ページ

2018年6月17日日曜日

リヴァイアスは駄作

 こんな記事を書くのも自分でもどうかと思いますが、特に書く話題もないし、かといって別のややこしい記事書いてて現実逃避したいためにブログを書きたいので、とあるアニメの感想について書きます。そのアニメというのも「無限のリヴァイアス」という作品です。結論から書くと私はこの作品は駄作で、見るに値しないとすら考えています。

 この作品は1999年にテレビ放映されたもので、放映当時に私は見ていなかったものの見ていた友人は「最高のアニメだ!」などと絶賛しており、そんなゆうほどのものかいなと思いつつ当時は手を付けませんでした。
 ただ、当時に話題となった作品であることには間違いありません。その友人以外も絶賛する人間は多く、また雑誌などでも頻繁に取り上げられており、価値の高い作品などとよく喧伝されていました。具体的にどういう点が評価されていたかというとまず第一にストーリーで、いうなれば「15少年漂流記」の宇宙SFバージョン、子供だけが乗った宇宙船でサバイバルを続けていくというものですが、苦難に打ち勝つシーンよりも船内の裏切りや暴力、差別、果てにはカルト宗教が蔓延するなど閉鎖空間にありがちなギスギスさが生々しく描かれているなどと評価されました。

 後年、成人になってから私はこの作品を見たのですが、見る前はあれだけ絶賛されていたのだからいくらか見る価値はあるだろうと思っていたものの、のっけから期待倒れで、中盤からは見ているのも辛くてもう何度も見るのをやめようとすら思いながらも、いつかこの作品を批判するべき時が来るだろうと考え、割とマジで苦虫をガムのように噛み続けるような思いをしてまで最後まで見終えました。

 私が何故この作品を駄作、っていうかつまらないと感じるのかというと、ストーリーのギスギスさについてリアリティが物足りないと感じた(船内で死亡者が出てもあまり大騒ぎやパニックになっていない、サバイバル感が感じられない)こともありますが、突き詰めればBGMがひどすぎるの一点に尽きます。
 私の感じた感触で述べると、全体としてこの作品のBGMはクラブミュージック系で統一されており、具体的にはディスコでDJがディスクをスクラッチしながらかけるように、「チェチェチェッ、チェチェッチェッチェチェ……」とか「ディッドゥットゥ、トゥルットゥルットゥ……」のように単音の音が延々と妙なリズムで繰り返され続けるようなものばかりで、第一話でこれを聴いた時、「なにこれ……(;´Д`)」とリアルに唖然としました。

 何もこう言ったクラブミュージックを馬鹿にするつもりは毛頭なく、宇宙を舞台にした少年少女のSF物の世界で延々と同じような曲が流れ続けていることが私には理解できませんでした。SF物のアニメなのに、BGMだけなんかバブル期のディスコっぽい浮いた雰囲気を存分に発揮しており、映像とBGMが全く噛み合っていないように感じたというか、この際もうむしろBGMない方がいいのではと思うくらい違和感が激しかったです。
 しかもこう言った作中世界の空気に合わないBGMが、謎の軍隊に襲われたり隔壁に閉じ込めれそうで死にそうになるような緊迫したシーンでもお構いなしに、「チェチェチェッ、チェチェッチェッチェチェ……」などと他のシーンと変わらないようなリズムと音程で鳴らされ続けており、子供を助けようと大人が殉職するシーンでもBGMが遠慮なく緊迫感を削ぎ、怪しげなリズムの曲の前に大人のキャラが死の直前に絶叫するシーンなんかギャグにしか見えませんでした。実際このシーン、私は大笑いしながら見てました。

 何が凄いかって、日常シーンも緊迫したシーンも曲調に全く変化がないという点です。宇宙船が変な軌道に入ってこのままいくと爆破消滅するというのに、日常シーンと変わらない妙なクラブミュージックがそのまま流され続けており、てっきり私が見た映像のバージョンがおかしいのではないかと本気で考えたほど違和感ありまくりでした。

 念のため書いておくと、私がアニメ作品でBGMに言及することは、主題歌や挿入歌はともかく他にはほぼありません。そもそも音楽に疎いこともあってBGMはあまり気にしないタイプだと自負するのですが、そんな私であってもこのリヴァイアスのBGMには強い違和感を覚えるとともに、ひどすぎるBGMによって作品全体の興味すら失せました。
 なんとなくですが、制作側も途中でこの点に気が付いたのではと思う節があります。というのも中盤から徐々にクラブミュージック系のBGMが流される機会が減り、それ以前とは全体として方向性の異なるBGMが徐々に増えていったように感じたからです。最も中盤から後半にかけてのBGMも前半同様に抑揚に欠けるものばかりで、緊迫したシーンでもやけにゆったりした音楽が流れて、「この曲指定した奴は何を狙って選曲したんだ?」という具合で意図がよくわかりませんでした。

 繰り返しますが、私はアニメの評論でBGMについてこれまで言及したことはほぼありません。そんな私ですら強い違和感を感じ、シーンごとの盛り上がりを興醒めさせられるほどリヴァイアスのBGMはひどかったと感じました。はっきり言ってBGMがなければトンデモ展開がやや多いと感じるもののまだ見れない作品ではないという評価ですが、あのBGMがあるという一点でもってリヴァイアスは駄作で見るに堪えない作品だというのが私の評価です。

0 件のコメント: