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2019年9月8日日曜日

都道府県別の賃貸募集物件数

 先日ふと、「都道府県別の空き家件数とかどうなんだろう?」と思い立ったので調べました。密かにこういった、思い立ってすぐに実行する行動力は自慢できる気がします。

都道府県 物件数 比率
北海道 92,756 5.7%
青森 3,319 0.2%
岩手 1,778 0.1%
宮城 16,324 1.0%
秋田 2,845 0.2%
山形 1,789 0.1%
福島 4,384 0.3%
東京 218,699 13.4%
神奈川 128,668 7.9%
千葉 82,093 5.0%
埼玉 85,926 5.3%
茨城 28,503 1.8%
栃木 28,539 1.8%
群馬 15,958 1.0%
山梨 5,394 0.3%
長野 18,858 1.2%
新潟 12,273 0.8%
富山 5,469 0.3%
石川 5,648 0.3%
福井 1,813 0.1%
愛知 105,016 6.4%
静岡 61,728 3.8%
岐阜 13,834 0.8%
三重 18,593 1.1%
大阪 199,373 12.2%
兵庫 97,536 6.0%
京都 80,438 4.9%
滋賀 15,063 0.9%
奈良 13,557 0.8%
和歌山 7,885 0.5%
岡山 30,712 1.9%
広島 31,465 1.9%
島根 1,407 0.1%
鳥取 2,818 0.2%
山口 7,843 0.5%
愛媛 25,289 1.6%
香川 17,446 1.1%
高知 3,602 0.2%
徳島 9,623 0.6%
福岡 77,245 4.7%
佐賀 5,638 0.3%
長崎 3,666 0.2%
熊本 7,234 0.4%
大分 5,967 0.4%
宮崎 9,471 0.6%
鹿児島 10,486 0.6%
沖縄 4,768 0.3%
合計 1,628,739 100.0%

 今回調べたのは不動産仲介サイトのライフルホームズに表示される、都道府県別賃貸募集物件数です。なお先日友人と「ライフルホームズの『ライフル』ってどう思う?」と聞いたら、「NRAとの関係があるのでは?」というMMRっぽい見解を受けました。

 話は戻しますが、まず募集件数トップはもちろん東京(218,699件)で、逆に最低は岩手県(1,778件)でした。改めてこの二者を比較するとその差の大きさに驚きます。あと調べて個人的に印象に残ったのは愛媛県(25,289件)で、広島県(31,465件)から大きく離れていないなど、意外に多いなと言う印象を受けました。四国内でもトップだし、よく愛媛県松山市は香川県高松市と四国最強の座を争っていると聞きますが、県の規模というか勢い的には愛媛なのかなとちょっと思いました。

 もちろんこのデータは面積や人工にも左右されるだけに各都道府県の経済規模とかを表すわけではありませんが、全体としてこんな感じなんだなというのは割と掴めました。具体的には、やはり東京(+神奈川、千葉、埼玉)や大阪(+京都、兵庫)といった大都市周辺は20万件超の空き家があり、極端なことを言えば規制などによってこれらの物件を排除できれば相当数の空余地が区画整理によって得られる可能性があります。
 また日本は今後少子化と核家族の限界化によって空き家問題は加速すると思われ、こうした賃貸物件の価格下落を引き起こす可能性があります。価格を維持するためにはどうすればいいかといえば単純に母数を減らすことが最も効果的であるだけに、上記にも書いているように規制を設けることによって入居者の少ない物件などは統廃合させるほうが日本の不動産市場にとってもプラスになるのではないかという気がします。

 規制方法としては耐震基準、建築年数などに照らして行い、賃料の安価な物件から追い出された人が困らないよう、区画整理によって得た空余地で公共住宅の整備も一緒に求められるとおもいますが、自分的にはやらないよりは一気にやったほうが総合的にはプラスな気がします。

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