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2022年5月14日土曜日

英国との次期戦闘機共同開発ニュース

<独自>次期戦闘機、日英共同開発へ BAEと協力、伊も参加(産経新聞)

 このところ暗いニュースも多い中、メジャーの大谷選手並にスカッとしたのが上のニュースです。産経の独自スクープですが、よく取ってきたもんだ。読売も後追いしているだけに信憑性も高いです。
 さてこのニュース、戦闘機好きじゃないといまいちピンとこないですが、日本の次期主力戦闘機(F-3)の開発がこれまでの米国ではなく、英国というか欧州連合になりそうだというニュースです。

 現在の日本の主力戦闘機は「F-2」と言って、ベースとなっているのは米国の「F-16」戦闘機です。ただ「いっぱい飛びたい」、「たくさん武装つけたい」などとあれこれ要求がついて、出来上がってみると元ぼ「F-16」と比べて「F-2」はかなりでかくなっており、もはや別物とまで言われる代物となりました。
 それだけ追加開発を行っただけあり、改造開発費も土用丑の日の如くうなぎのぼり(知り合いの中国人が去年「うなぎのぼり」と言ってきてマジビビった(;´・ω・))となり、1機当たりの製造費用は元の「F-16」を上回るという悲惨な結果となりました。しかも重要な技術箇所を米国は開示せず、改造で得た研究開発成果も米国と共有したため、誰得かと言ったら米得という結果で、機体性能はともかく開発プロセスについてはいろんな意味で大失敗だったとみんな思っています。

 そんな痛い思いされながらも日本の戦闘機開発は基本米国がセットなため、次期戦闘機も米国との共同開発、または米国の機体をそのままもらうといったような観測がなされていました。候補とされていたのは現在世界最強とされる「F-22ラプター」で、これは「F-2」の選定の際にも候補に挙げられていたのですが、製造元のロッキード・マーティン社らは乗り気だったものの、米国議会が機密情報流出の恐れありとして輸出を認めずに流れ、「F-16」ベースとなった経緯があります。

 ただそうした過去は既に遠い昔であり、次の「F-3」に関しては「F-22」の輸出を米国議会も認めるような状態とされているのですが、肝心の「F-22」が既に設計、就役からかなり年月が経っており、最新の機能や技術を搭載するには古すぎるとされていました。むしろソフト面に関しては既に米国から買っている「F-35 ライトニングⅡ」のが上で、名刀とはいえ骨董品をいまさらベース機体にするのかという点で不安が持たれていました。

 では米国の最新の戦闘機はどうかというと、恐らく開発しているでしょうが未だあまり情報を公開しておらず、日本との共同開発に乗ってくるわけがありません。そんなわけで困ったと言っている中、英国らが「うちのはどうだい?」と前からアプローチかけていました。

 英国の現在の主力戦闘機は「ユーロファイター」こと「タイフーン」です。この機体は英国、ドイツ、イタリア、スペインという最近何かと話題のNATO4ヶ国の共同開発機です。しかしこの機体も日本同様に更新を控えており、英国なども最新機体を一から開発しようというタイミング的にはバッチシな状態でした。
 その上で、やはり機密を出さない米国に対して英国は、前回の「F-2」選定時においてもきちんと機密情報を公開するという姿勢を出しており、自分としては開発パートナーとしては英国が一番ベストだとかねてから考えていました。

 なおかつ都合がいいこととして、ウクライナ戦争によってちょうど国防の意識が世界レベルで高まっており、そこへきて立場や思想を同じくするNATOとの共同開発は、日本にとってもかなり都合がいいでしょう。NATOとの共同開発であれば米軍とのデータリンクといった連携方面の課題もクリアしやすく、尚且つ開発費も共同負担で抑えられ、日英同盟の再来とばかりに歓迎すべきです。
 あと恐らく、模型メーカーも新たな機体が出ることで商品が追加されるため、かなり大助かりでしょう。タミヤとハセガワのどっちが先に出すのやら。

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