ページ

2020年7月30日木曜日

殺害予告者に対するある抑止方法

朝青龍が殺害予告を受けた時の反応www(クズ速報)

 十年以上も前のニュースが何故か昨日取り上げられてましたが、2009年に朝青龍がネットで殺害予告された際、「俺が殺してやる!」と言い放ったという事実は確かに10年以上たっても面白い発言です。ただこんなぶっ飛んだ発言は朝青龍だから出来ることであって、普通の人は殺害予告なんてされたら楽しくないだろうし、普通に怖いと感じるはずでしょう。

 先日も殺害予告されたある芸能人が被害届を出して無事に犯人が捕まったというニュースが出ていましたが、いつの時代もこの手のおかしな行為をする人間は絶えず、また執拗に何度も繰り返されるといくら悪戯だとわかっていても精神的に参ってくるでしょう。それだけに最近は警察もこの手の殺害予告に対して動いてくれているようで、前述の逮捕にまでつながったのだと思います。

 しかしいくら逮捕されると言ってもそれはごく一部の話であって、実際には殺害予告がされていても被害届を出せないまま不安に感じている人は少なくないでしょう。ではこうした殺害予告をどうやって減らしていけばいいのかですが、先の朝青龍のエピソードを見てふと、「殺害予告された人は予告した人を正当防衛として殺してもいい」という風なルール作ったら結構減るんじゃないかとまた妙なことを思いつきました。

 成立条件としては、

1、ネットや書籍など誰もが閲覧可能な媒体で特定人物の殺害予告を行っている
2、警告を出されても殺害予告を取り消さない、または繰り返す
3、警察に出頭していない

 この三条件を満たした場合、殺害予告を受けた人間とその支援・協力者に限り、殺害予告をした人間を正当防衛として殺害しても罪に問わない的なルールがあったら、無駄な殺害予告というのは大分減るんじゃないかと思います。
 もっとも実際にこんなルール出したら、ルールを逆手にとって自らの殺害予告を脅迫的に行わせた上で殺害を行おうとする人間が出てくるだろうから、実際に運用することはできないでしょう。とはいえ、殺害予告に対しては問答無用でプロバイダーなどは予告対象者の要求に従い、発信者情報の開示をしなければならない的なルールくらいはあった方がいいと思います。常々言っていますが、こうした脅迫なり嫌がらせの最大の抑止はその行為に対する明確な報いであると思え、法の刑罰だけに頼るのではなくもっとバリエーションがあった方がいいというのが持論です。

2020年7月29日水曜日

ピンハネ屋が闊歩する社会

 先月くらいの記事でちょっと古いのですが、私と同じくJBpressで記事を出している伊東乾氏が東大の学生らを相手に、「本気でものづくりしたいなら大きい会社行ったら無理だよ」的な話をしたことをまとめた記事が興味深く、やけに印象に残りました。
 伊東氏の言わんとすることを自分が理解した範囲で述べると、現在ロケットからマスクに至るまで、国から民間へと降りる発注はもれなくすべて大企業が一次受注先となり、実際に業務を執行するのはそこから転注される二次、三次受注先ということだそうです。ということ、と言いながらもこれらは周知の事実であり、IT業界なんかNTTデータなどを頂点とするピラミッド構造がはっきりしていて、いわゆる大手であればあるほど「口利き屋」的な性格が強まっていきます。

 そのため電通などのような大手に入った場合、まずもって現場の仕事には携わらず、実質的に転注先を選んで配分することがメインジョブとなり、これがメーカーだったりすると自分の作りたいものなど創意工夫ある業務はできないと伊東氏は説明したそうです。ではそうした創意工夫を生かすためには二次、三次の下請け先に行けばいいかってことになるのですが、そうした場合、口利き屋ほどの収入は得られなくなり、消費的な安定を失う的なことが書かれていました。あくまで私の理解で。

 こうした事実は私自身も実際その通りだと思います。伊東氏自身は一時受注先となる口利き屋の存在自体は資本力や信用の観点から否定していませんでしたが、その一方で彼ら口利き屋、というかピンハネ屋が社会で最も力が大きく、尚且つ受注額の大半をごっそり持って行くという構造自体を皮肉って、中抜きする人間が最も力を持つのが今の日本社会みたいに書かれていました。この伊東氏の見方に私も同感で、何故か知らないけどピンハネしている奴が一番偉そうになっているし、しかもピンハネ行為について何も悪びれないというか、恥ずかしげもなく自分らが大きな仕事としているかのように振舞うようになってきたと感じます。

 それこそ例のアベノマスクの件で不透明な随意発注の仕方や業務実態の見えない企業が報じられながらも、政治家や官僚を含めた当事者らが「だから何?」的な素振りで再びまたマスクを配布しようとするのは、正気の沙汰とは思えません。なんだかこれだと、三井物産社員ですら捕まって自白させられたムネオハウス事件とはなんだったのかとか思えてきます。

 改めて述べると、ピンハネ行為自体は私自身も否定しませんが、全く手を動かさないピンハネ屋が堂々と闊歩し続ける世の中は果たしてどんなものだろうかという疑問があります。電通もまだ昔は黒子に徹する様子がありましたが、最近は堂々と中抜き行為を大っぴらにやっておきながら悪びれることもなく、そして社会もそれを自然と許容するようになってきており、いろいろと不安を感じる様相に見えます。

2020年7月26日日曜日

スポーツ業界の好景気

 昨日の記事で自転車フレーム曲がったとか書きましたが、今朝自転車屋に持って行ってみてもらったら前輪車軸の留め金外して、調整して付け直したらまた前輪がまっすぐに戻りました。何一人であんな大騒ぎしてたんだろうと結構反省しています。

 話は本題ですが、自転車を買い替えずに済んで浮いたお金でというわけじゃないですが、既にボロボロとなったスニーカーを買い換えるためそのまま上海南駅地下にあるアウトレットモールまで行きました。そこに行ったのはミズノのアウトレット店があるからです。
 特にミズノを贔屓にしているというわけじゃないのですが、これまでいくつかのブランドの靴を試した後、二年くらい前に友人の勧めでミズノの靴を履いたら以外にフィットしたのに軽い衝撃を受けました。何が大きいかというと靴の先端部分が広めの幅となっている点で、偏平足が多い日本人の足にはやはり日本の靴が一番合っているんだなとその時自覚してから、中国で靴買うときはミズノの靴を選ぶようにしています。



 それで今回訪れた先でやたらハイテンションなおばちゃん二人組にこちらの要望を伝えたところ、私の足のサイズは25.0なのですが、アウトレット店らしく表示は26.0ながら実際にはサイズがそれよりも小さいという靴が薦められ、実際にはいてみたら確かにフィットしたので、そのままその靴を通常価格1000元(約15,000円)のところを430元(6,450円)で購入しました。
 デザインは黒一色で可もなく不可もなくでしたが、前も同じような配色だったので他にはないのかなと最初探したのですが、いいなと思ったデザインの靴はサイズがなかったりして、店に置いてある商品自体がやけに少なかったです。そのため消去法的にこの靴となりましたが、おばちゃん曰く「あんたが今はいてるのより絶対質は上」とのことだけに、履いて歩いた感じとしては確かに悪くなく満足しています。

 会計時、なんとなくおばちゃんに「最近客どう?多い?少ない?」と尋ねてみたのですが、「多いわよ。比較的好調ね」と、作ったような返事ではなく何気ない口調ですぐに返事が返ってきました。なんでこんなこと聞いたのかというとコロナの影響で小売店はどんな感じなのかなという興味からでしたが、おばちゃんの態度から見ると本当に客入りは悪くなさそうでした。
 また先ほど述べた通り、アウトレット店とはいえ店舗に置いてある商品種類がこの日はやけに少ないように感じました。アウトレットなのだから在庫は仕損量に左右されるとはいえ明らかに以前来た時よりも少なく、先ほどのおばちゃんの反応といい実際に客が多く来ていて商品が枯渇しているのではと思う節がありました。

 こうした傾向は何もミズノに限らず、いま中国全体でスポーツ関連の小売が好調です。筆頭はスポーツジムですが、それ以外にも自粛期間中の運動不足を取り戻すためにランニングが流行っており、シューズなどの販売が好調と聞きます。あんまそうした報道は目にしませんが、日本でもスポーツ業界は割と今好調なのではないかという気がします。やたらニンテンドー・スイッチが売り切れというニュースばかり見ますが。

2020年7月25日土曜日

無怪我で済んだ交通事故

 先ほどニトリで壁に就ける吸盤フックを購入後、自転車で帰宅していたらガチな交通事故に遭いました。状況は、自分が自転車レーンを直進していたら自分から見て右手にある建物エリア入口に入ろうとした車が正面から左折してきて、そのまま直進していた自分に気づかずぶつかってきました。
 車が近寄ってくるのに一切減速しなかったため、自分の方で自転車の速度をすぐ落としたのが功を奏して、車は自転車前輪にぶつかったものの自分の足などには直接ぶつからずに済みました。衝突後、ドライバーは車からは下りずに窓を開けて、自分の姿を見落としていたといって謝罪した上で、どこか悪くしてないかと尋ねてきました。

 前述の通り体は直接衝突しておらず、自転車の前輪にぶつかりましたがその箇所もぱっと見塗装とかも剥がれておらず問題なさそうなので特に問題ないと私が答えたところ、改めて不注意を謝罪され、お互い何もせずこれで別れることとしました。なお別れ際、「ミラーがぶつかった衝撃で畳まれちゃったから戻して」と言われ、仕方ないので戻してあげました。

 その後しばらく自転車で走っていたところ、前輪の回転がやや歪になっていることに気が付きました。恐らくぶつかった衝撃でスポークが曲がったのだろうと思って自転車屋に行ってまっすぐに調整してもらったところ、改めてみたら前輪のタイヤがフレームの中心線からやや右にずれていました。恐らく車が前輪にぶつかった際、フレーム自体が目視ではわからないもののやや歪んだのでしょう。
 後から気づいたため、連絡先も取っていなかったのでどうしようもないですが、さすがにこれくらいの賠償額として数百元くらいはもらっていた方が良かったかもしれません。とはいえ、今の自転車は4年半も乗り続けているもので、乗り換え時と言えば乗り換え時なのですが。

 明日にもまたGIANTのお店に行って、無理だと思うけどフレームの歪み直せるかを尋ねた上で、駄目ならもうこの際自転車を買い換えようと思います。ガチな話でこういう自動車への衝突事故は今回が初めてですが、被害が自転車だけで済んで身体には全く及ばなかったことは非常な幸運だと本気で思います。真面目にこのところは強運が付いて回っているおり、自転車は恐らく買い替えが必要になるとはいえ、前向きにこうして考えられるだけ精神的にも落ち着いているなと考えています。

2020年7月22日水曜日

コロナ議論の中心

ハイオク虚偽宣伝 消費者庁がコスモ石油を調査 景品表示法違反の疑い(毎日新聞)

 日本でどこまで注目されているかわかりませんが、普段馬鹿にしているけど毎日新聞の上記ハイオクガソリンの虚偽表示問題報道は実に見事だと思って読んでいます。よくスクープの毎日と言われていますが、この十年くらいでこれというスクープはほとんど見られず(実際には朝日のスクープの方が圧倒的に多い)、久々の面目躍如的なニュースだなと評価しています。

 話は本題ですが、一部からも語呂が悪いと言われているGo toキャンペーンが始まってこれからまたコロナウイルスが流行することとなるでしょうが、これまでの日本のコロナに関する議論を見ていて率直に感じた疑問を述べると、「なんでみんな補償のことばっか議論して肝心の予防対策は議論しないんだろう?」と前から感じてました。

 一応話の筋としては、予防のため営業自粛→自粛分の補償をどうする?という流れではあるのですが、前の部分より後ろの部分の方が日本では議論が大きくなってしまって、実際にどのような自粛がいいのかとか、自粛以外の感染対策は実際にどれが効果的なのかという議論があまりされていなかった気がします。
 私もこのブログで何度も書いていますが、やはりこれまでの各国の流行対策を見ていると、単純に一番効果があるのは都市封鎖で、外出を極めて厳しく制限することこそがシンプル且つハイグレードでしょう。次の手段としては私が見る限りやはり感染確認アプリで、日本でも一応それらしいものが配信されているようですが、まぁあんなのじゃ機能するわけないでしょう。

 一応、本格的に流行する前の3月とかなら手洗いうがいとか近づき過ぎないことなど、こうした予防面の議論がまだされていた気がします。しかし自粛期間が長期化して来てからはもう議論は完全に補償金額はどの程度か、どこが金出すのかという話ばっかになったように見えます。
 もっともこれは、「いくら予防しても流行を抑えきれない」というあきらめムードも後押ししているでしょうが。あと夏場になって、感染しても冬場より重症化しづらくなったという背景も、この手の議論を妨げる要因になっているでしょう。

 そういう意味で本当に議論すべきは、次の秋冬にどうやって抑え込むかという点に尽きると思います。現状から考えて、コロナ流行は来年も確実に続くだろうし、東京五輪も「AKIRA」の如く来年も中止と考えるのが筋です。これらのショックをどう抑えつつ、次の展望を開くのかという議論こそが求められていると思うのですが、私の周りでこんなこと言っているのは私一人なのが寂しいです。

2020年7月20日月曜日

明清三発目だが?

流されすぎた男、呉三桂の悲しきバッドエンド(JBpress)

 というわけで今日出た明清記事三発目ですが、見事にこけました。言い訳すると今日JBpressから配信された新記事が多かったので埋もれちゃったのかなという風に勝手に自己納得させていますが、それはそれで自分の実力不足が招いた事態でもあります。一回目と二回目が意外と好評だっただけに三回目もそこそこ期待してましたが、やはり反省点が少なくないです。

 今回目玉にした呉三桂ですが、個人的にはかなり魅力的な歴史人物ではあるものの、確かに日本だと知名度が薄く主役にするにはちょっと厳しかったかもしれません。また一回目と二回目は概略史的な説明で不安でしたが、逆を言えば概略史的であったからこそ意外と読まれていたのかもしれず、この辺も今後の反省として検討していく必要があるでしょう。
 にしても「反省として検討していく必要がある」って表現、無駄に長ったらしくていかにもお役所っぽい。

 記事内容に関しては書かれている通りで深く説明するところはなく、個人的には割と贔屓にしている康熙帝を持ち上げるように書いたところはあります。いわゆる康熙、雍正、乾隆の清の名君三代の時代は非常に安定した時代で、その一発目として出てきて清の支配を確立させた皇帝なだけに、もう少し日本でも知名度を持ってもらいたいという気持ちがありました。

 それにしても今回は有終の美と行かず、また放送していますが倍返ししてみたいものです。っていうかまた次の週末に次の記事書かないといけないのがかなり億劫で、真面目に二週間くらい何もせず過ごしたいです。。。

2020年7月18日土曜日

日本と中国で異なるキーボード配置

 どうでもいいですが見出しを打ちながら「舞-HiME」を思い出しました。いや、タイトルだけで中身全然知らないのですが。

 突然ですが今まで使っていた外付けキーボードのUSBレシーバーが突然壊れてしまいました。最初は電池切れかと思って半ギレ気味に電池とっ変えたりしましたが動かず、改めてレシーバーを上下に動かすと反応があり、しばらくは使えました。しかし改めて抜き差しを続けていると段々と反応が弱くなり、終いにゃずっと押してないと接続できなくなったので、そこでようやく諦めがつきました。
 ロジクールので、そこそこタッチ音が小気味よくて気に入っていたのですが、電子消費品なのでいつ壊れるかはわからないだけにこればっかりは仕方ないです。

 ならばとばかりに取り出したのは、確か去年日本に帰った時に買った、テンキーがなく、方向キーはついているというエレコムのスリムキーボードです。買ったはいいけど、押し込みの深さことキーストロークが従来のと違って慣れなくてすぐお蔵入りしたのですが、まさかここで再び日の目を浴びることになるとはだれも思わなかったことでしょう。

 何気に海外で暮らしていて地味に困るのが、このキーボードだったりします。というのもキーボードのキー配置は各国によって異なっており、中国だと中国仕様の配置が刻印されたキーボードしか手に入らず、日本で購入したPCの入力と微妙にずれたりします。OS上で中国仕様の配置に変えることもできますが、これまで私は自宅では日本仕様、会社では中国仕様のキーボードを使用して、それぞれ使い分けていました。

 具体的にどんな風にキー配置が違うのかというと、一番頻繁に押し間違えるのだと「(」と「)」の位置です。どちらも一つ右にずれるため、よく打ち間違えます。このほか「~」の波線は、全角/半角キーに何故かあります。
 なお地味に中国仕様のキーボードでいいのは英単語の省略形に使う「‘」の記号が、ワンタッチで出せることです。日本仕様だとみての通り「@」キーをShift付きで押さないと出てきませんが、英文書くときなんかこれが非常に面倒くさいなんので、日本もどこかで「‘」専用キーを作るべきだと思います。最有力候補は「Insert」キーでしょう、これは存在そのものが悪としか思えない極悪キーだと私は考えています。

 明日また友人と食事に出かけるのですが、会社のキーボードももう5年近く叩き続けてボロボロなため、この際だから外付けキーボードを一気に2本買いしようかなとも考えています。地味に今年に入ってからコロナの影響と休日出勤の大幅増もあって、自宅勤務する日数が異常に増えており、会社のノートPCで仕事するため自宅のキーボードも中国仕様にした方がいいのではと考え始めています。ところ変わればなんとやらというべきか。

 にしても冒頭に挙げたエレコムのキーボードですが、段々打つのに慣れてきました。たださっき打ってて気が付いたけど、自分って地味にテンキーについているEnterキーをよく押す癖があったのか、さっきから何もない空間を右手薬指でしょっちゅう叩いています。