設定が日本の2ちゃんねるが持つステレオタイプに書かれているため中国のことを「兄者」と呼ぶなど、中韓の日本なんかと比べ物にならない憎悪関係を知っている私からすると強い違和感があります。大分前にも書きましたが、日中と日韓関係などより、中韓関係はずっとずっと仲が悪くてお互いかなり意識しあって憎み合っています。

 さらにアニメ化についてですが、これはあくまで私個人の意見ですがこの作品はあまりアニメにするには向いていない作品のような気がしてなりません。やっぱりアニメ化が向いている作品とそうじゃない作品というのは分かれており、前者であればドラゴンボールとかでヘタリアはやっぱり後者で、これまでのように単行本化などせずにネットマンガとしてやっていく方が内容的にもあっているんじゃないかと私は思います。
 なので今回アニメ放映中止の報道を受けて、作品的にはある意味よかったんじゃないかとすら思いました。

 今日は日馬富士は負けちゃったか(ノД`)シクシク

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