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2018年11月20日火曜日

統一、区別すべき単語

 仕事でもプライベートでも副業でもずっとキーボード叩いていますが、作業中に文字変換をしていて「もうこれどっちかに感じ統一した方がいいのでは?」と強く思う単語がいくつかあります。

 最もこれを感じるのは「遵守」と「順守」です。どちらも決まり事、ルールをしっかり守る様子や動作を示す単語ですが、どちらも音は「じゅんしゅ」で、意味も音も同じなのに何故か漢字だけは異なっているという妙な組み合わせです。
 読む方としては別にどっちでもいいのですが、長い文章になって複数使うことになるとやはりどちらか一つの表記に統一しなければなりません。その際にいつも、もうこの際だからどちらか一つに統一してもう片方は変換できないようにしてほしいとか結構切に感じたりしています。
 個人的にどっちを選ぶかと言ったら「遵守」の方です。中国語でも同じ感じで同じ意味となることに加え、やはりこっちの方が漢字として重みを感じるのがその理由です。

 この次に、こっちは統一というかもっとはっきり区別して欲しいと思うのが「せいさん」です。言うまでもないですが、「青酸」は含まれません。
 この「せいさん」という言葉で厄介なのは「生産」、「精算」、「清算」の三つの単語がビジネスシーンでは頻繁に使われる単語でありながら、同じ発音のためしょっちゅう誤変換を起こすことです。私に多いのは「せいさんかつどう」と入力して「清算活動」とかになってしまうケースです。また「精算」と「清算」に至っては、漢字が近いだけでなく意味も近いものの微妙に違うため、区別がややこしくなってしまいます。

 具体的にはこの三つの単語についてはこの際、音を変えるか単語自体を変えてほしいとこちらも本気で願っています。「生産」はさすがに弄れないので弄るとしたら残り二つですが、経費を処理する際なんかは「解消」とか「消化」、「決済」でもいいんじゃないかと思います。
 なお自分も気を付けていますが、保険掛金などを処理する際は「清算」になります。ああもうほんとうにややこしい。

夜年前



 四年前に十巻を購入、紹介した「ブラック・ラグーン」という漫画の十一巻が発売され先ほど読みましたが、四年という長期にわたり間隔が空いたもののやはり面白かったです。特に主人公(ヒロイン?)のボンテージファッションがめちゃくちゃ似合っており、206ページのあの冷たい視線で一瞥くれる絵だけでもこの単行本を買う価値あります。
 なおこの漫画が何故これほどまでに刊行ペースが空いたかというと主に作者側の問題で、最近はもうほとんど描かなくなっているそうです。この漫画読んでればわかりますが、実際この前の九巻である程度完結した面があり、作者が燃え尽きたというのも理解できなくもありません。

 以上のように漫画紹介だけで終わらせてもいいのですが、たまたまというか上のリンク先にある四年前の2014年5月24日は自分が再び中国に足を踏み入れる直前だったりします。私は2005年に初めて北京へ一年間の留学に行ったことをファースト・ツアー、2010年に中国へ現地採用で乗り込んだのをセカンド・ツアー、そして2013年に一旦日本へ戻り2014年5月に今度は日系企業の駐在として派遣されてきたのをサード・ツアーといって区別しており、上記日付はまさにサード・ツアーの直前、ある意味自分が日本に常住していた最後の時期に当たります。

 サード・ツアーに入って以降も紆余曲折があり、2016年からは中国で別の会社に移り、奇跡的に現在もその会社で勤務を続けています。今の会社は現時点で一つの組織に所属した期間でも過去最高を更新中で、来年1月には勤続満三年も達成する見込みなのですが、これを達成してしまうと、「二年ごとに会社を変える」、「一つの会社に三年もいない」といった自分の妙な偉業がなくなってしまうかと思うと寂しさも少し感じてたりします。
 なお現在の会社は今まで所属したどの組織よりもお堅い組織で、友人や後輩からは「君には向かない」、「もって半年でしょう」と余命宣告すらされていましたが、あにはからんや本人も思ってた以上に長持ちしました。逆を言えば、今まで所属していた会社はどれもすぐ辞めざるを得ないほど異常過ぎたということを間接的に証明しているようにも覚えます。現実に今の自分のパフォーマンスは普通の日本人社員を軽く凌駕しているという自信が自分にはあります

 話は戻しますが四年前のサード・ツアー直前、今思うとまだ見切りが出来ていなかったなと思います。2013年に日本に戻った後、日本の状況というか現状を見て、「これは早く中国に戻らないとまずい」と強く感じました。具体的に何がまずいと思ったのかというと会う日本人がどれもこれも魂が入っていないように感じたというか、まるで機械のようにその場の状況に合わせ決まった言葉しか口にせず、本音というか自分の頭で作った言葉を口にしていないと感じました。
 具体的に言うと、誰もが無駄だと思うルールを社内で作って導入し、誰も従わないけどルールを作ったので対策は済んでいるということにすることに誰も異議を唱えないというような、誰もがおかしいと思うことを誰もおかしいとは言わず、果たさず、それでもやったというような空気が蔓延していると感じました。彼らは自分が生きているということすらも認識していないのではと、内心思ったくらいです。

 何も中国がその辺はできているというつもりはありませんが、今現在の日本を見ていてもここで生活するだけならまだしも、働いていたらただただ腐るだけで自分の才能も発揮できないと感じ、どんな手段を使ってでも中国に戻らなければと思って、中国駐在を前提として再就職を行いました。ただその再就職先も中国事業について、中国に派遣する私にすら詳細を一切明かさなかったところを見て、きっとおかしくなっているのだろうけど誰もおかしいとは言えない状態なんだろうと認識していました。実際に派遣先の中国工場は完全操業停止状態で、仮に私がその会社に昔からいたら、進出前にその見通しのまずさを指摘して全力で止めたであろうくらい杜撰な計画ぶりでした。

 そんな状況であった2014年5月、もしかしたらこれから長い間、日本に常住することはもうないかもという予感はあり、現実に今そうなりつつあります。周りからは将来、いつ日本に帰るつもりなのかとよく聞かれますが、来年以降はオリンピック景気の息切れで日本は深刻な不況に陥ることが予告デッドボールなくらいはっきりしており、いま日本に戻っても実力はあっても仕事はない、むしろ自分の経験から言って実力があるからこそ仕事は得られないでしょう。また真面目に今後10年くらいの間に、中国の賃金は日本を逆転するのではとこのところ思えてきました。
 なお参考までに言うと、部長クラス以上のマネージャーに関しては既に中国の賃金は日本を逆転しています。そういう国際統計とか出ていますが、こういった国際統計ほど日本じゃ報じられないなよく思います。

 このような状況であることから先ほどの問いについては、「日本に帰る理由はない」といつも返答しています。そこそこライターとしても名前を上げているので日本でやってやれないわけでもありませんが、文筆活動をする上でも中国にいながらこっちの事情を見ている方がずっと有利です。
 その上で何が言いたいのかというと、中国が好きで骨をうずめたいとかこちらの生活が気に入っているとかそういうものではなく、日本で暮らす肯定的理由が全くないから必然的に私は中国にいるというわけです。真面目な話、自分の給与額で今のパフォーマンスであれば相当お釣りがもらえることとなるのですが、ライターを含め、多分自分以下の能力の人間に自分以上の給与を日系企業は払っている現状を見ていて、こんな状況が長く持つはずがないと見切っています。

 サード・ツアーの直前の2014年5月はこの辺の見切りがおぼろげに見えていながらも、確信するにはまだ至っていませんでした。ただあの時は、中国にいた方が自分にとって絶対的に有利というくらいにしか見えておらず、やはり夜明け前ともいうべき状況だったと思い起こしています。

2018年11月18日日曜日

お米で返品

 今日米が切れたので近くのシティスーパーに行ったところ、5㎏のコシヒカリが128元といい値段で売っていたので買ったところ、レシートには218元と表示されていました。支払いの際にも金額がなんかおかしいと思っていたのでそのレシートを持ってもう一回売り場へ行ったところ、やはり表示価格は128元と書かれており、店員を呼んでどないなっとんねんと文句言ったら、「これはこの前までやってたセール時の価格だ。218元で正しい」と言って、128元と表示されていたタグをその場で抜き取ってしまいました

 間違った価格を見て買ってしまったので返品したいと願い出たところ、売り場の店員はレジに行けとしか言わないのでレジに行って会計を済ませた店員に事情を話したところ、「ちょっと待って」と近くの別の店員に相談しました。その相談された店員は確認のためか一旦売り場へ行くとしばらくして戻ってくるや、「こっちなら88元だけどこちらと交換しないか?」と、何故か2kgのコシヒカリの袋を持ってきました。「いやそれ数量違うじゃないか」と突っ込んだ上で改めて返品返金を申し出ると、「代金は明日返す」というまた想定外の答えが返ってきたので改めて何故かと問うと、「財務とかの手続きがあるからだ」と言われました。もうその場でレジの一台でも蹴飛ばしてやりたかったですが、そこはぐっとこらえて了承した上で帰りました。

 なおその後、別の新鮮館というスーパーで同じコシヒカリ5㎏を198元で購入して帰りました。さっき炊いてカレー食べたけど、ぶっちゃけおいしかったです。

 何が何でも128元で売れというつもりは初めからなかったものの、一連の交渉の中で一度も「すいません」という一言もなく終始横柄な態度と2kgの袋持ってくるなどの斜め上の対応されて非常に腹が立ちました。返金に関しても何もそこまで変な取引ではないというのにわざわざ翌日に延ばされるのも納得いかず、そこそこの規模を持つシティスーパー(香港系)だというのにこんな塩な対応されるとは思いませんでした。家の近くにありますが、もう二度と行くつもりはないし他の系列スーパーにも行く気しません。

2018年11月17日土曜日

消費税10%の軽減税率について

 来年に10%への引き上げが予定されている消費税ですが、この引き上げとともに一部の食料品への課税率は現状の8%を維持するという軽減税率制度も導入される予定です。結論から言うと私は引き上げには賛成で軽減税率には反対という立場で、この件に関する世間の報道も生ぬるいとみています。

 そもそもなぜ軽減税率が導入されるのかというと、食料品などは生きてく上で必須であるため所得の低い層がそうした面で困らないためとされています。しかし8%と10%との差はわずか2ポイントしかなく、はっきり言うがこの程度の差だったら同じく現代社会で必携ともいうべき携帯電話料金を引き下げた方が低所得層にとっても実入りは大きいと断言できます。
 一方、この2段階の消費税率は処理場で多大な手間を要求されます。先日勉強がてら読んでみた日本の税制度解説本で、日本の税制度で最も優れているのは消費税が一律課税である点だと指摘しており、税率がこれまで8%で一律であったことから処理方法はどの事業所でも共通しており、社会における認知も非常に浸透していたと書かれていました。逆を言えば、社会認知が非常に高いこともあって消費税は日本で最も課税されている感(≒嫌悪感)の強い税金となっているのですが。

 こちらも断言しますが、恐らくこの2段階の税率を用いることによる事務処理コストは増税収入を大きく浸食し、不正に適用する事例なども出てくるでしょう。一律10%にするのに対し、事務処理コストは下手すりゃ数百億円単位で差が出る気がします。

 なのに何故軽減税率を導入するのかと言ったら、恐らくは公明党の差し金でしょう。内容といいやり方といい、これまで公明党の主導でやらかしてきた地域振興券やポイント制度と酷似しており、低所得者層への配慮とは名ばかりで自分の支持層への成果アピールとして無理やりねじ込んだものと思われます。しかし上記の多大な事務処理コストは社会が負担することとなり、回り回って納税者が負担することとなります。そのように考えると余計な手間を作ることは国全体でマイナスであり、ほんの2%の差であれば無視して一律10%にすることのほうが長い目で見ればお得です。

 何もこの軽減税率に限らずとも、今審議されている入管法なども合わせて、一体誰がこんな杜撰な法案を出してきたのか、そこら辺があまり報じられないのが最近不思議です。やはり法案を推すというにはそれなりの責任が伴うわけで、前提となるデータ自体が間違っているのに法案を起草した官僚政治家の責任者はきちんと名乗り出て、自分が無能であることを世に晒すべきでしょう。こういう過程がないから政治家の選別淘汰が起こらないわけで、その辺の背景を報じない政治記者についてもいろいろと不満を覚えます。

2018年11月15日木曜日

堕ちた天才

 日本最高の軍指揮官となればほぼ上杉謙信が不動の地位を占めますが、世界レベルとなるとハンニバル、アレクサンダー大王、エドワード黒太子、孫子、韓信などいくつか私も挙げられますが、おそらくもっともこの評価を受けているのはナポレオンだと思います。ただこの場合は彼の若年期にのみ適用されるというか、後年のナポレオンに関しては同時代においてナポレオンを破ったウェリントンに劣るでしょう。それほどまでにナポレオンの軍事的才能は前半期と後半期で落差があります。

 ちょうど、現在連載が続けられている長谷川哲也氏の漫画「ナポレオン 覇道進撃」では彼自身、というより世界戦史史上でもこの上ない敗北とまで言われるロシア遠征、それも撤退期に入っています。このロシア遠征でナポレオンはかつてなら考えられないくらいの判断ミスを繰り返しており、それこそ初期のイタリア遠征の頃と見比べると本当に同一人物かと思うくらいの落差を覚えます。
 現実にこの頃のナポレオンは確実にピークを過ぎており、本人も薄々それを勘づいていながらも認めたくない一心なのか、部下の進言を敢えて無視して真逆の決断を下してしまっている面が見られます。三国志の曹操においてもそうした面が見られ、かえって実績を残した指揮官はそのメンツを守ろうとするために「智者はかえって智に溺れる」決断を取ってしまいがちです。

 ナポレオンのロシア遠征におけるミスで最も甚大なものは、私から見てやはり決断の遅さです。特にモスクワの占領から進軍も撤退もせず無為に一ヶ月間を過ごしており、この一ヶ月の時間が後の撤退で致命的なタイムロスにつながっています。
 逆にと言っては何ですが、若年期のナポレオンはほんの一日たりとも無為に過ごすことはなかったというか、たとえ敵がいなくても部隊を動かし続けて敵軍を翻弄し続けています。こうした戦略は現代でも生きているというか、むしろ「機先」という概念となって非常に重視されています。

 米軍戦闘機のF-16やF-18が開発されるきっかけとなったLWF計画の発案者がまさにこの機先概念を前面に打ち出したパイロットだったらしく、「戦闘機同士の空中戦においてはたとえ無駄な動きだとしても相手より早く仕掛け、相手がこちらの動きに追随、対応しなければならない状況を作るべき」という戦闘法を編み出し、実際にどんな模擬戦でも負けなしだったそうです。この概念は空中戦のみならず戦略レベルの戦争においても重要視されるようになり、現在の戦闘においてスタンダードともいえる概念となっていますが、かつてのナポレオンにはそれがありました。

 将棋などでは相手の出方に応じた動きで戦うという攻略法もありますが、やはり戦闘でもビジネスでも機先を取った方が有利である私には思えます。この機先概念を使わなくなった、というか時間を無為に消費するようになった時点でナポレオンの軍事的才能はかつてと比べ激減しており、現実にロシア遠征より後のワーテルローでも無意味なタイムロスが大きな敗北要因になっています。
 ではナポレオンは何をすればよかったのか。かつての若い頃のように機先を重要視すればよかったのかですが、私の結論としては自らのピークアウトを自覚し、軍事から手を引いて部下に任せるべきだったと考えます。これは自分に対する戒めとしてもよく言い聞かせており、自分の能力のピークアウトは自分自身がしっかり自覚して、もはや自分の能力が及ばなくなったら過去の実績とか経験などかなぐり捨ててでも引退すべきだと戒めています。

2018年11月14日水曜日

ゴミ問題への関心アップ=景気がいい?

 この前「リバイバルレズ営業」という言葉があることを知って、日本語にはまだ未知の可能性があると感じました。

 話は本題に移りますが、今日同僚とたまたまごみ問題について話題になり、中国でもこのところ分別回収をするようになって自分の住んでいる小区も生ゴミ、普通ゴミ、資源ゴミ、有害ゴミの四区分で分けるようになったということを話しました。その際、プラスチックゴミの処理が世界的に問題化してきたなどと話が発展し、この前もストローゴミを巡って一部店舗が使用を停止するなどということがニュースになったということを思い出したのですが、この時に、「もしかして、今って世界景気が絶好調なのでは?」と急に訳の分からないことを口にしました。

 前に書いた記事で私は割と日本は景気がよさそうだという見解を示しましたが、案外今は世界的に景気が絶好調名のではないかという気がします。何故かというと、ゴミ問題への関心が急に高まってきているからです。ゴミ問題と景気が何故関係するのかですが、断言してもいいですが両者の相関性は非常に高く、景気が良ければよいほどゴミ問題は過熱化します。

 理由は表向きだと好景気によって物や人が動いて消費量の増加とともにゴミの量が増え、単純にゴミそのものの存在が目につくからです。ただこれは表向きの理由で私はあまり信じていません。
 では本当は何なのかというと、景気がいいとグローバルレベルで共通する話題が乏しくなり、当たり障りのないゴミ問題というか環境問題が急浮上してくるからです。冗談の様に聞こえますがこれはマジで、国際会議とかそういうものを開くネタに困った際はゴミ問題に焦点が集まり、みんな本気にしているわけじゃないけど世界の発展のためにゴミ問題をどうにかしなきゃと口を揃えて言います。

 直近でそれが最も顕著だったのは2006~2007年で、見ればわかりますが2008年のリーマンショック直前記です。この時期は本当に世界が平和で安定していたこともあって環境問題が大きな問題となり、それを追い風としてトヨタのプリウスは一挙に世界市場を制すようになりました。しかしこの流れが止まったのは言うまでもなく2008年のリーマンショックで、これ以降は経済がやばくてみんな環境問題どころではなく、あっという間にゴミ問題とかフェードアウトしました。
 このほかだと日本では90年代初頭のバブル期の本とか読むと環境問題への言及が明らかに大きくなり、95年辺りからなんかもうどうでもよくなったのかフェードアウトしていくのが見て取れます。

 実際問題として、ごみ問題は余裕があるときじゃないとまず問題視されません。逆を言えば余裕があるほど景気がいい時期になると環境問題は取りざたされるようになり、昨今のプラスチックごみ問題への関心が高まっている背景を見ると、世界的に今は好景気にあると認識すべきかもしれません。
 そしてそれは同時に、ある意味今が一つのピークを迎えているという兆候でもあります。バブル崩壊然りリーマンショック然り、案外あと数年で世界景気は一挙に冷え込むこととなるかもしれません。まぁ日本は時期的にはっきりわかっている、野球で例えれば3球目にカットボールが来るのが予告されているようなもんなので、タイミング的にはその辺に世界も被るかもしれません。

2018年11月12日月曜日

上海の電気街リターンズ


 一昨日、自分にとってはかなり久しぶりに宝山路という上海の電気街へ行ってきました。何しに来たのかというとこの前の記事で書いたようにWIFIルーター用のアダプタから高いパルス音がするようになったので、ルーターごと買い替えるくらいならアダプタを単体で手に入らないかと思ってきてみました。
 この宝山路近くにある一角は昔から電気街で、中古ノートパソコンを取り扱う店が集まるビルもあり、電機関連の修理業者もよく集まっています。


 結論から書けば目当てのアダプタはすぐ見つかり30元で買えましたが、家に帰って繋いでみたら通電せず、近くの雑貨屋行ったら35元で同じアダプタ有ったのでそっちも買いました。こっちはきちんと通電するし、音も小さくなり満足しています。
 このほか、日本帰国時に使うかもしれないと中国仕様のコンセントを日本のコンセントに挿せるプラグ(15元)と、何故か気になったのでジャスミンティーの茶葉を100g(20元)で購入しました。あと会社のマウスも壊れてたので、30元で大き目の有線マウスを買っています。

この日は晴れてたが翌日から曇天のち雨

 割とサプライパーツが好きなので以前はよくこの宝山路を訪れていたのですが、今回ここへ来るのは2年ぶりくらいだと思います。久しぶりに来て見て思ったこととしては、以前と違ってPSPやDSなどのゲーム機を売る店がほぼ全く見なくなったことと、3枚目の写真だとそれが顕著ですが、客層が老人に偏っていると感じました。
 以前はもっと若い人も見た気がするものの、この日は巣鴨かと思うくらい周りは老人ばかりで、そのせいか売られている中古携帯電話も老人用にボタンや画面の大きいものが多かった気がします。

 ただそれもそのはずというか、昔と違って今現在、オーディオや映像製品はスマートフォンに集約されたおかげでこの手の分野では若い人はわざわざはまらないだろうし、またパソコンについてももはや自作する方がハイコストなくらいセットアップ製品が安くなっており、うちの名古屋に左遷された親父のような自作マニアというのはもはや絶滅危惧種を通り越して絶滅種でしょう。
 ちょうど私が高校生くらいの頃がその手の自作ブームでしたが、知ったかぶりこいた奴が自分に向かって自作にチャレンジしないのは意気地がないとか抜かしてましたが、自作にかまけず当時から文章技術を磨いていた私は今現在この技術で飯を食べています。あの知ったかぶりは自作で飯を食えているのならまぁ立派なものでしょうが。

 ガチな話をすると中学生くらいの頃はほぼ毎日2時間は文章を手書きで書いていました。原稿用紙1000枚分くらいまではセンスとか技術以前に、単純に書いた分だけうまくなるとこの経験から思います。