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2021年7月13日火曜日

どうやれば行動力を高められるのか?

 またブログの更新が空きましたが一昨日と昨日は次のJBpress記事書いてたせいです。前回までは毎年恒例の夏の歴史特集記事を仕事の繁忙期に合わせてため記事として書いて出していたので、JBpress用記事を書くのはリアルに1ヶ月ぶりくらいでした。っていうか普通にサラリーマンしながら毎月2回記事書いて出してるのってかなり異常だと思う。仕事も決して暇じゃないし。
 あと昨日から上海めちゃ熱い。昼間は会社オフィスで冷房浴びれますが、家帰ってさっきまでは扇風機でこらえてたけど室温30℃ぶっちしていてこれもう無理と思って冷房つけました。気にせず冷房つけられる身分になれたことが単純にうれしく、10年前は扇風機でリアルに我慢してた頃を思い出すと泣けてきます。

 話は本題ですが前回このブログに書いた通り、今の日本の教育問題は突き詰めると日本人全体で行動力を失ってきている点だと私は考えています。じゃあ行動力を高めればいいってことになりますが、これがどうすればいいかって点でかなりむずいです。ただ少なくとも、かつてと比べると現代日本人と子供は明らかに行動力を失った無気力人間となっているので、その辺から攻めて行けば何かヒントが出てくるのではないかと思っています。

 まずいきなり挙げる一つの手段として、大学の定員を大幅に削減するってのがいいと思います。知識を身に着けることで行動力を高める人もいますが、大多数はむしろ無駄な知識とともに無駄に行動力を減らすパターンが多く、むしろ高卒ですぐ就職する層を増やせば全体で行動力は高まるんじゃないかと思います。
 一体何故知識がつくと行動力が落ちるのかというと、将来を予測することが増えるからだと思います。基本的に人間はリスク回避思考で動きますが、全く予想がつかないとある程度行動はするものの、変に予想できてしまう、一例を挙げると三流私大だとあまりいいところに就職できないという先入観持つと、やはりその行動力は限定されてしまう気がします。であればかえって将来が見えない方が当人にとってもいい結果をもたらすのではないかと日ごろ思います。

 次に、単純に挑戦ということを重視させるというのを挙げます。これなんか小中学生辺りには良いと思います。
 むしろ今の日本ほど「挑戦」することへの価値が低くなっている時代はなかったんじゃないかと思います。企業も余計な事せず既存事業の深堀だけしかやらせようとしないし、学校でも部活の拘束が変に激しくなって、部活を掛け持ちするような子供なんて今皆無でしょう。っていうか自分も部活参加日がもう少し限定されていた茶道部とか入りたかった。

 なんだかんだ言って昨日に1件で5件分くらいのクソ重たい仕事してフラフラなのでもう最後の挙げちゃいますが、単純に行動力を高めるのに一番いい方法は何といっても欲望を刺激することに尽きます。物欲だったらお金を稼ごうと動くし、女性にもてようと思ったらいろいろ聞かざるなど、人間の行動原理において欲求や欲望というのは非常に重要なポイントです。
 ただ言うまでもないですが、その欲望が異常に大きすぎると満たすことができない現実とのギャップで心理的圧迫を生みます。また充足手段がないにもかかわらず充足させようと変な行動力が出てしまうと、犯罪行為につながってしまいます。

 こうした点から古来より宗教を始め、如何に自らの欲求を抑制しコントロールするかが重視されてきましたが、近年の日本においては抑制され過ぎというか、欲求がもはや高まらなくなるに至っています。敢えて言うなら、モルヒネ打ち過ぎて痛覚なくなってしまったというべきか。
 かくいう私も出世欲とかは昔から皆無だし、生活に関しても華美なものはあまり好まず非常に質素です。物欲においても、近年最もときめいたのはこのブロンズ不動明王像くらいです。

 逆を言えば、ブロンズ不動明王像を見た時は本当に小学生くらいのときめきを感じて、「ああ物欲ってあり過ぎてもだめだけど、なさ過ぎてもだめだな」と本気で思いました。やはり一定の欲望があると何とかして達成しようという意識が働くし、何もしてない時も「あああれ欲しいなぁ」みたいな感じで思考が動きます。欲しいものが全くない時なんか、「これから何しようか」みたいな途方に暮れた感情を覚えますし。

 そういう意味で、適度に子供の段階から「欲しい物は欲しいと考え、真っ当な手段で得られるよう努力しなさい」と教えるのは良いことだと思います。でもって日本社会はもっと欲望を刺激する、具体的には広告業の連中もっと頑張れよとか思います。ライフスタイルも最近はミニマリストばかり取り上げられてタワマン成金がむしろ叩かれる現状ですが、自分に言わせればタワマンはやや極端すぎるもので、もう少し手の届く、100万円以内、できるなら30万円以内の単価の商品なりサービスで世間に注目を集めさせるべきでしょう。

 この辺昔考えたけど、女性だったら化粧品なり宝飾品などいくらでもありますが、男だとかわせる商品自体がなかったりします。昔だったら自動車がありましたが今はそれほど価値がなく、あと自分だったら自転車なら興味持ちますがこれもみんながみんなってわけじゃありません。となるとやっぱり行きつくのはプラモかと、何故か自分の趣味に入っていきます。しかもプラモだと安いし。

2 件のコメント:

ルロイ さんのコメント...

バブルくらいまでは高価なものならなんでも良い的な価値観がありましたけど、今は割と個人の好み趣味を貫く生き方が市民権を得てきたので、そういう方向性に向かっていくんでしょうね。
割と「推し」みたいなのがキーワードになってくるような気がしますが、それもどちらかと言うと女性とセットで使われる言葉なので、基本的に女性の方が何かに向かうエネルギーが大きいのかもしれません。
男はスポーツとか出世とか、一つの物差しに向かって努力する方が得意なんでしょうね。

花園祐 さんのコメント...

 個別化需要自体は風潮として自分も好ましく見ていますが、ビジネス的にはターゲットが分散するし、あと世代間の共通体験が今後減っていくことを考えられます。自分らの世代は「ドラクエ5でエスタークが仲間になる」とか「ロマサガ2のルドン送り」などがあってこれだけで話題持たせることができますが、今後の世代はどうなるのか、実はちょっと気になっています。