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2014年3月19日水曜日

卒論に関する議論あれこれ

 先日にもこのブログに取り上げたSTAP細胞を巡る問題ですが、変に飛び火して早稲田の大学院に関してもあれこれ議論が起こっているようです。

小保方さん論文コピペ問題 「早稲田の理系はコピペで成り立っている」はてな匿名ダイアリーの記事が話題に(ガジェット通信)

 上記は昔私も一回だけお世話になったガジェット通信さんの記事ですが、この記事によると早稲田大学大学院出身の小保方氏がSTAP細胞を発表した論文だけでなく、大学院の博士論文でも大量にコピペしていた形跡があったことについて、ネット上で早稲田出身者と語る人間が「早稲田でコピペは日常茶飯事」と語っているとのことです。何故コピペをするのかというと早稲田の履行では実験などで忙しく論文を書く暇もないため、学生はおろか教授陣の間でもこうした行為が蔓延しているなどと、真偽はともかく書かれています。

 私はこの話を友人から聞き、どちらかというとその友人は学生の置かれている忙しい環境に問題があるせいでコピペもやむなしみたいな状況じゃないかという感じで話してくれましたが、その場ではあまり強く言わなかったものの、どんな理由があろうとコピペというか剽窃が許されるわけがないと私は思います。
 一言で決着付けようとするならば、仮に剽窃がまかり通るというのなら「引用」という手段が全くいらなくなります。引用なら引用と堂々と断ればいいのだし、他人の文章をさも自分が書いたように書くという行為は底意地が悪い上に非常に卑怯な行為だと私は思うゆえ、忙しいとかそういう事はまったく理由にならず小保方氏を初め剽窃をやった学生なり教授なりは相応の報いを受けるべきでしょう。第一、学問に携わる身でありながらそんな行為をして恥ずかしいと思わない時点で人間としてどうかと思いますが。

 と、のっけからかなりかっこいいことを書くなぁなんて我ながら思いますが、論文というか卒論においてちょっとした不正に自分も関わったことがあります。それはどんな不正か正直に述べると代筆で、四回生だった頃にゼミ同期生三人分の卒論を私が代筆しました
 一体なんで代筆したのかというと、当時から文章に関しては相対的な自信があったためこの機会に自分の腕を一つおおっぴらみせてやろうという妙なチャレンジ精神に溢れていたことと、所属したゼミの教授があまり指導に熱心でなく文章指導も疎かだったのに、いきなり卒論で2万字超を書かせるというのも学生にとってはやや酷だなと感じたためです。またゼミのTAがあまりしっかりサポートするような奴(元々は自分と同期の学生で今も友達)ではなかったため、ほかの同期生が卒論でまともなサポートを受けられないと見越していたこともあります。にしても、自分も卒論を書く立場だったのに随分と上から目線でさっきから物言ってるな。

 とまぁ上のような問題を抱えていたことと、みんなで笑って卒業したいねなんてとも思ってたので、「卒論で困ったら自分に相談するように」と同期生にはあらかじめ伝えておきました。何度も言いますが当時の自分も同期生たちと同じように卒論を書かなければ立場です。そんなわけで実際に相談してきた代筆してあげたゼミ同期生三人、三人とも女の子でしたが、そろそろ時効だと思うのでそれぞれの特徴を簡単にまとめます。

1、A子
 一番最初にかつかなり早い時期に相談してきたため、三人の中では最も作業がしやすかったと同時に代筆量も最も多く、結果的に卒論全体の二分の一超を私が書きました。卒論のテーマがはっきりしていたことと材料集めがしっかりしていたため一、二回聞き取りするだけで全体像が作れたのですが、最後の考察部分に関してA子はあまり具体的なイメージを持っていなかったため、この部分は全部自分が考えて書き上げました。ある意味肝な部分ですが我ながらいい考察をかけたと自負しており、この論文が所属ゼミ代表として冊子に載りました。

2、B子
 この子はA子に続いて相談してきましたが、まず卒論テーマが厄介でした。最初にやろうとしていたテーマというのが具体的には書きませんが聞いてて戦慄するほどどうしようもないテーマで、先ほどのTAの友人と二人っきりで、「あれで本気で書こうとしたらやばいよな」なんてゼミ授業の後に話したくらいです。もちろんそんなテーマで書きあげられるわけなく、最初に相談してきた際にはまだ書けられそうなテーマを構築するところからはじめました。
 このように出足こそ悪かったものの三人の中で唯一の外部生だったこともあってポテンシャルは高く、テーマを与えたら割としっかり準備してきて自分でも結構な文章量をこさえてきました。私は大体五分の二くらいを書きましたがこの子はちゃんと考察部分は自分で作ってきたので、補填するような感じで文章を膨らませただけで一応出せる論文に仕立て上げることが出来ました。

3、C子
 この流れを見ていればわかると思いますが、一番手を焼かされたのはこの子です。相談してくる時期がかなり遅く確か提出期限の二週間くらい前だったような気がします。ちなみに自分は期限の一ヶ月くらい前に書きあげてました。
 C子が相談しに来るのが遅かったのはギリギリまで自分で何とかやろうと努力する姿勢があったからですが、生憎その努力に実力が全く追いついていませんでした。B子も大概でしたがC子もテーマ設定からして結構ヤバく、まず最初に聞き取りをした時点でこれじゃ論文にならないからこういう方面からせめてこういう結論に持っていけそうな材料を集めようなどと全体像を組み上げるのに私もかなり頭使い、長い時間話し合って大体の方向性を組み上げたのを未だによく覚えてます。本当に何度も書きますが、当時の私は指導教授でもなければTAでもなく同じゼミの同期生です。
 テーマ設定を終えるとさすが自分の出身母校の学生なだけあって内部生でしたがポテンシャルだけはやけに高く、 執筆に必要な材料は比較的早くC子は集めてきました。しかしいかんせん、それら材料をまとめ上げる実力がありませんでした。なもんだから材料を集めてくるそばから聞き取りをしてどういう風な切り口で論文にするかを細かく指示した上、「こっからこの部分は君が書いて、その先の論の発展はきつそうだから俺が書く」などと、工事現場のリーダーみたいな感じで作業工程を細かく分担する計画も私が立ててました。
 最終的に私が執筆した量は全体の五分の二程度ですが、C子が書いた文章を出してくる度に何度もかなり修正していたので実際には過半数くらい書いてたかもしれません。A子と違って後半部分を私が独壇場で書くのではなく、C子の場合は出してくる文章を片っ端から書き直すようなもんだったし。
  なおこの作業は本当に提出期限ギリギリまで続けられ、確か提出日前日の時点で5000文字、原稿用紙にして10枚分くらい足りてなかったので二人で学内にある共同パソコンルームに入って一緒に作業しましたが、後半部に入って私も文章を練るのに頭を悩ませていたらそのすぐ横でC子は居眠りをしていて、さすがにこの時には温厚な私も「寝るなっ!(#゚Д゚)ゴルァ!!」って起こしつつ本気で怒りました。結局、パソコンルームが閉まり切るまでに作業を終えることが出来なかったので、その後はそれぞれの自宅に帰って、作業が進む度に互いにメールを交換し合って深夜一時くらいに確か完成したような。なおその時の卒論が書かれたテキストファイルは同名だと上書きする恐れがあったので、「卒論 WRX STI versionⅥ」とか「卒論 Evolution Ⅲ」、「卒論 Spirit R」などと、送信する度に毎回趣向を凝らして変えてました。

  以上のような具合で、自分の卒論に加えてほか三人の卒論も一緒に書き上げたというのが私の四回生時代の過ごし方です。念のため書いておきますがこの三人からは特に何もお礼はもらっておらず、むしろC子に至っては卒論を提出した後の週末、漫画喫茶に行ってから自宅に帰ろうとしたところ喫茶店でバイトしていたC子に見つかり、売り上げに貢献するためケーキセットを注文させられました。もちろんこれは半分冗談でこの時は自分からケーキセットを注文しましたが、今思うとあの場面はおごってもらってもよかったような……。

  なおこの三人以外のほかのゼミ同期生は全員自分で卒論を書いてきたのですが、ほかのゼミ同期生四人中三人は中国人留学生でした。本当は日本語の長文文章に苦しむであろう留学生をメインで支援するつもりだったのになんだかなぁ。
 この三人の中国人留学生のうち一人に関しては提出前に文章におかしなところがないか見てほしいと頼まれて最終チェックを自分がやりましたが、その時に自分が指摘したポイントは以下の一つだけでした。

「ねえさ、この部分に『シェンチェン(シェンチェン)』って二度もカタカナで書いてあるけど何か特別な意味あるの?」 (「シェンチェン」とは中国の主要都市「深圳」を中国語で読んだ発音)

 これを指摘したらその留学生はえらい爆笑して、私にありがとうと言いつつ、吹き出しつつ修正してました。

 最後の最後でまた蛇足ですが、こんな風に苦労して(主にC子のせいで)卒論を提出し終えた後、ある程度やることもなくなりひゅっと手が空いたことからそろそろかなと思い、この陽月秘話を12月に起ち上げました。

2014年3月18日火曜日

ロシアのクリミア併合について

 つい先ほど速報ニュースが出ましたがロシアが現在軍隊を送っている、ウクライナのクリミア自治共和国を併合することを宣言したようです。昨日くらいまで日本の報道ではクリミア自治共和国内での投票でロシアとの合併を望む票が圧倒的多数となったものの、国際社会の反発を恐れてロシアはすぐに編入する決断には至らないだろうという見方が出ていましたが、生憎というか外れてしまったようです。もっとも外れたとはいえこの見方は決して無分別な見方ではなかったと私は思え、結果から言うなら一般的な感覚を越えたレベルでロシアのプーチン大統領の決断が早かったといったところでしょう。

  最初に話しておくと私は中国を初め東欧やあさま山荘など旧共産圏がやけに 好きな人間ではありますが、東欧の政治事情については詳しくなくて素人も同然です。そんな素人としての意見を今日は勝手に並べていくわけですが、今回このクリミアを巡る問題が始まった時に真っ先に思い浮かんだのは、北京の留学中にクラスメートだったウクライナ人です。
 こういってはなんですが非常に悪い奴で、北京で禁止されているのに、バイク乗り回してたのですがなんと自国でもバイク免許を持っていないという、国境を越えた無免許運転をやらかしてました。ほかにも別のクラスメートの誕生日会の最中に仲良くしているドイツ人の顔目がけてケーキを思い切りぶん投げたり、授業で空いた時間に映画を見ようかって話になったら、「ポルノビデオ見ようぜ!」って言って先生から止められると、「でもこのドイツ人が見たがっているんだ」って勝手な嘘をつくなど、まぁおもしろい奴でした。

 そんなウクライナ人のクラスメートは日本人であることから割と自分に興味を持ってくれて何度かウォッカとかを飲みに出かけたりもしたのですが、確か授業中に国際外交の話が出た時に何かの拍子で、「ウクライナとロシアは兄弟だ!」って大きな声で言っていました。それ以前からウクライナとロシアは歴史的にも関係の深い国だとは思っていましたが、こんなふざけた奴でも強くアピールするほどお互い意識し合っているのかと妙に感じ入ったのを今でもよく覚えています。
 その一方で、確か当時のウクライナはロシアとの距離を置いたユーシェンコ大統領の政権で、政府は反ロシアでもこうしてロシアとの密接さを強く訴えるウクライナ人もいる当たり、一枚岩ではないのかなとも考えました。今回のウクライナの問題を見ているとあながちその見方ではずれではなかったようで、それこそこのふざけたウクライナ人のクラスメートはクリミア出身だったのかもしれません。

 話は戻りますが今回のクリミア併合、実にスピードの速い政治決断だったでしょう。ウクライナで政変が起こったのはソチ冬季五輪の最中でしたが、さすがに五輪開催中はロシアも遠慮して動きはほとんど見せませんでしたが、五輪が終わった後の決断速度は桁違いな速さで米国やEUなんて経済制裁こそ実行に踏み切りましたが、まともな対策が打てない間にしてやられてしまったように見えます。
 一体何故ロシア、というよりプーチン大統領はこれほど素早く対応し、決断したのでしょうか。本当に勝手な予想を上げると、冬季五輪で表立って動けない最中に欧米があれこれウクライナの政治勢力に干渉して政変を起こさせたことに相当腹が立っていたのが原因じゃないかと思います。欧米の勢力がウクライナで新露派政権に対抗する勢力を実際に支援したかどうかはまだはっきりしませんが、私個人の考えとしては先ほどのウクライナ人のクラスメートの様に親ロシアを訴える層が確実にいるであろうことを考えると、やっぱ何かの後ろ盾がないとあんな風に大統領を追い出せなかっただろうなと思うとやっぱりちょっかいかけてたように思えます。

 そのまま欧米がウクライナにちょっかいをかけていたこと前提で話を進めると、ソチ五輪という鬼の居ぬ間に好き放題やられて、なおかつロシアに取って裏庭、アメリカにとってのカナダみたいな地域を荒らされたりしようものなら心中穏やかではないでしょうし、だったら政変で混乱している最中に軍事基地もあって重要なクリミア半島を強引にでも取ろう、っていうか取らないとなめられるみたいにプーチン大統領は考えたのかもしれません。あくまで私個人の予想として。
 また今回の状況を見てもロシアに取ってやや分がある状況のように思えます。米国はケリーが国務長官になってから外交方針がはっきりしなくなり、対日外交でもそうですがやや不安定になってきています。それにロシアに取って目前のEUこと欧州諸国も債務危機問題でお互いにギスギスし合っているし、米国とも共同歩調を歩めるほどの信頼関係が出来ていないように見えます。なので今後の予想を書けば米国はロシアに対してあれこれ文句を言うものの、欧州はどちらかと言えば併合を追認する方向で動いてくると思います。それを見越しているからこそロシアも即断即決で動いてきたのでしょうが。

 最後に今回のクリミア併合がいいことなのか、悪いことなのかを考えると、少なくとも住民投票で九割以上のロシアとの併合を望むという結果が出てしまったことを考慮すれば、仮にロシア軍が撤退したとてもウクライナ政府はクリミアに対してその後どういう措置を取るか、まぁあまり甘い措置は取らないでしょう。それと、仮に欧米が何も干渉せずにこういう結果となるならともかく、連中も連中できな臭い干渉をしていた節があるだけに、そうした高度の結果が今回のロシアの行動と考えると有り得ない歴史ではないかなとも思えてきます。
 どうでもいいけど、ロシアのことばっか書いてたら映画「ポリスアカデミー」シリーズの第七作目である「モスクワ大作戦」をまた見たくなってきました。

2014年3月16日日曜日

超然主義の再考

 先々週に一週間以内に書くと言いながらまたずいぶんと伸び伸びになってしまいましたが、日露戦争、並びにポーツマス条約前後で日本がどう変わったかについて一筆書きます。結論から書くと、日露戦争によって日本の国民が慢心を持ったことから他国を侮るようになり、その慢心が後の太平洋戦争への無謀な参戦へとつながったと考えております。

  まず歴史的事実から簡単に整理しますが、日本は前年に開戦したロシアとの日露戦争で勝利し、1905年にロシアとの間でポーツマス条約を結び戦争を終結します。この日露戦争は海外の目から見ても日本の勝利と位置付けられておりますがその内実は辛勝も辛勝で、当時の日本は既に戦争継続能力が尽きており、仮にポーツマス条約がまとまらなければ戦況がひっくり返ることも十分あり得たでしょう。また歴史の授業では旅順攻略、日本海海戦の勝利によってさも自然とポーツマス条約がまとまったかのように書かれておりますが実際の交渉は非常に難航しており、交渉期限ギリギリにおいても日本側は交渉決裂を覚悟していたとも伝えられます。もっとも確か合意の一日前かに、ロシア側の「樺太の南半分は妥協してもいい」という電信を傍受したことによって、一気に合意へと進んだとされてます。

 このように日露戦争は薄氷の勝利と言ってもいいもので勝利したことは確かに誇れるものの、まだ日本は欧米列強の一員完全に肩を並べたとは言えないような状態にありました。この事実に対し当時の日本政府のリーダーたちは理解していた節があり、だからこそポーツマス条約においても賠償金なしという条件を飲みました。ただ日本の国民はどうだったのかというと逆で、これだけロシアに勝っているにもかかわらず条約交渉で及び腰過ぎたと、むしろ日本政府を批判する声の方が大きかったようです。
 その結果起きたのが日比谷焼打ち事件で、これは明治以降に都市部で起きた大規模暴動としてはもっとも最初の事件なのですが、政府の条約交渉に不満を持った民衆が日比谷公園に集まった後に官邸や交番が襲撃され、死者17名負傷者500名以上にも上った事件です。明治政府に対する批判や反対行動はこれ以前からもなかったわけではありませんが、政治活動家や団体ではなく一般大衆が政府に対する不満から起こされた最初の事件としてみるならば非常に意義深い事件と言えます。

 この日比谷焼打ち事件が起こった背景として、日本におけるジャーナリズム、デモクラシーの勃興があります。既に当時の日本では制限選挙ではありませんが国会も開設されており、それに伴って大都市を中心に新聞社もあちこちにできて一般大衆も一連の政治の動きを追うことが出来る時代になっていました。
 ただ当時、と言っても今もそういう面がなくなったわけではありませんが、どの新聞社も部数を伸ばすために読者受けのいい記事を載せる一方、反感を買うような記事は敢えて排除する傾向がありました。 特に日露戦争中は文字通り「煽る」記事が多く出回り、日本政府が戦争への支持をつなぎとめるために戦果を過大に宣伝していたこともありますがどの新聞も日本がさも圧勝しているかのように報じ、条約交渉中も多くの割譲領土ならびに大量の賠償金が得られてさも当然かの様な予想記事が並び、国民もそれを見て過大な期待を抱いたと言われます。

 にもかかわらず実際の交渉結果は賠償金が得られないどころか日本が支配権を得た領土も期待より少なく、八万人以上も戦死者を出した一般国民としては非常に不満を覚える内容だったのでしょう。また国民を煽っていた新聞社も条約内容は手ぬるいとして政府を激しく批判して煽り、徳富蘇峰が主宰していた国民新聞が唯一、条約交渉の結果について政府を支持したら猛批判を浴び、日比谷焼打ち事件の際に国民新聞の社屋には五千人が集まり襲撃される事態を招いています。それにしても五千人って、黒田官兵衛もびっくりだ。

 言ってしまえば当時の日本のジャーナリズムは未熟で、実態をよく把握せずに部数獲得という俗物的な目的から国民を煽り、余計な暴動を引き起こしてしまったと考えることも出来ます。こうした傾向は大正時代以降も続き、昭和に至って極大化して太平洋戦争へと国民を駆り立てる大きな要因になったと断言してもいいでしょう。こうした歴史の流れを改めて振り返るにつけ、もしかしたら超然主義というのは正しかったのかもなと最近思うようになってきました。
 超然主義とは明治初期に維新の元勲内閣が主張した政治姿勢で、平たく言えば「民意を無視して自分たちが考える政策を推し進める」というような姿勢です。この超然主義の代表格とも呼べるのが山縣有朋が首相、または桂太郎など彼の腹心が首相だった内閣で、本当に清々しいほど民意を無視しまくって政策を進めていたので現代における山縣の評価は高いとは言えません。

 私は以前の記事で山縣有朋と伊藤博文を主役に置いた小説を書いてみたいと書きましたが、折々に両者の人生とその時代背景を探っていくと、この日露戦争後を初めあの明治という時代において、日本はまだ民主主義をやっていくには早かったのではないかという考えがどんどん強まっていきました。もっともそれを言えばほかの欧米列強に関しても同様ですが。
 そのような時代にあって民意を無視して推し進める姿勢、もちろん露骨な選挙干渉とか勧誘物の払い下げといった汚職(山縣は汚職政治家の第一号)も黙認できるわけじゃありませんが、あの時代にあってはそうした超然主義の方が正しかったのかもという考えが強まってきていました。原敬に至っては民意を無視してたら暗殺までされたけど。

 翻って現代を見てみると、果たしてどうなのかって話に発展してきます。私は常日頃から民意にだけ従う政治家や政党は間違っているし、また国民を「煽る」新聞も論外だと主張してますが、特定機密保護法案やSTAP細胞に関する初期の報道などを見ている果たして今、必要なレベルに日本は達しているのかななんて思ってしまいます。

 少し脱線しましたが話を戻すと、山縣に対する否定的な評価要因は裏返してみると太平洋戦争の遠因にもなりかねず、時代背景を考えると超然主義は今言われているほど否定的に見るべきではないのではというのが私の意見です。それにしても超然主義を支持するなんて、自分も中国共産党に感化されてきたかななんていう気もしてきます。

2014年3月14日金曜日

産経新聞の自虐ネタ

 なんか朝日新聞の「天声人語」が意味不明な文章だとして盛り上がっているとジェイキャストなどが報じておりますが、その陰に隠れて今日の産経新聞の社説にクスリと来ました。その産経の社説というのも、下の記事です。

これも右傾化? 3月14日(産経新聞)

 この社説ではアンネの日記が都内各所で破られている騒動に触れて、なんかこの事件も日本の右傾化を表しているという中国や韓国からの批判は的外れだということを書いているのですが、その末尾にて、

「ちなみに、『右』寄りの小欄は子供のころ、『アンネの日記』を読んで涙し、今も大虐殺を経験したユダヤの人たちに、深い同情を寄せている。」

  うん、「右寄り」ってやっぱ自覚してるんだねと、その潔さになんかクスリと来たわけです。自分だけかな、こういうのがツボに来るのって。

理研の会見、そしてSTAP細胞捏造疑惑について

 先日にも同じテーマで記事を書いておりますが個人的に甚だしく憤りを覚える内容であり、今まで黙っていた理研が妙な会見を開いたので続きを書くことにします。結論から述べると、理研の杜撰な対応もさることながら未だ言い訳に終始する小保方氏についてはもう二度と研究なんてしてもらいたくないというのが本音です。

 どっから整理したらいいか非常に迷うところですが、最初は無難に今回の騒動の発端と指摘されている問題点をまとめます。

 まず発端となったのは今年初め、理研に所属する研究員の小保方氏がIPS細胞と同じような万能性を持ちながら簡単に作成できるSTAP細胞の存在を示す論文を、世界的に権威のある科学雑誌「ネイチャー」で発表したことからでした。発表当初は画期的な発見だとして大きく注目されたものの、私の記憶では発表から二週間後くらいにはもう論文に使用された画像に流用があるなどと問題点が指摘されました。問題点は画像にとどまらず一部文章も他の論文から引用の示しなくコピペした形跡も見られましたがこれらの指摘に対し小保方氏が所属する理研をはじめ共同執筆者らは、これらは執筆上の軽微なミスであり、論文の核心部分であるSTAP細胞の存在証明は揺るがないとの反論を展開しておりました。

 しかし論文のミスに関する指摘は止まらなかったどころかほかのどの研究機関も再現実験に失敗し、研究そのものが捏造ではないかとの声まで上がり始めたところ、今週に入っては核心部に当たる細胞分化を示す画像に、三年前に提出された小保方氏の博士論文の画像が流用されているという指摘まで出てきました。この指摘によって一気に風向きが変わった気がするのですが、共同執筆者も小保方氏に論文の撤回を促すなどして報道も一気に加速し、ついには画像の流用元である三年前の博士論文も全体の五分の二程度のページが他の論文を丸々コピペしていたと指摘される始末で、こんだけ芋蔓状に疑惑が次々と出てきたのは私の中では「疑惑のデパート」こと鈴木宗男氏以来です。まぁ私は鈴木宗男氏のことを嫌ってはいませんが。

 こうした数々の不正の指摘を受けて今日ようやく理研が会見を行い、張本人である小保方氏はやはりというか出てきませんでしたが上記の問題点について一通りの回答を行いました。最近中身だしを付けるのがマイブームなので各ポイント別に私が報道で知った内容を下記にまとめます。

1、文章のコピペについて
 理研は指摘されている文章のコピペに関しては相似性から言ってそうやったとしか思えないと認めた上で、そのコピペした箇所について小保方氏は、「自分で書いた」と述べていることを明かしました。ただ会見映像を見ていて疑問に感じた点としてその後、同じく小保方氏の証言として「どこから取ってきたのか覚えていない」と言ったことも明かしていて、なんで自分で書いたと言っている傍からどこから取ってきたのかという話になるのか不思議に感じました。まるでコピペしたけど自分で書いたってことにしているような言いぐさです。

2、画像の加工・流用について
 こちらも理研側は指摘をほぼ認めており、過去の博士論文からの流用については小保方氏が認めたかどうかはっきりと言及しなかったものの、加工の痕跡が見られた画像に関しては「やってはいけない行為だとは思わなかった」と述べたことを明かし、加工したことを本人も認めていてこれは問題の合うる行為だったと断じております。流用した画像に関しても理研は博士論文に使われた画像と同一であるとしか思えないと説明したものの、悪意があって流用したのかどうかに関しては現在調査中であるなどとお茶を濁したまとめ方をしています。このほか研究全体において不適切な行為があったかどうか、これらの結論も調査中として先送りしています。

3、検証対応が遅れた理由について
 こちらに関しては指摘通りに対応が遅れたことをほぼ認めた上で、当初は外部からの指摘に関して楽観視して研究結果は揺るぎないものと考えていたと述べました。なおこの時に回答した理事の方が発言している途中、「研究内容に自信を持っていた、と言ってもいいでしょうか?」と隣にいる、ノーベル賞受賞者でもある野依良治理事長に尋ねるシーンがありましたが、野依氏は一瞥もせず厳しい顔を保ち続けていたので結局その理事の方はその通り話しました。私個人の印象ですが、やっぱり今回の一件で野依氏としては相当腹に据えかねているような表情に見えました。

4、小保方氏の現況
 多分一番気になる点はみんなここだと思うのですが、具体的には「内外からの声に非常に憔悴している」という一言だけでしたが、テレビニュースで見た映像の中に気になる別の一言がありました。それは執筆者たちは論文の撤回を決めたのかという質問に対する回答なのですがそれについてある理事が、「論文を撤回してもいいか尋ねたところ、(小保方氏は)言葉を出さず頷いたのでそういう意思があると判断しました」と述べるシーンがあり、勝手な予想ですが小保方氏は数々の疑惑に対して回答できない状態というか、ノックアウト状態でまともに会話できない状態にあるのかもしれません。こういってはなんですが会見に出てこない上に理研の対応が歯切れ悪く遅いことを考えると、本人への事情聴取が出来ない状態だと考えるのが自然に思えるため仮にそうだとしても不思議に感じません。それを考慮した上でなお言いますが、自分でしでかしたことなのだから甘ったれないでちゃんと自分自身でケリつけろ、なんて言いたいです。

5、STAP細胞は捏造か、そうでないか
 核心も核心も大核心な部分ですが、ここについては現在調査中だとして明言を避けました。早く決めた方がダメージも少ない気がしますが。

 今日の理研の会見についてまとめを書くと、いくつかの疑惑に対して理研としても不正を疑うと認めたことと、そしてその原因が未熟な研究者の経験不足と研究倫理意識の欠如にあると断じたことはまだ評価します。しかし問題点が指摘されだして既に一ヶ月近く経っているにもかかわらずこの程度の内容しか発表できないというのは身内に甘い組織だと言われても仕方ない、というより如何にも日本らしい組織だなと私としては呆れてきます。
 既に事態は捏造ではないかと検証する段階ではなく、捏造ではないということを証明する段階にあります。言い換えるなら、前者は問題点や矛盾点を証明する段階で、後者は指摘されている疑惑に対して研究が真実であると証明しなければいけない段階にあるように思えるだけに、今回の会見は消化不良と思える内容でした。さらに強く言わせてもらうと、論文の提出前チェックもしっかりできないような未熟な組織であるならばもうこの際とっとと解体した方がいいように思えます。

 最後にどうして私がこの問題で本気で怒っているのかというと、仮にというかそうとしか思えませんが、STAP細胞の研究が捏造だとしたら日本の万能細胞研究に大きく水を差しかねないように思えるからです。言うまでもなく万能細胞研究において日本は山中教授のIPS細胞の研究によって最先端をひた走っており、文字通り世界をリードしております。そんな最中にこんな大々的、世界的に捏造騒動が起こってしまえば、山中教授の業績が揺らぐことはないものの、少なからず日本の研究に疑念の目が持たれるのも仕方ありません。
 折角大勢の人間が頑張って発展させようとしている重要な研究に、突然割って入って信頼を損なうような行為をするなんて人として最低な行為の一つとしか私には思えません。それでなくても小保方氏は博士論文でも盗用の疑いが出ており、こんな問題の多い人間が真面目にやっている人の足を引っ張ろうかとしていると考えるとむかっ腹が立ってしょうがなく、関係者たちにはより誠意ある対応を取ってもらいたいという主張を述べて筆をまとめます。

2014年3月12日水曜日

人を見る目があるゲームクリエイター

 もはや定番となっていますがほんとどうでもいいこととして、マレーシア航空の消息不明となった機体は今も残骸すら見つかっておりませんが今日社内で、「中国軍が撃ち落したんじゃねぇの?」って言う人がいました。もちろん冗談なのはみんなわかってますし目くじら立てるほどのことではありませんがこれの返しとして私は、「イギリスなら今頃UFOのせいにしてますよ」と答えました。多少不謹慎であることは百も承知ですが、ちょっとはこういうユーモアもいるんじゃないかなと思ったわけです。

 話は本題に入りますが、まだ疲労が残っているのか左耳が中耳炎の様になんか痛いです。なので今日はブログサボって企業居点の作業(登録拠点数が8000件突破!)だけやってようかとも思いましたが、ネタが有り余っているのとちょっと気分転換にくだらないネタを書きたいと思い、やっぱ書くことにしました。

 そんな長い前置きをした上で何を書きたいのかというと、このところの日本は政界はもとい財界や官界、芸能界などにおいても際立つ人物が新たに出てくることがほとんどありません。特に芸能界は深刻で、お笑いBIG3(タモリ、北野たけし、明石家さんま)の後に続く大物司会者が出てこないまま20年近く経っており、明石家さんま氏が既に匂わせているように60歳で引退したら吉本とかどうなるんだろうと他人事ながら気になります。
 一体何故日本はこのところ人材不足なのか。結論から述べると人材が不足しているというより才能を持つ人材を見つける、引き上げるような伯楽の不足の方が深刻である気がします。プロ野球界とかならスカウトなど人を見る専門職もおりまだそういう事はありませんが、政界や財界(企業)においては「よりによってどうしてこんな奴を……」と思う人材を支援したり、採用して来たりするから救いがありません。学界でも最近、論文で大量にコピペしてた人に博士号あげるくらいだしな。

 では具体的に伯楽はいるのか、いるとしたらどんな人かって話ですが、私が思うあたり一人、確実に伯楽というか人を見る目がすごいと思う人物がいます。もったいぶらずに言うとその人の名は岡本吉起氏といって、ゲーム会社大手のカプコンの元役員で、独立した後はあまり芳しい業績を残していないもののアクの強いキャラで有名な人です。岡本氏は創業まもないカプコンに入社して自ら開発に携わる一方で従業員の採用担当も行っていたのですが、この時に岡本氏が採用した人物らはどれも粒ぞろいだったというか、後のカプコンの躍進につながる人物が数多くみられます。

 その中でもまず紹介したいのは船水紀孝氏で、この人は看板タイトルでもあるストリートファイターシリーズだけでなく任天堂の委託で作った「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実」などでも開発を指揮しており、私も高く評価している人物です。この船水氏を採用したのは言うまでもなく岡本氏なのですが、その採用理由というのも岡本氏のキャッチボールの相手としてだったそうです。そんな基準で昔のカプコンは採用してたのかよと思いたくなるエピソードですが、結果的に優秀な人材をGETしているのでまあありかなと納得しちゃいます。なおこの船水氏、若い頃は創業まもないカプコンが発売した「ソンソン」というゲームで高得点を出すまで家に帰らせてもらえなかったというエピソードがあります。いじられっ子だったのかな。

 この船水氏に関しては多少冗談も入っていますが、岡本氏が採用した人物の中で文句なしに超一流と呼べるのは安田朗氏でしょう。安田氏はデザイナー、イラストレーターとしてカプコンの中興に関わった人物で、代表作としてストリートファイターのキャラデザインがあり、ドット絵に仕上げることを前提としたデザイン設計という分野ではパイオニアに近い存在です。このほかカプコンの外でも活発な活動をしており、有名なのだと「∀ガンダム」のキャラデザインも行っててその独特な画風はさすがだとため息つかされます。
 そんなすっごい安田氏ですが、若い頃はなんでも上京してまで入学したデザイン学校を中退(親に内緒で)した後、家の中でじーっとして動かないまま過ごしてたそうです。見かねた同居人に言われてカプコンの採用募集に応じたそうですがなんとその面接にはパジャマ姿で登場し、しかも「帰りの電車賃がないので今日採用してくれたら給料は日割りで欲しい」(Wikipediaより引用)と言ってのけたそうです。更にすごいのはそんな安田氏を見て、「すごい人が来た」と岡本氏は考えて速攻で採用を決断したという事実です。もちろん持ってきたイラストを見た上ですが。

 こんな具合というのも変ですが、このように岡本氏はカプコンの中核となる人材を悉く採用しているだけに人を見る目は確かにあるなぁと感心させられます。さらにというか最近、また岡本氏の人物眼に関するエピソードを手に入れたのですが、百聞は一見にしかずというので下の画像をご覧ください。


 これはなんかのインタビュー記事でしょうが、カプコンが昔発売した「鬼武者」というゲームでBGMを作曲した佐村河内(実際には新垣氏でしょうが)に対して持った印象を述べています。このインタビュー文で何がすごいかって言うと、「最初、佐村河内さんと会ったときの印象は『こいつ、相当ワルだぞ』って感じでした」と述べており、初見である意味本質を見抜いているっていう点です。変な話、岡本氏はゲーム作っているよりももっと人物批評とかしている方が向いてるんじゃないかな。

2014年3月11日火曜日

STAP細胞論文の騒動について

 今日は311ですが妙な空気に飲まれたくないのでマイペースに記事を書くことにします。ちなみに三年前の311の日に自分は杭州におり、バカみたいな働かせ方させられた会社を辞める日だったのでちょっとテンション上がってました。もっともその日の終業後、夕方に家を引き払ってそのまま上海に予約していたホテルへと移動したので結構慌ただしかったです。次の日には宝山路へ中古ノートPCも買いにいったし。なおその時買った東芝製ノートPCは友人にプライスレスであげましたが、その友人は従弟にプライスレスでまたあげたそうです。

 話は本題に入りますが、今まで敢えて無視してきましたが万能細胞の一種であるSTAP細胞の論文に関する騒動が山場を迎えつつああります。論文の内容や使用されている画像、文章に関してこれまでにも数多くの指摘が挙がってきましたが、先週くらいから研究の核心部を示す、STAP細胞から作られた細胞の写真も以前に使われた写真が流用されているのではと報じられ始め、共同執筆者からも一旦論文を撤回するべきだなどという声まで上がってる状態です。
 先ほど私もその問題となっている核心部の写真をテレビニュースで見ましたが、筆頭執筆者の小保方氏が三年前に提出した博士号論文に、骨髄から採取したものとして使用していた写真と似ているどころか全く同じで、正直な感想を述べると流用したとしか思えない写真でした。これまでも一部の写真が説明している内容の写真と異なっていると指摘された際には取り違えの事実を認めた上で単純なミスだったなどと執筆者側は主張していましたが、この核心部の写真に関しては、こういう研究の世界のルールについて知らないまでもあくまで素人としての考えですが、もはや取り違えなんてレベルでは済まないように思えるだけに現段階で私はこの研究に真実性を感じることが出来ません。

 そもそも、この論文問題では当初から小保方氏、及び小保方氏が所属する理研の態度に一種の奇妙さが見えていました。その奇妙さというのも論文の不備に対する指摘にほぼ全くと言っていいほど反応がなく、むしろ共同執筆者のいるハーバード大学がこうした指摘に対して反論をする始末で、一体何故本来メインであるはずの小保方氏と理研が黙ったままなのか不思議を通り越してきな臭さを感じるほどでした。
 そして昨日、山梨大学にいる共同執筆者が論文の一時撤回を口にしてようやくというか理研も会見を行い、プレスリリースでは検証を進めるが「論文撤回も視野に入れている」という文言がはっきり加えられています。皮肉な言い方をしますが、この状況から逆転ホームランはなかなか難しいように思えるし、さらに皮肉を続けると何故理研が一ヶ月間もこの問題にだんまりを決め込んでいたのかというと、案外結論は早くに分かっていてどう着地させるかという対応をこれまで練っていたんじゃないのと勘ぐっております。どっちにしろ、まだ小保方氏本人が表に出てこないというのも切り札として持ってるつもりなのか、あまり悠長なこと言ってる場合じゃないと思うのですがね。

 厳しい言葉を続けますが、仮にこの論文の内容が捏造されたものであれば日本としても赤っ恥この上ない失態でしょう。それだけに疑惑がもたれるほど不備の多い論文を発表前に内部で精査できなかった理研の責任は重く、今後どっちに転ぼうが甘んじて批判を受け今後の改善に力を入れてもらいたいものです。

 それにしても今年は佐村河内の事件といい捏造・詐称問題が年初から頻繁に上がってくるものだという気がします。それと今回のSTAP細胞はあの天下のネイチャーが載せたのだから日本のマスコミが何の疑いもなくフィーバーして報じたのはまだ仕方なかったと思いますが、個人的に「リケジョ」って言葉を多用したことは強い憤りを感じます。なんで一人で勝手に怒っているのかというと、仮にこの発見が男の研究者だったらここまで取り上げたのかっていうことと、女性だから大きく取り上げるというのは別な意味での女性差別なのではと思うのと、耳障りのする余計な日本語単語を作るなって理由などからです。それこそ、自分だったら「文系男子」だから「ブンダン」とか言うのかよってとこです。

2014年3月10日月曜日

「デスレス」の乙金まどかについて

 日本全国そうでしょうが今夜はやけに冷えて指も動かしづらく、ブログを書くモチベーションもやや低めです。なのでどうでもいい話でもと思いつつ日露戦争後に日本人が勘違いしてしまったというむちゃくちゃ重いテーマを書こうとしましたが、やっぱり神経が持たないのでどうでもいい話をちょこっと書きます。

 ついさきほど別の記事に頂いたコメントの返信文に、「驕る平家も」という文言を入れたのですが実はこのフレーズ、最近現実世界でも使うことが増えています。なんで増えているのかというと、「エクセル・サーガ」を代表作に持つ漫画家の六道紳士氏が現在、「デスレス」というまた別の漫画作品を書いているのですがこの中に出てくる「乙金まどか」というキャラクターがまさに最新刊で、「驕るがいいこの平家ども!いずれ壇ノ浦の空の下で……」なんていうセリフを述べていたのがやけに印象に残り、すっかり影響されてしまったのか無意識に自分も何故か使ってしまいます。

 先に「デスレス」について簡単にあらすじを紹介すると、この作品は法学部に通う女子学生の主人公がひょんなことからヤクザに刺殺されたところ時間を巻き戻す能力のある妖怪に命を救われ、命を救った代わりに残りの寿命分の時間をいただくとばかりに食べられそうになったら逆にその妖怪を取り込んでしまい、その後もハプニングが続いていくという書いてて自分もなんだかよくわからなくなってくるようなストーリーです。
 こういうドタバタ系のストーリーは今時珍しくとも何ともないでしょうが、六道氏は「エクセル・サーガ」の連載後半期から顕著になってきましたが頭身の高い女性キャラクターを描くのが非常に上手く、やややセクシーすぎるきらいもありますがそうした絵柄面で一般の萌えマンガと一線を画す出来となっています。なお「エクセル・サーガ」の連載初期に私が読んでて「何これ?」と思った点を今述べると、一話ごとにキャラクターが着る私服デザインが毎回変わっており、当時は今ほど絵が上手でなかったもののこの作者は独特なセンスがあると当時から見ていました。

 話は戻りますがこの「デスレス」は当初こそ絵は一流でもストーリーは並の萌えマンガとみて高をくくっていましたが、連載が進むごとに段々伏線が貼られていって今現在だとストーリーも楽しめるようになってきました。またそれ以上にというか、元々六道氏の漫画キャラクターはどれもテンションが異様に高いキャラばかりで、セリフ回しも読んでてためらうような毒の強い物が多い(昔の作品で、「20世紀中盤にニューメキシコで実験が上手くいくよう陰で働いてやった」なんてセリフも)のですが、この「デスレス」でもみんなぶっ飛んでて、その中でも際立っているのが今日槍玉に挙げる「乙金まどか」というキャラです。


 このキャラがどういう人物かというと、当初は主人公の敵役としての立場で登場してくるのですが、実際に絵を見てもらえばわかりますが顔のパーツは揃っていて美女として描かれているものの、どのシーンでも目の焦点が常に合っていないというか常に瞳孔が全開みたいな異様な風貌で、その風貌に負けず劣らず口から出るセリフも常軌を逸しているものばかりです。今覚えているのを片っ端から挙げると、

(夜中に電話に出て)「イエス、グッドミッドナイ!乙金、乙金でございます!」
(両人差し指をこめかみに当てながら)「来ました、電波が!」
(主人公宅に物乞いに来た際)「ところで私、お腹がすきましたわパ〇ラッシュ!」
「あんな~に一緒だったのに~!」(ガンダムSEEDのED曲の歌詞をそのまま引用している)
(両親指を地面に向けながら)「ざ~んね~んしょ~!」

 文面では非常に伝え辛いのですが、どのセリフも瞳孔全開でかつ妙なポーズを取りながら発するので、見ていて有り得ないくらいにインパクトが強いです。っていうかこれだけインパクトを受けた漫画キャラクターは「餓狼伝」に出てくる「泣き虫サクラ」以来と言っても過言じゃありません。私はこの「デスレス」を今は漫画喫茶で読んでいる状態ですが、六道氏の漫画なだけに一冊当たりのセリフ量が多くてコンテンツ量が多いし、あとこの乙金まどかがやけに気に入ったのでもうこの際だから電子書籍で買っちゃおうかなと検討しております。
 それにしてもというかこの記事を書くきっかけにもなっているのですが、この乙金まどかに関するレビューがネットを見ていてやや少ない気がしました。もうちょっとこの作品は評価されてもいいと思い、なら自分が書いちゃえとばかりに30分でサラリと仕上げた次第です。

  おまけ
 六道氏のキャラクターは女性キャラクターのセクシーさばかり注目されがちですが、「デスレス」を読んでて、「ごつい男キャラもいけるやん」とちょっと思いました。女の子ばっか書いてないでもうちょっとカッコいいおっさんキャラも増やしたらいいようなと一ファンとして思います。


2014年3月9日日曜日

パソコン本体価格の高騰(;´Д`)

 昨日、消費税増税前ということと、体調不良からここ一ヶ月休日はほとんど家から出ていなかったこともあり、気分転換を兼ねて秋葉原へ買い物に出かけました。先に買ったものを述べると、1080円と安かったのでUSB3.0のメモリースティック(16GB)と、下記写真の同じくUSB3.0の外付けハードディスク(1TB)です。



 なんで外付けHDを買ったのかというと、単純に使ってて便利なのと今使っている外付けHDは容量が320GBで、なおかつ2010年11月に買ったものであることからそろそろ新しいものに切り替える時期だと考えたからです。HDクラッシュほど恐ろしいものはないし、数年単位での交換あればありかと納得しました。
 肝心のお値段は11800円で、数あるメーカーの中からこの東芝製を選んだ理由はデザインが気に入ったためです。写真を見ればわかる通りにシルバーの地をやすりで擦ったような侘寂を感じるデザインで、バッファローとかアイ・オー・データより値段は高かったけど長く使うことを考えて嫌いにならないデザインを選びました。あと自宅に着いてから早速使ってみましたが、今回初めてUSB3.0のHDを使ってみるのですがやはりUSB2.0より段違いに読み込み、書き込みが早いです。特にこういう大容量だと速度の差が大きいだけに、今後購入を検討している方は断然USB3.0を選ぶことをお勧めします。

 それで話は本題に移りますが、今回の買い物では外付けHDのほか小型のノートパソコン購入も視野に入れておりました。今現在も15.6インチのノートパソコンを持っておりますが、外出の際に使えるような14インチ以下のノーパソがあればなぁと前から思っていたので、いいのがあったら買おうかと考え乗り込みました。
 それでいろんなお店を眺めましたが、一見してどこも価格が高い印象を受けました。そんな中、ソフマップでASUS製11.4インチのパソコンがOffice付きで約6万円だったのでちょっと悩んでたところ店員が寄ってきたので尋ねてみると、こう教えてくれました。

「おっしゃる通りに今どのメーカーも価格を上げています。去年の秋冬モデルから値段が上がり、それ以前と比べ大体2万円前後上がってますね」

 たとえば今私が使っているNEC製のノートパソコンは2011年7月に約8万円で購入しましたが、これとほぼ同スペックのパソコン(15.6インチ、メモリ4GB、ブルーレイディスク、Office付)を今買おうとすると冗談抜きで10万円くらい値が張る有様で、さっきの店員の話とピタリと値上げ分が一致します。まぁ三年前にいい値段で自分が買えただけかもしれませんが。なんでどこも値段を上げているのかと続けて聞いてみると、頭の中にはありましたがやはり円安が影響しているのではという答えが返ってきました。

 今現在、ノートパソコンはほとんどホンハイなどといったEMSによって中国の深圳か重慶で作られている状態で、多分この二都市で世界シェアの過半数を占めるとおもうのですが、向こうで作って日本に持ってくるわけだからそりゃ円安になれば値段も高くなるのが自然の摂理です。今後価格が下がるかどうかは未知数ですが、少なくとも今このタイミングは買うのに適していないと判断したため結局買わずに帰ってきたわけですが、案外こういう物価動向ってニュースで報じられないもんだねと思った一日でした。

2014年3月8日土曜日

豊臣政権が崩壊した原因とは

 前回記事で豊臣秀吉がどうして偉大なのかというと戦国時代を終わらせたことと、自身も超一流の才能を持ちながら各分野で自分以上の才能の持ち主を活用した点にあると主張しましたが、同じく豊臣政権について今日は一体何故徳川政権にとってかわられたのかその崩壊原因を分析してみようと思います。この手の崩壊原因で徳川幕府とかはよく話題に上がるものの豊臣家に関しては、ある程度はっきりしているというのもありますがあまり議論がないように思えるので、ちょっとこの辺りで一本書いてみようと考えた次第です。

  崩壊原因1、徳川家を滅ぼさなかった
 説明するのもばかばかしいくらいに代表的な原因ですが、後に豊臣家を滅ぼして徳川幕府を開く徳川家こと徳川家康を秀吉の存命中に滅ぼさなかったことが最大の崩壊原因でしょう。秀吉と家康は小牧・長久手の戦いで一度戦っており、この時は徳川家が勝利を収めましたが仮に長期戦となれば動員兵力や兵糧の観点から言って秀吉が勝利していたと断言できます。それでも秀吉が家康との和睦を選んだのは当時はまだ九州や中国・四国地方はおろか、近畿地方ですら各地で抵抗勢力が活動を続けており土台が盤石でなかったことが影響しているのですが、これは逆を言えば天下統一後であれば余裕綽々で徳川家など葬り去ることが出来た証左です。
 こういってはなんですが天下統一後にあっても徳川家は豊臣家にとって明らかに危険な存在だったとしか思えません。大阪を中心とした近畿地方を所領としていることから経済力では豊臣家に分があったものの、石高で言えば実は秀吉存命中から徳川家の方が上回っておりました。その上というか家康は若い頃から明らかに腹黒で何考えているかわからない節があり(おまけにスケベ)、いくら名声が高かったとはいえ謀反なりなんなり理由をでっちあげてでも秀吉は徳川家を滅ぼしておくべきだったでしょう。
 この辺が秀吉の変に甘い所なのですが、意外と彼は性格的にやさしくて非情になりきれなかった節があります。前漢の劉邦は韓信や彭越、源頼朝は弟の義経や範頼、足利義満は山名氏や大内氏といった功臣を天下統一後に悉く誅殺している所、秀吉は伊達政宗に対してはプレッシャーをかけつつもその他の大名に対しては取り潰しらしい取潰しはほとんど実行していません。
 さらには、天下取りにおいては活躍したものの治世下に置いて不要ともいえる加藤清正や福島正則といった武功派武将を切り、石田三成や片桐且元といった文治派武将への切り替えも中途半端で、両者の間で派閥争いを作り後の関ヶ原の要因を作るという大ポカもやらかしています。これは後に天下を取る徳川家とは好対照で、この辺が両家の行く末を分けたと言って過言でないでしょう。

  崩壊原因2、親類縁者の致命的な不足
 これも徳川家とは対照的な点なのですが、豊臣家においては大きな所領を持つ有力な一族が全くと言っていませんでした。皇族などはよく皇室の藩屏などと呼ばれることがありますが、欧州のハプスブルグ家然りで封建制において血のつながりというのは跡目争いの原因にもなるもののやはり強く、いざって時に譜代や外様の人間とは一線を画した行動が期待できます。それだけ重要なだけに徳川家などでは顕著ですが重要拠点を親族に治めさせることによって長い政権維持につなげましたが、豊臣家ではこうした有力な一族大名は全くと言っていいほどいません。
 一体何故いなかったのかというと秀吉の出自によるところが大きく、農民出身であったことから第三親等くらいまでしか親族と認識できる一族はおらず、 また秀吉自身が子供をほとんど作れなかったという不幸な現実がありました。そんな秀吉の一族において唯一と言ってもいいほど頼りにすることが出来たのは秀吉の弟の豊臣秀長くらいで、彼は存命中からも高い人望を集めただけでなく兄譲りの高いオペレーション能力を発揮して当地の難しい紀伊地方(和歌山県)を大過なく治めていたことから有力な藩屏となり得たでしょう。しかし惜しいかな兄よりも早く若死にしており、仮に長生きできていれば中国の周王朝における周公旦の様な人物になっていたのかもしれません。
 このほかには一応、正室の寧々の出身である浅野家から浅野長政というこちらもオペレーション能力の高く広島藩の藩祖となった武将がおり、彼なら藩屏としての役割も期待できたでしょうが秀吉の後継には寧々とは折り合いの悪かったとされる淀君の子である秀頼に決まり、私は浅野長政としてはこの点が豊臣家と距離を置く要因になったのではないかと少し思います。
 その淀君(最初「淀気味」と変換された)もこういってはなんですが、いわば亡国の姫君で出身である浅井家が既に存在せず、息子の秀頼にとって後ろ盾になる外戚が存在しなかったというのも見逃せないポイントです。仮に淀君が豊臣政権下における有力大名家の出身、それこそ上杉家や前田家、毛利家の姫君であれば歴史は全然違ったでしょう。

  崩壊原因3、豊臣秀次の粛清
  上記の親類縁者の不足にも絡みますが、秀吉が一度は自分の後継者としてレールを敷いたものの秀頼が生まれたことから邪魔者となり、廃嫡した上に粛清までした豊臣秀次の運命もその後の豊臣家の行く末を決めた要因でしょう。豊臣秀次は秀吉の姉の息子で甥にあたるのですが、若い頃からそこそこ戦場でも活躍している人物で、世間で言われているほど決して無能ではなかったと私は評価しております。ちなみに彼は「殺生関白」と呼ばれるほどむやみに人を殺したりするなど乱行を繰り返していたことも粛清された要因と言われていますが、私はこの説に対しては疑問視しており、むしろ秀吉が粛清に正当性を持たせるために流した主張ではないかと見ています。
 この秀次の粛清によって秀吉の後継者は秀頼となりましたが、仮に秀次を秀頼が成人するまでのつなぎに使っていればまた違ったでしょう、裏切る可能性はありますが。なおこの秀次の粛清については石田三成が秀吉に讒言をしたためという説がありますがこれは現在では否定されつつあります。豆知識が続きますが秀次は粛清前に追放され出家していたにもかかわらず切腹を申し渡されており、これは当時としても異例なほど厳しい処置だったそうです。なおかつ秀次の一族は女子供に関わらずほぼ全員処刑されていて、これも当人は処刑されても女子供は生かされるケースの多かった日本史上では珍しいことで、先ほどは秀吉のことを「非情になりきれなかった」と評したものの、この秀次事件に関しては異常なほどの残酷性を秀吉はみせています。
 もっともというか、中国史では三国志の曹操を筆頭に「三族皆殺し」はしょっちゅうあることなので、中国史に慣れた私からするとこの秀次事件が特段残酷だったとは思えないほどこのところ感覚が麻痺してます。これはほかの面でも言えるけど、中国人と比べて日本人ってやっぱ変に優しいというか甘いところがある気がする。


  崩壊原因5、譜代大名の保守化
 上記三つまでの理由はあちこちでも説明されておりそれほど珍しいものではありませんがこの崩壊原因4は私オリジナルの説で、恐らく本邦はおろか全米初公開の意見でしょう。どこだっていいけどさ。
 秀吉死後に行われた関ヶ原の合戦では加藤清正や福島正則、そして黒田長政といった豊臣家の譜代武将が悉く徳川家率いる東軍についておりますが、これは彼らが西軍の主導者となった石田三成に対する憎悪が主原因となっているものの、それと共に彼らが「如何に領地を切り取るか」という戦国の気風から「如何に藩を守るか」という保守的な思想に変わったことも大きいのではないかと思います。
 幕藩体制というと江戸時代の制度のように思えますが、実際にこの制度を作ったのは豊臣政権で徳川幕府がこの制度を流用して定着させました。これ以外にも石高制や五人組など徳川幕府にも流用された制度は多く、そういう意味で豊臣家は前漢の布石となった秦みたいに思えるところがありますがそれは置いといて、関ヶ原の合戦時点で当時の大名らはそれぞれ領国を持って自身で切り盛りするようになっていました。自身で領国を切り盛りするという点は戦国時代でも同じですが決定的に違ったのは現状以上に領土が広がらないという点で、混乱や紛争の隙を見て隣国の領地を奪い取るという概念は関ヶ原の時点ではもはや通用しませんでした。

 これがどういう意味を表すのかというと、当時の大名は領土を広げるというより領土を如何に守るかの方に頭が回っており、いわば損得概念が戦国時代とは大きく異なっていたのではないかと言いたいわけです。切り取り勝手の戦国時代では時には不利な状況でも主家に忠誠心をみせることによって戦後の報償に与かるという立ち回りも出来ましたが、関ヶ原の時点ではそういうハイリスクな行動は通用し辛く、むしろ如何に安定して国が保てるかという観点から徳川家についた譜代武将が多かったんじゃないかとこの前閃いたわけです。
 翻って当時の状況を見ると、主家は確かに豊臣家であるものの当主の秀頼はまだ幼く、頼りがいのある安心感で言えば家康の方が圧倒的に上でした。そのため豊臣家に恩顧のある大名でも、心情的には西軍参加に傾きつつあっても抱えている家臣やその家族のことを考えると保守的に動かざるを得ず、寄らば大樹の陰とばかりに東軍についたのではないかと言いたいわけです。
 こう考えるきっかけとしては豊臣秀長に見出され大名となった、戦国時代の竜騎士カインこと藤堂高虎で、彼は秀吉が死ぬや真っ先に徳川家への接近を図っております。加藤清正や福島正則などは三成憎しで東軍についたと判断できるもののこの藤堂高虎に関しては英語で言うなら「Nothing to do with 三成」というくらい縁がない人物です。「武士は七回くらい主君を変えねば武士とは言えぬ」というくらい利己的だった藤堂高虎は極端な例であるものの、彼ほど露骨でなくても保守的に自国領土を保つという保守的判断から東軍参加を決めた大名はほかにもいたのではないかと思え、如何に領土を奪い取るかという戦国の気風から安定した時代になって芽生えた大名の保守化も家康にとって有利な状況を作ったのではと考えた次第です。

 さらっと書くつもりはなかったものの、我ながらえらい長文となってしまいました。故水野晴郎じゃないけど、「歴史ってほんといいもんですね」って言いたくなるくらいの長文だな。っていうか、二回に分けて書けばよかった。

2014年3月6日木曜日

英雄としての秀吉

 現在放映中の大河ドラマ「軍師官兵衛」を放送時間に自宅にいる際は見ていますが、先週あたりから織田家や周辺諸国と黒田官兵衛が絡むシーンが増えてきて、序盤に比べて格段に面白さを感じるようになってきました。特に織田家とのシーンに出てくる秀吉が場面を盛り上げており、演じる竹中直人氏はかつての大河ドラマ「秀吉」で演じた同じ役が当たり役だっただけに当時の演技ぶりと重ねつつ楽しく見ています。そんなファンキーでモンキーな秀吉ですが実はここだけの話、日本史上で英雄と呼べる人物はこの豊臣秀吉くらいではないかと私は考えております。なんでそんな高評価をしているのか、さっきからやけに左腕がしびれるけど頑張って今日はその辺を書いてみようと思います。

 秀吉がどんな人物であるかについては説明するのも野暮なくらいに一般的ですが、農民の出身でありながら織田信長の草履取りに始まり着々と出世してゆき、城持ち大名になったところにとどまらず最終的には天下を統一して関白職に就任した戦国一の出世頭と呼ばれることが多いように思えます。しかし彼を単に出世頭として形容するのはややもったいないように思え、というのも応仁の乱から日本全国で百年以上も続いた戦国時代を終結させたのはほかならぬこの秀吉で、政権こそ次代に引き継がれなかったものの豊臣政権で実施した石高の統一や五人組制度など、政策の多くは江戸時代でも採用され続けていることなどからも近代日本の礎を作った張本人と考えてもいいと思っております。

 そうした業績以上に私が秀吉を高く評価している点として、彼自身が軍略家、施政家、説客としてどれも超一流の実力を持っていたにもかかわらず、各分野において自分以上の才能の持ち主を採用し、活用している点が挙がってきます。具体的には今期の黒田官兵衛や石田三成、小西行長などで、これら数多くの人材を見出して使いこなしていたというのは関白は伊達じゃないといったところでしょうか。
 私が何でこの点を大きく取り上げるのかというと、歴史上で一芸に秀でているというか非常に高い才能の持ち主というのは概して自分以上の才能の持ち主に対してあまりいい感情を持たず、その才能を認めようとしないところがあるように思うからです。それこそ中国の劉邦や劉備は確かに数多くの名将名軍師を活用しておりますが、二人とも外っ面がいいだけで自分らはそれほど戦争が上手かったり、知略に優れていたというわけではありません。もちろん両者ともに大人物であることに変わりはありませんが。

 それに対して秀吉ですが、彼は間違いなくハイレベルでの軍略を理解していた上に初めて持った所領の長浜を大きく発展させただけでなく、若い頃は竹中半兵衛や美濃三人衆の調略に成功して浅井家との交渉を担当するなど外交手腕も半端なものではありません。にもかかわらず自分以上の才能の持ち主を獲得するとその才能に一任するというか、適材適所に仕事を任せて着実に成果を上げ続けました。

 秀吉の主君である織田信長も自身で非常に高い才能を発揮していた上、秀吉を初め明智光秀や滝川一益などどこぞの馬の骨ともわからない人物らでも才能ありと見るや大抜擢させて活躍させている点は同じですが、抜擢した部下の裏切りがあったかどうか秀吉とは大きく異なります。今回この記事を準備するため帰りのバス(乗車時間13分)で記憶をめぐらしましたが、改めて考えてみると秀吉を裏切った武将というのはほとんど見当たらないというか、少なくとも知名度のある大身の人物に限れば全くいないと言っても過言ではないでしょう。むしろ秀吉のために主君を裏切った人物は数知れず、徳川家の石川数正や柴田勝家陣営にいた前田利家など、「人たらし」の異名通りに悉く寝返らせ続けました。

  さらに秀吉本人もその気があったというべきか、三国志の曹操同様にやや人材の引き抜きマニアと思える節もあります。具体名を挙げると上杉景勝配下の直江兼続で、その才能を高く評価した秀吉は直属の配下にしようとあれやこれやと誘いをかけ続けたと言われています。

 話は戻りますが、自らも超一流でありながら多才な人物を採用したというこの点こそほかならぬ英雄の条件だと私は考えます。英雄というと一般的には古代ローマのカエサルやフランスのナポレオンなどが挙がってくるでしょうが、両者ともに非凡な才能を持ちながらも配下には負けず劣らず個性が強くて優秀な幕僚を取り揃えていました。ただナポレオンに関しては、自分以上とも覚えるほど優秀過ぎる部下(ダブーとか)に対して後年になって意見を聞かなかったり、回想録で辛辣ともいえる評価を述べるなど嫉妬に似た感情を見せており、超一流でありながら他人の才能を認めるということがどれだけ難しいかを感じさせる好例にもなっています。

 こうした点を考慮するにつけ、決して低くない評価であるものの秀吉に対してはさらに高い評価をしても良いのではないかとこの頃思えm特に賤ヶ岳の合戦前後は神憑り的な勘や行動力を見せており、総合的に見るなら日本史上で最も才高い人物の一人と見てもいい気がします。不足している点といったらあだ名にもされた猿顔という品のよろしくない外見くらいですが、私は仮に外見までパーフェクトだったら人物的に面白さが落ちていたと思うだけにこれをマイナスポイントとしてみるのはどうかなとすら考える次第です。
  それだけにというべきか、晩年の判断ミス連発は誠に惜しいというよりほかありません。というわけで次回は一体何故豊臣政権は崩壊することとなったのかその原因についてあまり活発に議論されていない気がするので、自分なりにまとめた論点を書いてこうと思います。久々だなぁこういう力入れる歴史記事。

2014年3月5日水曜日

このブログのアフィリエイト収入額

 前回日曜日の記事で予告した通り、休載期間を終え本日から更新再開です。とはいえ今も頭にもやがかかったような具合であまり調子が良くなく、今朝も電車の中で寝ていたら隣に座っていた高校生らしき男の子が肩で自分の眼鏡を当ててくる荒業によって起こされた際、「ぶっ殺すぞこのクソガキ」って激しい殺意を抱いたほど精神的に不安定な状態が続いています。にしても、寝ていて眼鏡に物当てられたのは生まれてこの方初めてだ。

 というわけで本題に入りますがよくこのブログを知り合いに紹介した際、「こんなに本格的なブログをほぼ毎日更新しているならアフィリエイト収入もすごいんじゃないの?」とよく言われます。アフィリエイトとはネット広告の一種で、実際にこの陽月秘話ではGoogle AdSenseが提供している広告と一部記事においてAmazonのバナー広告を載せておりますが、結論から述べるとほとんど大した収入になっておらず、ずばり金額を明かしてしまうと一ヶ月当たり大体700~800円程度しか収入はありません。この金額がどういう価値を持つのか、ブログのアフィリエイトについて興味を持っている方も多いと思いますので今日はこの辺について解説します。

 まずこのブログの現況について簡単に紹介しますが、 このブログの一日当たりのPV(訪問者)数は約350人で、個人で運営しているブログとしてはそこそこ誇れる人数だと思っております。こう思うのもブログ開設から一年くらいまでは一日20人くらいがやっとで、本当に毎日、「どうやったら一日100人くらいくるサイトにできるのだろうか」などということを考えてて三桁に乗るなんて夢物語だと思っていた時期があったからです。それだけに現在のPV数を支えてくれる固定読者の方々には本当に頭が下がり、記事の質も読者数の増加に伴って良くなっているとも思え文字通り読者に支えられているブログだと考えております。

 然るに、というのもちょっと妙ですが、毎日350人もアクセスしているにもかかわらず広告収入は一ヶ月当たり700~800円しかなく、見る人によっては少ないのではと思うかもしれません。なおこの金額はすべてGoogle AdSenseによる収入でAmazonの広告に関してはほぼ無きに等しく、今年1~3月の第1四半期は以前に私がレビューを書いた「実は私は」という漫画の1巻と2巻が1冊ずつ買われていっただけで、これによって私の懐に入ってくる紹介料は28円です。まぁAmazonの広告はそれほど頻繁にバナーを貼っていないというのもありますけどね。

 話はGoogle AdSenseに限定して進めますが、ほぼ毎日ブログを更新、しかも読んでて嫌になるくらいの長文で、なおかつ一日350人くらい来て700~800円の収入というのがこの陽月秘話です。なお私が通っている漫画喫茶の3時間パックがちょうど800円なので、感覚的には毎月漫画喫茶一回分の収入を自分はブログで稼いでいると豪語しています。もっとも漫画喫茶にはほぼ毎週行ってますが。
  その気になればですが、この広告収入は現在よりも増やせる自信があります。どうやって増やすのかというと広告バナーの位置をもっと上部、具体的にはトップページを開いた時すぐ目につく位置に置いたり、集客を意識した記事を連投するなどいくつかありますが、この陽月秘話ではそういった利益優先な行動はとらず自分の主張を思うがままに書きつづりたいとの考えから実行には移しません。Google AdSenseのバナーを置いているのも収入を得たいというよりも、これがどういう仕組みなのかを測りたいという興味から置いてみただけで本気でこれで稼ごうというような気持ちはありません。

 たまにネットを徘徊していると、「ブログでアフィリエイト収入をGET!」なんていうキャッチフレーズとともに、ブログを開設すればこづかい収入をアフィリエイトで稼げるというような宣伝文句を見かけます。しかし断言しますがよほど集客力の高いコンテンツや芸能人並の高い知名度がない限り、ブログでそこそこのアフィリエイト収入を得ることは不可能でしょう。それこそ、このブログ以上のコンテンツや更新頻度を作ることが出来るのかってとこです。
 ではどうすればそのような集客力の高いブログを作れるのか。いくつかキーワードを挙げるとペット系や芸能ネタはブログアクセスランキングで上位に入りやすいためこういったジャンルを手掛けるのがまだベターかなと思います。それらと共にもう一つ、これは以前に私が利用していたgooブログで顕著でしたが嫌韓嫌中のような排他的なブログもアクセス数が伸びやすい傾向があります。

 実際にこのgooブログのアクセスランキングを見てもらえばわかりやすいですが、あまりこういう表現は好きではありませんが極右的な傾向が見えるブログが上位にたくさん入り込んでいます。勝手な言葉を述べると、これら極右的なブログのいくつかは自らの政治信条に基づいてブログを運営しているというよりも明らかに集客を狙って憎悪を煽りたてるような記事を載せているような気がします。言うまでもありませんが、このようなブログを私は好きではありません。
   ブログに限らなくてもこのところ中国や韓国に対して批判的な内容の書籍や週刊誌の記事が増えていますが、このような文章が単純に売れるから増えていると出版関係者も述べているそうです。韓国はどうか知りませんが中国の批判本に関しては明らかに常軌を逸しているというか事実と乖離した内容であるにもかかわらずさも自信たっぷりに、「中国はもうすぐ崩壊する」と書いているものが多く、確信犯ででたらめを書いて不必要に日本人の中国人に対する憎悪を煽るこの手の人間には強い怒りを覚えます。それこそシャドーバンキングが中国の大きな問題だと書いている本の作者は例外なく見当違いも甚だしいカスで、中国経済を十年勉強して来いと言ったって許されるでしょう。

 ちょっと話は脱線しましたが、アフィリエイトは正攻法じゃほとんど稼げず、本気で稼ごうとするのなら多少のズルというかテクニックが必要です。ですのでブログは基本稼げないものとして、稼ぐ目的で解説してみようという方は初めからやらないことをお勧めします。何も得られなくてもいいから主張したい、っていう人にはうってつけですけど。

 最後に自分が運営するもう一つのサイトこと「Comlocation 企業居点」についてですが、このサイトはさくらサーバーのレンタルサーバーを借り、独自ドメインを使っているので一ヶ月当たり750円(サーバー:500円 独自ドメイン:250円)の費用が掛かっています。こっちはコストをかけている分、ある程度広告収入を得ることを目的に設計しているためバナー広告もあざとい所に設置していますが、こちらの先月の広告収入は1771円で無事黒字化を達成しました。
 一日当たりのアクセス数は平日か土日かで大きく変動しますが、人が来る平日に限れば大体200人強でこの陽月秘話よりも少ないです。ただ閲覧する人は基本的にサラリーマンで、使用するパソコンはオフィスに置かれたものだと予想されることからクリック一つ当たりの広告収入がやっぱり大きい気がします。アクセス数はまだ右肩上がりが続いていますし載せるデータも一体いつまで続くんだっていうくらいあるのでまだ伸びていくと予想していますが、そろそろ陽月秘話と連動した企画記事も書いてかなきゃと思っているところです。

2014年3月2日日曜日

疲労のためしばらくお休み(ヽ´ω`)

 気づいている方は気づいているでしょうが、先週辺りからこのブログの文章にやたら「ファッキン」とか「死ね」などと激しく攻撃的な言葉が頻出しています。なんでこんな言葉が増えてきたのかというと単純自分の性格が攻撃的ということが第一ですが、それと共に疲労が溜まってきていることも大きく影響しているのではないかと思えてきました。

 もともと体力にはそんな自信がある方ではありませんが、このところ忙しいというか体力の消耗が激しく、数日前には左耳が痛くなったり目の焦点が合わなくなってきたりと露骨に影響が出てきたりとあんま芳しくない状態となってました。自分の苦労自慢をするのはあまり好きじゃないのですが、今の勤務先は通勤に一時間半かかる所でかつ始業が八時からなので、毎朝六時に家を出るため気象は五時半くらいです。それだけ朝が早いというのなら夜は早めに布団入ればいいものを、このブログ書いたり「企業居点」の作業をしたりするせいか就寝はいつも十二時くらいで、睡眠時間は平日は大体五時間くらいとなっています。

 平日の睡眠時間が少ない分、休日には寝貯めするようにしているのですが、先週はブログにも書いた通り使用していたブラウザのOperaでトラブルを起こし、これの対応で作業が進まないばかりかイライラして余計に披露する羽目となりました。疲れていることを見越したのか先週日曜にはうちの親父が銭湯に連れて行ってくれましたがあまり効果なく、誇張抜きで先週一週間は仕事していて本当にしんどかったです。
 おまけに今の会社はメーカーであることもあり、四月からの消費税増税を見越して客先各社で今のうちに流動品の在庫を買っておこうと注文が集まっており、一月に入ってからずっと忙しくなっています。そのせいか自分もそうですが、なんか周りの同僚も顔つきが厳しくなっててやや殺伐とした空気が流れています。

 なもんだからこのブログの更新も減らそうかと考えましたが、ちょうどというかウクライナ情勢だったりアベノミクスの破綻予想とか時期を外せないネタが増えており、腹をくくって月~木に書き続けました。どうにかこの土日まで持ってくれば休日に休んで何とかなるだろうと考えて頑張っていましたが、木曜日の晩に突然、「明日関東行くから泊まるところなければ泊めてー(原文ママ)」という、大学の先輩からのウィルコム同士による無料メールが届きました。正直、なんでこんなタイミングなんだよと思わざるを得なく、でもって次の金曜日には「泊めてください(原文ママ)」と案の定来るし。
   もっともこの先輩も急な訪問ということもあって気を使ってくれ、土曜日は朝食、昼食共にそこそこいい所でおごってくれたため思ってた以上に自分も疲労を感じなく、むしろちょっと元気になれたくらいでした。けどお昼に帰ってった後、二時間くらい何も感じれないくらいに眠り続けたけど。

 そして今日日曜日。昨夜十二時に就寝してから午前十時まで寝続けて計十時間という、平日に比べ実に二倍の睡眠時間を堪能しました。多少は体調がよくなったというか勘も戻りつつあり、さっきも晩飯のハンバーグを練りながらハイテンションに「ハンバーグ、フォー!」とか某HGみたいな奇声を一人で挙げるほど回復(?)しましたが、溜まっている作業はほとんど片付いておらず、今後しばらくは気張り続けなければならなそうです。

 以上のような状況から、しばらくこのブログの更新をお休みしようかと思います。再開は3/5(水)か3/6(木)を見込んでおり、そこそこいいネタを抱えていて自分でも勿体ない気がするだけにこの予定は厳守できると思ってます。
 それにしてもこのところは本当に仕事が忙しい。実は先々週に休養しようと有給を申し込んだのですが、「あまりにも人手が足りないからもうちょっと我慢してくれないか」とリアルに慰留されました。慰留されるのも十分理解できるので特に反感は持ちませんでしたが、逆を言えばそれだけ今忙しいんだよなぁ。

2014年3月1日土曜日

ビキニ水爆実験について

 今日から新たな相互リンク先として、下記のブログをリンク欄に追加いたしました。

中国のすゝめ

 このブログは現在、具体的には多分先週から中国の陝西省西安市へ語学留学に行った友人が始めたブログで、また投稿記事数は少ないですが今後に期待しましょう。ここだけの話、この友人は自分の交友範囲の中で最も行動力に優れてて、文字通り何するかわからないところがあるので今後は派手なエピソードとか乗っけてくれるんじゃないかと思います。なおこの友人を除けば、中国にいきなり現地採用を目指して渡るなど自分が最も行動力が高いと自負します。

 話は本題に入りますが、各所のテレビニュースなどで今日はあのビキニ水爆実験からちょうど60周年に当たる日という事なので、ビキニ水爆実験とはどういう事件だったかを自分の寸評を交えて紹介します。

キャッスル作戦(Wikipedia)

 今回紹介するキャッスル作戦、通称ビキニ水爆実験とは1954年に米国がビキニ環礁で行った水爆実験です。当時は米露の冷戦下にあって両国で核兵器開発競争が繰り広げらえている最中もあり、両国ともに時刻が保有する核兵器の威力を内外に知らしめるため示威的な実験を行っておりました。
  そうして行われた数々の核実験の中でもこのビキニ水爆実験が特筆的に取り上げられるのは、その甚大な破壊力に伴い放射性物質が広範囲にばらまかれ、実験前に設定していた立入禁止地域以外にも放射能汚染が広がったためです。その結果、ビキニ環礁周辺の島嶼で住民が居住できなくなるほどの重度の放射能汚染が起こっただけでなく、周辺で漁を行っていた日本のマグロ漁船、第五福竜丸の船員も放射能に汚染された塵こと「死の灰」を浴び、同船員の久保山愛吉氏が事件から半年後に放射能汚染と疑われる症状で亡くなる事態となりました。

 この事件の大きな特徴は、被害を受けた方々に何の罪もないばかりか米国の警告通りに実験区域を離れていたにもかかわらず生死にかかわる事態に巻き込まれた点です。特に第五福竜丸の船員らは広島、長崎に次ぐ第三の被爆と呼ばれ、世界で唯一の原爆を受けた日本の人間が戦争以外でも再び被爆することとなった歴史には閉口する以外ありません。しかし当時の日本政府は米国に逆らえるような力がなかったことから公に非難することも出来ず、、また米国も事件自体をなかったことにするため被爆者に対してあくまで義捐金という形で金を配っただけで、事件の真相調査などには妨害するありさまでした。

 原爆被害というと広島、長崎への原爆投下が大きく取り上げられますが、正確には水爆被害ですが、私はこのビキニ水爆実験についても日本人は忘れるべきでない歴史だと考えます。同時に、これほどまで放射能の被害を受けその恐ろしさを知っているにもかかわらず福島原発の事故を起こしてしまったことに関しても同時に意識しなければならないでしょう。

 最後にちょっとした豆知識というかなんかですが、グラビアモデルが着る水着としてお馴染みのビキニ水着ですが、この水着の語源はなんとこのビキニ水爆実験からという説があります。ウィキペディアの解説によると1946年に米国がビキニ環礁での水爆実験を発表(実際に実験したのは1954年)した際、この水着のデザイナーがその過激さを原爆の威力にかけ合わせるために「ビキニ」と命名したことによるそうです。
 私自身、言葉狩りという行為を非常に嫌っておりますが、ちょっとこの由来を聞くとビキニという言葉を使い続けていいものかと悩みます。代替案としては普通にセパレート水着くらいしか浮かびませんが、今更切り替えるのはさすがに難しいでしょうね。

2014年2月27日木曜日

進む石田三成の再評価

 このところ疲労が溜まっているのか仕事中にリアルに、「ファッキン、死ねクソっ」っておびただしい作業の合間にツイッター感覚で呟くようになったので、今日はリラックスすることを願い自宅で半身浴を試みました。半身浴と言ってもただ単に湯船いっぱいにお湯貯めるとガス代と水代がもったいないので底の方に少しだけ貯め、左腕を枕にしながら左半身だけを無理やりお湯につけるという入浴の仕方で、耳の中とか鼻の中に水が入ったりしながら数分間その姿勢を続けました。果たしてこれが効果あるのか非常に疑問ですがあしゅら男爵みたいな感覚に陥りつつ、「半身浴って下半身浴と上半身浴で別れるのかな。後者だとただの犬神家だけど」などと考えるあたりほんと疲れてるんだなって気がします。

 話は本題に入りますが、大分以前に「信長の評価の再逆転」という記事で近年になって信長の評価像が変わり始めており、歴史というものは時代によって変わるということを述べましたが、今日も疲れているので似たようなネタとして、関ヶ原の合戦の主役とも言っていい石田三成に対してこのところ、信長同様に従来唱えられていた評価が変わりつつある気配を感じるので、疲れていてもどうとでも書ける歴史ネタなので今日はこれで済まそうと思います。それにしても左目の焦点がマジで合わないし、本当に疲れてるなぁ(ーー;)

石田三成(Wikipedia)

 石田三成がどういう人物だったかはほとんど言わずもがなで、豊臣政権下の能吏として日本全国の度量衡の統一という大事業を成すなど日本史における代表的なテクノクラートの一人です。しかしそんなテクノクラートとしての側面よりも関ヶ原の合戦で実質的に西軍を率いたものの徳川家康に敗北したという事実の方が有名で、三成というと「敗軍の将」というイメージが一般的だと思います。

1、三成は戦下手だったのか?

 この三成に対する評価ですがまず第一に多いものとして、「内政能力は高いものの戦下手」というものでしょう。こうした評価は関ヶ原の戦いで敗北したことに加え、豊臣秀吉による関東の北条家征討戦において忍城攻撃軍を指揮したものの、水攻めをかけるなど大規模な作戦を実行したにもかかわらず忍城をなかなか陥落させることが出来ず、最終的に開城させられたのは北条家の本拠である小田原城が陥落した後でした。なお北条家の支城で最後まで陥落しなかったのは忍城で、十分な兵力を与えてもらったにもかかわらず城一つも落とせなかったとして長らく三成の否定的評価の材料となっていました。

 しかしこの忍城への攻撃ですが、水攻めの実行を決断したのは三成ではなく総大将の秀吉で、むしろ三成は水攻めを実行することに反対していたと近年では言われております。水攻め自体が過分なデモンストレーション的戦術とされており、実際の戦術的価値以上にかつて毛利家の高松城で秀吉が実行したことを再現するという目的で実行されたと見られており、三成はむしろそんな無理な作戦に付き合わされてメンツを失っただけだと、まるで無茶なプロジェクトに付き合わされた中間管理職だったのではという分析がこのところ広がってきています。私としても秀吉の性格からすると水攻めという派手なデモンストレーションをやりかねないと思え、この説を支持する立場であります。

 このほか敗北を喫した関ヶ原の戦いでも徳川軍の行軍ルートを予見した上で関ヶ原で陣を敷いて待ち構えるなど、戦略面では実に手堅い決断を三成はよく取っております。また以前にもこのブログで紹介したエピソードですが、関ヶ原の戦いの後に藤堂高虎から、「私の軍は如何だったでしょうか?」と問われて、「鉄砲隊が悪うございます。隊長に自信がないためとみられる故に替えさせるべきでしょう」と答えており、この答えに高虎も、「自分もそのように考えておりました。ご指導ありがとうございます」と述べて満足そうに帰っていったそうです。この話の通りだったら細かい部隊に対してもその運用の仕方をしっかり理解しているように見え、戦上手だったかはまだ疑問ですが、少なくとも戦下手ではなく軍隊の運用知識やその分析に関しては人並み以上にあったのではないかとも思わせられます。

2、人望無き酷薄な吏官か?

  戦下手だったという見方とともに三成に対しては、「頭はいいけど性格に難があり気遣いが出来ず、人望はなかった」という見方も強いのですが、この説に対しても完全にひっくり返るほどまで行かないまでも、このところやや見直しがされてきているように見えます。

 三成に人望がなかったと言われるのは関ヶ原で小早川秀秋や吉川広家、脇坂安治など多くの武将に裏切られたことや、そもそもの関ヶ原の合戦の原因となった福島正則や加藤清正といった豊臣家の武功派との折り合いの悪さなどからですが、衝突する人間が多い一方で三成には周囲の人間によく慕われていたエピソードも非常に多くあります。

 そんな三成を慕っていた人物の筆頭は島清興こと島左近で、主君とケンカして厳しい浪人生活中だったところを若い三成が雇用し、「三成には過ぎたる家臣」と言われるほど真摯に仕え続け、関ヶ原でも東軍相手に大いに奮戦しております。同じく関ヶ原で戦った仲間には大谷吉継もおり、彼等は敗戦することを予期していながらも親友三成のために参戦を決断しております。
 また遠隔地でも佐竹義宣が三成との信義を優先し、家中の反対を押し切り西軍入りを決断しており、所領である近江の領民も三成の死後ですらその治世を讃え、実際の関ヶ原の合戦でも兵士らは奮闘していたと伝えられています。こうした話からすると人付き合いが下手だったとも思えず、ただ単に豊臣政権武功派とだけ折り合いが悪かった、しかもそれは対人というより文治系と武功系という派閥対立という側面もあり、たまたま文治系の筆頭であった三成に憎悪が向いたのではないかとも考えられます。

 マジで疲れているのでそろそろ締めますが、最後にこのところちょっと思うところとして三成の人となりが悪かったというよりもそのケンカ相手こと、福島正則の方が人格的に問題があったのではないかという疑いがもたげます。というのも正則は最も激しく三成打倒を主張していた人物であるのですが、関ヶ原の合戦の後には部下同士の諍いから徳川家の家臣に対して強硬に切腹を求めたり、大阪の陣の最中には大坂方として参戦こそしなかったものの兵糧米を大阪城に運んだりと、いまいち空気を読めない人物像が見えてきます。正則は最終的に勝手に城の補修を行った門で徳川家から領地を没収されますが、もしかしたらこいつが言うほど落ち度のない三成を勝手に嫌い、豊臣家臣団に亀裂を作った張本人ではないかと思えてきました。この辺りのくだりもまた今度書こうっと。

2014年2月26日水曜日

アベノミクスの破綻リスク

 先週からこのブログで聞き取っていたアンケートが先日に締め切られ、安倍政権を支持するかどうかという問いに対して下記のような投票結果が出ました。

Q、安倍政権を支持しますか?
  1. 支持する               6 (33%)
  2. 支持しない              8 (44%)
  3. そんなことよりおでんを食べたい 4 (22%)

 この質問は私のブログの読者がどういう政治姿勢を持っているのか大まかでいいので知りたかったためにやってみたわけですが、極端に片方に偏ることなくそこそこ別れたなというのが正直な感想です。ただそれにしても質問項目を作った本人ながら、「そんなことよりおでんを食べたい」に投票した人は一体どういう目的でこれを選んだんだ? 贔屓目に見るなら安倍政権を必ずしも支持していないもののほかに支持するに足りる政党や政治家がいないからこれを選んだのかも……なんてことはないか。

 そんなネタに使った安倍政権ですが、このところちょっと暗雲というかあまりいい先行きが見えてこないように思えます。結論から述べるとアベノミクスは今後、破綻する可能性が高いように思え、今日はその理由と今後の日本経済の先行きについて思いのたけを話そうと思います。ちょっと強気に出ると、当たるかどうかは未知数であるものの現時点としてはかなり長期的な予測をここまで立てられるのはあんまりよそにいないでしょう。

1、改善どころか悪化する貿易収支
 まずアベノミクスですが、昨年は安倍政権の肝煎りで日銀が大幅な金融緩和を実行すると宣言したことから大幅に株価が回復し、円安にも大きく振れたことから全体景気は大幅に向上したように報じられました。しかしその一方で貿易収支は単月としての赤字額が現在に至るまでほぼ毎月更新を続けており、確か先月には日本という国家全体の財布で赤字か黒字かを見る経常収支も赤字を記録しています。

 一体何故円安となったにも 関わらず数字がついてこないのかというと、これはほかでも解説されておりますが円安によって輸出産業は多少は盛り上がったものの、期待されるほどは盛り上がらなかったことが大きいです。盛り上がらなかった筆頭はシャープ、パナソニック、ソニーの電機系赤字三兄弟ですが、この三社を内包する電機系、あと機械系業界は既にほとんどの会社で部品の買い付けから組み立てまで中国など海外ですべて済ませてしまう現地化が徹底されており、円安となっても為替差による利益があまり積み上がらない状態となっておりました。皮肉なことにこうした現地化は極端に円高となったリーマンショック以降に、円高対策として進められたものでもあります。

 このように円安による恩恵が想定以上に下りない中、原発停止に伴うエネルギー燃料の輸入量増大に伴って輸入額は円安によって急激に膨れ上がることとなりました。もっとも一部で聞いた話だと原発停止以降のエネルギー輸入量は実はそれ以前とそれほど変わってはないないという意見もあるのですがそれは今回置いといて、少なくとも円安によってアベノミクス以前と以後では輸入額はぐんと上がったのではないかとみています。またエネルギー燃料ばかり注目されていますが、地味に食品輸入でも円安が関連企業にダメージを与えていると聞き、海外子会社の現地従業員にシステムを組ませるITアウトソーシング企業も同様に円安による直撃を受けているという話もあります。

2、伸び悩む賃金がネック
 とはいえアベノミクスによって株価は急上昇し、景況感も上向いていることは間違いありません。私は決してアベノミクスを批判するつもりはなくむしろ評価しておりますが、金融緩和を行ったところまではよかったもののその後の具体的な成長戦略を欠いていることは大きな欠点で、それが先行きへの不安につながっている点は批判せざるを得ません。その上でもう一つアベノミクスの欠点を述べると、景況感が上昇して企業収益も全体的と言ってもいい改善が起こっているにもかかわらず賃金の上昇ペースが悪い点があり、これがアベノミクスのつまずきにつながると私は見立てています。

 元々アベノミクスの順序としては金融緩和によって円安、株価上昇を引き起こし、企業収益の改善を図る。これによって上記のように貿易収支の悪化が起こることは懸念されておりましたが、その穴埋めとばかりに収益が改善した企業から賃金の引き上げを行っていき国内消費の活発化を促す、めんどいのでもう矢印でまとめ直します。

  アベノミクス→企業収益の改善→賃金上昇→国内消費活発化→企業収益のさらなる改善

 大雑把な図ですが、ざっとこういう「良い景気循環」を政策担当者は目指しておりました。しかし現在に至るまで賃金の上昇を「業績も回復してきたしそろそろやろうかなぁ」っていう経営者の言葉は出てきても、実際に「〇%引き上げました!」とか「〇万円上がったぞ!」という景気のいい発表や声はびっくりするくらいついぞ聞こえません。確か去年の十月くらいに名前は言わないけどコンビニチェーンが引き上げるとか言ってたけど、本当に実行したか怪しいし。

 最近ニュースで春闘の話題が増えていて、トヨタの労組とかも何年振りかのようにベースアップを要求することが度々取り沙汰されておりますが、多分今の大手企業経営者の発言や態度を見ているとベースアップはほとんど実行されないかあってもスズメの涙程度。ほかはボーナスで反映するなどというリップサービスで乗り切っていつも通りに曖昧な終着点に落ちると私は予想します。
 このように予想する理由としてもう一つ上げると、現在5%から8%への消費税増税を控えて駆け込み需要が起こっておりますが、この駆け込み需要によって4月以降は消費がググッと落ち込むことが予想されます。春闘はメーデー前の4月がある意味本戦みたいな時期ですが、この時期は消費減退によって各企業の売り上げは落ち込むと見られ、仮にそうなったら経営者としては「足元では不安定感が強い」などという言い訳をしやすく、ベースアップも夢と消えていくのではなんて考えてます。

3、景気悪化の原因は大企業にアリ
 しかし消費税増税によって一時景気が落ち込むものの、企業が賃金を引き上げる余裕がないというわけではありません。というのも日本企業ではバブル崩壊以降、余剰資金ともいえる内部留保がずっと増え続けているからです。具体的に言えば大企業であればどの会社もバブル絶頂期より今の方が内部留保金は多く、一部の評論家からはこうした大企業が金を貯めこんで市場に流さないことこそが日本の経済を悪化させている最大の要因だと指摘されており、私自身も同様の見解を持っております。
 そのように考えると一応アベノミクスで企業収益は改善されてきているし、株価も上がっているから資金にもやや余裕が出来たことを考えると今すぐにでも各社で賃金を引き上げ、日本全体の景気活性化を促すべきでしょう。然るに先ほどにも述べたように各企業は未だに賃金引き上げに及び腰、というか明らかにやる気なく適当な言い訳でやり過ごそうという態度が見え見えで、これまた先ほどにも述べたように「引き上げてみようかな?」なんてリップサービスで終わるというのが私の見方です。

 極論を述べると、消費税が3%引き上げられるのに合わせて全体の平均賃金も3%引き上がり、日本全体で3%のインフレが起こることが最も理想的なのです。しかしそうなる可能性は現状であまりあるとは思えず、安倍政権の運営の仕方というよりも大企業の及び腰が原因でアベノミクスは破綻するのではという結論に至ったわけです。そう考えると、安倍首相も大企業に足引っ張られてついてないな。

4、来年のさらなる消費税増税は……
 安倍首相は消費税増税による景気の落ち込みを7月までにとどまらせ、それ以降は再び上昇気流に乗せると宣言していますが、今の状態だと私はこの目標通りにはいかず、4月以降はずっと落ち込むか停滞が続くんじゃないかと悲観的に考えており、株価もずるずるとまた落ちていくのではと予想します。その上で大きな議論となるのは再来年4月、予定通りに消費税を8%から10%へ引き上げるかどうかです。
 昨年も今年の3%引き上げが大きな議論となりましたが、オリンピック招致決定という追い風もあってそれほど大きな反対なくすんなり通りましたが、私は今年はそうは簡単にはいかないと見ており、現時点だと10%への引き上げは再来年以降に延期する公算が高いように思えます。安倍政権としてはこのような延期も景気刺激策だと主張できるわけだし。なので今言えることは、輸出関連銘柄の株は早めに処分しておいた方がいいというおせっかいな意見ということです。

  おまけ
 春闘でベースアップの話題がほんとこのところ多いですが、これもまた今度書くけど日本の労働組合もなよなよした組織になっちまいやがったなぁと感じることが多いです。なおベースアップというと以前に知り合いが、「俺、この前会社の労働組合にベースアップ20万円を経営層に要求しようと主張したんだけど、逆に労働組合の方が俺を止めてきやがった」と、ぶっ飛んだことを話していました。その知り合いによると会社の収益から従業員数を計算するとこの要求が実現したとしてもちゃんと利益出て会社を維持できるそうで、なんで金はあるのにこういう要求しないんだと吠えてました。

2014年2月25日火曜日

ウクライナを巡る国際情勢

 各所でも大きく報じられておりますが、先月頃から反政府デモ隊と警察の衝突によって大きく混乱していたウクライナでとうとう大統領が逃亡、政権が崩壊へと至りました。現在は暫定政権が樹立されたことによって落ち着きを取り戻しつつあり、この後に予定されている大統領選には野党勢力で前政権では首相も務めた東欧版鉄の女であるティモシェンコ氏が立候補を表明しており、私の見立てだと何事もなければこの人が無難に次の大統領になるでしょう。

 そんなウクライナ情勢ですが、ウクライナ国内はもとよりその周辺各国でも様々な思惑が渦巻き、渦巻きなだけにさながら大きな波紋を描いているようです。そもそも今回の政権崩壊は親ロシア政策を掲げていたヤヌコビッチ政権がヨーロッパ諸国連合ことEU寄りの政策に転換しようとしたところ、ロシア側がかなり過激な干渉を書けたことによって再びロシアの側に立ち、国内の反政府運動やデモ活動を禁止しようとしたことがきっかけでした。つまり崩壊自体が国内の政策や問題ではなく周辺国との外交に起因したものであるだけに、ヨーロッパ各国の駆け引きは今後ますます活発化していくものとみられます。

 ここで近年のウクライナの政治史について簡単に説明しますが、まず一つの端緒となったのは2004年に起きたオレンジ革命です。 それ以前のウクライナはCISに加盟するなどロシアの衛星国として経済や軍事に関してもロシアに依存する傾向が強かったのですが、この年の大統領選挙では今回の政権崩壊によって逃亡したヤヌコーヴィチが一度は当選したものの、選挙戦の最中に不正を行ったとの疑惑から反対運動が起こり、また対抗馬であったユシチェンコがヤヌコーヴィチ側に毒(ダイオキシン)を盛られたとも主張したことから再選挙となり、その結果としてEU寄りの外交や政策を主張するユシチェンコがさっきも出てきた鉄の女、ティモシェンコが陣営に着いたことによって逆転勝利を収めました。これがオレンジ革命です。

 このオレンジ革命によってウクライナは一気にEUへも加入かとも私は思ったくらいなのですが歴史はそのようにはならず、というのもユシチェンコの政権運営がうまくいかず、ティモシェンコ陣営もついたり離れたりしたことによって支持を失ったばかりか、ウクライナのEUへの接近を快く思わないロシアが天然ガスの供給停止をちらつかせるなどかなり激しい揺さぶりをかけてきたこともあって支持を落とし、2010年の選挙では前回でも大統領職を争ったヤヌコーヴィチに負けてしまいます。

 こうしてヤヌコーヴィチが再びウクライナの手綱を握ることとなったのですが、経済的な市場の大きさから彼もEUとの関係構築を図るものの、ここでもまたロシアが邪魔してきます。報道によるとなんでもロシアは前回同様に天然ガスの供給停止をまたちらつかせたほか、ウクライナ製品の全面禁輸にも踏み切ったそうで、これには背に腹を変えられずヤヌコーヴィチも再びロシア寄りの立場を取らざるを得なくなったそうです。
 なお少し話が脱線しますが、中国は尖閣諸島沖の漁船早突事件の後で日本に対しレアアースだけを禁輸してきました。日本と中国だけでみれば中国はなんて理性のない国だ(実際その通りだが)と思えてきますが、これにロシアを加えるとまだ良心的な奴に見えてくるほどロシアは虎狼の国だと言えそうです。

 ざっと上記のような経緯を辿って今回の政権崩壊へと至ったわけですが、ロシアとしては散々に干渉してきたにもかかわらず新ロシア政権が倒れてしまって骨折り損のくたびれもうけって具合でしょう。また今回の政権崩壊を語る上で外せないのは先日まで開催されていたソチ五輪で、下手に政治的な発言や行動をしてしまうと影響が出かねない大イベントなだけにウクライナで混乱が続いている最中、ロシアは何も介入することが出来なかったのではとみております。逆にウクライナの反政府勢力やそれを支援するEUの組織達もそうしたロシアの足元を見て、短期間に決着をつけようと過激な手段を敢えてとったのでは……なんて妄想も出来たりするわけです。

  それで今後のウクライナはどうなっていくか、一部のニュース解説でもありましたがEUとロシアの綱引きが今後も続くと私は思います。そんな今後を占う上で重要なのが次に大統領でそれになりそうなティモシェンコですが、彼女は三国志で言えば司馬懿仲達みたいに信頼のおけない人物で、当面はEU寄りの発言をするでしょうが条件次第では簡単にロシア側へ寝返ることも十分考えられますし、ウクライナの地域性を考えるとそうなるのが自然の様にも思えます。
 一方、周辺諸国というかロシアとEUですが、ロシアはここ数年で急激に大国意識を増してきており、昨年のシリアへの空爆是非を問う国連の会議でも空爆実施を支持する米国を抑え結論を空爆見送りへと持っていくなど、実際に国際発言力も年々高まっております。まぁロシアが高まっているというよりは米国が落ちてきているというべきですが。

 対するEUですが こうしたロシアの拡大を日本とは違って肌でビリビリと感じる立場なだけに何としてもと抑え込みにかかろうとするでしょう。しかしEUは債務危機問題で加盟国同士でもぎくしゃくしており、米国の後ろ盾を得てもどれだけ抑えられるかあまり大きな期待はできないのではというのが私の見方です。

 では日本としてどっちを応援するべきかという論点ですが、それは今後どのような外交方針を持つかによって変わります。これまで通り親米路線を歩むというのならEUを応援した方が絶対得ですが、先ほども言った通りに米国はこの十年で明らかに国際的発言力を落としているだけでなく、世界全体におけるGDPシェアもかなり落ちてきています。今後も超大国でいることは間違いありませんが、かといって正午を過ぎた太陽をいつまで頼みに出来るかは残り時間を気にしなければなりません。

 ハイリスクハイリターンを至上に掲げる私としてはもっと面白い道を探さないかと言いたいわけなのですが、やはり今後の世界情勢を見るにつけ軍事、経済の米国、軍事と領土とプーチンのロシア、そして圧倒的な人口シェアと共産党による一党独裁体制の中国が真面目にビッグスリーになっていく気がします。この中で最も理性的なのは米国で間違いありませんが、中国とロシアだけで比べると果たしてどっちがマシか、言うまでもないですが中国のが絶対マシだと断言できます。

 外交というのは多面的に考えねばならず、親米路線を続けるにしろほかの二大国に対してどういうアプローチをかけてどんな距離を保つかを考えることは重要です。それこそ、中国を抑えるためにロシアとの関係を強化したらロシアに取って食われてた、なんて未来もあるかもしれないのだし、逆にロシア&米国を抑えるために中国と手を組む未来もあるかもしれません。

 最後に以前にも書きましたが、中国は本気でロシアに対して強い恐怖感を抱いていると共に警戒心を一切解いていません。我々からしたら中国は平気で約束を破るしやり方も強引な国に見えますが、そんな中国からするとロシアはもっと強引な国に見えているようで、こうした中国を通したロシアの見方は一つの側面として日本人からしても参考になるのではないでしょうか。 ちょっと持ち上げ過ぎな気もしますが、何するわからないという意味でまだ中国はロシアに比べてわかりやすい気がする。

2014年2月24日月曜日

日用消費品の品揃えの少なさについて(;一一)

 昨日、一昨日と一日で記事二本も投下したんだから今日くらい休んで作業を進めようかとも考えましたが、真面目にこのところ描かなきゃいけないネタが多くて休んでられないのが実情です。でも作業を優先するので今日はパパッと書ける日常ネタで納めることにします。

 先週、毎日奇声(?)上げながらシャワーを浴びる風呂場で使う石鹸が切れてしまったので、うちの近くにあるイトーヨーカドーの日用品売り場へと繰り出しました。目当ての石鹸は初めから決めており、具体的に言うとDOVEの石鹸を買おうと考えていました。人それぞれ好みはあるでしょうが私はこのDOVEの石鹸が上海で使っていた際に一番泡立ちも香りが良くて一貫して使うくらい気に入ってるのですが、訪れた日用品売り場ではDOVEのノズルを押せば泡状で出てくる洗顔石鹸水は売ってたものの、固形石鹸ではDOVEはありませんでした。

  しょうがないのでライオンの「植物物語」を買ってきましたが、泡立ちは悪くないものの無香料がウリな石鹸のようで石鹸特有の甘い香りがほとんどしません、こちらも無香料がいいという人もたくさんいるでしょうが私は石鹸のにおいが嫌いでなく、買いためた石鹸を敢えてタオル置き場に放り込んでタオルにも臭いをしみつかせようとするくらいなのですが、ちょっとこの「植物物語」ではそういう荒業はしにくいです。

 と、長々と妙な石鹸トークが続きましたが、この石鹸に限らず日本の日用品売り場やドラッグストアを訪れる度に、なんでこんなに品揃えが少ないんだと思うことが多いです。そんなDOVEの石鹸がなかっただけでと思うかもしれませんが、この時に行った日用品売り場では何故だかライオンと花王の石鹸ばかりが置いていてほかのメーカーの石鹸はほとんどりありませんでした。もしかしたら陳列責任者が「外資系日用品メーカー製品なぞいらぬ!」という強い意志を持っていたのかもしれませんが。

 そんな石鹸以上に違和感を覚えるのはシャンプーの陳列棚です。シャンプーもちょっとこだわりがあって上海にいた時、ってかそれ以前からもずっとLUXのシャンプーを使っていましたが案の定というかその売り場にはなく、代わりにまた花王のシャンプーがずらり。一体どれだけ日本製好きなんだよとツッコみたくなるのは置いときますが、花王のことは置いといてもその陳列棚に並んでいるシャンプーの種類はやけに少ないようにいつも感じました。

 結論をそろそろ述べると、中国のお店に比べて日本のお店はこうした日用消費品のアイテム数が極端に少ないように思えます。こう思うのも私が向こうでよく言っていたのはウォルマートとかカルフールなど大規模ショッピングストアだったからかもしれませんが、それにしたって置いてあるシャンプーの種類がこんなに日本は少ないのかと感じざるを得ません。たとえばさっきのLUXにしたって、中国だと黒髪が映える(と謳っている)タイプや保湿性の優れた物、サラサラになりやすい物など常に五種類くらいのLUXのシャンプーが置いてありました。もちろんその五種類全部、容器の大きさ別にさらに三種類に分化して売られてて、LUXブランド一つだけでも陳列数は非常に多かったです。そして言うまでもないですが、中国のお店だとLUXに限らなくても日本の花王のシャンプーもあれば中国メーカー製もあり、シャンプーのコーナーだけで大体10メートルくらいは棚が並んでました。

 考えすぎかもしれませんが、こうした日用品というのは商品需要を測る上でなかなか有意義なバロメーターではないかと思います。自分に合ったいい商品を選びたい、この欲求ほど消費欲を左右させるものはなく、特に価格差が小さく毎日使う日用品などはその種類数こそが重要で、そういう意味で私は中国はやはり消費意欲が活発である一方、日本は一時期に比べてアイテム数が減少しているように思えることからまだ消費が減退気味なのかなと思うわけです。それこそマツモトキヨシが山口もえ氏のCMを放映していた時期(1999年)なんかもっとアイテム数が多かったように思えるだけにいろいろと複雑な気持ちも湧いてきます。

 なお石鹸、シャンプーに限らず歯磨き粉やシェービング剤どれをとっても日本のお店のアイテム数は中国のお店のアイテム数に比べ少ない気がしますが、唯一染髪剤こと髪染めに関しては日本のどこのお店も大量に置いてあり、中国と比べると多いなぁと思わせられます。この背景は日本の方が茶髪や金髪に染める文化が中国より強いことにあるでしょうが、このところは黒髪がまたぞろ流行ってきているので年々売り上げは落ちてきていると聞きます。
 ちなみに自分は染髪剤を使うと髪へのダメージが多いと聞いてたので今の今まで一度も染髪したことはなく、その甲斐あってか未だに白髪が出たこともなければ毛髪量も散髪屋に行くたびに多いと言われます。その一方で職場などでは、「年齢に比べて不思議なくらいに落着いている」などと言われることが多く、なんか老けた感じに見られてるようです。

2014年2月23日日曜日

「少年ジャンプ」のテーマパーク建設の提案

 発想自体は昨年末の北京旅行中に出来ておりましたが、記事を書くのが遅れに遅れてしまって今日に至りました。結論から述べると日本はコンテンツ産業を本気で海外に売ってくつもりがあるのなら、四の五の言わずに週刊マンガ誌の「少年ジャンプ」のキャラクターを使ったテーマパークを今すぐ作り始めるべきです。

 「少年ジャンプ」については何も説明する必要はないでしょうが、「ドラゴンボール」や「ONE PIECE」 、古くは「聖闘士星矢」や「キン肉マン」といった大ヒット作を生み出した少年漫画界における王者と言ってもいい漫画雑誌です。これらのコンテンツは日本のみならず海外でも高く評価されており、特に「聖闘士星矢」に関しては2012年にテレビアニメが新規に放映されましたが、何故か中国の新聞が、「日本で聖闘士星矢のアニメが新規放映!」って具合で、でかい紙面で報じておりました。ってか中国で放映するわけじゃないのに……。

 これらのコンテンツは現状でも十分お金を稼いでいると言ってもいいのですが、やはり世界のコンテンツ市場で戦っていくには何が足りないかというと私はテーマパークの存在ではないかとかねてから考えています。その根拠というのもコンテンツ界の覇者と言ってもいい「ミッキーマウス」擁するウォルト・ディズニーが何故君臨し続けているのかというと、やっぱりあの「ディズニーランド」の存在が大きいように思えるからです。ただ漫画やゲーム、関連グッズとしてあり続けることよりもアトラクションなどに乗って実際に体験するということはコンテンツを享受する上で非常に大きく、日本の漫画やアニメコンテンツがこれだけ多種類に渡って海外(中国も含む)から高い評価を得ながらディズニーの後塵を拝しているのかというと、やはりこのテーマパークがあるかないかに尽きる気がします。

 こうした考え、というより発想の原点は「如何にディズニーを打ち倒すか」という我ながら闘争本能に満ちた問いからテーマパークの存在に突き当たったわけなのですが、一体何故それで「少年ジャンプ」を推すのかというとこれまた理由があります。一番大きな理由は「少年ジャンプ」がこの雑誌海外で戦っていく上で必要な人気コンテンツを単独で揃え切れるということにあり、裏を返せば複数の漫画雑誌を横断して一つのテーマパークを作ることはまず不可能だと考えたからです。

 理想を言えば「少年ジャンプ」だけの枠内にとどまらず各ジャンルで確実に売れる作品を結集、具体的にはアニメなら「新世紀エヴァンゲリオン」、少女漫画なら「セーラームーン」などを一堂に集めたいところですが、あくまで予想ですが各出版社の版権の扱いや利益の分配をどうするかで確実に揉めることが目に見え、まとまる話すらまとまらなくなることが目に見えているからです。
 日本は自動車業界などはこの前のブリヂストンみたいにカルテルや談合やらかすほど横のつながりが強いものの、ことコンテンツ業界に関してはコラボレーション企画などはほとんど皆無に等しく、それどころか各出版社間で非常に仲が悪いです。今日広島に左遷された異なるうちの親父にも聞いてみたけど、集英社と小学館は同じ企業系列だがこの二社の編集部同士はやっぱり険悪な関係だそうです。

 こうした見方から、どうせ実現性の低い企画よりもまだ実現の可能性があり、またもっとも主要なコンテンツを集めきれるということとなると「少年ジャンプ」こと集英社に期待するしかないというわけです。ただテーマパークの運営となると集英社だけですぐできるわけではないのですが、幸いというか日本にはこの方面で世界屈指の実力を誇る、「東京ディズニーランド」の運営企業であるオリエンタルランドが存在します。大きく出ると必要なコンテンツをオリエンタルランドに渡せば確実に儲けを生むテーマパークを作って運営してくれるという確信に満ちた期待を私は持っており、集英社とオリエンタルランド、後いくつかの企業に出資してもらえばそこそこ面白いテーマパークが出来るんじゃないかという考えに至りました。
 極端な話、このテーマパークに対しては政府も200億円くらい出資してもいいように思えます。日本のキャラクターコンテンツを海外に発信する上でこのテーマパークは非常に重要な意義を持つと期待でき、集英社だけえこ贔屓になるのではという声が確実に上がるでしょうがそういう声は蟻の如く踏み潰してやって、日本のソフトパワーの発信に国全体で取り組むべきでしょう。なお、中国や韓国でも一企業に対して政府からの財務支援はしょっちゅうやっています。

  その上で私がここで言いたいのは、果断なく今この瞬間から急ぎ計画の策定に入って準備するべきだということです。仮に中国だったら計画策定から施設建設まで二年くらいでやって来れるけど、いろいろと無意味で面倒な手続きが多い上に実行力に乏しい日本だと施設完成まで最低でも五年は食うと予想されます。何故それほど急ぐのかというと、仮に本気でこういうテーマパークをやる気があるというのならたとえ何があったとしても2020年の東京オリンピックまでに入園開始にこぎつけたいからです。
 オリンピックは言うまでもなく世界屈指の大イベントで期間中は外国人も大勢日本を訪問することが予想されます。まさにその瞬間に「少年ジャンンプ」のテーマパークに来てもらうことによってテーマパークを世界全体で売り込むことが出来るだけでなく、オリンピックを目的とした日本旅行でもこのテーマパークの訪問もツアー予定に組み込むことが出来たら、海外にいる日本の漫画、アニメファンなどは結構来てくれて相乗効果が激しく期待できるように思えます。東京オリンピックまであと六年ですが、そこから逆算するとなると本当に今年中にも計画案を出さないと間に合わない計算なので急いでほしいわけです。

 最後にこのテーマパーク、実際にアトラクションとして使えそうな作品ですが、先ほども挙げたように「ドラゴンボール」、「ONE PIECE」、「聖闘士星矢」あたりがまず無難で、このほか「NARUTO」や「SLUM DUNK」などもありかもしれません。人気作であることはもとよりなるべく長期連載作品の方が幅広世代を取り込めるかなと考えて候補を選びましたが、「これやったらなんか別のテーマパークになるのでは……」と考えた作品が一つあり、さくっと書いてしまうと「ジョジョの奇妙な冒険」です。
 この作品も長期連載作品で且つ人気作でありますが、その独特過ぎる世界観からほかの作品と一緒にやってけるのか自分もファンでありながら不安に感じます。多分やるとしたらジョジョのアトラクションがある所だけ「ジョジョ園」とか呼ばれ、なんかビルの上の方に花京院らしき物体が常に突き刺さってたり、アトラクションは「吸血鬼の館(DIO)」とかになるんだろうなと思うにつけ、むしろ単独で作ってもらえないかなと思ったりするわけです。

 この記事の執筆時間は約30分で、まぁいいペースで書けましたね。変に構想が長かった分、文章自体は頭の中でほぼ出来上がっていたというべきか。

新車の初月受注台数データの怪しさ

 フィットHVの記事を書いたばっかなので、同じく自動車業界にまつわる経済記事をまた書いてみます。上海の記者時代もそうだったけど、自動車業界関連の記事書くこと多いなぁ自分も。

 このところ各自動車メーカーは新車を出すたびに、「発売から一ヶ月間で単月販売目標台数の3倍を受注しました」などと景気のいいプレスリリースをすることが多く、リリース内容を報じるメディアも額面通りに受け取ってそのまま記事を書いて出してきています。結論から言うとこれらのはっぴゅ内容は非常に怪しく、はっきり言って報じる価値もない大本営発表とみてもいいのではないかと思っています。こうした初月販売台数データの何が怪しいのかというと、言うなればその数字が実態を持っているかほとんど検証できないばかりか、水増しに近い行為を各自動車メーカーがやっている節があるからです。

 結論から述べると初月販売台数にカウントしている台数の大半は、系列企業や下請け会社の従業員に無理やり買わせた数字が主力となっているのではと見ています。というのも二ヶ月目、三ヶ月目の単月販売データを出す企業はほとんどなく、また自動車業界関係者から話聞いていると新車が出る度にノルマに近い台数が課されるとか、聞いてて独禁法とかどうなのよと思う話がちらほら聞こえてきたりします。
 こうした疑惑について指摘するメディアはほとんどなくて大本営発表を垂れ流すメディアが大半ですが、唯一というか「ベストカー」というランエボが世界最速と信じて疑わないカー雑誌が記事に取り上げ、去年に発売したトヨタの「カローラHV」がこれまた目標台数の何倍も売れているというトヨタのリリースについて、「関連企業に業務用社有車として一社につき数台買わせるだけでこの数字は達成できる」と、身も蓋もないことを書いてました。ちなみに「ベストカー」に限るわけじゃないけど、カー雑誌をとりあえずトヨタ批判をすれば記事が書きやすそうにみえます。その一方で三菱自動車は自分ですらフォローし辛いんだけど。

 先ほどから大本営発表という言葉を使っておりますが、この自動車の初月販売台数といい、小もない内容をさも体操に報じることほど無意味なことはありません。ちなみに中国の経済データだと、地方別GDPを合計させると毎年必ず全国GDPを上回る数字になって、中央政府も「地方はいい加減、GDPを水増しするのをやめろ」という事態になっています。この地方別GDPの合計が全国データと一致しない内容は自分の上海時代の上司が最初に突っ込んだと自慢してましたが、ここで取り上げた初月販売台数データも誰か、「このうち関連会社が購入した割合は何%?」ってメーカーに突っ込んでくれないかなぁ。このところ思うけど、こういう毒のある記事が最近減りましたね。

2014年2月22日土曜日

さようならOpera

 まるで全力疾走をしたかのような脱力感で今いっぱいなのですが、ついさっきまでいろいろと八つ当たりしていて声も完全に枯れてます。明日とかずっと喉痛いだろうな。そもそもなんでそんな激しい八つ当たりをしたのかというと、これまでこのブログでも何度も取り上げてきたマイナーブラウザのOperaで、ちょっとというかかなり納得できないことが多くここ数ヶ月で最大級なくらいに一人で怒っていたからです。

 事の起こりは本日正午ごろ。ひとつ前のホンダのフィットHVをディスる記事を書き終えてアップした後、記事に問題ないかこのブログのトップページを開こうと指示したら何故か無反応。そんでもって「該当のページはURLとか間違ってません?」とか表示され、 どういう事だと思ってYahooのページなども試してみるとこちらも開かない。そのくせ何故か楽天証券は開くし……。

 この時点でかなりカチンと来ていたのですが、もしかしたらブラウザの設定がおかしいのかと思って一旦アンインストールして再インストールをしてみても全く変わらず。ついさっきまで開けられたページが開けないことへのいらだちから何か物を投げたい衝動に駆られ、右手で握っていたものをリアルに全力で投げつけたらマウスが窓に当たって一発でぶっ壊れました。にしてもワイヤレスマウスは投げやすいから駄目ですね、あと窓割らなくてよかった。

 一体なんでこんな妙な現象が起きたのか全く理解できませんが、予兆というものは実はありました。その予兆というのもアカウント認識、具体的にはGメールなどといったGoogle関連のページを開く際にエラーが出て、一部の画像が表示されなかったりページ内の一部内容が閲覧できない状態がずっと続いておりました。それだけに、Yahooメールの認証が必要なYahooのページもうまく開けなかったんじゃないかとも考えています。

 と、これだけだったらマウス壊した程度で済んだでしょうが、まだまだ続きがあります。 もしかしたらOperaの最新版をインストールしてみたら変わるかなと思い、これまで使っていたVer12.11から最新版のVer19.00をダウンロードして入れてみたところ、文字通り面喰いました。何に驚いたのかというとデザインが一新されていたのはいいとして、これまで使えていたオプションがほぼすべて使えなくなっていたからです。具体的に何が使えなくなったのかというと、

・Opera mail(ブラウザを使ったメールソフト)
・ブラウザ上部のメニュ表示
・ブックマーク(お気に入り)メニュー
・ブラウザ右上部にある検索ツールバー

  これら機能はどれも私が重宝していて、逆を言えばこれらの機能とマウスジェスチャーがあったからこそOperaを使っていたと言っても過言ではありません。更にこれまで自由にカスタマイズが可能でホームボタンや印刷ボタンなどを自由に置くことが出来た外観もほぼ固定されてなにも弄れなくなったほか、ホームページを表示させるためのホームボタンは完全になかったことにされてました。

 あと凄まじく納得いかなかったのはブックマークメニューの廃止です。OperaにはSpeedDialといってクリック一つで空白ページから指定のページを開く機能があるのですが、これだと大量のページを管理し辛く、私はブックマークメニューと並行して使っていました。にもかかわらず新しいOperaではこれが廃止されており、代わりにブックマークバーといって画面上部の狭い所にしかブックマークを表示することが出来なくなっておりました。簡単に調べてみたところ、Ver15.00からブックマークメニューをなくしていたようで、なくした理由というのも「大半の人が使わないから」と、本当かよと疑いたくなる理由を発表していたそうです。もっともその後に批判が相次いだことから、さっきのブックマークバーを後から追加したそうですが、ブックマークバーも最初無かったというのは何考えてるんだとちょっと問いたいです。

 このほか動作もなんかもっさり気味で、相変わらずアカウント認証は不安定で、これではもはや使えないと判断した結果、Operaの使用を今日この日を持ってやめようと思います。既に代替として今現在使っているFire Foxにマウスジェスチャー、キーボードショートカット、スピードダイヤルのアドオンを導入してそこそこ満足する設定に持ってこれました。もっともこの前にGoogle Chromeを入れてしばらく動かしていましたが、何故かポップアップ広告の表示を禁止しているにもかかわらずどかどか出続け、Yahooのページですら文字がほとんど見えないくらいに広告で埋め尽くされ、挙句には詐欺サイトの広告も平然と表示されてあまりの怒り心頭からキーボードも叩き壊す寸前にまで行きました。物に八つ当たりするのはよくないと思いつつも、まだわかないなぁと自分で思います。

 幸いというかFire Foxで今現在、機能にそこそこ満足しているので何とかやってけそうです。っていうかスレイプニルとかも試したけど、メニュー表示のできないブラウザがやけに多すぎるような気がします。閲覧するだけならそれでいいだろうけど、自分なんかこうしてブログも書くし「企業居点」のサイト編集もするためブラウザ上で作業することが多いだけに、生半可なブラウザだとストレスたまりまくります。
 それにしても今日はこのブラウザの再設定などで非常に時間を取られ、やりたいと思っていた作業がほとんど何もできませんでした。ブログも今日は大量に書いて、あと企業居点も数百件データを追加しようと思っていたのに。もっとも遊ぼうと思っていたレースゲームの「グランツーリスモ6」に関しては、昼過ぎから親父と合流して実家のホンダ・フィットを久々に運転することで多少は満足しましたが。それにしても実家の車がフィットなのに、あんだけフィットHVを批判するのもまた珍しい。

 非常に八つ当たり的な内容で読んでる方も困惑されていると思うでしょうが、本当にこういうやり方でしか怒りの向け先がないというのが正直な所です。最後にもう一回書きますが、これまで私は熱烈なユーザーで一切浮気をしてこなかったと自負しますが、もうこれ以上はOperaを使う気にはなれません。感覚的にはVer10.00に移行したあたりから更新されるたびに違和感を覚えることが増えておりましたが、今回のOperaの理解のしようがない改悪にはほとほと熱も冷めました。

  おまけ
 Operaに関してはやはり去年あたりからなんでと思うことが増えており、タブレットPCのNexus7を手に入れた際もブラウザはOperaで行こうとインストールしたものの、何故だか妙に動きも表示も悪かったことから結局アンインストールしてしまいました。シンプルイズベストが売りだったのに、無駄な機能に無意味なシンプルさにまみれていて、もはや自分の好きだったOperaはここにはありません。

  おまけ2
 Fire Foxへ使用ブラウザを移行するに当たってブックマークに入れていたサイトのアドレスを移行させようとした際、一気にデータを取り込めないかと検索してみたら、Operaの公式サイトのヘルプにデータのエクスポートの仕方が載っていました。早速このやり方でやってみようと試してみたところ、何故か説明に書かれているエクスポート実行のボタンがありませんでした。調べてみるとどうやらほかの人も同じことを経験しているようで、どうやらヘルプにやり方を指導している癖にエクスポートの機能を実装していないようです。こんなにひどいブラウザってほかにあんのかよ。

ホンダ・フィットHVのリコール多発について

 なかなか興味深い記事があり、かつ最近経済記事を書いていないので簡単な解説を付けて紹介しようと思います。

ホンダ「フィット」に不具合が多発する理由(東洋経済)

 上記リンク先の記事によると、昨年九月に発売されたホンダの主力車種である「フィットHV」で不具合が多発しており、なんと発売から現在までの約五ヶ月間に全車両を対象としたリコールを三度も実施しております。記事によるとリコール原因はデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を使ったHVシステムにあるとのことですが、これは言うなればハイブリッド車技術において最も重要かつ難関なゼロ発進システムに起因するもので、この問題背景などについて素人であることを自認しつつも解説します。

 まず具体的にフィットHVで何が問題になっているのかというと、要するに変速機の制御プログラム設定が上手くいっていないようです。変速機の制御プログラムと言っても今回のフィットHVは通常の車両とはちょっと異なっており、モーターとエンジンを組み合わせたやや複雑な構造となっているためその点で難儀している模様です。
 ただモーターとエンジンを組み合わせたと言ってもフィットHVは今回のモデルチェンジ以前の車両でもハイブリッドシステムを導入しており、なにも初めての経験ではないのではと思う方もおられるでしょう。ところがどっこい前モデルと現モデルではフィットHVはほとんど別車種といっていいほどの動力システムが変更されており、具体的には始動時にエンジンが起動しているか否かで異なっています。

 ここでハイブリッド車がどうして燃費がいいのかを簡単に説明しますが、蒸気圧で動くエンジンは静止した状態から動き出すまでにエネルギーを消費しやすい一方、ある程度速度が乗っかった状態だと効率的に稼働するようになっています。逆に電気で動くモーターは高速時は回転数がエンジンほど上がらずエネルギーを食いやすいですが、始動時や低速時にググッと力が入りやすく、静止した状態から動き出させるまではエンジンに比べて低いエネルギー量で出来ます。ハイブリッド車はこうしたエンジンとモーターでそれぞれの長所を役割分担させる車で、低速時はモーターで動かすことによって、高速時にはエンジンで動かすことによって高い燃費効率を実現しているわけです。

 となると車を動かし始める際はぶっちゃけモーターだけで動かさせてエンジンは黙らせていた方が燃費がいいのですが、実は前モデルのフィットHVは始動時からエンジンがずっと起動しており、動かしはじめる際はモーターがエンジンをアシストさせるような形で燃費を向上させていました。はっきり言ってしまいますがこれは特段すごい技術というほどではなく、多分やろうと思えば1990年代にも量産車ベースで実現できていた技術でしょう。
 にもかかわらず何故ホンダがなかなかハイブリッド車を量産できなかったのかというと、始動時にエンジンを黙らせてモーターだけで動かさせるという、いわゆる「ゼロ発進」が技術的にどうしてもうまく作れなかったたからです。具体的にはモーターだけで走っている状態に、途中からエンジンを動かしてスムーズに両者の動力を組み合わせる制御プログラムというのが非常に難しく、これがなかなか作れなかっために、エンジンとモーターをある程度独立して動かさせるのではなく、エンジンはずっと動いたままでそれにモーターの動力をアシストさせるという形でしか作れなかったわけです。ああもう説明が難しいなぁ(;´Д`)

 言うなればモーターアシスト形式は純粋なハイブリッドというわけではなく私に言わせれば出来そこないのニュータイプ……じゃなくてハイブリットで、むしろハイブリッドなどと名乗らず「モーター付きエンジン自動車」とでも名乗ってもらいたかったです。ただそんなホンダも今回のフィットHVでゼロ発進を実現したと謳っていたため、ようやくまともなハイブリッド車を作れるようになったかと思っていたら今回のリコール多発で、未だこの方面の技術を確立したとは言い難い所でしょう。難しい技術であるというのは理解できますが。
 ちなみにホンダが今回のフィットHVでゼロ発進を実現したと発売前に発表した際に私は、「ホンダは実に16年も遅れて、トヨタの初代プリウスに追いついたのか」などと周囲に話していました。この発言が何を意味するのかというと、トヨタは1997年に発売した初代プリウスの時点でエンジンを止めながらモーターだけで自走する「ゼロ発進」技術を導入しています。

 私は他に仲間が誰もいない三菱自動車党であって決してトヨタの方を持つ立場ではなく、むしろ決算の度に純利益の額を自慢している余裕あったら従業員の賃金上げてやれよと批判する側ですが、このトヨタのハイブリッド技術に関しては文字通り他の追随を許さないほどの高い技術を保有していると評価しています。少なくとも私の知る限りでゼロ発進が出来るハイブリッド車を大量に量産しているのはトヨタだけで、新たに導入したホンダがこれほど苦戦しているのを見るにつけまさに「十年以上先の未来の技術」を初代プリウスの時点で確立させていたと言えると思います。
 たまにネットの掲示板で、「トヨタはハイブリッド技術に関する特許を独占して他社が作れないよう、この特許を使用禁止にして妨害している」などという書き込みを見ますが、先ほどにも書いた通りにハイブリッド技術で一番難しいのはエンジンとモーターを別個に制御するプログラムにあり、そんなプログラムに特許とかそういうものがあるとはとても思えないために先程の指摘は的外れもいい所だと私は考えています。第一、特許だったら金払えばすぐ使えるんだし。

2014年2月20日木曜日

ソチ五輪の報道を見て感じること

 自分は見ていませんでしたが昨夜の女子フィギュアではメダルが期待されていた浅田真央選手が不調に終わっていたようで今朝はネットもテレビもその話題で持ちきりでしたが、後出しじゃんけんみたいで少し申し訳なく思うものの、私は浅田選手は今大会でいい成績は取れないだろうなと少なからず感じていました。フィギュア団体戦も金メダルを取った男子の羽生選手とは対照的に転倒するなどあまり調子が良くなく、そして何よりも公開練習時の表情が異常に硬く、見ていてちょっと痛々しかったことからも演技面に影響でるだろなとか思ってました。一方で練習時の鈴木明子選手の表情は柔らかかったことからメダルを取る可能性があるとしたら彼女だろうと思ってましたが、浅田選手とここまで順位に差がつくとは完全に予想外だったというところです。

 蛇足ではあるもののもう少し続けると、浅田選手に関しては演技前の報道においてひどい偏りがあったように強く思います。というのも姉の浅田舞氏をはじめ、みんなジャンプの調子がいいなどと浅田選手のジャンプに関する事ばかり口にしていて、フィギュアのもう一つの評価項目である表現力については何故か話題にすら挙げておりませんでした。厳しい言い方をすると浅田選手の表現力はジャンプに比べ劣っている、さらに言えば韓国のキム・ヨナ選手に負けている点であることがはっきりわかっているためでしょうが、長所だけを持ち上げて短所を隠そうとするのは評論を行うに当たって控えるべき行為でしょう。リアルに現実でも常々言っていますが、評価というのは過大であっても過小であっても好くなく、短所長所をしっかり見極めて発言するべきです。然るにこのところのこういったスポーツ報道では明らかに長所ばかり取り上げて短所を覆い隠そうとする傾向があるように私には見えます。

 同じくソチ五輪ネタで続けると、女子スキージャンプの高梨沙羅選手に関しても同じ様であったと記憶します。自分はスキージャンプの愛好家でもないただの素人ですが、高梨選手に関して言わせてもらうとスキージャンプの一流選手の中にあってあれだけテレマークの姿勢が悪い人はそんないないんじゃないかと内心思っていました。テレマークというのはジャンプ着地時の姿勢のことで野球の審判が「セーフ」っていう時のポーズに似た物ですが、これを着地時にきちんと決められないとスキージャンプでは飛形点が減点されます。具体的に言えば100メートル飛んだとしてもテレマークが悪ければ95メートルとしてカウントされちゃったりするわけです。
 高梨選手のテレマーク姿勢が悪いのは五輪前から度々報じられてきて同選手の課題だと言われてきましたが、いざ五輪が始まるとこの課題とやらが触れられなくなり、ただ飛距離ばかりが評価点であるかのようになって高梨選手はきっと金メダルを取るだろうということばかりしかコメンテーターは口にしませんでした。そういう報道の仕方で金メダル取れてればそりゃいいけど、こういう結果もあるんだし過大な期待をかけるのは選手にとって良くないんじゃないのかとつくづく思えますし、大げさかもしれませんがいい面ばかりに着目して悪い面は見て見ぬ振りするのは古より続く日本人の悪い癖でしょう。

 ここで話は変わりますが、私はよくリアルに空気を読まない奴だとよく批判されてます。しかし私に言わせるならば私ほど空気を読める人間なんてそんじょそこらにはおらず、よくわかっている後輩なんか、「花園さんは周りを見過ぎです」とうまく指摘してくれました。じゃあなんで空気が読めないと言われるのかというと、単純に空気を読まない発言をするからで、なんでそんな発言をするのかというと確信犯で空気をぶち壊そうと動くからです。

 日本人のいわゆる「空気」に関する研究はこれまでにもたくさん出ていますが、総じて日本人は場の空気、たとえば盛り上がっているところでは盛り上げる発言、厳粛な雰囲気には慎重な物言いをすることが求められてかつ自然と合わせる傾向があります。たとえばイケイケドンドンで勢いに乗って行動するような場面では私も合わせますが、その逆で実際は芳しくない状況にもかかわらず楽観的な予測ばかりする場面、大したことでもない事態をさも深刻そうに騒いだりする場面においてはその場の空気とは真逆な「空気を読まない発言」をするように私は本気で心がけています。なんでこんな妙なことをしているのかというと、集団の意識が空気に飲まれてしまうと概してよくない結果を生むことが多く、それであれば批判されること覚悟で冷や水を浴びせるような要素というか人間になろうと17歳の春ごろに決意したからです。自分のことながら、ほんと訳が分からない高校生だったなぁ。

 日本人が空気に飲まれて完全な暴走を行った最大の例は太平洋戦争で、どっからどう見たって勝ち目のない米国との戦争を決断するに当たって、「アメリカ人は精神力がない」などと根拠のない理屈を並び立てては最も勝敗を左右する生産力や連合国と枢軸国の国際関係を無視した過去があります。これは戦後に東大総長に就任した南原繁は戦後直後の演説にて、「日本があの無謀な戦争へと突入したのは個々人が自我を持たず全体の流れに大衆が付き従ったためで、二度とあのような愚行を犯さないためにもしっかりとした自我を持ち正邪の区別を個々人が行わなければならない」、というようなことを言ったそうですが、恐らく現代日本人にとっても耳の痛い演説内容なんじゃないかと私は思います。

 先ほどからずいぶんとえらそうなことを並び立てていることは百も承知ですが、私に言わせても日本人はあまりにも自我を持たなさ過ぎです。たまに飲食店の店員と話をしていると人形と会話しているような感覚を覚えたりしますが、みんな周囲から目立たないように決められた役割を必死で演じているように見えます。好きなこと言わせてもらえば、気に入らない奴がいるなら大怪我させない程度に殴り倒せばいいんだし、つまんないことばっか言う奴には「死ねボケ」って言ってもいいし、カレーが好きなら栄養とか気にせず一週間連続で食べ続けたっていいんだし、もっと自分の志向や欲求に対して直接的に行動した方が楽だよと言いたいです。まぁさすがに路上で殴り掛かるほど自分も直接的ではないですが、中国から帰ってきてからは「じゃあ表に出ろこの野郎」って発言が妙に増えています。高校生の頃に比べれば目つきとか嫌になるくらい軟らかくなっちゃてるけどね。

 結論としては日本人は空気を読まない発言や行動をすることを文句なしに悪だと考えがちですが、時と場合によってはそうした行動こそが大事であるし、むしろ空気に飲まれがちな日本人が多い日本社会にあってはそういう人間がもっと必要だと言いたいわけです。もう最初に書いたフィギュアスケートの話題からずいぶんと遠ざかっておりますが、なんか持ち上げてばっかの報道が見ていて気持ち悪いと思ったので毒入れてやろうと普段よりも遠慮なく書くことにしました。

2014年2月18日火曜日

このところの朝日新聞のスクープ連発について

 またブログの右上に投票アプリを設置しましたので、興味のある方にはぜひボタンクリックで投票してください。今回の質問はストレートに安倍政権を支持するか否かで、このブログの読者はどっちなのかなと思ったので設置した次第です。

 久々に前置きが少ないまま話が本題に入りますが、このところ朝日新聞が猛烈な勢いでスクープを連発しております。一つ目は二月十二日に掲載された下記の記事で、大きな話題とはなっておりませんがよくこんなニュースを見つけて来たもんだと、初めて読んだ際は本当に驚きました。

検事、証人に「想定問答集」 鈴木宗男氏の汚職事件公判(朝日新聞)

 記事内容を簡単に説明すると、元国会議員で「俺たちのムネオ」である鈴木宗男氏の贈賄に関する裁判で、検事側証人として出廷した企業の専務に対して東京地検が裁判出廷前に想定問答集こと、「こう聞かれたらこう答えろ」という書類を覚えさせていたとのことです。「書類」と書きましたがこういうところでは本来「メモ」と書くべきなのですが、記事によるとその証人が東京地検から渡されたのは「B4判38ページの書類」とのことで、もはやメモと呼べる量ではないでしょう。
 書類を受け取った書類は一部の記述に対して事実とは異なると主張したものの、「そこが大事だから」などといって地検は相手にしなかったそうです。出廷する証人に対して意図的な発言を指せるこのような行為は言うまでもなくこれは偽証といってもいい行為であり、当事者である鈴木宗男氏氏はもとより連座して捕まった佐藤優氏がかねてから主張していたようにこの裁判は結論ありきの裁判だったと言えるでしょう。
 この記事の凄い所は証人が裁判に出廷した2004年から十年も経っているにもかかわらずこうして当時の事実を明らかにしている上、問答集の現物もどうやら手に入れているということです。古い事件ながら決して放置せず、新たな事実の発見に伴ってこうして記事にする辺りは見事だと深く感じ入ります。

全日展、架空人物に知事賞 主催者が偽名で書道出展(朝日新聞)

 もう一つのスクープはこちらの全日展の問題で、こちらは「俺たちのムネオ」と比べて扱いも大きく、NHKを始め他のメディアも後追い取材に走っていることから見知っている方も多いと思います。リンク先の記事中に「朝日新聞の調べで分かった」とも書いてありますが、私はこのニュースを朝日新聞のネット記事で初めて読んでおり、すぐにほかのメディアもチェックしましたが他はまだ報じてすらおらず、紛れもなくこの記事は朝日の単独スクープでしょう。
 こちらも内容を簡単に説明すると、書道の公募展示会である全日展で各都道府県別に入賞者を出す「知事賞」で、応募者の少なかった都道府県では適当な作品をあらかじめ用意し、架空の受賞者を出していたとのことです。この事件では各都道府県ちょっとチェック不足だった問題もあり、受賞者の選考はすべて全日展に任せており、受賞者がどういう人物なのか、どこに住んでいるのかもチェックせず賞状を作ってたそうです。まぁ普通の神経してたらこんな呆れたことをするとは思えないんだし、都道府県のチェック不足はまだ理解できなくもないですが。
 既に全日展会長はこの事実を認めた上で責任を取り辞任したと明かしておりますが、なんでもってこんな無意味で妙ちきりんな行為をしたのか、オモシロ中国人が時たまやらかす不可思議なハプニング並に全く理解できません。真面目な話、この架空受賞をやらかした当事者は早く精神病院に入るか、小学校に入り直すかした方がいいように思えます。

 上記二つのスクープは私の目から見て社会的にも大きな影響を与えるし、非常に価値あるスクープ記事だったと高く評価しております。なにもこの二つに限らずここ数年、朝日新聞は質のいいスクープを連発しており、記事文章は読んでてつまらないがスクープだけは多かった毎日新聞がすっかり日陰に追いやられている感もあります。なんで今日こんだけ朝日新聞を持ち上げる記事と書こうとしたのかというと、朝日新聞というかメディアの評価がやや一面的だとよく感じるからです。

 朝日新聞というとネット上では偏向的な報道をするメディアだとして貶す人はいても、誉める人はほとんどいない新聞媒体です。確かに朝日新聞の政治記事は私から見ても偏向が激しく、安倍首相に対してカツカレーを絡めてまで妙な批判をするほど狂った記事を連発しております。こうした政治記事は実際によく批判されるているし私もそれが当然だと思うのですが、その一方で秀逸と言えるほどの社会記事を朝日新聞が出しても誉められることはほとんどありません。
 かなり以前、具体的には10年前に高校の後輩が2ちゃんねるにすっかりかぶれて朝日新聞をこっぴどく批判していたことがあったのですがその際に、

花園「ところで君は偽装請負は知っているかね?」
後輩「もちろん知ってますよ。あれは労働上、よくないですよね」
花園「その偽装請負という言葉を世間に一般化させたのは朝日新聞だ。2003年にキヤノンと松下がこうした行為を行っている事実を一面で報じたが、朝日新聞にはこの後この二社からすぐ広告が切られた。知ってたかね?」
後輩「いえ、知りませんでした」

 ざっとこんな具合で、いい記事は無視される一方で悪い記事だけ取り上げられがちです。いい面も悪い面も両方しっかり見た上で、プラスマイナスを相殺したりせず双方の特徴を掴んだうえで総合的に評価する、こうした姿勢こそが評論をする上で大事だと常日頃から私は考えております。このブログのタイトルに「陽月」という言葉を置いたのも、物事の陰と陽をしっかり両方見極めるという決意表示からで、今回最初に挙げた二つのスクープも朝日のお手柄とあまり取り上げられていない状況から記事にして取り上げようと思った次第です。

 最後に蛇足ですが、さっきにも書いた通りにこのところ朝日新聞は本当にスクープを連発しております。しかしというかこれはメディア関係者ならほとんどの人間が知っていることですが、こうした朝日のスクープ記事を書いている記者はほぼ間違いなく中途採用の記者です。逆を言えば、プロパーの記者がスクープ記事を出すことはほとんどありません。
 これをどう見るか、朝日の人事部が優秀なのかどうなのかわかり辛いというべきか、新人記者の育成方法がどうなのか、まぁ難しい所です。少なくても私が言えることは、記事の執筆量やトップ記事の執筆機会で言えば自分みたいに傍流メディアに身を置いた人間の方が遥かに多い、っていうか大手新聞社だとトップ記事を書く機会を新人はほとんどもらえない現状があります。小記事だけど、多い時は自分も1日10本以上書いてたしなぁ。

2014年2月17日月曜日

憲法の解釈議論に関する私の意見

 先週はやや更新数が落ちましたが基本的にこのブログは毎日更新です。たまになんでこうも毎日長文をだらだら書いているのだろうかとラップでも口ずさみたくなりますが、それでも続けているということはやっぱりいいストレス解消になっているのでしょう。なお記者だった前職の職場で同僚に、文章を書くことに対して何もストレスを感じないと話したら同じ仕事をしている同僚にすら驚かれてました。

 話は本題に入りますが先日に安倍首相は憲法解釈に会する答弁で、一部分、といっても噛んで含めるように言っていたから曲解ではないと考えるのですが、憲法解釈は総理大臣が全責任を負うと共にその解釈を決める権利がある上、法制局は国の位置機関であって総理の解釈に口をはさむことはできないというような発言をされました。この発言は言い換えるなら、憲法解釈は総理大臣が恣意的に決めることが出来るとも取れる発言、というよりそれ以外に取りようがない発言であり、さすがに自民党内からもこの安倍首相の発言に対して批判が集まったことから安倍首相もこの件に関する話題には敢えて触れないようにしているように見えます。
 この安倍首相の発言に対する私の意見を述べると、あんまり与したくはないけど社民党とか共産党の連中と同じく法治国家の根幹を揺るがしかねないほどの問題ある発言で、やはり座視することはできないと考えたことからこうして記事にしています。もっとも私は日本は法治国家ではなく、程度や志向の差こそあれ中国と同じく役人らのさじ加減でいくらでもルールが変わる人治国家であると前から思っていますが。

 具体的に安倍首相の発言の何が問題なのかというと、総理の判断である程度隙に憲法の解釈を変えられるということになったら、総理が代わる毎に憲法解釈が変わってしまうことです。法律というのは改正されない限りずっと同じ効力を持つからこそ価値があるのであって、ある政権ではOKとされることが次の政権では禁止されてしまっては誰も法律を信用しなくなり、ルールを守る人間は減っていきます。信なくば立たずとはこういう事ですが、これすらもアリだと安倍首相は言ってしまったと私は考えています。
 更に憲法というのは一般的な法律を規制する「法の法」です。法治国家(日本は違うけど)であるならば非常に重要な概念であって、その性格は過去には国王や皇帝、現代においては首相や大統領といった最高権力者の権限範囲を制限するものであって、それが逆に最高権力者によって恣意的に運用されるというのならもはや存在しないといっても同然でしょう。

 なお昨日会った友人は今回の安倍首相の発言について、馬脚が出たというか本音が出たと評していました。その友人曰く、安倍首相はアベノミクスとか経済政策には端から興味なんて何もなく、ただ支持を得るために嫌々やっているにしかすぎず、本当は憲法改正しかやりたくないんだろうとのことで、私もこの友人と同意見を持っております。

 ここで少し話題を変えますが、そもそも何故日本ではこうした憲法の解釈議論が延々と続くのでしょうか。寒くてこのところ体力消費が激しく食事量も80%くらい増えている(体重はむしろ減っている)状態なのでもう結論を書きますが、憲法の定義にどうあってもそぐわないほど現状が変わっているにもかかわらず憲法改正が難しいという一点に尽きると私は思います。
 はっきり言ってしまえば自衛隊は英語だと「Self difense force (SDF)」と書く辺りからも明らかに軍隊であるため憲法違反だし、成人の年齢規定でも少年法との兼ね合いから言ってもはや有名無実化していると私は考えます。ただこれらの憲法違反は成立した直後の状況と現状があまりにも乖離しており、現状の課題を克服するためには必要な憲法違反であると私は考えており、社会を有益にさせる憲法違反であるならばもういっそ憲法自体を変えてしまった方がいいと考えることから改正派の立場を以前から取っています。

 然るに何故日本の憲法は改正されないのか。理由は単純に言って日本の憲法は改正するまでの条件が厳しい硬性憲法であるからです。国会で三分の二以上の改正同意が必要であること、国民投票で過半数の賛成が必要なことというこの二条件が主なハードルでありますが、なかなか改正できないにもかかわらず現状の課題に対応するためには無視するしかないため、「条文は同じだが解釈を変える」という、如何にも日本人らしいしょうゆ臭い妙な価値観でこれまでやり過ごしてきました。
 しかしこの解釈を変えるという手段ですが、逆を言えば解釈次第でどうとでもなる悪しき前例を作っていると言っても過言じゃありません。極論を言えば今の状態ならば解釈次第で日本は宣戦布告することすらできるのではないかと見ております。

 ちょっと前置きが長かったかなと反省してますが私が何を一番言いたいのかというと、改正することが難しい硬性憲法では解釈主義に走りがちとなり憲法は有名無実化しやすく、それであるならば改正しやすい軟性憲法に変えた上で解釈主義を徹底的に排除するべきではないかということです。現状では解釈次第でなんでもかんでも実行できかねない状況で、かといって一切の条文違反を認めないとなると国政が滞るのは目に見えています。ならば後世の判断に任せるという意味合いでも、憲法改正手続きの条件を緩和する代わりに一切の条文批判を認めない、敢えて私の言葉で表現するなら「縛りの緩い硬性憲法」から「縛りのきつい軟性憲法」へと変えるべきだとここで主張します。

 なんで軟性憲法にした方がいいと私は主張するのかというと、硬性憲法において悪しき前例を過去に見ているからです。それは19世紀に成立したある国の憲法ですが、国家元首から国民へと与えるという欽定憲法という形で発布したため、不可侵性を持つ憲法として改正されることはタブーとされた憲法でした。それによって何が起きたかというと現代日本と同じく解釈主義に陥り、それ以前は全く問題とされなかった条文が解釈変更によって強い拘束性を持ち、やれ天皇機関説とか統帥権の干犯だとか、政治闘争のための批判材料として無意味な抗争のために散々利用されることとなりました。決して誇張ではなく、誰も言わないから自分が言うけどだから滅んだんだよこの国は。
 もちろん軟性憲法であればそれはそれなりにデメリットはあるでしょう。しかし日本の曖昧で適当な解釈に走りがちな民族性を考慮すると今の硬性憲法はリスクが高すぎるように思え、それであれば安倍首相が現在提唱しているように、国会での憲法改正動議の条件を現状の三分の二から過半数へと緩和する方がいいように思えます。安倍首相を批判しているのか持ち上げているのかよくわからない記事となったなぁ。

2014年2月16日日曜日

花粉症の根本的解決法とは

 自分と同時期に上海で働いていた大学の先輩から先日、「この時期は中国の方が空気がいい」ということを言われました。その心は如何にと問うと、見出しにも掲げているのでわかるでしょうが向こうでは花粉症がないため、花粉症キャリアのその先輩にとって春先にかけては日本よりも中国の方が過ごしやすいとのことです。でもってこれから書く内容をブログに書いてくれというので、このブログを開始した初期にも書いておりますが閲覧者数も増えていることだし、日本の花粉症問題とその根本的解決方法について今日は書いてくことにします。

 まず日本人があまり意識していない事実を述べると、花粉症というのは日本特有の風土病で、少なくとも私が知る限り同じような症状は他国や他地域で一切見られません。それは上記のとおり大気汚染の激しい中国でもそうで、そういう意味では先輩が述べたように花粉症キャリアの方は春は中国に避難するのも案外ありかもしれまん。
 一体何故日本でしか花粉症がないのかというと、以前の記事にも書いておりますが農水省の不作為によって生まれた病気だからです。花粉症の原因は主にスギ花粉ですが、日本では戦後に農水省が主導した植林事業によって全国各地に有り得ない量の杉の木が植樹されました。何故杉がこれほど植樹されたのかというと、空襲などによって荒れた山々を回復させる狙いと共に、杉であれば木材資材として使えるため一挙両得という皮算用でした。

 結果から言うとこの植林事業は大失敗でした。杉の木を植えたはいいけどその後、日本の人件費が上昇したことによって木材価格は輸入品が下回り、国内産の木材は市場で売れ残って行くこととなりました。その上、売れないもんだから次第に杉の木を伐採する人もいなくなり、手入れの為に必要な間伐すら行われなくなったためにむしろ山は荒れていき、百害あって一利ないとはまさにこういう事でしょう。
 なお上記の植林事業を開始する際に事業の説明を受けた昭和天皇は、「針葉樹ばかり植えて広葉樹を無視したら生態系が崩れるのでは?」と疑義を呈したそうです。この昭和天皇の指摘は正しく、近年クマがたくさん人里に下りてくるようになったのは餌となる広葉樹の木の実が減ったことなどにあるのではと私は見ています。

 話は元に戻しますがこうした経緯を経て生まれた花粉症によって、実は日本の製薬会社は非常に儲けています。というのも花粉症は先ほどにも述べた通りに日本の風土病であるため、海外の製薬メーカーは治療薬を持っておらず、事実上日系メーカーが独占して製造・販売している状況に近いです。こちらのサイトによると治療薬やマスクといった花粉症関連商品の市場規模は約1000億円と推計しておりますが、ワンシーズン当たりだと私はもうちょっと大きいんじゃないかと思います。まぁ自分は花粉症キャリアじゃないので、実際どれくらい金かけるかとなるとあんま実感ないが。

 で、こっから本題ですが、毎年花粉症対策にお金をかけることが気に食わないと大学の先輩が言っており、だったら基金を設立して、花粉症の根本的原因である杉の木を片っ端から伐採していく方が有益じゃないかと提案してきました。この先輩の提案は私も以前から提唱し続けており、年間1000億円と言わず数百億円でもそこそこの効果を期待できる規模で伐採は実施できるのではないかと考えています。さすがに一年だけでみんな伐採することは不可能でしょうが、数年かけることによって大幅に花粉量を減らせるのではないかと期待でき、減った後には対策グッズを買わなくて済む上に花粉症による集中力の低下も抑えられて生産性の上昇もあり、さらに伐採後に広葉樹を植えることによって山の生態系も良くなるのではないかと素人考えで思っています。

 と、ここでクエスチョンですが、一体何故こうした伐採を農水省、もとい林野庁はやろうとしないのでしょうか。花粉症の根本的解決にも繋がるし生態系の回復、ひいては山林手入れの雇用対策にもなり得るのに、何故何故とはてなマークでいっぱいです。
 あくまで推論ですが、林野庁は確信犯でやろうとしてないのではないかとみています。だってやってしまうと花粉症治療薬を売っている製薬会社にとっては困るし、なにより林野庁の不作為を認めてしまうことになります。

 ここだけの話、林野庁を含む農水省というのは実は日本の省庁の中でも厚生労働省に次いで問題のある機関であると前から思っており、この花粉症対策でも以前に呆れたことをやってのけてます。

ウソをついてなお言いつくろう林野庁(あつまれ!花粉症の仲間たち)

 ちょうどいい感じにまとめられているサイトがあったので引用しますが、林野庁は2002年から花粉症対策として、花粉を出す雄花の多いスギを選んで間伐するという事業を行っておりました。こうすることによって花粉量を減らせると言っていたのですが、間伐によってむしろ日当たりがよくなって調査地点によっては花粉量が増えたという、惨憺たる結果を生んでくれました。しかも報告書には実際の調査データではなく、自分たちの妄想というか「20~30%も減ったよ!」なんて嘘八百を並べて各自治体に同様の事業を行うよう推進していたとのことで、はっきり言えば救いようのないカスでしょう。しかもそうした偽装がばれたらばれたで開き直って誰も処分しなかったというし。

 これ以外にも農水省はミニマムアクセス米の管理問題でも呆れた対応をしていてこの際だから解体して国土交通省と厚生労働省の下に置いた方がいいと考えています。なもんだから花粉症対策でお国は頼りにならないので、真面目に花粉症キャリアの方は基金でも作って自力で伐採を進めていった方が前向きでしょう。自分がフリーな立場ならそういう基金発足を推進してもいいけど、今忙しいからなぁ。

2014年2月14日金曜日

中国人の好きな男性のタイプ

 先週末に引き続き本日も関東各地で大雪となり、報道によると各交通機関で遅延など混乱が起きている模様です。かくいう私も先週土曜のようにあの「荒川沖の悪夢」が再現されるのではないかと戦々恐々としながら今日家を出ましたが、北関東ではお昼の二時くらいに雪が止んだことから今日は楽勝かと思って普通に電車に乗り帰ってきたものの、自宅のある千葉県某所にある駅に降り立ったら思ったより雪降ってて冷や汗が流れました。何はともあれ、今日は無事に帰って来れて本当によかった。
 雪の話を続けてすると先日に読んだ記事の中に「どうして週末に咳咳が多いのだ?」という、このところ平日ではなく土日に集中して関東地方で雪が降る現象について疑問を呈す記事があって面白かったです。その記事では原因はわからないまでも統計的には有意なほど集中しており、何かしらメカニズムを解明できたら面白いかもと書いてありました。

 それでは話は本題に入りますが、昨夜行われたソチ五輪のフィギュアスケート競技ショートプログラム演技で羽生結弦選手が史上最高得点で一位、私がひいきにしている高橋大輔選手が四位、町田樹選手が十一位と日本人選手全員が立派な成績を残しました。最終結果は今夜のフリープログラム演技の結果を待たないといけませんが、選手の皆さんには結果はどうあれ悔いのないような演技を期待し、一個人として応援したいつもりです。
 これまでフィギュアスケートというと日本では女子の方に注目が集まりがちでありましたが、今回のソチ五輪に限っては男子の方のが注目されているような気がします。要因としてはどの選手もメダルを狙えるほどの実力者が集まったことに加え、現在トップをひた走る羽生選手のルックスが優れているというか男の自分から見てもめちゃかわいいことが大きいように思えます、ってかそれ以外ないんじゃないとすら思えてきた。


 しかもこの記事によると、羽生選手は上記の写真でセンター飾っているクマのプーさんぬいぐるみを各遠征に帯同させているとのことで、もはやあざとすぎるという言葉じゃ納まらないほどかわいいことやってます。にしても織田信成選手もいい仕事しすぎだろ。

 そんな羽生選手ですがちょっと前に読んだ日系メディアの中国記事によると、日本国内にとどまらずその甘いルックスからかなんか中国でも人気なようです。同じく中国で人気になった日本のスポーツ選手には体操の内村航平選手もおりますが、実を言うとこの二人が中国で人気だと報じられて「そりゃそうだよなぁ」なんて一人で深く納得しておりました。なんで納得してたのかというと、二人ともいかにも中国人が好みそうな男性タイプだからです。

 ここで書くことはあくまで私個人の印象ですが、羽生選手にしろ内村選手にしろ中国人が好みそうなルックスをしているように見えます。具体的にこの二人のどんな点が中国人の感性にビビビッと来るのかというと、二人とも一見すると体格は細そうに見えますがトップアスリートなだけに腕や足などをみると強靭そうな筋肉が見え、敢えて表現するなら細マッチョな体型をしています。何故か知らないけどこういう細マッチョな男性が中国では人気が出やすいように見え、そんなに数多くを視聴しているわけじゃないけど向こうの映画やドラマに出てくる二枚目俳優にはこういうタイプが多い気がいします。
 更に踏み込んでいうと、日本でもルックスでプラスの要素となるポイントですが、中国における「小顔」のステイタス価値は日本より数段、かなり大きなレベルで高いように思えます。羽生選手も内村選手も私の目から見てこういう小顔のタイプ、しかも割とかわいい感じの顔で、顔だけ見ると華奢そうなのに実際の肉体は余分なものを全てそぎ落とし一切の無駄のないかのようなルックスが中国人にとってたまらない姿なんじゃないかと、あくまで個人的に思います。

 こうした特徴をまとめなおすと、「中性的な雰囲気だけと実はがっちり系の体格」が中国で男性がモテる要素なのかもしれません。この「中性的」という要素は中国でモテる女性のタイプにも当てはまるように思え、なんか向こうでは目線が鋭かったり活動的な女性(ややお転婆にも映る)がやけにモテるように感じるので、中性的というのが向こうでモテるキーワードなのかもしれません。
 さらにさらに補足ですが、中性的とは逆に筋肉ムキムキだったり濃いひげを蓄えたワイルド系などいかにも男性的な要素に溢れる男は逆にモテない気がします。日本でも男性的な要素がついタイプは必ずしもモテるわけじゃないですが、それでも中国に比べればまだ扱いがいいような感じがします。私の言葉で敢えて中国でモテる男性のイメージを述べると、武人ではなく文人的な、静かな中に鋭い光を放つタイプといったところでしょうか。日本は「文人が好み」というとやっぱ笑われるし、武士的な男性イメージがやっぱり強いのかなぁ。

 ちょこっと書いて企業拠点の作業を進めようと思っていましたが、なんかじっくりと長々書いてしまいました。まぁ書き終えてみてなんだけど、結構いい出来かな。

2014年2月12日水曜日

家入一真氏に対する私の見方

 コメントにネタ振りがあったので、今日は先週末に行われた都知事選に出馬した家入に対する私の印象をつらつらと書いてこうと思います。それにしても先週土曜にあったJRの悪夢による疲労がようやく来たか、頭痛がするのがやや辛い。それでもブログの更新をさぼらない辺り、我ながら頭おかしいと思う。

家入一真(Wikipedia)

 家入氏について正直に述べると、この都知事選に出馬するまで名前も知らない人物でありました。経歴を見てみるとなかなかに変わった経歴で、高校中退後に大検を取得して大学に進学するも中退し、IT企業を設立してジャスダック市場に最年少(当時29歳)で上場を果たしております。この経歴を見て私は真っ先に、漫画家の地獄のミサワ氏が頭に浮かんできたのですが、今に始まるわけじゃないけど別に高校なんていかなくったっていいんじゃないかと実は前から考えてます。大学は志望と合っていたらすごい成長が期待できるけど、高校は逸脱許してくれないしなぁ。

 話は家入氏に戻りますが今回の都知事選に家入氏は35歳という年齢で出馬し、最終的には得票数で主要候補4人とは大きく離れたものの第五位につく結果を残しました。私がこの家入氏に注目したのはその経歴よりも、主要候補と大きく離れた家入氏の若い年齢に期待感をやや持ちました。というのも国会議員ならまだしも都道府県の首長(「くびちょう」とは言わず「しゅちょう」と私は読んでます。1単語で訓読みと音読みの組み合わせって変じゃん)というのは将来の政治家を育成するポストだと常々考えており、やや極端な意見であることは重々承知であるものの、資質にやや不足感があっても若い年齢、具体的には三十代から四十代程度の人間を付けるべきだと考えています。

 然るに今回主要候補となった四人は揃いも揃って相当な年寄りばかりで、なおかつ舛添氏を除くと資質に明らかに問題があると思わせられる人物ばかりで、色んな意味でげんなりさせられました。だからと言って家入氏を、というのはまた問題かなと思って記者会見も見ましたが、少なくとも会見の場の態度などは比較的落ち着いておりこれならまだ将来投資と思って投票するのもアリかななどと、私が都民だったらそう考えたと思う会見でした。今思い出したので書き足すと、家入氏は若者への対策を確かこの記者会見で話しており、自分自身もそうした政策を求めていただけにこの点においては彼の経歴と相まって好感を持ちました。

 今回、この記事を書くに当たって家入氏の選挙戦の内容を改めてチェックしましたが、IT企業家らしくツイッターなどインターネットツールを活用した選挙戦を展開しており、やはりというかライブドア元社長の堀江氏もいろいろくっついて応援していたようです。ただこっから苦言となりますが、家入氏はネット上で有権者から必要とされる政策を募集していたようなのですが、こうした行為は私はあまりいいとは思いません。というのも民意を反映するだけの政治ほど衆愚政治に陥りやすいものはなく、政治家というのは時には民意に反しても、あくまで自分の頭で考え将来に必要と思われる政策を実行するために身を切る覚悟が非常に重要だからと考えるからです。

 また同時に、果たして家入氏は自分自身がどういった政策が今の世の中に必要とされているのか、またそれをどのように達成するのか手段を持っているのかについてははっきり言って疑問です。堀江氏もそうでしたがIT出身者は自分が政治家になることで有権品の民意を反映させることが目的というような主張が多いように見えますが、政治家というのは最も自分の責任をはっきりさせなければいけない職業なだけに、自分が何をするかもっと我を出してもらいたいのが本音です。端的に言うなら、有権者にやや媚びすぎる態度じゃないかと私は思うわけです。まぁ民主主義なんだから多少はしょうがないけど。

 とはいえこうして若い年齢でこうやって選挙に出馬するのは立派な行動というよりほかなく、家入氏については別に政治家にならなくても活動できる領域があるのだから是非そういった活動を続けていってもらいたいです。若いから何でも許されるわけではありませんが、若いことは一つのプラスな要素であるのだからほかの分野、ほかの人もそうい要素をぜひ活用してもらいたいと、三十路を手前に思うわけです。

2014年2月11日火曜日

私の過激思想について

 ちょっと前に先週末に実施された東京都知事選の順位予想を書いた記事をアップしましたが、1位当選者は舛添氏で当てたものの、二位以下は全部外すという情けない結果に終わってしまいました。まさか二位に宇都宮氏が来るとは思わなかったなぁ。
 軽く分析を行うと今回の都知事選はメディアも選挙戦の状況についてほとんど取り上げず、投票直前の土曜日に至っては東京で大雪が降ったため翌日朝にかけてインフラの運行状況などの報道がメインとなるなど、有権者もあまり関心が持てなかったような気がします。もっとも関心持ったところで結果はそう動かなかったろうが。
 それと今回の選挙戦で一番馬鹿をしたのは、間違いなく民主党です。民主党は当初、舛添氏を推薦する方針だったとのことですが何故か途中で細川氏の支持に回り、言ってることが訳の分からない選挙戦に付き合う羽目となりました。仮に自民党が推薦する前には約舛添氏を推薦していたら相乗りとの批判も受けず、舛添氏に軽い貸しを作ることが出来たのではと思うとまだこの党は迷走が続いているようです。

 話は本題に入りますが、パソコンとかでブログを見ている方なら既に知っての通りだと思いますが、先週にかけてトップページ右上の欄に投票ボタンを置いてみました。質問文は「このブログの執筆者の思想は過激だと思う」で、回答はYESかNOの二択。これはこのブログについている投票アプリで作ったもので、投票アプリ自体が結構便利なのにこれまでほとんど使っていなかったことから折角だしと思ってこんな質問をしてみました。
 で、その投票結果はというとYESが2票、NOが2票のフィフティフィフティという結果となりました。てかしょうもない質問なのにわざわざ投票していただいた4名の方にはこの場で厚くお礼申し上げます。

 そもそもなんでこんな質問をしたのかというと、以前から友人に「君ほど過激な思想の持ち主は見たことがない」と言われ続けていましたが、別の友人からもこの前、「花園君の考えは昔から乱暴なんだよ」と言われたからです。なお乱暴云々と言われる直前、大阪梅田地下街にある居酒屋の中心で、「日本人全員頭おかしいんだよ!」ってマジで絶叫してました。これが東京だったらみんな一斉に自分を見てただろうけど、大阪だったから「よくいるよなーこういう奴」みたいな具合で誰も気にしてなかったのは素直に良かったです。

 話は戻りますが、決して誇張ではなく今の今まで自分以上に思想が過激な人物にはただの一度も出会ったことがありません。どういう風に自分の思想が過激なのかというと物事の解決に手段を択ばないところが多く、政治的な議論では如何に有権者を騙すというか誘導させて物事を運ぶかということを主張するとともに、経済事案に対する考察でも、「まずパナソニックは万単位で、具体的には2万人くらいクビ切るべきだ」なんてことを亥の一番に言い出したりします。刑事犯でも昔、線路に自転車投げ込んだ中学生なんだし「まだ若いんだし、死刑くらいでいいんじゃないかな?」なんて言ったことあります。前振りが逆だと思われるかもしれませんが、若いうちからこういう犯罪する奴は将来もっと大きな犯罪を犯すとの見込みから「まだ若いんだし」と言っています。

 なんでこんな過激思想に染まったというか隣のテーブルにいる他人が「何この人!?」って感じで振り向くような(非常に多い)発言するようになったのかというと、一つは非常に結論を急ぐせっかちな性格に起因すると考えています。結論を急ぐあまり目的を最速で達成する手段を選びがちで、野球ゲームでも本当に初球からバットをガンガン振るので、「もうちょっと相手の配球を見た方がいい」と対戦相手にまで言われたことがありました。なんていうか段階を踏んで徐々に目的を達成するという方法がどうにも性に合わず、どうせゴールは同じなんだから最短距離を選んで一気呵成に実行するべきだというのが昔からの信条であり、それ故に過激な手段をためらいもなく主張したり実行しているんだと思います。いきなり日本で勤めていた会社を辞めて中国に現地採用で飛び込んだのも、日本国内で中国に派遣される仕事を探すよりもずっと早いと考えたことがきっかけだったし。

 そしてもう一つ、これが今日の記事で一番書きたい点なのですが、私が主張する過激な意見の多くは一見すると強引な案のように見えますが、私に言わせるなら問題を解決させる上で唯一の手段であると私が信じるものばかりです。たとえば日本の年金問題を取り上げると、今の基金方式は維持できるはずもなくいずれは全額税付加方式にするか廃止するしかなく、制度は遅かれ早かれ改正しなければならないと前から主張しています。また過疎化が続く日本の地方に対しても、日本の全体人口が伸びているならともかく減少が続く現況からすると下手にインフラを維持するとなると社会負担が非常に高くなるため、早くに集落や村を放棄して集住を推進すべきだとも主張しています。断言してもいいですが、これらはどうにもならない問題です。

 こんな具合でプライベートではきつい意見ばかり口にするものの、このブログでは暗にそういう内容を示唆させるものの直接的に「○○は死んだ方がいい」なんていう内容は敢えて書かないようにし、ソフトな表現に留めるようにしています。とはいえ読者はどんなふうに見ているのかな、もう少しブレーキをかけるべきかアクセルを踏むべきかとふと思ったことから今回のアンケートを実施することにしたわけです。結果は半々という事なので今くらいの抑え方でいいかなと考えていますが、このアンケートはもっと使った方が面白そうなので、今後も読者の意見を測るという目的でどんどん使っていこうと思います。

2014年2月9日日曜日

楽しい楽しい帰宅難民体験(;´Д`)

 昨夜は大雪全国各地で大雪となり、特に災害に対してもろい関東都心部では各所で交通が乱れて帰宅難民が大量に発生したと報じられています。私が見た限りでは成田空港が一番大きく取り上げられてて帰宅難民がどんなに苦しい立場であるかを細かに報じているように見えますが、飛行機だけじゃなく電車も大変だったぞと、実際に帰宅難民となった私が言います。今日はそんな楽しい楽しい私の帰宅難民体験を、天災なんだから仕方ないと思いつつもJR東への八つ当たり的な怒りと共にあの苦しかった一夜についてじっくり語ろうと思います。

 まず当日の予定について簡単に説明すると、この日は土曜日ながら出勤日であったためにいつものように6時前に起床して家を出て勤務先へと向かいました。そもそも土曜出勤であること自体がファッキンな気がするし大雪で外に出るなと軽い警報も出ていたのだから、「今日会社いかねーよ。恨むなら気象庁を恨みな」って中国人の様に言いたいところでしたが、一応自分は日本人だし残念なことに日本社会にいるのだから黙って出勤することにしました。
 朝の段階では特に電車のダイヤは乱れておらずスムーズに会社へとたどり着けましたが、夕方から夜が本番という予報も出ており帰りがどうなるかと軽い不安は抱えていましたが、それでも一、二時間の遅れでつけるかなと日本人らしく、何故か根拠のない楽観視をこの時は持っていました。なので夜にセッティングしていた親父との夕食も行く気満々で、まぁちょっとなめていましたね。

  17:45 乗車
 勤務は定時の夕方5時に終わりバスに乗って勤務先である茨城県某所にある駅に着いたところ、悲劇の舞台となった常磐線は既に遅延が発生していましたが、列車の遅延時間はわずか15分で当初の想定より随分と短いようにこの時は感じました。でもって17時45分にやってきた列車に乗車しましたが、数駅先の土浦駅で先行していた電車に追いつき、先にその先行していた電車が向かうとのことで乗り換えをしました。乗り換えと言っても車両は同じ型式だし何も変わることはないと思って乗り込みましたが、まさかそれから何時間もその車両に乗り続けることになるとはなぁ。

  18:10 荒川沖駅で停車
 土浦駅から上りで一駅先の荒川沖駅に着くと車内放送で、上野駅と柏駅でポイント切替機が故障したため運航を停止するとの連絡がされました。まぁこの雪だし、ポイント切替機の故障ならまだすぐに動き出すだろうと高をくくり、いまいち自慢できないNexus7でパズドラをしながら待っていました。なおこの時はドアの開閉が利き、暖房のついた車両の中で待っていました。

  20:00 金町駅でポイント切替機故障
 既に一時間以上の列車に缶詰めされながら未だに動き出す気配がなく、ポイント故障ってこんなに修理に時間かかるんだなぁ、それとも雪で作業が遅れているのかなぁと思っていたら、「上野駅の修理は終わったけど柏駅はまだ完了しておらず、また金町駅でもポイント切替機が壊れた」という衝撃的な放送が流れました。なんで一つ直したらまた一つ壊れるんだよとショックを受けるとともに、このまま無限に壊れ続けてずっと動かないんじゃないかなと不安がよぎり始めてきました。

  20:30 我孫子駅で架線断線
 先ほどの放送から30分後。パズドラも遊び飽きたのでキンドルで既に発売していた「実は私は」の5巻を購入して読んでいたら、今度は我孫子駅の架線が断線したので修理・運航再開にはまだ時間がかかるとの放送が流れてきました。思わず「うおォン」と言いそうになったが堪えたものの、放送では電力会社でなければ修理できないとも説明されたために今日中には帰れないかもと考え、一旦駅の外に出てコンビニでレーズンロールパン(マーガリン入り)4個を買い、車内に戻って食べることにしました。なお私が車内に戻って食べていると私に触発されたのか、同じ車両の数人が席を立って何かを買って戻ってくる姿が見られました。

  21:30 あと1時間?
 車内放送で我孫子駅に電力会社社員が到着したと報じられ、順調にいけば修理は約1時間後に終わるものの運転再開にはそれからまだ少し時間がかかるという説明を受けました。こういう時の日本人の時間予測は当てにならないと思いつつも早く修理が終わることを祈って、あったかい車両の中で仮眠を取っていました。

  22:20 パンタグラフから火花
 仮眠を取ってうとうとしていたところ、やや緊迫した声で急に車内放送が入りました。その内容というのも、「8両目のパンタグラフから現在火花が出ております。お近くにおられる乗客は直ちに離れてください」って話で、放送が終わるやすぐ車両外にを出て8両目に向かいました。いやね、言い訳をすると私が居座っていたのが7両目でことによってはここからも離れる必要があると考えたのと、ほかの人もたくさん外に出たのよ。
 で、実際に見てみるとものの見事にバチバチと放電していて、激しく火花が飛び散っているほどではなかったものの、「オイオイ大丈夫かよ……」と思う状態ではありました。しばらくすると車両の電源ごと切って火花を止めましたが、その後の放送でパンタグラフが焼けてしまったのでこっちも電力会社呼んで修理する必要があると説明されました。グッバイ、今夜中の帰宅。

  22:50 我孫子駅の修理完了
 先ほどのパンタグラフは雪の重みが原因と、専門家じゃないので意味が分かりませんがそう言われ、とりあえず焼けたせいで1~10両目まで半自動ドアの開閉は効くものの電源が切られました。11~15両目では電源が維持され暖房もあることから11両目に私も移っていたのですが、ここで我孫子駅での断線が修理できたもののポイント切替機がまだ直っていないところがあるのに加え、さっきのパンタグラフの問題でまだ運行が再開できる状況にはないと説明を受けました。我孫子駅での修理は最初1時間程度と言っていたが、結局1時間20分かかってんじゃんとか思いました。

  23:00 ウワァ
 昨夜のメモにはこの時間帯に「ウワァ」とだけ書いてあるのですが、書いた本人であるものの意味が全く分かりません。昨夜の俺は一体何を意図してこんなことを書いたのだろう?

  23:30 状況確認
 いい加減やることもないし状況の説明も途中からさっぱり亡くなったので、駅事務室にいる駅員に尋ねに行きました。改札前では乗車券の返金を求める乗客が数人いて後ろに並んで待ってましたが、自分の番が来た時に途中から来たおばさんが割り込んで返金を求めたので軽くカチンと来ました。けど大人の精神我慢して待って駅員に状況を尋ねたところ、金町駅のポイント切替機はまだ治っておらず、パンタグラフを修理するために電力会社に連絡は既に行ったものの修理する人はまだ到着していないとの説明を受けました。まぁそうだろうよと思いながら帰ろうとすると車両内は混雑しているかと状況について駅員に尋ねられ、そんな混んでないし空いている椅子の上で横になってる人もいるよと教えてあげました。あと車両に戻ったらすぐ、また別の駅でポイント切替機が壊れたって放送が流れました。

  00:00 車両内の状況
 何の音さたもな勝ったこの時間帯に自分は仮眠を取っていて周囲のほかの乗客も体大寝ていました。たまに飲料を買いに行く人が車両から出るのですが、その際にドアを閉めずに出て行く人が何人かいて心の中で何度もファッキンとつぶやいてました。細かいですがピンクの上着着たおばさんが出る時も、戻ってきた時もドアを閉めなかったので、出た時はドア近くにいた自分がボタン押して閉めましたが、帰ってきた時もまた開けっ放しにしたのでいい加減注意しようと思ったら別のおっさんが先に注意してドアを閉めさせました。自分の中のファッキンな乗客大賞はこのおばさんです。

  01:25 車両からの退去
 しばらく鳴りやんでいた車内放送がこの時間に突然鳴り、「これから運航再開に向けた安全確認、雪下ろし作業を行うため、防犯のため乗客の方は車両から降りてください」と言われました。車内の乗客から不平が出る中で駅コンコースに行くと駅員、というよりJR東社員らしいおっさんがいて、1時間後に運行を再開するので寒いとは思うが外で待っててくれと拡声器を使って説明してました。
 乗客からはこれまで暖房の効いていた車両内から寒い外に出すなんてと不平が出てましたが、あと1時間で運航が再開されるならという雰囲気でみんな従うような態度だったと思えます。しかし拡声器で話すおっさんの後ろで気弱そうな駅員が、「運航再開時刻は1位時間後とはかぎ……」と言おうとしておっさんの声にかき消されてたので、難しい状況だなぁと私は見ていました。またさっきも書いた通りにこういう緊急時の日本人の予測は東電の様に概して現実的でなく過度な楽観視が行われるため、これからおこなわれる作業が完了するのは少なくても1時間30分はかかるだろうと見て、車両に戻るまで頑張って待とうかなどと覚悟を決めてました。

  02:30 作業時間の延長
 作業が終了すると約束された1時間後のこの時間、駅員から作業完了まであと30分かかると延長の説明がなされました。やっぱりと私は思うと同時に、30分後にまたあとちょっとというから実際の完了時刻は3時10~15分と修正。あとまだ余裕があったからこの記事を書くためにメモを取りつつ周囲の状況を観察してました。なお雪が降ってるくらい寒い外、しかも深夜に放り出されていることから自販機でホット飲料を買う人が多かったのですが、自販機を見てみると「ホッとレモン」、「ホットココア」、「しるこ」が売り切れていました。

  02:35 体調不良者の確認
 この時間になって初めて駅員から、体調不良者がいれば申し出てほしいという連絡がされました。雪害だし電車が止まるのはまだしょうがないものの、体調不良者へのケアがここまで遅れた事に関して私はJR東は批判されるべきだと考えています。もう少し早く、それこそ車両の中に缶詰めになっている時間帯にでも一言言えばよかったのに。
 なおこの時点で残っていた乗客は30人前後で、比較的年寄りが多くてあとは若い女の子が次いで多かったように見えました。待ってる間にあるおじいさんが言ってましたが、電車が止まったのが夕方だったからよかったものの、夜だったら酔っ払いもいて色々ともめたろうと言ってましたが、その通りだと私も思います。

  02:45~03:30 最終確認?
 この時間、今現在安全の最終確認をしていてそれが終わったら運行を再開するという説明がされました。それなら明け方までに帰れるかなと考えていましたがその後、ずっと最終確認が続き、3時半になってようやく、「4時半からの運行再開を見込んでいる」という衝撃的な事実が告げられました。この発表には乗客も強く反応して、「あと一時間って最初に言っただろ」、「どっから指令が出ている!」などと駅員に詰め寄る人も出てきてかなり険悪なムードが駅舎内で漂ってました。
 あと既にこの時点で外にほっぽり出されて2時間も経っており、周囲の人もみんな青白い顔しながら足踏みをするなどして必死で寒さを堪えていました。自分もさっきからさらりと書いていますが体力的にかなり厳しく、足の指の感覚とかもうほとんどありませんでした。おまけに寒さで筋肉が緊張していたためにしゃがみ込むと膝のあたりがマジで痛く、本気でしんどかったです。なおこの時の自分の服装ですが相変わらず薄着で、下は作業ズボンのみ、上はYシャツの上にパーカーとGジャンだけで「馬鹿をしたな」などと反省してました。ただこんな時にGジャン着ているのは自分だけだろうと思ってたら、もう一人Gジャンを着ているおっさんがいて、「自分だけが特別だと思うな」なんてカミーユ・ビダンの声が聞こえた気がします。

  04:00 車両内へ移動
 4時となり、駅員から車両を開放するのでそちらで運航再開を待ってほしいと説明され、寒いしずっと立ちんぼだったのですぐに移動しました。ただ車両内は電源が入っておらず暖房も効いてなくて寒いまんまでしたが椅子に座れるだけでもありがたく、自分を含めて他の人もすぐに音言ってました。
 それにしても、電車が止まっているとはいえ2時間半も冬空の下で乗客を外に放り出すって正気の沙汰じゃないような気がしないでもありません。これは駅員というより本部からの指令でしょうがそれにしたって年寄りもいたんだし、電気つかなくても車両にいさせてほしかったのが私の本音です。あとこれは勝手な推測ですが、「雪下ろしと安全確認作業のため」として乗客は車両から出されましたが内心、これは本当なのかどうか疑っており、1時半に追い出されて4時にまた車両に入れたという時間帯を考えると、単純に営業時間外だからという理由で出されたんじゃないのと思ってたりします。というのも、外で待たされている間に車両が修理されたりする様子は見られず、むしろ車両内に入ってから人員があれこれ車両調べてたので。

  04:30 運転再開
 文字通り4時半となりようやく運転再開となりました。ただホッとしたのもつかの間で2駅進んだら、「前の駅でポイント切替機が~」ということになり、線路上で40分立ち往生。その後も約2駅ごとにやれ信号機が、線路内に異物がって理由で何度も止まり、天災なんだからわかってはいるんだけど、「死ね、JR東の社員はみんな死ね……」なんて死ね死ね団みたいなことを一人でブツブツつぶやいてました。自分の年齢で死ね死ね団の名前を挙げるものなんだが。
 そんなこんだで最終的に、午前7時前にやっと自宅に着きました。愚痴になりますがJR東は運行が無理だと思ったらもう夕方7時くらいに安全のため終日運行停止と発表してほしかったです。そうすれば大きな駅にでも降りて、ビジネスホテルなり漫画喫茶なりに避難できたのだし、自分はともかく別の交通手段で家路に迎える人もいたでしょう。

 結論としては、成田空港はまだ椅子もあるし暖房もあるのだからまだいい方じゃないか。こっちは雪降る中で外に2時間半の立ちんぼだったぞ、というのが私の心からの叫びです。にしても、JR東へのいろんな思いがあるもんだからまたえらく長文となってしまったな。

2014年2月6日木曜日

朴槿恵大統領の対日観に関する報道について

福島みずほ氏「宇都宮健児氏はまさにアンパンマン」(アメーバニュース)

 本題とは関係ありませんが上記のニュースに対しネットの掲示板で、「アンパンマンを政治利用している!」などという批判の声と共に、「アンパンマンは自民党内にいるじゃないか」などと、アンパンマンにほんとよく似た石破茂幹事長をネタにする人がいて笑えました。去年の夏に日焼けした際は「焦げたアンパンマン」とまで言われてたし。

 それでは本題に入りますが、このところ関係がすっかり冷え込んでいる日韓関係ですが、向こうからしたら「安倍首相が悪い」でしょうが日本からしたら「朴槿恵が悪い」と、双方の首脳が原因による関係悪化だという世論が大勢を占めているように見えます。そんな朴槿恵大統領の対日観に関する報道でやや気になるというか「はぁ?( ゚д゚)」って思う内容の記事がよく目につくので、なんで疑問に思うのかとともに私見を今日は述べようかと思います。

 その目につく記事とは冷え込む日韓関係に触れた記事について書かれたものなのですが、どの記事も冒頭において以下のような文言が非常に多く見られます。

就任前は朴正煕大統領様に親日意識が高いと思われた朴槿恵大統領だが

 このように父親である朴正煕大統領は歴代の大統領の中でも親日意識が高かったことから父親の薫陶を受けた娘の朴槿恵大統領も親日派だろうとどこも書いているのですが、単刀直入に言ってそれはないだろうし、そもそも朴正煕は親日家だったのかというと私はこれも疑問に感じます。私がこのように考えるのは、去年に好評ではなかったもののこのブログで韓国の現代史に関する連載を行った際に少し勉強したことがきっかけなのですが、あれこれ調べてみると朴正煕はそれほど親日家だったとは思えないし、政権前半期ならまだしも後半期に対しては日本に対して怒りというか相当なわだかまりを抱いていたのではないかと思えるようになりました。

 そもそも何故朴正煕が親日家であったと日本で報じられているのかというと、第一に国内の反対を押し切り日本との国交回復を切り開いただけでなく、戦前は植民地化にあった朝鮮領内で自ら志願して日本の軍人となり、当時に日本から受けた教育について賛美を示していたためとされています。こうしてつらつらと書いておりますが実は前者はともかく後者は事実ではなく、朴正煕は日本の陸軍士官学校に留学には来ておりますが正式な出身校は満州にあった陸軍軍官学校で、彼は日本陸軍ではなく満州軍の軍人だったのが正しく日本軍の軍人だったことはありません。とはいえ日本式の教育を受けたことは間違いありませんが、その教育を受けたのは彼が日本に強いシンパシーがあったからというよりは単純に教育を受ける機会として都合がよかったから選択したというのが本当な気がします。

 ここで私の朴正煕のパーソナリティに対する見方を述べさせてもらうと、彼はリアリストこと理想よりも現実での利益を優先する打算型政治家であって、それが開発独裁という自分が正しいと思う事だったら手段はあまり選ばず、速攻に効果のあるものを強引に選択していくというスタイルを形成したように思えます。これが何を示すのかというと、日本との国交回復も日本へのシンパシーというより単純に経済開発のための資金引き出しと対日貿易による経済のテコ入れを求めたから実行しただけに思え、もしかしたら日本にあまりいい印象を持っていなかったかもしれないけど利益追求のためにそういう気持ちは棚上げして国交回復に踏み切れる人だったのかもしれません。
 もっともこの辺の感情はイタコでも呼んで朴正煕大統領の霊に直接聞いてみないとわかりませんが、先ほど少し述べたように政権後半期においては明確にかつ確実に日本に対して憎悪を抱いていたと私は確信しています。何故憎悪するに至ったのかというと二つの事件からで、一つは金大中事件、もう一つは文世光事件からです。

 金大中事件に関する説明は省略しますが、文世光事件は私も記事に書いてますが簡単にここでも説明すると、北朝鮮こと朝鮮労働党の指令を受けた在日朝鮮人の文世光が朴正煕をピストルで暗殺しようと試みた事件です。幸いというかピストルの弾は朴正煕を外れて暗殺は失敗しましたが朴正煕の妻であり朴槿恵大統領の母である陸英修が流れ弾に当たり、この事件で死亡しています。
 この事件は韓国と北朝鮮間だけの事件ではなく日本も深くかかわっており、まず犯人の文世光は在日朝鮮人で暗殺時も日本人に紛争することで群衆に紛れこんでおります。そしてもう一つ、これがなかなか重要なのですが、暗殺に使われたピストルはこのところ不祥事続きの大阪府警ですがこの時もそうで、大阪府内の派出所から盗まれたものでした。なおかつ文世光が韓国に入国する際は偽造パスポートを用いていますが、これの取得審査と出国審査ももちろん日本が取り行っており、仮にこれらのうちどこかで日本の捜査なり審査が機能していればこの事件はまず起こらなかったでしょう。

 朴正煕というか韓国側もこのように考え、日韓の政府間で関係が一気に冷え込んだと言われます。なおかつ事件後も日本は国内の朝鮮総連に対してやる気のない捜査しかせず、韓国側からしたら日本は北朝鮮スパイを要請して韓国に送り込んでくる中継基地に見えたとのことで、自分が言うのもなんですが韓国政府が怒るのも無理ない気がします。こうしたことからウィキペディアの記述では朴正煕はこの時に日本との国交断絶まで考えたとのことで、それが事実かどうかはわからないまでも日本に対して相当腑に落ちない感情を持ったのは間違いないと私は考えております。

 話はここで朴槿恵大統領に戻りますが、上記のような文世光事件を22歳(当時はフランスに留学中)の多感な時期に直面したことを考えると、私はとてもじゃないですが彼女が親日家になるはずがないと思えます。そう思うだけに「当初は親日意識が高いと思われた」という文言を入れた記事を書く人間は何もこの辺の事情を勉強していないのか、そもそも日本にいい感情を持っているとうかがわせる発言を過去にこの人がしているのか、もう全部が全部書かれてることと現実が矛盾しているように思えてなりません。そんなクソ記事書いて金もらっていいと思うのか、その前に発行する前に編集はちゃんと事実関係をチェックしているのかと非常に強い疑問を覚えるわけです。

 更にこうした事情を勘案するにつけ、朴槿恵大統領のいわゆる告げ口外交こと日本批判は自身の感情から実行しているように見え、そういう意味で父親とは対照的に実質的な価値を全部台無しにしてでも理想を追求する理念型の政治家の様に私には思えます。これが何を意味するのかというと、理念型の政治家というのはあれこれ妥協案や条件、もしくは金を出しても効果が薄いため今後何をやっても朴槿恵大統領は日本批判をし続ける可能性が高いと予想されるわけです。極論を述べると、彼女の要求通りに日本の歴史観を韓国の歴史観に即したものに変えたとしても、彼女はそんなものを本気で求めているのではなくただ単に日本が嫌いなのだからまた別の難癖をつけてくるように思えます。つまり、妥協したって無駄だからあまり関わろうとせず次の人が来るまでほっとくのが一番じゃないかなというわけです。

 以上がこの記事で書きたかったこと全部ですが、最後にこのところこういう社会ニュースに対する論評を書いてて思うこととして、自分はもしかしたら社会に対してマルチな視点を身に着けて来たのかもとこのところほくほくしてます。私が世の中を見る上でベースにしているのは出身学問である社会学がやはり基礎にあって主題となっている人物がどのようなモチベーションでどういう行動をとるのかを一義的に考えており、言い方を変えると相手の感情を分析してから次の行動を予想しようと自然に考えます。これともう一つ、ある意味ではこっちの方が感覚的に古いですが歴史的な視点からで、主題となる人物たちの相関関係や過去の事例などを如何につなぎ合わせるか、どういった点でつながっているかをこちらもまた自然に分析するようになっており、意識していたわけじゃないけど佐野眞一氏のスタイルに徐々に近づいている気がします。まぁやっていた人類学自体が歴史考証学に近いスタイルを持つのだから、ある意味自然な流れでこうなったのかもなぁ。

2014年2月5日水曜日

平成史考察~磯野カツオの声優交替(1998年)

 本題とは関係ありませんが今開かれているオウム真理教の平田信被告の裁判が非常に面白いというか、興味深く見ております。何度かこのブログで宣言してますがオウム事件を最終的に総括するのは当時小学生の立場であの事件を見ていたほかならぬ自分になるだろうと考えており、今回の裁判での各証人の発言は凄いキーワードになると見ております。

 それでは本題に入りますが、各所の報道にも出ている通りにアニメ「サザエさん」で磯野波平役の声優であった永井一郎氏が鬼籍に入りました。ちょっと今日あたり歴史物をやりたいと思いつつもいいネタが浮かばなかったのもあるので、今日は永井一郎氏の逝去に合わせて久々に書く平成史考察で、同じ「サザエさん」の磯野カツオ役の声優交替劇を紹介しようかと思います。っていうか部屋の中寒くて指が上手く動かず、キーボードが打ちづらい……。

 磯野カツオについての説明は無用でしょうが、「サザエさん」の第二の主役ともいうべき代表的キャラクターであるこのキャラの声優は実は過去二回変わっており、しかも初代声優を務めたのは初代ドラえもん役をしていたあの大山のぶ代氏でした。ウィキペディアの記述によると、なんでも大山のぶ代氏は放送開始から3ヶ月間だけカツオ役を演じたものの、何らかの理由から自主降板したとのことです。その後の二代目カツオ役には高橋和枝氏が就き、その後28年の長きにわたってカツオ役を演じることとなります。なお私としては高橋氏の演じていた時代に一番サザエさんを見ていたことから、「そりゃないよ姉さん」っていうようなカツオのセリフを見ると高橋氏の声が真っ先に思い浮かんで来ます。

 そんな高橋氏ですがかねてから抱えていた持病が悪化し、1998年にカツオ役を降板します。容体の急変から来た降板ということもあり、代役にはそれ以前から「サザエさん」で登場頻度の少ない別のキャラを演じていた現在のカツオ役、富永みーな氏が代理登板することとなりましたが、富永氏の起用は当初は一時的な措置で、高橋氏の健康が回復したらまた元通りにする計画だったそうですが容体は結局回復せず、数ヶ月の闘病生活の後に高橋氏は逝去されたとのことです。

 こっからがこの記事のハイライトでありますが、高橋氏の葬儀には「サザエさん」のほかの声優たちも数多く集まり、その中には今回鬼籍に入った永井一郎氏もいました。そして葬儀の場で、実際には高橋氏は永井氏よりも2学年年上でしたが、「こりゃ、カツオ。親より先に逝ってしまう奴がどこにおるか」という弔問を読み上げたと言われます。今回記事を書くに当たってウィキペディアを読み直しておりますが、この弔問時のエピソードは当時の私も聞いており、確か週刊誌で読んでたと思いますがやけにうちの姉貴が「波平の声優がこういう事言ったんだってー」って、「サザエさん」がテレビ放送される一週間おきくらいに口にしてたのでやけに記憶に残ってます。なんども言わなくったってわかるっつーのに。

 そして今回の永井氏の葬儀では、現カツオ役の富永氏がカツオのキャラになり切って弔問を読んだと報じられます。考えてみると不思議なもので、波平からカツオ、カツオから波平へと弔問が読まれており、恐らく今後もこういう小粋な演出が各所で続くんじゃないかなと思います。こういう事が起これるのも声優が交代されてもアニメ放送が続けられるからで、「サザエさん」に限らずとも「ドラえもん」など長寿アニメではこうした声優の交替がこのところ珍しくありません。
 今回なんでこの内容で記事を書こうと思ったのかというと、今思うとこの1998年のカツオ役の声優交替が一つの契機となって長寿アニメでの声優交替が一般的になってきたように思えたからです。この方式によって長寿アニメはさらに寿命を延ばすことに成功しており、概念的には結構大きな一歩だったのではないかと思え、永井氏の逝去をいい契機としてこうして書いてみた次第です。

  おまけ
 全くその気はありませんでしたし今もそうですが、高校時代とかに「花園君は声優向いてるんじゃないの?」って何度か言われました。なんでそんなこと言われたのかというと私の声がひどく特徴的というか、明らかに一般人と異なった発声の仕方で珍しいからでしょうが、私の声の性質は妙に甲高くて聞く人によってはガチで聞くだけで不快になります。友人によると、そのあまりの声の甲高さからどんなに騒々しい場所でもはっきり聞き分けられるとのことで、しかもそんだけ目立つ声してるくせに「○○殺されねぇかな」とか「2、30人くらい一気に死ねばいいのにさ」などとやけに物騒なことを平気で口にするもんだから見知らぬ人でも「何この人!?」みたいに思うのも無理がないそうです。まぁあながち、その見方が間違っているわけでもない気がするが。

  追記 
 コメント欄にてご指摘を受けましたが、ドラえもんの声優で大山のぶ代氏は初代ではなく三代目でした。初代は富田耕生氏、二代目は野沢雅子氏がそれぞれ声を充てており、長くやっているからって大山氏が初代だと今の今まで勘違いしておりました。

2014年2月4日火曜日

三菱地所の欠陥マンション事件について

 事件内容の大きさの割にテレビニュースなどの報道の扱いが小さいように思えるので、せっかくだからブログ記事にして残しておくことにします。

青山の「億ション」、水道管の孔がない欠陥が発覚 三菱地所・鹿島・関電工の「一流処」による建設(アルファルファモザイク)

 事件の詳細は上記の2ちゃんねるまとめ記事に詳しく載っておりますが私の方から簡単に説明しますと、東京都青山で建設が進められていた三菱地所が販売、鹿島建設と関電工が施工の高級マンションが購入予約者へ引き渡される直前、施工不良というお粗末な理由から販売が中止されました。しかもその施工不良の内容も水道管などを通すための孔、いわゆるスリーブがほとんどの工事が終わっていた段階にもかかわらず開いておらず、さらに後から空けよう壁などに無理やり穴を空けていたら一部の鉄筋まで切ってしまって強度不足に陥り、もうどこから突っ込もうかという状況に至って販売中止となったとのことです。各所の報道によると既に手付け金と見舞金は契約者側へ支払われているそうですが、J-CASTの報道だとマンションの価格が価格だけに一人当たり3000万円程度の金額が支払われいるのではと予想されています。

 この事件はその内容もさることながら発覚の経緯が些かほかの事件と異なっていて非常にきな臭いのですが、なんと匿名掲示板の2ちゃんねるに施工不良の内容が書き込まれ、その書き込みの内容を見た契約者が問い合わせた(恐らく三菱地所に)ことから発覚しています。最初にリンクを貼ったまとめ記事にその問題の書き込みと思われる文言が引用されていますが、その文言が指摘する施工不良は発覚した内容とピタリと一致しており、なおかつその同じ書き込みには「現場、会社揃って組織ぐるみの隠ぺいがある」とまで書かれています。

 私の見方を述べると、その書き込み通りに組織ぐるみの隠ぺいがあったと見て間違いないでしょう。根拠としては問い合わせがあるまでこれほど大きな施工不良の事実を発表していなかったことと、発表前に上記の施工不良に関する正確な書き込みがあったということから少なくない人間がこの事実を知っていたのではと予想されるといったところです。更に穿った見方をすれば、もし最初の書き込みなく契約者が問い合わせをしなかったら、三菱地所はこの事実を隠蔽したまま黙って契約者に引き渡すつもりだったのではという疑念も覚えざるを得ません。
 それだけにこの事件はただ事実報道だけで終わらせるべきではなく、一体どの時点で施工不良の事実に気が付いたのか、そしていつから対策をして事態を悪化させたのかなどを業者はきちんと説明するべきじゃないかと思います。さらに言えば、何故施工不良を起こしたのか、気づかなかったのか、管理監督する立場の人間は何をして今何をしているのか、退職金は出さなかったのかということも聞いてみたいというか、まだ自分がメディアに身を置いていたら広報部に必ず聞くでしょうね。

 それにしてもというかこのところ見ていて呆れるというか次元の低い企業事件が増えている気がしてなりません。今日発覚した北陸新幹線談合事件然り、アクリフーズの薬物混入事件然りですが、後者の事件はもし犯人が毒性の強い農薬を盛っていたらと思うといろんな意味で衝撃的だったなと思うのと同時に、食品問題で叩かれがちな中国をあんま笑えなくなったなという気がします。中国を笑えないと言ったら最初の欠陥マンションも同じですが。
 私は性悪説に立って物事を考えるのでこういう事件が起きるのもまた人の営みだと考えあんま気にしない方ですが、アクリフーズの例を取るとネジのとんだおかしな人間はどこかに絶対いるのだし、たとえどれだけ工場の管理や施設を厳しくしたところで無意味じゃないかと思います。それこそ本気でやるならわかる人だけわかればいいですがフォックスコンみたいに人格追い詰めるくらいじゃないと駄目でしょうし、仮にそれをやるとしても倫理的にどうだってことにもなります。何が言いたいのかっていうと、ルールで縛ろうとしても限度があるのだから無意味に雁字搦めにしてもあんま効果ないよっていうのを、日系企業らにちょっと言いたい訳です。

2014年2月2日日曜日

自分が感じるお粗末な「おもてなし」

 ちょうど去年の今頃に私は日本へ帰国してアナーキーな活動を続けていますが、日々日本で生活していてすごい違和感というか納得いかないことの一つに、コンピに者スーパーで売られているサンドイッチが挙がってきます。一体サンドイッチの何に納得いかないのかというと、単純に入っている具材が少ない、というかサギっぽい見せ方しているのが非常に腹が立ちます。

 今日もこの記事を書くために各コンビニ店舗やスーパーを軽く巡回してきましたが、やっぱりどこもというか同じようなサンドイッチを販売していてなんでこういうところで足並みそろえるのはうまいんだよとつくづく先が思いやられました。日常的にサンドイッチをこういうところで購入している人ならわかるんじゃないかと思いますが、昨今のコンビニ店舗などで売られているサンドイッチはいわゆる三角サンドで、三角形に切られた状態で陳列されているため中身の具材(どうでもいいけど「ぐざい」と入力する変換候補に「ξ」が入っているのが結構気に入っている)が見えるようになっています。これが今回の記事のミソなのですが、どこの店のサンドイッチも陳列棚から見える部分、具体的にはサンドイッチの二等辺三角形の底辺部には具材がしっかり盛られていますがその反対側はすっかすかで、いわば外から見える部分にしか具材が入っていないのです。

 これは実際に買ってみてサンドイッチのパンを分解すればもっとわかりやすいですが、三角形なパンの面部にくまなく具材が盛られているのではなくどれも底辺部に、目視的には全面に対して五分の二程度しか具材が盛られていません。普通サンドイッチと言ったらパンの全面に具材が満遍なく盛られているものじゃないのかなと私は思うのですが、世間的にはそうではなく少なくともこういうコンビニなどで売られているのはかなりせこい具材の盛られ方がされています。

 何で私がこの事実に気が付いたのかというと、ひとえに中国から帰国した身だからではないかと思います。こう見えても私はサンドイッチをかなり好んで食べている方で、向こうで働いている時も昼食は誇張ではなくほぼ毎日コンビニのサンドイッチで済まして、香港で働いている際はあまりにも毎日近くのパン屋でサンドイッチを買うもんだから店員のおばさんがなにも言わなくても1ドルか2ドル割引してくれるくらいに通っていました。
 勘のいい人なら私が何を言いたいのかもうわかるでしょうが、中国のコンビニで売られているサンドイッチは日本のものとは明らかに異なっており、三角サンドであることは同じですが具材はパンの全面に渡って満遍なく盛られておりました。それがわかっているだけに日本のサンドイッチを買って食べた際、「なんでこんな具材が少ないんだ。これを作った奴を今すぐここに呼べ(# ゚Д゚) ムッカー」などと海原雄山みたいなセリフを言いたくなるほどカチンときたわけです。

 真面目な話、中国から日本に来た旅行者だったらこのサンドイッチの具材の少なさは一発で気づくと思います。しかも今日改めて各店舗を巡回して気づきましたが、どの店も具材が見える表側に対して裏側がどうなっているか手に取ってみてみると、ちょうど裏側にシール貼ってたり、もしくは白く着色した包装になって見え辛くなっていたので売っている連中は確信犯でこれをやっていると見て間違いないでしょう。欧米系の旅行者は気づくかどうかわかりませんが、多分気づくんじゃないかな。

 最近日本人を上手く怒らせる際にいいフレーズとして、「この点において中国の方が上だ」という言葉があることに気が付いたのですが、このサンドイッチの売り方に関しては間違いなく中国の方が上だと言いたいわけです。でもってこんなせこい商売している癖に、このところやたらと「おもてなし」などと言う言葉を使って日本の接客や商売方法は懇切丁寧だなどと自画自賛しているのを見ると、本当にそれでいいのなんて思ったりするわけです。
 このサンドイッチの事例に限らなくても日本人が図に乗っている「おもてなし」というのは案外お粗末なもんだと前から感じています。これは友人が気が付いた点ですが、日本の飲食店というのは店舗面積に対してかなりぎっちり客席を敷き詰めることが多くて食事中の空間が非常に狭いことが多いです。無論それはゆったりできる雰囲気ではなく、むしろ急がされているような感覚すらあって外国行ってから日本の飲食店で食事するとなんか圧迫感を覚えてなりません。

 このほか景観や広告などについてもいろいろ言いたいわけですが、総じて日本人の空間感覚は外国と比べて極端に悪いように思えます。もちろん、敢えて怒らせる言い方をするとその外国には中国もきちんと含まれております。
 さっきのおもてなしの話に戻りますが、案外日本人ってのは顧客目線に立ってサービスを組むことは少なく、自分たちで発案した店舗レイアウトなり販売方法やサービスなどがサービス精神に溢れているものなどと勝手に主張して喧伝している例が多い気がします。まぁ一言で言うなら、自画自賛でしかないということです。

 こういう事を前から感じていたので、「おもてなし」って言葉をやたら連発する姿を見ていてまたいつもの自画自賛なのとやや皮肉めいた目線で見ております。少なくても日本の接客やサービスが優れていることを日本人自身が言うべきものではないし、たとえ外国人に言われたとしても図に乗らずもっと上を目指せよと言いたいわけです。
 それにしてもサンドイッチのあの売り方は本当に腹が立つ。それでいて値段は案外高いし、昔のおにぎりの詰め物じゃないんだからクオリティを挙げる努力にもっと取り組めよ、中国のコンビニ以下の商品売ってて本当に良いのと経営者に深く問いたいです。

南アフリカの「名誉白人」

 昨夜は深夜0時に就寝して午前10時まで寝ていました。でもって今日のお昼にカツサンドを食べたら猛烈に眠くなって昼寝をしたら2時間も寝ていて、見事に半日眠るという偉業を達成することとなりました。普段の睡眠時間が少ないからって、こんなにも平気で人間眠れるものなんだなぁ。多分今夜もコテンと眠れそうだし。

 話は本題に入りますが、昨年末に南アフリカ共和国で人種札別政策、アパルトヘイトを廃止に動かせたネルソン・マンデラ氏が死去されました。マンデラ氏の死去に合わせて各テレビ局や新聞ではマンデラ氏の業績やその人生を紹介する特集が数多く組まれたのですが、正直に言ってこれら特集を見るにつけ私自身は強い不快感を覚えていました。
 前もって述べておくとマンデラ氏に対しては何十年も監禁され、家族との接見も半年に一回に制限されながらも一貫として差別撤廃を訴え続け、大統領に就任してからもその強いリーダシップから第三世界を代表して意見を国際社会に訴え続けるなどその業績は疑う余地もなく、その屈服無き精神は私も深く尊敬しています。にもかかわらず何故マンデラ氏を紹介する報道に不快感を覚えていたのかというと、かつて日本人が南アフリカ共和国より「名誉白人」と呼ばれていた事実に対して悉くスルーしていたからです。

アパルトヘイト 「名誉白人」項(Wikipedia)

 アパルトヘイト政策について細かい説明は本題ではないので省略しますが、要するに人種差別を国家政府が認めて差別対象となる黒人層に大幅な制限を課していた政策です。この政策は黒人というか白人以外の有色人種が対象となって現代の日本人の感覚からすると驚くほど極端な政策が取られていたと言います。マンデラ氏はこの政策の撤廃を訴えたことから収容所に監禁されたのですが、彼の必死の努力の甲斐もあって撤廃直前に至っては国際社会は南ア政府に対して強い制裁措置、具体的には貿易制限などをかけて撤廃を促しておりました。
 この制裁措置ですが、今でいうなら北朝鮮やイランに対して行われていたものに近いです。通商を制限することによって改革を促すものであって、これを実行するには国際社会が一致団結して多少の不利益を覚悟してでも貿易をやめなければいけないわけですが、仮に抜け駆けをするところが現れようものならその効果が薄まることは言うまでもありません。日本だって、北朝鮮に今貿易制裁を課しておりますが中国が北朝鮮に物資を流しているのを見たらあまりいい気分しないでしょう。

 ここで「名誉白人」という言葉について説明しますが、この言葉はアパルトヘイト政策を敷く南アが、「有色人種であるけれども白人と同等の権利を有して差別対象にはしない」と認定した民族、国民に与えられる名称でした。対象となったのはアメリカ出身の黒人とか白人も食べにくるような中華料理店を運営する華僑などでしたが、実は日本人もこの名誉白人に数えられていました。一体何故日本人が名誉白人となったのかというと、ほとんどの先進国がアパルトヘイトへの非難から南アとの貿易を制限する中、一貫して活発に取引を続けたからです
 どうして日本人が他の国が手控える中で南アとの貿易を継続したのかというと、単純に旨味が大きかったからです。南アは希少な天然資源が豊富な国であるため本音ではほかの国も取引を続けたかったのでしょうがそれを我慢してまでアパルトヘイトを批判していた中、日本は全くそんな事情も気にせずにアパルトヘイトを継続する政府を支援するかのように貿易を継続して、いわば独占的に儲けていました。そんなことをやっていた日本人がマンデラ氏が死去するや彼は立派な人物であったなどと報じるのを見るにつけ、彼と対立していた昔の南ア政府とずぶずぶの関係だった連中が何を言うかと、皮肉めいた感情を覚えていたのは自分しかいないのかとちょっとイライラしていました。

 ちょこっと今回の記事を書くに当たって検索をかけてみると琉球新報はちゃんとこの事実について触れており、私もなんだか安心しました。何もどっかの国の大統領みたいに未来永劫に謝罪し続けろとこの件に関して私は主張するつもりは毛頭ありませんが、まだそんな遠い昔の話でもないんだし、マンデラ氏が亡くなられたという一つの契機でもあるのだし、この「名誉白人」であったことに触れてこの事実を認識しておいてもらいたいというのが私の本音です。逆を言えばこの事実ついて触れずに置きながらマンデラ氏を讃えるのは、些か言い過ぎかもしれませんが冒涜に近いようにすら思えます。

 我ながらこういう事をやかましく言うようになって自分も年寄りくさくなったなという気がします。もっともアパルトヘイトが行われていた時代は幼児だった癖にとも思えますが、自分が最初に就職した会社で貿易部門にいた頃、上司が「俺たちは名誉白人だからな」などと皮肉めいて言っていた当たり、貿易関係者の間では広く認識されていた事実だったのだなと感じていたのでこうして書くに至りました。