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2026年3月31日火曜日

中川昭一酩酊会見の真の問題点

中川元財務相会見巡り、SNS上に読売新聞記者の偽情報…事実無根を確認(読売新聞)

 なんか先週より2009年に亡くなった中川昭一に対するネット上の言及が増えていると思ったら、昨夜に読売新聞がネット上の噂は事実無根だとするこのような発表を出してきました。これ見て読売さんも、くだらないデマに惑わされる人達相手するなど大変だなと同情を覚えたとともに、当時の状況について覚えている人がこんなにも減っているのかとげんなりする思いがしました。でもってこんな幼稚なデマに引っかかる人間の多いこと、なんか日本の教育についても考えさせられます。

 今回の中川昭一に対するネット上の噂というかデマは私が見る限りいくつかパターンがありますが、彼が失脚するきっかけとなったイタリア・ローマでの酩酊会見は仕組まれたもので、罠にかかる形で失脚してしまったという論法は共通しています。具体的にどう仕組まれたとしているのかというと、会見前に何か薬を飲まされたため人事不省に陥った、酒は飲んでいなかったのに酒を飲んで泥酔していたことにされたというようなもので、その薬を飲ませたのが読売の記者だとネットに書かれ、今回読売はそれを否定したというわけです。

 はっきり言って上の段落のくだりだけで一発でこれはデマだと言い切ることが可能で、まず当時中川が酒をんでいなかったという主張は大間違いです。騒動の直後に泥酔の背景を問われて「飲んだか飲んでないかと言えば、ごっくんはしていない」という風に言葉を入れ替えてごまかしてましたが、アルコールを摂取していたということは完全否定せず、むしろ風当たりがきつくなるにつれこの曖昧な表現についても叩かれて仕方なく飲んでた事実ははっきり認めていました。
 また仮に普段酒を飲まない人間とかだったらまだ考慮の余地がありますが、はっきり言えばかねてから中川はこういうことをしでかす、酒に対するだらしなさで前科が数多くありました。

中川昭一(Wikipedia)

 上のWikiの記事内に詳しく書かれていますが、ローマの酩酊会計以前からしょっちゅう酔ったまま会見に出てきています。実際、赤ら顔で会見に出てきたことを私自身も覚えていますし、2009年に酔ったまま国会演説に出て読み間違いを連発したときも酒のことを隠そうと「風邪で……」と、ローマの時と同じ言い訳をしています。
 このように酒による不覚の前科が明らかに多かっただけに、あのローマの時は実は泥酔じゃなかったと考える方がむしろ不自然です。しかも会見の後に訪れた美術館でも禁止エリアに勝手に入って警報機鳴らすなどいかにもな酔っ払いムーブをかましており、本当にこの方面ではだらしのない人間だったとしか言いようがありません。

 なおこの直後の衆院選で中川は落選し、その後急死しますが、選挙前に田原総一郎氏が講演で、「中川の飲んだくれも確実に落ちる」と断言していたのを覚えています。

 その上で、今回のネット上のデマではさもマスコミや周辺の官僚が中川を追い落とすために仕組んだと言われていますが、事実はむしろ逆だったと言い切れます。というのも、日本のマスコミはむしろ中川を守ろうというこれまた妙なムーブを起こしていました。これについて誰も言及していないのが、自分にとっては不愉快でした。

 これは一体どういうこと言うと、日系メディアがローマの酩酊会見を報じたのは事件発生から丸1日以上経ってからでした。何故かどのメディアもすぐ報じようとはせず、むしろ隠蔽しようとするような動きを当時見せていました。そのためこの会見を最初に報じたのは海外メディアで、海外メディアが報じたのを見てから日系メディアも「じゃあやるか」的なノリで後から報じるようになりました。テレビカメラとかも来ていたのに。

 自分も一回目の当たりにしたことがありますが、日系メディアの記者はやたらお付きの役人に「あくしろよ」、「なにいってっかわかんねーんだよ!」みたいに無駄に激しく当たり散らすのですが、実際に大臣が来ると急にかしこまって慇懃無礼に取材する人が多かった、っていうかほぼ全員そうでした。単純に取材源として重要な相手であることもさることながら、権力持ちの相手には普段は批判的なくせにいざ目の前にすると急に弱くなる傾向があるように見え、上記の酩酊会見についても「下手に怒らせないようにしよう」という保身が先に動いていたように見えます。
 当時もこうした日系メディアの態度を批判する声が出ていましたが、今回のデマではそうした昔の声は語られず、中川かばっていた日系メディアを逆に悪者に仕立てようとする主張が出ていることに私は違和感を覚えました。この点一つとっても、誰も当時のことをちゃんと覚えていないんだなという気がします。

 最後に中川について、彼の急死直後に「バランスシートを一度も見たことがない時分のような人間を役員にしてはならない」と自分で言ってた元毎日新聞常務の河内孝氏が、文芸春秋に寄せていたコラムを今でもよく覚えています。その内容は政治記者として中川の父親である中川一郎の取材のために自宅を訪れていたところ、東大に入るため慶応に仮面浪人していた昭一との会話でした。
 河内氏が「慶応もいい学校じゃないか。なんで東大にこだわるの?」と聞いたら、「慶応の奴らはあまり勉強しないんで」という風に返事したという内容だったのですが、何となくこれ読んで「ああかなりプライド高く、自分の弱みを人に見せられないタイプだ」という風に私は思いました。それだけにあの落選後の急死も特別なものというよりは自然の成り行きであったように思え、不審さはむしろなさすぎると考えるに至りました。この点で、骨肉の争いの相手とされた鈴木宗男とは本当に真逆だったなという印象を覚えました。

 っていうかムネオの場合、前回選挙のラストワン賞といい不死身過ぎる。主張には共感できないところが多いですが、あのしぶとさは本当に見習うべきものでしょう。

2026年3月30日月曜日

中国人はマジで釣り好き

中国で日本製釣り具が人気 輸出額6年で3倍超の182億円(共同通信)

 最近習近平は大人しくなってニュースに出てこなくなったのですが、こちらの中国への日本製釣り具輸出ニュースは久々に「お(´・ω・)」と思ったニュースでした。この内容は私も自信をもって事実だと太鼓判を押せる報道で、マジで中国人は釣り好きが多いです。

 週末ともなるとそこら辺の用水路でも釣り糸を垂れる人が多く、また市内を流れる川には「釣り禁止」と書いてあっても釣りしたり、中には投網までする人もいます。確かに、投網は釣りじゃないかもしれませんが。また個人的に忘れられないのは上海ロックダウン中の時、団地敷地内からフェンス越しに用水路に釣り糸垂らす人もいて、「この状況でも釣りしたいのかよ(;´・ω・)」と当時思いました。
 こうした釣り人が多いこともあり、またシマノをはじめとする日系釣り具ブランドの高さもあって、日本の釣り具をお土産に要求してくる中国人はよく見ます。駐在員仲間の間でも「例のブツを頼む……(´・ω・)」という具合に釣り具を要求する中国人は多いらしく、結構単価も高いのにと文句言いながら勝ってくる日本人も少なくありません。

 以前の記事でも書きましたが中国人は意外とテントをよく張るなど、スキーこそしないもののアウトドア文化は北方騎馬民族の文化もあって案外相性いいように思え、キャンプと釣りを組み合わせた渓流釣りツアーなんか用意したら意外と楽しんでくれる人も多いように思えてきました。また中国の釣りは基本川釣りで海釣りは内陸部なんかではなかなか体験できないだけに、一回日本とかでやらせてみたらマジではまってくれるかもしれません。
 であれば九州地方の離島などで、滞在日数がかかるものの海釣りツアーみたいなものを組むのも手かもしれません。離島経済にもかなり大きなプラスになると思うので補助金出してもいいと思えますし、変に締め出したりせず中国系旅行会社にも噛ませて離島で滞在中は釣りし放題みたいなプランを作るものありでしょう。まぁ「魚を全部取っていく」などという批判も起きるでしょうが。

 加えてこのニュースを見て思ったのは、あの名作の「釣りキチ三平」を中国でも普及させてみたら案外流行るかもしれません。いろんな釣り方法の解説本にもなっているし、先ほどにも書いた日本の渓流釣りへ引っ張りこむ上でもいいバイブルになるような気がします。何なら新作アニメにして作るのもありでしょう。
 ただ前にも書きましたがこの作品の「釣りキチ」という単語が最近色々引っかかるそうで、中国語版のタイトルはどうするかってことになります。パッと浮かぶのだと

・釣吉三平
・釣狂三平
・釣大好三平
・釣魚少年三平
・太公望三平

 真面目にこの作品は今アニメ化しても面白いような気がします。日本人もインドア趣味が増えてきていますが、釣りレジャーだけは昔も今も高い人気を保っています。生憎私はあんまりはまりませんでしたがやる人は本当に人生賭けてやっている人もいて、例の「佐世保市の城島さん」のように副業で野球しながら釣りする人もいるだけに、日本の釣りをもっとアピールすべきでしょう。

2026年3月29日日曜日

人間は変化のない状況に耐えられない?

 昨日もまた近くの公園に朝散策にいきました。その際、先週は咲いていた花が1週間でしぼんで落花しているのを見たのですが、これを見て初めて人が花を愛でる理由が分かったような気がしました。どういうことかというと、花は開花から落花と変化が激しく且つ定期的に起こるからで、人は本能的に変化の過程というか変化していく様を見ようとする、求めようとするものだと思うからです。

 自分が上記の人間の特徴に気づいたのは、かなり昔に読んだ竹中半兵衛が主人公の小説です。この小説で荒木村重(アラーキー)に監禁された黒田官兵衛が地下牢の中で、ほんの少し入る日光の微細な変化をわずかな楽しみとして自らを慰み続け1年程度に及ぶ幽閉生活を耐えきったというくだりが書かれてあり、「変化を楽しむ?」というこのワードが凄い気になりました。
 ロビンソン・クルーソーではオウムを果たし相手にして気を紛らわすという話があり、これと似たようなものかと当時は思っていましたが、実際似ているというか、何かしら状況の変化というか昨日とは違う状況が常にないと、人間の精神は持たないのではないかという考えを当時より持つに至っています。具体的に話すと、毎日が同じことの繰り返し、極端な例だと監禁されて誰とも話すことができず、同じメニューの三食だけ出され続けるとおかしくなるといった話です。つまり、本能的に人間は変化のない状況に置かれると精神が耐えられなくなり、無意識化で変化を求める、見ようとする傾向があるのではないかと思います。

 一体なぜこんな本能を持つのかというと、単純に生存欲求だと思います。虫を迷路に入れると分岐路で右、左と方向を交互に変える傾向があるとされ、これは方向を切り替える方が生存確率が上がるためと言われています。
 この方向変更同様、人間も変化を求めることが生存確率の上昇に寄与するのだと思います。具体的には進化欲求というか前よりももっといい方向に変化を求める、またはこれまでの硬直した状況に安住せず、歩みを進めるというような本能で、それが変化を無意識に求める、無変化を拒否する行動に現れるという風に考えます。

 ただ変化を求めると言っても、アンコントラーブルな変化はむしろ危機を招くことから人間も拒否するというか、遭遇したらストレスを感じるようになっていいるように見えます。これの変化度合いに対する許容度は個人差がありますが、急な転勤、宗教的タブーの強制、人体改造といった劇的な変化は人によってはそれだけで精神をダメにしてしまうのは誰もが納得すると思います。まぁ仮面ライダーに改造された人たちは意外とその後もやっていけてるけど。

 以上の前提に立つと、意外と人間は変化していくものを肯定的に見る傾向があるように思えます。先ほどの季節ごとの変化の激しい植物もさることながら、成長や老化もそれ自体が一つの楽しみとして成立する気がします。老化というとマイナスなイメージが持たれがちですが、仮に老化がなく成人後はずっとそのままの姿で居続けるとしたら、逆に精神的に参る人も出てくるのではないかと思います。自分自身も体の年齢に伴う変化で「前と違うな」と意識することが色々ありますが、逆にこういうのがなかったら人生として面白みがなくなる気がします。

 また逆例として、同じ一週間を何度も繰り返すいわゆるループ物の作品において、そのループを肯定的に描いた作品は皆無です。基本的にループに囚われたキャラたちはループのメリットも認めるものの脱出を図るし、またある作品では「同じ毎日、同じ食事、同じ交友関係がずっと続く、幸せだけど最後は狂う」といったセリフがあり、まさにその通りでしょう。
 なお涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」は当事者のみならず視聴者たちも苛つかせてました。あれ企画した奴らは本当にバカだろう。

 最後に変化を見るのが楽しい例として、最近のOSでは直接見る機会はほぼなくなりましたが、地味に自分はWindows98くらいの頃のデフラグ画面を見るのが好きでした。ちょっとずつデータを表すブロックが移動するのを見るのが何故か楽しくてよく30分くらい眺め続けており、最近あれ見なくなってきてなんか楽しみが減った気がします。上記の「変化を楽しむ」人間の本能から察するに、多分あれ精神衛生上にすごくいい画面だったのでしょう。

 もう一つ蛇足として付け加えると、あらゆる変化を拒否する精神状態というのは本能すら拒否するかなり危険な状態にあるのではないかと思います。そういう意味では本能とともに精神的な健全な状態を保つためにも、変化を肯定的にとらえる姿勢が意外と大事かもしれません。

2026年3月28日土曜日

作画最強の漫画家は誰だ?

 昨日につげ義春の逝去記事を書いたので、前から温めていた漫画家ネタで今日も記事を書くことにします。

 さてマンガとは何かというとストーリーと絵の共同芸術だとも言えます。音楽もつく映画ほどには総合芸術でないにしろ、本来は別々の表現であるストーリと絵の組み合わせであることから、漫画家には両方向でのセンスが求められてきます。ただ実際に両立させるとなると難しく、そこで作画と原作を分けたりするような展開もこれまでに数多く行われてきていますが、仮に作画だけに絞った場合、どの漫画家が最高峰と言えるのでしょうか。敢えてここで三人候補を選ぶと、私の中では池上遼一氏、三浦建太郎、小畑健氏はこの議論に必ず入ってくると思います。


1、池上遼一氏
 まず池上遼一氏については言わずもがなの劇画界の超大物で、つい最近までも原作付きで「トリリオンゲーム」の連載を行っているなど大御所でありながら現役でもある人です。ほかの多くの著名漫画家から憧れの対象として名を挙げられているだけでなく、原作者の間でも「あの人に描いてもらいたい」というオファーが絶えないと聞きます。
 そのうち実際に描いてもらったのが、「北斗の拳」の原作もやった武論尊氏です。かねてから池上氏を熱望していてついに「サンクチュアリ」という作品でコラボしたものの、武論尊氏曰く「不完全燃焼」だったとし、引き続いて描いてもらった「HEAT 灼熱」では見事漫画賞を受賞して、「池上氏に報いることができた」と以前インタビューで話していました。

 池上氏の作画能力の高さは若いころから有名で、ガロの編集者から矢口高雄に「あいつを見ておけ、きっと大物になる」と言われ、その他多くの人間がその才能の高さを認めていました。アシスタントにかなり条件を課す水木しげるですらも、池上氏を指名してアシスタントにしていますし。
 そんな若いころから嘱望されながらも、田中圭一氏の取材マンガでも触れられていましたが、池上氏は年齢を重ねて大御所となってもその絵が進化しているというか、これまでになかったタッチで描いてくる点が何よりも凄いと感じます。実際、「トリリオンゲーム」なんかかなり砕けたタッチで描かれており、これまでの池上氏には見られない作風でした。一体いつまで進化するんだこの人と思うくらい、底知れぬ作画能力です。

2、三浦建太郎
 すでに故人ですがこの手の議論では必ず出てくるのがこちらの三浦建太郎でしょう。実際私も、単純な作画能力としてだけ見るなら間違いなく日本漫画家史上最強と言えると思います。
 その細密画のような綿密な描写のみならず、大剣やクリーチャーと言ったデザイン能力も突出しており、三浦と同級生だった森恒二氏が一時漫画家の夢をあきらめたというのも、この人が空いてだったらしょうがないでしょう。イチローの横でバット振るようなもんですし。

 この三浦のエピソードとしてちょっと前にYoutubeで聞いた話によると、「はじめの一歩」の森川ジョージ氏が若い頃に三浦に一度アシスタントに来てもらったことがあったそうです。その時、まだ漫画を描きはめたばかりの美大生でしたが、作業をやらせてもてんでお粗末で役に立たなかったそうです。仕方ないので森川氏が描き方を教えてみたらものすごい勢いで吸収していくので、普段何書いているのかスケッチブックを見せてもらったらものすごい絵が描かれていて、「君はこんなところにいるべきじゃない」的に1日で帰したそうです。
 以上のように池上氏同様エピソードに事欠かない人ですが、そのこだわり故に連載ペースが遅く、代表作の「ベルセルク」も未完で終わることとなってしまいました。この点はややマイナス評価とせざるを得ないのですが、それを推しても作画最強という評価に行き着く可能性が十分あると感じます。

3、小畑健氏
 言わずと知れた「デスノート」の作者で、何気にデビュー作の「サイボーグじいちゃんG」を「あやつり左近」が連載されていた当たりに読んでいました。原作付きで漫画を描く作家としては現代最高のヒットメーカーで、「ヒカルの碁」、「バクマン」などどれも歴史的な大ヒットをかましています。
 ただ小畑氏についていえば、そのヒット打率もさることながら以上の作品を全て週間連載で対応しているという点で、ほかの作画エリートマンガ家と比べると作業速度の高さが抜きんでています。それ以上に週間連載であれほどのクオリティを維持しているという点でも驚愕に値し、漫画家としての生産性込みでの評価で言えば小畑氏も作画最強と言われる価値を十分持っていると考えています。

 この小畑氏ですが、つい最近セールだったので小説が原作の「オールユーニードイズキル」の漫画版を読んだのですが、これ見てはっと思ったこととして近年一大ジャンルとなっている「なろう系」の漫画の多くが、小畑氏の絵の特徴が色濃くあるような気がしました。具体的には人物の顔の輪郭を濃い線ではっきり描くなどです。
 実際そうなのかは別として、現在漫画家を目指そうとする人のうち小畑氏の絵を参考にしている人は間違いなく少なくはないでしょう。それほどまでに「上手な絵」のスタンダードとなっているし、さらには漫画家を目指す少年を描いた「バクマン」を見ていない漫画家志望者はいないと思え、ひょっとしたら現代少年漫画界で最も強い影響力を残しているのかもしれません。

 まぁぶっちゃけ、自分としては「アラビアンランプランプ」をもうちょっと長く読みたかったな。あれはリアルタイムでジャンプで読んでた。

2026年3月27日金曜日

つげ義春の逝去

【訃報】漫画家のつげ義春さんが逝去 88歳

 ストーカー殺人に猟銃許可取消裁判の判決といい気になるニュースが今日もたくさん出てきていますが、やはり一番インパクトあったのはこちらの漫画家のつげ義春の逝去です。かねてから大分お年を召されていることからいつかこういう日が来るとは思っていたものの、水木しげるの時と同様にとうとう……という感傷を覚えました。

 私自身はつげ義春の作品をそれほど読んではいないのですが、水木しげるを含め多くの漫画家がその漫画の中で彼を登場させているのを見ています。恐らく実在の人物として自伝マンガなどで登場する回数で言えば手塚治虫に次いで多いのではないかと思うくらいあちこちに頻出しており、そのどれもで「憧れの漫画家に会えた」というような感じで登場しています。
 一般読者の間でも高い人気を得ていましたが、どちらかと言えばつげ義春は同業者である漫画家にこそ最も高く評価された漫画家であった気がします。水木しげるは自らアシスタントとして指名しており、水木のアシスタントにやってきた池上遼一氏からは水木以上になつき、水木邸を訪れた矢口高雄からは「あのつげ義春がいる!?」みたいに見られたりと、とにもかくにもいろんな漫画家が彼のことを口にし、その偉大さを物語っていました。

 それ以上にすごいと言えるのは、つげ義春の場合は日本国内以上に海外での評価が高いという点でしょう。フランスでも熱心なファンがいて国から賞をもらっており、時代と文化を飛び越えてその価値が認められる点でほかの同時代の作家を大きく凌駕しています。ついでに言えば、いまだにパロディ作品がつくられるなど、その世界間の独自さでも突き抜けているでしょう。

 上に引用したまとめ記事でも書かれてましたが、日本漫画史に大きな影響を残した漫画雑誌ガロの主役級の作家が本当にいなくなってしまったというのを、今回のつげ義春の逝去で感じました。つげ義春の場合はちょうど活動期間がガロがあったころに被っていて主要作品もここで発表されていたことから、尚更ガロを代表する人物であったように思え、彼が亡くなって本当にガロの姿形が薄くなってしまった気がします。

 私見ながら、現在の日本漫画界の最高大御所はちばてつや氏だとかねてから考えており、それに同格または次ぐ存在がつげ義春とみていました。その一つ下が、本宮ひろ志氏と永井豪氏で。
 そんなつげ義春が亡くなり、本当に昭和を代表する、というよりジャンプ、マガジン、サンデーの三大少年漫画誌体制が固まる前の漫画雑誌群雄割拠時代の人がいなくなり、完全に歴史の時代へと入った気がします。元号も昭和から平成、令和と移っているので当然ですが、展開していく時代の流れを大きく感じさせる人物であったと改めて思えます。

2026年3月25日水曜日

名前を憶えていた研究者

クローンは無限に作れない マウス58世代目で限界(共同通信)

 上のニュース記事はクローンを永続的に作れないという内容も十分面白いのですが、この発表をした山梨大の若山照彦教授という名前を見て、「もしかしてあの人では?」という気がしました。調べてみたら案の定というか、あのSTAP細胞論文の共著者でした。

 もはや大分隔世の感がありますが10年以上前に起きたあのSTAP細胞事件は決して誇張ではなく、日本のアカデミック界における不正としては考古学界における旧石器捏造事件に並ぶ最強スキャンダルの一角であると考えています。
 その事件の当事者ともいえる若山教授ですが、こんな前振りしながらも実は前からかなり好感を持っており、今回の発表をみて「やはりこの人は優秀で凄い人だったんだな(´∀`*)ウフフ」という納得感と満足感を持って読んでいました。


 一体なんで若山教授推しなのかというと、上のインタビュー記事でも書かれている通りなんでもこの人、学校の成績は滅茶苦茶悪かったそうです。とても研究者なんて目指せるレベルじゃなく、特に英語が壊滅的だったため、英語科目の影響を受けにくい受験先を選んで大学行ったというほどだったそうです。
 ただこのインタビューとか聞いてても凄い素直というか自分の負の一面を割と大っぴらに話しているうえ、何となく研究者特有の「上から目線」を一切感じられず、直接会ったわけじゃないにもかかわらず凄い素直な人なんじゃないかと思っていました。ただこれは私の見立てに過ぎないものの、実際の人柄もやはりそうじゃないかと思わせるのがあのSTAP細胞事件の時の対応です。

 前述の通り、若山教授はSTAP細胞事件の元となったSTAP論文の共著者でした。しかし共著者でありながら、「この論文は間違いではないか、撤回すべきではないか」と最も早く提言したのも彼でした。その疑念は彼の推論が含まれていたものでしたが、その後実際に再現実験はメイン著者の小保方氏(マッドシティ出身)を含めて誰も成功せず、十年以上経た今になっても「やっぱりあの論文は正しかった」という人も出ていないことから若山教授の主張は結果論で言えば正しかったこととなります。
 この自らも当事者ながら早期に論文に疑念を呈するというのは、普通なかなかできるものじゃないと思います。ほかの人だって自分が過去に主張した内容を否定するというのはプライドからなかなかできないというのに、研究者という評価にも影響するのにそれを率先して行ったという点で、この人は只者じゃないという印象を当時から覚えていました。こんな素直な人だからこそ、こうして新たな研究成果も出すなど研究者としてやっぱ一流なんだとまた自分の中で評価をこの人は上げてきました。

 一方、若山教授と対照的だったと思うのが、最後までSTAP細胞論文の正当性を主張し続け自殺した笹井芳樹だったように思えます。故人を悪く言うのは若干よくないとは思うものの敢えて正直に書くと、あのSTAP細胞事件はこの笹井が一番強く関与していたのではという疑念を私は持っています。
 根拠としては戦術の通り、誰も再現実験に成功しないにもかかわらず正当性を主張して小保方氏をかばい続けたこと、発表の場で小保方氏以上にSTAP細胞の有用性を饒舌に語り続けていたこと、そして最後に自殺した点です。

 自殺に関しては批判の槍玉になってメンタルを病んだと言われますが、小保方氏本人ではなく何故彼がメンタルを病んだのかで少し奇妙さを覚えます。小保方氏の指導者として当時確かに批判こそされてはいたものの、メディア報道では小保方氏に比べればその批判度合いは非常に低く、むしろ小保方氏のせいで彼のキャリアは傷ついたなどと同情的な声の方が多かったように覚えています。
 それが何故ああして自殺に走ったのか、それ以前に何故ああも小保方氏をかばい続けたのかという点で腑に落ちない点があり、動機という点で探るなら彼こそが一番あの捏造に関与していたからこそではないかという疑念をどうしても覚えてしまいます。

 以上は自分の勝手な憶測に過ぎず明確な根拠もないのですが、それでも敢えてここに書き記すのはそうした憶測であってももっと議論すべき事件であったと思うからです。前述の通りにこの事件は二本学術史に残る大きな捏造事件であり、何故起きたのかやそれを防ぐ方法をもっと考える必要があるスキャンダルでした。そのためには一定の人格批判に踏み込んででも真相を追求する姿勢が必要だと思え、恥知らずながらこうして書くに至っています。
 逆にというか研究倫理として、若山教授のあの時の姿勢はもっと世の中評価すべきじゃないかと思います。当時、若山教授自身も責任を感じて山梨大での役職辞任なども申し出ていたそうですが、山梨大側が引き留めて留任させたと言われています。こういう謙虚な姿勢こそ後世に伝えるべきで、今回の成果発表を見て改めて記事にしようと思ったわけです。

2026年3月22日日曜日

最近の外務省は凄い(;´・ω・)


  昨日早朝にまた近くの公園行ったらすっかり春めいて花がよく咲いてました。関係ないけど上の銅像写真はいい感じに光差した。




 話は本題ですが先日の高市、トランプ会談については世間の評価通りに自分も高く評価しています。媚びているという批判も出ていますがそれを言ったら日本の首相はこれまでもみんな媚びており、それでいて結果を得られなかった首相もいたわけで(鳩山など)、きちんとホルムズ湾派遣をきっぱり断りつつ不興を買わなかったことは日本外交としては十分な結果でしょう。
 またイランとも交渉を続けていたのか、ホルムズ湾通過について先日イラン当局から日本艦船の通貨について前向きな発言が出てきました。実現するかはまだ未知数であるものの、米国への追従姿勢がイランの態度を硬化する可能性もあったことを考えると、米国とイランの双方で一定の外交的成果を出したというのはかなり驚異的です。

 今回の成果といい、このところの日本の外交というか外務省の活躍っぷりは目を見張ります。先のトランプ関税外交でも以前に書いた通りあの状況で最良ともいえる結果を出しており、対米外交は批判する点を見つける方が難しいです。またウクライナ戦争の立場主張や韓国との関係改善なども理想的であり、中国に関してはひたすら悪化し続けていますがこれに関しては私ですら中国側の問題だと思え、少なくとも日本が独自に動かせる範囲内では成果を出し続けています。
 かつて日本の外交は対米追従しかなく、南アからは「名誉白人」などと馬鹿にされたりして、ムネオハウス事件では醜聞を騒がせましたが、この5、6年くらいの日本外交はマジでなんでこんなに優秀なのと驚くばかりです。高市総理自身も外交が上手というのもありますが、その舞台セッティングをしている外務省についてももっと称賛してあげてもいいのではないかと本気で思います。

2026年3月21日土曜日

部屋に置いているプラモの数

 かねてからこのブログに書いているように、週末はマジでプラモばかり作っています。なんでこんなに作っているのかというと単純にやることがないのと、戦闘機や戦車のプラモなんかは直接形を学ぶという軍事研究的という崇高な目的で行っています。ただかれこれ10年近く上海で作り続けて既に製作数もヤバい量になってて部屋に置く場所もないのですが、果たして今部屋の中にどれだけ飾ってあるのかが気になり、カウントしてみることとしました。

パソコンデスク:6体

 よくこんな狭い場所に色々置くなという気がします。なお左上の黄緑色した宏光MINIは完成品の合金モデルでカウントしていません。

引き出し1:3体

 なんでルーターの上に2体も置いているのか意味わかりません。

引き出し2:3体

 ベッド横で目に入りやすいので、お気に入りのインプ、プロボックス、ゲパルトを選定して置いています。

冷蔵庫上:12体

 ちょうど目線の高さにあって飛行機模型が映える場所なのと、平面で安定しているためがっつりおいています。

食卓下:6体

 下の箱は物を入れるためではなく、プラモ置くために買いました。

食卓:10体

 眺めながら飯食うのにいいのを選んでおいています。何故か英国機が3体と充実してます。

キッチンパイプ棚:3体

 真ん中左に見えにくいけど飛燕が入ってます。っていうかむしろ現場猫の主張が強い。

洗面鏡上:4体

 最初置いたときはよくここに置こうと思ったと感心しました。ちなみに窓開けてると外から見える。

洗面所タオル棚:4体

 独立したスペースででかめのロシア機2機を置いています。奥のインプはおまけ。

トイレ脇:1体

 出来にあんま納得いかなかったハチロクを置いています。手入れしてないから割と埃まみれ。

合計設置数:52体

 自分でやっといてなんですが、本当にバカなんじゃないかと言いたくなります。なんでこんなにプラモ置いているのか、っていうか52体も作るっていい歳こいて何やってんだと言いたくなります。まぁ実際作ったのはその倍以上あるけど。

 昔、中国の航空博物館で世界の戦闘機の模型を置いているコーナーがあって「いいなぁ、家もこんな風にいつかいっぱい並べてみたい」とか思っていたら、実際負けないくらい置くようになってました。人間継続は大事だけど、必要以上に継続するのはよくないなと思うと同時に、マジもう置き場所ないから今後は少し自粛しなければと思っています。

作ってる途中で殺意湧いた(´・ω・)


 例によって今日も家にこもってプラモを作っており、頭文字Dの須藤京一仕様のエボ3を作ってました。


 このエボ3は自分がプラモを作り始めたことからずっと作りたいと思っていた車種で、インプと比べるとエボはキット化があまりなされておらず、過去にエボ5は作ったことがあるものの念願のエボ3は機会がありませんでした。


 それが今回、接着剤不要の楽プラでエボ3が出ていていつも買っている上海のお店にも並んでいたので、迷わず購入することとしました。っていうかプラモに関しては本当に値段見ずに買う癖がつきました。


 そんで今回こうして作ってみたわけですが、いつもの楽プラは1/32に対しこちらは1/24サイズでやや大きいです。前回作ったR34と比べると一目瞭然ですが、サイズは違うとはいえ接着剤不要のキットのため1時間で仕上がるだろうと思ってやり始めたら意外や意外に、3時間もかかってしまいました。なんでこんなに時間かかったというと、ただ単に自分の力量不足なだけかもしれませんが、個人的にはキットに少し問題があると感じました。

 具体的にはいつものアオシマのように説明書の説明が微妙に悪く、リアウィングの最後の最後につければいいのにシャシーとボディを嵌め込む前につけろと謎の指示があるなど、ところどころで疑問に感じる指示がありました。実際、嵌め込み時にこのウィング邪魔で何度か外れたし。
 ただそれ以上に問題だったのが寸法が合っていないことで、具体的に挙げると内部にはめ込む窓のクリアパーツです。指示通りの順番で嵌め込んだにもかかわらずきちんと固定されず、シャシーとボディを嵌め込んだらその衝撃で外れる始末でした。しかも二度も。

 もっともこちらはボディを外して窓を嵌め込みなおしたら固定できたのですが、左右の窓で明らかに寸法があっておらず、片側を嵌め込むともう片側はきちんと嵌め込み切れず、やや浮くような感じになってしまいました。このためサイドミラーをつけようとすると窓が内側に動いてしまって固定できず、結局またばらして付け直す羽目となりました。
 ただいくらやっても嵌め込み切れず、最終的にサイドミラーは固定できるように窓の前側をしっかり固定し、後ろ側がやや浮くというか嵌め込めない状態で組み上げました。たまたま引きが悪く合ってないパーツのキットを買ってしまったのか、元からこうなのかはわかりませんが、こういうことはタミヤのキットでは一切起こらないけどアオシマだとよくあります。

 またこの嵌め込み不具合は最後のボディーとシャシーをくっつけるときにも問題起こしました。恐らく内側にやや膨らんだ窓パーツとキャビンのパーツが干渉し合い、片側のみ嵌め込み切れないというどえらい問題が起こって、これにかなり時間取られました。マジでこの時、「マジ殺す!(# ゚Д゚)」などと怒鳴っては殺意覚えました。
 この嵌め込み問題は最終的に、ボディ側をやや広げるような形でシャシーを入れることで最後はどうにかなりました。最後の最後で起きたからマジ苛ついた。

 このほかサイドミラーの鏡部分も光沢メッキパーツを嵌め込むしようとなっているのですが、何故か左側のみ穴がガバガバなのか嵌め込んでも固定できず、つけるそばからぽろぽろ落ちていきました。仕方ないので最後は接着剤で固定して難なく終えましたが、鏡部分を独立したパーツにするのではなく、普通にシールを貼り付ける形にすりゃいいのにとげんなりしました。
 楽プラなのに全然楽じゃなく、むしろ接着剤使うキットの方が楽でした。完成した見栄えはいいんだけどさ。


 あとなんか発売記念として上のおまけシールがついていました。下の方も妙な擬音のシールがあってジオラマ用だとは思うのですが、「これをどう使えと(´・ω・)」と少々扱いに困るシールです。


 なので仕方ないのでパソコンに貼ることにしました。天板には別のSUICAのシールとクロミのシール貼っててこれ以上貼ると異常者見たいに見えるためキーボード部分に張ることとしましたが、この擬音だとなんかパソコン壊れたように見えたりします。

認知症者には指紋登録を原則化すべきでは?

ニコニコレンタカー、極小の飛び石で8万8千円請求が炎上したので請求を取り止め(ガハろぐ)

 本題と関係ないですがこのセコセコレンタカーの事件は部外者ながら見ていてマジむかつきます。ビッグモーター同様に反社認定してもいいレベルでしょう。会社のプレスリリースも「慎重な判断を要する事案だった」と無駄に上から目線だし、まともとは思えません。こんな一目でわかる詐欺案件に慎重もくそもない。


 話は本題ですが先日出た上のニュースですが、夫婦と思しき男女二人がともに認知症で、自分が何者かもわからないそうです。記憶では千葉に関連する者が多いことから千葉に縁があるのではとこうして千葉日報も記事化しているわけですが、仮に親類縁者がいたとしたらお二人は行方が分からない状態にあることとなり、とても不幸な話であると思えます。


 今回の事件に限らず認知症となって徘徊し、行方不明となる人はかねてから多くなっています。上のFNNの記事でもそうですが、行方不明となって生きているかも死んでいるかもわからないまま親類は待たされることとなり、その心労は小さくはないでしょう。また仮に保護されたとしても、自身に関する情報を失っていた場合は施設に入ることとなり、生きているのに親類に会えないという不幸が重なります。

 こうした不幸を防ぐ上でも、この際だから認知症と診断された時点で即その人の指紋を登録する制度を設けたらどうかと先日思いました。指紋と身分情報を登録して警察の指紋照合システムに共有してさえおけば、徘徊後に保護さえすればすぐに本人情報を引き出し、親類と引き合わせることができるようになります。中には指紋登録を嫌がる人もいるでしょうが、そういう人には無理強いをせず、あくまで原則的には登録という形で今からでもやっておけば、親類のみならず社会の負担も激減させられるのではないかと思います。

 なお本音を言えば私はこの際、日本国民全員が指紋を登録し、マイナンバーカードとも紐づければいいと考えています。こうすることで空き巣などの犯罪が起きた場合も速攻で犯人を捕まえられるし、生体認証機能と結びつけることでいろんな確認作業も一瞬で不要となります。
 もっとも先ほどの空き巣の例で、たまたま過去にその家を訪れていた際につけた指紋が検出されて犯人扱いされる冤罪案件も過去にあり、すべてがすべてプラスになるとうぬぼれてはいません。それでも一般の国民にとってメリットがデメリット遥かに上回り、監視カメラも昔は抵抗があったものが今では歓迎されるようになっていることから、全国民指紋登録化をまじめに議論してもらいたいです。その嚆矢としてまず、認知症者の指紋登録から始めるべきというのが私の意見です。

2026年3月19日木曜日

科挙の史上最年少合格者

莫宣卿(百度百科)

 なんか日本語で「科挙 最年少合格者」と検索してもこの人の名前が日本語ページからは一切見つけられないので、自分が紹介することにします。この人がどういう人かというと、中国の科挙を史上最年少で合格した人で、しかも状元こと首席合格者だったりします。

 莫宣卿(日本語だったら「もせんげい」?)は唐末期の834年、日本だったら平安時代初期に広東省で生まれた人物です。父親はまじめな農民だったらしいですが莫宣卿が生まれる前に亡くなっており、いきなりシンママとなった母親は生活のため別の男性と再婚します。
 再婚相手の継父は比較的裕福な家の人物で、莫宣卿にも邪険にすることなく接していたようです。こうした家庭で育った莫宣卿ですが7歳にして早くも詩を詠み始め、その非凡さが早くから周囲に知られるようになります。継父も連れ子の底知れぬ才能に期待をかけ学問の師匠をつけて教育を施したところ、その期待に応え莫宣卿は12歳で科挙の地方試験に合格してのけました。 その後、莫宣卿が17歳となるこの年に、科挙の本試験が行われました。

 ここで補足しておくと科挙の本試験は毎年実施されるわけではなく、天下一武闘会のように3年に1回しか行われず、このサイクルは最後の清代まで続きました。交通の発達していなかった時代ゆえに当時は本試験を受けるため首都(唐の時代なら長安)まで行くのも大変ですし、手紙などの通信をするのも一苦労でした。そうした地理的要因と3年に一度というペースから、本試験に落ちた学生は落第したことを隠すためその後も首都に残ってバイトしつつ、3年後の試験まで浪人生活を続ける人も多かったそうです。もっとも浪人生活が3年で済めばまだいい方で、そのまま死ぬまで受験し続けたという人も珍しくはありませんでした。

 話を戻すと17歳で科挙本試験に打って出た莫宣卿ですが、なんと一発合格、しかも冒頭で述べたように首席となる状元で通過してのけました。当時としてもこの年齢での合格は異例中の異例であり、しかも状元となったことから宮廷でも有望な人材が入ってきたと大いに期待されたそうです。その期待に応えるように莫宣卿は順調に勤務を続けましたが、34歳となった868年に故郷の母に尽くすため、郷里に近い南方での勤務を願い出ます。
 この転勤願いは問題なく受理されて早速任地に向け出発したのですが、その道中で莫宣卿は病気にかかり、そのまま亡くなってしまいました。その故郷では伝説的な人物とあって今も記念する碑文とかが残されているそうです。

 彼の一生を見て感じたこととしては、紛れもない天才であり天才らしい早世の仕方だと思いました。もしかすると34歳で郷里に帰るため地方勤務を願い出たのも、体調の悪化など自分の死期をすでに悟っていたからかもしれません。
 実際はどうなのかはわかりませんが、自分が中国のネットで見る限り科挙の史上最年少合格者は彼だとされています。実際、十代での合格者は自分も彼以外知らないし、16歳以下となるともはや受験資格的にも引っかかるような年齢である気がします。さらに状元という条件も含めるなら、間違いなく莫宣卿が最年少であるように思え、多分日本だったら合格祈願の神社が建てられているでしょう。

 なお日本では科挙のような採用試験は明治に至るまでとうとう実施されなかったものの、江戸時代の寛政の改革の時に学問吟味という旗本の知能試験が実施され、この試験の優秀成績者は出世の糸口をつかむことはありました。主な優秀成績者はリンク先にありますが、意外な人物としては遠山の金さんの父親である遠山景晋が首席として表彰されて遠山家の出世基盤を築いています。
 明治以降となると日本の学問エリートというと年齢を偽って東大最年少合格となった森鴎外、そして昭和の陸軍統制派を率いた永田鉄山(英語試験の前に中国語の本を読んでたが成績はトップ)が代表格と思いますが、平成以降でこれはという学問エリートが見られないというか目立たなくなったように思え、医師と弁護士両方の資格を取った米山隆一氏がまだそういうカテゴリかなと思うものの、この人見てると賢さと社会への貢献程度は一致しないと思えてきてしまうのがまた不思議です。

2026年3月18日水曜日

日本はホルムズ湾に艦隊を派遣すべきか?

 例によって結論から書くと自分は艦隊派遣に反対です。国際世論的にも拒否していいような雰囲気となっているので、どうせトランプ大統領はまたあとで要求しなおしてくるでしょうがこのまま無視するのが吉かと考えています。

 意に反して長期化してしまったイランへの攻撃でホルムズ湾の通行が制限されてしまったことで、トランプ大統領は日本を含む諸国に対し警備のための艦隊を派遣するようぬけぬけと要求してきました。しかしこの要請に英国、フランスは真っ先にノーを突き付け、中国なんか初めから相手にせず、日本と韓国は国内法から難しいとして誰も乗ってきませんでした。日本側も当初は相手が米国ということもあってはっきりノーとは言わず、恐らく米国の外交関係者を通して派遣不可能と伝えたこともあってか、昨日になってトランプ大統領は「頼りにならないからいらない」と要求を撤回するに至りました。

 この自衛隊の派遣に関して、自分はかつてのアフガニスタン派遣では支持する立場でありました。理由は既にアフタにスタンで政権が崩壊していたことと、崩壊させた張本人の米国よりも第三国の日本が現地で治安維持する方がある意味公平な立場から行えるのではないかと思え、また給水活動など日本でも行える任務がありました。それ以上に、この派遣が現地住民の理に適うということが何よりも大きく、自衛隊員に負担をかけるとはいえ主義主張から離れて人道活動を行うことに価値があると考えていました。
 なおうちのソ連人民の敵である親父もえらく気に入ってましたが、派遣前の国会質疑で自衛隊を非武装地帯に派遣することについて「非武装地帯とはどこか?」という質問に対し、「自衛隊が行くところが非武装地帯だ」という当時の小泉首相の発言は平成国会議論の中でもかなりの名言である気がします。後に現地サマワの住民による自衛隊を慰労するデモが起きた際、「小泉首相の言う通り、自衛隊の行くところが非武装地帯だった」という人もいました。

 話を戻すと上記のアフガニスタンの例と比べると、今回のホルムズ湾派遣で得するのは誰かと言ったら、ぶっちゃけ米国しかいません。しかも日本が艦隊を派遣したところで完全に閉鎖が解除されるわけでもなく、それどころか日本の民間船舶が意趣返しとばかりに狙われる可能性が確実に高まります。また自衛隊員の危険度もサマワなどとは比べ物にならず、それこそ死傷者が出たら米国は補償するのかといったら絶対にしないでしょう。
 つまり日本としては派遣するだけ損しかしません。さらに言えば派遣したところで米国というかトランプ大統領が恩に感じることもまずなく、むしろ使い勝手がいい奴だと勝手に考え現地での戦闘にも勝手に参加させようとしてくる可能性すらあります。

 そもそも今回のイラン攻撃に関しては完全にトランプ大統領とイスラエルの私戦としか言いようがなく、国家としての大義もなければメリットもなく、イスラエル陣営についてもイスラエル以外はまず得しないでしょう。大方報道されている通り、ベネズエラがあまりにもうまく成功し過ぎたのと、ネタニヤフ首相の甘い口車に乗せられ何の展望もなくトランプ大統領が始めてしまったものと思います。まだイラク戦争の方が、展望がありました。
 石油の問題に関しても、楽観的予測に立つならばさすがに3ヶ月以上も続く可能性はないと思え、っていうかそうなったら別に日本に限らず世界中の経済が破綻するので、みんな揃って貧乏になるから日本だけ損するわけじゃありません。しばらくはガソリン代高騰が続くものの、この状況はコロナほどには長続きしないと思えるので、コロナ期間を思い出してみんなで我慢するのがベターでしょう。

 にしても関税吊り上げるだけ吊り上げておきながら、都合が悪くなるとこんな要請してくるあたり本当にトランプ大統領は取引相手として信用に足らないなと感じます。まぁ今回の失策でレームダックに陥りつつあるので、もう今後は日本もそんな相手したり機嫌取ったりする必要もなくなるでしょう。

2026年3月16日月曜日

これから待ち受ける値上げの嵐

 前略、米国とイスラエルのイラン攻撃に伴うホルムズ湾危機の影響ですでにガソリン代が急激に高騰していると聞きます。中国でも先週にかけて上昇が続いており先行きを懸念する報道も見られますがはっきり言ってこれは間違いで、懸念どころかほぼ確実に約束された値上げの未来しか待っていないでしょう。仮にトランプ大統領の思惑通りに4日でイランの体制転換ができていたら違ったでしょうが、世の中そんなに甘くないのはカイジの世界の通りです。

 希望的観測でい言えば、以前にも書いたように米国議会が4週間経過後の継戦を否決することでひと段落というか攻撃がいったん中断し、状況が落ち着く可能性があります。しかし何tのなく報道を見ている限りだと米国議会も継戦を取るような雰囲気に思えるのと、仮に議会が継戦を否決したとしても「じゃあ一旦攻撃やめて、明日からまた新たな攻撃を始める」とあの大統領なら言いかねません。こうした想定というか敢えて悲観的な予想に立つなら、4月以降も今のような状況が続く可能性が高いでしょう。

 でもって値上がりの範囲も、現在はガソリンがメインですが今後は物流費、日用品と徐々に範囲を広げ、あらゆる物品の価格が劇的に上昇する可能性があります。またここぞとばかりに電力会社も燃料価格高騰を口実に値上げしてくるとみられ、家計への負担はただでさえこれまでのインフレで打撃を受けてるのに、今後本当にシャレにならないレベルのものが来るのではないかと懸念しています。
 なお電力会社については、関西電力を私は旧ビッグモーターに負けないくらいの反社会的勢力だと思っており、多分今回もチャンスとばかりにコスト上昇分以上の値上げを呵責なく行ってくる気がします。前のカルテル事件と言いさぁここは。

 そんな値上がりする物品の中で特に影響がデカいのは、地味に電子製品ではないかと密かに睨んでいます。というのもここはただでさえメモリ高騰の影響を受けているのに、そこへきて石油供給の混乱による値上がりが加わると、マジシャレにならないくらいの上昇と化すのではないかと思っています。携帯電話なんて買い替えられるレベルじゃないだろうし、パソコンも新入生とかの負担がやばたにえんになるような気がします。まぁ自分は今のパソコンでまだまだ戦えるけど( ・´ー・`)

 以上のように今後あらゆる価格が上昇すると予想されますが、人件費がそれに伴いあがるわけではない、つまり給与などの収入は上昇しないため、先にも書いた通り家計への負担が非常に大きくなって全体経済にもかなりマイナスな影響が及ぶとみています。ただ何か対策を取ろうにも原因がイラン問題にあるだけに、日本がどう頑張っても改善策はほぼないと言っていいでしょう。
 日本政府としてやれることとしては家計支援対策くらいしかなく、既に石油備蓄放出などやっていますが電気代対策とかも夏を前に今のうちに検討しておいてほしいです。それこそ、電力会社に値上げを禁止する代わりに補助金を支給するなど。

 またこの件で野党はまた「与党のせいだ」と批判してくるのではないかと思うのですが、前述の通りイラン問題が原因なので与党には何の責任もありません。仮にそのような批判をしてきた場合、日本社会の不安とストレスがたまるだけなので、こういう批判は今の時点でもうやってほしくないと個人的に思います。仮に家系対策の動きが鈍かったり利権絡める場合は批判すべきでしょうが、これから来る値上げラッシュにはただ耐える以外の選択肢はないように思え、国民としての持久力が試される気がします。

2026年3月15日日曜日

気になっていたユーゴスラビア紛争

 子供の頃、見ていて全く背景がわからず非常に印象に残った出来事として、1999年に起きたドラガンん・ストイコビッチ氏(和名:須藤彦一)のシャツアピール事件があります。この事件はJリーグのピッチ上でストイコビッチ氏が「NATOは空爆を止めよ」という文字の書かれたシャツを見せ機構から厳重注意を受けた事件なのですが、NATOが何故空爆をしているのか、そしてストイコビッチ氏はどの国に対してこんなことをアピールしているのかが当時全く分かりませんでした。
 その後、ストイコビッチ氏はJリーグで監督としても活躍するなど長く携わり続けるのですが、彼の名前をニュースで見るたびにあの時の事件は何だったのかが常に頭で気になっていました。ユーゴスラビアが絡んでいるとはわかってはいたものの、それがどう関わっているのかに関してはちんぷんかんぷんでした。

 そのまま時を経た現在、ふとしたことからまたこの事件を思い出す機会ができました。それは傭兵の 子供の頃、見ていて全く背景がわからず非常に印象に残った出来事として、1999年に起きたドラガンん・ストイコビッチ氏(和名:須藤彦一)のシャツアピール事件があります。この事件はJリーグのピッチ上でストイコビッチ氏が「NATOは空爆を止めよ」という文字の書かれたシャツを見せ機構から厳重注意を受けた事件なのですが、NATOが何故空爆をしているのか、そしてストイコビッチ氏はどの国に対してこんなことをアピールしているのかが当時全く分かりませんでした。
 その後、ストイコビッチ氏はJリーグで監督としても活躍するなど長く携わり続けるのですが、彼の名前をニュースで見るたびにあの時の事件は何だったのかが常に頭で気になっていました。ユーゴスラビアが絡んでいるとはわかってはいたものの、それがどう関わっているのかに関してはちんぷんかんぷんでした。

 そのまま時を経た現在、ふとしたことからまたこの事件を思い出す機会ができました。それは傭兵の高部正樹氏のインタビューマンガで、傭兵時代のユーゴスラビアで活動していた時のエピソード見たからでした。
 なお高部氏はクロアチアの傭兵部隊に所属していたようで、そのエピソードでは占領した村の井戸に鹿の死体が投げ込まれていて「ファッキン敵軍!(# ゚Д゚)」とみんな罵り合っていた中、知り合いのクロアチア正規兵が、「実はあの鹿、俺が投げ込んでたんだ(;´・ω・)ナイショダヨ」と話すという内容でした。


 この漫画を読んで改めて当時のユーゴスラビア内戦を学ぼうとみていたのが、上の動画です。ややハイテンポながら独裁者チトー亡き後にユーゴスラビアがどう分裂していき、どのような経緯でスロバキアやクロアチアなどの旧ユーゴ諸国が独立していったのかが解説されており、非常に参考になりました。

 恥ずかしながらこれまで「ユーゴスラビア」というのが「南のスラブ人連合」という意味の言葉であることすら知らずにいました。というか、あの地域の民族系統がスラブ系だったというのも初耳でした。音から察するに、「セルビア」も「スラブ人」という意味だろうし、「スロバキア」、「スレバニア」というのも「スラブの」といった意味の単語なのではないかと類推しています。
 またこのユーゴ紛争を主導した現セルビアの大統領であったミロシェビッチについても訴追、拘束されいたという事実も知りませんでした。またこれによりストイコビッチ氏はセルビア側に立ってああした主張行っていたということもようやく理解できました。

 最低限当時の段階で持っていた知識としては、コソボでは特に激しい虐殺が行われていたというものでした。これについても地理的要因からやや孤立無援な状況で、セルビアの激しい弾圧と攻撃を受けたこともやっと理解できました。当時、世界にほとんど戦争はないと誤解していましたが、この時代のユーゴはまさに内戦に次ぐ内戦でひどい状況にあったことをいまさらながら知りました。
 逆を言えば当時、あまり学校やニュースとかでこのユーゴの状況を詳しく解説したり教えてくれる人は皆無だったという気がします。日本からすれば遠くの地域の戦争でしかなかったのかもしれませんが、いま世界はこうなっているという一例としてもっと教えてくれる人がいてもよかったのではないかと思います。今のイラン情勢についても、教育現場なんか過去の経緯を含め、現代の子供たちにちゃんと教えてくれるのかが見ていて不安です。

2026年3月14日土曜日

石原家、長嶋家は大変だった?(;・∀・)

「伸晃、吐いた。宏高、吐いた。延啓、吐いた…」石原良純が明かす石原家の過酷すぎる一日(ダイヤモンド)

 先日、たまたま上の記事というか書籍「石原家の兄弟」の抜粋を読んだのですが、そのあまりの文章のきれいさに驚きました。誇張でなくここ数ヶ月で読んだ文章の中で一番いいと思う文章で、邪推するともしかしたらコピーライターが書いたのかもしれませんが、もし石原良純氏本人が書いていたら父親譲りの文才であると認めざるを得ません。っていうかなんでこんなきれいな文章書けるのに天気予報士やってんの?

 そうした文章批評は一旦置くとして、上の記事の中ではあまり家族サービスに興味のなかった石原慎太郎が、自分の好きなボートのこととなると家族を巻き込み、良くも悪くも色々ハプニングを起こしていたことが描かれています。これ読んで改めて石原慎太郎は特殊な人だったのだなと思うと同時に、良純氏が言っていたアレは間違いではないのだろうなと思えてきました。

 その「アレ」とは何かというと、たまたま日本にいた際に見たテレビ番組、恐らく「ザワつく!金曜日」じゃないかと思うのですが、この番組内でも良純氏が父がどれだけ特殊だったのかというエピソードを紹介していました。なんでも良純氏の奥さんが近くの公園を訪れた際、たまたま同じ公園に慎太郎がやってきて歩いている最中にぶつかってしまったそうです。奥さんはすぐ相手が義父だとわかり体勢を直すとすぐに「申し訳ありません」と謝ったそうなのですが、その時すでに慎太郎氏はまるでテレポートをしたかのように10メートルくらい先を歩いていたそうです。
 こんな具合で一般人からすると全く理解できない動きや発言をする人だったと良純氏は紹介していたのですが、これを横で聞いていた長嶋一茂氏が「凄いわかる」などとやおら口を開いて会話に入ってきました。その上で、

「あのさ、ちょっとここで言いたいんだけど。偉そうに聞こえるかもしれないけど、俺たちの家って普通じゃないんだよ。だから一般家庭の常識とか言われてもわからないし、頼むから押し付けないでほしい」

 実際、石原家に負けず劣らず往年の長嶋家もぶっとんだエピソードの多い家庭であったのは周知の通りでしょう。ほかの家庭と常識や価値観が大きく異なっていたというのも私も理解でき、だからこそ良純氏も一茂氏もテレビ番組でほかの人とは異なる妙な意見を口にするというキャラクターで需要があるのだと思います。でもって、一般常識を求められても応えられないというのもよくわかる話です。

 こんな風に思っていたところまたちょっと思い出したことがあり、水木しげるの「コケカキイキイ」という漫画作品で、女性の妖怪を懐柔するために当代随一の色男を送るとして、漫画内で長嶋茂雄と石原裕次郎が送り込まれる話がありました。たまたまかもしれませんが長嶋家と石原家の後裔がこのように同じ番組に出て、二人とも予想だにしない発言をするキャラクターで共通しているのは何かしら運命めいたものがあったのかもという気がします。
 っていうかぶっ飛んでるのは本人以上に家庭の影響が実際大きいように思え、本人らも若年期は世間とのずれで結構苦労していたのかもしれません。そう思うと、二人とも苦労してきたんだろうなぁと、一茂氏の発言の背景について感じ入るところがありました。


 なお同じ番組で一茂氏は上記のような発言をしています。まぁこれ見て自分は、いまだに両親の誕生日覚えてないけど、「それって珍しいことなの?」と思ったのですが。

中国人はキャンプ文化と相性いい?


 最近習慣となっている近所の公園に行ったら、春めいた陽気もあってか多くの家族連れがテント張って盛り上がっていました。この日はスポーツイベントも開催されていて人で賑わっており、先週までまだ寒く静かだったのと比べると大きく様変わりした感じです。
 なお春と聞くと「ヤマザキ、春のパン祭り」がすぐ浮かび、その後脳内ですぐ「ヤマザキ、ハゲのパン祭り」へ自動変換されます。どんな祭りか知らないけれどなんか楽しそう(´・ω・)

 話を戻すと、上の後継を見てまた私は何故か「クリルタイ」という単語を思い浮かべました。クリルタイというのはモンゴル民族がリーダーを決める大集会を指し、今もこのような大規模な集会をする際は一か所に多くの人が集まり、テントを張ってしばらく生活すると聞きます。
 地味に中国人は北方騎馬民族も含まれていてこうした文化や慣習を持っていることを考えると、地味にテントを使ったキャンプアウトドア活動と相性いいのではと思うようになってきました。さすがに江南に住んでいる人で日ごろからテント張って暮らしている人はいないでしょうが、北の草原で暮らしている人なんかマジでまだそういう生活している人もいるかと思え、そうしたバックグラウンドを含めると今後中国でキャンプ文化とか一気に広がるんじゃないかという気がしてきました。

 ちなみに自分は週末はひたすら自宅で軍事研究(戦闘機や戦車模型の製作)に勤しむため、こうしたアウトドア文化はあまり興味がなく無縁です。自転車にはよく乗っているから同年代の聖人と比べたら運動量は多い方だと思いますが、あんまり外でどうこうするのは相性よくなさそうです。

2026年3月12日木曜日

イラン情勢は3月末まで膠着か

 2月末の攻撃開始からいまだ終息の見えないイラン情勢ですが、少なくとも今の状態が3月末までは続くのではないかと素人ながら思っています。こう思う理由としては、米国が攻撃を続けられるかが3月まで一つの山場を迎えるからです。

 自分が見た報道によると米国では戦争自体は大統領自身の権限で始められるものの、4週間以上続く場合は議会の承認が必ず必要になるとのことです。つまり攻撃開始から4週間後の3月末に、米国議会がこれ以上の戦闘行為を否決すればそこで米国としては攻撃ストップとなるわけで、何となく見ているとイランもその時間切れを待っているかのように見えます。
 一方、イスラエルとしては焚きつけた米国がいる間はガンガンに攻めるつもりに見え、米国が引いたとしてもさらなる勝機があれば攻撃を続ける可能性があるも、米国が引いたらイスラエルも何かしら考えなおすかもしれません。

 逆を言えばイランもイスラエルも米国も、3月末までは今の漫然としたというか緊張状態を維持することは現状でほぼ確定じゃないかと思います。変に弱気な姿勢を見せたら相手にとって有利となりやすくなるため、ファイティングポーズを維持し続けると予想します。
 特にイランの場合は石油に対する懸念を深め、危機を煽り続けて米議会に圧力をかけ続けることは確実でしょう。1ヶ月後はまだわかりませんが、3月末にかけて石油市場の価格は高止まりし続けるのではないかと思います。

 恐らくこうした情勢から日本をはじめ各国が備蓄石油の放出を発表したのだと思います。ある意味、4月に入ったら少しは事態が打開するという目算あってのことでしょう。ただ好転するかと言ったら、必ずしもそうではないでしょうが。
 とにもかくにも今後の先が読めない状態はまだ続く見込みです。必要以上に慌てないことが何よりも大事だと思いますが、これから半年間はまだまだ驚くような出来事が続くかもしれません。

悪魔城ドラキュラにあの人は出てこないの?

 悪魔城ドラキュラと言ったらメトロイドヴァニアというジャンル名の由来にもなった名作横スクロールアクションRPGです。最近、Steamでこの悪魔城シリーズのGBA三作品をまとめたコレクションを購入して結構楽しんでおり、既にサークルオブムーン、白夜のコンチェルトをクリアして、今は暁のメヌエットを遊んでいます。
 ちなみにクリアしたら満足するのでクリア後の別キャラプレイとかはやっていません。「ムッムッホァイ」とか少し興味あるけど。

 で、この作品をプレイしていて思ったことというか妄想というか、「デミトリとか出てこないかな?」というのをこの前よぎりました。デミトリというのはデミトリ・マキシモフこと、カプコンの名作格闘ゲームのヴァンパイアシリーズに出てくるキャラクターのことです。ご多分に漏れずこいつも吸血鬼で、主役級ということから波動昇竜系の使いやすいキャラとなっており、ヴァンパイアハンターで自分はこいつとサスカッチをメインで使っていました。

 このデミトリですがカプコンの2D格闘ゲームキャラということでグリグリ動くしゲーム上の表示もすごくいいキャラで、何となく悪魔城遊んでいるうちにこいつも敵の吸血鬼として出てきたらいいんじゃね、コラボとかしたらいいんじゃねなどと思うようになってきました。衣装もなんか悪魔城シリーズとも合っている気がするし。
 もっともヴァンパイアから悪魔城にゲストキャラ出すなら、デミトリよりもお色気キャラとして未だに圧倒的人気を誇るモリガン・アーンスランドの方が盛り上がること間違いないでしょう。こっちは吸血鬼じゃなくてサキュバスだけどその衰えぬ人気ぶりには一目置くとともに、過去にガンバードをはじめいろんなゲームのコラボ出演果たしており、令和のこの時代においてもまたコラボ作品を見てみたかったりします。

2026年3月9日月曜日

何故日本でロボットアニメが発達したのか?

 なんか最近「何故~」から始まる見出しが多い気がする。直近はインド人スパイ映画ですが。

 話は本題ですが先日漫画家の山田怜司氏のガンダム、というか富野御大に関してトークする動画を視聴したのですが、その中で何故ガンダムというかロボットアニメが日本で発達したのかについて言及する場面がありました。
 私の理解で要約すると、基本的に男の子は力というものに憧れるものであり、ほかの国では必然的に最大の暴力装置である軍隊に対しある年齢まで憧れを持ちやすい傾向があります。ところが日本は憲法などの制約で自衛隊を公然と持ち上げることができず、特に昭和期においては尚更その傾向が強かったため、子供たちが憧れる力の象徴としてロボットアニメが入り込み、大きな支持を得たからではないかという見方でした。

 上記の見方について私も全く以って同感というか、私自身も「強い」ことからガンダムなどのロボットアニメを子供の頃に追っかけていた気がします。ウルトラマンやドラゴンボールについても同様ですし。さらにロボットの場合はその大きさから拡張的要素、つまりパイロットがもやしでも大暴れできるという要素があり、これが余計に子供心に刺さったというか支持される要因だったのではとも思えます。

 ただこれは逆を言えば、自衛隊が子供から憧れる存在になればなるほど日本ではロボットアニメが指示されなくなる可能性も示唆しています。実際、平成期に日本の自衛隊アレルギーは徐々に収まっていきましたが、それに合わせるかの如くロボットアニメやゲームも徐々に人気が盛り下がり、ガンダムシリーズこそ売れ続けていますがバーチャロンとかもう見なくなりました。
 そうした観点を含めると、「女の子だって暴れたい」というコンセプトの下でいまだにシリーズが量産されるプリキュアシリーズのように、女性にとっての力の象徴の方が今後も人気が拡大し続けるかもしれません。もしくは中高年向けに「おっさんだって殴りたい」というコンセプトでおっさんが暴れ回る作品とか出たら、コンプラの厳しい今の世の中だと逆に売れるかもしれません。何が言いたいかっていうと、欲望というのは抑えられればられるほど爆発するということで、こうした抑え込まれた欲求を解消するコンセプトほど売れる要素が詰まっているのかもしれないってことです。もはやロボット関係ねぇな(´・ω・)

2026年3月8日日曜日

サイケデリックなパンツ


 昨日はまた例によってアオシマの楽プラでR34 GTRのプラモを作っていました。


 このところずっと楽プラを作っていますが、塗装済みなのとシールの構成がよくて見栄えがかなりいいのに、1時間程度で気軽にすぐ作れるのでかなりはまってます。
 ちなみに当初はメタリックブルーかパープルの色を希望してたものの、この二色はやはり人気なのかどこも売り切れてて、白とこの色しか残ってなかったのでこっちにしました。割とシックでいいとは思うけど。


 このR34もプラモ好きの元上司に見せたら精巧さにかなり驚かれてました。っていうか上の写真にある通り、ヘッドライトの造形は本当によくできている。

前に作った同じ楽プラのR32と並べて

引き出しの奥に眠っていた戦車兵と並べて

 そんな感じで午前中には映画も見に行くなどかなり優雅な週末を過ごしたわけなのですが、このR34を組み立て終わったとき、人類が忘れていたある重要な事実に、気が付く羽目となりました。

 時はさかのぼること1時間前、なんか汚れが気になってきて前に通販で買って余らしていた漂白剤があったので、パンツ数枚を漂白剤に漬けることとしました。製品説明によると軽い汚れなら15分程度、汚れがひどい場合はそれ以上と書いてあったので、まぁ20分くらい漬けりゃ十分だろうなと思って、パンツ数枚を浸した後にR34への組み立てへと入りました。

 そうして組み立てること1時間。満足いく出来もありホクホクしながら洗面所に向かったところプールのようなにおいが。ここではっと「せや、漂白剤漬けっぱなしやった!(;゚Д゚)」と気が付き、若干速足で洗面所に向かうとそこには漂白剤の臭いを発生し続ける液体とパンツ数枚が在りし日のように残っていました。
 慌ててパンツを引き上げてみたところ、やはり漬け過ぎたのか汚れどころか染色自体脱色しており、しかも中途半端な脱色だから妙にサイケデリックなピンク色したのとか、一部個所のみ妙に白くなったりしてました。「なんでこないなことなってもうたんや……」とぶつくさ言いながら真水でパンツをすすぐことしか私にはできませんでした。

 その後、外に干して乾かしたらサイケデリックさは若干抑えられたものの、それでも銭湯でこんなパンツ履いてる人見たらきっとこいつカタギじゃねぇなと思う妙な色合いは残りました。漂白剤漬けるときはタイマーが必須だということを、この日私は胸に刻みました。

2026年3月7日土曜日

何故インド人スパイ映画がない(´・ω・)

 今日また映画館行ってチャン・イーモウ監督の最新作である「驚蟄無声(スケア・アウト)」という映画を見てきました。あらすじは中国の公安内部にスパイがいるということで監察を繰り広げるという内容で、ストーリーも訳者の演技もカメラもよくとても満足する作品でした。まぁスパイは開始早々すぐわかっちゃうんだけど。
 ただこの映画で少し気になったこととして、登場する白人全員が敵方のスパイという点でした。日本人スパイとかは出てこないもんかと思ってみていましたがそんなことはなく、逆に白人を敵役スパイとして仕立てるあたりは無意識に相手国スパイは白人だと中国人が思っているのかもしれません。

 ここまで考えが至ったところでふと、「何故インド人スパイって映画に出てこないんだろう」と思うに至りました。日本のスパイ映画でも東洋人や白人は出てきてもインド人がスパイとして出てくることはありません。まぁインド人キャラ自体が珍しかったりするのですが。
 なんというかこれはインド人差別に当たるのではないかと思い、仮にインド人が主役級のスパイとして出てくるならどんな映画になるのかと思いを巡らせてみました。考え出した主な要素としては以下の通りです。

・エージェントのコードネームがキーマ、マサラ、マトンなどカレーの名前
・司令官のコードネームはタンドール
・スパイスの配合が暗号を解くカギになっている
・戦闘中、目つぶしとしてカレーを投げかける
・自白を強要するため捕虜に激辛カレーを食べさせる
・カーチェイスシーンに象が登場する
・敵の親玉との決着はダンスバトルでつける

 うん、これスパイ映画じゃなくてただのインド人映画ですね。これはこれで見たいというか、カレー=インド人という図式が日本では当てはまるのでインド人とカレーが大活躍する映画を誰か作ってほしいです。

2026年3月6日金曜日

防犯意識が下がってきた中国人

 中国では携帯キャリアを通して自治体や国が色々注意喚起メールを送ってきます。主に「オレオレ詐欺に気をつけろ」とか「防災サイレンを明日鳴らすからビビんなよ」などといったものですが、かつて春節前には必ずと言っていいほど「この時期泥棒多いから戸締りしっかりしろよ」といったメールが来てたものの、ここ数年は来なくなりました。

 この注意メールに限らず、なんか最近中国人の防犯意識がかつてと比べて劇的に落ちている気がします。例えば団地のアパート一つとっても、昔は各棟の1回階段入口には鍵付きの鉄扉が必ずついていました。そのため住民はまずこの鉄扉を開けてアパート内に入り、そこからさらに自分ちのドアの鍵を開けて入る鉄壁のディフェンスを敷いてました。
 しかし最近はというとこの各棟入口の鉄扉を廃して、誰でもアパート内に出入りできるようにするところが増えています。自分の住んでいる団地はほぼ全てこうなっており、鉄扉を開け放しにするか、完全に取っ払ったりしています。

 一体何故こうしているのかというと一番の目的は宅配対策です。基本的に中国は置き配ですが、各住宅のドア前まで配達人に運んでもらうため、アパート内に自由に出入りできるようにさせています。かつては鉄扉前とかに置き配するパターンも見られたものの、やはりドアの前まで持ってきてもらう方が便利だと考えるようになったのか、配達人が入れるように取っ払ってきているように見えます。
 こうした例を見るにつけ、何となく昔と比べて泥棒に対する防犯意識が中国でかなり下がってきている気がしてなりません。昔は本当に泥棒も多かったのかこの手の防犯意識が非常に高く、窓にも二重に鍵つけたり、ドアも二重鍵にする家も見られましたが、最近は見なくなっています。冒頭の注意喚起メールでも戸締り関連はほとんどなくなり、社会全体であまり泥棒を気にしなくなってきています。

 実際、この手の空き巣泥棒は減ってきているんじゃないかという気がします。というのも街中歩いていても露骨に「あ、こいつアウトローだな(´・ω・)」と思う人が減ってきているからです。
 冗談みたく聞こえるかもしれませんが、かつては本当に街中のそこら中でまともそうに見えない、っていうか明らかにカタギじゃなさそうな人間が当たり前のように歩いていました。このほか「パン買うお金ないからちょうだい( ゚д゚)クレ!」などと、堂々と嘘ついて物乞いする人も溢れていて、日本と比べるとカオスな環境でした。

 それがこの数年、特にコロナ以降はそうした如何にも犯罪者っぽい人は街中で見なくなり、それに合わせるかのように中国人全体の防犯意識も下がってきているように思うわけです。もっとも犯罪自体が減っているというわけではなく、冒頭でも触れたように今度はオレオレ詐欺こと通信詐欺が非常に増えていて、この手の被害や注意喚起は逆にどこかしらでほぼ毎日見るくらいになっています。
 ただ全体としてみるならば、空き巣や強盗などやや荒っぽい手段の犯罪は体感で減ってきているように思います。これはこれでいいことっちゃいいことですが、日本でもオレオレ詐欺が一巡してから闇バイト強盗が増えていったので、中国もそうならないことを密かに願います。

2026年3月5日木曜日

イラン情勢は今後どうなる?

 先週は気温上がって夜もぐっすり寝られるようになるなど体調が劇的に改善してましたが、今週に入りまた夜中に目覚めがちとなるなど元通りとなってしまいました。なんだろう、やっぱ休暇明けて仕事に復帰して知らぬうちにストレス感じてんだろうかσ(゚Д゚;)オレ

 話は本題に入りますが今も先が読めないイラン情勢。本当に去年まで、ベネズエラを含めこうも世界各地で戦争行為が行われるなどみんな夢にも思っていなかったでしょうが、既にこうして現実に起きており、世界中で影響が波及しています。それもこれも、ロシアがウクライナに攻め込んだのがすべてのきっかけだと思えるだけにロシアに対しては憎しみしか抱きません。

 そんなイランへの公的についてトランプ大統領は、当初は4日で終わると言っていましたがそのすぐ後にはもっとかかると言いなおしており、どれだけ時間がかかるかについて明確な情報を出していません。この発言の変遷からみて、それほど明確なスケジュールを設定してこの攻撃が始められたものではないと十分判断できるのですが、一部情報で国防省が情報部要員を100日分よこせと言っていると報じられており、最低でも数ヶ月はイランとの戦闘が続くとみて確実でしょう。
 ただその後の処理を考えると、今回のイランの攻撃は泥沼化する可能性が高いような気がします。ベネズエラの時と比べても戦後処理をどうするか全く計画されていないように見え、行き当たりばったりな計画で攻撃に踏み切っていることからどうやってイラン国内の秩序を落ち着かせ、米国との停戦協議もどうするかに関しては完全に手探りな気がします。いくら旧ハメネイ政権が国民から嫌われていたとしてもイラン国民が米国の言うことを聞くとは限らず、むしろ抵抗を強める気がします。

 また周辺国も、イランの勢力が弱まるのはともかくとしてイスラエルの勢力が強まることはどこも望んでいないでしょう。っていうかイスラエルが今後どうするのかが読めず、イランで地上部隊を派遣して一部領土を占領とかするのではないかとも疑っています。真面目に近年のイスラエルというかネタニヤフ政権は、世界にとってロシア並みに悪影響をばらまき続けている気がしてなりません。

 さらに言えば仮にイランの停戦が実現したとしても、恐らく今後米国国内でイスラム過激派によるテロ行為が続出するのではないかとも懸念しています。ただでさえ移民排除を進めていてヘイトを買っているだけに、過激なテロ行為がまた増えてくる可能背は高い気がします。

 最後に蛇足ですが、もし自分が中国の意思決定権者ならこのタイミングで台湾に攻め込みます。今こそ米国が台湾なんかにかまってられないタイミングで最高のチャンスだと思うのですが、恐らく中国は実際には動かないでしょう。単純に準備が足らず軍関係者もスターリン並みに粛清しまくって人材居ないってのもありますが、ここぞというところで割と習近平は決断をためらうところがあると思え、チャンスであればあるほど躊躇します。
 そもそも今全人代開いているけど相変わらず不良債権については無関心だし、銀行への公的資金注入はしていますが経済もボロボロで外のことかまってられないってのもありますが。ちなみに今日同僚とも街中歩いててしまっているテナント多くて、「不景気だよね(´・ω・)(・ω・`)ネー」みたいな会話してました。

2026年3月3日火曜日

松戸の最終決戦地はどこか?

 前にも書きましたが春節の間はメガテン風のダンジョンRPGゲームに勤しんでいました。3Dマッピングされたダンジョンを全部踏破するのが昔から好きでよく遊ぶジャンルなのですが、そのゲームでは異界化した札幌市を舞台にしており、ラスボスがいる最終決戦地は日ハムに去られて赤字運営が続く札幌ドームとなっていました。
 これを見て私は、「松戸ならどこが最終決戦地になるのだろうか?(; ・`д・´)」と思ったわけです。

 かねてから私は「魔の集う街、松戸」というキャッチフレーズを広げるためにも、松戸を舞台にしたRPGゲームをどこか作るべきだと主張してきました。松戸だったら市内で日常的にヤクザや魔物とエンカウントしてバトルするような展開でもごく自然だし、どれだけ松戸が狂った街なのかをアピールする上でも市内の各地をダンジョンなどに取り込み、RPG風にゲームに仕立てれば絶対喜ぶ(主に私が)はずだと信じ切っています。
 ただ改めてさっきのゲームやった後で考えると、松戸にはランドマークと言えるような施設や場所が少なく、最終決戦地はおろかダンジョンも数をそろえられないような気がしたわけです。そんなわけで敢えて松戸でRPGにするならどんなとこが使えそうなのか考えてみました。

1、ダイエー松戸駅前跡地
 ぶっちゃけこのブログで今一番アクセス稼いでるネタですが、松戸駅前にあって現在解体工事が進められているダイエー跡地ならダンジョンとして確実に機能するでしょう。とはいえマンション出来た後だと思い出も薄れそうなので、早くゲーム化する必要があります。

2、21世紀の森と広場
 そこそこの敷地面積と間を武蔵野線が走って分断している立地から、中盤のイベントがあるダンジョンとしてここはうってつけです。ただほんと何もない原っぱなので、ギミックに乏しい点が惜しいです。

3、松戸市役所
 一応松戸の行政中心部だけど、非常に影が薄いというか自分も今まで一度も入ったことがないです。一応正面入り口前はカーブに坂となっていて籠城戦とかやりやすい地形にありますが、ほんとそれだけです。

4、松戸競輪場
 この前私も初めて行ってきたところですが、敷地面積は広く且つ大きなトラックもあって、札幌ドームにはかないませんが最終決戦地としてはそこそこ成立しそうな建物です。でもなんか松戸市民もあんまり足を運んだことがなさそうで馴染みが薄く、実際ゲームの話題にはあまり反応しないくせに松戸ネタ振ったら秒でレスしてくる松戸フレンズな友人も、一度もここには訪れたことないそうです。

5、イオンフードスタイル新松戸店
 松戸駅前の旧Dマートは滅んだのに、いまだ現役で営業続けているこちらの元ダイエーこと新松戸のイオンフードスタイルなら、序盤のダンジョンにうってつけでしょう。ちなみにここの思い出を語るとすれば、90年くらいは2階のおもちゃ屋が繁盛しててファミコンゲーム大会とか開かれていたのをよく覚えています。

6、ホテルルートイン東松戸店
 地味に柏市などと比べてもビジネスホテルが極端に少ない松戸の中で、個人的に最高だと思うのがここのルートインです。主人公たちの拠点地みたいにするのがベターか。

7、陸軍工兵学校跡地
 現在は松戸中央公園になっているそうですが、旧陸軍が鉄道敷設などを行う工兵学校跡地があったりします。ここなら歴史に絡めたイベントも組めるし、松戸中心部に近く、且つ聖徳大学という広くてダンジョンになりそうな場所もあるので、最終決戦地としても相応しい気がします。

8、梨園
 東松戸方面には地味に松戸の名産である梨を生産する梨園がたくさんあり、これら梨園も何かしらイベントに組み込んで戦う場所としたら盛り上がる気がします。出てくる敵はやっぱりふなっしーになるのだろうか?

 大分前にも記事書いていますがマジで意味不明なオブジェですが、意味不明過ぎるのでゲームには取り込みやすいです。中盤であそこをくぐると異世界にワープするような仕組みとしては使える気がしますが、松戸の異世界ってなんやねんと自分でも思います。

 上でいくつか最終決戦地というか最終ダンジョン候補を挙げていますが、やっぱ一番ふさわしい所を選ぶとしたらやはりここの八柱霊園でしょう。結構敷地が広くマジで遭難しそうになるくらいの場所なうえ、松戸市にあるのに所有権は東京都にあるという曰く付きの土地であり、霊園に続く仏具屋ストリートといい、ゲームに使ったら絶対映える場所です。もし自分が製作するなら絶対ここをラストダンジョンにします。

 以上、思いつくままにゲームに使えそうな松戸スポットを挙げていきましたが、ぶっちゃけ本当にランドマーク少ないなと書いてて思いました。ほかにもテラスモール松戸、国府台とかもありますが、ゲームネタにこじつけるのも一苦労で、書いててゲーム化に向いてない街なんじゃないかという気がしてきました。RPGよりアドベンチャー向きかもしんない、それも八柱霊園とかを考えるとホラー系の。

2026年3月1日日曜日

イラン攻撃を見て

 昨日は小学館のニュースを優先しましたが、こっちのイランの方とどっち書くかで悩んでました。攻撃から一夜明け、イラン最高指導者ハメネイの死が確実だと報じられ混乱会続いていますが、ほんとこの後どうなるのか予想ができません。少なくともいえることは明日から市場は荒れそうで、ドルがどう動くのかが気になります。

 日本国内に関しては石油消費量の半年分が常に備蓄されていることから、さすがに半年もすればある程度情勢が落ち着くという期待もあるため、短期的な石油高騰こそあれどオイルショックみたいな事態は起きないのではという風に楽観視しています。
 一方、国際的影響としてはイランの大きな支援を受けていたロシアにとってはかつてないほどの打撃になると思います。ウクライナ戦争でウクライナ有利となる要素なだけに私としてもこの点は歓迎しており、またイランに武器輸出を直前まで予定していた中国にとっても打撃となるでしょう。っていうか中国はここでも外交判断をミスっているなと思います。

 このイラン攻撃に関して正当性はあるかと言えばありませんが、政権はイラン国内で圧政を敷き女性を含め多くの自由を制限していたことを考えると、今後イラン国内の自由が広がるというのであれば自由主義者として自分は喜ばしく思います。経緯には明らかに問題があるものの、起きたことを受け入れ今後どういう風にいい方向へ進ませるかを考えるしかありません。
 ただ一連の流れで気になる点もあり、具体的にはイスラエルの増長です。パレスチナ攻撃を含め近年のイスラエルの横暴ぶりは目に余り、今後さらに増長してイラン以外の国にも戦争を仕掛けるのではないかと警戒しています。

 そもそも米国のトランプ大統領はアメリカ大陸以外の事案にはかかわらないと主張していたにもかかわらず、イスラエルが係る戦争には率先して関与してきます。あるコメンテーターがこの点を「イスラエルファースト」と呼びましたが実際その通りで、この点について米国人がどう思っているのかが気になります。私の勘だと、米国人も支持しているように見えますが。
 この米国の後ろ盾を頼りに、イスラエルがこれ以上増長することは望ましくなく、タレイランの勢力均衡戦略のように、イスラエルを抑える勢力を中東に登場させる必要がある気がします。同時に米国のイスラエル関与を引き離すことも必要になると思え、欧州諸国の反応を見つつ日本も外交を考慮していくべきでしょう。