ページ

2023年10月30日月曜日

花畑牧場の土産物が見当たらなかった件

 ひとつ前の記事にも書いている通り、先日まで北海道を数日間旅行していました。この間はホテルなどについている土産物屋もよく見て回りましたが、「熊出没注意」関連の土産物を見るにつけ、北海道より今秋田とか東北地方のほうが熊出没に注意しなくてはならないのではなどということを思っていました。
 なおレンタカー店の人に聞いたところ、今年は熊に限らず鹿をはじめとする野生動物との衝突事故が非常に多いそうです。また雪に関しても例年より少なく、やはりいつもと違う気候だそうです。

 話は本題に移りますが土産物屋を回っている最中にふと、「数年前に流行った花畑牧場の生キャラメルがどこにも売ってないような(。´・ω・)?」という疑問が何故か浮かびました。

 花畑牧場とは説明するまでもないでしょうがタレントの田中義剛氏が経営する牧場で、数年前は生キャラメルをはじめとする商品が大ヒットし、テレビ番組などでもしょっちゅう取り上げられていました。
 なもんだから私はてっきり北海道の土産物屋には花畑牧場の商品がたくさん置いてあるのだろうと思ったのですが現実はさにあらず、どこ行ってもその手の商品は見当たらず、結局目にすることができたのは新千歳空港内の花畑牧場系列の土産物屋だけで、かつての人気ぶりからするとその露出は極端に少ないと感じました。

 正直、土産物屋の人にも聞こうかなとも思いましたが、結局聞かずに帰ってきました。ただこのような状況となる理由には思い当たるところがあり、花畑牧場では人気が沸騰してひと段落ついたころ、生キャラメルの開発を巡る騒動が報じられたほか、去年においては牧場で働くベトナム人従業員とかなり深刻な労働争議が発生しています。
 これらに関しては花畑牧場のWikipediaを参照してもらえば書かれてありますが、結構ダーティな内容で、報道が出た当時に自分もかなり引いたのをはっきり覚えています。これら事件が実際どの程度影響したかはわかりかねますが、北海道内の土産物店で取り扱われていない理由の一つにはなっているのではないかと推測しています。

 特にオチらしいオチもありませんが、この花畑牧場の件といい、最近急に妙な事実に気が付くというかひらめきが冴えています。やはり疲労状態だと思いつくことも思いつかなくなるだけに、今んところは体調も悪くないのかもしれません(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

2023年10月29日日曜日

とみ川との再会

 別に隠す必要は全くないのですが、先日まで北海道をソ連人民の敵であるうちの親父と旅行していました。何故北海道を訪れていたのかというと単純に休暇中に旅行しようって話になったのと、「もしかしたらまた会えるかも」というある期待があったためです。


 上記リンク先はJBpressで連載を始めた初期に自分が書いた記事ですが、この記事では上海でオープンしたラーメンアリーナに出店していた、北海道富良野市に本店のある「とみ川」というラーメン屋とその社長を紹介しました。
 何故数ある店舗の中でこの店を取材したのかというと、社長自ら店頭に立って客寄せしていたのが非常に印象的であったためでしたが、話を聞いたところ急な取材にも快く応じてもらい、またその回答もこっちにとって記事が書きやすい回答で、おかげさまでこの記事は配信当日にアクセストップを取っていました。

 この取材以降もとみ川の社長こと富川哲人氏とは上海で幾度か会い、出店から1年後も「あの店は今」的な記事をJBpressで執筆、配信しています。ただ2020年のコロナ流行以降、飲食店への打撃が非常に大きかっただけにその後中国事業がどうなったか気がかりであったものの、あまりにも不景気な状況であったことから直接尋ねることにためらいがあり、連絡は途絶えていました。

 そうしたこともあり、この際本店にアポなしで行ってみたらまた富川社長に会えるかも、でもって相手を驚かせられるかもという妙ないたずら心が湧き、旅行先として北海道を選び、富良野市にある本店へ直撃しました。
 最初訪れた日はたまたま都内の北海道物産展に参加していたため休業していましたが、二度目に訪れた日はちゃんと営業しており、富川社長も店に出ていました。最初はキッチン奥にいたのですが来店してしばらくしたところ奥から出てきたため、自分のほうから「久しぶり(=゚ω゚)ノ」と声かけたところ案の定というか非常に驚かれたものの、富川社長も自分のことを覚えていてくれており、久々の再会を互いに喜びました。

 改めて話を聞いたところ、2020年のコロナ流行を受けて同年3月に中国で育てた弟子に中国事業とその店舗権利を譲り、撤退をしていたそうです。コロナ流行期間中は隔離期間が設けられるなど国境移動が非常に困難だったこと、そして2022年の2ヶ月に渡り上海で行われたロックダウンを考慮すると、流行初期に撤退を決断したことは間違いなく正解だったでしょう。

 中国から撤退はしたものの、日本国内でのとみ川の事業は順調とのことで、新千歳空港店をはじめアンテナショップも拡大を続けており、また各地の物産展出張も好評を得ているとのことでした。また訪問当日は本店で直にとみ川のラーメンを自分も食べてきましたが、素材はさすが本店仕様というべきか、チャーシューをはじめ中国で食べた時よりも明確においしいと感じました。

 自分はこれまで取材相手と取材後に会うことはあっても、これほど長く交流を続けるということはそれほどありませんでした。とみ川に関しては普段あまりかかわりが多くない飲食事業から交流が続いたのと、その後の上海のコロナ流行に伴う混乱への心配もあって、今回再会できて向こうも覚えていてくれていたことは極めてうれしく思います。
 なお富川社長は、「中国で味わった苦労を思えば今の経営で怖いものはない」と語っており、その表情も非常に明るかったです。まぁその気持ちはよくわかる(´・ω・)

2023年10月27日金曜日

李克強の急死について

 例によってこれまで明かしてきませんでしたが、先週から密かに日本へ入りマッドシティの内偵などを続けていました。そんな具合で今朝ものんびりとした朝を目覚めたところ中国人の友人からWeChatで、「李克強が死んだぞ」という急報が来て、思わず目を疑いました。

 説明するまでもなく李克強は中国の前首相であった人物であり、在任中は総書記の習近平とは明らかに仲が悪く、習近平から露骨な嫌がらせを受けたりし、人事面でも李克強の後輩が引退に追いやられるなどしており、去年の退任時の際に握手したときもうれしそうに笑う習近平に対し、李克強はこわばった表情を見せていました。
 上記のような在任中の面倒に加え、去年のゼロコロナ政策以降から習近平に人気が急落したこともあり、中国人の間でも李克強に対しては非常に同情的な目で見られていました。それどころか今年に入って以降の経済不況もあり、誇張ではなく李克強の再登板、それどころか今度こそは総書記にと推す声も強く、市井におけるその人気は間違いなく高いものがありました。

 それだけに今回の急死の報道を受け、中国人の友人の間でもその死を強く痛む声が多いです。私自身も同じで60代後半とまだ老け込む時期でもないし、また今後仮に習近平がますます暴走するとしたらそれを止められる可能性のある要職経験者として李克強の存在は今後の中国において非常に重要になるとみていただけに、この急死に関しては返す返すも惜しいと感じてなりません。

 なお今回の急死はその死があまりにも突然でありロシアのプーチンもこのところしょっちゅうやっていることから、敵対勢力による暗殺ではないのかと疑う声が出ています。ただこの噂に関してはさすがに憶測もいいところであり、また中国はロシアと違って退任した要職経験者に対しては比較的寛容であることを考えると、明確な根拠なしにこうしたデマを広げることについては反対の立場を取ります。
 ただそれでも敢えて述べると、李克強ほどの要職経験者が急死してすぐその死が発表されるという事態に関しては違和感を覚えます。通常であればその死は数日間など少しの間は伏せ、ある程度発表準備が整ったところで公式に発表されるというのがこれまでの中国のスタイルでした。それが今回は前日まで訪問活動していたところ心臓発作で急死と文字通り一瞬で発表されており、何故このような形となったのかと若干奇妙には感じます。

 どちらにしろまぎれもなくこの10年間において習近平の無茶ぶりに対し中国の内政で舵取りをしっかり取ってきた李克強の死は、惜しいの一言に尽きます。もし彼が2012年に総書記になれていれば今の中国を巡る国際情勢も大きく違ったように思えるだけに、本当に惜しいに尽きます。
 末筆となりますが、私個人としてもその忍耐に満ちた生涯に尊敬の念を覚えていただけに、この場にて深く哀悼を申し上げます。

2023年10月24日火曜日

リサイクルショップが増える街

 なんか書くネタないので、需要があるかどうかわからないけど最近気になっているリサイクルショップの増加について触れます。

 ECの発達ゆえか、自分の実家のある街では中規模量販店がどんどんと減り、その後釜としてリサイクルショップが入ってきています。一体何故リサイクルショップが増えているのかいろいろ疑問なのですが、単純に開業資金が低いのと、そこそこ広い展示スペースが必要だから量販店跡地に入りやすいせいだと思います。
 ただその増加ぶりはこのところ目に付くというか、感覚的には数百メートルごとに1軒くらいのペースでなんか急増しています。そしてその影響を受け街の中からは商店の種類が減っており、なんとなく活気がなくなってきているような印象を受けます。

 以上を踏まえると、リサイクルショップが増えているということは街が衰退してきている一つの兆候のようにも見えます。だとすると、リサイクルショップは街を蝕むウイルスのようにも見えてくる(;´・ω・)

 ついでに書くと、リサイクルショップとともになんか戸建ての家も結構なハイペースで増加してきています。家が増えているのは人口が増加しているとも見えますが、普通にマンションなどの集合住宅でもいいんじゃないのかなと思うと同時に、小規模商店は減ってきているのでやはりこっちでも活気が落ち込んできているようにも見えます。どちらにしろ、盛り下がってきているよう(;´・ω・)

2023年10月22日日曜日

高校生バイトの時給は何故分けられているのか?

 実はまた密かに日本に入り、先週から細々とした活動を続けています。その活動の一環として、「魔の集う街」こと松戸でタウンワークを拾って賃金市場調査していたところ、ふと気になる点を見つけました。

高校生:1050円/時間
一般:1100円/時間

 以上のように、街中を歩いていても飲食店を筆頭としたアルバイト募集広告を見ると、18歳以上の人と高校生とで時給を分けているお店を数多く見ます。しかし募集要項を見る限り、高校生だからと言って業務内容は特段区別されているように見えず、また実際にファーストフード店の中を見ていても、高校生は基本的にほかの成人と同じ業務をしているようにしか見えません。
 端的に言って、こうした高校生であることを理由に時給を一段下げるという措置は、同一賃金同一労働の原則に反する差別じゃないかと思います。

 我ながら不思議なのですが、こうした高校生のバイト代が一段下げられているという現状については昨日今日始まった者ではなく、私自身も過去に何度も見ています。しかしこれが「なんだかおかしいぞ(。´・ω・)?」と気が付いたのはマジで今日初めてであり、最近鈍くなってきたかなと思い始めていた自分の閃きが意外と衰えていないと感じるとともに、今までこうした高校生差別に気が付かず当たり前だと思っていた自分を恥じました。まぁ差別っていうのはこういう風に、明確な理由がなく区別されることを当たり前に感じるということなのでしょうが。

 仮に高校生の業務が明確に成人と区別されているのであれば話は別ですが、実際のところ上記のように高校生向け賃金を設定している職場においては、成人と同じ業務を高校生もこなしていると思われます。
 何も高校生の肩を持とうってわけではないのですが、業務が同じであるにもかかわらず賃金が一段下げられるというのは倫理的にもおかしいと思うし、派遣と正社員の同一賃金議論もこれまで散々されてきたにもかかわらず、これまで日本国内でこうした年齢による職業差別が無視されている現状というのは内心どうかと思います。まぁ自分も無視してきたというか気が付かなかった一人ですが。

 私個人としてはやはり同一賃金同一労働の原則を厳守するため、こうした高校生時給の悪習は直ちに排除すべきであり、行政も年齢に伴う差別であるとして指導すべきであるという立場を取ります。
 それにしても一体何故今日になって突然気が付いたのか、なんか自分に乗り移るものでもあったのだろうか(;´・ω・)

2023年10月21日土曜日

現在のパレスチナ情勢について

 言及を避けていたわけではありませんが、専門家でもないため、金箔が続くパレスチナ情勢についてこのブログではこれまで特に言及してきませんでした。この記事についても同様で、特に自分から何か述べるような意見はないものの、少なくとも日本政府の双方の過熱を抑えるよう主張する外交姿勢に関しては支持できます。

 今回のイスラエルとパレスチナの緊張は昨日今日に始まったものではなく、また宗教問題も絡んでいるだけに、過去の因縁や歴史に係わらない日本がこの問題について何か言及するというのは若干お門違いになるのではないかと考えます。また今回のハマスの無差別虐殺、誘拐に関しては到底指示できるものでなく、またイスラエルの民間人被害を一切無視した報復に関しても同様です。
 強いて言えば、敢えて民間人の人質を取り、尚且つ民間人の住む住居や施設に立てこもるという従来のハマスの姿勢に関しては、強い嫌悪感を自分は感じます。

 もちろん一番望ましいのは即時停戦、人質の完全開放に間違いありませんが、仮にそうした措置が行われても結局のところ一時凌ぎにしかならないということも目に見えています。しかし民族浄化を行ったところで、この問題が未来永劫解決されるかと言ったら、宗教的要素を含んでいるだけにそうはならないとも思います。
 端的に言えば、解決不能な問題が二次大戦以降、ずっと続いているように見えます。この問題の解決方法を編み出せるとしたら、相当な政治力と軍事力を背景にするしかなく、現在の米国にもその力はないでしょう。

 そう考えるならば、弥縫策といえども一時停戦に望みをつなげ、時間が双方の隔たりを埋めてくれることを祈るしかないのかもしれません。それほど根深い問題であるだけに、日本はこの問題を無視するなというつもりはありませんが、深入りすべきかと言ったら絶対にすべきでないでしょう。医療物資の援助などの人道支援と当事者たちに冷静を呼びかけるに徹するべきであり、繰り返しになりますが現在の日本政府の方針に自分も賛成です。

2023年10月18日水曜日

小中学生の自殺者数が過去最多であることについて

 例によってクライマックスシリーズが見ていてマジ楽しいです。今日はどっちも1位チームが横綱相撲できちんと勝利しましたが、勝ち上がってきた2位チームも見せ場が多く、見ごたえのある試合だったと思います。ロッテはあの山本由伸選手相手に5点取っただけでも十分誇れる。


 さて本題ですが、上記リンク先のニュースを見てマジ驚きました。少子化で依然と比べ子供全体の数はかなり減少しているにもかかわらず、2022年度の自殺者数で小中高合わせた数では過去2番目、小中学生に限れば過去最多であったそうです。
 以前にも小学生の暴力事件が増加しているという統計報道に触れましたが、暴力事件に関してはそれまで認知されなかった内容も暴力事件として認知されるようになった可能性もあり、ありえなくはないという印象ではありましたが、今回の自殺に関しては統計基準のブレが暴力事件よりは小さいと思われるだけに、過去最多ということに衝撃を覚えます。しかもリンク先の記事によると、現状においても自殺ではなく事故扱いされているケースは潜在的に多いそうで、本質的な数でいえばこれ以上である可能性が高いそうです。

 真面目に先の暴力事件と合わせて、一体今小中学校、特に小学校で何が起きているのか強い疑問を覚えます。こうした暴力事件、いじめの背景としてインターネットことSNSが記事では有力な容疑者扱いされていますが、果たしてそれだけでここまで状況が悪化するのかという懸念を少し覚えます。

 とはいっても自分も教育専門家でなければ一切そうした学校現場に係わらない立場なだけに、あまり余計な詮索はするべきではなく、専門家の分析を待つべきというのが筋です。それでも敢えて思いつく点を挙げると、やはり過去3年間のコロナの影響も小さくないのではないかと推測しています。
 コロナ流行で対人接触機会はそれ以前と比べると大きく減り、その一方でインターネットなどの通信を介したコミュニケーションが強くなり、それらが先のSNS犯人説を補強し得るように見えます。仮にそうだとしたらもっと通信を介さない対面でのコミュニケーションを強化するなどといった方策もありますが、まぁことはそうは簡単ではないでしょう。

 どちらにしろ、過去に何度もいじめによる自殺事件が話題になってそのたびに教育改革が叫ばれましたが、本当に改革を叫ぶのなら自殺者数がえらく増えている今この瞬間なのではないかという気がします。世間では不評であるものの私はこのところ評価して来ている岸田首相には、人気取りのための減税案も大事ですが、こっちの教育に対する方針も見せてくれたらもっと評価できるのですが。