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2019年3月30日土曜日

仲間を呼ぶ中国人アルバイト

新入社員時代の「恥ずかしい思い出」、変な敬語で笑いもの、大遅刻…(ダイヤモンド)

 この記事で無駄に過剰な敬語を使った女性社員に「A式部」ってあだ名を付けた会社はいいセンスをしていると思います。

 話は本題に入りますが、先月日本に帰った際にとあるところで中国人アルバイトについて話を聞きました。その商工関係者によると同じ中国人アルバイトでも、国立大学などに通う留学生は非常に物覚えもよく優秀なのに対し、語学専門学校通いだとか、その多目的での来日者は留学生と比べてポテンシャルで落ちるようです。留学生であれば日本人をも上回るくらいのポテンシャルを発揮することもあり、地方の商工関係者からしたら非常に望ましい人材だとして重宝されていると教えてくれました。

 それともう一つ、中国人留学生をアルバイトに雇う上での地味に大きなメリットとして、彼らはドラクエのマドハンドよろしく仲間を沢山呼んでくれるそうです。
 アルバイト経験者ならわかるでしょうが基本どの現場でも人手は不足し、また退職者などが出るとその穴埋めには苦労します。その点、中国人アルバイトであれば友人知人の横のつながりが強いだけに一人雇うとガンガン仲間を呼んでくれるそうで、これが雇用側としては非常にありがたいオプションとなっているという現状を教えてくれました。

 論理的にもよく分かる話だし、中国人留学生がそのネットワークでアルバイト先を紹介し合うという話は自分もかねてからよく聞いていました。またこの話を聞いた直後に私が世話している中国人留学生にも話を振ったところ、「自分もこれまでに何度も紹介したことがある!」と胸を張って主張してきました。
 そういう意味では今に始まるわけではありませんが、外国人留学生の日本の労働現場における重要性を改めて示された感じがします。それと同時に、改めて考えるにつけ、日本の人手不足はいつから始まったのかという点が少し気になりました。この点についてはまた次回にて書きます。

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