ページ

2024年4月21日日曜日

現代における非現金対価こと福利


 自分でもびっくりですが3週連続でプラモを組み立てており、今週は今もウクライナ戦争で現役なT-62を組み立てました。ロシアは嫌いだけどロシアの戦車は好き(´・ω・)

織田信長「すまん、もう土地ないから褒美は茶器で良い?」 ← これwwwwwwwww(暇人速報)

 話は本題ですが、上のまとめ記事で恩賞として土地をあげたくないので、代わりに茶器にプレミアム感を持たせて恩賞の代わりとした信長の施策が紹介されていますが、茶器に限らず、当時の戦国大名は様々なものを土地の代わりに温床として配っていました。

 一番代表的なものは感謝状こと感状で、上杉家などは盛んに配っていたとされていますが滅亡寸前の浅井家なども最後まで居残ってくれた人たちにドバっと配ってたりします。所詮は紙切れなれど、時代が移った江戸時代以降は史料的価値を持つようになったのであながち馬鹿にできません。
 このほかには一字拝領といって、大名の名前の一文字をそのまま武将に与えて改名させることも恩賞の一つとして使われました。「信長の野望 覇王伝」でもこの一字拝領は恩賞コマンドとして取り入れられましたが、武田信玄が高坂正信にこれやると「高坂信」になったりしてカオスなシステムでした。

 以上は戦国時代における非現金(=土地)対価ともいうべき褒賞の仕方ですが、現金を上げずに報酬を抑えたいとするのは世の経営者に共通する悩みです。現代においては「福利」という言葉でよく言われますが、かつては報酬というか社員の忠誠心を引き留めるのに効果を発揮したものの、現代においては逆効果となるものが非常に多いです。
 具体的に言えば会社での飲み会や社員旅行です。昔はこれらイベントがあるのを楽しみにしていた会社員も多くいたそうですが、現代、少なくとも自分の年代以下は9割がたこれらのイベントを嬉しく思わない、むしろ苦役として捉えるようになっています。自分自身も、こういうイベントに会社の金使うんだったらオラに現金を分けてくれと言いたいし、言っても上司らのご機嫌取らなきゃならず、休日や余暇が潰されるだけであるようにしか思えません。

 しかし中には酔狂な経営者やコンサルタントとがいるようで、これら現代人に嫌われる会社イベントを「社員の団結力向上のために」と言って何故か企画してくる連中がいるようです。中には運動会まで企画して顰蹙を買いう人もいるそうですが、少なくとも8割以上が歓迎するようなイベントじゃなければやらない方がいいでしょう。

 じゃあ社員の8割以上が歓迎するようなイベントってなんだと考えてみたところ、パッと浮かぶのは餅撒きこと現金拾い集め大会で、これだったら自分も「俺の出番だなσ(゚∀゚ )オレ」と意気揚々と参加します。ただこれだと、現金支出を抑えながら忠誠心を高めるという福利の根本的目的が崩れてしまうのですが。
 そのほかあったら会社に感謝する福利としては、よくあるものとしては備後大会、じゃなくんてビンゴ大会です。これなんかは商品をなるべく種類を統一してまとめ買いすれば費用も抑えられるし、嫌がる人はほぼおらず、全員に配らなくても納得感が得られるのでやはり有りな感じがします。

 以上を勘案すると、結局現金とは言わずとも換金性の高い賞品とかを直接配ってくれることの方が単純に忠誠心を高めやすい気がします。信長のようにそれ以前は価値がないと思われていたものを価値があるように持ち上げて配るという手段を使えれば最適ですが、実際これやろうってなるとよほどのカリスマ性がないと無理でしょう。
 それこそ昔の大名みたく感謝状を配るのは一定の効果があるとは思いますが、これは発行すればするほど価値が下がる傾向があるので、長期的な手段とはなり得ません。では茶器はどうかというと、自分みたく陶器好きなら喜ぶでしょうが実際こんな人間はレアでしょう。

 敢えてプレミアム感を持たせるやり方としては、会社全体でとk杖委のスポーツチームのスポンサーとなるのが一つの手段かなと思います。社内でそのスポンサーチームの試合だけは仕事中もテレビとかで流し、社員も自然とそのチームのファンになるよう仕向ければ、スポンサー特権で記念品とか選手との食事会など作れば喜ぶ社員も出てくると思います。もっとも、チームが好きになれない人からすれば逆に迷惑でしょうが。

0 件のコメント: