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2023年6月3日土曜日

中国らしい腕時計

 男性の中では腕時計にこだわりを示し、数十万円、下手すりゃ数百万円もする高級腕時計を度々購入する人もいると聞きます。中には新卒の若者に対してこうした高級腕時計を勧め、時計に負けないくらいの中身を身に着ける励みにしろという人もいますが、普通逆じゃねとか内心で思ってたりします。っていうか身に着ける時計で中身が変わってしまう時点で薄っぺらいような。

 こんなこと言うくらいだから私自身は腕時計にこだわりはなく、単純に時間確認でスマホ見るより早いからという理由でつけています。持ってる時計も、同僚がくれたファーウェイウォッチと、前にデザインだけで選んだところ手首が細い自分にしてはやたら分厚くい時計を見かねて、ソ連人民の敵であるうちの親父がよこしたシンプルな時計の2つしかありません。
 このうち前者は悪くはないもののスマートウォッチなだけにそこそこ分厚く、Yシャツとの組み合わせが少し悪かったりします。また後者も結構古く、すでに風防にもひびが入っているので、まだ使う予定ではあるもののいざというときにサブが必要だなと前から感じ、タオパオでいい感じな腕時計がないかちょくちょく探していました。

 その際にポイントとしたのは、やはりサイズです。前述の通り手首が女性並みに細いため分厚かったり文字盤がでかい時計だとがつがつ骨に当たり痛むので、基本薄く小さい時計しか付けられません。こうしたサイズに加え、なるべく人目を惹くけど過度に派手じゃないデザインでいい時計がないか、せっかく中国にいるんだし中国らしい時計はないかと探し続けて三千里、ある時計が目につきました。






















これ

 見ての通り、文字盤がまさかの漢字表記。でもってその文字も漢数字ではなくまさかの干支という、「この手があったか(´・ω・)」と思わせられるデザインで一目見て気に入りました。タオパオの情報によるとどうも故宮博物館のお土産として売られているもので、値段は180元(約3400円)と、時計に金かけたくない自分のお小遣いでも十分出せる金額だったため、若干1日だけ悩んだけど最終的に注文し、昨日無事に家に届けられました。

 早速これ付けて無駄に自転車乗ったりしましたが、少し分厚いものの許容範囲で、つけながら自転車乗ってても邪魔だとは感じませんでした。ただ文字盤が文字盤なだけに、ぱっと見では今何時か微妙にわかりづらく、「今何時?」と聞かれても「午の刻にてござる」と言いそうな文字盤です。さすがに丑の刻(夜中1~3時)だと告げる機会はないでしょうが。
 あと文字盤の真ん中部分が銀色した金属になっているので、外で見ようとしたらもろに太陽光反射して若干見えづらかったです(/ω\)

 とはいえインパクト抜群なこのデザインはマジ気に入り、昨夜も中国人の同僚たちに「おニューの時計買った(´・ω・)」とメッセージを送ったところ「すげぇ!」という返事をみんなからもらいました。また中国風なデザインが気に入ったと言ったら、「中国人の自分からしてこんなの見たこともないけど、中国風か」という返信を受けました。

 っていうかこれあれば野外であっても八卦占いとかなんかできそうな気がします。この時計に加えひげはやして変な服着れば道士っぽく見えそうで、風水師とか名乗ろうかなという妙な気がもたげてきます。

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