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2018年3月8日木曜日

森友文書問題について

 友人と酒飲んでフラフラなのですぐ終わる政治記事として、今ホットな森友文書問題について見解を書きます。

 概要については説明を省きますが、何らかの回答をするとか言いながら財務省は今日、元々公開済みのコピーしか出してきませんでした。それでいて文書の書き換えはなかったとは明言せず、また朝日新聞が指摘する別の文書があることについてもダンマリしたままです。この状況、つまり朝日の指摘をこれほどまでに否定できないということは、現実に別文書は存在すると考えてほぼ間違いないでしょう。
 その上で、財務省が否定しようとしないのと、朝日新聞の報道姿勢から見て、恐らく朝日は改ざんが行われたという確実な証拠も既に握っているのではないかとも思えます。だからこそ財務省も知らぬ存ぜぬができず、もはや時間稼ぎとしか見えない無意味な引き延ばしで国会を空転させているのでしょうし、朝日側も報道の仕方には含みが感じられます。現時点でも十分なレベルですが、また大したスクープを拾ったものだと今回の朝日の報道には非常に感心します。

 今後に関してですが、もう文書の書き換えの有無はもう勝負ありだと思うので、これから議論すべきは誰が書き換えを指示し、誰がそれを実行し、誰がそれを隠蔽しようとしているのかの犯人捜しだと思います。私自身、最低でも二人くらい首を吊ってもらわないと私自身到底納得できません。
 恐らく財務省もそれが分かっているからこそ頑なに口をつぐんでいるのだと思います。内容や指示系統によっては野党が言っているように内閣総辞職もあり得るほどの問題行動なだけに、省内の人間が処分されることは免れようがありません。官僚が必死になるのは身内を庇う時だと私は考えていますが、まさに今回がその時なのでしょう。

 もう一つの議論としては、今挙げた指示系統です。果たして、この書き換えは財務省が忖度して自ら行ったのか、それとも官邸が指示して行われたのかで、後者だった場合は最悪内閣総辞職、指定でも麻生財務大臣は責任を取って辞めるべきだと私は考えます。後世の歴史にも影響を及ぼす重要な記録証拠であり、また権力の暴走抑止においても公文書の書き換えは決して許してはならず、なぁなぁで済ませては絶対にならない問題です。真面目に関わった人間は見せしめとして死刑にかけても惜しくないと思える行為でなだけに、相応の人物が責任を取るべきでしょう。

 最後にこれは邪推ですが、仮に財務省が忖度して自ら書き換えを行ったとすると、何故忖度を行ったのかを考える必要があります。結論から言えば、それほどまでに安倍昭恵夫人がこの森友問題にコミットしていたと思わせられる状況であり、案外韓国の朴槿恵前大統領の事件を笑えない内容だったのかもしれません。
 それだけに、普段から朝日を公然と批判する安倍首相に、公権力の暴走抑止の観点から見て今回の朝日の報道についてどう思うか聞いてみたいものです。野党もそういうこと聞いてくれれば頼もしいし、「読売新聞熟読してもわからないんだけど」などと皮肉の一つでも言ってほしいものです。

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