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2019年3月23日土曜日

漫画レビュー「腸よ鼻よ」

 今日四本目の投稿ですが特に意味はなく、書きたいネタがただたくさんあるからだけです。あと面倒くさい取材とその記事の執筆が終わってハッピー状態なのと、これまで夜遅くまで毎日記事書きまくってた反動からか、「なんでもいいから文章書いていたい」という妙な欲求に今突き動かされています。

腸よ鼻よ(GANMA)

 で、本題ですが、上記リンク先のアドレスは「chohana」ってのはどうかなって気がします。それ以上に内容というか、これ連載していて大丈夫なのと主に作者の病状についていろいろ考えさせられました。

 簡単に内容を説明すると、この漫画は作者の闘病記(現在進行系)です。何がすごいかと言うと第一話目冒頭にして、「あたし、大腸ないのよ」というインパクトマックスなセリフに始まり、その後の展開も怒涛の衝撃の事実ラッシュで、最初に読み出した時はページをめくる手が止まりませんでした。
 作者である島袋氏の病気とは潰瘍性大腸炎という、私のような政治マニアからすれば一発で安倍総理の病気と同じものだとすぐわかるはずです。この病気にかかった作者は初期診断で誤診を受け、その後の治療も完全寛解には至らず(安倍総理に効いた新薬は効かなかった)、作中見ている限りだと一年を通して半年以上は入院しているんじゃないかというくらいのすさまじい闘病ぶりが非常に明るいタッチで描かれています。

 単純に漫画家としてのセンスはすごくあると思え、その内容のハードさに対して展開がわかりやすくつぶさに描かれており、非常に読みやすい作品となっています。一方で所々に「体重が20kg落ちた」とか「注射針太っ!(布団針より)」などドキッとするワードが並べられており、潰瘍性大腸炎が如何に恐ろしい難病であるか、あとなんでこんな体の弱い人が漫画書いているんだろうかと、かつて「球界のスペランカー」と呼ばれた虚弱体質だった元プロ野球選手の多村仁志氏を思い出しました。

 少し真面目な話を最後にすると、先にも述べたとおりにこの潰瘍性大腸炎という病気がここまで恐ろしいものだとはこれまで全く知りませんでした。それだけに同じ病気を抱えていた安倍総理に対して本気で同情を覚えるとともに、治って本当に良かったと心から祝福したくなりました。
 安倍総理が自民党下野後に再び総理の座に返り咲いた際、確かあるコメンテーターがテレビで、「下痢ピーでやめた人がまたなにをやろうっての?」という風に批判する発言があったことを私は覚えています。政治家に関しては健康も重要な資質であり、病弱な人間は総理、政治家としてふさわしくないと判断するのは決して間違いではなく、私自身もそうした視点をもって政治家をいつも見ています。しかし安倍総理はこの時点ですでに新薬によって寛解を得ていたことと、なによりも同じ病気を抱えている人たちのことを考えると、「下痢ピー」という下品な表現を使うのは当時としても疑問に感じましたが、今回「腸よ鼻よ」を読んで、改めて不謹慎すぎる発言だったと思い出しました。過激な発言を気にしない私ですらそう感じるほどに、本気でこの病気は恐ろしいと思えました。

 そういう意味でこの作品は非常におすすめで、興味があればぜひ手に取られるよう願います。後マジで作者の島袋氏については休載とか気にしないでいいから(現在手術後で休載中)、もっと体を大事にしてほしいと心から思います。

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ) さんのコメント...

TV司会者が安倍総理の辞任(第一次安倍政権の時)を茶化す発言は私も目にしました。
その時私は モニターの中の司会者に向かって「お前だって 一生髪が生えてこない難病
にかかっているだろ。なぜお前は他人の難病の苦しみがわからないのだ」とつぶやきました。

今だったら、コメンテーターの発言はSNSによって拡散され、大いに批判されることでしょう
が、第一次安倍政権終了時は、SNSがほとんどなかったこともあり、安倍総理が唯の下痢に毛が
生えたような病気で辞任したという誤解をした人も多くいました。
SNSが普及し始めた2012年の第二次安倍政権が発足した時も、「安倍総理は おなかが痛い
という子供みたいな理由で辞めた」という人がいました。

なにより問題なのは、潰瘍性大腸炎が大した病気ではないとの誤解が広まり、それによって
患者に対する周囲の理解や援助が滞る事です。

ちなみに冒頭の司会者は難病にかかっているのではなく ただのハゲだったことが後で
分かりました。 私の司会者に対する発言は不謹慎だったと反省しております。



花園祐 さんのコメント...

  ( ⌒ )
   l | /
  〆⌒ヽ
⊂ (´・ω・`) <誰がハゲやねん!!!!
 /   ノ∪
 し―-J |l| |
     彡⌒ミ-=3 ペシッ

 っていうどうでもいいAAは置いといて、病気の内容を揶揄するのではなく単純に健康面のリスクを指摘するだけなら全く問題ないとは思うんですけどね。ただ記事中にも描いている通り、潰瘍性大腸炎は国指定の難病で、ほかにも同じ病気の人がいることを考えるとああいう発言は流石に無視できないでしょう。
 にしてもハゲAAのまとめサイトってあるんだな。
http://hage-aa.seesaa.net/article/397895173.html