これまで使っていた左のPC用の椅子がボロボロになってきたのと、前から気に入らなかったので先週ニトリで右のオフィスチェアを購入し、本日届けられました。前の椅子がなんで気に入らなかったのかというと、座面の奥行きが長く(約55㎝)、普通に座ると膝の関節部分を縁に乗せると背中が背もたれにつかず、腰が非常に痛くなるためでした。何度か対策は試みており、クッションを置くなどして改善はできたものの、そしたらそのクッションから大量のダニが発生して腰回りを穴だらけにされたこともあり、最終的には膝を縁に乗せずに座面の上で胡坐をかくスタイルとなりました。
なお胡坐をかくために、本来取り付けるアームレストはわざと外していました。まぁずっとキーボード叩くだけなので、なくてもそんなに困らなかったですが。
そんなわけで新しく買う椅子は座面奥行きをはじめから重視し、今回500元(約7500円)で買った椅子は45㎝で、やはりこれくらいだとちょうど日本人の体形に合っている気がします。また背もたれも変にリラックス感覚で後ろに倒れた奴じゃなく、わざと直角の様に直立したものを選びました。
これなんか知ってる人には早いけど、私は無駄に姿勢がいいというか座っていて背中がやけに直立していて猫背にならないため、背もたれは直角の方が楽だったりします。
以上の要因から届くのが割と待ち遠しく今朝もワクワクドキドキしながら待っていたところ、ふとニトリの領収書兼荷物送達状を見たら、住所の部屋番号が間違っていました。きちんと確認していなかった自分も悪いですが、そもそも購入時の時点で受取人名も間違えて入力されており、「名前くらいいいよ」と言われそのまま受け取っていました。名前どころか住所も間違えてて、なんやねんって気になります。
とはいえ中国の場合は運送業者が到着前にあらかじめ在宅かどうか電話で確認してくるので、その電話の際に住所が間違っていると伝え、正しい部屋番号を教えたので受取には問題ありませんでした。っていうか日本も到着前の在宅確認電話とかした方がいいと思う。
そんでもって到着した椅子を早速組み立てたのですが、結論から言うとかなり苦戦しました。オフィスチェア自体はこれまで何度か組み立てたこともあり慣れたもののはずなのですが、説明書にあるねじの種類がねじA、ねじB、ねじIと書いてあるのに、実際のキットはねじG、ねじH、ねじIと分けられてて、この時点で「( ゚Д゚)ハァ?」となりました。幸い、ねじの長さが書いてあったのでそこから判別して組み立てていったのですが、アームレストと背もたれを繋ぐねじを止める際にトラブルがありました。
具体的には、ねじが入りませんでした。どれだけ力入れても無意味にくるくる回るだけで、全く差し込んでくれない。仕方ないのでアームレストを一旦置いた上で、全力で背もたれに対しねじだけを差し込むことにしました。非常に長く格闘しましたが、どうにかねじを入れることには成功しました。
そもそも何故ねじが入らなかったのかですが、まず間違いなくねじピッチがねじ本体とねじ穴で一致していなかったためと思われます。ねじピッチとはねじの溝が一回転当たりでどれだけ沈むかというネジ山の高さを指しています。当然、ねじとねじ穴でこれが規格で一致していないとねじが入ることは通常あり得ません。
何故このように判断したのかというと、前述の通り普通にやってもねじは入らなかったのに対し、かなり力を入れて無理やりねじ巻いたところ入ったからです。しかも一回ねじを留めて抜き出した後、ねじ本体が出来立てのカレーみたくめちゃくちゃアツアツになっており、金属部分が引き延ばされて熱を帯びたとみて間違いないでしょう。実際に一回ねじ込んだ後は、それでも固いけど前よりは断然楽にねじ込むことができるようになったし。
正直な感想を述べると、ニトリは椅子一つまともに作れないのかと、ねじ記号と送り先住所を間違えていた件と相まって非常に呆れました。それこそねじピッチの件は普通気づくだろうって話だし、自分だから無理やり止めることできたけど、工作が苦手な女性だったらまず間違いなく取り付けは不可能だったと思います。
とはいえ、椅子自体は前の椅子がいろいろ体に合っていなかったこともあって今の段階では気に入っています。前の椅子は高さ的にも結構微妙であったし。
アームレストもまた胡坐で座り続けるからいらないかなとも思ってましたが、やはりあったらあったで使うし、アームレストあっても胡坐組めるのでしばらくはつけたままにしようと思います。まぁ気に入らなかったらあんだけ苦労したけどアームレストはまた外すことになりますが。
なお届けられた椅子を梱包していたダンボールを捨てに行った際、「ちょっとあんた」とおばちゃんに呼び止められ、そのままダンボールを持ってかれました。資源となるのでどっかに売るのでしょう。
そしてこれまで使っていた椅子も同じく捨てに行ったところ、粗大ごみを置くところにおいて一時間後にその場所へ戻ったら、もはやその姿はありませんでした。これも回収業者か誰かが持って行ったと思われ、こういうところのリサイクルは本当に中国は日本よりずっと進んでいるとよく思います。