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2019年3月19日火曜日

選定の理由

 泡で出るハンドソープをそろそろ買わないとと思っているものの、メイソウで売られているハンドソープが百合の匂い版しかなく、なんとなく百合っぽくて買いづらいなと思う日々が続いています。

屈辱の涙に濡れた戦国時代のお兄ちゃんたち(JBpress)

 ブログで取り上げるのを忘れてましたが、昨日にまたJBpressで歴史記事を出しました。これはいざって時用に出していたため記事で、提出自体は確か12月くらいだった気がします。内容は以前子のブログでも取り上げた戦国時代に家督を継げなかった長兄たちの話ですが、結城秀康と伊達秀宗はこのブログでも取り上げてはいるものの、細川忠隆はこの記事のために追加しました。
 内容は歴史事実なので特に触れる必要はないですが、そこそこ記事文章は気に入っており読み物としては悪くなかったと思います。あいにく日間アクセスランキングでは5位にとどまりましたが、ヤフコメでは「おもしろかった」とコメントしてくれる人がいて素直に嬉しかったです。

 そのヤフコメですが、「上杉謙信の兄は?」という意見がいくつか寄せられてて、これは私自身も多分来るだろうと予想していました。その謙信の兄とは長尾晴景のことですが、彼をこの記事で出さなかったのは複数理由があり、並べると以下の通りです。

1、対象とする時代を安土桃山~江戸時代初期に限定したから
2、長尾晴景は一旦は家督を継いでいるから
3、時代背景がやや異なる

 3について補足すると、いわゆる安定した時代へと移り変わってきた江戸時代初期と比べると、晴景の時代は一にも二にも腕力が物を言う下剋上の時代で、家督を継ぐという意味合いで今回取り上げた三人とは大きく異なった状況でした。有名所ではあるものの、やはりそうした背景を考えるとこの三人組がいいと考えたことから、晴景は今回除外したわけです。

 ちなみに取り上げた三人の順番にはちょっと仕組みがあり、

1、結城秀康:庶子で最初から後継者扱いされていない
2、伊達秀宗:庶子だが最初は後継者扱いされてた
3、細川秀隆:嫡男で最初から後継者扱いされてた

 という風に、その当初の後継者としての立場が段々強くなっていく順番となっています。仮にこの順番が逆だったら、読んでる方も読んでて違和感を感じたでしょう。細かい工夫に見えるかもしれませんが、こうした文章構成の流れはやっぱり重要だと日頃考えています。

2019年3月18日月曜日

バッファローのマウスについて

『レスポンス最悪』のクチコミ掲示板(価格コム)

 先日、日本で買ってきたマウスがクソだったと愚痴を漏らしましたが、まさに上記ページで語られているバッファローのマウスで、症状についてもこちらもまさにここで議論されているとおりでした。

 議論内容を見る限り、どうもバッファローのマウスは省電のためにしばらく操作がされないと自動でスリープに入る余計な機能があるようです。そのため省電モード(スリープ)から立ち直る際に動作が遅くなるというか規定のカーソルスピードにはならず、っていうか私の場合なんか電源を一回はオンオフ切り替えないとスリープから立ち直らないということも多々ありました。
 はっきりいいますが不良品もいいところで、それこそちょっとキーボードでメールや文章を打つためにマウスから手を離すとすぐこうなる有様でしたから、普通のマウスとしての機能を期待すること自体高望みかもと言いたくなるようなひどい仕様です。真面目に言いますが、バッファローのマウスだけは買うべきではないでしょう。

 なので 先週末にまたマウスを買いに遠くまで自転車で行きましたが(往復40km)、買ってきたマウスはサイズや形は良かったものの、動作がやや微妙なのと、ボディのプラスチックがやけに透光率が高く、使っていると赤いレーザー光によってマウスの持ち手部分まで光り、無駄に気になるためすぐに使うのやめました。
 翌日、もともとデザイン性が悪くてあまり好きじゃなかったのですが、あまりにもマウスとしての普通の機能を果たさないマウスが多すぎるため、結局老舗のロジテックの99元(約1600円)のマウスを購入して昨日から使っています。やや高さの低いマウスですが昨日の一日ですっかり慣れて、違和感は今や全くありませんし動作自体もきちんと動き、あと無駄に光りません。

 それにしても最近のマウスは普通の機能ですら怪しいレベルのものがこんなに多いとは思いもよりませんでした。去年の11月くらいからひたすらいろんなマウスを買っては試してみたものの、サイズ嗜好はともかくとして、クリックやカーソル移動などもちょっと微妙なものが多く、こんなに粗悪なものが多くなっている事自体が自分にとっては驚きでした。
 最後に、去年の11月以来私が購入したマウス一覧を紹介します。

・rapooの有線マウス
 クリック音が完全無音で手応えがなく、使い慣れず新入社員にあげた。

・赤い有線マウス
 サイズ、動作ともにすごく良く会社で気に入って使っていたが、マウスが壊れた同僚に譲った。

・青白の超でかい無線マウス
 大きいのがいいだろうと思って買ったがあまりにも大きく、特に手のひら部分から手首にかけての違和感が半端じゃなかったため封印。

・ロジテックの有線マウス
 白黒のデザイン性がマックスに良くサイズもいいものの、右クリック部分のパーツが押した際に中央部パーツとたまにぶつかり変な感触があるが、会社で今使っている。

・メイソウで買った15元の無線マウス
一般的なサイズと形で握り心地は良かったが、誤作動でワンクリックしたらダブルクリックになるこ とが頻発したため封印。

・日本で買ってきたバッファローの無線マウス
 消費者センターにクレーム入れてもおかしくないくらいの不良品、マウスとしての存在価値すら疑わしい。

・一見普通の無線マウス:光る、あとPC上の動作がやや怪しい。

・ロジテックの99元無線マウス:なんだかんだ言って全体的に及第点、ロジテックのマウスはデザインが悪くて嫌いだったが、これは指の当たる部分が斑点上に加工されてて見た目にも悪くない。

 何故こんなにマウスにこだわるのかと思われるでしょうが、こうしたPCのサプライパーツは安くていろいろ種類が多いので、実はこういうのを買い集めるのが昔から好きでした。一度も使ったことのないUSBメモリスティックも結構ありますが、お金のかからない趣味というのが何よりもいいところです。

2019年3月17日日曜日

ピエール瀧事件を見て

 説明するまでもないですが俳優のピエール瀧氏のコカイン容疑での逮捕を受け、その事件内容はもとより、彼の出演していた映画、ドラマ、ゲーム作品の取扱が大きな議論となっています。一部ゲームは既に配信が中止されていますが、ちょっとラリった感じの自衛隊員役で彼が出ていた「SIREN2」というゲームが俄に話題となったのを見て、ああちゃんとこのゲーム遊んでおけばよかったと今後悔しています。なおその前作の「SIREN」は完全クリアしており、「SIREN2」で闇人(やみんちゅ)と戦いたかった……。

 なにも今回のピエール瀧氏の事件に限らず、出演者がほぼクロな犯罪事件容疑で捕まったことで出演作がお蔵入り、黒歴史化する事例はこのところ相次いでおり、その影響額も天文学的な数字というか年々でかくなっている気がします。なおこうした処置というか対応を見て私が真っ先に思い出したのは、安達祐実氏の映画初主演作である「REX 恐竜物語」で、こちらでは監督していた角川春樹氏が今回の件と同じくコカインで逮捕されたことで延長予定だった興行が延長なしで打ち切られています。
 ちなみに今回の事件を受けてNHKでは、ピエール瀧氏の出演部分のみ再録した上で、今後代役を立てるとしていますが、そもそも今年の大河自体あまりにも受けがよくないのだから、今回の事件を口実に打ち切りにするのではないかと実は予想してました。このまま続けるより、篤姫とか再放送したほうがいいんじゃないかな。

 話は戻りますが、こうしたある意味作品の頒布自粛について果たしてここまでやる必要があるのかという議論がいま一番激しくなっているように見えます。さっきも書いたとおりに近年はほんのちょっとでも出演していたらアウトという風潮で、なまじっか人気脇役であったことから関連作品が膨大ということで、対応を見逃してほしいのか「作品に罪はない」などという主張も見られるようになってきています。
 また舛添要一氏の主張ですが、こうした芸能人というのは特殊な価値観や世界にある人達で、一般常識のくくりで見るべきではなく、こうした犯罪行為も芸の上での一つの特徴として寛容に見るべきという声もあり、私なんかは割りとこの意見に同感するとともに、歌舞伎界なんかやっぱりそういう気風があるという気がします。ただ、なんかこのまま行くと「不倫」ですら出演作全部排除という風に今後なりかねないという気もしますが。

 長引かせずに私の意見を言うと、まず一つは出演作を排除するか否かはあくまでその関係者が自由意志で決めることであって、外野がとやかくいうべきではないと思います。販売や公開をつづけたところで外野が「不謹慎だ!」などと思うことは問題ないですが、そうであればそうした作品を見たりしなければいいだけなので、排除を要求するのは流石にやりすぎだと思います。
 その上で、仮に私が排除するべきかどうかを判断する立場にあるとしたら、問題となった俳優の作品中の重要度で判断します。例えばさっきの「REX」みたく最高責任者の監督や主演者がやらかしたのなら排除に前向きとなりますが、一脇役程度であれば排除することでむしろ他の出演者やスタッフの負担のほうが圧倒的に大きくなることを考えると、そのまま再録とかせずに気にせず作品の公開を続けるでしょう。

 逆にと言うか、そうしたスタンスで望まなければ今後、作品を崩壊させる裏切り者とかも出てくる可能性があるように思えます。一端役として出演した後で、わざと犯罪を起こすことで作品そのものを沈める最近のバイトテロみたいなことを意図的にやる人間とか出てくる恐れを考えると、何でもかんでも排除すべしというのはちょっと危険に感じます。

 最後にもう一つの意見を述べると、あの田代まさし事件以降、芸能人の麻薬絡みの逮捕や捜査は跡を絶ちません。たしか「アッコにおまかせ」で出演者が言っていましたが、「こうした事件が起きる度に芸能界全体で麻薬が氾濫しているかのように見えるのが一番困る」という発言がありましたが、それならもっと対策を講じるべきと言うか、最低年1回くらいのペースで全芸能人が麻薬検査すりゃいいじゃんという気がしてなりません。
 映画やドラマ出演にあたってはそうした検査を事前に受けていることを必須条件とすれば、少なくとも今後こうした事件の発生は限りなく抑えられるでしょう。出演、公開後に使用が発覚したとしても、「このときはシロだった」という根拠にもなりますし。

 なお今調べたら一応こういう簡易検査キットは販売されているようです。値段次第ですが、リスク予防を考えたら導入もありなんじゃないかな。楽天ならポイントもつくし

 自分が見ていないだけかもしれませんが、上記のような意見がこれまでどこからも出てこないのがなんか不思議でしょうがないです。自分がずれてるのかなぁ。

2019年3月14日木曜日

相性の悪いタイプ

 学生時代はよく下宿が同じだった友人と夜な夜なあれやこれやと議論をしていましたが、当時この友人との議論となると大抵自分が言い負かされる結果に終わっていました。実際にこの友人との議論を経て、私の死刑に対する考えは廃立派から肯定派に変わっています。
 ただいくらか言い訳がましいですが、友人の方でも自分と議論している最中は別の意見を主張していたのに、後々自分が主張した意見のとおりに考え方が変わってきていることが多々あったと話していました。とにもかくにも当時かなり激しく議論し続けましたが、勝率は7:3くらいで友人のほうが圧倒的に自分を上回っていました。

 その友人について最近勝手に分析を始めたのですが、改めて思うにつけやはり自分と最も相性の悪いタイプだったなという結論に落ち着きました。というのも議論に置いて私が攻め一辺倒であるのに対し、その友人は完全な防御型、将棋で言えば穴熊に籠もって一切出てこないようなタイプだったからです。

 実際に私と話したことがある人間からすれば想像しやすいと思いますが、こと議論における攻めの激しさで言えば私は比類ないほど強力です。何故そこまで自信満々に言えるのかと言うと、頭の回転はそこそこしかないものの、知識量については常人を圧倒するレベルであるため、どんな状況においても相手の言葉尻一つからどこでも反撃を仕掛けられる自信があります。
 基本的に相手のもっている情報はほぼ全て把握しているのは当たり前で、更にそれ以上の情報すら抱えているのも私にとっては珍しくなく、相手が主張してきた意見に対して先回りを仕掛けるような形で反撃したり、相手にとって未知の情報を出して置いてきぼりにして議論を進めたりというようなこともよく行います。

 また私自身の性格からも攻めに重きをおいており、特に一撃死については美学があり、「一撃で殺せなければ即ち死」という示現流みたいな価値観を持っています。そのため小出しの反撃を控えて相手を泳がせた上、ここぞというところで一撃を加えて議論を終わらせることもありますが、大抵は相手の防御諸共突き崩して倒そうとします。
 また、私の主張につられて相手も積極的に反論してくる殴り合いのような議論ともなれば、もう私にとっては怖いものなしです。前述の通り知識量でいくらでも圧倒できることと、攻めに重きをおいていることもあって一撃が重くなおかつ早口でもあることから、議論がヒートアップしてスピードが上がってくれば九割方勝利を確信できます。

 そんな自分にとって、前述の友人は最悪の相性とも言うべきタイプでした。先程にも述べた通り超がつくほどの防御型で、議論において私の主張にほとんど反応や返答すらせず黙って聞き、ひとたび穴のある部分を見つけるや的確に突いてくるというようなタイプでした。
 それこそこっちの意見につられて相手も反論を出してくるなどして殴り合いに発展すれば私としてはしめたものですが、この友人はなかなか乗ってこないと言うか、本当にある段階まで無言でずっと聞くだけというのが多かったです。それだけに、こっちが意見を出し尽くして右往左往し始めたところで弱いところを的確に突かれると、こっちも反撃のしようがなくなり、その後は向こうに一方的に言いくるめられるだけとなってしまいます。

 今回なんでこの友人のタイプを分析できたのかと言うと、一回だけ友人も私の主張につられて激しく何度も反論してきたことがあったのを思い出したからです。このときの議論は私にとっても非常に意外だったというか印象深く、珍しく言い合いが激しくなったと思ったのと、終了時に友人が完全に自分の意見を肯定し認めたからです。私としてはこの友人が相手だということもあって本当に最後の最後まで「この後どんな風に逆襲されるのやら……」と戦々恐々のまま議論を進めていたところ、思っても見ないところで、「あー、そうか……。確かに花園くんの言うとおりだ」と、いきなり白旗上げてこられて、「騙し討ちか!?」などと逆にこっちが混乱する事態となりました。
 それで何故この時友人は私の意見に同調したのかと思い返すと、やはり「積極的に反論してきた」というのが一番のポイントだったことに気が付きました。やはり殴り合いになると自分は極端に強いなと思うとともに、「途中まで全く反論してこないからこいつはこれまで手強かったんだ」という結論に至ったわけです。

 以上をまとめると、こと議論において私は超がつくほどの攻め型であり、一切打って出てこないような防御型には相性が悪いということとなります。逆に、攻撃と防御のバランス型や、やや攻めに重きをおいているタイプなどは私にとっては与し易い相手と言えるでしょう。
 なお議論における私の必殺技をもう一つ挙げると、相手の発言を最初から最後までほとんどすべて暗記できるというのがあります。議論が白熱してきたところで急にそれまでの相手の発言を諳んじてみせると大抵相手は大きく動揺し始めるので、他の人にもおすすめしたい必殺技です。

2019年3月12日火曜日

戦国アルピニスト

佐々成政(Wikipedia)

 佐々成政とは織田家の武将で、信長の親衛隊から出世して本能寺の変の頃には柴田勝家とともに北陸に拠点をおいて対上杉家討伐軍の一翼を担っていました。しかし本能寺の変の後、影響力を拡大する豊臣秀吉との間で対立を深めていき、賤ヶ岳の合戦で同僚の柴田勝家が滅んだ後も抵抗を続けたものの、最終的には秀吉に屈服させられ領地を没収されることとなります。
 その後、秀吉の九州制圧が完了すると肥後(熊本県)の支配を任されることとなりますが、国人勢力の強い肥後とあって一揆が頻発することとなり、最終的には統治不行の門で切腹を申し付けられています。この切腹に関しては秀吉が敢えて支配の難しい肥後に追いやって、意図的に成政を抹殺したとも、成政自身の統治能力欠如による結果とも説が出ています。

 以上のような経歴から割と通好みというか、私の友人を含め彼を気に入っている歴史好きはそこそこいるのですが、そうした見方の他に戦国武将としてではなく登山家、そうアルピニストとして彼を評価する声があることに最近気が付きました。

佐々成政(ニコニコ大百科)

 詳しくは上記リンク先によくまとめられていますが成政がまだ秀吉勢力に抵抗していた頃、同じく抵抗していた徳川家康と織田信雄は小牧・長久手の戦いを経て秀吉と和睦したと知ると、「成政は両者に抗戦を続けるよう説得するために自ら出向いたと言われています。出向いた事自体はあちこちの文献から確認でき、秀吉に対する飽くなき抵抗者としての成政の性格を示すエピソードとして高く評価されているのですが、問題なのはその行程です。
 このときの成政の行程は「さらさら越え」と言われ、越中富山から家康のいる三河遠江(浜松)までを、真冬の日本アルプスを踏破して会いに行ったと言われています。具体的には立山連峰を突破したと言われいますが、ここは登山装備の発達した現代においても難所とされる場所で、安土桃山時代に、真冬のシーズンに、しかも御年49歳と当時として十分高齢な成政が突破できたのかについて疑問が出ているそうです。

 そのような難所を踏み越えてでも秀吉への抗戦を呼びかけたものの、結局家康からは承諾が得られなかったという点でもこのエピソードは悲劇性を高めているのですが、そもそもそれ以前の話というか、もし成政が本当に走破していたとしたら、ビカール・サンもびっくりな登山マイスターであり登山史的にも空前の記録を刻んでいたということになります。それだけに、「成政は本当に冬の立山連峰を突破したのか?」は議論となっており、なんと江戸時代においても加賀藩が「マジかよ?」ってことで五回も調査をやってたそうです。
 現代においてもこの論争は続いており、実際に当時の装備を勘案した上で冬の立山連峰に登った人たちからは「絶対無理」と断言され、恐らくは別ルートを取ったのではという説が現代としては強くなっています。そしてこの別ルートに関しても複数候補があり、また協力者もいたのではと何故か村上義清の息子が出てきたりと、非常に活発に議論されています。

 無論、私としては成政がどのようなルートを辿ったかについて判断する材料はなく、今後もこの議論を見守っていきたいという立場を取りますが、なんていうか夢のある議論であるように感じます。というのも僅かな手がかりから当時の状況、そして現代でも検証可能な地形など、探っていくことに強い価値を感じる議論のようです。
 それにしてもこの話聞いて成政に対しては武将というより登山家のイメージが一気に強くなりました。人間、何がきっかけで評価されるかわかったもんじゃない。

2019年3月11日月曜日

気違いの所業

Comlocation 企業居点

 上記リンクは私が一応運営している、日系企業の海外拠点情報を集めたサイトです。このサイトにはWordpressというブログソフトを使っており、これはPHPというパーフェクトリバティーではないC言語が使われているそうなのですが、当初使っていたPHPのバージョンが古く、「いい加減更新しろ!」という表示が出てきたため、昨日腹をくくって案内に従ってさくらサーバーにアクセスした上で更新を試みました。

 結果……意外とあっさりPHPの更新が済みました(5.6→7.2)。

 実際にはあっさりというほどではなく、切り替え自体はさくらサーバーのユーザーインターフェース上でワンクリックするだけという恐ろしく手軽化されてはいたものの、切り替え直後にホームページが表示されなくなりました。といっても古いバージョンに戻せばまたすぐ表示できたので、恐らく導入している「プラグイン」というソフトの何かが悪さ働いているのだと思い、近年更新されていないプラグインを思い切って削除して切り返し直したところ、今度はすんなり表示されました。
 ところが、メインページは問題なく表示されたものの、今度は個別企業情報ページはなぜだか真っ白のまま何も表示されなくなりました。日本にいる友人にも試してみてもらったところ、友人の方では問題なく表示されたとのことでしたが、なんとなく心配というか、前からこういう懸念はありました。

 というのも、ホームページに使っているテンプレートが非常に古く、最新のシステムやソフトに対応しなくなるのではという風に前から感じていました。通常、テンプレートもプラグイン同様に更新されていくのですが、私の使うテンプレートは人気もなかったこともあってかずっと更新されておらず、このままじゃまずいという懸念は前から持っていました。
 そこで、友人の方では問題なく閲覧できるとはいっても少なくとも自分のPCからじゃ見れないのだし、思い切ってテンプレートの更新もそのまま突入しました。条件は「右サイドバー」タイプのテンプレートで、これ一本でいくつか探したところ割とすんなりいいのが見つかり、広告欄を含めて意外とあっさり移行に成功することができました。と言っても、この時点で5時間位対応し続けていましたが。

 直接サイトを見てもらえばわかりますが、割と以前のテンプレートのように青を基調とした企業情報サイトらしくシンプルな構成になっており、デザイン的には前より良くなっていると思え気に入っています。ただ、これは今朝気が付きましたが一部図表のサイズが勝手に変更されて変なふうになってしまってたので、こちらはサイズ調整して先程直し、現時点では以前のテンプレートからの移行が完璧に近いくらい達成されています。

 それにしても今回は久々にモノを作る楽しさに触れたと言うか、先程も書いたとおりに5時間位ずっと向き合って作業し続けました。今日もさっきまで2時間位あれやこれやと試しており、以前もそうでしたが、なんだかんだ言いつつこうしたサイト構築はやってて時間を忘れるくらい楽しい作業だと思います。

 ただ、今回改めてこちらの企業居点はメンテナンスが遅れているということを痛感します。情報の追加自体はほぼ2週間にいっぺんのペースで新規拠点を追加し続けているものの、一部社名の変更された会社や組織変更などへの対応はずっとお座なりになっており、いつかやらなきゃと思いつつもプラモ作ったりゲームで遊んでたりとサボったり、もといJBpress用の記事書いたり、このブログ書いています。
 友人曰く、このブログだけでもほぼ毎日更新されており、異常者に近い執拗さを十分感じるとのことですが、私自身としてはやはり企業居点の方こそ、自分で作っておきながら気違いの所業だと感じます。先程述べたとおりにメンテナンスがおざなりとはいえ、二万件超の海外拠点データを集めるだけでなく整理、アップロードまでしており、普通の神経ではやろうと思っても実行する奴なんていないだろうと思うような頭のおかしい作業をやってのけたという気がします。

 実際に情報収集、アップロードまでは多大な時間をかけており、今同じことをやれといっても他の仕事とかで多分無理というのが本音です。なおアップロード作業中はずーっと左手をキーボードに固定して叩き続けたせいか、アップロード作業依頼、左半身の神経がそれ以前と比べて痛むなど、なんかおかしくなったという自覚があります。
 作業を主にやっていたのは2013年ですが、当時は環境的にも自分の人生の中で非常に苦しい時期でしたが、改めてよくそんな時期にこんな頭のおかしいサイトを作ったものだという気がします。ただ作ったはいいけど、もうちょっと稼いでくれたらなぁ。

 このブログも今の構成にしてからだいぶ経つし、そろそろ変えようかな。今色んな意味でクソ忙しいというのに……。

日本製食器の中国市場の可能性




 いきなり商品画像からですが、これは今欲しいノリタケのマグカップです。現時点でも縁が緑色したマグカップを使っていますがこれが非常によく、一発でノリタケが気に入るようになりました。

 さてそのノリタケですが、先日実は工場直売店に行ってペアのマグカップを選び、この前友人の上海人にあげてきました。友人も一目見るなり非常に気に入り、「高かったでしょ?いくら?」と聞くので予想値段を先に尋ねたところ、「うーん、5000円はいくでしょ?」と答えました。恐らく私がケチだということを知っているので、5000円以上は出さないだろうとの目測からこの数字を出したのではと思います。
 答えはと言うと実は2個で2500円と、友人の予想値の半額でした。「また安いものを人に贈って……」と少し文句を言われましたが、改めてその品質に比してリーズナブルな値段に驚いていました。

 その上で私は友人に、「やはり中国人は純白、それも光沢のない食器を好むから、割りとこのノリタケの食器と相性が良いと思う」と話し、中国市場でもアピール次第でまだまだ売れるようになるのではないかという腹づもりを明かしました。友人も現物を見てか非常に乗り気で、「代理店、いややはり直接仕入れて直売するべきか……」などと、何年ぶりかと思うような起業を含めた商売の話を自らしてきました。
 現実には会社作ってどうこうするほどの時間も体力もないのですが、やはりノリタケを含む日本の洋食器メーカーの商品は中国で多大なポテンシャルを秘めている気がします。日本通の友人ですら「ノリタケ」や「ナルミ」といったブランド名は全く知らず、その商品と価格についても何も知識がありませんでした。もっともも上海人の友人に限らず、日本人でもノリタケの名前に反応できるのは少ないだろうという気がしますが。

 以前にもこのブログで書いていますが、中国の陶器は割と驚くくらい質がよくありません。見ていて如何にも質感がダメそうな皿でも割と高い値段で売られたりしていて、その値段だったら日本ならもっといいのを変えるのにとこれまでに何度も思い浮かべていました。
 ただ、日本の陶器や焼物でも、中国人向けの好みは日本人向けとは異なっています。具体的にはやはり絵付けを好まない傾向があり、無地純白系が非常に好まれ、私も好きな黒い茶碗とかはあまり興味を示しません。なお色彩については、なんか光沢のない色を強く好むような気がします。

 話は戻しますが、そういう意味でノリタケを始めとする洋食器メーカーの商品は相性がよく、また百度で軽く検索してみましたが、やっぱりと言うかあまり中国でこうした日系洋食器メーカーを紹介するサイトは少なく、そもそも知名度が少なくてその質と価格の良さに気づいていない節があります。
 それだけに非常にもったいないと感じるというか、やはり日系洋食器メーカーにはPRを含め中国市場での展開をもっと頑張って欲しいと思います。私自身もこれから中国人土産にはこうした洋食器などを使おうと考えており、孤軍奮闘であってもアピール活動を続けていこうと考えています。