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2023年2月8日水曜日

日本政府の同性婚否定姿勢に関して

ヤクルトの投手主将・田口麗斗が考案「くじ引きキャッチボール」 石川も絶賛「面白い」(サンスポ)

 本題と全く関係ないけど、今一番好きな投手を挙げるとしたらこの田口麗斗選手が挙がってきます。上の取り組みも面白いですがそれ以上にシーズン中の、絶対的ピンチにおける毎回の火消しぶりがめちゃしびれます。巨人に残ったままでもきっと活躍されてたでしょうが、ヤクルトにきてくれて本当に良かったと日々感じます。


 それで今フィリピンの広域犯罪容疑者とともにホットな話題の同性婚に関してですが、上野官房長官の発言に関しては「だからなんやねん」といったところです。そもそも「陸、海、空、その他の軍隊はこれを保持せず」と書いてあるのに読売巨人軍やたけし軍団が存在する国の憲法を盾に取ること自体価値がないと私は思います。
 まぁそれ以前に記事にもある通り、「憲法で禁止はしてないよね?」という問いに言葉を濁すあたり、いかに今の政府が同性婚を禁止する根拠を持っていないことがはっきり表れています。

 この同性婚に関しては岸田も「ネガティブなことは言っていない」と釈明してましたが、じゃあ何が言いたかったんだよと逆に聞きたいです。またその後に続く「私もマイノリティ」発言もだからなんやねんと言いたくなるような内容で、根本的に論拠のないことばかり口にしている気がします。上の官房長官の発言同様、同性婚を禁止する明確な根拠は恐らくなく、この前更迭された秘書官のように単純に同性愛者が嫌いか、支持者に嫌いな人が多いだけで禁止し続けているとみられます。
 あと若干眉唾と思いつつも統一教会の指示というのも、あまりの回答の拙さからなんか信じちゃいそうです。

 私自身はハードゲイとTDNネタは好きだけど同性愛嗜好は全くない人間ですが、同性愛嗜好を持つ人間は社会に一定層いるのは事実だし、どうせ日本人全体の婚姻率自体も下がっていて同性婚を認めたところで少子化が加速することもまずないだろうから、同性婚については認めるべきなのではという立場を取っています。単純にそれでやる気を出す人もいるでしょうし、社会全体の利益でいえば認めないより認める方が国家として有利だと考えています。
 ついでに言えば選択的夫婦別姓制度も早くやるべきだと思うし、反対する奴こそ社会から排除すべきだと思っています。

 先の更迭された秘書官は同性婚を認めると日本から離れる人間が現れると言っていたそうですが、そもそも他国の方が同性婚を認めている国が多いことを考えると、そんな逆の動きが起こるわけないと普通は分かるはずです。それでもなお上記のような価値観を口にした当たり、単に差別的な感情を論理的にことすることすら放棄しているとしか言えず、そもそも議論が成り立つ人間ではなかったのでしょう。
 まぁそんな人間が上にきてしまう日本の制度や風土の方が問題ってのは、今回は話題にしませんが。


 上のまとめ記事にもありますが、そもそも歴史的に言えば日本は伝統的に同性愛バンザイ大国であり、今の価値観の方が歴史的に言ってもマイノリティに属します。もっともその現代においてもBL系ジャンルの隆盛をはじめ、ほかの国よりもかなり同性愛に対する意識が緩いというか激しさを持っていると感じる点もあり、岸田の「社会が変わってしまう」発言はむしろ歴史も現実も捻じ曲げた意見でしかないでしょう。
 関係ないけどBL好きの中国人女性の同僚に、「日本の本屋にはBL漫画のコーナーがあるよ」と教えたらやたら興奮してましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

 それにしても先の更迭された秘書官がいなければこの同性婚議論はここまで盛り上がらなかったことを考えると、なかなかに皮肉な事態に発展したものだなと感じます。後本当に偶然だけど、この前偶々急に聞きたくなって、百合物作品の「神無月の巫女」のEDテーマのAgonyをYotubeで聞いてましたが、なんか無駄にタイミングいいなとか思っ足りしました。
 この「Agony」は今聞いてもすごくいいと感じるとマジ名曲だと思うけど、歌ってるKOTOKOのアルバムは毎回、アニメやゲーム作品とのタイアップ曲以外の収録曲がどれもひどいと感じるほど質の悪い曲ばかりで、ファンになりかけて結局なり切れませんでした。っていうかアルバム曲は明らかに手を抜きすぎてたと今でも思います。なおKOTOKOの曲の中で傑作だと思うのは上の「Agony」と「We Survive」だと思っています。

2 件のコメント:

ルロイ さんのコメント...

同性愛への是非に関しては、欧米では宗教的な部分に触れるため余計に複雑ですが、日本の場合は純粋に優秀なオス・メスほど異性の相手に困らない、かつ異性愛が当たり前過ぎてそれ以外の価値観が理解できないという側面が強く、優れたオス・メスとそれ以外の間での争いになってしまってるんですよね。
生物学的には優秀なオス・メスの方が確実に子孫を残せますし、本能的にも異性愛が当然なので、分が悪いかなーと思ってしまいます。
欧米ではそれを障害者と同列のマイノリティに置くことで「そういう支援が必要な人もいる」というロジックで通そうとしてますが、日本の場合はなまじ昔からいた分「道を外れたキモい奴ら」という印象が浸透してしまっている気がします。
政府与党側の人間からナチュラルに差別発言が出る点が、逆に問題の根深さを示しているんじゃないかなと。

花園祐 さんのコメント...

 コメントを拝見して、欧米と日本では現代における同性愛に対する観点がやや異なるということに初めて気が付きました。この辺があまり専門でないということもありますが、言われてみると確かにほのかなズレをを感じます。
 こと結婚制度に関する法整備に関してはぶっちゃけ、「そもそも法的な結婚制度そのものをなくしてしまえ(・∀・)ハハハ」みたいに、事実婚や一夫多妻制を社会で認めてしまったらどうかという極端な解決策も考えています。もっともそうなると、税金を含め相続税の制度設計がめちゃややこしくなることも分かっており、内心で今の結婚制度は相続税のために必要という風に見ています。