本題と関係ないですが以前にも医療業界の孤立無援さを懸念していただけに、上記の高市総理の方針は非常にありがたいと医療関係者でもないのに感じました。これはマジで国が補助するしか手がないだけに、速やかに実施してもらいたいものです。
それで本題ですが、密かに昔好きだった漫画家の中に岩村俊哉氏がいたりします。比較的目に触れられる機会が多かったと思う作品はコミック本ボンボンで連載されたF91とVガンダムのコミカライズ作品だと思いますが、どちらも正直そんな評価は高くない気がします。私自身もリアルタイムでVガンダムの方は読んでましたが、肝心要のカテジナさんが一切登場しないなど構成に無理があったような気がします。
一方、最も代表作として見られているのはガンガンで連載されていた「電撃ドクターモアイくん」かと思え、私自身もこの作品はかなり好きでした。どういう漫画かというと主人公が小学生ながら医師免許を持つホモというキャラで、基本的にハイテンションなノリでドタバタやる系のギャグマンガでした。当時のガンガンの作家の中では比較的作画がしっかりしており、ギャグもテンポ良くて単行本も買おうかと思ったけど、あんま身近な書店で売ってなかったためあきらめました。
もう一つ連載をリアルタイムで読んでいたのが、ギャグ王で連載されていた「大ボケ超人ウッカリマン」でした。ただこの漫画は当初はギャグ漫画として出発したものの連載が進むにつれてシリアスな展開となっていき、ギャグ王の部数が減少していくに伴ってなんか面白さも落ち込んでいったような気がしました。
っていうかあの頃のギャグ王は三笠山出月氏の「うめぼしの謎」が抜きんでたのに、これの連載が終わってから急激に雑誌としてつまらなくなっていきました。ただギャグ王後期は坂本太郎氏が描く「最後の楽園」とかの緩急効いたギャグはかなり好きでした。
話を岩村氏に戻すと、確か90年代後半だった気がしますがジャンプに二度ほど読み切り漫画が掲載されていたことをよく覚えています。内容はどちらも天才小学生コックの料理漫画なのですが、この手のギャグマンガの読み切りが二回載るというのは大体本連載前の準備段階とみなすことができ、ジャンプでの連載開始がかなり秒読みだったんじゃないかと当時思いました。
ただ二度目の読み切り漫画を読んだとき、贔屓にしていた作家ながら「あ、こりゃだめだ」とはっきり思いました。というのもその二度目の読み切り、話の内容が子供の給食に辛すぎるカレーを出してはダメという、一度目の読み切りと全く同じオチだったからです。
これ見て私は、私以外も一度目の読み切りの内容を覚えている読者はたくさんいてみんなマンネリ間を感じるだろうし、そもそも同じネタを連投するってギャグマンガかとしてどうなのという風に思い、「本連載にはもう行かないだろうな」というのをはっきり直感しました。実際その通りというか、その後ジャンプに岩村氏の漫画が載ることはありませんでした。
逆を言えばあの時、二度目の読み切りで主人公とかのキャラが同じなのはまだ良くても、オチをもう少しひねっていればまた違ったんじゃないかというのを今でも思います。
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