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2021年10月2日土曜日

給与をもらっている人ほど「給与が少ない」と言う

平均手取り「27万円」の悲惨…岸田内閣誕生間近で露呈する、日本人のどん詰まりな生活(幻冬舎)

 上の記事見て、つい先日に取引先に出向している同僚の話を思い出しました。取引先の企業は自分のいるところと業種が違うことからその社内で自社のことをどういう風に言っているのかと尋ねたところ、「給料が少ない」という人が多いということです。それを聞いて、「ああやっぱり」と自分は思いました。

 その取引先はメーカーではあるものの上場していて取扱製品の世界シェアはガチで世界トップクラスな超優良企業です。でもって外部調査の給与ランキングでもたまに顔を出すような企業であり、少なくとも同じ業界の中にあって給与が少ない方の会社ではないのですが、中にいる人の印象は違うようです。
 実はこうした価値観にはからくりがあり、結論から言うと、給与をたくさんもらっている人ほど給与に対して不満を覚えやすい傾向があります。

 かつて米国で行われた実験ですが、陸軍、海軍、空軍それぞれの軍人に自らの出世スピードについて尋ねたところ、空軍が圧倒的に「遅い」と答える割合が高かったそうです。しかし実際には空軍は他の軍と比べても階級が上がりやすい軍隊であり、上記の回答は現実とはむしろ乖離したものとなっています。
 では何故空軍の連中は出世が遅いと感じるのかというと、周りの人間がポンポンと出世していく人が多いせいだとその調査報告書では結論付けています。要するに、自分を含め出世速度が早いことから、なんとなく自分は遅いのではないかと思いやすくなるそうです。要するに、人間というのは全体平均的な基準よりも、自分の目に見える範囲の基準で物事を捉えがちということです。

 そういう意味で、冒頭の超優良日系企業の社員らが「給与が少ない」と言ったからには、きっと半端ない給与を周囲を含めてもらっていることの証左であると自分は考えました。多分間違いない。
 逆にというか、「それなり/分相応の給与を会社からもらっています」と謙虚に答えてくるケースは、ブラック企業に勤めている可能性が高いのかもしれません。っていうか自分、こっち側なんだけどσ(゚∀゚ )オレ

 もっとも自分の場合、価値判断基準が「中国現地採用日本人」なため、ブラック以前の話かもしれません。この業界なら月1.5万元(約26万円)ならもらってる方になるだろうし。ただ昔と比べると、ほんとに中国の平均給与は高くなったと思え、中国大都市部の平均給与が日本全体平均給与を追い抜く日も案外近いかもしれません。

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