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2021年9月14日火曜日

朝日新聞の相次ぐ記事取り下げについて

 昨日今日と台風で自宅勤務となり、昨日はまだパソコン取りに会社行ったけど今日はマジでコンビニとの往復だけで若干存在が薄くなっている感じがします。
 っていうか何もなければこのまま有休取って寝てようと思ったのに、結構仕事くるしさ。

 話は本題ですが、何故かこのところ朝日新聞が外部からの指摘を受け、記事を取り下げる事態が2件連続で起きています。取り下げの経緯についてはそれぞれ報道している上記リンク先の記事に譲りますが、報じられている内容と経緯を見る限り、どちらも編集上のミスとは思えない経緯です。はっきり言ってしまうと、意図的に記事内容や写真を差し替えた捏造である可能性が高いと私は見ています。

 ただこの件で本当に呆れるというか怖いと感じるのは、捏造した事実以上に、記事や写真内容が事実と異なるにもかかわらず掲載したということについて、朝日側が一切担当者を処分していないという点です。それこそ共同だったら後者のツキノワグマの県であれば一発で担当編集長のクビが飛ぶ内容であり、共同ほど激しくしないにしても、やってないのだろうけど担当者への厳重注意や減給について一切発表しないというのは真面目に神経どうなっているのかと疑います。
 まぁ実際に記事を直接編集した奴は解雇以外ありえないのですが、これもしてないんだろうな。

 今回の連続取り下げ、並びに処分について一切発表しない点をみると、こう言っては何ですが、朝日社内ではこうした記事捏造が一般化しているのではないかと疑いを持ちます。もっともそれ言ったら裁判でも捏造と認定された筋金入りの従軍慰安婦関連捏造報道の頃からじゃんって話になるのですが、さすがに上記2件の取り下げで処分をやらないってのは、社内にいる人も捏造したってバレなきゃいいと取るに決まってるでしょう。ちょっといくら何でも、緩すぎる環境ではと思えてなりません。

 正直に言って、自分は去年まではそう感じなかったのですが、今年に入ってから文春が政治関連報道でスクープを連発するのを見て、大手新聞が本当に弱ってきていると感じるようになってきました。かといってウェブメディアはやはり人材不足もあり自分みたいな外部ライターに記事書かせたりするよりほかなく、また取材ネットワークも弱いという弱点もありますが、大手新聞はそうした取材ネットワークという既存資産すらどんどん陳腐化しつつあり、人材育成も正直言って上手くない、っていうかそろそろ業界特有の表現にカビが生えてきていることに気が付いていないようにも見え、今後5年間で劇的に力を落とすことになるのではとちょっと思うようになってきました。

 その間にウェブメディアが力をつけるかと言ったらこちらも悲観視しており、雑誌メディアがどう躍進するかに日本のジャーナリズムはかかってくるでしょう。

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