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2018年12月9日日曜日

今年の冬は唐突だった上海


 上記写真は昨日の上海市内の景色です。
 日本も昨日から急激に気温が落ちて北日本各地で大雪が観測されているようですが、上海市も大体似たようなもんで、先週までずっと雨で湿気が高く蒸し暑いくらいだったのに、一瞬で冬に変わりました。

 そんな上海で自分は何していたのかというと、雪が吹雪く中で自転車に乗ってました。何故そんなことをしたのかというと2019年シーズン版冬装備を試したかったからです。
 これまでは割と、ジージャンに手袋という変身前の仮面ライダーみたいな恰好で自転車に乗ることが多かったのですが、今年十月に日本帰った際にイトーヨーカドーで「これは……(゚Д゚)」と思うウィンドブレイカーが売られているのを見つけました。具体的には、中に錦や羽毛が一切入っておらず化学繊維生地のみのレインコートっぽい上着ですが、フードもついておらず、自転車に乗る際には風をまとわないような構造だったのが一目で気に入り、確か3500円くらいでその場で購入しました。

 このウィンドブレイカー+手袋で真冬を走ったらどうなるのか、と考えたのと、雪が降っているのだからやたらテンション上がって盗んではいない自分のチャリで走り出したわけです。その結果はというと、めちゃくちゃ寒かったですがウィンドブレーカーの効果は絶大で、一切風を通さない上に無駄にはためかないず、着ている上半身は全く寒くならなかったので最高に具合が良かったです。
 一方、手袋に関してはグリップ力を重視して長年ホームセンターで購入する作業用手袋を愛用してきましたが、今回雪の天気とあって漕いでるそばから手袋が濡れていき、しまいにゃ指先がかじかんでグリップ力以前な状態になりました。仕方ないので雪の中を手放し運転して両手を脇の中に入れて温めるというわけのわからない乗り方までする羽目となりました。

 やはりグリップがいいとはいえ水が染み込む、しかも通気性を持ち風を通す手袋だと秋口はいいものの真冬は辛いと実感したため、一夜明けた今日は新たな手袋を探しにあちこち回りました。
 狙いとしては耐水性、防風性に着目して皮手袋がいいなと思って最初カルフールを見て回りましたが、あんま品ぞろえは良くなく、女性ものばかりだったので何も買わずに去りました。
 次にユニクロに行ったところ、急に冷え込んだものだからお客も多かったですが、なんか手袋を置いてあるコーナーはやけに隅っこの狭いところにあってなかなか気づけませんでした。

 ただ、そこに置いてあった今シーズンの手袋は皮手袋はなかったものの、まさに狙い通りの防風性に特化した化学繊維製の手袋で、デザインもシンプルで悪くなくタッチパネルにも対応していたので 99元(1700円)だったもののその場でハンマープライスして買ってきました。次回以降から使っていくつもりです。

 最後に余談ですが昨日にJBpressの鶴岡編集長が上海にきて一緒に食事しましたが、その際の会話で、「中国のユニクロの値段って日本より高くないですか?」という質問が来ました。寒いので何か買おうかと思って寄ったそうですが、実際に中国のユニクロの値段は、製品はほぼすべて中国で作っているにもかかわらず、何故か日本の1.5~2倍したりします。結局買わなかったそうで値段について説明したところ、「よかった、日本で買お」とほっとしてました。

外国人労働者の門戸開放に対する意見

外国人労働者の受け入れは日本人労働者を不幸にする(BLOGOS)

 上記の記事は久留米大の塚崎公義氏のちょっと前の記事ですが、今話題の入管法とそれに伴う外国人労働者の門戸開放について自分の言いたい意見をきれいにまとめているので引用しました。
 この塚崎氏の記事に敢えて付け加えると、今回の外国人労働者の門戸開放によって誰が得するかと言えば、大企業とか中小企業以前の話ではないかというのが今回の主題です。

 塚崎氏の言う通り、ただ単にコストの安い外国人労働者を日本が受け入れ増やすことによって、人手不足への対策として現在動きつつある効率化改善の流れが断たれるというのは全面的に同意です。その上で、同じ外国人労働者を雇うという前提であっても、問題のある企業が栄え、法令順守に熱心な企業ほど苦しくなり、社会はいい方向に進まない気がします。
 何故かというと、きちんと法令に則って外国人労働者を雇うとの、そうでないのとではコストが変わるからです。保険や福利厚生など、従業員に優しい企業ほどこの方面のコストがかかり、逆に義務付けられている保険や安全対策を怠る企業ほど安いコストで雇え、価格競争力が増します。それによって同じ国内における競争に限れば、法令を無視して低い賃金、悪い福利、法令義務を無視した行動をとる企業ほど外国人受け入れによってますます栄えるという未来が予想されます。大企業とか中小企業とか言うのは議論以前でしょう。

 では外国人を受け入れるべきではないのか?長くこのブログを見ている人ならわかると思いますが私は移民賛成派であり、外国人労働者の導入については積極的な立場をとります。この時点で私の言ってることが逆だと感じた人はもうこの後の私の文章を読む資格もなければ想像力もないと思うので、読まなくてもらって結構です。

 この議論で問題なのは、外国人労働者を現在の技能実習生の問題同様、劣悪且つ不法な環境で働かせる事業者と企業の存在です。簡単に言えばこうした事業者を排除することが肝心であり、具体的には外国人労働者を雇用するに当たり制限をきちんと設けるべきではないかというのが私の意見です。
 具体的には過去に法令違反がないか、既存従業員へのパワハラや差別はないか、雇用する外国人労働者への保険や賃金待遇を雇用前にきちんと示しその通りに実行しているかなどの条件を設け、これら条件をきちんと満たしている企業のみが雇えるというような、そうした制度設計が必要だと思いますが、なんとなくここ見ているとその外国人は雇っていい外国人かどうかの確認ばかり重視されている気がします。日本人雇用ですらブラック企業がいつまでものさばっている社会なだけに、期待するだけ無駄でしょうが。

 結論を言うと、この入管法によって問題のある企業がますます栄え、真面目な企業がますます苦境に追い込まれる結果となるのではという気がしてなりません。日本人だけを雇うことが正しいのではなく、まともな企業が外国人をきちんと雇うことが私の中で正しい選択ですが、恐らくその通りにはならないでしょう。それこそさっきのように雇用するに当たる企業側の条件を設けるだけで大分よくなると思うのですが、少なくともそうした議論はついぞ見ることはありませんでした。
 ただ、もしかしたらこの懸念は杞憂に終わるのかもなという予測もしています。

ガイジン頼みもほどほどに(笑う蜘蛛の糸)

 この外国人雇用について、潮風太子さんが過去の事例についてリアルな体験談として語ってくれています。こちらの例ではどんだけ厳しい労働環境でも、かつてバングラデシュ人は懸命に日本で働いていてくれたことが書かれてありますが、果たして今後はどうなのかという懸念が私にあります。
 具体的に言うとそれは賃金で、仮に日本より多く外国人を受け入れ、多く賃金を払う国が現れた場合、日本に外国人が来るのかという点です。既に別の報道記事で見ましたが、南米での日本の労働者募集はその雇用条件からして総スカンを受けているそうで、募集をかけたところでかつてと比べて豊かさを失った日本に外国人は来なかったりするかもしれません。募集をかけたらすぐやってくると当たり前のように思って議論していいのか、この辺も議論の価値があるかもしれません。

2018年12月6日木曜日

カナダで逮捕されたファーウェイCFOについて

 日本のメディアでもすでに大きく報じられているので今更説明するまでもありませんが、中国のエレキ大手である華為技術(ファーウェイ)のCFOである孟晩舟女史がカナダで逮捕されました。容疑は米国のイランに対する経済制裁に違反して物品を卸したためと報じられていますが、矛盾を挙げたら切りがないけど一応まとめると以下の通りです。

・何故カナダは米国に変わって逮捕行為を実行したのか
・経営者とはいえどうして法人ではなく個人を拘束したのか
・制裁違反をしたと非難する対象がどうして国(中国)ではなく企業(ファーウェイ)なのか
・どうしてイランに制裁をかけるのか

 これ以外にもいろいろありますがやはりこれは別件逮捕であり、昨日私も述べた米中貿易摩擦が原因とみて間違いないでしょう。そういう意味では孟CFOは運悪くターゲットになってしまったと言え、この点に関しては素直に同情します。
 一部で今回の逮捕は端末への仕込みで個人情報等を盗み取っているファーウェイだからだと揶揄する声もありますが、情報遅漏等が原因でないことは明らかであり、私的にはどうせならもっと面白いこと口にしろよと言いたくなる意見です。むしろその説で行ったら、大々的に個人情報を盗み取って売却していることが明らかなFacebookとかの方が私は非難されるべきだと思います。ちなみいにFacebookはハッキングによって個人情報を大量に流出していることもほぼ明らかですが、それに対する補償もしていないだけにクソムカつきます。

 話は戻りますが今回の孟CFO逮捕に対する中国側の反応ですが、やはり大きな衝撃として受け取られており大きく報じられています。報道内容としては日本の報道内容以上のものはなく、基本はカナダ側の発表と米国が裏で糸引いているとの推測、あと中国政府が現在カナダ側に逮捕理由に確認するとともに保釈請求を出しているというくらいです。
 個人的に興味を持ったのは、事件内容以前に孟CFOという人物でした。自分はこれまでこの人についてあまり知らなかったのですが、日本でも報じられているようにファーウェイの創業者兼総裁である任正非氏の娘です。

 ここで「なんかおかしくね?」と気が付かれたらプロファイリング検定4級くらいは合格するかと思いますが、見ての通り任総裁と孟CFO、親子なのに苗字が違います。中国は夫婦は別姓のまま過ごし、子供に関しては父親の名字を受け継ぐのが一般的なのですが、何故か孟CFOは父方ではなく母方の姓を名乗っているようです。この件に関しては中国でもいろいろうわさが出ており、任総裁は孟CFOではなく、入婿に家督を相続させるつもりで敢えて娘に自分の姓を名乗らせていないのではなどと言われています。
 このほか任CFOには、あくまでネット上と一部報道のうわさによるものですが、なんでもこれまで四度の結婚履歴があると言われています。少なくとも一回の離婚歴があることは暗に本人も認めており、その相手は現在のファーウェイ幹部らしく、分かれた旦那について任CFOは「あいつは通信業向きの人間じゃなかった」とよくわからない評論をしています。っていうか通信業が向いている人間ってどんなだよ。

2018年12月5日水曜日

米中貿易摩擦の影響について

 最近経済方面で記事書いてなくてなんか無償に書きたくなったので、周りに解説することの多い米中貿易摩擦の影響について少し述べます。

 米国側の仕掛けから始まった米中の関税引き上げ合戦ですが、結論から言うと現状、中国側では目立った影響は出ていません。それどころか十月の中国の貿易統計ではむしろ以前より輸出が増加するという結果が出ました。一体何故こうなったのかというと、関税引き上げの影響は遅れてやってくるからです。
 基本的に貿易取引はよっぽどスポットの取引じゃない限りは数ヶ月前から手配が進んでおり、関税が引き上げられたからすぐ翌月から取引量を減らすなんてことはできません。むしろ現場では今後さらに関税が引き上げられるとの観測から、今のうちに取引できるものは取引しておこうというストック意識が働き、中国の輸出量は増加したと言われています。

 では今後もこうした動きが続くのかと言えば、はっきり言って未知数で予測を出す方がむしろおかしいです。理由としては変動要因が読めないためで、具体的には今後さらに関税が多品目で引き上げられるのか、それとも和解が実現して関税が元に戻されるのかも予断を許さず、またこの貿易摩擦によって産業転換も起こりうる可能性もあります。どちらにしろ、外部の知り合いらの意見をまとめると「影響が出るのは来年以降」とのことで、今年いっぱいは米中同士の非難合戦が続き、物事が動くのは確かに来年以降でしょう。

 個人的な意見を言えば、今回の米中貿易摩擦は中国側の方が不利であることは否めないものの、長期的には米国にとってあまり良くない一手ではないかと見ています。何故かというとこれまで中国はCPUをはじめとする半導体は米国からの輸入に依存していましたが、これ以前からも自主調達を図ってきてはいたものの、今回の関税引き上げによってよりその意識や動きが高まるのではないかと見ています。

 古い話を挙げれば日本は第一次世界大戦でドイツに宣戦布告したことでドイツからの医薬品輸入が途絶え、医薬品の自主生産の動きが広がり主だった製薬会社はこの時期に設立されています。同様に二次大戦でも、米国からフィルムの調達ができなくなったことから国策で作られたのが富士フイルムの前身です。
 また直近の例では、2010年に中国がレアアースの対日本禁輸措置を取ったことにより日本でレアアースを使わない素材や製品開発が一挙に広まり、レアアースの消費量は激減しました。一説によれば同一製品量に対しレアアースの使用量は半分以下にまで落ち込んだとされ、その後禁輸措置は解除されたものの中国のレアアース業者並びに日本のレアアース商社は揃って業績が落ち込み、廃業した例もあると聞きます。中国に至っては、年間輸出量の上限を定めたにもかかわらず、毎年その量に遠く及ばない状態が続いており、この件に関しては中国側も失敗だったとみる声が大きいです。

 上記のレアアースの事例のように、貿易対抗策は短期的には相手を苦しめたとしても、長期的には相手国の自立を促す結果につながりやすいです。それならむしろ安くでガンガン輸出し続ければその産業の相手国における成長を阻害させることになり(要するにダンピングだが)、こうした戦術も貿易戦争においては頭に入れておく必要があります。
 それだけに今回の米中貿易摩擦が中国の自立を促すことになるのか、私の注目点としてはやはりこの点にあります。

2018年12月3日月曜日

時間があると小説は書けない

なぜ勝谷誠彦は取り憑かれたように酒を求めたのか(JBpress)

 自分の記事ではないですがJBpressで少し気になり記述があったので紹介します。それにしても最近のJBpressはいろんな方面に飛ばしてて自分の記事アクセス順位が伸びず困ってしまいます('ω')ノ

 さて記事は先日逝去された勝谷誠彦の生前について書かれたもので一読に値する面白さを保証します。この記事の中で私が気になったのは以下の箇所です。

「本当は小説家になりたかった勝谷誠彦は、『天国のいちばん底』を未完のまま休筆し、本格的に小説執筆にとりかかろうとするも、山ほどプロットメモを書きながら、書くことはなかった。~中略~だから、書くための環境を整えたことで、逆に書けなくなってしまったのだ。」

 このくだりを読んだとき、ちょっとおばさんっぽく「わかるぅー」とか思いました。というのも、書くために恵まれた環境に置かれると小説っていうものは案外書けなくなるというのが私の持論だからです。
 こういうからには実体験もあるわけですが、私は高校一年生までは水泳部にいたものの、高二からは小説に注力するために退部しました。すると不思議なことに、高二時代の執筆量は高一と比べてみるみる落ちて、ぶっちゃけほとんど書かなくなりました。時間的制約の少ない大学時代もそうで、この頃辺りから小説よりも評論のようなものを書くのが好きとなり、四回生の頃に至っては三人分の卒論を代筆するなど今にして思えば結構はっちゃけたことをしていました。

 全員が全員そうだというつもりはないですが、かえって余裕のある状況の方が小説とか書けなくなる人間は少なからずいると思います。この手のタイプとしてはむしろ背中を追われるように、時間的制約とか厳しい環境に置かれた方がリビドーが溜まるというかなんとしてでも書いてやるみたいな気持ちが盛り上がり、書けるようになる気がします。私なんかその典型で、締め切り間際に一気に書くようなことはないですが、公私ともに逆境に置かれるほど真価を発揮するタイプです。
 ひとつ例を会えると約3年前の2016年1月は新しい会社に移って仕事をし始めた段階だというのに、引っ越しを2回、やたら困難だったインターネット契約に振り回されつつ派遣マージン率の調査で560社くらい調べ上げています。今思ってもあの時のバイタリティはすごかった。

 なので上記の勝谷誠彦の話を聞いても、本格的に小説を書こうと思って環境を整えたら逆に書けなくなってしまったという状況は十分起こりうるように思え、だからこそ気分的なダメージも大きかったのではと個人的に理解しています。自分がどういうタイプなのか、自覚していなかったからこそ起こった悲劇ではないかとも見ています。

 現在私はコラム記事を連載していますが、最近は締切より約2週間早く記事を出しています。これは何故かというと書きたいと思った瞬間に書くようにしているためで、現在はたまたまそう思うネタが豊富にあるためなるべく早くガンガン書き溜めているせいです。
 なおこのコラムを書く際には必要以上に力を入れないように心がけています。理由は上記の通り、本気になればなるほど見失ってしまうところがあり、やや脱力気味に取り組んだ方が自分にとってはいい記事がリアルに書けるからです。このブログも書きたいと思った瞬間に書くようにしていますが、それがほぼ毎日続くというのが変なところです。

2018年12月2日日曜日

The 停電(ノД`)・゜・。

 本日、二時半ごろから突如停電になりました。私の部屋だけでなくアパート全体が停電だったようで、しばらくすると外で住人らが騒ぐようになりました。それなら私じゃなくても誰かが電機会社とかに連絡するだろうと思って放置し、果報は寝て待てとばかりに無駄に昼寝し始めましたが、昼寝から起きた五時半ごろになっても停電は解消されておらず、仕方ないのでパワプロで遊び始めました。

 最終的には六時半ごろになってパツンと一気に電気が復旧しましたが、さすがに六時ごろは真っ暗の中、パワプロで遊ぶPSVitaの明かりだけがまぶしかったです。何気に停電でネット回線も切れていたのが結構ダメージ大きかったです。
 どうせ電気ないのなら喫茶店か何かに行こうかなとも思いましたが、生憎上海は今日大雨で、予報によるとこれまでやたら蒸し暑かったですがこれからようやく冬らしく気温が落ちるそうです。雨の中外に出るのも嫌だったので昼寝しましたが、周り真っ暗だしいい感じに眠れました。

 ガチな話、JBpressの次々回用の原稿は午前中に仕上げていて正解でした。書く前は果たしてどうなるかと思っていましたが、書きだしたらあっさり文字数埋まって、多分その気になったら一冊くらいの本出すのが余裕な内容でした。下手に午後まで作業引っ張らなくて本当に良かった。

2018年12月1日土曜日

横浜に帰って来た男

 プロ野球は既にシーズンも終わり、ストーブリーグもこの前の丸選手の巨人移籍が発表され、残すはオリックス・西選手の移籍先くらいしか話題は残っていません。あ、自由契約になった同じオリックスの金子選手もいたか。
 今年はドラフトでも大阪桐蔭出身選手、秋田の吉田選手など大きく話題になった上、先ほどの丸選手や楽天移籍が決まった西武・浅村選手など大物選手のFAも相次ぎ、非常に盛り上がった年だったと思います。私が中高生だった頃などはあの逆指名制度があったせいでドラフトで盛り上がることなんてほとんどなかったのですが、やはり近年におけるドラフトの盛り上がり、また広島の躍進などを見ると逆指名制度は廃止となって正解だったように思えます。

 なおその逆指名制度廃止のきっかけとなったのは一場元選手への裏金騒動でしたが、この騒動について未だに下記のコピペをよく見ます。


広島スカウト「一場くん、これ少ないけど交通費ね」(助っ人外国人速報)
16: 風吹けば名無し 2014/02/12 23:14:45 ID:e+Vk7Xmd
各球団が明大・一場に支払った裏金の額

広島 2000円
巨人  200万
阪神  60万
横浜  25万

21: 風吹けば名無し 2014/02/12 23:15:35 ID:hicqCf0H
>>16
広島の万抜けてるぞ

23: 風吹けば名無し 2014/02/12 23:15:57 ID:IjWrf8E5
>>16
桁違いやね

25: 風吹けば名無し 2014/02/12 23:16:11 ID:K5fGNWS1
>>16
一見カープが凄い額を上げてるように見える


 話は戻りますが、今年のオフシーズンは話題に事欠かなかったものの、個人的に一番うれしかったニュースというのは他でもなく、横浜ベイスターズで三浦大輔氏がコーチに就任したことです。かつての横浜のエースでありハマの番長と呼ばれた三浦氏ですが、地味に現役時代はずっと好きだった選手でした。
 何故三浦氏が好きだったのか、っていうか嫌いな人なんているのかと思うくらいの選手ですが、語りだすときりがないです。一番大きな理由としてはやはり、村田元選手、内川選手などFA権を取るや即座にベイスターズを離れ、去り際に「ひどい球団だった」というセリフを残していく選手が多かった中、ただ一人で横浜に残り続けチームを支え続けた点に尽きます。

 正直に言えば村田元選手が内川選手が「ひどい」と評すのも理解できるほど、2000年代のベイスターズは暗黒期に包まれていました。他球団から移籍してきた選手も横浜については選手にやる気がない、球団としてひどいと評しており、那須野氏の騒動を見るにしても親会社の球団経営が異常だったとしか思えません。そのため出ていく選手についてもその気持ちは理解できたというか、実力が評価されてFA権持っているなら出ていくのが当然のような空気はありました。


 それに対し三浦氏、FA権を取得しながらも横浜に残留し続け、「大洋→TBS→DeNA」の三つのスポンサー時代を渡り歩くこととなりました。極めつけが上記画像のセリフで、こんなこと言われたら応援するしかありません。
 コーチとしての力量は未知数ですが、近年の横浜は割と応援したくなるチームとなってきたので、ぜひとも頑張ってもらいたいと今から三浦氏を応援しています。