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2024年12月20日金曜日

中二病男子の部屋

 ……やっちまったよ(´・ω・)















































 ちょっとわかりづらいかもしれませんが、上の写真は今の自分の部屋のベッドを写したものです。そう、布団カバーを何を思ったのかSu-57が描かれたカバーにしてしまったのです。

 一体何故こんな風にしたのか某ベジータ風に語ると、「勘違いするなよカカロット。今まで使っていた布団カバーがもう何年も使っててくたびれてしまい、そろそろ買い替え時かなと思っていた矢先にタオパオのおすすめに表示され、値段も約2000円とお手頃だったから買っただけで、決して戦闘機が好きだから買ったわけじゃない」といったところです。
 初めてこの言い回しを使ったけど、「勘違いするなよカカロット」はツンデレセリフの枕詞として非常に優秀だと確信します。

 ちなみに柄はF-22もあったけどあっちは寝具に使うにはやや明るすぎる青空色が強かったため、戦車はドイツ贔屓なくせして戦闘機はロシア贔屓なうちの親父と違ってSu-57こと「5th Generation Fighter」はそこまで好きじゃないですがこっちにしました。

 昨夜届いてかなりウキウキにセットしましたが、見た目のインパクトが強いのと部屋の半分以上をベッドが占めているだけに、これ一つ変えただけで部屋全体の雰囲気が変わるというか模様替え効果がでかいです。でもってこれのせいで自分の部屋が如何にも中二病真っ盛りな男子の部屋っぽい雰囲気を纏い、自分もなんだか童心に返った気がします。
 もっとも布団に限らないというか、今の自分の部屋にはこれまで組んだプラモデルが所狭しと並べられており、パソコンデスク一つとっても戦闘機2台、戦車・機動車両が3台も乗っかっています。そのほかあちこち置けるスペースがあれば置いており、戦闘機も戦車もそれぞれ10台以上は配置されています。置き場所ないから洗面所は当然、衣装棚の中にも何故かトヨタ・bBとF-20タイガーシャーク入ってます。

 いい年こいて自分でも何やってんだという気がしますが、値段的に布団カバーは明らかにニトリのカバーよりもお値段以上というか安く、また毎日眺める代物なだけに、好きな柄にした方が心理的に絶対いいはずです。色もダークグレーで落ち着いてるし、寝具ってのはこういうのじゃなきゃと思うので、後悔してません。肌触りも悪くないし……。

 そうは言いながら我ながら今の自分の部屋の趣味性の暴走ぶりには呆れています。プラモデルも戦車や戦闘機が一台だけおいてあるならその複雑な構造と存在感からインテリアとしてすごくよくなるとは思うものの、二台、三台と増えていけば「なんやねんこいつ(;゚Д゚)」的な台無しなインテリアになること間違いなしです。それをあまり客人が来ないからと言ってやってしまい、こうして布団までも変えるのは中二病も男子でもここまで来ない気がします。

 ただ敢えてもう一つ言い訳すると、人間というか人生において「慣れ」という感覚は結構危険というか、あまりにも変化がないと楽しい行為が楽しく感じられなかったりするなど悪影響が強いと思います。そういう意味では部屋の模様替えというのは「慣れ」に囚われた感覚を一新する強い効果があり、やりすぎも問題ですが定期的には今までの常識を崩すようにやった方がよく、その点で寝具は毎日目にすれば肌にも触るし、新しいとそれだけで睡眠が気持ちもよくなるので模様替えの対象としては格好の対象だと思います。まぁ買い替えすぎて無駄に捨ててしまうのも問題ですが。

 なおこれまで使っていた布団カバーは捨てる気はなく、洗濯した後で保管し、また定期的に使おうかなと考えています。破れたりしたらさすがに捨てるでしょうが、あれもまだまだ使えるはず。

2024年12月14日土曜日

電波攻撃!?


 本題と関係ないですがなんか最近上二つの記事がやたらアクセス稼いでして、まるで自分のブログが撤退ニュースを専門的に扱うブログのような気がしてきました。

 それはさておき今日は映画「グラディエーター2」を朝から見に行こうとしていたけど、近くの映画館では何故か上映していなかったので朝から掃除してからパソコン使ってたところ、突然後ろから「ピピッ!」という電子音がしました。電気毛布こそ使ってはいたもののこんな電子音はなる機能はないだけに、一体何が成ったのかとあたりを見回したところ、ある家電が妙な動きを見せていました。

 それは何かというとエアコンでした。知ってる日には早いですが冬のこの時期、私は一切エアコンの類を動かすことはなく、リモコンも引き出しの奥にしまうほどです。それが一体何故動いたのか、考えられる理由としてはどこかから飛んできた電波の周波数がピタリと合ってしまって誤動作することくらいしかありません。
 しばらく見ていると排気口の口が上下するだけでそれ以外にはこれという動作は見当たりませんでした。この中途半端な動き陽からも上記の推測通り、なにがしかの電波を受けて起動だけしてしまったのでしょう。

 ただこのまま放っておくことはできないのでリモコンを引き出しの奥から取り出し、電源オフの信号を送ったところ素直に受け取り、元の状態へと収まりました。なんかこの一連のやり取りやってて、電波攻撃を受けたかのような感じがしました。

2024年12月12日木曜日

攻撃性の源泉は大体が被害者意識

 昨日中国人の同僚とランチの最中、最近の不況からくる社会のギスギス感について話をしていたら、「今の中国人は失業者が多く、自分が被害者だと思っている人が多い。だから攻撃的になる」という話をされ、至極その通りだと感じました。

 被害者意識とは読んで字のごとく自分を被害者だと考える意識ですが、あまりこのように言う人は見ないものの、私は人間が攻撃性を持つ端緒の多く、9割方はこの被害者意識に端を発すると考えています。具体的には、「自分はこれだけひどい目にあったんだから、お返しにこれくらいしてもいい」というような心理の運びです。

 仮にこれが自分に直接被害を及ぼした相手、例えば詐欺の犯人だったり直接暴行してきた相手なら全くわからないわけではないものの、相手を「社会」などと捉えて第三者に向かうとしたら、その当人はもはや被害者ではなく加害者となります。しかし現実にはこのように八つ当たり気味に第三者へ被害者意識をばねにした鬱憤を晴らそうとする者は多く、私自身も最近は減ったけど物に当たることがあり、むしろ直接的な加害者へ向かうことの方が少ない気がします。

 それどころか、ほとんどすべての攻撃的行動というか攻撃性は被害者意識から始まるように思います。昨今の戦争も「向こうから攻撃してきた」、「弾圧してきた」というものを口実に行われており、被害者意識を募らせるか否かがその人の攻撃性すら左右するのではないかとも思います。
 しかし先述の通り、たとえその被った被害の直接原因者が相手だとしても、やり返した時点でその人は加害者となります。しかし被害者意識があると自分が加害者とはあまり感じなくなり、それ故に暴力というものがエスカレートしていくようにも見えます。総じていうと、被害者意識は人を暴力に掻き立てるうえでかなり直接的な役割を果たすだけに、むしろあまり持たない方がいいようにすら思うわけです。

 反対に、「自分は加害者である」といった意識を持ち、それが自分は悪い側にいると思うことは攻撃性を抑える効果があるように思います。キリスト教の贖罪意識などもこれに当たるように思え、あまりにも持ちすぎるとかつての日本の自虐史観につながりかねないのでよくないのですが、少々の加害者だと自認する意識は持っといた方が当人にとってもいい気がします。
 たとえ実際に周りに加害行為を行っていないとしても、知らないところで迷惑をかけている、行動を常に慎まなければならないという心持ちは重要でしょう。逆にくどいですが、自分は常に被害者だという被害者意識はどんどんと行動を先鋭化させる可能性があるだけに、可能ならば持たない、損をしても「なんぼのもんじゃい」とあまり気にしない人間であった方が得でしょう。

2024年11月28日木曜日

インターネットが急に使えなくなった日

 帰宅中、「今日はホーネットでどのステージを攻略しようかな?」などとエースコンバットに思いを馳せていましたが、家についてパソコンを開くやいつもと調子がやや違いました。状態をしばし確かめた後、「とうとうこのXデーが来たか(;゚Д゚)」と独り言ちました。

 何が起きたのかというと単純にインターネットの契約が満期で切れ、使えなくなっていただけです。ただこれちょっとややこしいのが今住んでいる部屋の形態で、玄関を開けてすぐ二つの扉があり、片方は自分の部屋で、もう片方は大家の部屋となっています。元々一つの部屋だったのを二つの部屋にリフォームで分け、下宿人を住めるようにしています。
 ちなみに中国の家だとトイレバス、寝室が二つずつあるのは割と珍しくなかったりします。祖父母との同居も珍しくないためだと思いますが。

 話を戻すと部屋は分かれていますがインターネット契約は一つで共用しており、大家が通信会社と契約しています。年間1300元(約26,000円)くらいで11月に更新なのですが、日本みたく毎月自動振り込みで更新するわけじゃなく、年払いでポンと払って期限が切れたらまた更新手続きを取る形としています。
 なおネット料金は最初は大家側が払ってましたが、いつしか自分が負担するようになりました(´;ω;`)ウッ…

 以上のような環境なため、11月に入ってからは「そろそろネット契約切れるだろうな」とあらかじめ想起していました。そしてそのXデーが見事今日になって訪れたわけなのですが、前述の通り契約主は大家です。
 日本はどうかは知らないですが現在中国ではネットの契約が切れても、携帯電話のアプリなどから24時間いつでも料金チャージすることができ、店頭に赴かずにすぐ契約を更新できます。しかし契約主が大家であるため私からは更新できないため、WeChatで大家に連絡して支払いをしてもらうよう伝えました。

 そんな感じでネットにつないでいないパソコンを前にしたところ、いつもはYoutube見たりブログ書いたりでプライベートの時間がいくらあっても足りないと思うというのに、こうしてネットが使えなくなるや「やることないじゃん(;´・ω・)」てなことになり、手持ち無沙汰になりました。
 仕方ないのでダウンロードしたけど遊んでなかったゲームを開いたりしてましたが、ダウンロードしたのに遊んでないだけあっていまいち盛り上がらず、結局すぐやめてしまいました。その後も特にやることなく、もう夜中だけど買い置きしているプラモを開けてしまおうかとすら思うほど暇で、最終的には夜8時にもかかわらず毛布にくるまって寝ようとすらしました。

 そうこうしていたら大家から「支払ったよ」と連絡があり、確認するとネットが復旧していました。こういうインフラ対応の早さというか自動化ぶりはマジ中国はいいと思います。

 以上のような経緯もあってこうしてブログ書いていますが、やはり現代において時間の消費という点ではインターネットの大きさを改めて痛感します。ネットがなければほぼすべての娯楽を楽しむことができず、エースコンバットもSteamにネットでつながなければそもそも開けないあたり、ネットなしではマジで時間を持て余します。

 逆に今回、手持ち無沙汰な時間を過ごして久々にゆったりとした時間を感じることができました。やはり自分もネットに頼り切りすぎるというか、たまにはネット断ちをしてああしたゆっくりとした時間の流れを意識的に感じた方がいいのかもしれません。
 さて今日はやっぱりホーネットではなく、グリペンで飛ぶべきか(;´・ω・)

2024年11月24日日曜日

経営者としての過ちと後悔

 今日自転車に半年ぶりくらいに注油したせいか今家の中が油の臭いで充満してます。真冬じゃないから窓開ければどうにかなるけど。

経営シミュレーションゲームて昔のほうがええのいっぱいあったよな(ガハろぐ)

 話は本題ですが上のまとめ記事見て、自分もカイロソフトをはじめこの手の経営ゲーム好きだったので楽しく読んでました。ただこのまとめ記事の、以下のコピペが妙に印象に残りました。


186 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/05/09(水) 23:33:30 ID:g5FQzX2v
当時中1くらいだった俺は新テーマパークって遊園地経営ゲームをしていた
ゲームは3歳の頃からしていたくらいのオタだが所詮は中学生
初めての経営物が上手くいくわけもなく赤字決算が続いていた
このままでは俺の遊園地は赤字で潰れてしまう
どうしようと思ってた矢先に裏技の情報が舞い込んだ

その裏技は「お客さんが店に並んで会計をする瞬間に値段を上げればいくらでもぼったくれる」
という裏技だった
経営難の俺は早速その裏技を実行する事にした
ターゲットにした「若者(男)」がコーラショップに入った瞬間に俺は120円のコーラを9999円に値上げ
もちろんそのまま売れて普段のコーラ80杯分の値段で売った俺はホクホク顔

しかしそこで俺は気がついた
「この店の商品は高すぎる!」のマークを出しながら若者がパークをウロウロし始めたのだ
てっきり無一文になったらさっさと帰ると思っていた俺がその若者にチェックマークを付けて追跡すると
怒りのマークを外したけどお金が無いため何も出来ずうろうろする若者
無一文のためにアトラクションに乗れず目の前に置いてあるベンチに座ってひたすら眺めてる若者
ゲームショップを横切るも「お金が無いよ」のマークをだして名残惜しそうに通り過ぎる若者
彼がぼったくりコーラを持ってパークを去ったのは閉園時間だった

俺はその時この若者が俺のパークに来る事をどれだけ楽しみにしていたかという事を思い知らされ涙した
その日から様々な方法を試してお客さんに高い満足を得てもらいながら利益を出す方法を研究した
いつかパークが有名になってその若者がもう一度来園してくれた時に「この遊園地は最高だ」といってもらえるように夢見て…

今でも経営物のゲームをやる時はこの時の事を思い出して良い経営者になれるように努力している


 なんというか泣かせるコメントです( ;∀;)

 以前にもこのブログで書いていますが、後悔という言葉は基本ネガティブな意味で使われ、「公開のない人生」などとなければ無い方がいいような扱いすらされています。しかし私自身は後悔というのがあるかないかはその人の人間性を大きく左右するものだと思え、後悔の分だけ反省もあり、後悔という方向修正を繰り替えした分だけよりまっすぐな生き方ができるものだと考えています。

 そういう意味で上のコメント書いた人は、たかがゲームとはいえこの時の体験が何かしらいい方向に向かわせたのではないかと密かに感じ入り、やはり後悔はするべきものだと再確認したような気になりました。

 ちなみに自分はカイロソフトのゲーム会社運営ゲームで、販売するソフト名をすべて「淫らな~」という風にして、「淫らなテトリス」、「淫らなクエスト」みたいなゲームを次々と発売していました。後悔は全くありませんでした(´・ω・)

2024年11月21日木曜日

北の富士勝昭の逝去について

 日本の急に気温が落ちたと聞いていますが上海でも先週まで11月にしてはやけに暑い日が続いてたいものの、一昨日くらいから急に気温が落ちて過ごしやすくなってきました。ただ気温の落差が大きいためかこのところだるくて体調も悪く、今日も朝から胃が痛くて仕事中は暴れだしそうでした。

 そんな気候のためかこのところ著名人の訃報も多かったのですが、昨日の大相撲解説者の北の富士勝昭の逝去報道は自分もショックを受けました。以前より体調が悪いと聞いていたし、元力士にしては長寿で大往生に間違いはないものの、あの痛快な解説がもう聞けないと思うと非常に寂しく感じます。
 中国行ってからは大相撲中継を見ることはほとんどなくなったものの、かつて日本でほぼ毎日見ていたころは親類よりもこの人の声を聴いていた気がします。ユーモアがありつつも取り組み内容を分かりやすく的確に解説し、また新人力士への叱咤激励なども非常にしっかり行われており、解説者としてはほかのスポーツを含めてもこの人が一番好きでした。

 個人的に覚えている発言としては横綱日馬富士の四股名が安馬だった頃、彼が趣味で描いた油絵が中継で紹介された際に「こりゃ安馬じゃなくてプロだね!」というダジャレを利かせたコメントが記憶に残っています。

 やはり子供のころと比べると知っている著名人の数が増えていることもあり、その訃報を聞いて寂しく感じることが多くなりました。今までの訃報の中では水木しげるが一番ショックがでかく、次に政治解説者の三宅久之が来て、三番目に今回の北の富士勝昭が来そうです。
 それだけ訃報を見るほど自分も年食ったということですが、正直喧嘩っ早いからもっとずっと早く死ぬと思ってたのに思ってた以上に長生きしてしまって自分もなんか戸惑ってます。

 大坂の陣の前に浪人から参戦したものの多くは若く、あれが出世のラストチャンスだと考え、「死んでもいいから活躍させて」みたいな願掛けを近くの神社にたくさん奉納されていると聞きました。実際、あの時代は家柄で人生決まるところが大きかっただけに、二十代とかで一か八か戦で活躍するかに人生かかってたともいえます。その辺深く掘り下げると、早くに金稼いで残りの人生を細々と過ごしたいという若者のFire思想になんか近いように思え、自分もかつてはあっち側だったのかなどとちょっくら思ったりします。

 ちなみによくほかの人に「花園さんは残りの人生で何がしたいの?」と聞かれますが、「もうやりたいことある程度やったからほかの人に迷惑をかけず、そこそこのんびりと周りに感謝されることを心掛けながら余生を今過ごしている(´・ω・)」と答えると大抵変な顔されます。なんか年齢観がやっぱほかの人と違うのかもしれない。

2024年11月10日日曜日

社畜車

 今日の上海は朝から雨が降っており、昨日の予報時点でもそうだったので晴耕雨読な一日を過ごそうと決めていました。そんなわけで午前九時に目を覚ますと「アクション対魔忍」して、「エースコンバット7」をして、お昼に昨日作り置きしていたカレーを食べ午後に入ってからは、





 こちらのトヨタ・プロボックスのプラモを作っていました。

 知ってる人には早いですがトヨタの影の稼ぎ頭こそ社用車でおなじみのこの車、何故かゴールド会員にしてもらってもいいくらい私が貢ぎまくっている上海のプラモ屋が先日入荷していました。こんなスポーツカーでもない日本の社用車のプラモを中国で一体誰が買うのか、何を考えてあの店はこんなキットを仕入れたのか深い疑問を覚えたものの、「今を逃すと中国でこれを仕入れる機会はない」と踏み、すぐさま発注しました。入荷数が少なかったのか、その後すぐにこのキットは売り切れとなっていました。
 

 さてこのプロボックスですが、実は前々から日本国内で購入を検討していたキットでした。前回日本にいたころも検討したものの、個人的にはひとつ前のモデルの方が好きだったのと、3000円くらい出してまで購入するほどかという迷いから結局見送りました。
 しかし今回は中国で手に入る、しかも前述のように恐らくもう次のチャンスはないという予感から、金に糸目をつけずにすぐ発注することとしました。


 こうして買ったキットですが、アオシマのキットだからパーツの整合性とかが若干不安だったのと、Amazonのレビューを見てもボディ周りの整合性に問題があるというコメントがあったことからうまく作れないかもという予感を感じていました。しかし実際作ってみたところ思っていた以上に整合性は良く、唯一リアバンパーが押し込みづらい形状となっていましたが、その代わりに隙間が小さいこともあって接着剤不要で嵌め込むことで済むようになってました。白と黒の対比が重要な車なだけに、この辺は上手く運べてよかったです。
 また説明書も、こういっちゃなんですがアオシマのキットにしては割と詳細に編集されており、迷いやすい部分とかも細かく補足図を入れたりしていて、迷うところもあったものの、総じて質のいいキットだと思いました。ちなみにリアシートは立てたり畳んだりさせることができます。

 もっともリアのトーションバーは慣れてない人からすればうまく作れない可能性があります。うまく作れない場合はバネを敢えて使わず、タイヤ高さ位置を固定するように接着剤でパーツを固めてしまった方がいいかもしれません。

 話を戻すとこの車、前述の通りトヨタの社用車として非常に流通しており、実際に乗車した経験のある人も多いと思います。評価も基本高く、社用車ではなくマイカーとして使う人もおり、そのシンプルなデザインと相まって玄人好みな車となっています。
 その一方、社用車でガソリン気にせず乗られることもあってか、首都高ではこの車で飛ばす人も多いと言われています。特に激務でおなじみのキーエンスのプロボックスが非常に有名で、「プロボックスに抜かれたと思ったらキーエンスのロゴ入りだった」とよく証言されており、首都高最速はキーエンスのプロボックスだとまことしやかにささやかれています。

 それだけにシールことデカールには、キーエンスのロゴを入れてほしいとマジで思っていました。さすがにこのキットにはそんなデカールは入っていませんが、もし入れてくれるならもう一個このキットを私も買うでしょう。っていうかこの車、トヨタの車というよりキーエンスの車というイメージの方が強いです。でもって社用車と呼ばれるより、社畜車って呼ばれることも多い気がする(;´・ω・)

2024年11月5日火曜日

昨夜見た夢Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

「富江」シリーズ漫画家・伊藤潤二氏、楳図かずおさんとの思い出回顧し「人生最大の思い出です」(日刊スポーツ)

 本日、漫画家の楳図かずおが亡くなられていたことが報じられました。私はやや世代が外れているため読んだ作品は「漂流教室」くらいしかないのですが、この一作をもってしても偉大な漫画化であったことが伺われ、多くの著名人もその訃報にコメントを寄せています。
 中でも表現的にもストーリー的にも楳図かずおの完全なフォロワーであり、且つ現在世界でも高く評価されている伊藤潤二氏のこのコメントは色々感じるところがあります。恐らく楳図かずおがいなければ、伊藤氏も世に出ることはなかったのではないかと思います。

 さてそんな楳図かずおといったらその本人のキャラクターはもちろん、やはりホラー漫画が作品ジャンルとしては代表格ですが、たまたまでしょうが昨夜やたらホラーな夢を見てました。

 昨夜は夜更かしして1時半くらいまでゲームしてようやく布団に入ったのですが、時間も時間だったのですぐに寝入ったかと思いきや、恐らく三時くらいにあいまいな状態で目が覚めました。その状態のまま夢を見たのですが、自分は小学生くらいで、友達の家に夜遅くまで遊んでいたためそのまま止まることとなったのですが、二段ベットの上の棚のところに友達の小さな弟が入り込んでしまい、高さ的に危ないから降ろそうってことで自分が向かいました。
 ベッドに上って棚からその弟を下ろそうとしたところ、その弟は顔は見えませんでしたが手足がなく、「どうやってここまで昇ったの?」という思いがするとともに、誰かが意図的にここへ置いたのかなどと想像を巡らせました。

 そうこうしているうちに夜はさらに更けたため、床に布団を敷いて寝ることとしました。さっそく自分と、その家の友達、あともう一人の友達と一緒に寝るのですが、電気を消してしばらくすると何やら誰かが部屋の中に入ってきて、自分の後ろで寝ている友達を切り刻むような音が聞こえてきます。ただその音は一人からしか聞こえず、目で見たわけじゃないものの、その家の友達が親と一緒に、もう一人の友達を切り刻んでいるかのようでした。
 その行為は延々と友達に向けられて自分には向かってこなかったためか、自分は息を殺して何も気づかぬように寝たふりをし続けていたのですが、










「黙ってれば助かると思った?」

 という言葉を不意にかけられたとこで、はっと目が覚めて現実世界の自分の部屋が視界に入ってきました。さすがにこの瞬間は自分の後ろを振り返ることができず、そのまま息をひそめるかのように目を瞑って再び寝入るまで動こうとしませんでした。でもってその後朝が来て部屋に光が差したところで、目覚ましが鳴る前にのそのそと動き始めてました。
 こんな感じで朝起きながらこの夢を振り返り、「見つかったらヤバい」的なシチュエーションで息をひそめる状態の恐怖ってのはやっぱり来るものがあるなどと考えてました。こんなホラーな夢を見たその日に冒頭の楳図かずおの訃報が出てくるもんだから、何か関連性があるのかと疑ってしまいます。

 なお楳図かずおとの関連性はないでしょうが、なんかこの1週間はあらゆることが裏目に出ている気がします。2回目の使用となる折りたたみ傘を外で開いたら風であっさり骨が曲がり、代わりにと買った傘は試し開きして傘袋に入れようとしたら一発で傘袋が裂けました。「天堂」ってブランドの傘で信用してたのに、一気に信頼感なくなりました

 このほかも空回ることが多かったほか、一昨日は恐らくまた血栓を作ってたのか夕方ごろから右眼の奥が急激に痛くなり、立ってられないため横になってしばらくしたら詰まりがが取れたのか、右のこめかみ辺りでドクドクと血管に血が循環する感覚がはっきりわかるほど流れたりしてました。ちなみにこうなる前は左右の目の焦点がやたら合わずずっと目が痛かったものの、血管のつまり取れてからはまた焦点が合うようになり、なんかいろいろ怖いです。よくないものが憑いているのかなぁ……。

2024年10月20日日曜日

ジョーカー2おもんなかった(´・ω・)


 婚活中の主人公が同僚に誰か紹介してと頼んだところ「コミュ障な子でよければ……」といわれ会ってみたら、すごい虚無僧が待っていたという漫画なのですが、無駄に勢いあって単行本買ってしまいました。1話当たりのページ数少ないからかえって勢いあっていい気がする。

 話は本題ですが昨日映画の「ジョーカー2」を見てきましたが、世間での評判通りおもんなかったです。恐らく監督としては「周囲が期待する自分」と「本来の(そうありたい)自分」とのギャップに悩むというのを描きたかったんだと思いますが、皮肉にも大ヒットした前作から高まる期待に対し、それに全く応えられない続編ということで身をもって期待と実体とのギャップを反映した作品でした。
 主演のホアキンの演技は相変わらずよく、法廷のシーンなんかやっぱり神懸っていたのですが。

 このほか今回見たのは言うまでもなく中国での上映ですが、性的だったり暴力的だったりするシーンはカットされていたのか不意にぶつ切りで場面が切り替わっていました。もっとも映画全体がクソで、マジで見ている最中あくびが止まらず、早く帰りたかったのでカットしてくれてマジ感謝な気持ちでいっぱいでした。朝一の上映を見に行ったけど、見ているのは自分を含め三人だけでちょい寂しかったです。

 ちなみにこの前には「トランスフォーマーONE」も見に行っていますが、こっちは普通に面白かったです。展開がはやっ子供でも飽きないであろう内容で、大人も十分見ごたえのある作品だったと思います。

 そのトランスフォーマーですが、日本で流行っていたのは自分が幼稚園にも通わない頃の幼児時代だったためあんまり作品内容とかも把握してないのですが、自分がデパートで迷子になったとき、デパートの店員が自分を慰めるためにトランスフォーマーの下敷きをくれたことを今でも覚えています。こういう人の好意というのはやっぱ忘れられないものです。

2024年10月5日土曜日

上海の七宝寺、真如寺


 この連休中、弱った体力を取り戻すため休息するとともに、真夏の間にできなかった運動をするため近くの寺に自転車で行ったりしました。行ったのは上海市内にある七宝寺と真如寺で、このうち七宝寺は付近が古い水郷街として観光地にもなっており、上の写真みたく連休ともなれば人で混雑します。


 肝心の七宝寺は人が集まるところからやや離れており、一定の静けさを持ってたりします。寺の境内には上の写真のような塔があり、中に入って階段を一つずつ上って最上階まで行けます。


 文字が小さくて見えませんが、この像はお地蔵さんこと地蔵菩薩です。金色したお地蔵さんが珍しく思うと同時に、不動明王と同じく中国ではあまりお地蔵さんを見ることがないため、敢えて写真に撮りました。なんで日本であんなに人気になったのかが少し不思議です。


 中国も若干神仏集合というか仏教と道教が混ざっているところがあり、上の像は目から手が生えてることでおなじみな楊任の像でしょう。マジでこの造形考えた人は神ってる。


寺の売店入口で何故か猫がたたずんでいた


 今度は真如寺で、上の塔は1999年に立てられたものらしく立派なこしらえでした。割と町のど真ん中に立ってて、その点でも印象的な建物です。


 仏像のある部屋には上の写真のようにルームエアコンが入ってました。温度や湿度管理の面kなら見て非常に合理的であると思え、なんか記念に写真撮ってました。



 こちらでも猫が我が物顔して境内を歩いており、ちょうど樹の上に上ったところをうまく撮影できました。


 樹から降りてくる猫を目当てに女性たちがみんなでカメラを構えたので、自分は彼女らを取りました。マジで猫大スター。

2024年10月4日金曜日

アカデミーのF-15Eのキットは侮れない:(;゙゚''ω゚''):


 またプラモの話題で申し訳ないのですが、韓国アカデミー社のキットでF-15Eことストライクイーグルを昨日作っていました。ってか昨日は体調悪いのは運動不足のせいだと思って、朝から2時間ほどさまようよろいの如く上海市内を歩いて、午後からこれ作ったあたり無駄にバイタリティあった日でした。


 ストライクイーグルは以前にもハセガワのキットで作ったことがありましたが、値段は確かに安かったものの古い金型で作られていることもあり、プラ素材も含めて若干ペラペラ感が強く、作った後の満足感が余りありませんでした。ハセガワはF-15に新しい金型を起こしていてそっちは値段は高いもののクオリティは上がっているというのですが、前のキットの残念さからハセガワ以外でイーグルをもっかい作ってみたいと前から考えていました。


 そこで今回こうしてアカデミーのキットで作ってみたのですが、また非常に満足感のあるキットで、150元(約3000円)にも納得の代物でした。むしろ安い方でしょう。
 最初は飛行機そのものの形として武装はミサイル数本載せるだけでいいかなと思ってましたが、ハードポイントも付けたことだしそのまま武装をつけるかと結局付けたところ、上の写真のように両肩から突き出るドロップタンクをはじめめちゃくちゃ格好良くなりました。やっぱいストライクイーグルは武装があってなんぼなのかもしれません。


 キットに関してですがパーツの整合性はどれもよく、ほとんど狂いなく接合できました。というより精確過ぎるというべきか、実はこのキットにはほとんど接着剤を使っていません。ほぼすべてのパーツがガンプラみたくはめ込みで固定できるようになっており、脚をはじめやや不安ある個所にはsっ着剤を投入しましたが、恐らく全く接着剤を使わなくてもきちんと組立られたかと思います。


 嵌め込みなのだから作りもおおざっぱかというわけではなく、胴体は上半分と下半分で分かれていて、コックピットはさらにその胴体とは分けて組み立てるようになっており、パーツ数もそこそこな量となっています。にもかかわらずほぼ嵌め込みだけでの組み立てを複雑なジェット戦闘機で実現しているあたり、アカデミー社の技術力には今回恐れ入りました。
 もっとも欠点もないわけではないというか、デカールの指示番号をはじめ説明書に明らかなミスが複数見受けられました。また上下がほぼ対称で見分けのつかないような個所もあり、この点さえきちんとカバーしてたらパーフェクトでした。


 またこのキット、うちのソ連人民の敵である親父も勘違いしたのですが、無塗装です。プラ素材自体がややダークグレーな色になっており、塗装なしでもまるで塗ってあるかのような印象を持たせています。
 アカデミーはこれ以外でも、コルセアのキットで素材を初めからディープブルーにしておくなど、塗装いらずともいうべきキットを多数出しており、自分もその点を前から高く評価しています。デカールもこのストライクイーグルではあまりにも量が多いのであんまり貼らなかったのですが、基本的にどのキットもいいデザインのデカールを用意しており、見栄えならタミヤやハセガワを明らかに凌駕すると思います。


 当初はコックピット真後ろにあるエアブレーキは立たせようとしたものの、やっぱり飛んでいるような姿にしたいと思い結局収めることとしました。

ダークグレー色が本当によく映える

 何気につい先日、安売りされていたし「龍が如く7」も動くのだから、今のパソコンなら問題ないだろうと「エースコンバット7」をSteamで購入して、この前初起動したばかりでした。飛行機への情熱が高まっている最中で作っており、またその完成度も高いことから、非常に満足するキットとなりました。
 ただ欲を言えばエアインテークの口は水平ではなく、ステルス対策として最新のイーグルのようにやや前に垂れ下がるなで肩形にしてほしかった気がします。もっともほかのメーカーもそんななで肩イーグル作ってないけど。肩の突っ張った形がイーグルらしいというのもわかりますが、最新のイーグルⅡみてるとやっぱ格好いいなと思うので、早く再現したキット出してほしいです。っていうか日本もイーグルⅡを買うべきだ。

2024年9月28日土曜日

ノートパソコンに故障発生(ヽ''ω`)

スペースキーが反応しなくなった(OKWAVE)

 上の質問を出したのは自分ですが、そこで書いている通り去年買ったノートPCのNEC Lavieの本体キーボードスペースキー、並びに周辺の下列キーが反応しなくなりました。年数経ってたり、普段から散々叩いているならまだしも、日常的には外付けキーボードしか使っておらずなんで本体キーボードが触ってもないのに不具合起こすかやや意味不明です。

 購入から1年保証、でもって確か小売店で3年保証へとランクアップさせていたはずなので多分大丈夫だとは思うのですが、上海在住ということから保証を受けることができず、この点で色々思うところがあります。っていうかそういう海外仕様前提で、高くても故障しにくいブランドとして選んだはずが、1年内にこういう意味不明な故障起こすというのはちょっとどうかっていう気がします。

 前述の通り普段は外付けキーボード使うのでそこまで影響はないですが、何かっていうときにこのキーが反応しないのは大きな問題になる可能性を秘めているだけに、いい気がしません。この際、次日本返ったらまたPCごと交換してしまおうかと密かに検討しています。

 っていうかオファーに対しZoomかTeamsで話さないと言われたけど、中国だとどっちもアプリからだとうまく起動できなかったり、なんか今日は色々疲れさせられる日です。メンタル的に弱ってるのかも(ヽ''ω`)

2024年9月17日火曜日

ちょっと珍しい中国のFC-1のプラモ


 また自作プラモの話で申し訳ないのですが、ちょっと珍しいと思う機体なので紹介を兼ねてこうして記事化しようと思います。そのプラモというのも、FC(Fighter China)-1という、中国製でありながら中国では運用されていない戦闘機です。


 この戦闘機は中国とパキスタンの共同開発機で、現在はパキスタンで主に運用されています。みヤンマー国軍も買ったそうですが、あんまり稼働はしていないそうです。


 中国側は開発ベースは中国のJ(殲)-7で中国独自のオリジナル機体だと主張していますが、実際にはパキスタンがアフガニスタン戦争の後に米国からもらったF-16がベースだと言われています。実際、こうしてプラモで作ってみたところ、エアインテークの位置こそ胴体下部から脇に移っていますが、全体サイズといい主翼や尾翼の形状を見る限りだと、完全にF-16と共通しています。

パキスタンでは「Thander 04」とも呼ばれてるらしい

尾翼付け根に切り込みが入っているのはF-16そのまんま

 作ってみた感想としては、メーカーの小号手(トランぺッター)は伝統的に戦闘機脚部の設計が弱く脚が明らかに折れ曲がりやすいのですが、このキットはそういうこともなく、固定が成れてないとてこずりますが逆にきちんと接着出来たらゆるぎない強脚を見せてくれます。
 またエアインテークの組み立ては非常に面白く、胴体下部と上部の間にコックピットを含む胴体全部を差し込むような構造をしており、やや寸法合わせが難しかったですがこの辺の組み立ては本当に楽しかったです。機体そのものがF-16同様にベーシックな形状をしているので、作ってて楽しいキットでした。

 もっともコックピット周りは「こんな細かくする必要あんの?(;´・ω・)」と思うくらいやたら細かい部品が多く、組立も面倒で、ここにやたら時間がかかって嫌でした。コックピットなんて組み立てたらほとんど見ない箇所だから、もっと適当でもいいと思うのに。ここを乗り越えた後は基本スムーズでしたが、最後のデカールがやたら皺ができやすいデカールで、貼り付けるのに苦労しました。

 なおこの機体、中国も当初は導入を検討したものの、すでに運用していたJ-10の方が武装も多く運用実績もあるため、結局このFC-1は見送ったそうです。この判断は確かに懸命だと言えるのですが、FC-1を入れずとも中国は運用戦闘機種類が非常に多いです。
 具体的には、前述のJ-10とロシアのフランカーシリーズ(Su-27、Su-33、Su-35)が主ですが、このほかにも自称ステルス機のJ-20、J-35が入り、整備とか大丈夫なのと他人事ながら心配になってきます。

 なお日本は戦闘機ならF-15、F-35とF-2の3種類だけで、面白みはないけど現実的です。ぶっちゃけ新しい機体を英国と共同で開発するのもいいけど、F-15の最新版に取り換える方がもっと現実的なんじゃないのという気もしますが。F-15の最大の武器は拡張性だし、取り換えた機体もさらなるアップグレードで使いまわせる気がするし。

中国では中秋、日本では秋分

 今日は中国は中秋節なため祝日で、朝から「龍が如く7」をやり続けようと思ったら仕事入ってきたので怒りの休日残業となりました。てか連休明けにミーティングとか入れるなよ。

 話を戻すと、この中秋というのは日本でも「中秋の名月」という言葉で一般的に使われています。中国でもこの時期の月は名月とされ、月餅など丸いものを食べながら月を眺めるという文化があります。

 そんな中秋についてよく通っていて顔なじみになっているコンビニの店長に「日本でも中秋節は祝日なの?」と聞かれました。この時に改めて考えたのですが、日本では秋分の日を祝日としていますが、実質的に中秋も秋分も16番目の二十四節気を表す言葉で、意味的にも内容的にも同じです。なのになぜ日本と中国でこうも使い分けているのか、若干腑に落ちない気持ちを覚えました。

 あくまで好みの問題ですが、私としては中秋節の方が月を眺める文化習慣を表す言葉にもなっていることから、こっちの方がいいんじゃないかという気がします。何となく秋分だと春分の兄弟格で「昼と夜の時間が一緒な日」のようにしか受け取れず、何より「秋分の名月」とは誰も言わないことからも、文化的な習慣と結びつくうえでこの際「中秋の日」に名前を変えたっていいじゃんとかすら思います。

 なお今日はその件のコンビニで月餅買ってさっき食べましたが、これとは別に中秋の名月に見立て中国に売り込み、マジでかなり定着させることに成功した日本の秋月梨もお昼におやつ代わりに食べました。個人的に話はマッドシティ名産の幸水または豊水を好みますが、秋月梨もでかいだけあって食べ応えがあり、この時期に食べるのが割と楽しみでよく買ってたりします。

2024年9月9日月曜日

静の恐怖から動の恐怖へ移るホラー作品の続編

 先行して中国で公開されて自分も見てきた「エイリアン・ロムルス」ですが、日本でも公開されて評判は上々のようです。前回レビューでも書きましたが本作品では過去のエイリアンシリーズが要所要所でオマージュされた場面があり、過去シリーズ作品に対する敬意を払ってエイリアンの伝統をきちんと受け継いでいるだけじゃなく、「いいアンドロイド」ともいうべき本作独自の要素による味付けも施されており、エイリアンシリーズとしてだけでなく一娯楽作品としても非常に評価できる名作だと個人的にも思っています。

 その過去作品のオマージュですが、古い作品も多いため解説記事でもこの点がよくポイントになりやすいです。それもそのはずというか第一作目は1979年公開という半世紀近く前の作品であり、リアルタイムで見た人となると結構な年齢を数えるくらいであり、若者からすると若干古典的作品に見えるかもしれません。
 その第一作目ですが、この作品の制作当時はCGはおろか特撮撮影技術も現代と比べて非常に低いものがありました。ただそんな制限された環境においてもリアリティを見ている人に感じさせるため色々工夫されており、一番肝となるエイリアンはその活発に動く姿を撮影することが難しかったためおなか破って出てくる赤ちゃんの頃を除き、最終盤まで全身像は移さず特異な顔面部分のみしか映されませんでした。ただこの演出が「潜む恐怖」というかどこにいるのかわからない、けど見つかったら終わりともいうべき恐怖感を作る上で貢献したと言われています。

 そんな第一作の続編として出された「エイリアン2」では一転して、大量のエイリアンが所狭しと画面内で大暴れしまくり、海兵隊とバトルし合うアクション性が強められた作品となりました。路線変更をしたものの公開当時の評価は非常に高く、「ターミネーター2」が出るまでは最も成功した続編作品との呼び声も高かったようです。
 もっともこの時代においても怪物がはしゃぎまわるシーンを撮影するのは困難で、エイリアンの人形(ぬいぐるみ?)は数体しか作られなかったものの、撮影方法を工夫して何十体も動き回るように見せていたそうです。

 話を戻すと上記のエイリアン1から2への路線変更については、静かに恐怖がにじり寄るような1に対し、2では反応が遅れればすぐやられる的な動の恐怖へ移行したと評する声があります。この静の恐怖から動の恐怖への移行ですが、勘のいい人ならすぐにピンとくるかもしれませんがもう一つ別のホラー作品でも同じ路線変更が指摘されています。
 その作品というのもホラーゲームの金字塔ともいえるバイオハザードで、それほど多くない敵キャラがあちこちの物陰に潜んでいるという1の作りに対し、2では大量のゾンビが街に溢れ激しい戦闘で撃退しつつ脱出を図るという、アクション性が強められた続編となっていました。

 エイリアンもバイオハザードも、同じホラーシリーズ作品としてともに1から2で静の恐怖から動の恐怖へと路線が変わっています。偶然と取ることもできるのですが、例えばホラーゲームのサイレンでもほとんど敵キャラへの抵抗手段がなく逃げるだけだった1に対し、2では重火器も登場して敵キャラの闇人(やみんちゅ)を薙ぎ払えるなどアクション性が盛り盛りに高められています。でもってこっちも評価が高いです。
 その他のホラー映画作品でも、ヒットした作品はこの静の恐怖から動の恐怖への路線変更が多かれ少なかれ働いている気がします。でもって3で若干迷走して評価を落とすというところも大体共通しています。それらを踏まえると、少なくとも1から2にかけてはこの静の恐怖から動の恐怖への移行が重要なのではないかと思いついたわけです。

 なおエイリアンについては3は閉鎖空間で武器なしというマゾチックな環境になり、バイオハザード3はよりアクション性が高められた上に「追われる恐怖」がテーマとなっています。ただどちらも1と2ほどの評価は得られず、4に至ってエイリアンはかなり迷走し、バイオハザードは恐怖よりもアクションによる快感性をより追及するという転覆的路線変更をこなして大成功しています。
 ちなみにバイオハザード3ではプレイしていて怖いと感じた以上に、市長の像の裏からマシンオイルが出てきたときに大爆笑しました。いやまぁ病院のステージは敵も強いし弾薬も補給できないから結構怖かったけど。

 ややオチの弱い記事ですが、何が言いたいかというと静から動への路線変更はホラー作品には手堅いヒットルートなんじゃないかってことです。もっともリメイク予定のサイレントヒル2はこの例にもれず1以上に静謐な恐怖感を強めてヒットしたあたり必ずしも法則通りというわけじゃないですが。

2024年8月17日土曜日

朝からエイリアン(/・ω・)/<シャー

 最近友人が「朝一で映画を見るのが楽しい。明日はコナン見に行くんだ(´∀`*)ウフフ」などと言うので、「野郎、負けてられっか……」などと無駄に対抗意識を持ち、何かいい映画がないかと最寄りの映画館(チャリで10分)のプログラムを見たところ、「エイリアン・ロムルス」が昨日8/16から公開されていました。
 前にも書いたように、中国では同性愛とか幽霊が出てくる映画は非科学的だとして検閲で排除する傾向にあるのですが、何故だか宇宙人に対してはやたら寛容で、検閲とかでも「宇宙人ならOK(´・ω・)」として通すことが多いそうです。なのでこの「エイリアン・ロムルス」も中国では問題なく検閲をパスしたのではないかと密かに考えています。

 さてこの映画、日本ではまだ公開されていないとのことですが端的に言って面白かったです。内容はエイリアン1とエイリアン2の間の時代設定で、エイリアン1でエイリアンが出てきた星が植民星となってそこで働いている人が主人公らパーティとなります。エイリアンに襲われる舞台は放棄された巨大宇宙船で、舞台といい逃げ方といい、エイリアン1に非常に近いものとなっていました。
 またエイリアンにお馴染みの要素ももれなく出てきます。フェイスハガーはもちろんのこと、アンドロイドや揺れる椅子など、往年の回顧ファンからしたらどれも懐かしさを感じるとともに「わかっとるやんけ」と納得させられるオマージュ要素が盛りだくさんでした。

 ストーリーもエイリアン1のように閉じ込められた宇宙船の中でいかにエイリアンの襲撃から逃げつつ脱出するとかというもので、最近のCGを使ってエイリアンを画面狭しと大量に出すわけでもなく、きちんと場面を選んで登場し、むやみにセールのようにばらまかないことできちんと恐怖感を出す見せ方は見事だと感じました。
 それ以上に、単純に俳優の演技が非常に良かったです。主演のケイリー・スピーニーは往年のシガニー・ウィーバーに負けず劣らずの体当たりぶりを見せ、脇を固める俳優らもいかにもティーンエージャーっぽい探索者を演じていました。ただこうした俳優陣の中で群を抜いてよかったのは、アンドロイド役を演じていたデヴィッド・ジョンソンでした。

 脚本や演出の力と見ることもできますが、最初はとっぽいものの慈愛に満ちた視線を見せながらも、途中でバージョンアップするや機敏で冷静な判断を下す冷徹なアンドロイドへと変貌し、その作中における演じ分けの見事さが他の俳優を一線を画すレベルで非常に高いものありました。もしターミネーターで新作を作るなら、彼に敵役のターミネーター役を演じさせるのがいいのではないかと個人的に思います。

 唯一ケチをつけると、中国版のタイトルは「異形:奪命艦」となっていることです。今回の舞台となる宇宙船の区画名が「ロムルス」なのですが、「奪命艦」だと全くその名残がありません。この「ロムルス」という単語は暗に今回のエイリアンを指し示すワードとなるだけに、もう少し中国語版タイトルはどうにかできなかったものかと思いやられます。

2024年8月10日土曜日

中国の夏、ダニのいない夏

 北京の方は最高気温32度とかですが、上海はこの1週間は毎日39度で、多分実際には40度も行っている気がします。数年前と比べて明らかに気温が上がっており、先日日本出張から帰ってきた同僚も上海の方が暑いと申していました。
 今日自分はやや距離の離れたニトリとユニクロまで買い物に行くためそこそこ自転車に乗りましたが、熱中症対策に帽子を被ってはいたものの、現在やや頭痛を起こしています。マジで宇宙空間並みに野外活動が制限される状況で、さすがにこれほどの暑さはいい加減にしてほしいです。

 ただそんな中国の夏ですが、かつてと比べて劇的に改善している点があります。それは何かというと寝るときのダニ被害で、このブログでも散々書いたしJBpressでもわざわざ記事化するほど悩まされた問題でしたが、2年前にこの問題を抜本的に解決することができました。その解決策は何かというと、さっき出てきたニトリで買ったダニ対策ベッドマットです。

 ニトリの商品にはこれまでいくらか当たりはずれがありましたが、ことダニ対策に関しては大当たりで、過去の因縁を水に流してもいいくらいにとりにはマジで感謝しています。言うまでもなく中国はベッド文化なためベッド本隊とかにダニがいると天日干しにすることもできずダニと共生する羽目になり、夏場なんかはほぼ毎夜噛まれては上手く寝れない日が続いていました。
 しかも中国のダニは日本のダニと比べて明らかに強く、ダニ駆除用の薬品などの対策グッズをあらん限り試したものの効果が薄く、唯一効果があったのは地味にファブリーズでした。ほかのダニ除けスプレーかは逆に効果ありませんでした。

 そんな毎年のダニに苦しめられていた2年前の春、かねてよりニトリの店頭でダニに強いベッドマットが打っていたのを見ていたことから上海ロックダウン明けに注文して使ってみたところ、特にダニ対策グッズとか前述のファブリーズなども使ってなかったにもかかわらず、その年はほぼ全くダニに噛まれることがありませんでした。この傾向は買い替えをしなかった去年、今年も同様で、夜暑くてうなされはするけどダニによって眠れないということは一切なく、安眠を得られ続けています。
 逆を言えばダニ対策のベッドマットでこうして足とかをかまれることがなくなったということは、やはりこれまでの被害は他の変な虫とか皮膚の病気とかじゃなくダニが原因だったのでしょう。日本でもよくダニに悩まされたけど中国の比ではなく、アースマットとかも中国ではほとんど効きませんでした。

 こうした経験を踏まえ、ダニに悩まされている人にはマジでニトリのダニ対策ベッドマットがお勧めです。敷布団の人に対策は悩むところですが、寝具の素材一つで劇的に変わるので本当におすすめです。

2024年8月9日金曜日

至高のマウスはロジクールのM220/M221

 アニメの「しかのこのこのここしたんたん」見ていると、世話焼きな元ヤンって物凄いツッコミキャラの適正あるんだなという気がします。って過去の作品、ツッコミ役がそのこしたんってキャラしかいないため、放映中にこしたんが「ってか鹿せんべいってサックサクじゃん!?」などと延々とツッコミ続けているため、こしたんこと声優の藤田咲氏の独演会みたいになっている気がします。単位時間当たりのツッコミ回数では、「ボーボボ」のビュティに匹敵するのでは?

 話は本題ですが先々月から仕事の忙しさからストレスがたまってたのか、無性に買い物して散在したいという日々が続いていました。そこでECサイトのタオパオをずっと漁っていて、何故だかマウスを買いまくっていました。


 最初、周りが使い始めていたので前から気になっていた上のロジクールの「LIFT」のような縦型マウスを、「rapoo」というブランドので購入しました。何でrapooにしたのかというと、単純に安かったからです。
 で早速使ってみたわけですが、使ってみて初めて「あ、俺には合わないんだな」というのがわかりました。というのも私のマウスの使い方がやや特殊になってきたというか、実は手首を全く動かさないスタイルだったからです。

 具体的にどういうスタイルなのかというと、マウスを持つ時は肩から手首にかけて腕を一切動かすことなく、マウスをつまむかのように持っている指だけしか動かしません。その分、カーソルの移動速度もかなり速く設定しており、大学時代の友人なんか「なんだこのスピード、ついてこれない!?」などとガンダムっぽいセリフを口にしてました。
 このスタイルだと手首を一切動かさないので腕には一切負担がかからず、実際マウスを使ってて腕が痛くなることは自分には皆無です。多分、トラックボールマウスを使っている人に近い姿勢だと思え、ある意味一つの理想形である気がします。

 そんな私のスタイルに対し前述の縦型マウスですが、この縦型マウスは手の平が真横に向くように握る形となっており、その分だけ手首の負担が下がると喧伝されてはいるのですが、私の場合は通常のマウスなら手首を動かさないのに対し、この縦型マウスだと持ち手の性格上、手首を動かさなくてはならなくなり、普段手首を一切動かさないため逆に腕が疲れる羽目になりました。
 また構造的に斜めを向いたクリックキーも若干押し辛く、特に自分はウェブサイトを見るときにニュースリンクなどをホイールボタンを押すことでまとめでタブに表示させ、記事を読んではタブを消して次のタブを見るというスタイルをしています。恐らくほかの人に比べホイールブタンを押す回数が極端に多く、マウス壊す時も大体ホイールボタンから壊れるのですが、この縦型マウスだとホイールがとにかく押し辛く、またいかにもすぐ壊れそうな雰囲気も感じ取ったため、結局すぐ使うことをやめてしまいました。


 なので仕切り直しとばかりに買ったのが、こちらのロジクールM331というマウスでした。こちら握りやすく左側面が内側にえぐれていて実際悪くなかったのですが、このえぐれた部分に溝が掘ってあり、ここに使ってるうちに垢がたまっていくのが若干汚らしく思いました。また先ほどの指でマウスを掴むマイスタイル上、左右対称の方がやはり指でつかみやすいため、M331もこの形ならではの良さもあるものの、もう一押し欲しいと思ってまた買いなおすこととしました。


 そんなわけで最終的に行き着いたというか、再び戻ってきたのがこちらの同じロジクールのM220(M221は包装が違うだけ)でした。というのもこのM220、以前にも使っていたからです。
 なおこのM220はクリック音のしないバージョンで、する方はM186でこちらも以前使っています。前は音する方がいいと思っていたけど、平常時ならまだしもイライラしているときはやはり気になると思って今はサイレントマウスばかり使っています。

 話を戻すとこのM220、非常にベーシックなマウスなのですが見ての通りさ有線対象で、下部の方が少し内側に入っていて握りやすい形となっています。ただそれ以上に特筆すべき点として、重量が異常に軽いという点です。ブラウザの「進む」、「戻る」ボタンもなく、完全に右と左のクリックとホイールだけの機能に絞っているためか、とにもかくにも軽くで指だけでマウスを動かす自分にとっては最高のパートナーだったりします。以前もかなり長く使ってホイールが壊れたため別のマウスを使ってたりしましたが、ほかのマウスを使えば使うほど逆にこのM220がどれだけ優れているのかを認識するばかりだったため、またこのマウスに戻ってきてしまいました。後悔はありません。


 ちなみに今まで使ったマウスブランドで言えば、まずバッファローは超クソというか欠陥品で、ちょっと放置するたびにスリープに入り、設定した感度がリセットされてカーソルの動きが変わるという史上最低のマウスでした。マジでここだけはお勧めしません。

 次にエレコムは可もなく不可もなくですが、値段の割にはそこまで高性能と思えず、だったらロジクールの同じ価格帯の方が上だという印象があります。デザインもそんな良くないし。

 マイクロソフトは地味にいいマウスが多く、耐久性もやたらいいのですがバリエーションがやや少なく、無線マウスも大体がブルートゥース対応していて重量もやや重いものが多い気がします。優先マウスとかなら割といいかもしれませんが。

 サンワサプライはいくつかデザインがいいのがありますが、そういうのに限ってびっくりするくらい塗装が剥げやすく、使ってるうちに左クリック部のみが白くなるイメージです。デザインがビビッと来るなら、値段も安いので選んでもいいかなとは思いますが。

 このほか最近日本でも浸透してきたUREENのマウスは、ごく普通のマウス過ぎて逆に面白みなかったです。また肝心要のホイール部がやや弱く、使ってるうちにすぐ反応が弱くなったのですぐに使うのやめてしまいました。マジでホイールボタンの耐久性はどこも重視してほしい。

 この点でロジクールのマウスはやはり耐久性は群を抜いており、またサンワサプライみたくハゲハゲになることが全くないです。ほかの人もロジクールばかりなのでなるべく被りたくはないのですが、耐久性と上述の軽さを追求するなら結局ここ一択になってしまいます。

 さてそんなこんだで、無駄に買い込んだマウスをどう処分するかが目下の悩みです。定期的に会社の同僚に配ってたりしますが、バスケットに入れて「早い者勝ち!」とか書いて置いておこうかな。

2024年7月13日土曜日

お札に相応しい人物とは?(漫画家編)

 先日の記事について友人に他に候補はいないかと尋ねたところ、「っぱ水木しげるっしょ」と、よくわかった回答してくれました。

 実は真面目な話、お札の顔に漫画家を選ぶのは以前からいい選択肢ではないかと考えていました。日本の文化輸出において忍者と並ぶ最強コンテンツの一つで、名実ともに日本の顔となる産業であるとともに、歴史や文化的な摩擦も少なく差し障りのなさでは非常にいい分類じゃないかと考えていました。
 また、近年の日本のお札は政治家よりも文化人を選ぶ傾向があり、そういう意味でも漫画家はうってつけであるような気がします。


 では漫画家の中から誰を選ぶかと言ったら、やはり筆頭候補は言うまでもなく漫画の神様こと手塚治虫でしょう。日本の漫画産業、ひいてはアニメ産業は彼なしでは切り開かれることはなかったと言われ、恐らく今後数百年にもわたり語り継がれるであろうことを考えると、お札の顔にするのに彼を抜くことはまずありえません。




 そんな手塚に続くと言ったらやはりこの人こと水木しげるでしょう。手塚ほどの影響力はないものの、京極夏彦氏や荒俣宏氏などその方面の著名人から熱烈な信仰を受けたり、また妖怪という概念を普及させて日本の民俗学、ひいては精神文化方面への功績は計り知れません。
 個人的な贔屓もありますが、やはり水木作品は心に残るというか読み終わった後も場面場面がはっきり記憶され、目に浮かぶのが大きな特徴である気がします。また過酷な戦争体験を経ながらも、下手すりゃ作品よりも本人が面白いという特段のユーモア性は群を抜いており、日本漫画史においてナンバー2となれば私の中では水木しげる以外ありえません。

 で、困るのはこの次のナンバー3です。順当に行くならギャグマンガの王こと赤塚不二夫なのですが、以前の記事にも書いたようにギャグマンガは流行の影響を受けやすく、赤塚も例外でなく近年はその名がかたられることもほとんどなくなってきていることを考えると、ちょっと厳しかなという気がします。
 そのほかの候補としては藤子不二雄やさいとうたかを、横山光輝、石ノ森章太郎、また存命の人物であれば永井豪氏や大友克洋氏がいますが、敢えて選ぶとしたら先日亡くなった鳥山明が最も相応しい気がします。日本漫画の世界的普及においては彼が歴代ナンバーワンといってよく、見方によっては先の2名よりも海外発信の面では上だとも言えます。

 なお同じ海外発信という点では、「キャプテン翼」の高橋陽一氏も十分候補になるでしょう。特に中東や欧州方面での人気はすさまじいと聞くだけに、存命中であっても彼であればお札になってもらってもいいように思います。

  おまけ




 闘魂三銃士で武藤札作ったし、蝶野札も作ってみました。やっぱプロレスラーは顔に力があるからお札が強く見える。


 何故か知らないけど突然浮かんだ山本昌の顔をやっつけで当て込みました。この人も独特の風味のある風貌しているだけに、お札に合う気がするんだけどなぁ。

2024年7月10日水曜日

お札に相応しい人物とは?

 自分は手に取ってないですが日本では新札に切り替えられ、福沢諭吉が淘汰されつつあるようです。そして新たにお金の顔となるのは渋沢栄一とのことですが、恐らく今までの慣れもあるせいか何となくしっくりこないという意見ばかり目にします。

 では誰だったらいいのか。この辺地味に面倒くさいのは戦前の人物だと韓国とか中国がいちいち文句言ってきて、実際渋沢栄一も日系企業の役員ばっか務めてたからさっそく韓国で文句言う人もいるそうです。どうせ誰にしたって文句言ってくるんだろうから、もうこの際三浦梧楼とかにしてもいいような気がします。
 まぁ冗談は置いといて、個人的に思う点としては「過去に功績のあった人物」にこだわらなくてもいいんじゃないかという点です。別にお札に使われるから日本の顔ってわけでもないんだし、単純に絵面で判断して、視認しやすく偽造されづらい人物だったら現代人でもいいんじゃないかと思います。むしろ芸能人とかの方が、後でスキャンダル起こされたらきついけど、とおりもよくていいようにすら思います。

 では具体的に誰が適任か。よくお札は髭のある人物の方が偽造されにくいと言われ、また濃い顔の人の方が映りもいいというのを前に聞いたことがありました。この条件に合致するとなると……

























阿部寛しかいないじゃんか

 上の画像はなんかお札に好きな顔写真を当てこめるサイトで作ったものですが、めっちゃいい自然にお札の顔となっています。ほかのお札でも作れはしますが、変に髪型とかが元のお札のが残されているため、いまいちいい感じには作れません。一応、作ったのを上げていくと。





 日本は樋口一葉verの五千円札しかテンプレがなく、なんでよりによってこれにしたんだよっていう気がしますが、元が元だけに女性の髪形にもかかわらず一目で阿部寛とわかるあたりさすがです。

 なお阿部寛のほかに顔が濃くてお札向きな人物として自分の中で浮かんできたのは、プロレスラーなんかが割合いいように思え、とりわけ武藤敬司氏あたりはいいのではないかと思います。っていうか武藤氏をお札にするなら、蝶野正洋氏、故橋本真也と合わせて闘魂三銃士で三枚のお札に対応させたらもっといい気がします。多分手に取る外国人も本国に持ち帰りたくなるでしょう。
 
 最後に今回の新札切り替えを受け私の周りでは、「日本人はまだ現金使ってるんだ(´・ω・)」と言う中国人が多いです。っていうか最近の中国人の子供に至っては、そもそも現金自体ほぼ見ないで育っているので、「現金って何?(´・ω・)」とか言いそうです。


  追記
 結局作っちまったよ……。