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2018年10月20日土曜日

実感した景気の良さ

 前回記事からちょこちょこ書いていますが先週は日本に単独で潜入して、以前に一向一揆をネタにしたことから蓮如が北陸布教の拠点とした福井県あわら市にある吉崎御坊とかを見てきました。行ってみて初めて知ったのですが、この吉崎御坊も東西本願寺の分裂に伴い同じ敷地内で東本願寺派、西本願寺派で領土というか所属が区切られ、僧房とかも分けられていました。案内の人が詳しく説明してくれたこともあり、なかなかに有意義な訪問となりました。

 この吉崎御坊について延々と語ってもいいのですが、折角なので今回日本を見てきて感じたことをいくらか述べると、一番感じたこととしては単純に景気がいいなってことでした。その波の大きさで言えば、高額な品にほどポップが付けられていた2016年ほどではありませんが、街中全体やレジで購入されていく品々、あと飲食店の混雑具合や店員の表情などを見ている限りでは比較的お金が回ってきている印象がありました。普段を景気の良い中国を見ている自分からしても現在の日本の空気感としては景気がいいように感じられ、悲壮感なんてものはほとんど感じることはありませんでした。

 ただ現状はある意味、崩壊前の最後の輝きと言い切ってしまってもいいかもしれません。それほどまでに日本の将来は暗く、早ければ来年度から深刻な不景気に陥ることがはっきりしています。
 来年あたりから地価、不動産価格の下落が始まり、もはや家電をまともに作っているのはパナソニックだけですが、家電メーカーと量販店から苦しみ始め、徐々に他の業界にも波及していくことでしょう。東京だけは予算以上のオリンピックマネーが投入されてマシな環境を保つでしょうが、地方はその分、税金も増やされてより負担は高まるでしょう。

 小売業界に関してのみ、中国人観光客の流入が続けば比較的好調を保つでしょうが、それでも現状維持が精いっぱいでしょう。この辺に関しては次の水曜日にJBpressで出す記事にて少し示唆しています。

 以上のように将来の景気悪化はほぼ確実と見ているだけに、現在の日本の景気の良さは目につきました。例えるならリーマンショック前の2007年辺りを見ているような感じで、今思い出してもあの時代は大きなイノベーションが起こる直前であったこともありますが、不気味な時期であったなと改めて覚えます。1995年くらいもそんな感じでしたが、なんとなく麻薬を嗅ぐような、根拠はないけどなんとなくいい感じに日々が過ぎていく感覚がありました。
 逆を言えば今後の不況期にまた日本でも大きなイノベーションが起こるかもしれません。目下、フィンテックばかり注目されがちですがEVシフトやハイスピードトレイン、あと空飛ぶ車とか色々出ていますが、案外この辺は実用化されたら一気に広まるかもしれません。

 なお空飛ぶ車については個人的に、なんで絨毯から作らないのか疑問に感じています。空飛ぶ絨毯と言ったらドラクエにも出てくる便利なアイテムですが、ドラクエ6では「空飛ぶベッド」という中途半端な乗り物が出てきてストレス溜まりましたが、今思うと「空飛ぶ棺桶」とかだったらもっと楽しめたかと思います。ドラクエと言ったら棺桶なのに、何故出さなかったのだろう(´・ω・`)

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ) さんのコメント...

やはり絨毯の本場は中東なので、空飛ぶ絨毯は中東で先に開発されるのだろうと思います。
個人的にはバリアシステムか、緊急避難システムを搭載した絨毯を開発するべきです。
なぜなら、緊急時に大使館や総領事館から逃げる事ができるからです。

花園祐 さんのコメント...

 ガチで中東の領事館は安全じゃないから必須の機能ですね。自分もこれから赴く際には事前にヨガテレポートをマスターしておくことにします。