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2021年3月23日火曜日

監禁型ホラーにおけるおっさんの台無し感

 セール中ということを今日たまたま知ったので、90年代にセガサターンで発売された「慟哭 そして…」という脱出系ホラーアドベンチャーゲームのニンテンドースイッチ版を先ほど購入しました。このゲーム自体はセガサターン版が出た当初はまるで気にならなかったものの、「善人シボウデス」をしてから脱出系ゲームが好きになり、2018年にPSVitaでリマスターが出た頃から気になっていました。
 ならなんでPSVitaで買わなかったのかってことですが、リマスター作品のくせにやたら値段が高く、そこまで払ってまで買いたいとは思わなかったのが偽らざる心情です。ちなみに今回のセールでの購入価格は3000円強で、これくらいが相場だと思います。

 さてこのゲーム、まだ遊んでもないですが概要だけ触れると見知らぬ洋館に監禁された主人公がヒロインとなる美少女たちと一緒に脱出を図るというゲームで、割とぽんぽんヒロインの美少女が罠にかかって惨殺されるそうです。この手のホラーは別に珍しいわけではないのですが、今日このゲームを買うと決めた際、「これ美少女だからゲームとして成立するわけで、おっさんどもが監禁させられて、次々惨殺されることになっても誰も楽しくないだろうな」とか思いました。

 それこそ男塾に出てきそうな濃い面々が監禁されて、「なんじゃこりゃー!」などと喚き回って、「くっ、罠か!」などという感じで罠にはまって死んでいくとなるともはやホラーを通り越してギャグにしかなりません。っていうか男塾メンバーなら後で生きていたというか甦ってきそうで、そこまで含めてお約束的な感じです。
 変な言い方ですが惨殺されるのがか弱き美少女だからこそこの手のゲームは初めて成立するわけで、おっさん満載な監禁ホラーとか言ったら別の意味でのホラーになり下がります。っていうか犯人も、おっさん監禁して何が楽しいのかっていう逆の意味でのミステリーに発展してきます。

 これと関係するのか自分でもはなはだ疑問ですが、ジュール・ヴェルヌの少年冒険小説の名作と言ったら「十五少年漂流記」ですが、この作品は米国や英国、フランスなど各国出身の少年たちが無人島に漂流する話で、各国の特徴をキャラクターに反映されていると言われています。

 そうした裏設定を聞いた上で読み終えた私は、「十五中年漂流記」だったらどんな話になるんだろうとか一人で考えあぐねていました。マジで。
 仮に「十五中年漂流記・イン・ジャパン」とかだったら、東京出身のおっさんに大阪出身のおっさんがやたら絡んで反発し、京都出身のおっさんがシニカルな立場を維持し、埼玉出身のおっさんは東京出身者に無条件で従って、鹿児島出身のおっさんは会話が通じないとかになるのではと想像していました。でもって最初の評流シーンでは、「なんやこれ、どないなっとんねん!」、「あかん、もうあかん!」みたいな感じでみんな海の上で大慌て、っていうか関西系のおっさんがやたら大暴れするシーンしか浮かんできませんでした。

 以上を総括すると創作物におっさんが入り込むと、一瞬で別の話になってしまうから入れない方がいいという結論になります。日本の漫画や文学作品の少年少女ジュブナイル重視は内心どうかと思うけど、かといっておっさん増やすと一瞬で別の話になってしまうので、やっぱ若い方がいいのかていう意見に傾いてきます。

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