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2022年12月31日土曜日

ぼっちざろっく面白い(´・ω・`)

 アニメのスパイファミリーが見たかったため、数年前に契約切れてから更新してなかったビリビリ動画の年間契約、通称ビリホーダイ(ビリホ)を契約しなおしてスパイファミリー見てましたが、なんか今期のアニメはスパイファミリー以上にぼっちざろっくの好評価が相次いでいたので、興味があって無料公開されていた漫画版の1話を読んでみました。
 読んだ感想としては、けいおんフォロワー的な女子高生のバンド漫画かな、この先は分からないけど1話はを見た感じは無難、っていうか無難すぎるという感じでした。それがどうしてこれほどまでのアニメの好評価につながっているんだろうと思い、せっかくビリビリでも見られるんだからとアニメも見てみました。

 結果から言うと、今すごい勢いで話数消化しています。

 単純に面白いというか、バイトに行きたくなくて風邪ひくために氷風呂に入るなど、陰キャの行動特徴をよくとらえているなと感じました。また声優も主役の子を筆頭に非常によくあった人を選んでいて、主役の引き笑いとか妙にリアル感を感じます。もっとも今見ている段階だと、女子高生のバンド活動というより、陰キャの奇行を眺めるアニメ作品ですが。

 原作もよくできている以上に、単純にアニメ版はスタッフがこの作品の特性をよく理解して、うまいこと動画に落とし込んでいるがゆえに成功しているのではと密かに思います。先ほどの声優のキャスティングに限らず、主人公の顔面崩壊などをうまく映像化しており、原作漫画付きならアニメは見ずに原作を消化しようとする私ですらアニメ版で話を追いたいと感じるくらい見ていてよくできています。

 その逆というか、絶対ヒット間違いなしと言われた原作であったチェンソーマンのアニメは、なんか見ているとあまり評判よくないです。アニメの方はあんま見ておらず話題となったシーンとかアニメ画像を眺める程度ですが、単純にそれだけでも原作を見ている立場からするとアニメ版にはすごい違和感を感じます。
 具体的には色彩が明らかにあっていないと感じます。

 以前も、絶対ヒット間違いなしと言われた中間管理職トネガワもアニメ版は「違う、そうじゃない」的に酷評を受けまくって案の定評判よくなかったですが、なんかチェンソーマンの外部評価を見ていると、同じような空気を感じます。そういう意味では最初に挙げたスパイファミリー、ぼっちざろっくと比較すると、どれだけいい原作であってもアニメに落とし込むスタッフによっては、売れるものも売れなくなるのだなと改めて感じます。


2022年12月30日金曜日

技術革新不感症

 夕食食べ終えた段階で大家から作りすぎたというおかずもらって、食べて、若干胸焼け気味です。いやおいしいんだけどさ。

 話は本題ですが、かつて自分が子供だった頃、ゲームハードはファミコン、スーパーファミコン、サターン、プレステ2という具合にどんどん進化していきました。この間、ゲームのグラフィックは劇的に進化していき、技術が進化しているというの目の当たりにしたというかはっきりと感じることができました。
 体感的にはやはり3D表現がゲームで使われたころが一番インパクトが大きく、多分最初はスーパーファミコンのスターフォックスだったと思いますがこれはそこまで大きなインパクトはありませんでした。その後に出たバーチャファイターがやはりインパクトが大きく、ファイナルファンタジー7でこの流れが決定づけられたような感じします。

 こうした技術革新は当時、ゲームに限るものではありませんでした。音楽でも今は亡きミニディスクことMDが出たほか、パソコンなどでもそれ以前と比べ劇的に処理速度を増したマシンが出るようになり、具体的にはPentiamⅢが出たときなんかはクロック数にマジビビってました。今思うと、あれくらいでビビんなよと思いますが。
 もっともパソコン方面ではハードよりもソフトこと、インターネットの勃興がインパクトとして大きかったです。検索一つであらゆる単語を調べることができるのと、ジャンプなどの漫画雑誌の公式サイト行っていつでも好きな漫画の絵を見られる点などで、大きな技術革新を感じていました。

 そんな時代から月日のたった現在、90年代末とは比べ物にならないくらい現代の技術は発達しているものの、この5年間くらいで90年代末に感じたような技術革新のワクワク感は何一つありませんでした。

 まだ十年くらい前だったら外付けストレージの容量が劇的に増えて、こんなに保存できるのかとかといった感動がありましたが、最近はストレージ容量あんま増えなくなってきていて、この手の感動をあまり感じません。またゲームに関しても割と表現が天井見えてきており、メーカーはそれでも技術出そうと無理くりキャラクターとか動かそうとして逆に不自然になってしまうという蛇足をやらかすようになってきています。
 また端末でも、スマホの機能はこの5年くらいでほとんど進化がなく、そのせいか新型iPhoneも伸び悩むようになってきており、とにもかくにも技術革新がありません。また会ったとしても旧時代ほどの感動を感じられず、なんとなく技術革新について自分を含めみんな不感症となりつつあるなという気がします。

 その逆というか、技術が進みすぎて逆に感動が薄れるパターンが最近多いです。具体的には写真で、最近はみんな、っていうか大半は女性ですが画像加工ツールで自分の写真をいじくり、実態以上にきれいに見せてくることが多いです。それだけに芸能人をはじめ生のお姿や動画で見ると「あれ、写真と違う(;´・ω・)」といったがっかり感をくらわされることが多く、技術が発展しすぎたせいで逆に感動がなくなるという妙な現象が起きています。

 家電に関してもこれはという新規機能もなければイノベーションがなく、家電売場を見ていても心動かされることはありません。見えないところで技術革新はあるのかもしれませんが、少なくともそれを消費者レベルで実感することはあんまなく、そう考えると現代は技術に対する感動が本当にない時代になってきているように思えてきます。

 最後に、本当に内容と関係ないですが、ゲームの「アイドルマネージャー」はマジむずい(;´・ω・)

2022年12月29日木曜日

大人がしてはならない遊び

 マジで上海市民みんなコロナ感染済みとなったのか、このところ街に活気が戻ってきています。ただ外では咳の声がよく聞こえ、やっぱりまだ体調悪い人もいるようです。
 なお気温は一時期よりは上がって過ごしやすくなっていますが、コロナに罹ってた時にやたら体温下がって体あっためてたせいか、自分はやけに寒さに弱くなって外歩くと筋肉がやたらこわばります。一回マジで鍛えなおさないと。

 話は本題ですが学生時代に友人らと話しているとき、「もし今ドロケイとかやったらやばいよね」という話題で盛り上がったことがあります。ドロケイとは言うまでもなく泥棒と警察に分かれてやる戦略的鬼ごっこのことですが、このゲームは通常の鬼ごっこと比べてガチで追い掛け回されることから運動量が半端じゃありませんでした。
 それだけに、仮に大人の体で本気でこの遊びをやったら恐らく内臓破裂に追い込まれるのではないかと思え、そうしたことから「今やったらまずい遊び」として盛り上がりました。実際には内臓破裂とまでいかなくても、足の筋とかは簡単に痛めそうです。

 同じく子供の体ならまだしも大人の体でやったらまずい遊びとして、シーソーが自分の中で上がってきます。これも以前にふざけて大人の体でやったことありますが、子供の頃と比べ体重が大きくなっているためバウンドするごとにケツがマジ痛かったです。仮に大人同士でやるとしたら、どっちが先に相手のケツを破壊するかというデスマッチみたいな遊びになると思われ、いろんな意味で大人がやってはいけない遊びに入ってくると思います。
 同じ遊具系だと、ブランコや滑り台も大人がやるには危険です。前者は勢いがつきすぎてアルプスの少女ハイジみたくなるし、後者はケツが挟まるか、異様なスピードで滑り降りることになるかの二択になるでしょう。

 こんな感じで、子供の頃の遊びは案外子供のころ限定だったというか、大人になっては二度と遊べないものが案外多かったりします。単純なロープウェーでも、子供の頃は捕まるのが余裕だったのに、体がでかくなった大人バージョンだと結構自重がきつく手が離れそうになったりするし。
 ただそれでもたまに子供のようにアスレチックで遊んでみたいという欲求は誰もが持つかと思います。そういう大人のために最近またブームが再燃しつつあるSASUKEがあるのだと思え、あれ見てると自分もやってみてぇとか思ったりします。

 あと子供の頃の遊びながら大人になっても意外と楽しめるのは、ドッヂボールだと密かに考えています。ドッヂボールはボールの特性上、どんだけ力あっても案外スピードボールが投げられないようになっていて、大人になってもドッヂ弾平みたく死人が出そうなドッヂボールには発展しません。むしろいかによけたりするかが重要になってくるので、意外と楽しめる気がします。

2022年12月27日火曜日

コロナ大流行記事の裏側

狙いは集団免疫? 年末の中国を襲う「不思議」なコロナパンデミック(JBpress)

 本来の掲載ペースは来週月曜なのですが、今回は無理言って上の記事を今日配信してもらうこととしました。さすがに今の中国のコロナ大流行を見ぬふりして報じないという選択肢がなかったのと、誰も言わないからこの際自分の方で、今回の大流行はある程度中国政府が意図したものだとはっきり言おうと思ったからです。

 記事中にも書いていますが結論から言うと今回の大流行は中国政府の確信犯で、敢えて大流行しやすい真冬のシーズンにゼロコロナの完全解禁もやったと考えています。理由はこれまた記事にも書いてある通りに集団免疫の確率で、可能ならば来月下旬の春節までに都市部で90%超の住民に感染済み抗体を作らせ、次の春節を経て地方農村を含め全国津々浦々にまで流行させる腹積もりであると自分は、否、周りの中国人もみんな同じように考えています。

 もちろんこんな極端な政策にしわ寄せがないわけではなく、現在は医療機関に物凄い負担がかかっています。それだけに中国の医療関係者には今年1月もお世話になっているだけに本当に頭が下がる思いがするのですが、それ以上に負担がかかったというか政策のあおりを受けたのは既往症を抱えた、感染による重症化リスクの高い人たちでしょう。
 記事にも書いている通り、現在の中国では感染から免れることは個人の努力ではもはやどうにもならないものとなっています。いわば感染するかしないかで全く選択肢がないようなもので、自分のようにまだ体力のある人間ならまだしも、糖尿病などの既往症を抱えている人は、コロナに罹りたくなくても罹らざるを得ない状況に追い込まれているのは非常に可哀そうだと感じます。

 それこそワクチンがしっかりしていれば話はまだ別でしょうが、いまだに欧米産のワクチンを中国は拒否していて、効果の薄い中国製ワクチンで以って感染リスクに立ち向かわなければなりません。そのように考えると、感染で高いリスクがある人たちからすれば完全に命を政府に放り投げられているようなもので、この点に関して自分個人としては非常に納得いかないとともに、ロシア同様に本当に国の都合で人の命を軽視する連中だなと見損ないました。今更感はありますが。

 何でもかんでも人命が大事とは思っておらず、大きな成果のために小さな犠牲は必要とも自分は考えていますが、今回中国政府が起こした大流行は時期さえずらせば重症化リスクは確実に低減できるものでした。また医療機関への負担も、もっとペースを緩くやればいくらでもコントロールできたことを考えると、無駄に大きな犠牲を強いる政策判断だったという風に考えています。
 何より、今回の件で今年4月から2ヶ月間行われた上海ロックダウンは、本当に無意味な監禁行為になり下がったというのが体験者として我慢なりません。っていうかあの時に今のように政策緩和していれば、死なずに済んだ人間が数万人単位でいたとはっきり言えますし、日常生活上の不便もなかったはずです。それらを踏まえると、やはり納得できない感が満載です。

 そうした不満もあってか、記事末尾に書いていますがこの際変異株が新たに発生してご破算になってしまえばいいのにというやっかみめいた感情も覚えています。無論、出ないに越したことはありませんが、それにしたってこれまでの経緯は何だったんだと不満に思えて仕方ないです。

 あと昨日の記事で書きそびれてましたが、昨日朝の段階で自分は検査反応が陽性から陰性に戻りました。と言ってもずっと自宅で震えてたせいか体のキレがやや悪く、自転車乗っててもなんかいつもよりふわふわした感じました。
 それと一昨日に電気湯沸かし器が急に壊れて電源入んなくなりましたが、デザインが気に入らずしばらく使っていなかった別の電気湯沸かし器にシフトした翌日、どうも漏電したのか電源差すたびに停電発生するようになりすぐまた廃棄する羽目となりました。結局カルフールで新しい湯沸かし器買ったけど、なんか物がよく壊れる年末だ。

2022年12月26日月曜日

ヤフコメに現れ辛くなくなった海外情報

 本題と関係ないですが昨日にSteamで販売されている「ASTLIBRA REVISION」を追章を含めクリアしました。追加コンテンツの内容はフリー版のクオリティを一切落とさず、それでいて相変わらず高品質な背景とBGMで大いに満足する作品でした。
 中でも最終ダンジョンで流れるあるBGMで、なんかどっかで聞いたようなと思っていたら、フリーゲームの「魔法少女」にも使われているまんぼう二等兵氏の曲でした。「魔法少女」の中でも群を抜いて気に入っていた曲だっただけに、この曲を選曲したアストリブラのKEIZO氏は本当に音楽に関してすごいセンスをしていると改めて感じ入りました。

 さて話は本題ですが、相変わらずコロナ拡大が続いている中国ですが、この現状について日系メディアの報道を見ているとやや不満というか物足りなさを感じます。というのも拡大について何万人も感染しているなどと数字ばかり大きく取り扱い、肌に迫る切迫感がどの記事を読んでいても今自分が感じているものと一致しないものばかりです。


 唯一、上記記事をはじめFNNの報道のみ、末端の市民目線に立った報道が非常に多く、自分の感覚ともほぼ一致しています。これまであまり気にしてませんでしたが、意外と中国報道に関してはFNNはしっかりした報道体制を持っていると密かに目を見張っています。


 逆に今日ものすごい違和感を感じたのがこちらのロイターの記事です。自分も今朝の通勤時間帯に地下鉄に乗りましたが、普段と比べて乗客はまばらもいいところで、余裕で椅子にも座ることができるほどでした。オフィス街も人気がほとんどなく、10時くらいに窓の外を見降ろしてもマジで全く人が歩いておらず、同僚と「ロックダウンの時みたいやね」などと話したほどでした。
 もしかしたら偶々自分の勤務地や乗った路線がガラガラだったという可能性もありますが、上のロイターの記事は私の見る上海とは明らかに別の上海のことを報じています。断言してもいいですが先週以降の上海は、「ゼロコロナ」政策が徹底されていた11月までと比べれば同じ世界と思えないくらいの静けさで、「ウェイズコロナ」になってきたと感じる要素は私には見当たりません。

 それだけにヤフコメでも自分と同じような違和感持った人いないかなと眺めてみたのですが、画面切り替えた段階で「そんなんいるわけないか」とみる前にわかりました。というのも、以前と違って今のヤフコメは事実上、海外からはもう書き込めなくなっているからです。
 知ってる人に早いですがヤフコメは悪質コメント対策として先日よりコメントの書き込みに当たっては携帯電話番号の登録、並びにワンタイムパスワードへの応答を義務付けるようになりました。これに使用される携帯電話番号はもちろん日本国内のもので、仮に日本国内に番号があったとしても、海外ではショートメッセージを受け取れないため、事実上コメントを書き込むことはできなくなりました。

 確かに国内限定で見れば悪くない措置なのですが、海外報道をはじめ、海外現地にいる人のコメントがこうした措置により見れなくなるというのは自分にとっては残念だし、日本国内にいる閲覧者にとっても生の声が見られなくなるのはマイナスじゃないかという気がします。であれば携帯電話番号は登録のみ必須にして、コメント書き込み時はほかの認証でもいいんじゃないのと少し思うところがあります。

 案の定というか、このところの中国のコロナ関連ニュースのヤフコメ見てても、現場からの声は見えません。今後もこれが続くと思うと、本当に残念でなりません。

2022年12月25日日曜日

千葉のマッドシティ~わらそう跡地のマンション計画

松戸駅西口、PEN松戸市本町パーキングにマンションの建設計画が公開される、地上10階建ての45戸のマンションの予定(松戸つうしん)

 友人が暗に記事化しろというような感じで自分に送ってきたので紹介します。

 このマッドシティこと松戸ネタで過去にも何度も取り上げてきた松戸駅前の伝説のプラモやこと「わらそう」跡地は現在駐車場となっていますが、どうもそこでマンションの建設計画が経っているようです。ぶっちゃけあそこ線路が近くて少しうるさいんじゃないのかなという気はしますがそれはそれで駅前なので、建ったら建ったで売れはするでしょう。ただ道路は狭いのでめちゃ込みそうだけど。

 友人はこのマンション1階部にプラモ屋を建てるべきだと主張していますが、自分もこれに異存ありません。っていうか建てろ。

 なお本題とは関係ないですが、日本に行ってた間にコロナ前まで定期的に通っていた松戸市内の床屋を訪れたところ、店の奥さんが2年半ぶりにもかかわらず自分のことを覚えていてくれて密かに感動しました。あまりに感動したもんだから奈良土産を後で持っていったりもしましたが、話に聞くと昔から続けているお店がこのところどんどんなくなっているなどということを話しており、松戸もなんとなく90年代からの連続性が途切れつつある気がします。

 何気に松戸、柏、流山の千葉県北西部のいわゆる東葛エリアは近年、つくばエクスプレスのおかげで流山が猛烈に発展しており、松戸と柏はどちらもフェードアウト気味です。柏市内もつくばが走ってはいますが、中心部から外れたところに駅があるため、柏市中心部が逆にさびれてきているとも聞きます。
 日本滞在中、この三市を自転車で改めて眺めてみたのですが、地味に松戸が最も区画が整備されているというか、工業地帯や住宅地帯をきれいに分けており、道路も余計な小道を作っていないためよくできている印象を受けました。流山はつくば沿線沿いが現在開発中とあり、道路がどんどん作られており、まだ改善の見込みがあります。

 一方、批判になりますが柏市の区画はやばいと感じました。細い道が結構重要な動線になっていたりするうえ、柏市中心部は巨大な国道と線路で完全に街が分断されており、正直言って住みたくないなと感じました。松戸市の行政スタッフとの差を区画を見るだけではっきり感じます。

F-8クルセイダーのプラモ


 今日も今日で陽性反応が出ているため、体はすっかり元気になったけど拡散させないために外へ出られないまんまです。仕方ないので家でずっとゲームしてましたが疲れたので、先週末に作ったこちらのF-8クルセイダーの紹介をします。


 このF-8は米海軍初の音速艦載機です。作ったのは二次大戦末期の名機ことF4Uコルセアを作ってたチャンスボート社で、F-8のバリエーション期にはコルセアⅡという名称の機体もあります。
 この機体の特徴はなんといっても上付き羽で、主翼が機体上部に傘のように付けられています。その分、真横から見たらボディがすんなり伸びているように見え、非常にスマートな印象する機体です。


 なんでF-8作ろうと思ったのかというと、たまたまいつも買う店に置いてあって、なかなか中国では手に入らないだろうなぁと思ったのと、地味に日本では有名な機体だからです。知ってる人には早いですが、漫画「エリア88」で主人公が最初に乗っているのがまさにこのクルセイダーで、作者的にも贔屓の機体だったのでしょう。


 ちなみに同時代の同じ海軍機のF-4ファントムと比べたのが上の写真です。ファントムが当時としてはかなり大柄な機体だと聞いていたのでF-8はもっと小さく見えるかと思ったら、確かにファントムよりは大きくないもののそこまで見劣りするほど小さくはありませんでした。

 作ってみた感想としては非常にシンプルながら個性の強い機体で、作ってて楽しさを十分感じました。逆を言えば現行の戦闘機はステルス性の追求のためにどれもかなり形が似通ってきているため、なんか作ってても新鮮味を覚えません。

 そういう意味では先ほどの「エリア88」はまさに航空機が百花繚乱ともいうべき時代に連載されており、登場させる機体候補がたくさんあって、時代に恵まれた作品であったと思えます。「頭文字D」にも同じことが言え、あれも90年代でなければある意味連載できなかった作品でしょう。00年代のスポーツカーでバトルしようにも、本当に限られた車同士でバトルするしかないしな。
 仮に00年代スポーツカーで主役機を選ぶとしたら、順当に行くならホンダのS2000あたりでしょう。個人的にはMR-Sとか好きだけど。ランエボやインプはパワーありすぎて主役にならないし、R-34に至ってはあれで勝っても弱い者いじめにしかならない。

2022年12月24日土曜日

発熱しない(;´・ω・)

 相変わらずコロナが陽性反応で続けていますが、体調的には申し分なく活動できています。周りと比べて変わった点を挙げると、自分の場合は発熱がほぼありません。

 ほかのコロナ陽性者はほぼ例外なく高熱を出して、高熱が辛かったと話しているのですが、何故か自分は熱を出すことがありません。たまたまかもしれませんし、10月に打ったワクチンのおかげなのかもしれませんが、体調的には調子よく来れてきているものの、発熱しないのでなかなかウイルスを体内から除去できていないのかもなぁとも考えています。

 逆に一番自分がきついと感じるのは寒気です。発熱しないどころか、通常の体温すらなんかあまり維持できずにどんどん下がっていくので、自分の体温を上げるのに苦労する有様です。そのため夜なんかパソコン打っているとどんどん寒くなっていくので、仕方なしに布団に潜り込むため、昨日まで9時くらいに寝ていました。今日はまだ体温を維持できてはいるものの、それでも平常時と比べると寒さが辛いと感じます。

 このほかはみだし話をすると、中国では今レモンがコロナに聞くと言われて市場から消えました。ある同僚なんか、「レモン買えないからもう自分で描いた」と妙な絵心発揮してレモンの絵を送ってきてくれた人がいましたが、こういう中国人の変なところで芸術力見せるところは前から好きです。

2022年12月21日水曜日

インフェクション🐏

 本題と全く関係ないけど「インフェクション」というセクシー系のゾンビ漫画がこの前完結しました。結構長いこと購読してたのでやっと終わったかと思うと同時に、ちょい後半は話ぶっ飛びすぎじゃないかなという感想を持ちました。

 それで本題に入ると、そのインフェクションというか変🐏(ビエン・ヤン)というべきか、今朝抗原検査キット使ったら陽性反応が出ました。自分でもかなりビビったもののいくらか自覚はあり、昨日の記事にも書いてある通りなんか足と腰が急に痛くなってきて関節炎でも起こしているのかと疑っていました。ただ、昨日朝の時点で抗原検査キット使ったら陰性だったため、コロナではなくインフルエンザなのかと疑っていましたが、今日になって見事に陽性へ転換しました。

 昨日の検査キットに関しては単純に陰性と判定ミスしただけと言えるかもしれませんが、この前の土曜には街頭PCR検査を受けており、この時は陰性と出ていたので、少なくとも感染したのは日曜以降ということとなります。
 この日曜以降ですが、やや症状が出てきたのが昨日だったことを考えると、やはりおとといくらいに感染したのではないかと推測しています。そのおとといですが、すでに先週から自宅勤務が続いていて家から出たのは夕食に出かけた近場のマクドナルドだけでした。でもって昨日はコンビニしか行っておらず、可能性としてはマクドナルドが高いものの、わずか2回の短時間の外出で感染した可能性が高い状況にまず驚きました。

 それこそオフィスに出勤していたりして感染したのならまだわかるものの、ごく短時間の2回の外出で感染したということは、それだけ上海市内でコロナが蔓延しきっている可能性も窺えます。実際、このブログに出てくる上海人も先週感染し、また今日連絡とった日本人の知り合いも家族ともども感染していて、マジでインフェクションみたいな世界が広がっています。
 さらに言えば、自分は10月初めに中国シノファーム製のワクチンも打っています。打ってから2ヶ月くらいしか経っていないのに感染したということは、重症化は防いでいるのかもしれないけど、感染予防には確かにあんま効果なかったのかなと思えてきました。

 その現在の自分の症状ですが、昨日の夜なんかは寒気が酷かったのですが、ぶっちゃけ部屋に一切暖房つけないので寒いのは冬の間ずっとなので、あんま気にしてませんでした。また熱に関してはあんま出ておらず、昨日下半身に関節炎を感じたくらいで、額なんかは割と冷たかったりします。咳は昨日の段階ではあんま出てなかったものの、今日になって数時間に一回くらいは出てくるようになり、今後増えてくる可能性があります。
 とはいえこうしてブログ書いたり、うどんとあんまん食べたりするくらい食欲あるので、重症でないだけかなりマシでしょう。もっとも普段はウインナー4本でご飯1合食べてるので、それと比べると食欲の減退は否めませんが。

 改めて思い起こすと、昨日あたりから窓の外で歩行者が咳をする声をよく聞くようになってきました。それだけ市内で蔓延しているのでしょうが、なんかこのタイミングで逆切れみたくゼロコロナ解禁して、軽症なら出社して仕事しろというあたり、中国政府はわざと国民を全員感染させようとしてんじゃないのかと疑いを覚えてきます。

 前にJBpressで書いた記事で私は、ゼロコロナは少なくとも来年6月くらいまで続くと予想しました。結果的にこの予想は外れたのですが、せめて春節明けまでは冬季の急激な感染拡大を抑えるためにも、ゼロコロナを維持するべきだったのではないかという考えを今も持っています。ゼロコロナを続けても経済への悪影響は強かったでしょうが、それでも今、そしてこれからの蔓延シナリオと比べるなら、まだマシだったんじゃないか思うのですが、なんか中国の官僚も落ちてきたなぁ。

2022年12月20日火曜日

アイロン加湿

 相変わらず中国ではコロナが絶賛流行中なため今週も会社から自宅勤務を言い渡されました。自宅勤務は通勤時間がない分楽な一方、この時期は暖房を使わないESGs方針のためマジで家の中できついです。ただ今日、寒さ以上にやばいと感じたのは湿度でした。

 割と上海の冬は湿気が多かったりするのですがこのところはあんま湿気がなく、やたら乾燥しています。そのせいか昨晩にゲームしてたら急に鼻の奥が痛くなり、なんやねんと思いながら寝て朝に宇賀したら血痰が混じってて、どうも扁桃腺をやらかしたみたいです。
 今年1月も扁桃腺腫らせてマジ焦った経験あるだけに、当時もらった抗生剤をすぐ飲んで対応しましたが、菌が入ったというより乾燥しすぎて扁桃腺痛めたのだと途中で気づきました。

 かねてからこのブログに書いている通り、夏でも冬でもダニに噛まれることがあるため、基本的に部屋の湿気はなければない方がいいというスタンスでした。そのため先週末も時折窓を開けては湿度30%台を維持したりしてましたが、冷静に考えると喉にかなり良くないことしていた気がします。
 そういうわけで今日は扁桃腺痛めてるのだし、なるべく加湿して対策取ろうとひとまず桶に水張って部屋に置きましたが、なんも効果感じられません。もっとバリっとした効果のある対策ないかなと思案したところ、「こいつがおったやん」とばかりにアイロン取り出してきました。

 以前、水拭きモップにつける雑巾部分がなかなか乾かず、アイロンで無理やり乾かしたことを今日思い出しました。あの時やたらと湯気出てて、これ加湿対策にいけるやんとばかりに今日も同じく水で濡らした雑巾を電源オンしたアイロンに立てかけ、そのまま放置しました。
 その効果はポケモン的にいうとばつぐんで、しばらく放置すると先ほどまで痛かった扁桃腺の痛みが急になくなりました。でもって部屋の湿度も60%弱くらいまで上がり、これで余計な加湿器なくても十分に対策できることを証明して見せました。

 ただ喉の痛みがなくなった後、ややきつい案件を速攻で処理したら急に太ももや腰のあたりが痛くなってきました。思い当たる節がなくなんやねんと思案を巡らせたところ、多分先週末にやや重いギアで自転車をこいでたのを思い出し、まだ体がなまってたのか足と腰に来たのかもしれません。
 それにしても喉といい足と言い痛み出すもんだからコロナ罹ったのかもとやや懸念し、ロックダウン時にもらった抗原検査キット余ってたので試しましたが、結果はシロこと陰性でした。まぁいいんだけど、この際だから無症状でさっさと感染しておいた方がいいのかもしれない。

2022年12月19日月曜日

二代目記事の裏側

北条義時だけではない!目立たないけど実は大きな功績を残した「二代目」たち(JBpress)

 というわけで今日の自分の記事ですが、残念ながらアクセスが良くありません。個人的には初代や三代目に隠れがちで地味な二代目達が何故地味になるのかという部分をうまくまとめられたし、各エピソードもそれなりに弾力をもって書けたと思うだけに、自分の力不足を悔いるばかりです。

 記事中にも書いている通り、二代目の人間はその功績が初代や歴史書を編纂する立場となる三代目あたりにかすめ取られる傾向があり、大体どの王朝、企業でも地味キャラとして扱われがちです。ただ地味として扱われるのは初代の路線を忠実に守ったという証左でもあり、こういう地味なキャラが二代目で出てくるかで意外とその後の系譜が続くかどうかを左右するとも考えています。
 好対照なのが隋の煬帝で、彼は初代の父親の路線とは完全に真逆の超拡大路線を取り、彼の代で隋王朝はあっさり崩壊してしまいます。もっとも大運河を作ったり、高句麗遠征したりとかで中国に与えた影響でいえば父親が時代の唐の皇帝などよりも大きいのですが、それにしたって無理が多かったでしょう。

 それにしてもこのところは歴史記事でアクセスを稼げなくなっており、マジで自身失いそうです。次回も歴史記事を考えていましたが、もうちょい真面目に取材した経済記事の方がいいのかなとちょっと思い直しています。幸いまだ取材する時間は取れるし、真面目に書かなきゃ。

2022年12月18日日曜日

中国のダイソーのお値段

 日本は明日明後日に今年一番の寒気が来ると伝えられていますが、上海は一足先に昨日今日にこの寒波が来て、マジ寒かったです。上海は大体十二月に一発きつい寒波が来るのは例年のことで、この期間は本当に冷えるため自分もいろいろ寒さ対策を採ります。もっともその対策には暖房をつけるという選択肢はなく、エアコンのリモコンも引き出しの奥にしまったままです。

 ではどんな対策を採ったのか。基本的には室内でユニクロのフリースを着るくらいですが、これだと上半身は良くても下半身は冷えるため、よく薄手の布団を膝にかけていました。ただこれだと夜寝るときに布団をいちいちセットしなおさなくてはならず、やや面倒なのでこの際ひざ掛けを買おうかと思ってダイソーに行ってきました。
 でもってひざ掛けを買ってきたのですが、現在ダイソーで売られているひざ掛けは両端にボタンとボタン止めがあり、くるむような感じでボタンを留めることができるようになっていて肩掛けにも使えるようになっています。当初はひざ掛けとして買ったもののこの機能が意外に使いやすく、肩にかけて首元でボタンを留めて結局上半身の保温に使っています。若干、見た目的に風の又三郎になってますが。

 一方、ひざ下には偶々裾の破れたシャツがあり、全面のボタンを開いた状態で膝にかけるとなんか無駄にフィットし、そのままひざ掛けに使っています。シャツってこんな使い方あったんだと無駄に感心しています。

 こんな感じで冬とはいえ普段はここまで厚着しないものの、さすがに室温が13度を着る中でパソコンに向かっているときついため今回はいろいろ貧乏くさい対策をしています。ただ前述のダイソーのひざ掛けは本来の用途であるひざ掛けとしても使えるなどかなり用途が広く、久々に自分の中でヒットしたダイソー商品となりました。
 そんなダイソーですが、日本では100円ショップとしておなじみですが中国では10元ショップとしてやっています。その価格設定については、以下の通りにまとめられています。


 こちらは中国のダイソー店内にある価格表ですが、日本での販売価格(日元=日本円)に対応する形で人民元価格が設定されています。見ての通り100円の商品は10元になるのですが、冷静に考えてみるとこれなんかおかしくねぇか?
 というのも現在は少し落ち着いたものの先の円安ピーク時に日本円の対人民元レートは1元=20円にもなっており、現在も大体19円前後を動いています。なので10元は日本電に直すと約200円ということとなり、実質的に中国のダイソーは200円ショップだということになります。

 さすがに250円の商品は20元(約400円)、300円の商品は25元(約500円)にされるなど金額の高い商品には手心が加えられていますが、それでも日本国内での販売価格と比べるとかなり割高感があります。っていうかダイソー、中国でやばいくらい稼いでなくね(;´・ω・)

 逆に考えると、ダイソー限定でいえば日本の物価は随分チープな状態と言えます。もっともこれは同じ日系のユニクロにも言え、あそこも日本円に換算すると中国での販売価格の方が割高になっており、日中を行き来する人なんかはわざわざ日本でユニクロの商品を買って中国に持ってきてたりしてました。
 この辺、チープジャパンの一端が見えるような感じがするとともに、「俺は今まで割高でダイソーの商品を買わされて( ゚Д゚)」などという思いが若干します。もっとも中国の雑貨店は割と個人店が多くて商品種類も少なかったりするので、ダイソーとかニトリにはかなり助けられてはいるのですが。

2022年12月17日土曜日

儒教的で老荘的な日本人の思想

 今日何故かエヴァの挿入歌の「魂のルフラン」で「私に還りなさい」という歌詞を「流しに還りなさい」と替え歌にして歌い始めました。その後に続く歌詞も「あなたと過ごした大地へと→あなたと過ごした流しへと」と、流し尽くしでした。

 話は本題ですが最近思想について何にも書いてないなとふと気づき、なんか書くものないかと考えていたら今の日本人の思想は儒教的且つ老荘的、っていうか二つのミックスでしょという結論に至りました。

 まず儒教的はどういう意味かというと、基本的に儒教というのは「過去のベストな時期を取り戻す」というのが究極目標になっています。いったいどの時期の過去を目指しているのかというと中国で二番目の王朝に当たる周代で、この周王朝が始まった際の最小であった周公旦が理想的人物であり、また当時の礼儀作法が最も優れているとして、この時代の礼儀作法に立ち返り周公旦を模範とすることがベストとされています。
 そのため儒教は伝統主義的なところがあり、思想的にはやや保守寄りで新規のものに対する意欲とかそういうのは確かに弱いと感じます。こうした点から社会主義中国が成立してからは発展を遅らせる思想として徹底的に排撃されましたが、「道徳教育には良くね(。´・ω・)?」的に最近はこの方面で見直されてきています。

 それで日本人についてですが、基本的に平成以降の日本政治というのは「如何にしてバブルを取り戻すのか?」というのが大きな政治目標としてついて回りました。小泉政権などの様に「もうバブルは来ないんだよ(´・ω・)」とあきらめた政権もなかったわけではありませんが、基本的にはもう一度バブル時代の契機と経済力を取り戻す方針で政治や社会が動かされていました。
 また一般市民の間でも、またバブル時代並みの経済力を日本が持つと信じる層は一定期間以降はそこまで多かったわけではないものの、それでも「日本が一番理想的だった時代」としてはほぼ間違いなくバブル期が連想され、あの頃に戻れるなら戻りたい的な価値観は支配的なほどに今も強い気がします。

 こうした点から、「過去のベストな時代に立ち返ろうとする」、というか「未来は昨日ほどには明るくならない」というあきらめ的な考え方から、ある意味儒教的だなと思ったわけです。

 もう一つの老荘的な価値観については、老荘的というより「無為自然」の考え方は元々日本人の間で強かったという風に考えています。よく私はこのブログで日本料理と中華料理を比較して、素材の味を生かすために加工は必要最低限に抑える日本料理に対し、中華料理は「どんなまずい素材でもおいしくして見せよう( ゚Д゚)」的にともかく調理加工を重視しています。この両者を比較するなら、無為自然的な価値観でいえば日本料理に軍配が上がるでしょう。

 加えてというか、これも前にブログで書いたように日本のヒーローは米国のヒーローと違い理想を持たず、昨日までの日常を守るためだけに戦う傾向があると考えています。これなんか日本人の思想が色濃く出ており、「昨日までの日常を維持することが最上の幸せ」、「変化はむしろ弊害」と思い込んでいる節が若干あり、「明日は今日より楽しくなる」的な価値観がやはり低い気がします。この点、先ほどの儒教思想にも被ってきますが。

 以上のように、「過去の方が現代、未来より(・∀・)イイ!!」、「変化しない方が(・∀・)イイ!!」的な考え方でいえば、儒教と老荘のミックスが一番それらしく説明できる気がします。まぁ言っちゃなんだけど、かなり後ろ向きな考え方だなぁという気もしますが。
 とにもかくにも未来を暗く考えすぎている気がします。特に年齢的感でも20代が人生においてベストとやばいくらい信じ込んでおり、三十路入ったらもう人生は落ちてくだけの底なし沼とやたら自虐的に考え、自らの可能性をかなり潰している気がします。

 なお自分はこのブログ開始当初は二十代前半でしたが、人生で一番辛かったのは十代で、次が二十代、でもって三十代後半の今が一番楽しかったりします。理由はある程度自由にお金使えるのと、それなりに業務能力高めて会社からも一定の裁量権をもらって業務でき、成果も上げられるようになり、ゲームにブログにコラム連載と好きなことする時間もあるからです。
 そういう意味では今後四十代になったらもっと楽しくなるのではと今からかなりワクワク感でいっぱいですが、この記事を書くにあたって「魔法少女♡三十路」を読んだのは内緒です。

2022年12月16日金曜日

ウクライナ軍のロシア進軍の可能性について

 冬の備えをしていないだけに冬が来たら一気に瓦解すると思っていたロシア軍ですが、今のところウクライナとの戦争で膠着状態に入っており、一応戦線を維持するには至っています。とはいえロシア軍の弾薬はほとんど底をついており、北朝鮮から仕入れた弾薬も不発弾が多いという始末らしく、情勢に至ってはなおも圧倒的に不利で、今後も逆転を果たすことはほぼ不可能でしょう。

 ただまだ博打に出ようというのか、本日ウクライナ政府は来年二月ごろにもキーウ再侵攻をロシアは計画しているという発表をしました。実際、無理やり勝利を作るとしたらキーウの占領しかもはやないものの、こうしてウクライナ側に情報漏れているあたりは実現はほぼ不可能でしょう。とはいえ、ウクライナ側も完全に防御に徹しているロシア軍を撃破するのは容易ではないようで、この戦争が越年することは確実でしょう。

 そんなウクライナ戦争ですが、少し気になる情勢の変化が先日ありました。それは何かというとロシア国内の飛行場がウクライナ軍に攻撃されたということです。これまでロシア本土は戦争拡大への懸念から攻撃にさらされていませんでしたが、かなりあっさりというか、かなり奥深くの地域に恐らくドローンを使ってかウクライナが攻撃し、爆撃機などを含め大きな戦果を挙げたそうです。
 この攻撃によりロシア側は非常にうろたえているというか、ロシア本土も攻撃される懸念が高まったことと、防空体制がやばいくらいしっかりしていないということが露呈しました。ただロシアは本土攻撃に対しては核で反撃すると脅していますが、今のところはまだ実行できていません。

 それもそのはずというか、米軍などに供与された長距離ミサイルで攻撃されたのならともかく、ウクライナ軍の自前の兵器で攻撃された事実に対して核を使おうものなら、反対にロシアが今度は欧米から核攻撃にさらされる恐れがあります。これは逆を言えば、ウクライナ軍単体であればロシア領内に攻め込む可能性も出てきたと言え、またそうした事態にロシア自身が自ら追い込んでいるとも見ています。

 それは何故かというと、ロシアはウクライナ四州をロシアに編入したと主張し、国土防衛のために戦い続けると主張しているからです。この主張によってロシアはウクライナと停戦がしづらくなった、具体的にはウクライナ領土からの完全撤退が、ロシア国内の世論によって許されなくなる事態を招いてしまいました。
 最悪、開戦前のクリミア半島のみに限定していればまだ停戦の可能性が作れたと思うものの、今回のウクライナ戦争で得たドネツク州なども編入しており、ウクライナ側の態度を硬化させています。

 これがどういう意味を成すかというと、仮にウクライナがクリミアを含め開戦前のウクライナ領土を全部取り返したとしても、ロシア側は自国領土の奪還のために今後も戦争を仕掛けてくる可能性を残していることになります。一時的に従来のロシア領内に逃げ込んで戦闘が終わったとしても、戦力を立て直した後に「ロシアの領土だから」という無茶苦茶な暴論でまたウクライナに来る可能性がある、っていうかロシアの強硬派は実際そう主張してくるでしょうし、ロシアをウクライナから追い出したとしても火種が消えないことになります。まだ編入をしていなければ違ったでしょうが、今更編入した四州を放棄することはロシア国内情勢的にも難しいでしょう。

 となるとウクライナは今後も延々とロシアと闘わなければならないのか。仮にそうだとしたら、ロシアが今度もウクライナに自国の主張をかざして攻撃し続けてくる可能性があるのならば、ウクライナもロシア領土に攻め込むしかもはや手がないでしょう。それはつまり、ウクライナ領土の奪還が終わった後、そのままロシア国内の領土への進軍が起こりうる可能性があるのではないかという風に見ています。

 実際にやるとしてもさすがに奥深くまで攻め込むことはないでしょうが、国境線付近の地域を占領する程度は起こりうるのではないかと思います。もっともそんな事態は欧米も望まないので、ウクライナのNATO加盟を条件に仲介に動いてくるでしょうが、以上を踏まえると、今後もロシア国内へウクライナが長距離攻撃を仕掛ける可能性は十分あると思います。

 日本としてはロシアが弱れば中国も北朝鮮も弱るだけに、今後もウクライナを応援して今のうちにロシアを弱らせる以外の手はないでしょう。岸田総理も、ウクライナ支援のために増税するというのなら、自分も納得できるのですが。

うなぎ注意


 上の記事はだいぶ前に見かけたものですが、今でも「注意」という単語を見ると「うなぎ注意」と頭によぎるので紹介します。

 詳細は記事にも書いていますが、道路標識になぞらえて「うなぎ注意」と謳う看板を作ったのは滋賀の老舗うなぎ屋さんで、滋賀名物の飛び出し坊やももじって飛び出しうなぎまで作る手の込みようです。一見するとガチの道路標識にも見える出来栄えと言い、ウナギ料理にも手を抜かなそうな印象を覚えます。

 っていうか滋賀にあるなら今度一回行ってみようかな。

2022年12月14日水曜日

ジャック・マーの日本滞在に関する中国の反応

 今日自宅勤務で仕事中、ふと部屋の中にあるテープの剥がし痕が気になりネットで検索したらアルコールなど溶剤かけると取りやすいよとか書かれてあったので、ちょうどたくさんアルコールスプレーあったのでやってみたらめっちゃ落ちて、仕事の合間にひたすら磨き続けてました。

 それで話は本題ですが、昨夜友人から「ジャック・マーが日本にいることについて中国ではどう報じられている?」と聞かれました。ジャック・マーがどうも日本にいる、それも箱根にある孫正義氏が持っていた邸宅にいるという報道は自分も日系メディアを通して知っていましたが、言われてみると中国側の反応を追ってなかったので先ほど早速調べてみました。
 結論から言うと、中国でもこの件は報じられています。

 ジャック・マーに関しては説明不要でしょうが、中国、いや実質的には世界最大のECサイトのアリババを創設した中国でも屈指の起業家です。ほかの中国の起業家と違って海外勤務経験とかはなかったものの、「マネーの虎 OF 孫正義」こと孫氏の中国起業家募集に応じて見事眼鏡に叶い、大量のマネーでフィニッシュしてアリババを立ち上げ、見事成功してのけました。

 もっともジャック・マーというか馬雲氏の最大の業績と言えるのは、アリババに付随して作られたアリペイの方でしょう。クレジットカードも普及しておらず、決済システムにいろいろ制限があり、なおかつ代金だけもらって商品を送らない悪徳業者がはびこっていた昔の中国で、売手と買手の代金決済をアリババ社が仲介するというシステムを編み出し、一躍中国の金融システムの根幹を担うに至りました。

 この決済システムはその後、銀行口座との連動や電子決済システムを内包するなど拡大したほか、抱えた膨大な個人情報をもとに個人の信用スコアを数値化する「芝麻信用」などにも発展し、中国社会において国家ですら無視できない主要なシステムへとなっていきました。
 なお「芝麻信用」で個人情報入力する際に学歴も入れるのですが、自分が通ってた日本の大学もリストに入っててマジビビりました(´・ω・)

 ただそれだけ発展したアリババを無視できなくなったのが、何を隠そう国家でした。もともと、アリババは中国政府の要請に応える形で様々な協力をしてきた一方、銀行システムの連動をはじめ国家からも便宜を得ていました。ただ中国政府としてはアリババを一民間企業として置いておくことは国家の危機につながるという見方を持っていたようで、徐々にその統制を強めていった結果、詳細ははっきりとは語られていませんが馬雲氏に経営権を手放してアリババグループを国に委ねるよう求められたと言われています。
 これに応えてか数年前に馬雲氏はアリババの経営を手放すとともに、忽然と公の場から姿を消しました。この一連の展開がラブストーリー並みに突然だったことから、馬雲氏は何かしらの法に触れて逮捕されたとか、どこかに監禁させられているなどとこれまでも報じられていました。

 そこへきて今回の報道ですが、少なくとも中国のどこかにいると言われていた馬雲氏が日本にいたということで、驚いた人間は少なくなかったと思います。外国に逃げるにしても、より安全な米国とかにいると思っていた人も少なく、私自身も実際そうした見方を持っていました。
 実際には今現在は日本にいるだけでこれまでは中国を含めほかの国にいたのかもしれませんが、もともと日本には彼の恩人ともいうべき孫正義氏もいるし、政治的にも安全だし、何より中国と近くて文化的にも食事的にも済みやすいということから、案外これからも日本にいてくれるのかもしれません。彼のような大金持ちだったら、どの自治体もウェルカムでしょう。

 そんな馬雲氏が日本にいたという報道は、日本国内で報じられた頃とほぼ同時期に中国でも報じられていました。ただ報じられている内容を見ると、「東京にいた」とどれも報じており、日系メディアの書く「箱根」の文字は見当たりませんでした。「東京郊外」と書いている中国メディアもあるので、単純に箱根を東京の一部と考えているだけかもしれませんが。

 報じ方に関しては大体日本と一緒で、やはり意外感があるような書き方がされています。それと同時に、やや同情的な書き方もされているというか、あまりにも巨大な影響力を持つ企業を育て上げてしまったがゆえにいろいろ面倒ごとを抱ええることになって、中国国内にいられなくなったのだろうみたいな書かれ方もされています。この辺なんかは、日系メディアよりもより馬雲氏本人に寄り添った書き方がされているように見えます。

 最後に締めの言葉をまとめると、友人の上海人に見方も大体上記の通りというか、「東京にいるって聞いた。まぁかわいそうだよね」と話したうえで、「でも今コロナがめちゃ流行する中国にいないんだからそりゃそれでうらやましい(´・ω・)」とも言ってました。これもマジ同感(´・ω・)

2022年12月12日月曜日

規制緩和で懸念と流行広がる中国のコロナ

 Switchで「闇のアイマス」と呼ばれる「アイドルマネージャー」というゲームがセールになったので買おうか検討し、ひとまずアイマスのあずささんの動画を見ることで心を落ち着けています。マジな話、この三浦あずさ役をしているたかはし智秋氏はどうして歌手にならなかったのかと思うくらいどの歌もうまいと思います。

中国の「ゼロコロナ」事実上崩壊 実態把握せず、看板政策に傷(共同通信)

 それで本題ですが、上の共同通信の記事に書かれていることはまず事実です。

 先週にゼロコロナ緩和が発表されて各都市で一部規制措置の緩和が発表されましたが、自分の住んでいる上海では地下鉄などの公共交通機関に乗る際に必要だった「場所コード」の提示が不要となった一方、代わりに「健康コード」の提示が要求されるなど、手間的には何も変わりませんでした。
 何気にこうしたコードのスマホでの提示が交通機関利用時に絶対必要だったため、訪問先とかでスマホの電池切れたり故障したら、歩いて遠距離まで帰らなくちゃいけなかったからマジ怖かった。

 話を戻すと、上記のように無意味な朝三暮四の緩和措置はこの週末にさらに緩和され、今日になると地下鉄乗る際には一切のコードも要求されなくなりました。商業施設なんかはまだ健康コードを要求されますが、地下鉄乗る際にいちいちスマホ出さなくて済むだけでも個人的には大助かりです。

 ただ、こうした緩和措置によって皮肉なことに、中国でコロナがここにきて大流行の兆しを見せています。感染者数発表情報では先週や先々週に比べ感染者グラフは減少傾向を示していますが、すでに中国は感染者の全数カウントをやめているとみられることから、中国人の誰もが此度のコロナ流行が終息しつつあるとは思っていません。それどころか共同の記事のように、政府は一切コロナ流行対策を行わないという見方から、これまで以上に感染への警戒感を高めています。

 実際に今日上海市内で地下鉄に乗っていると、明らかにいつもより乗客数が少なかったです。街を歩く人の数も少なく、表情も心なしか暗いものを感じました。会社のボスからもうちのチームに対し、オフィスへの出勤を減らし自宅勤務数を増やすように通達も来ました。そのボスによると北京オフィスの従業員でこのところ感染者数が激増しており、上海などはまだ状況がマシであるものの、近く急増する可能性があると話していました。このボスの意見には自分も同感です。

 また中国人の同僚からは、「武漢など一部都市限定ではまた別だけど、中国にとってこれが初めてのコロナの全国的流行かもしれない」という言葉も聞かれました。またその同僚が送ってきた漫画では、「以前は封鎖に備えて食料を大量に買い込んだが、これからは感染に備えて薬を買い込む」などと、なかなかシニカルに情勢を捉えていました。

 かねてから書いているように、ウィズコロナをやるにはこの冬場の時期は最悪というよりほかありません。ベストは6月、遅くとも10月初めにも今の決断を実施していれば、まだ状況はマシだったと思います。それ以前に、徐々に規制を緩和するのではなく一挙に緩和するというこのやり方は、規制を緩和すべきと言ってきた自分ですら悪手であるように思えるというか、やることが極端すぎる気がします。

 自分の予想では、12月いっぱいは今の緩和ペースが維持されて流行に歯止めがかからず、1月に入ってこりゃヤバイということになって春節前に再び規制を強化、っていうかまたゼロコロナ政策を敷き、春ごろに再び規制を緩和するという運びになるとみています。もちろん外れるに越したことないけど、なんか本当に場当たりな政策ばかりでどうなってんだこりゃという気持ちを覚えます。

2022年12月11日日曜日

国防費増加に対する疑問

 前にサッカーの交代枠は5人なのに、現敷田内閣はすでに3人も閣僚が交代しており、残りの交代枠は2人だと言っている人がいました。なかなかいい得て妙だ、というか5人も閣僚変えるなら内閣やめた方がいいと思う。

 その岸田内閣ですが、来年度にウクライナ戦争を鑑みて、というより中国や北朝鮮への対策として軍事費を大きく増加させる必要があるとして、増税を行うことを党内に示しています。この点について率直に言えば疑問があり、北朝鮮などへの対策が必要なのはわかるとして、なぜ現代で軍事費が増加するのかという点がやや腑に落ちません。

 あくまで軍事の素人としての意見ですが、20世紀の戦争と比べると現代の戦争は非常にエコノミーになっています。その原因というのもドローンなど無人兵器やGPSなどの活用で、これらによりかつては膨大な数のセンサーや装備が必要だったのが、技術の進歩によって安価な部材で代替できるようになっています。
 またこうした新兵器の登場により、生産コストも運用コストも高い戦車や航空機の必要性がかなり薄れてきています。航空機に関しては依然必要視されているものの、ハイローミックスのロー部分に関してはこれまで以上に減らしてもいいような気がします。まぁ哨戒とかの必要性は感じるけど。

 もちろん軍事というのはかなり大きな分野であるだけに金がかかるのは当然と言えば当然です。しかしそこをアイデアでどう乗り切るかが本当に重要で、件のドローンの活用や安価で効果的な別兵器の活用などをもっと盛り込み、増税幅をどれだけ抑えるかをしっかり検討してからこの手の国防費増加に手をかけてほしいです。なんとなく今の状況だけ見ていると、ウクライナ戦争を口実にうまいこと増やそうとしているようにしか見えません。
 まぁ金が足りなくて整備が追い付いてない兵器も多いんだろうけど。

 ちなみにその兵器関連でいうと、新型主力戦闘機に関してはかねてからの報道の通り、英国(+イタリア)との共同開発が決まりました。ドイツもこれに参加するかはまだわかりませんが、英国とは奥に事情も近いし、なにより確実に信頼できる利害関係にある相手であるだけに、米国との共同開発は何度も失敗していたこともあって今回の発表は大歓迎です。
 このニュースは中国でも大きく報じられていて注目も大きく、先日新婚の女性の同僚もこの話題を振ってきました。なおその際、相手が新婚であることから、

「日本の検索サイトで『姑』で検索かけると、検索候補に『殺したい』とかが表示されるよ(・∀・)」
「実行前には生命保険かけておくのが重要ですね(´・ω・`)」

 と返事されました。よくわかってる。

2022年12月10日土曜日

ようやく固まったパソコン回り

 前の記事でUSBハブやスピーカーが無駄に光ってしょうがないということを書きましたが、ようやく今週になって手元に対策グッズが揃い、デスクトップ周りが固まりました。


 相変わらずブルメーメタリックでデザイン超かっこいいドスパラのTHIRDWAVEを中心に、

右:無音無線マウス
左:外付けSSD
左奥:USB TypeCのUSBハブ
真ん中奥:外付けスピーカー
右奥:たぬき(信楽焼)

 上記のような構成と相成りました。

 前回記事の時から追加というか交換したのはUSBハブとスピーカーで、前のこれらのパーツはどちらも無駄に光るのが嫌だったのが交換の理由です。今度のUSBハブは電源オンにしても一切光らないアルミ筐体のハブで、TypeC接続であることから既存のUSBポートを消費せず、多分これ以上ない最高の選択だったと思います。長さは15㎝で短いですが十分事足りるし。

 そして一番問題となったスピーカーは、場所を取らずコンパクトな奴にしたいと思ったのと、前みたく左右に分かれたスピーカーよりかはこの際1体型のがもっとコンパクトでいいだろうという判断から、写真奥にある黒いスピーカーとなりました。このスピーカーもUSBハブ同様に無駄に光らないほか、前回のスピーカーと違ってUSB一つで給電、音声データ転送が行えるため、スピーカー用端子をいちいちつなげる必要がなく、パソコン周りの配線がすっきりしました。まぁブルートゥース接続のスピーカーもあるっちゃありますが、無駄に電力食うのが嫌なのでこちらのUSB端子一本型となりました。
 なおブルートゥースの中国語は「藍牙」です。「藍歯」じゃないのとか思ったりします。

 その新しいスピーカーですが、現在のところは基本満足しているものの、買った当初はちょっとびっくりした点がありました。その点というのも、

お気づきだろうか?

 一見すると音が出てくる箇所が二つあるように見えるのですが、実際には上の写真の右側部分しか鳴りません。そう、左側の網でくくってあるところは完全なるフェイクでした。いうまでもなく、ネットで注文出す時点ではこの事実に気が付いていなかった、っていうか商品説明の欄にある写真も、うまい感じにわからないよう撮影されてたし。

 この事実は家に届いて、パソコンに接続して音鳴らすまで、まったく気づきませんでした。でもって気づいた際は悔しさとか怒りより、「うまいこと売るもんだなぁ」という関心めいた気持ちを覚えました。仮にこれが100元(2000円)位する商品だったらさすがに腹立ってたでしょうが、実際には40元(800円)とかなり安く、まぁ値段相応な商品性能だし、何よりこのギミックのおかげで横幅が広がり、テーブルの上で安定して置けるしと納得できました。
 ただ音源が1つなので出てくる音はもちろんモノラルです。ただそもそも自分はそんなに音にこだわらない性格で(それでもTHIRDWAVE本体のスピーカーは許容できないほど悪かった)、実際につないで頭文字Dの曲とか流してもそれほど違和感感じませんでした。何よりUSB端子1本だけで音声端子をつながずに済むという点でほかのスピーカーより使い勝手がよく、ええ感じやんけとかなり納得しています。

 もっともこの事実に気づいた当初こそ、そんな高価な代物じゃないんだし、また別の1体型で今度はステレオで鳴るスピーカーも買って試してみようかなとも考えましたが、数日間このギミックスピーカー使ってて全く不満ないし、モノラルでも十分だし、何より場所も配線も取らないため、このままの体制で今後もいこうかと考えています。まぁそもそも、本体スピーカーがもっと良ければこうした外部スピーカーを一切付けなくても済んだんだけど。

 それにしてもこのところ物欲が止むところを知らず、無駄にケースとか敷きパッドとかそういうものも買いたがっています。日本で円安に調子乗って無駄に買い物しすぎたせいもあり財布のひもをもっと締めなくてはいいのですが、そもそも今の中国では電子決済しか使わないため、締めようにも財布がない状態です。いつから自分はこんな贅沢な性格になったんだろうかと自問するばかりですが、プラモを買うときはそういうの一切気にならないです。

2022年12月8日木曜日

ゲームレビュー:ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団

 ネットで誰かがスパイファミリーをヒナまつりに例えていたのを見て以降、ロイドのことを平成の怪物こと新田にしか見えなくなりました。お互い超能力使える娘抱えてるし、金髪だし。

 話は本題でまたゲームの話題で申し訳ないですが、つい先日に日本一ソフトウェアの「ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団」を裏ボス討伐も含めて完全クリアしました。そのうえでこのゲームがオススメかどうかという点について結論から述べると、「無理してやらなくてもいい」というか、あまりお勧めできないという印象を覚えています。

 この作品は数年前に発売された「ルフランの地下迷宮と魔女の旅団」の正当続編作品です。ルフランに関しては私もPSVitaで遊んでいるのですが、現時点においてもダンジョンRPG作品としては史上最高傑作といいほどの出来で、同時期に発売された同じダンジョンRPGの「メアリスケルター」と比べると雲泥の差というか、どうあがいても埋めきれない差を見せつけるほどの珠玉の傑作でした。
 マジな話、ルフランを遊び始めてからクリアするまでの毎日はマジで幸せだと感じていたほどで、戦闘、探索、難易度、ストーリー、演出、声優の演技のどの方面でも文句のつけようがないほどの素晴らしい作品でした。恐らく今後これ以上のダンジョンRPG作品に巡り合うことはないと思います。

 それだけに続編にあたるガレリアについても発売前から非常に期待感があったものの、発売時点ですでにPSVitaは産廃化しており、またPS4も持っていなかったので遊べず、もやもやした気持ちを抱えていたらSwitch版が出たのですが、PS4版の発売から日が経っていたのですぐ買う気にはなんかなれず、Switch版発売から1年に当たる2ヶ月前に割引セールされているのを見て、ようやく購入するに至りました。

 あのルフランの続編だからとかなりワクワクしながらプレイを開始したのですが、前述のとおり期待を満たすほどではなく分類的にはガッカリ作品でした。この作品の何が良くなかったのかというと、単純に遊んでて面白くなく、ゲーム性が著しく低かったという点につきます。

 ゲームとしては前作同様にダンジョンRPGで、3Dダンジョンの中を罠をかいくぐったり、敵を倒したりして探索しつつ、キャラクターを育ててボスとかを倒す感じなのですが、序盤こそ前作同様に仕掛けの多いダンジョンを回るものの、中盤以降は「不思議のダンジョン」シリーズのように、ランダム生成されたダンジョンをひたすら上っていくだけになっています。ランダム生成ダンジョンのためマップを埋める行為は意味がなく、ただひたすらに階段を見つけては登っていくだけの作業めいたプレイを強要され、なんとなく遊ばされているという感が強かったです。

 またこの作品、RPGと謳っておきながら極端にボスキャラに当たる敵が存在しません。最初の名前付きのボスキャラに遭遇するまでガチで10時間以上プレイせざるを得ず、その間白熱する戦闘は一切なく、つまらなくはないけどただダンジョンを探索するだけで、この点はかなり強い違和感を覚えました。
 でもってようやく出会えたボスキャラはどれも弱く、後半に至るまでボス戦で苦戦したことは一切なく、基本遭遇するや1回目で簡単に攻略できる有様でした。ただそれは中盤まで、後半に入ると今度は極端に強いボスキャラがやたら出てきて、マジで何もする間もなく一瞬で全滅させられ続けました。表ラスボスなんかもやたら強く、中盤までとは異常なほどギャップがあり、難易度曲線が酷く歪であると感じたくらいでした。

 このほか戦闘に関しても、ミラマキーナなどほかのゲームでいう召喚獣みたいなものが新しく導入されましたが、これが全く使えないというか、途中からは完全に無用の長物と化していました。そのほか先頭に使うキャラも、このゲームはドラクエみたく転職が可能で、転職前に覚えたスキルを転職後も使えるのですが、転職できる職業が異常に多く、後半に入ると膨大なスキルの中から適切なものをいちいち取捨選択しなくてはならなくなります。
 それでいて、戦闘に出せるキャラクターは20キャラ以上おり、このスキル管理や転職の管理に膨大な時間がとられました。この辺、ガチで自動選択がほしいと思ったほどです。それでいて、後半に行けば行くほど魔法(ドナム)が役に立たなくなり、よくいう「レベルを上げて物理で殴ればいい」的な戦略性のない戦闘になっていってしまいます。

 こんな感じでRPGゲームとしてのゲーム部分は正直あまり評価できないというかむしろひどい部類なのですが、ストーリーに関しては前作同様に非常に見るものを魅了するほど素晴らしいものがあります。ただそのストーリーも、前作のルフランと比べると明らかにレベルが落ちており、また裏設定が異常なほど多く、一見してストーリーの全容を把握できるものではないです。
 また中盤に入ってからは大きく話が切り替わり、先の気になるストーリーが展開されてやばいくらいのめりこみましたが、後半に入ったら途端に失速して、クリア直前なんか「どうしてこんなことに……」というような感じで惰性でプレイしてました。多少ネタバレになるけど黒幕が世界を滅ぼそうとする理由というのも、

「今までの辛い記憶、もう忘れてしまおう」
↓↓↓
「よくわかんないけどもうこんな世界滅ぼしちゃえ」
↓↓↓記憶戻った後
「なんで世界滅ぼそうとしちゃったんだろ?」←ガチでこんなこと言う

 こんな具合で、かなりトンデモな動機で面倒ごと起こしていたことがわかります。マジこんな展開見させられたときはこっちの心のほうが折れそうでした。中盤のストーリーはすごい良かったのに。

 以上のように最後の方こそちょっとトンデモな展開になりますが、中盤までのストーリーは依然素晴らしく、全体としてもやはり美しいストーリーだとは評価できます。ただそれだけに、ゲーム部分があまりよくないこともあって一部の人は「Youtubeでプレイ動画だけ見れば用足りる」と言っており、私自身も実際この意見に激しく同感です。

 前作同様、キャラクターは非常に立っておりストーリーは本当にいいのですが、肝心のゲーム部分が大きく足を引っ張ったという印象です。まぁストーリー面も前作が偉大過ぎたともいえるのですが、キャラクターはビジュアルも含めよくできているだけに、非常に惜しいという気持ちがしてなりません。

 なおそのキャラクターの声を演じる声優陣は今作も非常にうまく演じており、ナチルの声の人なんか今まで知らなかったけど演技うまいなぁとはっきり覚えました。ただこの点も、前作で主役二人を演じた仙台エリ氏と種﨑敦美氏のタッグがやばすぎたというか、プロレスでいうと猪木&馬場のタッグ並みに演技力が桁違いすぎる超実力者二人が揃って出演していたため、前作と比べるとガレリアは声優面でも見劣りしてしまいます。

 何気に種﨑氏の声聞いたのはルフランが初めてだったのですが、終盤のあるシーンの演技を聞いて、「マジやばいこの人(゚Д゚;)」と凄まじい戦慄を感じたのを今でもはっきり覚えています。あの当時から現在に至るまで種﨑氏はスター街道をひた走るようになり、冒頭のスパイファミリーのアーニャ役をはじめ、超売れっ子となったことに強い安堵感を覚えます。

 こんな感じであんまいい印象のないガレリアですが、BGMに関しては前作同様にどれも非常に優れた出来だったと、この点に関しては手放しで誉められます。特にこの下の、ゲーム中ではアパルトマンなどで流れるこのBGMは非常に幻想的なイメージが盛り込まれており、何度聞いても飽きないです。


2022年12月5日月曜日

何も緩和されちゃいない

引くに引けないゼロコロナ、擁護派さえも懸念する中国経済の大失速(JBpress)

 というわけで今日出た自分の記事ですが、中国経済の減速ネタなだけにアクセスは悪くないものの、このネタでアクセス取れない方がおかしいので自分としてはそんな大した記事を出した感じはしません。それでもこのネタを出したのはみんなデモの話ばっかしていて具体的にいつゼロコロナが終わるのか、っていうかゼロコロナが終わらなければ中国はマジやばいことになるという指摘が少ないと感じたので、使命感に駆られて書くこととしました。

 内容としてはこの前にこのブログで書いた内容とほとんど被っています。ただブログ記事とは違って、習近平の取り巻きの経済手腕の不安については触れず、企業と受注流出、そして不動産業界の不穏な動きに限定して取り上げることとしました。真面目にグローバル再編が今あちこちで動いているから、中国としては笑ってられないと思うんだけど。

 そうした自分の記事の話は切り上げて、今日になって各メディアで「中国がゼロコロナを緩和」といった報道が相次いでなされていますが、結論から言うと上海市に限れば誤報もいいところでしょう。各報道で健康証明なしに地下鉄などに乗れるようになったと書かれてありますが、実際には「场所吗(場所コード)」の提示が求められなくなった代わりに「健康コード」の提示を地下鉄で求められるようになり、結局乗るためスマホ操作してコード提示する手間は変わりません。
 また商業ビルや飲食店などに入る際には従来通り場所コードの提示が要求され、結局このコード提示のためには72時間以内にPCR検査を受け続けなければならないだけに、正直前と何も変わっていない、むしろ変わったところあるなら答えてみろよとか言いたいです。

 何がおかしいかってこんなの上海現地にいたら誰でもわかることなのに、ほとんどのメディアが「上海で規制緩和」と馬鹿みたく報じている点でしょう。実質的には朝三暮四もいい内容なのに現地の記者らは何を考えてこんな報道を出したのか、理解に苦しむを通り越して日本の将来に懸念を覚えるほどです。

 北京や広州の緩和状況は分かりませんが、話に聞く限りだと上述のように一つが緩和されても別の規制が残っているため結局同じ制限を受けるって話を耳にします。っていうか中国政府が緩和することは少なくとも次の春節が終わるまではまずありえないと思え、そうした視点に欠けた報道が多いことに暗澹な気持ちにさせられます。

2022年12月4日日曜日

自己主張の激しいUSBハブ

“衝撃の声優デビュー”で「モヤモヤが吹き飛びました」…美山加恋25歳の役者人生を激変させた“6年前のアニメ”とは(文春オンライン)

 この子覚えているというか記事にも取り上げている2004年の草彅剛氏主演のドラマは見ていました。でもってこの年のいいとも忘年会で草彅氏がこの子の物真似やって、本人が電話で「微妙に似てるのがむかつく」と話したのもしっかり覚えてます。


 それで本題ですが、前にこのブログの記事でも書いたようにドスパラで購入した新規ノートPCのTHIRDWAVEですが、処理能力やデザインは格別に良くてコスパ最高であったものの、スピーカーに関しては擁護しようのないほど悪いものでした。

 この問題を解決するために中国で隔離が終わったので外部スピーカーを購入しました。上の写真に写っているスピーカーのほかもう一台すごくちっちゃいのも買ったのですが、配線がやや悪くまた小型ゆえに自重が低く、配線を動かすだけでスピーカー本体もすぐ動くのと、スピーカー本体に音量調節用つまみが付いていなかったので、上の写真のスピーカーを備え付けることにしました。
 ただこっちのスピーカーで想定外だったのは、見ての通りブルーライトを全力でこっちに向けてくるという点です。商品紹介のページではこんな無駄な自己主張するとは書いておらず、音響性能に関しては明らかにパソコン本体のくそダメなスピーカーを上回っているというかまともなものの、ちょっとこの無駄なブルーライト機能は残念でした。

 そのためどうせ800円くらいでほかにもたくさんスピーカー選べるので、今度は音声端子がなくUSB一つつなげるだけでならせるというまた別のスピーカーを先ほどまた発注しました。あと右のスピーカーの上に乗っけているスープラのプラモはさすがに不安定が過ぎるので、この後回収して別のところに置きました。たぬきはそのまま。

 ただこちらのスピーカーのブルーライトは許せるというか、まだ全然許容できます。一方、許容できない無駄な自己主張が激しかったのが、USBハブでした。

 THIRDWAVEのUSB端子は3つあり、自分はほぼ常にマウス、キーボード、外付けSSDで3個使い、さらに臨時でゲーム用コントローラ、そして本体性能のあまりの低さゆえに外付けスピーカーを入れることから、USB端子が必然的に不足しています。
 そこで日本にいた段階でUSBポートを増やすため、TypeC接続のUSBハブを買ったのですが、驚きの結果がこれです。


 見ての通り、このサンワサプライで購入したこのUSBハブですが、接続するとみての通り燦燦とブルーライトを輝かせて光ってきます。何が困るかってこれ、パソコンの電源切っても無駄に光り続けるって点です。

 買ったとき、日本にいたときはあんま気にならなかったのですが、上海の自宅戻ってこれつないで夜寝ようと照明切ったら、このブルーライトのせいで部屋が微妙にブルーなムードを漂わせることとなりました。それくらい無駄に光が強かったです。

 ちょっと自分でも気にしすぎかもしれないけど、前述のスピーカーなどは電源切ったら素直に光るのやめてくれるのと比べると、このUSBハブの無駄な自己主張はちょっと受け入れられないというか光るのをやめろと言いたくなるため、また別の、今度は光らないであろうTypeC接続のUSBハブを注文しました。

 っていうかそもそも何でこの手のPC周辺機器って無駄にこういう風に光らせようとするのか、改めて考えると余計なことすんなよという気持ちすら覚えます。そもそも自分はあんま信じてないけど、ブルーライトは目に良くないっていうのに、何故青く光らせようとし続けるのか。
 また今回新たに調達した外付けSSDも、USBハブほどじゃないですが電源ONだと一部光るようになっていますが、無駄にうっとうしいと思うし邪魔だと思ったのでさっき切り取ったビニールを上から貼ってテープで止めました。

 恐らく電源のオンオフ表示のためにこういうさかしいことやってると思いますが、スピーカーにしろ記憶メディアにしろ、故障で機能してなかったらすぐわかるに決まってるので、こんな無駄な自己主張は自分的にはいりません。っていうか無駄に光らせると目にもよくない気がするし、そもそも光らせることで無駄に電力食うことも考えると、こういう余計なワンポイントは排除してくれとメーカーには言いたいです。
 この際検索しやすいよう、無光製品とかいうカテゴリーも作ってほしい┐(´∀`)┌ヤレヤレ

2022年12月3日土曜日

ゼロコロナの異常さを再確認


 関係ないけど上のニュース見て、「徳川家康かよ」と思いました。

 それで本題に入ると、昨日はブログを書きませんでしたがその理由というのも、ついにホテル隔離から解放されたためでした。
 現在、中国では入国者に対し8日間の隔離を要求しています。このうち最後の3日間に関しては住所があり、本人が希望するのであれば自宅で行うことも可能ですが、自分は8日間連続ホテル隔離を選択して、昨日までホテルの部屋から一歩も出ない生活を送っていました。

 ホテルに到着した日が夜遅くだったことから、どの時点を隔離の起算日とするのかがわからず、恐らくは金曜か土曜に解放になると見込んでいたものの具体的なスケジュールも教えてもらえず、最後までどの時点で解放となるかわかりませんでした。そうして訪れた金曜も午前を過ぎ、お昼を過ぎ、この分だと解放は明日かと思っていたら夕方にいきなり「もう帰っていいよ」と言われ、そのまま急いで荷物まとめてすぐ飛び出したのでおーいお茶のティーパックを置いていってしまいました。

 そうして久々のシャバ、っていうか上海の街に繰り出したのですが、隔離先のホテルは当然というか郊外にあり、歩いては自宅はおろか地下鉄駅にも行けないのでスーツケースをガラガラ引きながらバス停まで行き、近くの地下鉄駅まで行くバスに乗り込みました。この際、上海の交通ICカードで料金を払ったところバスの運転手から、「後ろのQRコードを健康アプリでスキャンしといてね」と言われました。
 そのQRコードとは「場所嗎」といって、簡単に説明すればアプリを読み込んだ人間がその場所を訪れたことを記録するようなQRコードです。施設や交通機関を利用する際に読み取りを強制され、これをもとに感染者が出たら濃厚接触者を特定して一網打尽にできるわけです。

 ちょっと前まで日本に滞在し、施設に入ったり交通機関を使用する際にいちいちこういったQRコードを読んだり見せたりしなくてせずに済む生活に慣れていたこともあり、「ああ、これが今の中国か……」といった気持ちをこの時感じました。同時に、日本に渡航する前はだんだんと慣れていっていたせいかあまり気にしなくなっていましたが、改めて考えると、随分と異常な環境に自分はいるんだなということを再確認しました。それもこれもすべてゼロコロナのせいでしょう。

 去年までは自分が感染者、濃厚接触者ではないことを示す健康コードを見せるだけで、基本どこでも出入りすることができました。しかし今年の上海ロックダウン以降はあらゆる場面で健康コードを見せるだけでなく、こうした「場所嗎」を読み込み、自分の行動をお上がいちいち監視できるように強制されています。
 それどころか、上海ロックダウン以降より上海市民は最低72時間ごとのPCR検査を強制されています。検査費こそ無料であるものの、ほぼ2日に一回のペースでPCR検査を受けなければ交通機関が利用できなくなり、東京砂漠ならぬ上海砂漠をさまよう羽目になります。こうした措置はロックダウン前はなく、それどころか私はロックダウン以前は一度もPCR検査を受けたことなかったのに、上記措置によって既に100回以上は今年PCR検査を受けており、これに相当する時間も浪費しています。

 上海ロックダウンが終わり、市内の新規感染者数も減ったというのにこうした措置は撤回されない、それどころかますます条件が厳しくなっていったのですが、渦中に意外とこうした生活上の不便もだんだんと慣れていくもので、日本渡航前は正直言ってあんま気にならなくなっていました。この記事のために作って言っているのではなく、本当にこうしたあまりにも面倒な対応を強制されているおかしさを、日本渡航を経た昨日になって初めて自分は気が付きました。

 その上で、支配というのはこうして徐々に、支配される側が支配されることに対して意識しないように少しずつ締め上げていき、最後にもう引き返せないところまで来たところで完成させるんだろうなとも思います。でもって、支配する側はこうした措置をとる方が管理しやすいので、あれこれ理由をつけてこうした統制を緩めることはないなとも思います。よっぽどのことがない限り。

2022年12月1日木曜日

服喪でウェブサイトが白黒


 上の画像はついさっきキャプチャーした中国EC最大手のタオパオのトップページ画面です。一見すると何でもないように見えますが、実はこれ、何も加工していません。アップロード中に何か起きたわけでもありません。初めからこのようにサイト画面が白黒になっています
 これはタオパオに限らずほかの中国系サイトでも同様で、どうも江沢民の服喪のため白黒にしているようです。

 いろいろ確認したところ白黒となっているのはトップページのみで、商品画面なんかはちゃんとカラーになっています。まぁなってなきゃやばいのですが、最初この画面を見たときはスマホの故障かなどとちょっとドッキリしました。
 それにしても服喪とはいえあちこちでサイト画面を白黒にするあたり、いちいちやることが大げさだなぁという感じがします。同時に、ロイヤルのいない国ってのは国のトップに対してこういう風に扱うんだななどと、やや新鮮な面持ちで見ています。

 なおこの白黒画面は中国のPCR検査結果を確認するアプリのトップページにも使われていますが、施設への入場時の確認に使う健康コード確認画面はちゃんと色ついていました。せっかくだから健康コードもみんな白黒にして、隔離とかそういうのも全部なしにしろよと同僚に言ったらマジ爆笑されました。