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2025年2月5日水曜日

大阪市中心の再開発主導者は誰なの?

 また昨日まで関西地域を旅行し、奈良では定宿としている奈良ロイヤルホテルに泊まりました。ここが安くてお得なのはせんとくんなら知っている。

 この旅行中、関西に住む友人より大阪市の中心地を南北に貫く御堂筋が再開発できれいになっていると聞き、勧められるままに本町から梅田に至るまでの道を歩いてみました。友人の言葉通りに以前来た時よりも御堂筋はすっきりとしていて歩きやすく、たまに歩道を逆走する形でしかもスピード乗せてくる電動自転車を除けば散歩していても楽しく、何故かあんま足も傷みませんでした。
 ちなみに前日はまた日本人よりも絶対中国人のが多いエリアとなっていた兵庫県の有馬温泉付近を訪れていましたが、ここのアップダウンで坂道を下るときのブレークで普段使わない筋肉を使ったのか、左ひざの部分だけ筋肉痛を起こしました。自転車に乗っているから足の筋肉痛はこれまでほぼ起こったことなかったのに……。

 話を戻すと御堂筋のビルを見ていると、上階に比べ1~2階だけ内側にえぐれたようにへこんでいるビルを多く見ました。改装中のビルもそのようにというかえぐるように改装しており、恐らくこれは意図的な処置ではないかという気がします。1~2階部分がえぐれることによって人が歩ける道路沿いの浦東スペースは広がるし、また上階との幅の違いで建物には立体感が生まれるし、歩道を右折左折する車も見通しが良くなっているのではないかと思え、誰が指示しているのわかりませんがよくこんなこと考えたものだと思います。

 この御堂筋に限らず、大阪の梅田周辺はこの十年間で大きく様変わりしたというか再開発が続けられています。でもって、その再開発の結果について誰もが「前より良くなった」と評価しており、私も同じく高く評価しています。
 それこそ私が京都で学生していたころは梅田はマッドシティほどとは言わずともごちゃごちゃしており、特にJR、阪急、阪神が乗り合う梅田駅周辺は土地感覚もないためよく迷うし、道路広いし、車多いしであんまいい印象を持っていませんでした。それが梅田駅で再開発が進む、具体的にはヨドバシカメラ梅田店ができたあたりから歩道や地下道が整備されていき、地上付近もランドマークができてわかりやすくなり、見違えるように歩きやすくなった印象があります。

 前述の御堂筋といい、恐らく大阪市役所内でこの再開発を企画から主導している人がいるのではないかと思いますが、誰かとはわからないもののマジでプロジェクトXに出てもいいんじゃないかっていうくらい有能な人である気がします。可能ならばその再開発のノウハウを広く共有するとともに、マッドシティこと松戸市の再開発にも携わり、トラムを通してもらいたいものです🚊

2025年2月3日月曜日

中津市民の黒田官兵衛に対する評価

 先週九州を旅行した際、中津唐揚げでおなじみの大分県中津市を訪れました。何故ここを訪れたのかというとこの旅行の直前に知人に勧められ漫画の「風雲児たち」を読んでおり、この漫画に出てくる解体新書の前野良沢が中津藩士であったことを知り、興味を持ったからです。
 なお中津藩士にはこのほか福沢諭吉もおり、何かと学者を輩出する藩だという印象を受けます。

 この中津で訪れたのは福沢諭吉の旧居はもとより、一番の花形でもある中津城にも行ってきました。中津城自体は創建当時のものではなくその後に再建されたものなのですが、比較的建物がコンパクトで展示内容も分かりやすく、解体新書だけでなくこの中津城の位置取り、建設を行った黒田官兵衛や、その後に明治まで中津を治めた長篠の合戦で長篠城を籠城していた奥平家の具足なども展示してあり、あまり知名度は高くないとは思うものの見ごたえのある展示でした。

 今さらりと触れましたが、この中津の支配者はそこそこの変遷を辿っています。秀吉の九州征伐の後に最初に収めたのは黒田官兵衛ですが、黒田家は関ケ原の合戦の働きにより加増の上で福岡へ転封しています。その後は細川忠興が一時治めるも彼も熊本へ転封となった後は間に小笠原家が治めた後、前述の奥平家が中津を治めそのまま明治維新まで続きます。

 そのため中津の人たちからすれば殿様とくれば奥平家とのことなのですが、最初に中津へ入り、その基盤を作った黒田官兵衛についてどう思うのかと中津城の受付の人に何となく聞いてみたのですが、

「黒田家は中津に入って地元の豪族を騙し討ちにした連中なので、あまり好きじゃなかったりします(;´・ω・)」

 という、ちょっと意外な回答が返ってきました。
 この豪族というのは城井鎮房のことで、なかなか黒田家の支配に素直に従おうとしなかったことから黒田長政が酒宴にかこつけて呼び寄せてだまし討ちにして殺しています。またその父親の城井長房も、一揆勢と戦っていた黒田官兵衛に従軍していたところ陣中で殺されており、その後怨念の噂が立つなど血なまぐさい粛清が行われています。

 言われてみると確かにそうというか、中津の人からすれば地元の人を粛清するだけしてすぐに任地を変えて出て行った存在だと黒田家を見ているようです。そのまま中津を治め続けていれば話は別だったでしょうが、以上の顛末を見るに中津の人が黒田家を好ましく見ないのも自然なことでしょう。

 なおこのほか中津市はちょうど福岡との県境にあるので帰属意識はどうかとも尋ねましたが、その辺はやっぱり大分県にあると答えられました。我ながら妙なことばかり聞いてた気がします。

2025年2月1日土曜日

すずめ増えてね?

 今週は朝早くから漫画喫茶に入り浸って関心はあるけど単行本を買うほどではない漫画を読み漁っていました。具体的には、

・推しの子
・送葬のフリーレン
・戦隊大失格
・創世のタイガ

 以上の漫画を読んできましたが、この中だと「送葬のフリーレン」が白眉でした。時間の流れを読者に感じさせるあの構成は見事な気がします。

 そんな感じの日々を送っていますが、朝早くに自転車こいでるときにふと雀が増えているような感覚を覚えました。かつて、具体的には自分が子供だった頃は朝早くからチュンチュンなく雀の声をよく聞きましたが、大体00年代の中盤あたりから急激に減り、当時の報道でも人里を好む雀が何故減っているのかわからないという学者の意見が出されていました。
 推測として考えられる理由としてはカラスやハトなどの増加によって雀が追いやられたなどがありますが未だ詳細は明らかでなく、中国と比べても日本は雀を見る機会が少ないのでこのままいくともう見られなくなるのかなとも一時期は感じていました。

 それが今回、日本にいて朝早くに自転車乗っていると道路にたむろする雀を見る機会が以前と比べ多くなりました。もっとも朝方だけで昼日中に見る機会は少ないのですが、かつては全く見られなかったのと比べると自分でも驚くくらいの変化で、実際はどうだかわかりませんが雀が増えているような気がします。
 仮に増えているとしたらその理由はなぜか。やはり一番可能性を高く感じるのはコロナ期間で、この間に外出する人が極端に減り、現在もコロナ前と比べで歩く人が少なく、この街中における人の往来の減少が影響を与えているのではないかと推測しています。この辺、鳥類学者の意見とかも聞いてみたいですが、いないよりかはいたほうが雀はいいように思うのでこのペースで増えていってくれればと密かに思います。

 その一方、以前からも書いていますが日本のカラスの多さとでかさにはこっち来るたびに驚かされます。マジな話、上海でカラスを見る機会は一切なく、鳴き声すら聞いたことがありません。なんであんなでかい鳥が人におびえることもなく闊歩している姿には恐怖を感じます(;゚Д゚)

2025年1月30日木曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ヨーカドー突入ルート)


 いよいよ第三回目となるこの胡録台にトラムを通すという謎企画。九州の立花家とかほかに書く話を差し置いて連投を続けるこの企画ですが今回が最後であり、且つ本命です。

 このトラム導入案を最初に打ち出した時、私は胡録台を縦断するトラムがそのまま陸橋で松戸駅と接続しているイトーヨーカドー松戸駅東口店(プラーレ松戸)にまでたどり着ければ、あとはヨーカドーを通ることで駅まで簡単にたどり着けられるはずだと提唱しました。実際、実現性は無視してこの接続の仕方が最も理想的であり、且つ乗客の利便性にも資すると考えています。
 前回では最大の難所である6号線突破という観点からルート設計を行いましたが、今回は上記観点こと何が何でもヨーカドーに接続させるという見解からルートを設計します。


狙ったわけじゃなかったものの聖徳大学のバスが映り込んでた

 まず6号線からヨーカドーへの接続ですが、結論から言えば2種類のルートがあります。一つは上の写真にある岩瀬交差点からそのまま道路伝いにヨーカドーへ突入するルートです。地図で見ると以下の通りとなります。


 一見すると細い路地を結構な距離を走るように見えますが、この路地付近は学校や幼稚園が集中する文教区であまり一般車が入ってくることはなく、トラムを通すことに意外と阻害要因は少なかったりします。道路幅がやや狭い個所もありますが周辺が学校や公共施設ばかりなので広げようと思えば広げられないわけではないように思え、実はかなり好条件が揃っています。
 これだけ見たらもうこのルートで決まりじゃんと言いたくなりますが、実はかなり大きなマイナスポイントも存在します。それはどこかというとこのルート上ではなく、このルートへ至るまでの過程です。


 今回のトラム導入案では胡録台を東西に縦断する水色のラインをトラムが通らなければほぼ意味がありません。その水色のラインから先の文教区のルート(紫色のライン)に乗せるためには6号線を一度左折してしばらく進んだ後を右折しなければなりません(黒色のライン)。
 距離としてはそれほど長くありませんが、交通量の多い道路を二度旋回することはトラムの速度や運用効率に大きく落とします。また6号線をトラムが走ることにより、この道路を走るほかの車両にも影響を及ぼし、渋滞を引き起こす可能性も否めません。

 ならば紫のラインを直線で跨ぐように、トラムを先に迂回させたらどうかとも言いたくなりますが、紫ラインに直線で乗る迂回路はありません。あの交差点付近は密集した住宅街で道路幅は非常に小さく、トラム自体が入り込むことが不可能なほどです。やはり6号線が最大の難所です。

 正直言ってこの6号線問題さえなければ本気でトラム導入を考えるべきだと大手を振って訴えたくなるほどこのルートは条件がそろっているのですが、6号線に入ってしまう問題からプッシュしきれなくなりました。極端な対策としてはトラムが入り込む部分のみ6号線の道路を拡幅するという手段もありますが、あまり現実的ではないでしょう。

 ではもう一つの突入ルートはどうか。ルート案はこちらです。


 こちらのルート案における先の文教区ルート案との違いを挙げると、こちらも6号線に乗っかるものの交差点を斜め方向に縦断するため、6号線上を走行することはほとんどありません。そのうえで、その先の道なき道を爆走した挙句、聖徳大の敷地を縦断してヨーカドーへ突入するルートとなっています。

主要幹線道路から左折する6号線交差点

聖徳大ルートへと向かう方角(赤い丸付近)

 6号線から聖徳大へ向かうルートですが、6号線から先にはいくつか住宅があり、空き地というわけではありません。ただほかの区画と違って住宅が密集しているわけではなく、空余地もやや存在することから、比較的に言って買収立ち退き交渉がまだしやすい場所だと感じました。
 無論これは自分の勝手な憶測にすぎず、関係住宅権利者や住人の方には大変失礼な主張をさっきから展開していることを深くお詫びします。あくまで一つの構想として大目に見てもらえるとありがたいです。

ヨーカドー5階にある聖徳大への連絡出口

 話を戻すと、6号線への影響を最小限に聖徳大へと向かう道路へといったとしても、ヨーカドー前へたどり着くことはありません。しかし仮に聖徳大の敷地を踏み越えられるならば、もともとヨーカドー内に聖徳大正門前への通用口が5階に用意されていることからも、ヨーカドーを経由して松戸駅へ行くという構想に最適なルートとなります。
 もっとも、実際に聖徳大の中に入って敷地見たわけじゃないですが、さすがに大学内にトラムを入れるとなったら聖徳大も抵抗があるだろうし、途中で建物が絶対立ちふさがると思います。こうした点も考えるとこのルートも実現性低そうですが、それでもほかのルート案に比べたら私は一番実現性が高いと感じます。

 このように考える理由としては以下の通りです。

・胡録台からヨーカドーまで最も直線的にたどり着けるルート
・トラムが敷地に入ることで聖徳大も一部恩恵がある
・ヨーカドーも胡録台から消費者を引き込める
・6号線突破にあたっての用地取得がほかの案に比べ難易度が低いように思える
・ヨーカドーと聖徳大の間に空き地が意外に多い

 最後の項目は今日野田の東京理科大まで行ってから松戸まで自転車で来た際にたまたま気が付いたのですが、なんか聖徳大の横付近にもう誰も住んでいない廃墟団地が存在しました。中に入り込めないので地形配置をいまいち把握できなかったものの、もし条件が揃えばこの廃墟跡地へトラムが乗り込むことで聖徳大に入らなくても、ヨーカドーと接続できる可能性もあるような気がします。
 っていうかあれだけの用地なら、トラムの車両基地としても十分使えそう。

 こんな感じで、胡録台と松戸駅をつなぐトラム案について今回いろいろ検討してみました。検討を終えてみて気が付いた点として、なんでこんなこと急に思いついたのかというとこの前に「キングダム&キャッスル」という中世の街づくりシミュレーションやったせいなのではないかという事実にようやく気が付きました。
 とはいえこういう風に「どうすれば街はよくなるのか」という視点を持つことは、やっぱ大事であるような気がします。実現性を抜きにしてもそうしたアイデアからまた別の実現性を備えた案が出てくるかもしれませんし、何より街に対する愛情も増してきます。

 今回自分が出したこのトラム案も、トラムと言わずバス専用レーンとしても検討することができる気がします。バス専用レーンを設けたり、ルート上の一部道路を一般車立ち入り禁止にするだけでも交通の利便性は高まると思うだけに、若干失礼な表現も含まれていることを承知しつつもこうして記事としてまとめ上げることとしました。

 にしても今日ヨーカドーのクロックハウスで何故か腕時計買ってしまったよ( ´Д`)=3 フゥ
 前から腕時計新調したかったとは言え、トラムのことを検討していて松戸への愛着高まっていたから変に散財してしまったよ( ´Д`)=3 フゥ

2025年1月29日水曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ニトリ・ヤマダ電機ルート)


 相も変わらず松戸市民にしか刺さらない松戸駅東側にある胡録台へトラムを通すルートの検討記事です。前回記事では胡録台を縦断する幹線道路にそのままトラムを通す案を検討しましたが、結論から言えば駅前まで到達するには道路幅の狭い坂を経由しなければならず、しかもその先にある線路を跨ぐ陸橋付近は渋滞の頻発地点であり、トラムを通すことにより渋滞が悪化する懸念からあまりいいルートではないと判断しました。

 そもそもこのトラム導入案における最大の難所は、前述の坂の手前にある、上記地図で言えば真ん中よりやや左側の黄色い南北線こと国道6号線でしょう。主要道路であることからそもそもトラム縦断すら許してくれない可能性もあるうえ交通量も多く、ここをいかにスムーズ且つ影響なく通すかが最大の論点になってきます。
 そこで先日の実地参観では、直線ルートは前述の理由からほぼ難しいとすぐ感じたため、この6号線を突破することのみを考慮したルートも検討していました。結論から書くと、以下のような迂回ルートが6号線突破においては最適案じゃないかと考えます。

青色が本線、緑色が支線

 以上が、6号線突破に特化したトラムルート案です。件の6号線突破箇所ですが、上の地図ではトヨペットの下部分で、より詳細な地図だと以下の通りです。


 見ての通り、6号線の突破箇所となるのはニトリとヤマダ電機の間を通った先にある小道です。実際の現場写真もあります( ・´ー・`)

交差点の南側から見た光景(右手前にニトリ、右奥にヤマダ電機)

ルート案上にあるニトリとヤマダ電機間を通る小道

ニトリ

 ルート案にあるこの細い小道ですが、すぐ近くに大きな交差点と信号があり、その信号と連動させてトラムを通すようにすればさしたる6号線交通の阻害をせずにトラムを通せるのではないかと思います。またこの小道は迂回路も作りやすく、トラム専用道路としてしまうことも可能じゃないかと思います。そして何より、この小道を超えた先が胡録台特有の高低差を攻略するうえでカギとなります。

小道の先にあるやばい坂(左側には公園)

 上の小道を通った先にはこの写真のように、大きな高低差のある坂、というよりほぼ崖みたいなところに出ます。写真の左側には歩行者や自転車が下るための坂の遊歩道がありますが、高低差はかなりきついです。
 ただこの下は写真にある通り公園や駐車場などとなっており、比較的用地の融通が利きやすいように見えます。高低差は確かにありますが、盛土を施してなだらかな坂とすることでトラムを通すこと自体は可能であると感じられ、この坂をトラムが突破することこそこの計画の柱でもあるだけに、非常に可能性の感じられるルートだと私は思いました。

 ただこのルートは6号線突破においては最良だと思うものの、ルート事態にいろいろ問題があります。


 上は最初の地図ですが、見ての通り本線となる青色のルートは胡録台にかすってしかいません。メインとなる胡録台の住人が使うには外れたルートで、その点で利用者の規模でマイナスとなってしまいます。
 もっとも、中央署から6号線へと至る道はここも結構激しい坂で、なおかつURの団地など戸数の多いマンションが南東側にかなり集中して建っています。この辺の住民も激しい坂のアップダウンに苦しんでいるであろうと考えると、トラムが通ればその利便性は大きく高まることが期待されるため通す価値が全くないわけではないですが、難しいところです。

 ならばこの青いルート本とし、当初の直進ルートを支線として引いてみてはどうかというのが緑のラインですが、ぶっちゃけこれだと運行管理が大変になるだろうし、また複線でトラムを通すのは難しいことを考えると運送効率も大きく落ちてしまうでしょう。そのためこの支線案はほぼ実現不可能で、主要目的である胡録台の住人が恩恵を受けないという本末転倒な事態となってしまいます。

坂を下った先にある松戸駅南までのルート

 また前述の坂を下った先のルートも問題ありありです。上の写真のようにこのルートの道路は幅が狭く、また戸建て住宅がかなり密集して建っています。住人の立場に立つなら騒音にもなるだろうからトラムなんて通してほしくないだろうし、また無理やり通す場合でも一般車は通行禁止などの措置が必要となります。
 またそうまでして通したとしても、最終的にたどり着く終点は松戸駅からかなり南にある地点が限度です。ここから松戸駅へ向かうにしても依然距離があり、なおかつこの付近も道路渋滞がいつも激しく、そこへトラムを入れようものならマジで交通マヒを引き起こしかねません。

 以上をまとめるとこのルートの以下の通りです。

  メリット
・6号線を大きく阻害せずに突破可能
・高低差を克服できる
・281号線沿いの住人に大きな恩恵をもたらす

  デメリット
・胡録台に住む多くの住人に恩恵をもたらさない
・6号線より先の道路にトラムを通すことはほぼ不可能
・終点が松戸駅から離れている

 こんな感じで、はっきり言えばこのルートは先の直進ルート以上に実現不可能だと言わざるを得ません。にもかかわらず何故こんな写真とともに紹介したのかというと、やはり281号線沿いの住人にも松戸駅までの交通手段が必要だと感じ、トラムと言わずバスとかでもっと運航できないものか、そのルートを考える一助になればとの思いからです。正直言って胡録台以上にUR団地の住人は松戸駅から切り離されており、あれだけの戸数を考えると商圏を無視できない存在に思えます。でもって、目の前の坂は相変わらず急だし。

 個人的にはニトリとヤマダ電機の間にある小道とその先の崖に至るルートはいじくりようがあるというか改善ポイントがあるように思います。残念ながらトラム用のルートとしては使えないものの、何か別の方策で活用してもらいたいものです。
 そんなわけで、最後となる次は本命ともいえる聖徳大突破ルートを紹介します。

2025年1月27日月曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(直進ルート)


 先日このブログにて、松戸駅を挟み線路によって東西に分断されている松戸駅周辺において、駅までやたら傾斜の激しい坂があるためいまいち通勤通学に不便な松戸駅東側の胡録台という地域について、「ふむ、トラムを導入してはどうだろうか?」となろう系主人公みたく偉そうな提案をしてみました。場当たり的とはいえ導入したら面白いかもと書いた記事でしたが思ってた以上に反応が良く、実際にコメントもらったりしていい気になったこともあり、先週実際に現地へ赴いて実際にトラムを通せるのか、導入できるとしたらどんなルートがいいかを検証してみました。
 しかしこのネタ、上海在住の自分が何故やっているのかという点で意味不明です(;´・ω・)

地獄坂(勝手に命名)

歩道狭いし自転車レーンなんてあってないもの(´;ω;`)ウッ…

 まずお見せするこの写真ですが、松戸駅北側にある線路を乗り越え東西を結ぶ陸橋に直接つながり、胡録台へと至る道路です。ここが私が何度もいう傾斜の急な坂ですが、今回久々に訪れたところ傾斜以上に坂道の長さが長いほうが問題でした。
 写真だといまいち伝わりづらいですが上り坂が延々と続いており、ここを自転車で上るのはやはり難でした。帰りにまた下って帰りましたが、ロードだったらどんだけ楽しく下れるのだろうかなどと


 その坂のあるあたりは上の地図のバツ印の付近ですが、当初私が想定したトラムのルートはこの坂につながる胡録台の主要幹線道路を一気通貫する上記ルートです。やはり一度も曲がらず直進するルートが運行上でも効率が良く、また何よりこの地獄坂を突破するルートが利用者にとっても一番ありがたいのではないかと思ったからです。

 ただ結論から言うと、このルートでトラムを通すことはほぼ不可能だと思います。理由はいくつかあり、まず線路をまたぐ陸橋付近はただでさえ少ない車両で線路を横断できるルートの一つで、常日頃車が集中して渋滞も日常的です。ここへトラムを通すために道路幅を制限したり、車線を減らした場合は渋滞がさらに激化するのは必定です。
 また地獄坂は一車線の道路で歩道幅も狭く、とてもじゃないですがトラムが通る隙間はありません。坂道でありその下った先には陸橋があることを考えると、渋滞への影響からこのルートは避けるべきとしか言いようがありません。

地獄坂を上り切った胡録台入口(6号線道路)

 では陸橋前の渋滞を回避するためトラムをその手前で切ってはどうか、具体的には胡録台入口にある6号線付近で終点としてはどうか。こちらも結論から言うとあまり実現性がないというか意味がないです。

 というのもここからではまだ松戸駅まで距離があり、また間には地獄坂がそびえています。この6号線と交差する胡録台を縦断する主要幹線道路は比較的道路幅も広く、歩道を少し削ればいけそうな感じもして悪くはないのですが、6号線付近を終点とするとトラムを通す意味がなくなってしまいます。やはり松戸駅までつなぐ、少なくともあの坂を突破するところまで通さなければ意味がなく、ここで止まるくらいならトラムはむしろ入れないほうがいいというのが私の見方です。

 逆に言えば、6号線手前までのルートは上記地図で書いた胡録台を貫く道路で申し分なく、さらに胡録台からさらに東へ行った稔台まで延長すれば、利用客も増えるしこの付近の住民も大助かりになるという確信があります。


 特に上の写真のオートバックス前には道路の真ん中に何故か大きな空余地があり、付近の中古車屋が商品の中古車を並べるスペースがあります。関連地権者には申し訳ないですが好き勝手なことを言うと、この付近であればトラムへの乗り場となるプラットフォームを作りやすく、トラム車両の保管基地なども用意できる気がします。ぶっちゃけトラムを導入するために設けられたような絶好な立地とすら私には感じました。近くに住んでる人にはぜひ実際に見に行ってほしい(´・ω・)

 以上から、トラムルートに関して今回出した直線ルートは6号線手前までは申し分ないものの、そこから松戸駅までどう近づくかに課題があるというのが結論です。この点についても別案をすでに用意しているのですがこれ以上書くと体力もたないのでまた別記事で展開します。


おまけ


 今回の実地参観中にふと「あのラドン温泉はどないなったんや」と思って記憶とGoogleマップを頼りに辿り着いたところ、なんか松戸のど真ん中に廃墟温泉施設が突然出てきてびっくりしました。この写真、熱海の奴やと言っても信じてくれる人がいそう。
 ラドン温泉についてはかなり大昔というか2014年に記事で少し触れていますが、浴場で従業員がスマホ弄っててさすがに問題じゃないかと思ってカウンターの従業員にも伝えたところあまり関心を示さなかったことから、「なんやこいつら(# ゚Д゚)」と思ってそれから行かなくなりました。さすがに10年も経っているし1回くらい行ってみようかなと思って行ってみたのがこの結果でした。まさかあの時の訪問が最後になるとはなぁε- (´ー`*)フッ

2025年1月26日日曜日

相撲を観戦する著名人報道に対する嫌悪

 本日大相撲初場所は無事に千秋楽で終わり、優勝決定は巴戦に委ねられるなど大盛り上がりな内容でした。個人的にはこの決定戦に出場した王鵬関の取り組みが非常に迫力あり、今場所で自分は彼のファンとなりました。これも「推しの子」?

「金八先生と教え子が…」武田鉄矢と「金八先生」第2シリーズ女子生徒役の名女優が初場所観戦(日刊スポーツ)

 さてそんな相撲に関し上のような記事が出ていますが、日刊スポーツに限らずANSWERを中心に最近やたらとこの有名人が相撲観戦に来たという報道を見ます。別に何報じようが各社の勝手だしこんなこと言うのも若干無礼だと承知ですが、私個人の感情をありのままに述べるとこの手の報道は正直不快この上ないです。

 理由はいくつかありまず肝心の相撲内容について触れられておらず、せっかくの力士たちの熱い取り組みを差し置いて誰それが来たとか報じるほどかという点で疑問です。次に観戦に来ている有名人について、彼らもプライベートで相撲を楽しみに来ているのにそれをいちいち報じるという点で疑問です。芸能人はプライベートを切り売りするのもある程度仕事だろうとは思いますが、スポーツ観戦まで逐一報じられるかと言ったらやや過剰すぎやしないかという気がします。この手の報道が原因で観戦に来なくなったらどうしてくれるんだって感じです。

 そのうえで繰り返しになりますがやはり相撲は一にも二にも力士が主役であり、無関係といってはないですが観戦客がどうこう報道するのは野暮極まりない気がします。ゲスト解説者に出てくる人ならともかく一観客なんだからそっとしておいて、もっと力士や取り組みついて報じろよと言いたくて仕方なく、こうして筆を取って不平不満をぶちまけています。