7月は割と緩かった仕事が8月入ってから猛烈にやばくなってまた休日とかもちょこちょこ作業しているためか、昨夜はちょっとベッドに横になったらそのまま1時間、金縛りのように動けなくなりました。まぁ恩週末はある程度休められるけど。
話は本題ですが率直に言って今、中国はやたらと水難に見舞われているなという感じがします。具体的には三つの水難です。
一つ目は文字通りの水難で、先週北京北部を起こった豪雨、先々週の華南地域に大きな爪痕を残した台風です。
ちょっと業界裏話をすると、日本でもそうですが中国でこの10年で洪水や冠水にまで至る水災害が極端に増えており、各地域で水難救助用の船やモーターボートの調達が強化されています。モーターボート用のエンジンで割と強みのある日系バイクメーカー御三家(ホンダ、ヤマハ、スズキ)もこの特需に乗っかろうと結構中国でマーケティングとかしています。
話を戻すと幸い、自分の周りでは直接洪水などの被害に遭った知り合いはいませんが、北京の豪雨では穀倉地帯も冠水したと報じられており、中国の食糧生産にも大きな影響が出るとされています。またこの水害を防げなかった、または避難をうまく行えなかったと当局への批判もかなり出ており、かつてこの手の災害がなかったことはもとより、社会の空気がかなり重たくなってきているのを真面目に感じます。
二つ目の水難はつい先日、南シナ海で中国の船がやったフィリピン艦船への放水です。こうした行為自体は中国にとってはそんな珍しくないような気がしますが、自分に言わせれば何故このタイミングでやったのか、その点に首をかしげます。
ただでさえウクライナ戦争で国際間紛争がピリピリしている中であり、尚且つ中国経済もかつてないほど弱っている矢先であることを考えると、ここで領土問題を過熱させるメリットが自分には見えません。むしろこういう行為をすればするほど、米国や欧州に「中国は台湾に何かするのでは」という疑念を高め、対中半導体規制の口実を与えることになる気がします。まぁその見方で間違いはないんだろうけど。
三つめは、日本が絡む福島原発の処理水排出です。この件に関しても中国が騒げば騒ぐほどその立場は不利になる問題にしか見えず、悪い意味で何が狙いでこんなに抵抗するのかが自分にはわかりません。
周知のとおり日本が海洋排出を予定している処理水の放射性物質濃度は中国の原発が垂れ流す排水よりも低く、この手の排出を一切していない国ならまだしも、科学的にも合理的にも論理的にも中国が反対する理由はどこにもありません。それだけに中国が背負って立つ立場なくごねればごねるほど唇が寒くなるというか、わけのわからない主張を繰り返す構図になっていくと私は思います。
まだ韓国が反対していれば、韓国に対する中国のシンパシーを高める意味で価値が出たかもしれませんが、その韓国も政府は排出にすでに同意済みです。そしたら中国は今度はロシアを担ぎ出して一緒に日本を批判してきましたが、これもなぜ世界から嫌われるロシアとここで共同歩調を取ろうとするのかが不思議に見えます。手を切れとまでは言いませんが、距離を置こうともしないのはちょっと無策もいいところではという気がしてなりません。
以上、若干こじつけもありますが水絡みの中国のトラブル三つをまとめてみましたが、なんか今年は水が絡むと中国は悪い方向に向かうことが多いように思えてなりません。なればこそ水を向けてみたくなるところですが、先日の外相更迭をはじめ、かなり中国の外交姿勢に混乱が見えます。一致した方針で動けてないように見え、今後日本や韓国、米国とは別の第三国で、なんかトラブル起こすのではないかという風に思います。
2 件のコメント:
先ほど若者の失業率の公表が延期されたというニュースを見るにつけ、まだまだ何か続くのではないかと思ってしまいました。
むしろ、物語は始まったばかりだよ(´・ω・)
コメントを投稿