2026年6月10日水曜日

何故日本はデフレを克服できたのか?

 昨日、焼き肉屋の安楽亭に親父と二人で行ったらそんなに食べてはいないものの金額が5000円くらいになりました。かつては500円のワンコインでファミリー定食食べられ、どんだけ頑張っても3000円の大台を超えることがなかった安楽亭でも、これほど価格上昇が続いたのかと恐れおののきました。まぁしょうがないでしょうが。
 こんな具合で物価高が続く現代日本において、もはやデフレという単語を使う人間はいないでしょう。実際この2年くらいの間にデフレという単語をもはや見ることはなくなり、バブル崩壊より長く日本経済を苦しめてきたデフレスパイラルは少なくとも現在、完全に克服したと言い切れるでしょう。

 ここでクエスチョンですが何故日本はデフレを克服できたのでしょうか。最近使い始めているAIに尋ねてみたところ以下の三要因を上げてきました。

1、外的ショック(輸入インフレ)による価格転嫁の強制始動
2、深刻な人手不足と「持続的な賃上げへのシフト」
3、長期的な金融緩和と財政政策の地ならし

 このうち上二つはこの記事を書く前の段階から自分が想定していた要因と一致しています。輸入原価、特に原油高があらゆる方面でコストプッシュして価格を引き上げたのと、もはや普通に従業員が集まらないくらいに人手不足が進んで賃上げが進んだ、この製品価格と賃金の量方面の上昇がデフレ克服の再際の原動力だったと考えています。

 一方、三番目の長期的な金融緩和については正直疑問で、90年代あkら30年くらいゼロ金利やっていたという事実からもあまりデフレ克服に役立たなかった印象があります。同じく2010年代に行われたアベノミクスと黒田バズーカ(インフレターゲット)も、この間もそこまで大きな動きなくやはり岸田政権になってから一気に物事が動いたように気がするので、あんま意味なかった気がします。

 突き詰めるとやはり人件費高騰こと人手不足が一番大きかった気がします。今の中国のデフレ見ていてもそうですが、結局物価というのは部材などの調達原価以上に人件費の方が相関性が強いように思え、労働者市場の過不足こそがインフレ、デフレの方向を決めるように個人的に思います。そういう意味では雇用を充足させることがマクロ経済にとってやはり重要なのかもしれません。
 本当はもっとこの辺のデフレ克服分析を読みたいのですがあまりやってくれる人がいません。どっかの経済学者とかちゃんとした本出してくれないかな。

2 件のコメント:

  1. 消費者の目線で言うと、地道に続いていた官製賃上げの成果が少しずつ現れていたところに、ロシアとウクライナの戦争報道があってからの原油高と物価上昇だったので、比較的「しょうがないか…」とみんなが思えたというのが大きかったかなと思います。
    あと賃上げは元々野党が主張していたことなので邪魔できず、戦争もロシア側を迂闊に擁護できないために野党が大人しかったことから受け入れられやすかった側面があったように思います。
    近年の野党は活動家に毒され過ぎていて、与党のやることを邪魔すれば良いと思っている節が見られていたので、それがないとこれだけ事が簡単に進むのかなぁと思ったりもしました。
    もっとも、物価の高騰は単価だけの問題ではなく為替の問題も大きいのですが、国民も野党も高市政権も経済に弱いのであんまり気づいていない感じですね。

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    1.  ウクライナ戦争開戦後のムードについては失念していました。言われてみると確かにあの状況下でコストプッシュによるインフレには誰も文句言わなくなり、価格引き上げ容認ムードが広がったのは大きな要因でしょうね。
       このデフレ脱却要因については今後ほかの国の経済政策の参考にもなるだけに、もっと日本の学者に何が決め手だったのかをきちんと分析してもらいたいと前から考えています。もっとも過去の事象よりも今後の対応の方が重要というか、おっしゃる通り自分も高市総理はあんま経済強くないように見え、今比較的好調だからうまく回ってるけど何か状況変わったら怖いなという懸念を持ってきています(;´・ω・)

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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