すいかさんのブログでネタ振りがあったので、久々の一日二本投稿記事として中華料理の名前とそれらの漢字の意味をコラム的に解説します。
まずすいかさんがネタ振りに使った「チンジャオロース」ですが、これは中国語の発音をそのまま日本のカタカナに当てはめた料理名で、漢字で書くと「青椒肉絲」と書きます。この料理名は使用する食材を表しており、「青椒(チンジャオ)」というのは実は「ピーマン」で、「
肉絲
(ロース)」というのは「肉を糸の様にして細く切ったもの(ミンチ)」という意味で、この二つを一緒に炒めたものという意味の料理名です。
このように中華料理の料理名は使用する食材、そして炒めるとか煮ると言った調理法の漢字を並べてったものが多く、「紅焼牛肉」はそのまま牛肉を煮込んだ料理で、仮にこの料理に「じゃがいも」を表す「土豆」という漢字が加わって「紅焼土豆牛肉」となればジャガイモも一緒に煮込まれている事となります。
このような具合でそれぞれの食材と調理法を表す漢字を覚えればある程度中国語のメニューを見るだけでもどんな料理が出てくるか想像できるようになるのですがいくつか例外もあって、自分が過去に痛い目にあったものに「水煮牛肉」という料理があります。名前からして牛肉を煮込んだシチューみたいな料理かなと思って頼んだら、確かに牛肉を煮込んだものに間違いはなかったものの、煮込む際に唐辛子や胡椒、豆板醤といった香辛料がガンガン入れられるため、有り得ないくらい激辛の味に仕上げられます。そのため私が初めて食べた時は本当に泣きながら食べてて、結局全部食べきれなくて残してしまいました。
このほか日本でメジャーな中国料理の漢字を挙げてくと、「回鍋肉(ホイコーロー)」、「麻婆豆腐(マーボードウフ)」と書きますが、ホイコーローはどういったいきさつでこの感じになったのかわかりませんが、麻婆豆腐は知ってる方も多いと思いますが、四川省にいた麻(マー)おばさんが作った豆腐料理であることからこのような名前になったと言われています。
6 件のコメント:
お~、ひろってくださって、ありがとうございます。
みてくださってるんですね(^^)
そういう風に、想像しながらみると、中華料理の名前もおもしろいですね。
「回鍋肉(ホイコーロー)」は、鍋をがんがんふりながら、肉を炒めるのかな?
いつもちゃんとブログ読んでますよー。
この記事にGoogle+でコメントしてくれた方にも返事したのですが、中国語で「回」という字は「戻る、帰る」という意味で、日本語の「回す」の意味は「転」という字が当てはまります。それでこの回鍋肉ですが、一旦鍋で炒めた食材をさらに移し、ほかの食材を炒めた後にまた戻して混ぜることからこういう名前なのではいう説があります。ただあくまで一節ですし、私個人としてはなんか文字の並びからして違うような気がするわけです。
逆に外国人は日本の料理、それこそ「大学いも」とかを見てどんなのを連想するんだろうな。
私が名前の由来を知っている中華料理は「東坡肉」だけです。 それも美味しんぼや中華一番
といった漫画から仕入れた知識ですが。
某チェーン店で食べた東坡肉は、部位が悪かったらしく、ほとんどが脂肪の塊でした。これでは
東坡肉どころか北斗の拳のハート様だと内心思い、それからはその店には行かなくなりました。
東坡肉(トンポーロウ)は自分も先ほど由来を調べましたが、詩人の蘇軾の号が元になっていたんですね。意外や意外な豆知識です。
私はこの料理をまさに発祥の地である杭州市内で食べましたが、本場の東坡肉もまるで脂肪の塊でした。恐らくこの料理自体がそういう脂っこい料理なので、訪れたお店の料理が特別だったわけじゃなかったかもしれません。自分も最初は辟易しましたが、妙に懐かしくてまた食べたいと思うあたり中国に染まってるなという気がします。
陳麻婆豆腐の由来は何でしょうか?
知らんがな。
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