ページ

2011年7月11日月曜日

部落への報道が明るみになった日

 前回の記事に続き、部落問題についてです。前回でも書いたように私は部落問題を掲げる部落解放同盟などの組織は信用しておらず、むしろ彼らのこれまで起こしてきた行政への介入や恐喝事件などから彼らを暴力団ともども一刻も早く社会から追放すべきだという立場をとっております。

 さて近年になってネットの発達などもあってこうした部落出身者らによる団体の明らかに非合法な活動が徐々に日の目を浴びてきましたが、前の記事でも書いたように90年代の頃は部落という文字自体がマスメディアで報じられることは全くありませんでした。一体どうしてそこまで彼らが力を持ったのかは非常に気になるところで私も興味はあるのですがそれはまた置いといて、逆にどうして今になってこれらの問題が日の目を浴びるようになったのか、非合法な活動をしていた連中への批判が起こるようになったのでしょうか。
 これはあくまで私の一つの推論ですが、大きなターニングポイントとなったのはほかでもなく下記のハンナンの牛肉偽装事件が摘発されたことがすべてのきっかけだったように思えます。

ハンナン事件(Wikipedia)
牛肉偽装事件

 この事件は国がBSE対策の補償として国が国内牛肉の買取を行ったところ、雪印や日本ハムなど大企業などもこぞって外国産牛肉を国産と偽って買い取らせたという事件です。この一連の偽装事件では先の大企業二社に加えハンナンという会社も牛肉偽装を行っていたのですが、この会社の元会長である浅田満氏は部落解放同盟の幹部であったことから、この事件での2004年の逮捕以前はマスメディアに一切取り上げられることはなかったとのことです。
 しかしこの事件で逮捕されて以降はまるでタガが外れたように一挙に報道され、また解放同盟の幹部という彼自身の経歴についても個別に報じられるようになりました。私は大メディアにとってこの時が一種のタブー解禁日になったと現在考えており、事実その後は部落出身者、団体による犯罪や不祥事事件が次々と報じられるようになっていきます。

 その中でも代表的なのは、「三都物語」と揶揄された下記三府県の市役所における不祥事事件です。

大阪市問題
京都市環境局不祥事
奈良市部落解放同盟員給与不正受給事件

 この市役所の不祥事事件は最初の大阪市問題を我らがMBSこと毎日放送が凄まじい執念で、ぐうの音も出ないような証拠を突きつけて告発したことがすべての始まりでした。あまりにも見事だったのでここでも書きますが、大阪市役所職員が実際働いてもいないくせに残業代を申請して授受しているという噂を聞き、目をつけたある職員の出退勤時間を毎日入り口でチェックし、その上で住民監査請求で給与詳細と照らしてみたところ、毎日定時前後に退庁していたにもかかわらずやっぱり残業代をつけてて不正が明らかになりました。
 その後大阪市の内部調査を勧めたところ同じ事をしていた職員がどんどんと現れ、裏金やヤミ専従など不正と呼ばれるものはすべてやったと言わんばかりにどんどんと明るみになり、その中には同和対策事業での不正もありました。個人的に私がひどいというか呆れたのは、大卒ではあるものの比較的採用されやすい高卒枠に高卒と偽って入庁した職員がなんと965人もいたのですが、先にこれが明るみになった神戸市役所の職員数名は即刻懲戒免職となったのに対し、大阪は停職一ヶ月で済ませました。まぁこれはどこでもやってるし、京都市にもたくさんいるってのはよく知ってるんですがね。

 こうして大阪市の問題が次々と明らかになる中、続いて京都市と奈良市でも役所内の不祥事が一挙に明るみとなって行きました。こちらは大阪市以上に同和問題の側面が強く、同和対策事業として優先的に採用、もしくは関係団体からの強い推薦を受けて採用してきた環境局職員らが平気で仕事を抜けパチンコはするわ、出勤はしないわというのがばれ、釈明に負われた当時の桝本頼兼京都市長が同和枠採用が原因と認めることとなりましたが、この発言があった際にネット上では、「この市長は殺されやしないか」とまで書かれましたが、実は私も同じ心配をしました。もっともこれは杞憂にしか過ぎず、桝本氏はその後任期を全うして引退し、現在も存命です。

 はっきりいって90年代であればこうした不祥事がたとえあったとしても、周囲に知られたとしても堂々と報道されるなんて私には考えられませんでした。しかしどうも2004年のハンナン事件以降、こうした方面へのタブーは薄れたのか公開されるようになり、私にとってはいい世の中になってきたと思えます。
 上記の不祥事事件などは突き詰めれば個人の犯罪です。しかしハンナン事件など明確な幹部が逮捕されたにもかかわらず解放同盟などは公への謝罪、反省のコメントなどは少なく、その当事者意識について疑問に感じることが多いです。ただ奈良市の事件では問題を起こした職員は幹部だったそうですが、解放同盟はきちんと除名という処分を取っており、ケースバイケースなところはあります。願わくば昨日に取り上げた自作自演事件などともにもうすこし自浄作用を働かせてほしいものですが。

 最後にまとめになりますが私が部落団体に一番理解できなく汚いと思えるところは、昔差別されたのだから今現在に特別な補償をよこせと要求する点です。差別されていたことは事実でありますし私自身は深く同情します。しかしその差別の是正を求める、つまり非部落出身者と同じ立場や条件を求めるのならともかく、それ以上の待遇や異常ともいえる補償を要求するのは本末転倒もいいところで、なおかつ過去にその要求のため暴力的手段を取ってきたことは到底認められるものではありません。
 少なくとも現在ある特別な補償等を放棄しない限りは、私は彼らが周囲から変な目で見られているとしても何の同情もしないでしょう。

2011年7月10日日曜日

部落問題に対する私の所見

 一つ前の「松本前復興相と福岡空港」記事にて福岡空苦の敷地借地について部落問題に関わる部落解放同盟による行政への介入があったのではないかと私は書きましたが、いい機会なので部落問題について私の所見をここで一気にまとめてしまおうかと思います。こういう記事は休日でもないと書けやしないし。

 まず結論から言うと、私は頭から部落問題を主張する人間は信用しませんし、解放同盟という組織は可能な限り早く解散すべしだという批判的立場を持っております。最初にあらかじめ言っておくと部落問題自体が全く存在しなかったと主張するつもりではなく、少し前の時代で実際にひどいと思うような差別行為を見聞きしています。しかし現在において差別が実際にあるのかどうかとなるとかなり疑問で、少なくとも行政が部落出身者やその団体へ多大な補償や保護、介入を許すほどではないと考えております。

 まず差別が現在まだあるのかどうかという点についてですが、そもそもの話として日本はいじめがかなり多い社会だと私は考えております。小、中学校、部活動のいじめは言うに及ばず職場においてもなんやかんやで無駄としか言いようのないいじめはどこにでもあり、その対象というのも千差万別で、別に被差別部落出身者に限らずいわゆる差別的行為や陰湿な暴力を受けることは多々あるにもかかわらず、部落出身者に対してのみあれこれ行政上の優遇があるのは妙な気がします。その上でこれはある友人の意見ですが、

「日系ブラジル人などと比べて部落出身者は見かけから言語まで完全に日本人と一緒で外見からまずばれることはない。確かに昔から同じところに住んでいたら周囲にも出身がわかっていろいろ言われるかもしれないが、そんなに差別されるのが嫌だったら引っ越せばいいだけの話じゃないか」

 結局のところ、部落問題はこの一言ですべて片付くのではないかと思います。別に部落出身者じゃなくとも今の日本社会は就業において故郷を離れるのがごくごく一般的ですし、東京にでも出てくれば出身についてばれることはまずありません。故郷にとどまっていたい、けど差別されたくないというのははっきり言えば甘えでしかなく、根本的解決方法があるにもかかわらずそれを選択しない人間は何だというのでしょうか。

 その上で私が部落解放運動について批判的な立場を取る理由についてですが、私がこの問題で最初に奇妙さを感じたのは滋賀県のある優遇政策(同和対策事業)でした。それは数年前に見たテレビ番組なのですが、滋賀県にあるという部落出身者のみにしか利用できない体育館の紹介がされていました。その紹介された体育館というのは見る限りやけに立派な施設で、どうしてこれが一般市民には開放されず部落出身者にしか使えないのかという点でもうかなりおかしいのですが、番組でもインタビューでそのことを利用者に尋ねると、「同じ出身者同士で相談できる環境があるのとないのとでは違う」と高校生くらいの男性が話していました。
 この発言にケチをつけると、少なくとも相談だけなら誰かの家でも十分出来るし体育館でする必要性はあまり感じられません。その上で多少やっかみっぽくなりますが、あんな豪華な施設を独占しているからこそ周囲から色々見られるのではないかという気もしないでもありません。真の平等というのは誰もが同じ施設を同じ費用で使うことではないのか、このような主旨を部落団体は持たないのかと疑問を持ったのが始まりです。

 こうした方向性のよくわからない優遇政策とともに、これまでの解放同盟の常識が通用しない異常な行為の数々も見逃せません。一つ一つ説明するのはさすがに面倒なので、この一週間密かに調べていた事件のリンクをここでまとめて貼ります。

八鹿高校事件
篠山町連続差別落書き事件
滋賀県公立中学校差別落書き自作自演事件
一ツ橋小学校事件
解同高知市協「差別手紙」事件
立花町連続差別ハガキ事件
飛鳥会事件

 これら事件で私が理解できないのは、一ツ橋小学校事件を始めとした一連の自作自演事件です。これら自作自演事件の手はずと言うのは差別的内容が書かれた手紙や落書きを内部で書き、未だにこの地域や学校には差別があると糾弾するといった具合で実行されるのですが、差別を是正するための組織が差別を自分で作るなんて何を考えているのか理解できません。平等を期すために書いておきますが2003年には「連続大量差別事件」といって部落問題とはなんの関係もないある一般人から関係組織へ差別的内容が書かれた手紙が送られる事件がありましたが、それにしたって他の事件を見ているとこの事件も自作自演と疑われたのも無理ない気がします。

 こうした事件以外にも西日本を始めとした各自治体行政への介入、過剰な優遇策ももはや目にあまり、解放同盟というのは百害あって一利なき存在だと私は見ております。敢えて例えるとしたら人権を盾に無茶で非合法な要求を行うということから平安時代の比叡山を始めとした僧兵のようなもので、暴力団ともども排斥対象としてもよい気がします。
 個人的に気になるのはどうして解放同盟はこれほどまでに利権というか力を持つようになったのかということで、いくつか考えられる仮説はあれども確たる証拠には欠けているのが現状です。ただ本当に彼ら組織は90年代には恐ろしいほど力を持っており、大きな事件になろうともマスメディアは一切取り上げることはありませんでした。

 しかし2000年代に入り、潮目はすでに完全に変わっております。次回記事では一体どこで潮目が変わり、社会の見方が変化したのかを取り上げます。それにしても自分も怖いもの知らずになったもんだ。

松本前復興相と福岡空港

 しつこくまた松本前復興相の話ですが、今回の暴言騒動が大きく取り上げられた際に彼にまつわるある妙な話を耳に(目に?)しました。

福岡空港、67億円の赤字、松本組(JC-NET)

 正直なところ私はあまりネットメディアを信頼していないのですが、上記のJC-NETの記事については早くから大した内容をよく取り上げていたものだと嘆息させられました。
 記事の内容を簡単に説明すると、国が管理する空港の中で最も赤字幅が大きい福岡空港なのですが、その額なんと67億円で、乗降客が少ないほかの空港と比べても赤字額が極端に大きい空港です。では一体何故福岡空港がこれほどまでに赤字が大きいのかというと、その最大の理由と見られているのが空港敷地の借地料です。記事によると福岡空港は空港敷地を所有ではなく地主から”借地”しており、借地料として毎年80億円という途方もない金額を支払っているそうです。で、そんなおいしすぎるとしか思えない地主は誰かというと、ほかならぬ件の松本龍前復興大臣の一族が経営する「松本組」がその一人だとの事です。

 あまり航空行政に詳しくないのでそれが一般的なのかどうかまではわかりませんが、普通に考えて空港という重要施設の敷地を借地すること自体がなんだか奇妙に感じます。また毎年80億円、10年も払えば800億円にも上ることを考えるとどうして土地を買収しなかったのか、もしくはどうしてそんないわくつきの場所に福岡空港を立てたのか強い疑問と不満を感じます。憶測で物を言うのはあまりよくはありませんが、契約時に何かしらおかしな取引があったのではないかと思わせられます。
 というのもこれはもう公ですのではっきり書きますが、松本前復興大臣は部落開放同盟のナンバー2で、常識では考えられない行政への介入をしでかしているのではという気配がプンプンします。ちょうど切りもいいので、この辺について次回記事で一気にまくし立てることとします。

2011年7月9日土曜日

社会人生活と比べる私の高校時代

 よく「社会は厳しいんだぞ」と子供に言う大人の姿が描かれることがありますが、少なくとも私にとってはこれは当てはまることはありません。というのも比較的恵まれた社会人生活をしているのもあるでしょうがそれ以上に、中学、高校時代の方が私にとって何より辛い期間だったからです。

 以前の「陽月秘話」の頃からすでに何度も愚痴っていて読んでる人には早いでしょうが、私の中学、高校時代は何も楽しい思い出がありませんでした。個別のエピソードではいくつか面白いものがあるもののあの時代の生活が有意義かどうかといえば全く価値は感じられず、中高一貫校であったため中学の時点で高校に進学してもこの環境が延長するとはっきり自覚していた私はわざわざ高校への進学をやめようとすら考えていたくらいです。中にはこうして大学にも進学して無事就職できたことから「高校に行っといて良かったね」と言われることもありますが、多分高校に行かなくとも大学への進学意識は非常に高かったので普通に大検とってきちんと進学できてたと思います。

 具体的に中学、高校時代で何が嫌だったかといえば、えらそうな言い方になりますが周囲のほかの生徒が非常につまらない人間ばかりでした。常識が通用しないというか会話が面白くないというか、多分他の中高一貫校でもそうでしょうが人間関係が中学から高校までそのまんま動かないことから世界観がありえないくらい狭く、被害妄想が入っていることを認めますがその世界観から外れる私のような人間はかなり排他的に扱われてました。
 それを表す一つのエピソードとしてよく使うのは、大学進学率に対する価値観です。進学校であったため中学に入学した時点で私の学校のほぼ全員の生徒は大学に進学することが規定路線です。それゆえにある授業で教師が、「日本の大学進学率は40%強(当時)」と説明したところ、「えー、八割くらいいっているかと思ってた」と洩らす生徒がおり、日本の子供は望めば誰だって大学にいけると信じて疑わないところがありました。

 もっともそういう学校に通っていたので私の世界観も当時は決して広かったわけではありませんでしたが、なにが中学、高校時代で一番辛かったのかというと会話時に常に力をセーブして話しなくてはならないのが辛かったです。というのもその学校内の常識に従わない話し方や会話内容を出すと平気で、「何言ってんだお前」とすごまれるし、羽目を外して会話テンポを上げると相手は話の内容を理解できないで、何のためにここでみんな勉強してるんだろかと当時はめちゃくちゃ悩んでました。
 逆に、その後大学に進学した後で知り合った人間に政経やら哲学など自分でも結構難しいと思う内容を話すと、「よぅ知っとるなぁ」と向こうも乗り気になって話しついてきたりするのを見て、「なんでわかるの?」としつこいくらいに聞くほど驚いたのを今でも覚えてます。

 ただそんな嫌な学校の中でも、気が合う人間は全くいなかったわけでなく今でも連絡を取り合う友人は何人かおります。逆を言えば今付き合ってる人間以外だとあの学校の人間とは誰とも連絡を取りたくないとすら考えてるわけですが、今連絡を取り合っている友人の一人とは妙に気が合ったのか、理系の人間ゆえに政治系の話題は共有できなくとも何故だか関係は続いております。
 まぁ明かしてしまうとその友人というのはちょっと前にリンクを結んだ「薬学部ナギ」の管理人なのですが、最近どうも私のブログに影響を受けたのかブログ作成に凝っているようで、また新しいブログを立ち上げたそうです。

大学受験フジギリ

 彼は具体的にどういう友人かといえば昔から今に至るまで「わがままなやっちゃなぁ」と思わせられる人物で、ブログの文章にもどことなくそういう性格がにじみ出てる気がします。ただわがままといっても自己中心的な性格というよりは主観が強いという性格で、間違ったこととかおかしなことがあればすぐに「それっておかしいじゃないか」というような人間ゆえに私と妙に気があったんじゃないかと思います。逆を言えば私も他人、というよりかは一般的な日本人より主観が明らかに強い口でこういうブログを運営しているわけですが、この性格で今までいろいろ損をしてきたなと思う一方、いい生き方をしてきたとこの頃誇れるとともに比較的恵まれた今の環境を得るきっかけになったのだと前向きに見られるようになっています。

2011年7月8日金曜日

東大の入学時期変更検討について

東大:入学時期を春から秋に 国際化推進で検討開始(毎日新聞)

 ちょっと古いニュースですが、先の二本の記事がかなりきわどい内容なので蓋かぶせとばかりに取り上げておきます。
 上記リンク先のニュース内容は東大が学生の入学時期を日本で一般的な春入学ではなく、国際基準に合わせた秋入学へ変更を検討しているというニュースです。仮に変更する場合でも入試時期は現在のままにしておき、入学までの半年間はボランティアや海外留学の時期として残しておくことが話されているようです。

 このニュースに対する私の意見ですが、何でもかんでも国際基準に合わせようとする日本人の態度ははっきり言って私は大嫌いですが、この東大の入学時期変更については大賛成の立場をとります。

 まず世界各国の大学入学時期についてですが、私が知る限り4月の春入学をしているのは日本と韓国しかありません。中国では9月入学で、大学入試も6月にやります。仮に東大が入学時期を変更するとどうなるかですが、まず海外の留学生が自国の学期に合わせて留学に来やすくなり、東大側もそれを狙っているようです。
 何気に私の経歴もこの件と無関係ではなく、中国が9月入学ということから本音なら三回生になった直後の4月に留学したかったもののわざわざ三回生の前期まで日本の大学で講義を受け、その年の9月から中国へ留学し、一年後に日本の大学へは三回生の後期から復学しました。もっとも、後からわかったことですが私の留学先である北京語言大学ならカリキュラムがしっかりしてるから4月入学でも全く問題はなかったんだけど。

 やはり入学時期を国際基準に合わせてもらえれば留学に来る方も行く方も助かること間違いなしでこの点だけでも支持するに足りますが、それ以上に私がこれに期待しているのは画一的な就職採用時期の打破です。私はかねがね一つの時期にほとんどの日本企業が採用時期を集中させる、また新卒学生に限定するといった行為が日本の経済に悪影響を及ぼしていると考えており、今回の検討内容通りに東大のみが入学時期をずらすことでこの慣例に一定度の衝撃を与えられるのではないかと見ております。もちろん東大一つがずらしたくらいでは効果ないかもしれませんし、これ以外の要因もいろいろあって一概に言えることではないですが、近年の日本はなにかと横並びにしすぎるところがあって、そういった均衡を敢えて崩すことが社会にいい影響を与えると私は考えています。
 といいつつも、日本の過剰な横並びを崩すために国際基準にあわせるというのは、なんだか矛盾しているような気もしますが。

中国高速鉄道についての鉄道部発言

中国の高速鉄道は「海賊版新幹線」ではない、日本の報道に反論―中国鉄道部(レコードチャイナ)

 日本でも多分大々的に報じられているかと思いますが、先日中国ではこれまで上海と杭州や南京などをつなげて運行していた中国版新幹線(高速鉄道)を上海~北京間の路線でも開通させました。開通させるとともにこの新幹線技術を欧米数カ国に特許を出願したことで、車両の原型となったCRH2型を販売したJR東日本&川崎重工が「そんなの、聞いてない(;゚Д゚)」と反応し、元から中国に売るのに反対していたJR東海が先の二社に「どういうことだよ(#・∀・)」と怒っていると聞きます。内心、今回の一件で川崎重工なんかは株価下がるんじゃないかなと思ったけど、そういうことは見てたところありませんでした。

 日本で報道されているから説明は要らないのでぱっぱ話は進めますが、日本の技術を使った新幹線であるのにその技術を自国のものとして特許申請した中国に大して日本側の高まる不満はこちらでも報じられております。それに対して中国鉄道部(中国では日本の「省」を「部」と呼ぶ)の王勇平報道官が回答したのが最初のリンク先です。簡単にまとめると、というより答えは言うまでもなくいつもの通りですが、今走っている高速鉄道は川崎重工に提供してもらったものとは別の中国独自開発の車両で文句を言われる筋合いはないというものです。

 実は何気にこの元記事を私も空いた時間に暇つぶしがてら昨日翻訳していたわけなのですが、気になった箇所をいくつか抜粋すると、

・川崎重工から提供してもらったのはCRH2型
・今走ってるのはそれを改造したCRH380A型
・カタログスペックが日本の新幹線とはまるで違う、全然別物
・日本の新幹線の技術をすでに越えている
・平均運行速度だって、日本みたいにくねくね走らないからこっちのが上
・日本が我々に追い抜かれた
・日本は技術に驕りがあった。だから我々に負けた
・中国人は人のものをパクって自分のものと言い張る民族じゃない、伝統的に

 といった感じで、まぁ見ていて本当にイライラさせられることばかり言っております。特に最後の奴なんか、街宣車出して去年の万博パクリソング(岡本真夜)の曲を流してやろうかと言いたくなって来ます。
 あと今回の特許出願について彼の論理ですが、ちょっと長いですが私なりにまとめると以下のようになります。

「現在の中国の高速鉄道は確かに日本の技術が大きく貢献しているが、技術というものは過去の技術を下地に徐々に向上していくものだ。そういう意味で日本の果たした役割は大きく我々も認めるが、そもそも日本の新幹線だって島秀雄(新幹線の父と呼ばれる人)が欧州を回っている最中に見た車両が元になっているじゃないか。それをいちいち前の人間の技術だ何だといっていたらしょうがない。第一、今回中国が特許を出願するのは優れた技術を世界に後悔するためであって、特許思想の宗旨に叶う。なんだったら、日本が我々の進んだ技術を学びたいというのならいくらでも教えてやるよ。それをいちいち自分の技術だ特許だといって秘匿しようとしたり、我々の出願を阻もうとする日本は本当に器が小さい」

 といった具合です。まぁちょっと悪者っぽく訳しているのもありますが、一応最後にはフォローとしてなのか、「今日(七月七日)は盧溝橋事件の起きた日だが、過去の戦争は過去のものとして、中日両国は前向きに関係を発展するべきだ。過去の戦争の事なんか忘れたほうがいい」とも言ってます。まぁ戦争を一番持ち出すのは中国政府で、なおかつ政府の人間がこういうときはやましいことがきまってあるのですが。

 ただこうやってわざわざ翻訳しておきながらですが、上記の王勇平報道官の発言はあまり真に受けないようにしてください。というのもこれは政府の発言であって、中国全体の発言ではありません。何気にこの高速鉄道に関しては国家プロジェクトとしては異例なくらいに現地紙でもその運用コストや必要性、果てには安全性に対して疑義を呈する声が大きく取り上げられており、また特許出願については多くの中国人は興味がないというか、あまり意識がないのが本当のところだと思います。私としてはこの中国政府の特許出願を見て日本人が、「中国人は汚い」と言うのを一般の中国人が見たり聞いたりして、この件に興味なかった中国人が「なんで日本にこうも言われるんだよ……」と思うようになるのが一番好ましくないです。それゆえ、大雑把に「中国」とするのではなくこの件で批判する対象は「中国鉄道部」と限定してもらいたいのが、この記事で一番言いたいことです。

 また今回の件は、はっきりいってこうなることを予想しなかった川崎重工とかがかなり迂闊だったと私は思います。なんか重役が「中国は大人の対応を……」などと言ったそうですが、川崎重工こそ大人、っていうか最低限の判断力を持つべきではないかという気が少しします。

 あと最後に、このインタビューの最初の方で王勇平報道官は、

「日本からやってきた取材者も、中国の高速鉄道は技術が高くとても早い。内装も完璧で、日本の新幹線にはない……って、TBSの真下淳氏は言ってたよ」

 と、書かれてあります。
 この真下淳という名前の記者の方は知りませんが、ちょっとどういう人なのか興味がわきます。ちなみに私は高速新幹線に上海~杭州間でかなり多く乗った事がありますが、内装は完璧に日本の新幹線そのまんまで、中国人にもそういわれてました。片側三席、反対側二席という作りなどで。直接コメントとかしてくれないかなぁ。

誰かさんの死亡報道について

 昨日、一昨日と二日間更新はおろか来ていたコメントに返信すらしませんでした。理由は単純にネット環境の不備で、私の住んでいるサービスアパートメントの管理事務所が既に半年分のネット代を払っているにもかかわらず、契約期間が完了したと勘違いして勝手に回線を切っていたことが原因でした。これが一回くらいとかならすぐに直してもらえるし笑って許せるのですが、さすがに三回目ともなると結構頭に来るものがあります。しかも昨日の夕方に復旧依頼を出したら部屋で待ってろってロビーの女性に言われるもんだから30分待ったけど音沙汰なしで、どういうことだと言いに行ったら既に担当の職員が帰宅しているから明日(=今日)になると言われる始末。もちろんロビーの女性は最初の連絡時はすぐに対応すると聞いてただけに彼女を責めるのはお門違いなので、「もう勘弁してよ。あと明日は確実に直しといてね」と言って平静を装ってエレベーターに乗りましたが、やはり苛立ちがあったのかエレベーターの中で三回くらい壁を殴りつけ、最後思い切り頭突きしかけたところで収まりました。このブログは毎日更新してるもんだから多分見ている人も行進が少ないと「あれ?」っと思うでしょうが、毎日書いてる自分も二日も放置してると結構違和感感じます。

 そんなフラストレーション満杯状態なので今晩は何本記事が書けるのだろうかと息巻いている状態ですが、早速一本目にはかなりきわどいネタというか、調子に乗って書くと確実に要監視リストに載せられる話題です。
 事の発端は一昨日の晩。実はこの日は送別会があったため宴席に出ていましたが、そこで遅れてやってきたある同僚が、

「実は……○○が亡くなったそうで……」
「えっ、倖田來未が亡くなった!?Σ(゚Д゚;)」

 もちろん二つ目のセリフは聞いた人の聞き間違いで、歌手の倖田來未さんはきちんと元気に存命しております。何故聞き間違えたのかというと、件の人物が「こうだくみ」という発音にかなり近い音の漢字三文字の人だったからです。その人物の名前は恐れ多くてここにはかけない、もとい現在中国国内でその漢字三文字でメールを出すと即刻削除されて受信者に届かないのはおろか後々不利益を被る可能性があるので、ちょっとこの記事では割愛させてもらいます。

 上記の会話を横目に聞いていた私は折角の宴席なのでその話を聞いていなかった人には伝えず、密かに携帯電話を取り出して知り合いの上海人に早速確認を取りました。電話に出た上海人に内容を話すと、

「っていうか、多分この電話盗聴されてるよ」
「マジ?」
「実名出したらまずいよ。んーと、じゃあなんて言おうか?」
「ほんなら、例のおっちゃんはまだ生きとるん?」

 と、突然会話を関西弁に切り替えて会話を続けましたが、その友人からの情報だと真偽ははっきりしないものの解放軍病院に入院しているのは間違いない。肝臓がんだったという噂があるというこの二つでした。

 そして明けて次の日、いろいろと情報を整理しましたが簡単にまとめると、

・第一報は香港メディアが死亡したと報じたことによる。
・その香港メディアを受けて共同通信が情報を配信し、日本人にも伝わった
・昨日(七月七日)時点で中国メディアは黙殺。されどメールと検索ワード規制は実施

 ざっとこんな感じです。
 その後今日になって新華社などが流れている噂はデマであると発表し、第一報を伝えた香港メディアも誤報を流したと発表し親類に謝罪しています。

 私の私見を述べると、何かしら事態が急激に動いたのは間違いないと思います。高い可能性としては脳死かなにかで、今後の活動が再起不能になったのではないかというのが私の周りの意見です。このおっちゃんが再起不能になって起こる影響は産経新聞の記事が一番よくまとまっているので、興味がある人はリンク先をご覧ください。とてもここでは書けない。

 それにしても今回の一件はこっちのネット上では結構噂になっているらしく、中国版ツイッターこと微博(ウェイポー)上でかなり飛び交っているそうです。事態の審議は今後の報道を待たないといけませんが、センセーショナルな内容なだけにぱっと噂が広がるもんだなと妙な関心をしました。
 ただ今回のおっちゃんに対して、毛沢東直後の後継となった華国鋒が昨年死んだ時は反応が小さく、なんか話に聞いたら中国人でも多くが「その人誰だったっけ?」という反応だったそうです。それだから仮に、「林彪、実は生きてた!!(゚∀゚)」なんてデマを流したら意外と広まったりして。