ページ

ラベル マッドシティ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル マッドシティ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年1月30日木曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ヨーカドー突入ルート)


 いよいよ第三回目となるこの胡録台にトラムを通すという謎企画。九州の立花家とかほかに書く話を差し置いて連投を続けるこの企画ですが今回が最後であり、且つ本命です。

 このトラム導入案を最初に打ち出した時、私は胡録台を縦断するトラムがそのまま陸橋で松戸駅と接続しているイトーヨーカドー松戸駅東口店(プラーレ松戸)にまでたどり着ければ、あとはヨーカドーを通ることで駅まで簡単にたどり着けられるはずだと提唱しました。実際、実現性は無視してこの接続の仕方が最も理想的であり、且つ乗客の利便性にも資すると考えています。
 前回では最大の難所である6号線突破という観点からルート設計を行いましたが、今回は上記観点こと何が何でもヨーカドーに接続させるという見解からルートを設計します。


狙ったわけじゃなかったものの聖徳大学のバスが映り込んでた

 まず6号線からヨーカドーへの接続ですが、結論から言えば2種類のルートがあります。一つは上の写真にある岩瀬交差点からそのまま道路伝いにヨーカドーへ突入するルートです。地図で見ると以下の通りとなります。


 一見すると細い路地を結構な距離を走るように見えますが、この路地付近は学校や幼稚園が集中する文教区であまり一般車が入ってくることはなく、トラムを通すことに意外と阻害要因は少なかったりします。道路幅がやや狭い個所もありますが周辺が学校や公共施設ばかりなので広げようと思えば広げられないわけではないように思え、実はかなり好条件が揃っています。
 これだけ見たらもうこのルートで決まりじゃんと言いたくなりますが、実はかなり大きなマイナスポイントも存在します。それはどこかというとこのルート上ではなく、このルートへ至るまでの過程です。


 今回のトラム導入案では胡録台を東西に縦断する水色のラインをトラムが通らなければほぼ意味がありません。その水色のラインから先の文教区のルート(紫色のライン)に乗せるためには6号線を一度左折してしばらく進んだ後を右折しなければなりません(黒色のライン)。
 距離としてはそれほど長くありませんが、交通量の多い道路を二度旋回することはトラムの速度や運用効率に大きく落とします。また6号線をトラムが走ることにより、この道路を走るほかの車両にも影響を及ぼし、渋滞を引き起こす可能性も否めません。

 ならば紫のラインを直線で跨ぐように、トラムを先に迂回させたらどうかとも言いたくなりますが、紫ラインに直線で乗る迂回路はありません。あの交差点付近は密集した住宅街で道路幅は非常に小さく、トラム自体が入り込むことが不可能なほどです。やはり6号線が最大の難所です。

 正直言ってこの6号線問題さえなければ本気でトラム導入を考えるべきだと大手を振って訴えたくなるほどこのルートは条件がそろっているのですが、6号線に入ってしまう問題からプッシュしきれなくなりました。極端な対策としてはトラムが入り込む部分のみ6号線の道路を拡幅するという手段もありますが、あまり現実的ではないでしょう。

 ではもう一つの突入ルートはどうか。ルート案はこちらです。


 こちらのルート案における先の文教区ルート案との違いを挙げると、こちらも6号線に乗っかるものの交差点を斜め方向に縦断するため、6号線上を走行することはほとんどありません。そのうえで、その先の道なき道を爆走した挙句、聖徳大の敷地を縦断してヨーカドーへ突入するルートとなっています。

主要幹線道路から左折する6号線交差点

聖徳大ルートへと向かう方角(赤い丸付近)

 6号線から聖徳大へ向かうルートですが、6号線から先にはいくつか住宅があり、空き地というわけではありません。ただほかの区画と違って住宅が密集しているわけではなく、空余地もやや存在することから、比較的に言って買収立ち退き交渉がまだしやすい場所だと感じました。
 無論これは自分の勝手な憶測にすぎず、関係住宅権利者や住人の方には大変失礼な主張をさっきから展開していることを深くお詫びします。あくまで一つの構想として大目に見てもらえるとありがたいです。

ヨーカドー5階にある聖徳大への連絡出口

 話を戻すと、6号線への影響を最小限に聖徳大へと向かう道路へといったとしても、ヨーカドー前へたどり着くことはありません。しかし仮に聖徳大の敷地を踏み越えられるならば、もともとヨーカドー内に聖徳大正門前への通用口が5階に用意されていることからも、ヨーカドーを経由して松戸駅へ行くという構想に最適なルートとなります。
 もっとも、実際に聖徳大の中に入って敷地見たわけじゃないですが、さすがに大学内にトラムを入れるとなったら聖徳大も抵抗があるだろうし、途中で建物が絶対立ちふさがると思います。こうした点も考えるとこのルートも実現性低そうですが、それでもほかのルート案に比べたら私は一番実現性が高いと感じます。

 このように考える理由としては以下の通りです。

・胡録台からヨーカドーまで最も直線的にたどり着けるルート
・トラムが敷地に入ることで聖徳大も一部恩恵がある
・ヨーカドーも胡録台から消費者を引き込める
・6号線突破にあたっての用地取得がほかの案に比べ難易度が低いように思える
・ヨーカドーと聖徳大の間に空き地が意外に多い

 最後の項目は今日野田の東京理科大まで行ってから松戸まで自転車で来た際にたまたま気が付いたのですが、なんか聖徳大の横付近にもう誰も住んでいない廃墟団地が存在しました。中に入り込めないので地形配置をいまいち把握できなかったものの、もし条件が揃えばこの廃墟跡地へトラムが乗り込むことで聖徳大に入らなくても、ヨーカドーと接続できる可能性もあるような気がします。
 っていうかあれだけの用地なら、トラムの車両基地としても十分使えそう。

 こんな感じで、胡録台と松戸駅をつなぐトラム案について今回いろいろ検討してみました。検討を終えてみて気が付いた点として、なんでこんなこと急に思いついたのかというとこの前に「キングダム&キャッスル」という中世の街づくりシミュレーションやったせいなのではないかという事実にようやく気が付きました。
 とはいえこういう風に「どうすれば街はよくなるのか」という視点を持つことは、やっぱ大事であるような気がします。実現性を抜きにしてもそうしたアイデアからまた別の実現性を備えた案が出てくるかもしれませんし、何より街に対する愛情も増してきます。

 今回自分が出したこのトラム案も、トラムと言わずバス専用レーンとしても検討することができる気がします。バス専用レーンを設けたり、ルート上の一部道路を一般車立ち入り禁止にするだけでも交通の利便性は高まると思うだけに、若干失礼な表現も含まれていることを承知しつつもこうして記事としてまとめ上げることとしました。

 にしても今日ヨーカドーのクロックハウスで何故か腕時計買ってしまったよ( ´Д`)=3 フゥ
 前から腕時計新調したかったとは言え、トラムのことを検討していて松戸への愛着高まっていたから変に散財してしまったよ( ´Д`)=3 フゥ

2025年1月29日水曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(ニトリ・ヤマダ電機ルート)


 相も変わらず松戸市民にしか刺さらない松戸駅東側にある胡録台へトラムを通すルートの検討記事です。前回記事では胡録台を縦断する幹線道路にそのままトラムを通す案を検討しましたが、結論から言えば駅前まで到達するには道路幅の狭い坂を経由しなければならず、しかもその先にある線路を跨ぐ陸橋付近は渋滞の頻発地点であり、トラムを通すことにより渋滞が悪化する懸念からあまりいいルートではないと判断しました。

 そもそもこのトラム導入案における最大の難所は、前述の坂の手前にある、上記地図で言えば真ん中よりやや左側の黄色い南北線こと国道6号線でしょう。主要道路であることからそもそもトラム縦断すら許してくれない可能性もあるうえ交通量も多く、ここをいかにスムーズ且つ影響なく通すかが最大の論点になってきます。
 そこで先日の実地参観では、直線ルートは前述の理由からほぼ難しいとすぐ感じたため、この6号線を突破することのみを考慮したルートも検討していました。結論から書くと、以下のような迂回ルートが6号線突破においては最適案じゃないかと考えます。

青色が本線、緑色が支線

 以上が、6号線突破に特化したトラムルート案です。件の6号線突破箇所ですが、上の地図ではトヨペットの下部分で、より詳細な地図だと以下の通りです。


 見ての通り、6号線の突破箇所となるのはニトリとヤマダ電機の間を通った先にある小道です。実際の現場写真もあります( ・´ー・`)

交差点の南側から見た光景(右手前にニトリ、右奥にヤマダ電機)

ルート案上にあるニトリとヤマダ電機間を通る小道

ニトリ

 ルート案にあるこの細い小道ですが、すぐ近くに大きな交差点と信号があり、その信号と連動させてトラムを通すようにすればさしたる6号線交通の阻害をせずにトラムを通せるのではないかと思います。またこの小道は迂回路も作りやすく、トラム専用道路としてしまうことも可能じゃないかと思います。そして何より、この小道を超えた先が胡録台特有の高低差を攻略するうえでカギとなります。

小道の先にあるやばい坂(左側には公園)

 上の小道を通った先にはこの写真のように、大きな高低差のある坂、というよりほぼ崖みたいなところに出ます。写真の左側には歩行者や自転車が下るための坂の遊歩道がありますが、高低差はかなりきついです。
 ただこの下は写真にある通り公園や駐車場などとなっており、比較的用地の融通が利きやすいように見えます。高低差は確かにありますが、盛土を施してなだらかな坂とすることでトラムを通すこと自体は可能であると感じられ、この坂をトラムが突破することこそこの計画の柱でもあるだけに、非常に可能性の感じられるルートだと私は思いました。

 ただこのルートは6号線突破においては最良だと思うものの、ルート事態にいろいろ問題があります。


 上は最初の地図ですが、見ての通り本線となる青色のルートは胡録台にかすってしかいません。メインとなる胡録台の住人が使うには外れたルートで、その点で利用者の規模でマイナスとなってしまいます。
 もっとも、中央署から6号線へと至る道はここも結構激しい坂で、なおかつURの団地など戸数の多いマンションが南東側にかなり集中して建っています。この辺の住民も激しい坂のアップダウンに苦しんでいるであろうと考えると、トラムが通ればその利便性は大きく高まることが期待されるため通す価値が全くないわけではないですが、難しいところです。

 ならばこの青いルート本とし、当初の直進ルートを支線として引いてみてはどうかというのが緑のラインですが、ぶっちゃけこれだと運行管理が大変になるだろうし、また複線でトラムを通すのは難しいことを考えると運送効率も大きく落ちてしまうでしょう。そのためこの支線案はほぼ実現不可能で、主要目的である胡録台の住人が恩恵を受けないという本末転倒な事態となってしまいます。

坂を下った先にある松戸駅南までのルート

 また前述の坂を下った先のルートも問題ありありです。上の写真のようにこのルートの道路は幅が狭く、また戸建て住宅がかなり密集して建っています。住人の立場に立つなら騒音にもなるだろうからトラムなんて通してほしくないだろうし、また無理やり通す場合でも一般車は通行禁止などの措置が必要となります。
 またそうまでして通したとしても、最終的にたどり着く終点は松戸駅からかなり南にある地点が限度です。ここから松戸駅へ向かうにしても依然距離があり、なおかつこの付近も道路渋滞がいつも激しく、そこへトラムを入れようものならマジで交通マヒを引き起こしかねません。

 以上をまとめるとこのルートの以下の通りです。

  メリット
・6号線を大きく阻害せずに突破可能
・高低差を克服できる
・281号線沿いの住人に大きな恩恵をもたらす

  デメリット
・胡録台に住む多くの住人に恩恵をもたらさない
・6号線より先の道路にトラムを通すことはほぼ不可能
・終点が松戸駅から離れている

 こんな感じで、はっきり言えばこのルートは先の直進ルート以上に実現不可能だと言わざるを得ません。にもかかわらず何故こんな写真とともに紹介したのかというと、やはり281号線沿いの住人にも松戸駅までの交通手段が必要だと感じ、トラムと言わずバスとかでもっと運航できないものか、そのルートを考える一助になればとの思いからです。正直言って胡録台以上にUR団地の住人は松戸駅から切り離されており、あれだけの戸数を考えると商圏を無視できない存在に思えます。でもって、目の前の坂は相変わらず急だし。

 個人的にはニトリとヤマダ電機の間にある小道とその先の崖に至るルートはいじくりようがあるというか改善ポイントがあるように思います。残念ながらトラム用のルートとしては使えないものの、何か別の方策で活用してもらいたいものです。
 そんなわけで、最後となる次は本命ともいえる聖徳大突破ルートを紹介します。

2025年1月27日月曜日

松戸市胡録台のトラムルート案(直進ルート)


 先日このブログにて、松戸駅を挟み線路によって東西に分断されている松戸駅周辺において、駅までやたら傾斜の激しい坂があるためいまいち通勤通学に不便な松戸駅東側の胡録台という地域について、「ふむ、トラムを導入してはどうだろうか?」となろう系主人公みたく偉そうな提案をしてみました。場当たり的とはいえ導入したら面白いかもと書いた記事でしたが思ってた以上に反応が良く、実際にコメントもらったりしていい気になったこともあり、先週実際に現地へ赴いて実際にトラムを通せるのか、導入できるとしたらどんなルートがいいかを検証してみました。
 しかしこのネタ、上海在住の自分が何故やっているのかという点で意味不明です(;´・ω・)

地獄坂(勝手に命名)

歩道狭いし自転車レーンなんてあってないもの(´;ω;`)ウッ…

 まずお見せするこの写真ですが、松戸駅北側にある線路を乗り越え東西を結ぶ陸橋に直接つながり、胡録台へと至る道路です。ここが私が何度もいう傾斜の急な坂ですが、今回久々に訪れたところ傾斜以上に坂道の長さが長いほうが問題でした。
 写真だといまいち伝わりづらいですが上り坂が延々と続いており、ここを自転車で上るのはやはり難でした。帰りにまた下って帰りましたが、ロードだったらどんだけ楽しく下れるのだろうかなどと


 その坂のあるあたりは上の地図のバツ印の付近ですが、当初私が想定したトラムのルートはこの坂につながる胡録台の主要幹線道路を一気通貫する上記ルートです。やはり一度も曲がらず直進するルートが運行上でも効率が良く、また何よりこの地獄坂を突破するルートが利用者にとっても一番ありがたいのではないかと思ったからです。

 ただ結論から言うと、このルートでトラムを通すことはほぼ不可能だと思います。理由はいくつかあり、まず線路をまたぐ陸橋付近はただでさえ少ない車両で線路を横断できるルートの一つで、常日頃車が集中して渋滞も日常的です。ここへトラムを通すために道路幅を制限したり、車線を減らした場合は渋滞がさらに激化するのは必定です。
 また地獄坂は一車線の道路で歩道幅も狭く、とてもじゃないですがトラムが通る隙間はありません。坂道でありその下った先には陸橋があることを考えると、渋滞への影響からこのルートは避けるべきとしか言いようがありません。

地獄坂を上り切った胡録台入口(6号線道路)

 では陸橋前の渋滞を回避するためトラムをその手前で切ってはどうか、具体的には胡録台入口にある6号線付近で終点としてはどうか。こちらも結論から言うとあまり実現性がないというか意味がないです。

 というのもここからではまだ松戸駅まで距離があり、また間には地獄坂がそびえています。この6号線と交差する胡録台を縦断する主要幹線道路は比較的道路幅も広く、歩道を少し削ればいけそうな感じもして悪くはないのですが、6号線付近を終点とするとトラムを通す意味がなくなってしまいます。やはり松戸駅までつなぐ、少なくともあの坂を突破するところまで通さなければ意味がなく、ここで止まるくらいならトラムはむしろ入れないほうがいいというのが私の見方です。

 逆に言えば、6号線手前までのルートは上記地図で書いた胡録台を貫く道路で申し分なく、さらに胡録台からさらに東へ行った稔台まで延長すれば、利用客も増えるしこの付近の住民も大助かりになるという確信があります。


 特に上の写真のオートバックス前には道路の真ん中に何故か大きな空余地があり、付近の中古車屋が商品の中古車を並べるスペースがあります。関連地権者には申し訳ないですが好き勝手なことを言うと、この付近であればトラムへの乗り場となるプラットフォームを作りやすく、トラム車両の保管基地なども用意できる気がします。ぶっちゃけトラムを導入するために設けられたような絶好な立地とすら私には感じました。近くに住んでる人にはぜひ実際に見に行ってほしい(´・ω・)

 以上から、トラムルートに関して今回出した直線ルートは6号線手前までは申し分ないものの、そこから松戸駅までどう近づくかに課題があるというのが結論です。この点についても別案をすでに用意しているのですがこれ以上書くと体力もたないのでまた別記事で展開します。


おまけ


 今回の実地参観中にふと「あのラドン温泉はどないなったんや」と思って記憶とGoogleマップを頼りに辿り着いたところ、なんか松戸のど真ん中に廃墟温泉施設が突然出てきてびっくりしました。この写真、熱海の奴やと言っても信じてくれる人がいそう。
 ラドン温泉についてはかなり大昔というか2014年に記事で少し触れていますが、浴場で従業員がスマホ弄っててさすがに問題じゃないかと思ってカウンターの従業員にも伝えたところあまり関心を示さなかったことから、「なんやこいつら(# ゚Д゚)」と思ってそれから行かなくなりました。さすがに10年も経っているし1回くらい行ってみようかなと思って行ってみたのがこの結果でした。まさかあの時の訪問が最後になるとはなぁε- (´ー`*)フッ

2025年1月20日月曜日

松戸市胡録台へのトラム導入案

 昨日までほぼ毎日松戸までなにがしかの用事で自転車で行っていたものの、今日は若干おねむなので家で昼寝したりして松戸に行くことはありませんでした。その代わり何か松戸の発展プランがないか一人で練っていたのですが、発展というか課題として、松戸駅東口からそのままさらに東へ行った先にある胡録台付近について、このエリアの交通をどうにかできないものかという課題が頭をもたげました。


 実際にこの胡録台の土地勘がある人なら話は早いのですが、松戸駅からこの胡録台までは直線距離では大したほどではないものの、その間にはやばいくらいの傾斜の坂道があります。どれくらいやばいかというと「えっ、これマジで人間降りられんの?」と少しおじけづくくらいの傾斜で、実際に私がかつて自転車で上から下へ下る際は加速がつきすぎるので三段変速のノーマルの自転車ながらあえて車道に入って降りていました。
 その急傾斜からマジ加速がすごく、多分日本国内において私が自転車で出した最高速はあの坂で出したものだと思うのですが、時速60㎞は確実に超えてました。ロードバイクでもないのにあんな速度出してたのは今思うとやはり異常です。

 そんな急傾斜を上った先に胡録台はあるのですが、その坂さえ超えれば非常に平坦でなだらかとなっており、文字通りの「台地」のような形状をした地域であります。ここでは結構住宅が広がっており、スーパーなどもそこそこそろっててただ単に生活するだけならそこまで悪くない土地柄だと思います。
 ただこれが通勤、通学をするとなると話は別です。胡録台の北部寄りには京成線の上本郷駅があるものの、真ん中ら南寄りの地域は前述の傾斜が急な坂を間に挟みながらも松戸駅が最寄り駅となっており、場所によってはその最寄り駅である松戸駅に行くまでに徒歩30分くらいかかる距離もあります。

 自転車さえ使えればまだ駅までの所要時間を抑えられますが、松戸駅前はそんなに駐輪場が多いとは言えず、むしろ少ない部類です。またその自転車で行くにしても前述の坂があり、降りるときも結構危ないうえに、上るのも大変です。
 また自動車で送り迎えしてもらうってのもあるでしょうが、松戸駅東口付近は道路が狭いうえに積弊によってごちゃごちゃしており、混雑しやすい場所です。正直言えば、あまり送り迎えのために車h出してもらいたくないエリアだったりします。

 以上のような環境からおそらく胡録台の住人はバスを使って松戸駅前と往復しているのではないかと思いますが、そのバスも狭い道路なだけに傍目にもなんかつらそうな感じで運行されています。っていうか自転車で走ってると道路が狭いから、バスが怖かったりします。

 こんな状況から松戸びいきな私ですら胡録台以東に住むのはハードルが高いと思ったりするのですが、逆を言えばそこそこ住人数が多いと思うものの、個々の住人は松戸駅前の商圏に入っていないのではないかと思う節があります。もっとアクセスが容易であれば松戸駅前の商店で消費するようになるうえに、松戸に住もうという人が胡録台に入れるようにもなるのではと思い、文字通りのピンチがチャンスとなる要素に思えてきたわけです。

 ではどうするべきか。単純に交通アクセスが問題なので交通手段があれば都市圏が広がるわけで、従来通りにバスを増やすのが単純な手です。ただ前述のとおり松戸駅前はごちゃごちゃするので、バス増えるとマイナス点も多いです。そこで思いついたのが、トラムというか路面電車を使ってはどうかという案です。

 というのもこの胡録台、中央の通りはなんかやたらと道路幅が広かったりします。この広い道路幅を活用する形で真ん中に比較的設置費用の安いトラムを配置し、可能ならば坂の下まで、もっと可能ならば駅と歩道橋で直結するイトーヨーカドーまで胡録台とつなげば、このエリアの住人の駅利用が非常にしやすくなるのではないかという気がします。またそれに合わせてバスの運行便数を減らせば、松戸駅前のごちゃごちゃして道路幅の狭い醜悪な環境の緩和にもつながる気がします。

 もちろんいうのとやるのとでは全然違ってそうは簡単にはいかないと思うものの、我ながらこれまで出してきたマッドシティ改造提案の中では、この胡録台へのトラム導入はかなり価値ある提案であるような気がします。トラム設置が難しいのであれば専用バスレーンを用意してヨーカドーとガンガン往復させれば、それだけでも地域にめっちゃプラスになるような気がします。
 なもんだからマジでこの案、来週あたり実地調査したうえで松戸市とヨーカドーに提案してみようかなと考えています。協賛者とかでないかな(´・ω・)

2025年1月15日水曜日

ダイエー松戸駅西口店跡地の現状(2025年1月)

 去年8月、長らく松戸市民とその周辺住民に愛された旧Dマートことダイエー松戸駅西口店が惜しまれながら閉店しました。その後、この跡地を巡ってはどう再開発されるのか、商店が入ってくるのかマンションとなるのか、また商店の場合はどんな店になるのかが激しく議論され、私が以前に書いた記事でもやたらアクセス稼ぐなど、松戸市民限定でしょうが熱い注目が集まっていました。

 上記記事は閉店より3ヶ月早い5月に書いたものでしたが、その後8月の実際の閉店を経て跡地再開発が徐々にわかってくるだろうと思ってました。しかしブログに寄せられたコメントによると、閉店から間もなくマンションが建てられるという噂が立ち、工事計画書なども実際に貼りだされたいたとのことでしたが、何故かその後工事計画書はいつの間にかなくなり、跡地再利用についても具体的なうわさが出ないままそのままの姿で残され続けているという報告がなされていました。
 駅前のあれほどまとまった区画なだけに上記の動きは奇妙この上なく、私自身もその身を何故か上海に置きながらも一体どうなっているのか「上海の中心で松戸が気になる」状態であったものの、密かに先週から日本へ入ったこともあり、昨日実際に見てきました。




 本題と関係ないですが撮影したのは3時くらいであったものの、なんか日本はやたら空気澄んでるのと高層ビルが少ないから西日がすごく差し、逆光とならない角度から撮影したものの反射光でうまく撮影しきれなかった印象があります。マジ写真撮りづらいんだけど日本(;´・ω・)

 話は本題に移しますが、上の写真が今のダイエー跡地の現状です。正面入り口のシャッターこそ除けば在りし日の姿のままで、まるで明日からも普通に営業してそうな佇まいであったことから個人的にはちょっとビビりました。外壁なんかも結構きれいなこともさることながら、店舗敷地内の自転車置き場がそのままの状態で残されており、実際に駐輪されている自転車が多く、それらが妙な現役感を出していたように思いました。

 建物周辺も実際に自転車で二周くらいしましたが、少なくとも「立入禁止!」などといった目立つ張り紙や工事準備であることを示す幕などは一切なされておらず、また工事計画書の類も一切見ることはありませんでした。さすがに正面入り口前のガラスドアの前こそ昨年8月に閉店したので入らないようになどと書かれてありましたが、それ以外の情報は特になく、再開発や今後の計画に関しては全く情報がありませんでした。
 こうした状況は以前の記事に寄せられていたコメントの通りで、当時書かれていたように一体何が起きているのか皆目見当がつかない状況であることを確認できました。

 当時のコメントへの返信としても書いていますが、こうした状況はやはり異常であるように思え、もしかしたら一部地権者なりが計画に反対などして、当初の計画通りにうまく進んでおらず棚上げ上になっているのではないかという気がします。ただ真面目に松戸駅前の重きをなす商店であったこととに加えかなり大きな区画なだけに、いい方向に再開発が進んでほしいことには変わりありません。
 もっとも周辺に新築マンションが非常に多く人口密集率がここ数年で急激に高まっているだけに、マンションだけは勘弁してほしいところですが。

2024年10月20日日曜日

千葉のマッドシティ~ロイヤルホスト松戸駅前店

ロイヤルホスト松戸駅前店(公式)

 なんか無性に松戸について書きたくなったけどもはやネタを語りつくしたと思っていた矢先、急にこのロイホ松戸駅前店を思い出したので書きます。

 このロイホ松戸駅前店はその名の通り松戸駅前から徒歩で行けるいい距離にあり、価格帯は通常のファミレスに比べ一段高いものの、さすがはミドルハイで売り出すロイホとあってか品質は高く、地元住民らに長く愛されています。
 ってか、私の記憶の限り松戸駅前には常にこのロイホが存在し続けており、運営期間は確実に30年を超しています。いくらいロイホだからといって息長すぎないかと思うくらいこの地に根付いており、Dマート(ダイエー)を含むその他の商店などが移り変わる中、このロイホだけは柱石が如く長く続いています。

 そんなロイホ松戸駅前店ですが、この店の何がいいかって駐車場がついていることで、ガチでこの店最大のストロングポイントだとも考えています。松戸駅前は無駄に駅前がごちゃごちゃしているのに対し手ごろな駐車場は少なく、その上線路をくぐる陸橋周辺は渋滞しやすく、ちょっとした用事で駅前付近に行きづらくなっています。
 そこへきてこのロイホですが、中二階ともいうべき形状なのか、店舗は二階にあって地上部分は駐車場なため行きやすく停めやすく、松戸に用事があるときにここに車止めて食事して、軽く用事を済ませてからまた車に乗って帰るという一撃離脱戦法を行うことが可能となります。

 逆を言えば、松戸駅周辺で駐車場を備えた飲食店はほとんどなく、表通りに面していることもあってこのロイホのアクセス性が際立っています。

 そういう立地からうちのソ連人民の敵である親父も贔屓にしており、松戸に行く際によくこのロイホを経由して用事を済ませてたりします。私自身は車に乗らない、っていうか中国にいてガチでこの10年ハンドルを一切握らず、松戸行くときはチャリで行く(早けりゃ20分くらい)のでそこまでこのロイホを必要としていません。
 ただ松戸で知り合った人がこの店で働いていると聞き、それからは私もロイホを贔屓にするようになりました。その人にさりげなく聞いたことがありますが、ロイホは客層もいいらしく変なクレームをつけてくる人もいないそうです。

 などと適当なことをまた書き綴っていますが、前述の通りあのDマート(ダイエー)ですら閉店したこの時代、いつまでも変わらない松戸のシンボルとしてロイホはフォーエヴァーしてほしいです。

2024年9月8日日曜日

松戸駅前にマンション作ってばっかで大丈夫?(;´・ω・)

  エイリアンVS吉田沙保里~どっちが勝っても、ALSOKは来ない

 また無駄にSF対策のプロットを立てていました。まぁエイリアンなら、吉田沙保里氏相手にいい勝負できるんじゃないかな。

寿センター シノダが解体され更地に「サン理容室」「八百岩商店」を含めた敷地で地上14階建てのワンルームマンションが建設予定(松戸つうしん)

 話は本題ですが上海にいながら何故松戸の動向をしらべるのかとかいう疑問は置いといて、上の記事はなかなかにショックでした。というのもここに出てくる「サン理容室」は自分が通っていた床屋で、お店のご家族らとも顔馴染みで中国からお土産買って帰るくらいの仲でした。それが記事によるとどうも立ち退いたようで、その跡地にはまたマンションが建つ予定とのことです。

 私がリアル松戸市民だった頃も松戸駅前はマンションの建設が続いていましたが、その傾向はいまだ続いているというかむしろ加速している感すらあります。すでに建設済みのある意味聖地なわらそう跡地はもとより、ダイエーの跡地もこのキテミテマツド横の区画もまたまたマンションということで、需要があるのはわかるけどいくら何でも駅前にマンションを密集させすぎやしないかとみていて疑問に思います。
 ただでさえ道路が混雑しやすい駅前だというのに、これだと混雑に拍車をかけ、また駅構内の混雑もさらに増すのではないかと心配しています。どうせ作るのならもう少し離れたところ、具体的には江戸川沿いにすればいいのにという気がします。

 にしてもサン理容室がなくなったとなったら、日本でどこで髪切ればいいのだろうか。上海ロックダウンの時の経験から、自分で切ることもできるっちゃできるけど。

2024年8月13日火曜日

みんなが注目するダイエー松戸駅西口店の行く末

ダイエー松戸駅西口店の跡地はどうするべきか?

 上の記事は閉店が決まっているダイエー松戸駅西口店について5月に書いた記事ですが、なんかやたらとアクセス多くてビビってます(;´・ω・) きっとみんなそれだけこの店に思い入れがあるのと、この先どうなるのかについて思いを馳せているのではないかと思います。

 書くいう私自身もこの店がかつてDマートと呼ばれていた時代はしょっちゅう訪れており、映画を見たりプラモを買いにきたりと松戸に来たら確実にこの店に寄っていました。また細かい思い出話をすると、小4の頃に何故か南流山から松戸まで一人マラソン大会をやろうと企図し、冬休みに実際やった際、Dマートを訪れ地下のフードコートで無料の水飲んで帰ったのも覚えています。っていうかあの地下フードコート懐かしい。

 そんなこの店に直近で訪れたのは2022年の10月で、上海のロックダウンを経て約2年半ぶりに日本を訪れ、馴染みの床屋で髪切ってもらおうと平日午前に行ったら11時からのオープンだったため、自転車求められるし店が開くまで時間潰しとばかりにダイエーを訪れました。
 その際、電池が切れて止まっていた腕時計もあったので2回の修理屋さんにもっていって直してもらい、これまた時計が直るまでの間はお店の中をぐるぐる回りつつ、ふと思い出したので友人に電話をかけ、「もしもし、俺今松戸にいるんだけど」とオレオレ詐欺みたいな切り口で無駄に松戸にいることをアピールしてました。ちなみに向こうはこっちの電話番号も登録しておらず、急に松戸に現れたことにビビってました。

 個人的に上の体験がダイエーとの最後の思い出になるのかと思うとなんか若干物足りないというか妙なことをしたなという気がして満々であるものの、今後リニューアルされるのであればキテミテマツド同様にまた訪れることもあるでしょう。そのキテミテマツドの方は出だしこそ丸々空いているフロアもあったりと不安な漕ぎ出しでしたが、出入りこそ激しいもののテナントは結構埋まり、また年数も重ねて定着していったことから、ほかの都市の大規模店舗跡のリニューアルとしてはまだ成功した部類じゃないかと思います。関東以外の地方とか、結構悲惨なリニューアルとかも珍しくないし。

 ただこのキテミテマツドの存在は、ダイエーのリニューアルにとっては一つの障害になる可能性もあります。まっつど駅周辺ではこのほかにも東口にイトーヨーカドーもあり、狭いエリアに中大規模商店が密集しており、ダイエーもこれが閉店の一つの要因になったと思う節があります。私自身としては前回の記事にも書いたように駐車場などになって、松戸駅前の道路混雑緩和に貢献してほしいとか思っていますが、もし商店で行くならば近くのキテミテマツドとどう差別化するのかが最大の懸念事項になると思います。

 いっそのこと、商店というよりかはアミューズメント施設みたいな感じにした方がいいかもしれません。もしくはすでに松戸で絶えて久しい映画館にして、映画館に付帯する施設として飲食店を中心にするのがベターかもしれません。松戸にある有力なラーメン屋とかにも出店してもらいミニラーメンアリーナみたいにしたら意外と人来るかもしれません。まぁ自分としてはカレーの方が好きだけど。

2024年5月21日火曜日

ダイエー松戸駅西口店の跡地はどうするべきか?

 自分のこのブログは固定読者が多いためどの記事もPV数は大体50前後で頭打ちするのですが、先日書いた「千葉のマッドシティ~ダイエー松戸駅西口店(Dマート)」の記事にはなんかやたらアクセスが多く、現在のPV数も460件超と、通常の記事の9倍くらいに達しています。それだけここのダイエーが気になっている人、思い出を持っている人が多いのでしょうが、それ以上にここのダイエーがなくなった後はどうなるのかを気にする人も多い気がします。

 この点はすぐ近くにある伊勢丹が撤退し、キテミテマツドができるまでの経緯に近いでしょう。あの時も何らかの運営が入ってきてほしいものの、ロケーション的にも伊勢丹でダメだったのだから新しい運営になってもうまくいかないかも、なら建物取り壊すべきなのかなどがよく議論されましたが、今回のダイエーでも友人がやたらと言及することが多く、撤退後の計画について関心を高く持っています。

 その撤退後の土地、建物の利用に関してですが、前の記事のコメントにも書いたようにまず高層マンションだけは避けた方がいいと私は考えています。何故かというとこのところ松戸駅前では高層マンションの建設ラッシュが続いており、あのわらそう跡地にも建てられて分譲もすぐ終わったと聞きます。そのためダイエー跡地にさらに高層マンションが建つとなると、駅に近い区画でもあるだけに、駅周辺の人口密集度が急激に高まって周辺の混雑だけでなく、松戸駅構内でもラッシュ時に混乱が頻発する恐れがあるとみています。
 何も高層マンションを一切建てるなとは言いませんが、自動車の往来も含めて考えると、もう少し郊外に立てた方がいいように思います。

 では何ならいいのか。ダイエーのように商業施設ならいいのかという声もあるでしょうが、すでに駅の反対側に当たる東口にはイトーヨーカドーがあり、ノジマがキテミテマツドからヨーカドーに今度移るあたり松戸のヨーカドーは閉店計画がないようなので、これ以上商業施設を作って過当競争に向かわずともいい気がします。そもそも、西口側にはキテミテマツドもあるんだし。
 そうした考えからどうせダイエーの正面には公園もあるんだし、この際更地にして公園の敷地にして大規模な公園にしてしまえば、いざという時の避難地にもなるんだしいいんじゃないかなと当初考えていました。ただ改めて考えてみたところ、もっといい用途があるのではないかと気が付き、勿体ぶらずに言うと駐車場にしてはどうかと今は考えています。

 一体何故駐車場なのかというと、松戸駅周辺は何かヤクザが土地を手放さないなどの理由であまり再開発が進んでいません。そのため小規模の建物が変に密集しており、さらに松戸駅を挟んで西側と東側できっかり分断されており、両側とも駅前の道が狭く車とかが通りづらくなっています。その上で駐車場もないことはないですが、なんか狭いところに小さい駐車場が乱立していて、停め辛いし出し辛いというやな空間になっています。
 一応、東側には複数階層もある大きな駐車場がありますが、そこの目の前には病院があり、歩行者も多いというのに道幅は異様に狭く、はっきり言って停めたくない駐車場となっています。そのため松戸駅前に用事があるとしても車ではあえて行かず、自転車か電車で行くのがマイセオリーとなっています。

 このように、地味に松戸駅前のウィークポイントとなっているのが駐車場で、停められる場所がないから一時的に路駐する人も多く、それがかえって道路の混雑を高めている要因になっています。そうした点を考慮するなら、ダイエー跡地はそこそこ広い土地で駅前もあるんだし、大量の車を収容できるタワー駐車場にしてしまうのも一考なのではないかという風に考えたわけです。でもってほかの駐車場は潰すことになるけど料金なども定期利用者には思いきり優遇して、いわゆるパーク&ライドのコンセプトで松戸駅前まで車で移動し、そこから電車で都内に通勤できるような体制を作れば、松戸の更なる発展を促せるじゃないかとも思います。
 特に北松戸、東松戸あたりに住んでいる人からすればこの通勤方法はかなり楽になる気がします。

 以上から自分は駐車場案を提唱するわけですが、果たして同感する人はどれだけいるのやら。まぁ結局は居ぬきみたくまた別の小売り商業施設が入ってくることになりそうですが。

2024年5月8日水曜日

千葉のマッドシティ~ダイエー松戸駅西口店(Dマート)

【これは衝撃!】ダイエー松戸西口店内のテナント閉店が相次いでいると思ったら「ダイエー松戸西口店」そのものが閉店する事が判明!!(松戸つうしん)

 先日の記事にも書いた「パノラマサイト」というゲームを松戸のソウルメイトに勧めてみたら何も反応しなかった癖に、こっちのダイエーの記事を送ったら即返信してきました。っていうかお互いもう松戸に住んでない、自分に至っては日本にすらいないのに夜な夜な松戸について語り合い続けることにいくばくかの疑問を感じたりします。

ダイエー松戸西口店(Wikipedia)

 それで話は本題ですが、上の記事の通りに松戸駅西口にある、っていうか結構歩いた距離にあるダイエーがどうやら閉店するとのことです。ダイエーとは言いますが、自分にとってはここは2006年までの屋号である「Dマート」の方がなじみ深いです。自分にとって松戸のダイエーと言ったら新松戸店の方がイメージとして強いし。

 それでこの元Dマートですが、ダイエーが全盛期だった頃の1990年代においては松戸駅近くの商業施設としては一番流行っていたお店であった気がします。近隣の大型商業施設としては、松戸駅東口にヨーカドー、そしてより西口に近いところには伊勢丹(現キテミテマツド)がそれぞれありましたが、客の入りようとしてはこのDマートが一時期一番多かったように見え、一階の生鮮品売り場なんてよく繁盛していました。
 このDマートの特徴としては、ダイエー社のディスカウントショップブランドということもあってとにもかくにも値段が安かったです。基本的に希望小売価格より下げられており、ガンダムのプラモとかもほかの店が定価の500円で売るとしたら470円程度に下げられており、特にこだわりがなければ自分も子供の頃はこのDマートで買ってました。

 ただ00年代に入ってからというものの、自分が当時住んでた流山市にもこの手の商業施設が増えていき、Dマートに行くことも減っていきました。私の足が遠のいていただけかもしれませんが、何となく同時期あたりからDマートにいる人の数が減っていったようにも見えましたが、一番の凋落の理由として思い当たるのは、真向かいにあった松戸シネマサンシャインの閉館だと思います。

松戸サンリオ劇場(Wikipedia)

 何度か名前が変わっているので最後に呼ばれたシネマサンシャインで表記を統一しますが、この映画館はDマートと公園を挟んで真向かいにあり、基本的にここで映画を見た後はDマートで買い物して帰るというのがお決まりでした。ちなみにシネマサンシャインで見た映画としてパッと思い浮かんだのは、

・クリフハンガー
・ロードオブザリング

 今ウィキペディア見て知ったけど、ヤマトタケルの主役は高嶋雅宏氏で、阿部寛氏に藤岡弘氏も出演してたんだな……。

 話を戻すとそのシネマサンシャインは2013年に閉館されました。集客力の高い施設だっただけに、地味にDマートにとってもこの閉館は打撃になったんじゃないかと思います。もっとも先に挙げた商業施設のうち松戸伊勢丹の方が先に2018年に撤退しているので、むしろDマートはよくぞここまで持ちこたえたというべきかもしれません。

 それにしてもこのDマートの跡地ですが、旧わらそう跡地などのほかの土地みたくまた高層マンションが建つのだろうか。ほかの街でも同じことが言えますが、商業施設や店舗がどんどん減っていくのに対し住宅ばかり増えることで、街としてなんか活気を失っていくような気がします。ただでさえ松戸駅周辺はマンションばかり増えているので、敢えてDマート跡地はこの際公園でもいいから住宅以外の用地にした方がいいような気がします。プラモ屋にしてくれたら日本行くたびに通うんだけどな。

2023年9月10日日曜日

何故松戸はレトロになったのか

 昨日、ゲーム関係の仕事をしている中国人の友人が日本から送られてきたある写真を自分に転送してきました。その写真というのもレトロ喫茶店にあるテーブル筐体のゲーム機で、こんなゲーム機があるなんて知らなかったと伝えてきました。
 なお筐体と画面に映る「ジャレコ」のロゴから、多分その写真のゲーム機はスーパーリアル麻雀じゃないかと推測しています。

 この昔懐かしいテーブル筐体ゲーム機もさることながら、発信地が千葉県松戸市となっていたことに自分の方は反応しました。でもって 改めて中国の百度で松戸市と検索してみると「昭和風のレトロな街」として写真と共に紹介するブログが見つかりました。まさか中国人にもレトロな街と言われるとは思ってみなかったなと思うとともに、何故松戸がレトロな街になったのかちうのをちょっと考えてみました。

 松戸市は都内のベッドタウンとして主に1970年代、80年代に発達した街で、住宅情報を見てもこの時代に建てられた建物が大半だという事実も裏付けています。それに加え、バブル崩壊以降はいわゆるドーナツ化現象がぴたりと止み、再び都心へと回帰する動きが広がって、90年代以降は大きな再開発も行らなかった点もあるような気がします。
 もっともこの条件だけなら恐らくほかの地方都市にも当てはまると思いますが、松戸の場合はそこそこ都心に近く、人口も多かったこともあり、昭和にできた街が崩壊せず経済的にそのまま持続し続けることができたのではないかと推測しています。関東以外の地方都市などはアーケードがシャッター街となるなどレトロな街並みどころかゴーストな街並みを呈しているところが多く、それらと比べればまだ松戸は保存状態がいいと思えてきます。

 以上は観点な自分の当て水量ですが、レトロであるということはレトロな状態で維持、残り続けたと言い換えることもできます。その点では松戸は比較的よく持ちこたえた方だなとは思いますが、このところはようやくここにきて再開発も広がっており、また新たな転換を迎えるかもしれません。その転換は悪い方向に向かう可能性もあるでしょうが、個人的にはレトロなまんまでやってく方が松戸にとってもいいんじゃないかと思っています。

2023年5月10日水曜日

名ばかり松戸市民の真実

 このブログではわざわざ記事ラベルまで作ってマッドシティこと松戸市の誰が得するかわからない情報をよく取り上げ、私自身も上海在住の名ばかり松戸市民のように振舞ってきました。これは実際のところ全くの嘘ではなく、実際に中国へセカンドツアーで行く前の約半年間は松戸市役所近くのアパマンに騙された物件で暮らしており、その頃は松戸の生活を堪能していました。
 しかしここで真実を明かすと、実は元々は松戸市民ではなく、大学進学までの18年間を隣の流山市で育っており、ソ連人民の敵であるうちの親父が住んでる実家も流山にあったりします。そういうわけで本当は「上海在住の名ばかり松戸市民(若干は流山市民)」というのが本来あるべき世を忍ぶ仮の姿だったりします。

 なお生まれは流山とは無関係の土地で、そもそも流山には昔産婦人科は一軒もありませんでした。「流山」の字が「りゅうざん」と読めることからどこも作りたがらず、90年代中盤に入って初めて1軒できて、現在は若年世代の夫婦を呼び込むために過去をなかったことにして産婦人科が増えてるとは聞きます。

 話は戻しますが何故流山市で育ったにもかかわらず松戸のことばかり記事に書き続けたのかというと、単純に松戸はマッドシティと呼んだりしてネタにしやすかったからです。ネタにする話題というか場所も松戸にはたくさんあったのに対し、実際に住んでた流山は住民の地元意識の低さもあり、話題というか自分が書きたいと思うようなネタは今現在においても一切ありません。
 そもそも自分の場合、中学から別の市の中学校に進学したため、ただでさえ希薄な流山に対する地元意識がますます薄くなったし、流山在住の友人もかなり限られる、っていうか中学段階でほぼいなくなりました。そのため「ローカルな話題でブログ攻めるか」と考えた際、必然的に松戸のネタを書くようになっていったわけです。

 そもそもこの前書いた記事にもある通り、かつて流山市は北半分は柏市、南半分は松戸市の植民地みたいな状態で、南流山駅の通勤距離内にあったうちの家も、週末はほぼ毎週と言っていいくらい新松戸のダイエーか松戸駅前のDマートにしか行かず、ほかに行くとこねぇのかよとマジで子供の頃思っていました。
 それくらい松戸に対する経済消費的な依存度が南流山は高く、消費体験を通して松戸に対して今も根強い思い出が作られていきました。また中学から学校一緒だったのに何故か仲良くなったのは大学入ってからというリアル松戸市民の友人と地元で落ち合うたびに、松戸にかつてあったお店や今もあるお店の話題が激熱で盛り上がったりしたこともあり、自分でも気づかないうちに松戸に対して自分も愛着を持っていたのかもしれません。

 ただその友人を含め、松戸はそこそこ歴史が長いこともあって住民の地元意識や愛着意識は意外に高いように感じます。このブログでも取り上げたプラモ屋の「わらそう」や家電屋の「おかじま電器」の記事には書いた自分がマジビビるほどコメントが集まっており、自分を含めこうした松戸の過去や現在に興味を抱き続けている人は多い気がします。まぁだからこそ自分も記事化するんだけど。

 その上で現在の松戸について触れると、前の記事にも書いたようにこのところは躍進著しい元植民地の流山が反対に松戸の住民を吸収するようになり、消費者も松戸側から流山への流入が目立ちます。

 もっとも栄えているのは流山おおたかの森あたりで、自分の実家のある南流山エリアも若干吸い取られ気味で、本屋は潰れるわヨーカドーは寂れるわで実は流山市内においても淘汰が起きてたりします。ほかは潰れても気にならないけどヨーカドーには頑張ってほしい。

 話を流山と松戸の関係に戻すと、その松戸側境界に当たる新松戸はマジ見ていて苦しそうに感じます。住宅街はきれいなままですが駅前とかはお店が明らかに減少しているし(よくわからない鳥居のオブジェは元気そうだが)、落ち着いた雰囲気ではあるものの前ほどの活気が見られなくなっています。またこれは松戸中心部ほど顕著ですが、住宅が昭和中期の高度成長期に建てられたものが多く、見る人によっては若干古くなった街のように見えたりします。まぁ実際古いんだけど。

 ただ、松戸は柏と比べると道路網などの都市設計は比較的しっかりしており、古い建物を取り壊しての再開発とかは比較的やりやすい環境にあるのではないかと思います。柏の場合は道路や線路が入り乱れており、再開発しようにもきっとうまくいかないとはっきり思うくらい酷いです。
 もっとも松戸で再開発して入れ物を整えても、新たに住民が入ってくるかと言ったら少し微妙です。このところは高層マンションがよく新築されていますが、その一方で土地が余っている根拠ともいうべき無料駐車場も増えており、伸び悩みともいうべき兆候も示しています。

 以上のように地元民以外には全く共感できない内容ばかり書いていますが、言いたいことをまとめると実際住んでたのは流山ながら、愛着というか地元意識はむしろ松戸に感じたりしているのがこの私ですσ(゚∀゚ )オレ
 そのため仮に今後関東で生活するとなったら、恐らく流山ではなく松戸に居を構えることになると思います。前にもちょっと書いたけど松戸からだと都心に移動しやすく、また空港も羽田、成田のどっちともアクセスがいいので、中国と絡み続ける自分からすると絶好の土地だったりします。ただ松戸駅前は前住んだので、今度は家賃の安い北松戸辺りに住みたいです。でもって自作プラモを並べて「二代目わらそう」を名乗ったりしてみたいです。

2023年5月6日土曜日

松戸、柏、流山の東葛飾三国志

 最近意図的に真面目な記事ばかり書いてきてなんかネタ切れ気味になり、また趣味のプラモ記事でも書こうとした矢先に「あれがあったやん」と思い出したのでそのネタで行きます。

東葛飾地域(Wikipedia)

 上のWikiの記事では「ひがしかつしか」ですが、地元の人間は割と「とうかつ」と呼んだりする不思議な地域名です。対象地域は「葛飾の東」というだけあって東京都葛飾区に接する千葉県北西部ですが、ぶっちゃけ自分が小さいころ育ったのがこのエリアです。
 このエリアは基本的に東京都に勤務する人のベッドタウンで、住民も帰属意識は千葉県というより東京都にあり、千葉市に行った回数よりも東京都内に行った回数の方が絶対的に多い人ばかりです。この辺は山に囲まれ自治体同士が隔絶し合っている岐阜市以外の岐阜県民たちも同じだと聞きます。

 話は戻しますがこの東葛地区、かつては我らが犯罪都市のマッドシティこと松戸と柏が二大主要都市でしたが、近年はこの両市に接する流山市が人口増加率で全国1位になるなど急激に拡大しています。その辺の実態はどうなのかと思い、早速この三市の現在の人口を調べてみました。

松戸市:496,258人
柏市:432,427人
流山市:209,245人

 以上の通り、人口拡大が続いているとはいえ未だに流山市に対し、松戸市も柏市も倍以上の人口となっています。ただこのところ、松戸や柏から流山へ移住する層もいるとされており、私自身の感覚でもかつては両市に寄生していたような流山がこのところは両市の人口を食っているような感じがします。

 元々、流山市とというのはかなり例を見ないほど中心性の低い都市で、市役所のある中央部が何故か一番寂れてて松戸寄りの南側と柏寄りの北側境界部の方に人口が集中するという妙な都市でした。でもって、南側の人たちは松戸へ、北側の人たちは柏へ出かけることが多く、同じ市の人間であっても北と南で生活習慣がまるで違っており、価値観などもかなり相違あった気がします。
 そんな感じで実質的に松戸と柏の延長みたく分断されていた流山ですが、つくばエクスプレスが通るや一転、都内への交通の利便性の高さから急に注目されるようになり、つくばエクスプレスが止まるおおたかの森駅周辺が徐々に流山の中で中心性を持つようになり、前述の通り人口も拡大しています。

 その影響を受けてか、元々市内人口が減少傾向にあり羽振りの悪かった松戸も柏もこの20年で衰退が目立つようになり、百貨店や映画館の閉店はもとより、全体として古臭い街というイメージがもたれるようになってきています。それに対し流山は新興イメージが強く、関東に居を移す人たちからするとやはり流山が目に入ってくるのだと思います。

松戸市:15位
柏市:8位
流山市:4位
(全25自治体)

 見ての通りこの三市の中では松戸がぶっちぎり低いです。まぁマッドシティ松戸だしな。

 ただそんな新興著しい流山ですが、結構目立つウィークポイントも抱えています。はっきり指摘すればそれは教育で、高校数が異常に少なかったりします。具体的な高校数は以下の通りです。

松戸市:11校
柏市:14校
流山市:4校

 人口比率的に極端に少ないわけではないものの、松戸や柏と比べると流山は明確に少ないことがわかります。でもって、流山の高校はどれも偏差値が高い方ではなく、実際に流山市の中学生は卒業後、進学校の多い柏市の高校に通う子供が多いです。
 その柏市ですが東葛地域ナンバーワンの東葛飾高校をはじめ、進学校を多数取り揃えています。松戸はマッドシティなだけに無難な学校は多いものの目だった進学校は少なく、文教レベルでいえば三市の中で柏が群を抜いており、その甲斐あってか予備校も柏駅前に集中しています。

 もっとも、この三市は都内への進学も可能な距離にあるため、本当にできる子は都内の私立進学校に通うパターンの方が多いです。公立高校進学で頭のいい子が東葛飾高校に行くってイメージです。

 最初に書いた通り、この三市はちょうど流山を挟む形で割と密接な経済圏を形成していたりします。三市とも都内勤務者のベッドタウンで共通していて、県庁所在地の千葉市に帰属心を持っていないことで共通していることから、ある意味で住民の価値観の共通水準は高いとみています。
 でもって電車で数駅内の距離にあり、学校も市を跨いで通う子供多いため、私自身もこの三市で一つみたいな感覚を若干持っています。まぁ一番ネタにするのは松戸ですが。

 流山はそれこそかつては松戸、柏に分割された植民地(コロニー)的な立場でしたが、近年は人口拡大が続き、住民もかつてと違って松戸や柏に対し劣等感を抱かず、下手すりゃ優越感すら抱いている有様です。
 なお柏にも「柏の葉キャンパス駅」というつくばエクスプレス路線の駅がありますが、これが微妙に柏中心部と離れており、柏中心部がその恩恵を受けずに衰退が続いているように見えます。

 この三市を見ていて思うこととして、やはり鉄道というのは街の発展で極めて重要な価値を持つのだなという点です。都内中心部に直結という条件こそあるものの、三市の力関係を変動させたのはつくばエクスプレス以外の何物もなく、逆にそれ以前は同じく都内直結の常磐線が松戸、柏で力を発揮しており、都内につながる鉄道がその将来の発展を左右したと言えるでしょう。逆を言えば、市政内容というのは都内周辺都市の発展においてあまり価値を持たない気がします。

 ただ勢いづく流山であるものの、つくばエクスプレスは開業当初より利用客が異常に多く、それにまして近年も増加傾向にあるため、ラッシュ時はマジビビるほどホームは人で溢れています。横浜周辺ほどではないと思うものの普通に通勤するのが嫌になるくらいで、その点でいえば都内への通勤だったら松戸から通った方がいいんじゃないと密かに思っています。まぁ松戸に今後住むかと言ったら多分なさそうだけど。

2022年12月25日日曜日

千葉のマッドシティ~わらそう跡地のマンション計画

松戸駅西口、PEN松戸市本町パーキングにマンションの建設計画が公開される、地上10階建ての45戸のマンションの予定(松戸つうしん)

 友人が暗に記事化しろというような感じで自分に送ってきたので紹介します。

 このマッドシティこと松戸ネタで過去にも何度も取り上げてきた松戸駅前の伝説のプラモやこと「わらそう」跡地は現在駐車場となっていますが、どうもそこでマンションの建設計画が経っているようです。ぶっちゃけあそこ線路が近くて少しうるさいんじゃないのかなという気はしますがそれはそれで駅前なので、建ったら建ったで売れはするでしょう。ただ道路は狭いのでめちゃ込みそうだけど。

 友人はこのマンション1階部にプラモ屋を建てるべきだと主張していますが、自分もこれに異存ありません。っていうか建てろ。

 なお本題とは関係ないですが、日本に行ってた間にコロナ前まで定期的に通っていた松戸市内の床屋を訪れたところ、店の奥さんが2年半ぶりにもかかわらず自分のことを覚えていてくれて密かに感動しました。あまりに感動したもんだから奈良土産を後で持っていったりもしましたが、話に聞くと昔から続けているお店がこのところどんどんなくなっているなどということを話しており、松戸もなんとなく90年代からの連続性が途切れつつある気がします。

 何気に松戸、柏、流山の千葉県北西部のいわゆる東葛エリアは近年、つくばエクスプレスのおかげで流山が猛烈に発展しており、松戸と柏はどちらもフェードアウト気味です。柏市内もつくばが走ってはいますが、中心部から外れたところに駅があるため、柏市中心部が逆にさびれてきているとも聞きます。
 日本滞在中、この三市を自転車で改めて眺めてみたのですが、地味に松戸が最も区画が整備されているというか、工業地帯や住宅地帯をきれいに分けており、道路も余計な小道を作っていないためよくできている印象を受けました。流山はつくば沿線沿いが現在開発中とあり、道路がどんどん作られており、まだ改善の見込みがあります。

 一方、批判になりますが柏市の区画はやばいと感じました。細い道が結構重要な動線になっていたりするうえ、柏市中心部は巨大な国道と線路で完全に街が分断されており、正直言って住みたくないなと感じました。松戸市の行政スタッフとの差を区画を見るだけではっきり感じます。

2022年1月27日木曜日

千葉のマッドシティ~新松戸駅前の鳥居っぽいオブジェ

松戸市役所に500万円の札束が届く。恵まれない子供への寄付かと思いきや匿名の手紙でメッセージが(暇人速報)

 なんかネタになっていたので便乗します。

 上のまとめ記事にも書かれてありますが、新松戸駅前の高架下には鳥居っぽい謎のオブジェがあります。ぶっちゃけこれ最初できた時は狭い高架下がさらに狭くなって邪魔くさいとか思ってましたが、慣れたら気にならなくなり、存在感すら感じなくなりました。
 それ以上に邪魔なのは地味に自転車です。駅前は自転車を置いてはならないことになっているのですが、付近の飲食店や小売店の前には道路にはみ出すように自転車が置かれることが多く、それでこの辺走るのがあんま楽しくなかったりします。おまけに治安も悪くて、自分も前、駅から結構離れた駐輪場に自転車置いてたら前かごにごみを入れられたりしました。何度も。

 話は新松戸駅前に戻りますが、カオスの極みと言っていいほどごちゃごちゃした松戸駅前と比べれば割とすっきりはしていますが、近くに流山電鉄の駅と踏み切りがあり、また道路幅が狭くなる通りもあって車だと割と混雑しがちです。
 自分はこの新松戸駅前というと踏切横にあるときわ書房によく通っており、日本に行った折に毎年ここで次の年の手帳を買うのが儀式になっていました。あと高校時代に通っていた予備校の創学舎も駅前で、高三頃は自転車で通っていたので夜中に新松戸周辺をかっ飛ばすのが割と楽しみでした。

 なお新松戸から馬橋方面へ、ちょうどときわ書房の横にある堀を伝うかのように通っている道は春になると桜がきれいなのと、きれいな一直線で割と走りやすいだけに自転車で走るとすごくいいです。確か馬橋から北松戸寄りのところに妙な寝具店があった気がしますが、あれまだ残ってるのだろうか。

 どんどん話が脱線するので最後に新松戸駅前の話に戻すと、自分のイメージだと新松戸駅前は上の創学舎を含め予備校やスクール系の施設がやや多かった気がし、私が小学生の頃はちょうど新松戸駅と向き合うビルに「シェーン英会話」があってそこに通わされました。まぁあんま勉学の足しにはなりませんでしたが。
 しかし全体的に新松戸は30年くらい前がピークで、それからは街の新陳代謝があまり起こらなくなり、周辺施設がそのままの形でどんどん古くなっていく印象がありました。また商業施設も狭い物件が多く拡大がなく、飲食店とかはそこそこ多いけどなんかどこも狭い店内が多いという記憶が強いです。

 知ってる人には早いけど新松戸には宇宙開発公団の社宅とかあり、割と社会的エリートがたくさん住んでいた町でした、昔は。今はどうなのかわからないけど、やっぱ勢いのあった30年前と比べるとどうしても見劣りする感があります。

2021年5月22日土曜日

松戸の誤った情報

「松戸」在住の40代会社員…賞与減で「ローン破綻」の危機(幻冬舎)

 全く評価していない幻冬舎の記事ですが、やっぱり全く評価できません。というのも冒頭で、

「(松戸は)東京に隣接するという立地から、ベッドタウンとして人気の街です。」

 と書いていますが現実には、

「(松戸は)東京に隣接するという立地なのに、ベッドタウンとして不人気の街です。」

 と書くべきでしょう。

 都内への通勤などにおいて松戸の交通の便の良さは際立っており、また京成線も松戸駅に乗り入れているので羽田、成田空港のどっちに行くにしてもスムーズに移動できます、にもかかわらず不人気極まりなく、確か一昨年辺りの地価下落率とかでも上位は言ってた気がします。

 このほか幻冬舎の記事には「少々ごちゃごちゃした印象の駅周辺ですが」と書かれていますが、少々どころじゃなくカオスの極みと言っていいくらいごちゃごちゃしてます。なお東口の歩道橋下にあるごちゃごちゃしたところに狭いけどおいしい回転寿司屋があります。

 上記記述に続いて「松戸から出る必要はほとんどない」と書かれていますが、これに関しては非常に同意できます。自分が松戸住むでた時の休日は駅前の漫画喫茶行って、ヨーカドーで買い物してで全部用が済み、松戸から移動することはほとんどありませんでした。外食も馴染みのカレー屋と洋食屋が駅前にあり、自宅と駅前の往復くらいしか動く理由がなく自転車に乗る機会も当時減っていました。
 逆を言えばこれがさっきの点にも関わってくるのですが、都内への交通の便は抜群にいい一方、松戸駅前との往復で大抵の用が足りてしまうことから、休日に都内に出る理由がほとんどありませんでした。秋葉原とかに行く機会も、松戸以外に住んでた時の方が多かったくらいだし。この点が、いまいち交通の便の良さが認識し辛いところになっているのではと思う節があります。

 それにしても幻冬舎の記事、創作でしょうが「松戸駅から徒歩30分の一戸建て購入」なんてんな話あるわけねーだろと言いたいです。というのも松戸駅から徒歩30分離れてりゃ必ず東松戸や北松戸などの別の駅が最寄り駅になってくるはず……と言いたいですが、江戸川沿いの国道近くの物件なら徒歩30分で松戸駅が最寄となりうる場所があるかも、っていうかそこくらいしかないということに今気が付きました。この点は疑って(m´・ω・`)m ゴメン…

 もっともそんなところに家買うこの人は結構やばい気がします。あのあたりだと小学校とかはあるけど買い物行く場所が結構離れてるし、もうチョイ駅近くに買えばいいのにと思えてなりません。どうせ松戸だから高くないんだし。
 なお松戸に住むなら、少し利便性が下がるでしょうが一駅ずれた北松戸周辺とかの方がいいと個人的に思います。意外と北松戸周辺も便利、っていうかよくあそこのルートイン泊まるけど、必要潤文にインフラも整ってるし、相撲部屋も近くにあって力士とかたまに見られます。

2020年10月20日火曜日

千葉のマッドシティ~消えてゆく店舗

 さっき松戸にあったプラモ屋の「わらそう」についての記事を更新しましたが、わらそう近くにあったカプリチョーザという洋食屋が閉店したとのことでした。そのままこの情報を掲載していた「松戸つうしん」という誰得なんだよと思いつつ俺得なサイトを見ていたら、私が日本に行くたびに定宿にしていた漫画喫茶のマンボー松戸駅前店もついこの前に閉店していたことがわかりました。
 ちなみにどれくらい定宿にしていたのかというと、松戸に3日間滞在した時は2日日ここに泊まり、1日だけ北松戸のルートインに泊まったことがありました。また1日だけ滞在するときは、ほぼ100パーセントの確率でマンボーで過ごしました。なお前に一回空港で旅行目的に関する調査を受けた際に松戸に滞在していたと話して、

「なんで松戸に行ったの(。´・ω・)?」
「いつも泊まっている漫画喫茶があるから(´・ω・`)」
「!!( ;゚;ж;゚;)゙」

 っていう表情をリアルにされたことがあります。

 ちなみにマンボーは松戸駅東口にあるのですが、西口にあるまんがランドもほぼ同時期に閉店しており、東西の漫画喫茶両雄が揃って共倒れともいうべき様相を示しています。さすが松戸、これが松戸。っていうかこの松戸つうしん、閉店情報が多いな(;´・ω・)

 友人曰く、コロナで漫画喫茶は受難の時代だそうで、実際この状況は何も松戸だからというわけじゃなく全国各地で起こっているのでしょう。この辺、「コロナ関連倒産が○○件」などとあまり宛てにならない抽象的なデータばかりマスコミも報じてくるのであまり実感がわきませんでしたが、上記の漫画喫茶はどちらも少なくとも十年くらい前から営業が続いていたお店であることと、私自身が実際に何度も言っていたお店であることから、一気にリアル感というかコロナの影響を感じるに至ります。
 なおコロナ関連倒産数が全く宛てにならない理由を述べると、コロナの影響がない時と比較する倒産数データがないからです。また法人の倒産件数も従業員数など法人規模別で最低限でも出さないと意味がなく、あの手の報道している記者はいくら何でも手を抜き過ぎだし、こんなクソみたいなデータなら報じない方がマシでしょう。

 そういうわけで今後、といっても再来年までは隔離なしで日本に行くことは出来ないだろうから杞憂に終わるでしょうが、もしまた松戸に行くことあったらどこに泊まろうか悩む次第です。普通に北松戸のルートイン泊まればいいだけですが、なんていうかスリルさが足りない。
 ちなみに漫画喫茶で寝泊まりすることについて「この会社で漫画喫茶で寝泊まりするのは自分くらいだ(^ω^)」などと一時名乗っていたことがありましたが、今の職場は体力自慢がやけに多くて、「いや、それくらい平気やで(´-ω-`)」とこともなげに言う連中が多いので名乗るのやめました。

2019年7月24日水曜日

千葉のマッドシティ「新松戸まつり」

 すでに途絶えたと思われていたこのマッドシティこと松戸ネタですが、探せばまだまだあるもんです。なおたまに思い出したかのように「松戸」でニュース検索しては、夜な夜な松戸出身の友人と、「今日のネタはこれだ!」みたいに共有しあっています。だいたいどれもマイナーなニュースだけど、同郷同士だからいやに盛り上がります。

今年も「新松戸まつり」開催へ グルメとライブパフォーマンス /千葉(みんなの経済新聞)

 そんなわけで今回のネタですが、新松戸まつりです。なお上の記事は先々週の記事ですが、記事が配信される段階ですでに祭りが開催されるのに見出しに「開催」と書くこのライターは未熟以前だなと思います。

 そんなダメなライターは置いといてこの新松戸まつりですが、はっきり言えば子供の頃は毎年行っていました。この辺のエリアでは規模の大きな祭りで、通りに出店がずらりと並ぶもんだから子どもにとっては楽しいことこの上ない祭りで、割と毎年楽しみにして通ってました。
 あと確かあれは小6の頃でしたが、当時この新松戸駅近くの塾に通ってたのですが、地元故か祭りの出店に同じ塾の友達がいて、なんか盛り上がったのを覚えています。

 知ってる人には早いですが、この新松戸というエリアは松戸市中心部からやや離れて昭和後期に作られた新興ベッドタウンです。特筆すべきは宇宙開発団体など国の研究機関の社宅が数多く立てられたことで、住人の中には結構ハイレベルな人が多くいたりします。
 そうしたバックグラウンドもあってかこの新松戸祭りは今年で33回目とのことで、ここまで長く続いたのと、割と昔から盛り上がっていたのにも影響しているのではないかと見ています。

 ちなみに余談ですが、今ちょうど吉本興業のお家騒動で盛り上がっていますが、その余波から昔関係出演者に無断、ノーギャラで発売された「さんまの名探偵」というファミコンゲームがにわかに脚光を浴びてて、まとめ掲示板でよく名が上がってきています。このゲームですが確か自分が小1だったころ、この新松戸まつりにて中古ゲーム屋の「わんぱくこぞう」が出店を出し、というかワゴンセールをやってて、「さんまの名探偵」もワゴンの中で確か500円位で売られていました。
 このゲームをうちの姉貴はかねてから欲しがってたのですが、すでに一通り祭りを回ってたせいでもらってた小遣い、確か当初千円だったと思いますがそれをすでに使ってて、300円位しか姉の手元に残っていませんでした。なので自分からも集金しようと残額を確かめてきましたが、自分はもう100円しか残っておらず、僅差で買えなかったことから「お前の金遣いが荒いせいだ」と何故か自分が姉に責められました。今更ですが身勝手な言い分です。

 なおそのわんぱくこぞうはそれから数年を経て潰れましたが(場所はダイエー脇のテナントビル)、多分最後にそこで買ったのは「ブレスオブファイア2」で、正月のお年玉で買ってたから1995年1月までは経営していたはずです。

2019年5月6日月曜日

巴マミな物件

ティロフィナーレ松戸(SUUMO)

 不動産業界研究の一環、もとい現実逃避の一環として無駄に仕事中に松戸の物件を探したところ、円環の理な物件を発見しました。分かる人には早いでしょうが、ティロ・フィナーレとは「魔法少女まどか☆マギカ」に出てくる非常に有名なセリフ、もとい一瞬でこのアニメがグロテスクで救いのない話であることを示した伝説なセリフです。

 本来は必殺技の名前として使われるのですが、アニメで実際に使われた、というか最後に使われたあとの結果から「使うと敗北」、「首がもげる」など因縁深い言葉として伝わるようになりました。

 そんなティロ・フィナーレなこの物件、恐らくというか間違いなくオーナーは「貴様、見ているな!」といっても問題なさそうな人です。にしてもこの物件を始めてみたときはマジでビクッとしました。

2018年3月10日土曜日

千葉のマッドシティ~閉じゆく松戸伊勢丹……


 先週末に日本へ一時帰国した際、今月21日(水)に閉店する予定となっている松戸伊勢丹にも足を運んできました。シャレ抜きでこの松戸伊勢丹は自分が物心ついたころからこの場所に存在し、うちのおとんとおかんにもつれられてきては迷子になった因縁の地でもあります。
 もっとも私が本格的にここを利用するようになったのは成人してからで、新聞社辞めて日本に一旦帰国していた際は松戸駅前に住み、よく会社帰りの夕食や買い物、そして休日のショッピングなどでよく使うようになりました。


 特にここで購入していたもので多かったのは密かに趣味としている陶器の購入で、今回も中国からナップザック一つで一時帰国するという軽装ながら、閉店セールで安かったということもあるので上の二品を購入してきました。左の茶碗はこのサイズのものを上海で持っていなかったこともあり、大口でお茶をガバーって飲むのに早速大活躍しています。右のマグカップは飲み口の色合いもさることながら、スプーンなどで叩いた際の「キーン」という音が素晴らしくきれいで、こんないいものをどちらも各1200円で買ってしまっていいものかといろいろ悩むくらいの出来栄えです。

 このほか今回松戸伊勢丹では3000円のベルト、あと意外に中国だとなかなかいいものに巡り合えない肌着を購入しましたが、さすがに閉店セールの日曜日とあって来客は多く、最後とはいえ賑わっている松戸伊勢丹を見て少しうれしかったです。
 正直に言って、この閉店セールが始まるまでの松戸伊勢丹はお世辞にも流行ってたわけでなく、土日に来ても地下一階の総菜コーナー、そして上の階にあるジュンク堂書店以外は閑散としており、撤退の方を聞いても経営判断的には当然だろうと私も思いました。何気に知人も、「あまりにも客少ないから、松戸伊勢丹の存在自体が伊勢丹のブランドを落としている」と割とひでぇことまで言ってました(´;ω;`)ウッ…

 しかしこれまで松戸の中心且つ象徴、そして松戸駅前からはやや歩くけど松戸ハローワークの隣という妙な立地にあったこの店がなくなるということは、私自身としてはそれなりにショックなものです。なお一部報道でもあるように伊勢丹周辺、具体的には松戸駅から伊勢丹に至るまでの通りは近年整備されてきており、非常にこぎれいな店が集まるなど歩いててそれなりに楽しく思える通りになっています。カレー屋のおじさんによると、「あそこが松戸市内で一番地価が高い」そうです。

 松戸伊勢丹の閉店後はどうなるのか滞在中に顔見知りの地元商工関係者に話を聞きましたが、以前はドン・キホーテが来るという噂があったもののそれはなくなり、はっきり言って未知数だと答える人が多かったです。ただ先ほどのカレー屋のおじさんによると、「東武が来るという噂がある」とのことで、また来るとしても建物の全フロアではなく一部だけを使用するに留まるという観測を教えてくれました。その上で他の階には別のテナントが入るのではとも予想しています。
 ただ閉店後にすぐに入居するわけではなく、建物は閉店から六ヶ月かけてあれこれ工事しなおすそうです。主に耐震補強工事がメインとなるそうで、フロア数を減らすかどうかも含めて具体的なことはまだ誰も知っていませんでした。

松戸北部市場開発プロジェクト開始について(住友商事)

 こうしていなくなるお店がある一方、上記リリースの通り住友商事が新たなショッピングモールを作る計画を昨年打ち出し、ついに映画館がまた松戸市にまたできそうです。
 ただ建設予定地の八ヶ崎って最寄り駅(馬橋駅)から結構離れている上に激しい坂道のある所なんだけど、その辺問題ないのかな。なお日本にいた頃の私はこの辺りを、「激しい坂道のアップダウンを如何に軽快且つ豪快に走るか」というテーマで公道最速理論(自転車版)をよく構築していました。

 話は戻りますが、松戸市の地元商工関係者もこのショッピングモールの話を切り出すことが多く、「いい方向に変わればいいんだけど」等と話していました。というのも松戸市周辺の吉川市、三郷市、流山市などには2000年代後半から大型ショッピングモールが次々と出来て人口が移動していく中、松戸市だけはそうした施設が出来ずにギリギリな伊勢丹だけしかなかったからです。で以って人口も減り続けており、尚且つ高齢化も激しいことから、「この際人口は無理に増えなくていいから、若い世帯の割合が増えてほしい」と話す人もいました。

「松戸手当」って何?  保育士への待遇がTwitterで評判(ハフィントンポスト)
松戸市の保育士確保に関する取組み(松戸市)

 行政側も若い世帯の人口割合を増やそうとしているのか、つい先月に全国ニュースにもなった上記の「松戸手当」というややダサさ感じさせるネーミングの保育士手当を打ち出しました。この政策に対する世間の評判は悪くなく、上のハフィントンポストをはじめ好意的に報じるメディアも多く、私と松戸市出身の冷凍たこやき好きの友人もニュースが出るや、「松戸が動き出したぞ( ・∀・)ノ」と互いに興奮気味に語り合ったほどです。
 この制度についてもすこし地元の人と話しましたが、あくまで伝聞ベースですが実は松戸市は現在待機児童がゼロで、むしろ保育所のキャパが余っている状態だそうです。この制度も保育士の流出阻止という面もありますがそれ以上に、「子育てにやさしい街」としてアピールして若い世帯の転入を促すという目的の方が強いと伺いました。もちろんそうした目的であっても、全国ニュースで出たくらいなのだからその効果はばっちりだと私も思います。

 ……なんだか途中から伊勢丹の話が消え失せましたが、散々マッドシティネタで記事書いてきたものの今回の一時帰国を経て、「俺って松戸市のこと好きだったのかな……」と初めて思いました。ぶっちゃけそれまで変に過去の記憶だけは十分にある街という印象だったのですが、今回の伊勢丹撤退を受け自分が思っている以上にショックを受けており、「この痛みは何なんだ……」的に松戸に対する感情に気が付きました。
 仮に私が将来隠棲するとしたら第一候補は奈良県奈良市であることに変わりはありませんが、もし関東に拠点を置くとしたらやっぱりこの松戸市になるのかなと思います。何気に今まで明言してきませんでしたが実はそもそも生まれ育ったのは松戸市ではなく隣の流山市だったりしますが、あんまここには愛着がないというか、市民会館へ行くまでの幅広な上り坂以外は魅力のない街だと内心考えています。そもそも地元縁自体ほとんどないし。

 逆に松戸市は、実際住んだのは約半年程度であったもののその間に今回話を聞いた地元商工関係者やインド人とかロシア人などと顔見知りがたくさんできたこともあり、今は非常に愛着を感じています。なお今回の一時帰国では松戸駅前の漫画喫茶に一泊、二日目は北松戸駅前のルートインに泊まりましたが、ここのルートインは駅前ながら閑静でかつ部屋の設備も整ってて非常に気に入ったのでまた使おうかと考えています。唯一残念というか心残りだったのは、北松戸駅前の洋菓子店で悩んだ挙句「ひなまつりショートケーキ」ではなく普通の「ショートケーキ」を買って食べたことで、やっぱりひなまつりショートを食べれば良かったなと今でも後悔しています。