本題とは関係ないですがナウシカの「ラン、ランララランランラン♪」って歌を、ターミネーター風に「ラランランララン、ラランランララン……」とよく一人で家の中で口ずさんでいます。
それで話は本題ですが、フジテレビのスポンサー手控えが続く中で日テレがどうもやらかしたようです。この「月曜から夜ふかし」ですが、自分は日本で一切見たことがないものの中国では何故か見たことがあります。というのも中国出張ロケがたまにあり、その番組を以前に中国人の同僚から紹介されたことがあるからです。
知ってる人には早いですがその回は天津や広州の街中で街頭インタビューする構成になっており、中国人でも知らないような現地の人々の生活や生の声を取り上げていて非常に好評だったそうです。中国でもかなり話題となり、小津がサイト名で中国語の字幕付きでアップロードもされているのですが、話を聞いたところ日本語を学んでいる中国人はほぼみんなその回を見ているそうです。
そんなこともあって中国ネタならこの番組は安心だろうと思っていた矢先、今回のインタビュー相手の中国人女性の発言の捏造するというとんでもないやらかしをやっていたとのことで、最初は私も耳を疑いました。というのもこの番組のプロデューサーは上海出身の元女医だと聞いており、そんな人が今回の捏造された発言に対して疑問を抱くはずがないと思ったためなのですが、どうやらその人は既にこの番組のスタッフから外れていたそうです。
で、その捏造の中身なのですが、恐らく中国人が耳にすれば「絶対にありえない」と誰もが思い、捏造されたものと一発でわかる内容です。詳しくは上のリンク先にもありますが、「日本と違って中国でカラスを見ることが少ないのは中国人がカラスをみんな食べてるからだ」、という発言が捏造されたのですが、何でも食べる中国人でも、カラスだけは絶対に食べることはないと私も思います。
以前にもこのブログで書いたと思いますが、中国人のカラスに対する嫌悪感は非常に強く、感覚的に言えば日本人にとってゴキブリを見るような感覚に近いです。言うなればさっきの捏造された発言は中国人から見れば「ゴキブリを食べる」という発言に近く、そりゃ中にはいるかもしれませんが、普通の中国人の感覚からしたらあり得ないと思うのが当然です。
なお、ハトに関しては決して間違いではなく、中国の街中では実際にハトを見ませんが多分みんな食われているせいでしょう。実際私もたまに中華料理屋でハト頼んで食べるし。
以上が今回の捏造に関する私の見解というかコメントですが、一歩話を進めると、言われているようにこの番組の存続はかなり危ういでしょう。過去にも発言を捏造したことを理由に打ち切りにあった番組は少なくなく、また存続するとしてもフジテレビの騒動がまだ記憶に新しいこともあり、スポンサーもこれをきっかけに降りる可能性があります。
ただそれ以上にシンキングタイムなトピックとして、この番組の捏造はこれだけなのかという点があります。言い換えれば、過去の放送回でも似たような発言の捏造や過剰な演出行為があったのではと現状疑わざるを得ません。仮にあった場合、この番組の打ち切りだけでは済まなくなる、というより他番組でもスポンサーが下りる可能性も出てくるでしょう。
折も折というか上のような記事が出ており、ただでさえ効果が疑問視されているテレビ広告は現場が抱いている危機感以上に危機的な状況にあると私は思います。特にフジテレビでの出稿をやめたところなんかは、ほかのテレビ局にも今後手控えるようになるでしょう。
あんま言われていませんが、かつてテレビ広告にもっとも金を出すといわれたのはお菓子メーカーです。しかし現在、少なくとも1月に私が日本にいたときにテレビ見ていてお菓子のCMはほとんど見ませんでした。恐らく上のネスレ同様、過去に高い金払って多分だけテレビ広告に価値はないと早くに気づいたのだと思います。いまだに活発にテレビCMを出しているのは飲料メーカーくらいでしょう。
そういう意味では今回の騒動は今後の発展が気になります。まぁ番組の打ち切りはほぼ確定ではないかと思いますが、改編に間に合うかな。
ちなみに最初に上げた天津や広州の取材回に関しては、インタビューに答える中国人市民の発言は正確に日本語に翻訳されていました。それは私も実際に見て聞いて確認しましたし、周りの中国人も誰も異議を唱えていませんでした。その点で言えば今回の騒動はスタッフの劣化によるものかもしれません。
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