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2024年4月4日木曜日

セガサターンの「DEEP FEAR」の思い出


 先日こちらの動画を見てましたが、非常に懐かしい思いがしました。

 この動画は1998年に発売されたセガサターン用ゲームの「DEEP FEAR」を紹介するものですが、自分も当時遊んでクリアしています。ゲーム内容ははっきり言えば大ヒットしたカプコンの「バイオハザード」のクローンゲームなのですが、独自要素が多く、またストーリーが非常にしっかりしていたこともあって当時も今も強く印象に残っています。

 簡単に紹介すると、海底基地で未知のウイルスが蔓延したことにより人間が次々と怪物化してく中で脱出を図るゲームなのですが、部隊が海底基地ということもあり、酸素が非常に重要なファクターとなっています。酸素量が制限されるエリアでは酸素が切れた場合、呼吸ができなくなります。その際にエアラング内に酸素があればそれを吸うもののしばらく使えばなくなり、肺の中の酸素も切れたらそこでゲームオーバーです。
 なお武器の中にはエアグレネードがあり、これを破裂させると室内の酸素量を増やすこともできます。また酸素は怪物に対しても効果があり、酸素を増やすと敵は怯むので攻略上でも役に立ちます。

 ゲームの難易度はバイオハザードと比べると非常に簡単というかやさしく設計されており、弾薬や回復剤が無限に供給されるため、ごり押しでもなんとかクリアできます。友人はラスボスの攻略の仕方がわからず詰まってましたが、光ってる最中にだけ攻撃できることを知れば何のことはなくアサルトライフルでハチの巣にしてやることができます。
 そんな感じでゲームとしての面白さはバイオハザードには劣るものの、前述の通りストーリーは非常に優れており、一緒に脱出を図っていた仲間が次々と亡くなるどこrか、人によっては怪物化して襲ってくるという展開にもなり、終始話を追いたくなる展開でした。また主人公が怪物化しないことについては、主人公は元々風邪を引いており、そのインフルエンザウイルスがウイルスの侵入を防いでいたという単純ながらしっかりした理由付けがなされていました。

 今でこそ「ガンダムは宇宙ばかりじゃなく深海でも戦うべきだ」とか、「日本はアッシマーかハイゴッグを量産すべきだ」などと主張するなど深海物を好むようになった自分ですが、恐らくそうした一歩出るだけで水圧で死ぬ深海という特殊なフィールドを舞台にした作品で初めて触れたのは、このDEEP FEARだった気がします。そう思うと非常に貴重な第一歩目を踏ませてくれた作品だったとも思え、こうして今でも取り上げる人がいる辺り、いいゲームに出会えたもんだとかみしめる思いがします。

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