関東在住の方なら知ってる方もいるかもしれませんが、総武線の新小岩駅は知る人ぞ知る人身事故の名所です。ここで人身事故が多いということを私は中学生くらいの頃から噂で聞いており、ただ当時はここよりも同じ総武線で隣駅である錦糸町駅の方が多いという風にも聞いておりましたが、隣接する駅で人身事故が多いということはなんとなく曰くがあるような気がします。
直近の人身事故については下記リンク先の記事にまとめられています。サイゾーの記事だから胡散臭いけど。
・JR新小岩駅でなぜか人身事故多発…駅内に自殺相談の電話番号?ホームドア設置は未定(Business Journal)
新小岩駅で人身事故が多いということが認知され始めたのはちょっと調べた限りですとどうも2011年ごろからで、なんでもこの年の7月に成田エクスプレスに飛び込んだ女性が吹っ飛ばされ、キヨスク近くにいたほかの人に衝突して重軽傷者を数名出すという大惨事になったニュースが取り上げられ、そのすぐ後にも人身事故がまた起こって定着してしまったのではという見方が出ています。またこの事件の時に出てくる成田エクスプレス自体が人身事故が多い要因で、ホームが湾曲していて飛び込みやすい上に特急で新小岩駅を通過する列車であることから自殺志願者から使いやすく考えられているのではなんていう意見も出ていて、この理由は確かに私もありうるかなと思えます。
なお私が中学生だった頃に聞いた噂だと新小岩駅のホームの配色なり外観がどうもネガティブな要素を持っていて、心理的に自殺を誘導するような効果があるから多いのだという分析を聞きました。ただそれがどんな色でどんな外観なのか具体的な話はなく、また配色であればほかの類似例もあると思えるのにそういうのは全く聞かないので私はこの理由は有り得ないと考えています。そもそも外観と言ってしまえば、新小岩駅周辺は東京都内でも有数のラブホテル街でラブホテルばっかしか見当たらないんだけどなぁ。
真面目に分析をするとやはり飛び込みやすい上に特急成田エクスプレスの通過駅ということと、日頃から乗降客数が多く何らかの形でこの駅の存在を知っている人が多いことなどが大きいように思えます。不真面目に分析すると、甲子園にだっているんだし何らかの魔物なり妖怪が潜んでいて自殺志願者を引き寄せたり、ホーム下から河童みたいに足引っ張って落としてるのではないかと思います。
前者はともかく後者は私が水木しげるフリークであるがゆえの意見ですが、変に都市伝説みたいな形で伝播するくらいなら「新小岩駅には魔物が潜んでいる」などとふざけた理由で大きく喧伝した方が良いのではないかと密かに考えています。何故かというと大きく喧伝することで普通の乗客の間でも認知が広がり周囲への注意が増しますし、「あそこで死ぬと来世は成田エクスプレスしか乗れなくなるらしいぜ」なんて変なペナルティ的な話も混ぜれば心なしか自殺志願者も敬遠するのではないかと勝手に期待します。それにしても、我ながらよくわからないペナルティだ。
そもそも妖怪というのは原理がよくわからない現象や危険地帯に対して人々に注意を喚起するために数多く使われていました。前述の河童も川の近くに行くと足を取られてみずに引き込まれると子供に伝え、みだらにじゃなくてみだりに川の傍に近づかせないようにする説得に用いられていて、そういう視点で見るとこういう新小岩駅みたいな所でこそ妖怪の存在が必要なのではないかという気がします。甲子園の魔物に関しては注意のしようがないけど。
最後にどうでもいい話としてこのところ会う人によく、「河童は絶滅が危惧されているから保護が必要では」なんて話を聞かせます。河童の潜む場所と言えば川ですが、それ以外にもかつて存在した「ぼっとん便所」にも潜むと言われていました。私が子供だった頃より前はぼっとん便所では河童が潜んでいて油断すると尻子玉が抜かれるなんて言われてましたが、現代ではぼっとん便所は田舎はともかく都市部ではほとんど見られず、有るとしたら簡易トイレくらいでしかないでしょう。
これは言うなれば河童の生息地が減少して脅かされていると言っても同然で、絶滅させないためにも一定数のぼっとん便所を政府は確保するべきじゃないかなんて普段通りに真面目な顔して主張してます。なお私はそんなに河童が好きじゃなく、どっちかっていうと「油すまし」の方がビジュアル的に好きです。
2 件のコメント:
人が事故で死んで霊がまだ残っているからでしょうか?
実際そういうのを疑いたくなるくらい多い。中国なら霊とかかまってられないくらい人間多いからそんなの気にならないけど。
コメントを投稿