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2026年2月28日土曜日

マンガワン事件に見る小学館と集英社で明暗分かれた危機対応

小学館マンガワン、完全に逝く……半日で漫画家50人が配信停止表明した模様(ガハろぐ)

 昨夜に初報が出た時点で「これはえらいことになるな」と、今話題のニデック以上の波乱を予想していましたが、実施にかなり荒れに荒れています。この事件に関するメディアの報道では問題の原作者がやったことは児童ポルノ所持などという言及にとどまっていますが、実際のところ被害者がPTSDで刑事捜査に耐えられない状態なため刑事告訴できないだけで、その受けた被害はこんなものにとどまりません。っていうか米国とかだったら終身刑食らってもおかしくない罪業を犯しており、マジでこんな人間を使用し続けた小学館編集部の人間の神経を疑います。

 そんな小学館ですがことが明るみに出てからようやく事実を一部公表し謝罪した振りをしていますが、その態度からみるに全く反省しておらず、早くほとぼり冷めないのかなとしか考えていないなと感じます。
 理由はいくつかあり、まず記者会見をしないと明言していることです。ただでさえ先の「セクシー田中さん」の事件の時もどこか他人事、というより日テレとの関係を崩したくないのか日テレをややかばうかのような態度も取っていただけに、続く今回の事件では最低限記者会見は必要になるだろうと思っていたらあっさり拒否してきました。

 もう一つの理由は、今回の事件で当事者となる担当編集者は自社の社員であるにもかかわらず、何の聞き取りも発表しないどころか処分も発表しない点です。こちらも少なくとも直ちに業務停止か謹慎くらいの処分が必要なレベルと思うのですが、実際にやっているかは別として何も発表しないのははっきり言えば頭おかしい水準です。また今回の事件に関して調査委員会を立てて報告を受けてから対策とか練ると言ってますが、当事者の編集者に電話かけてすぐ聞けば10分で終わる話だというのに、明らかに時間稼ぎのための調査委員会でしょう。
 まぁ問題の原作者を復帰させた編集長は独立済みらしいですが。もっとも独立済みと言えども、拉致って話聞きだせば、事件の背景くらい一瞬でわかると思うのですが

 この事件に関しては現状、漫画家であり議員でもある赤松健氏の見解が一番すんなりと受け入れられるのですが、恐らく今後もどんどん影響は広がり、場合によっては大物作家の移籍も起こってくるのではないかという気がします。それだけのヤバいことをやってしまったというのに、小学館の危機意識の低さには呆れ、フリーレンが当たるなど新人発掘に成功してきた最中だっただけに、この一件でカーブアウトしてくることになる気もします。

 そんな小学館と比べるに、改めて集英社のこの手の事件への危機対応は見事だったなと思い起こします。集英社でも作家が過去に何度か事件を起こしており、比較的記憶に新しい「アクタージュ」の原作者が強制わいせつで捕まるや直ちに連載を中止し、予定していた舞台演劇も全部中止にしたうえで発行済み単行本も廃刊、配信停止にするなど果断な措置を採りました。
 またこの時の発表された経緯を説明する謝罪公告も非常にしっかりした文章で、被害者への意識や社会的責任がしっかりと盛り込まれており、なんちゃってライターである自分の目から見てもしっかりした文章に見えました。記者会見こそ行いませんでしたが、集英社の事件は連載後に原作者が事件を起こしていることからもその必要はなく、事後的な対応としてはほぼ満点というか、他の日系企業全体と比べても模範とすべき事例だった気がします。

 反対にというか、今回の小学館の件は犯罪者と分かっていたうえ、しかも事件起こしてすぐにペンネーム変えて連載させるなんて理解のしようがありません。こういうことやっているあたり、ほかにも後ろめたい人間が中にいるんじゃないのと勘繰りたくなりますし、上記の会社としての対応を見ても非常に疑わしいです。
 実際、もっとヤバい事実が隠されていると言及する人がおり、及び腰で時間稼ぎしようとする態度から私もその確率は高いと考えています。逆を言えば他の出版社はこれを機に、小学館から作家を引き抜きチャンスでもあると思うので、これからリクルート活動が活発化するかもしれません。

2026年2月27日金曜日

初めは興味なかった

 漫画の「花ざかりの君たちへ」というタイトルを見るたびに、自分の心の中で「ハゲざかりの君たちへ」という謎のタイトルが浮かんできます。なんか勢い感じるタイトルです。

 話は本題ですが、それまではあまり取り扱われていなかったのに今月に入ってから急に日本語記事を見るようになった米国のエプスタイン事件ですが、ぶっちゃけ自分は当初それほど興味を持ちませんでした。トランプ大統領の疑惑は何もこれだけにとどまらないのと、少女売春については米国はもとより日本でも報じられていないものの実際には数多く存在しているのではと感じ、いくら規模が大きくて関係者が大物だとはいえ、大河の一滴のようなこの事件だけなんか騒ぎ過ぎではという気がしていたからです。


 そんな自分の興味が一変したのが、エプスタインの共犯であり彼の恋人でもった上のギレーヌについて知ったことからでした。最近になって証言と引き換えに罪を軽減する司法取引を求めてきたので日本語ニュースにも出てくるようになったのですが、このギレーヌという変わった名前を見て、「あれ、偶然なの?」という感傷を覚えてニュース記事で顔写真を見たところ、

「まんまじゃん……(;´・ω・)」

 という言葉ともに、色々思うものが一気に出てきました。

 これはどういうことかというと、「へうげもの」の作者の山田芳裕氏が現在連載中の「望郷太郎」という漫画で、全く同じギレーヌという名前の女性キャラクターがいるからです。この漫画のギレーヌというキャラクターは奴隷商人の副首領みたいなキャラで主人公とも絡みがあるのですが、そのギレーヌの主人であり親玉であるのはエプターという、エプスタインをもじったような名前のキャラだったりします。
 なおギレーヌもエプターも、顔はそっくりに描かれています。

 この二人の奴隷商人ですが、漫画の中で自らが調達してきた奴隷を有力者に宛がって権力を得ているのですが、その際に麻薬で酩酊させわざと残虐な行為に及ばせます。具体的には女性奴隷の惨殺と食人で、その場面を写真にとっておいて後の脅迫に使用するというわけですが、この脅迫行為そのものはまんま実際のエプスタインがやっていたことと同じことです。
 ただ現在の報道だと、実際のエプスタインが有力者と未成年女性の性交場面を写真に撮って脅す行為は間違いなくやっていたようですが、惨殺までやっていたのかについては確たる証拠があるとはどこも報じていません。とはいえ、このようなこともやっていたという噂は存在しています。

 あまり噂レベルの憶測を語るべきではないと重々承知なのですが、冒頭でも書いたように未成年の性的搾取事件に関しては表沙汰になっていないだけでこの世にはいくらでもあるというのに、何故このエプスタイン事件だけみんなやたらと大きく取り扱うのか、それがかねてから疑問でした。また文書に出てくる関係者も「自分は無関係」、「未成年だと知らなかった」など釈明すればいいのに、何故かしつこく追及されるまで関与があったのかどうかも含め黙りこくっているのもかなり不思議でした。
 しかし上記のような残虐行為も含まれるとしたら、これらの疑問も、エプスタイン本人が謎の自殺を遂げたことも、世間の関心がこれほど高いこともある程度得心できます。同時に、だからこそどのメディアもなんか微妙な報道の仕方をしているのではという疑念も持っています。

 本当のところはどうなのか今後の報道や捜査で明らかになってくるかもしれませんが、まるで映画「ホステル」のような残虐性を帯びたこの噂で、自分もようやく興味を覚えてきました。っていうか山田氏もこうした噂があるからああした場面を漫画に描いていたのだとやっと理解できたのですが、割と実在人物に忠実に顔を似せて描いてくるあたり関心高かったんだと思います。
 なお漫画のキャラクターたちはその後制裁を受けています。

2026年2月25日水曜日

高市総理のカタログギフト問題について

 本題と関係ないですがアニメ化もした「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」というライトノベル作品があるなら「時々ボソッと中国語でデレる隣陣の張飛さん」ってBL小説もあっていいような気がします。多分張飛クラスなら陣離れてても聞こえそうだし。
 なお中国語は日本語比べると発音域がかなり違うため、日本人社会ではボソッというだけでみんなはっと気が付く言語だと思います。

 話は本題ですが例の高市総理のカタログギフト問題、正直私はそこまで大きな問題だとは思わないものの、金額も総額で900万超えるとなると批判されるのはやむを得ないという風に感じます。これが一人頭五千円くらいで総額150万円に収めていればまだ批判も抑えられ、庶民的な贈り物として逆に好感を得たんじゃないのかっていう気はしますが。
 なおその五千円で当選した議員らにカレー粉を送っていたら、好感が持てるどころか私は絶賛して支持しています。もっともお祝い事がある度にマジでカレー粉を送ってくる人がいたら、ちょっと妖怪じみてて距離置くかもしれませんが。

 ただこの問題の真の論点は議員献金だとかそういうものではなく、高市総理の周りにまともな側近がいないことがはっきり分かったことにある気がします。金額の違いこそあれど、先の石破前総理の十万円の商品券配布問題の時にあれだけ問題となったのだから、普通の感覚持った人ならここでまた物配ろうっていう発想にはならないはずです。
 生憎ながら高市総理は前々から思ってましたが、若干空気が読めないというか常識がない節があり、900万円配って支持率下げるだけという意味のないこういうをこうしてやってしまうのは感覚が鈍い人だという印象があります。ただ本人がたとえそうだとしても、実際に実務をやる側近が実行前に止めていれば何も問題は起きなかったでしょう。今回の件を見るにそうした実行前に止めてくれるまともな側近がいないことは明らかであるため、今後もこういう空気の読めない不可思議ムーブをやらかす可能性が高い気がします。

 そもそも先の円安歓迎発言といい政策方面でも側近の不在がアキレス腱だと思っていましたが、実務面でもまともな側近がいなかったというのは自分もちょっと想定外でした。今からでも遅くないから自民党重鎮は口うるさい人間を高市総理のお目付け役兼秘書として派遣すべきでしょう。

2026年2月23日月曜日

今更だけど爆笑問題の太田氏について

 先日、芸能人である爆笑問題の太田氏が高市総理のインタビューに関して議論を起こしたことは記憶に新しいと思います。っていうか、時間が経ったことでもう誰も触れなくなりましたが。
 インタビュー内容は、公約が達成できなかったらどう責任を取るのかと高市総理にしつこく迫り、何度か回答した上で高市総理がやや気色ばむ態度を見せたものですが、このやり取りに関しては高市総理、太田氏それぞれに批判する意見が出ていたように見えます。私個人としてこの件については、結局のところこれはという回答を引っ張り出せなかった時点で取材者として負けであると考えており、しつこく聞くというのはそれだけ手がないことの顕れなどという風に見ていました。

 そんな具合で若干太田氏の方がこの件ではむしろ批判されるべきなのかなという立場だったのですが、内心このインタビュー以前の太田氏の言動の方が自分は気になっていました。具体的にはなんかの番組冒頭で、脈絡もなく「米倉!米倉!」と叫んでいた点です。
 これは言うまでもなく麻薬絡みで警察の捜査を受けていた米倉涼子氏の件が発覚した直後のことだったのですが、その番組ではその後に別に米倉氏について触れるわけでもなく、ただ太田氏が掴みギャグのつもりなのか言っただけだったようです。

 ただこれ、ギャグとしてみてもとりわけ面白くなく、また何らかの麻薬関連の話題に絡めていうのならまだわかるのですが、脈絡もなくタブー視される単語を発言するだけなんて言い方悪いですが小学生が「うんこ!うんこ!」と叫ぶのと大した差がないように思えました。個人的には昔、太田氏は面白いこと言う人だなと思っており、今でも覚えているのはいいともでのコーナーで出てきた武田信玄の子孫をクイズ形式で回答する際に「武田真治」と書いてきたのは面白かったです。
 そんな感じで過去は評価していたのですが上記の米倉発言の意味のなさ、つまらなさを見て、「芸人としてどうなんだろう(´・ω・`)」とかなり疑問を持ちました。そうした矢先であったので、高市総理へのインタビューでも面白いこと聞けなかっただけなのでは、っていうか言い辛い、答え辛いことを言ったり、言わせたりすることでしか面白さを稼げなくなっているのではと、もはや芸人としてかなり劣化しているのではという風に感じました。この辺、北野武氏だったらまた違ったでしょう。

 確かに言い辛い、タブー視されることを敢えて発言することは一つの面白さだと思いますが、それをどのタイミングで言うか、引き出すかというのが芸人としての腕の見せ所だと思います。それが場面を考えずに口にするだけ、他人に言わせようとするだけというのは、芸人としてはもうほとんど価値のない行動に見え、只の下世話な観衆と大差ない気がします。そうしたものを、あのインタビューを見て太田氏に自分は覚えました。

伸びる会社と伸びない会社の見分け方

 企業物の記事を前回書いたのでついでとばかりに本当によく見るけどいまだに定説化されていない伸びる、伸びないの見方についても書きます。
 関係ないけど明日から連休明けの出勤なため、体を慣らすため今朝は目覚ましを七時にセットし、七時半から動き出して近くの公園に自転車で行って散策に出ました。その際、自分が帽子つけてないことに気が付き、どこかでなくしていたという事実に初めて気が付きました。防止のつばはまがった奴より平たいのが好みなのですが、淘宝で探したら平たいのが案外少ないということに気が付きました。

<伸びない会社の特徴>
1、大企業病
 社員の態度が居丈高で、自分をエリートと思い込んでいる会社は大体どこもどっかでおかしくなるというか、やらかします。過去にも触れましたがこれがはっきり出ていたのが日野自動車で、多分まだ抜けきってないので数年したらまた問題起こす気がします。

2、社員の平均年齢が高い
 この手の会社は働かずに給料もらう高齢社員が多く、この時点で企業としては足枷をつけているようなもんです。今の日系企業なら平均年齢40代くらいがざらでしょうが、やはり30代くらいが健全な数値であると思うのですが。


<伸びる会社の特徴>
1、危機意識が高い
 これは自分が見てきた中ではっきり感じた特徴ですが、その後も伸び続ける会社ほど「今のままじゃうちはダメになる」ということを社外の人間にもあけすけに話すというか、強い危機感を社員がちゃんと共有しています。でもってこうした会社というのは「何がダメか」というか課題もしっかり認識していて、そのための対策にも全力で取り組んでいることが多く、「御社の課題は?」と聞いて即答してくる会社ほど信用できます。

2、一般社員と管理職の距離が短い
 はっきり名前を挙げると物語コーポレーションがこれでした。社長などの管理職と一般社員の距離が短いというか余計な敬語を挟まず円滑にコミュニケーションが取れており、一体感がヤバかったです。基本的に管理職と一般職の距離は短ければ短いほどよく、鈴木修なんかもいかにしてこの距離を短くするかに腐心していたように思え、こうした意識がある会社とない会社では差が出てくるでしょう。

2026年2月22日日曜日

日系企業に必要なのは諸葛亮より張飛

 セールだったので「オールユーニードイズキル」の漫画版を購入して読みましたが、死んで何度もタイムリープしながら戦闘の勝ち方、戦い方を吟味するのってまんま地球防衛軍じゃんなどと読みながら思いました。

 話は本題ですが、恐らく今もそうだと思いますが日系企業は新卒採用で求める人材像として「コミュニケーション能力の高い人材」というのを馬鹿の一つ覚えみたく喧伝していると思います。ただ一言でコミュニケーション能力と言ってもこれはかなりあいまいな概念で、何を指すのか具体的に言わない限りはあまり大した指標にならない言葉だと思っています。でもって具体的に日系企業はどんなコミュニケーション能力を新人に求めているのかというと、

・周囲の人と喧嘩や衝突しない(従順性)
・社内の人物のあいまいな指示を正確に理解できる(暗号解読力)
・社内外の人物への恫喝などに我慢できる(我慢力)

 結局のところこの三つに集約されると考えています。その上で日系企業が取りたがる人材としては、おとなしくて従順、それでいて我慢できるうえに無茶な指示も理解できるような人間です。その上でさらにというのなら、状況の解決策を導き出せる諸葛亮チックな参謀的人材も好んで採る傾向がありますが、はっきり言えばその手の人材はどの日系企業にも溢れており、こうした人材を採ろうとするのは間違いじゃないかとかねがね思っています。
 ではどんな人材を採るべきなのか。何故か一昨日にプラモ仲間とのチャットで言い出したことですが、「諸葛亮より張飛だろ」というのが自分の持論です。

 よく日系企業はこれまた「PDCAサイクル」を回せと新人などに言いますが、これも何を言うかと呆れながら結構聞くことが多いです。PDCAが何を指すのかは割愛しますが、日系企業がやっているPDCAサイクルというのは実際のところ、

P=Plan(計画)
D=Don't do(無実行)
C=Caress(無視)
A=Abandon(廃止)

 という、無意味な円環の理をなしていることの方が大半だと断言します。これが重要と言っている日本人はその時点で私は信用しません。
 上記の無意味なループにおいてやはり問題なのはDこと実行段階です。突き詰めて言えば日系企業は企画や提案する人間は履いて捨てるほどいるものの、それを実際に実行する行動型の人間がどこも致命的に不足しており、みんな無駄と分かりつつも従来の慣習を維持して効率が上がらないパターンをこれまでに何度も見てきました。

 そうした自分の経験をもとにして言うと、多少素行に目をつむってでも口より先に手が出るような行動型、つまり張飛タイプの人材こそが日系企業で不足しており、こうした人材こそ全力でリクルートをかけるべきでしょう。ベンチャー起業家なんかはこの手の行動型の人材が多いのですが、そうした人材をきちんと組織で維持し、活躍できる環境が日系企業だと少なく、人材の最大の不足箇所となっているように見えます。

 三国志では水鏡先生こと司馬徽が劉備に対し、関羽や張飛などの猛将を抱えながらもこれらを運用する軍師が不足していると指摘しましたが、日系企業はこれと真逆で、あれこれ提案する参謀型の人材を多く抱えながらそれを実行に移す武将型の人材が致命的に不足している気がします。でもって、こうした武将系行動型の人材をまた日系企業は嫌って採用したがらず、理由ははっきり言ってこの手のタイプは従順じゃないからです。
 基本的に行動力と従順性はトレードオフの関係で、両立することはほぼないと私は思っています。日本人は冒頭のコミュニケーション能力で一番求めているのは従順さであることから、こうした行動力のある人材を自ら落として不足させているともいえるでしょう。

 しかし何度も言うようにこうした行動型の人材こそが日系企業には一番不足しており、この辺の意識を変えられるかが各社にとっても今後重要になると私は思います。前述の通り行動力と従順性は両立しませんが、行動力と判断力はまだ両立すると思え、この両者を兼ね備えた人材を採るか、または判断力の不足を補える組織力を持てるかが、その日系企業が伸びるかの分かれ目になるんじゃないかと密かに思います。

2026年2月21日土曜日

俺、関係なくね?σ(゚Д゚;)

 今日は9時からまた自転車に乗って一時間くらい行った先にある公園を朝から散策していました。狭い敷地の箱庭であれば日本の方が優れていると思いますが、逆に広大な敷地を存分に活用した公園などの設計に関しては中国の方が優れているように見え、このところ上海市内の大規模な公園をよく回っていますがどれもよく出来た意匠だといつも感心しています。

 そうして散策を重ねた上でお昼ごろに日系ラーメン屋に赴き、朝から運動していたのでラーメン半炒飯を頼んでうきうきでしばらく待ったところ、すぐラーメンが運ばれてきました。でもってラーメンに箸をつけてすぐ目の前から店員が半炒飯も持ってきたので自分の分だろうと思い状態を持ち上げたところ、店員は自分の横を素通りし、後ろのテーブルの親子連れの席に半炒飯を持っていきました。
 てっきり自分の半炒飯かと思ったけど後ろの客の物だったのかと苦笑いを浮かべつつラーメンに戻ろうとしたのですが、背後の親子連れが「炒飯少なくね?(中国語)」と言ったのを私は聞き漏らしませんでした。

 すでにこの時点で「もしかして?」と思う節があったのですが、案の定それからしばらくして何やら厨房から話声が聞こえてきました。全部は聞き取れなかったものの確実に聞き取った一部のセリフには、「だからあの炒飯は23番テーブルのセットの物で……」、「あの客のオーダーはこっちで……」といったものがありました。
 結論から言うと、さっき私の横をスルーした半炒飯はやっぱり自分の頼んだ料理で、後ろのテーブルの親子連れは半炒飯ではなく1人前の半炒飯、またはそれを伴う炒飯セットを頼んでいました。それを配膳がミスったか厨房の指示が間違ってたかはわかりませんが、自分向けの半炒飯を間違えて後ろの親子連れにもっていってしまい、自分の半炒飯は届かず、後ろの親子連れは少なめの炒飯しか提供されないという絶妙な事態に陥っていました。

 その後、ラーメンを食べ終えた時点で半炒飯はいまだに提供されていませんでしたが、あの厨房の喧騒からするとしばらくすれば来るだろうと思って鷹揚に構えていたところ、やっぱり後から自分に半炒飯を持ってきました。そして自分へ半炒飯を出すと同時に後ろの顧客にも追加の炒飯を持って、「すいません、先ほど提供した炒飯の分量を間違えていました」と言って、追加分を出していました。後ろの親子連れは特に怒ることなく、その追加の炒飯(細かく見てなかったけど半炒飯だったと思う)を受け入れていました。

 これで終われば別にこうして記事化することもなかったのですが、この騒動の前後で店内の雰囲気がめっちゃ変わっていました。具体的にはフロアの店員のテンションがだだ下がりし、みんな視線を伏して凄い気まずそうな雰囲気になってました。まぁ行き違いとはいえミスったしなと思いつつ、なんか食事していてこっちも居づらい雰囲気もあり食事中でも楽しく感じなかったのですが、食事を終えて自分が帰ろうとするときにも普段なら「ありがとうございました(中国語:慢走)」の一言をかけてくれるのに、今日は何一つ声をかけてくれませんでした
 しかも自分が席から立ちあがるとすぐ近くの店員がお皿を片そうと動き出したのですが、自分がすぐ立ち去らずに一瞬立ち止まって椅子を戻そうとしたところ、動き出した店員は自分と視線を合わせないようさっと目線を横に変えてきました。めっちゃ露骨に……。

 正直、このオーダーミスに関して自分は当事者でなくそばで巻き込まれただけなのに、なんで間違えられた本人みたく気まずそうな対応されなきゃいけないんだろうって点で少し疑問に思うとともに、悲しさみたいなものを覚えました。ちょっとひどくないラーメン維新さん?(´;ω;`)ウッ…
 でもってもう9年も前の出来事だけど、こっちはオーダー忘れの当事者となってガチで40分くらい何も出されず待たされたかつ蔵の出来事も思い出していました。なんでみんなオーダーミス起こると目を合わせないようにしてくるんだろう(´;ω;`)ウッ…