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2021年2月21日日曜日

ロードバイクは体に悪い

【悲報】最近のマツダ車とかいう「マツダ」でさえ無ければ確実に爆売れしてたもったいなさすぎる車達(アルファルファモザイク) 

 上の記事で「マツダの車ってデカイか小さいかだけで全部デミオじゃない?」って書き込みに対し、「よく見たら意外と違いあるで。よく見なきゃわからんけど」ってコメントが秀逸な気がします。
 あとこの記事見て知りましたが、ホンダの新型ヴェゼルがガチでマツダのCXシリーズのデザインパクッててびっくりしました。ホンダはインサイトでもプリウスをまんまパクっており、中国企業もびっくりするようなことをやってきます。

 話は本題ですが前にも似たようなことを書いているものの、ロードバイクはやっぱり体に悪いというかよくないです。なんでかっていうと、お手軽に速度出せるからです。
 今日、またいつもの如くプラモを買ってきてルンルン気分で帰宅していたら、道路の変に陥没した穴を通過した際、変な跳ね方というかタイヤのぶつけ方をして前輪をパンクさせてしまいました。パンクさせた場所はそこそこ郊外にあり、仕方ないのでそのまま自転車を引っ張って街中のGIANTの店まで行きましたが、自転車なら10分くらいの距離を40分くらい歩き続けました。

 そのせいでさっきから疲労感が凄まじく、自転車に乗ってたら全く感じなかったことを考えるとどんだけ楽していつも移動してんだと思えてきます。ロードバイクに乗っているとスポーティなイメージを持たれがちですが、私に言わせればママチャリであちこち走り回っている奴の方がよっぽどスポーティです。
 やっぱりロードは速すぎるというか、乗り手にとっては楽させ過ぎる気がします。今でもよく奈良の移住を考え奈良の物件を見たりしてますが、奈良に移住することがあればロードは買うにしても、普段の鍛錬用兼街乗り用としてママチャリも買おうかなと検討しています。


 その奈良ときたらまた上の記事見てひとりで盛り上がっていました。ぶっちゃけ奈良は自虐で盛り上がる場所だと自分も考えているのですが、なんで損なので盛り上がれるのかというと、上の記事で書かれている内容より現実はもっと凄いことになってるからだと思います。いまいち言ってることが分からないということは、一度奈良南部に足を踏み入れたらすべてを悟ることができることでしょう。

2021年2月20日土曜日

三菱・コルトについて

“まじめ”な力作だけにもったいない!? なぜ三菱はコルトをやめてミラージュを復活させた??(ベストカー)

 なんか二日連続で自動車系の記事ですが、ぶっちゃけ上の記事で取り上げられている三菱・コルトは昔マジで欲しかったです。社会人1年生当たりの頃でコンパクトカーでなに選ぶかと聞かれたら、本当にこれ選んでた気がします。

 一体何故コルトが好きだったのかというと、コンパクトカーにしては走行性能に結構力入れていて、特にラリーアートというバージョンなんかはかなりガチな仕様でした。また全体的に不評だったいわゆる三菱のブーレイ顔と呼ばれるフロントマスクデザインですが、このコルトに関してはブーレイ顔が比較的よくあってて、シンプルでありながら個性の感じられるデザインであったことが大きいです。

 当時のコンパクトカー業界はホンダのフィットという絶対強者がいて、そのほかには日産のキューブ、トヨタのヴィッツ、マツダのデミオなど強敵揃いでしたが、それぞれ個性があって非常に華やかな時代でした。そうした中でまだ三菱びいきだったこともあって何故か私はコルト推しになって、自分で買えないもんだから何故か家の近くでコルトがある駐車場を暗記して、サイクリングコースに組み込んでました。マジで。

 現在の三菱のコンパクトカーはミラージュですが、はっきり言えば好きじゃないです。全くコンセプトが感じられないだけでなく、見るからに安っぽい感じがして、これ選ぶくらいなら10年落ちのコルトを選ぶ方がマシです。真面目に今の三菱には何の哲学も感じません。

 ちなみにコンパクトカーネタで言うと、発売前は期待の高かったホンダの現行フィットですが、ライバルの元ヴィッツことヤリスが異常に絶好調で、やや影に隠れている感があります。自動車業界に詳しい人に聞くと、どうも乗り心地の悪い足回りになってるらしく、その辺が響いてるそうです。実際にというか発売以降、評論でもあまり肯定的なものを見なくなってきています。

 最後に、コルトについてさっき検索したら、


 この記事は2020年4月に出されたものですが、もしかしてベストカー、「コルトは良い車だった」という記事を毎年出してんじゃないかという疑惑が出てきました。まぁここは昔から三菱贔屓だけど。最近はやたらとスバル推しが激しいけど。

2021年2月19日金曜日

曙ブレーキの検査不正事件について

 日本は今頃寒波で寒いでしょうが、上海は昨日まで寒くて今日は大分暖かくなりました。その前に小春日和となって大分暖かく、体もその温かさに慣れた後の寒の戻りだったことから、寒さに強いことが自慢であるもののさしもの自分も昨夜は辛かったです。
 あと明日は振替出勤日なので鬱です(ヽ''ω`)

 話は本題ですが今日中国人の知人から、「曙ブレーキの事件は中国にも影響しそう?」と問われました。


 この事件、一応一昨日辺りにYahooのトップにも出ていましたが、それ見た時の私の感想としては「まぁやっててもおかしくないのかな、曙だったら」って感じでした。元々、私は以前に曙ブレーキの株を買うなど個人的にこの会社を贔屓にしてました。何故かソ連人民の敵であるうちの親父もこの会社を贔屓にしていて、日光の近く寄る度に「曙ブレーキはえらい会社や」などと二人して曙マニアでした。
 一体何故私と親父のこの会社への評価が高かったのかというと、自動車の中核部品であるブレーキを独立系の企業(現在はトヨタ系の資本が幾分多め)ながら供給しており、その世界シェアも非常に高かったからです。地方のメーカーでありながらこれだけの実力ある企業はなかなかなく、そうしたところから評価していました。

 しかし、見方が変わったのは2019年のことでした。この年、曙ブレーキは事業再生ADR、いうなれば民事再生手続きに入ることを発表しました。当時のことを今でもよく覚えていますが、曙マニアの親父とともに「なんであそこ経営傾いたんや?」などと、その原因について不思議がって議論をしています。
 当時の曙ブレーキの発表では、海外市場、特に米国市場向け販売(特にGM向け)が思ったより伸びず、投資負担が大きくなったためなどと説明してましたが、はっきり言えばこれは嘘だと今でも考えています。当時、米国市場における日本車販売はスバルを中心に絶好調で、米国市場全体も勢いがありました。また世界シェアも依然と高いままで、極論を言えば何もしなくても売上げや利益が増大するような状況にあり、にもかかわらず急に財政が傾くというのはどう見ても腑に落ちない状況でした。

 とはいえ、さすがに不正とかはしていないだろうという変な信頼があったため、親父とともに「きっとトヨタが安く買い叩き過ぎたんや」と、何故か根拠なくトヨタを悪者にして結論付けてました。ごめんよトヨタ。でも業界トップだから、叩かれてなんぼやと思うよトヨタ。

 そうした背景もあった、っていうか我ながらよくもまぁ細々覚えているもんだと思いますが、今回の検査不正事件をみて、やっぱり内部に闇抱えてる会社だったんだなという風に変な納得感を持ちました。しかも検査不正は調べた限り20年は続いていたと言ってますが、これって検査記録がPL法の期限に相当する保管期限分しか記録がなかっただけで、記録はもう消されているでしょうが実際にはもっとずっと続いていたと考えるべきでしょう。報告書も読みましたが、「事件は現場で起きてんだ、役員は無関係だ!」という切り口ですが、20年という月日を考えたら品管から役員入りする従業員がいてもおかしくないだけに、それを考慮すると会社ぐるみ組織ぐるみと判断するべきだと私は思います。


 それで話を最初に戻すと、上記リンク先のように今日になって中国でもこの事件が一気に報じられるようになったことから、先ほどの知人から私に問い合わせが来たのだと思います。日本と中国で報道にタイムラグがあったのは、昨日から春節からの復帰が始まり、現場の記者が動き出して記事書いて、原稿がリリースされたのが今日になったためだと思います。
 なおその知人は今まで私にこういうことはあまり聞いてこない知人であり、自動車業界関係者でもないだけに、中国の自動車関係者の間ではこの事件は大きく注目されている気がします。

 それでこの事件の中国の反応ですが、やはりというか「なんでリコールしないの?」という言及が目立ちます。日本でも冒頭の時事通信の記事でもその点について言及していますが、実際にこれだけの検査不正でリコールが起こらないのは過去のタカタの例と比べても不自然としか言いようがありません。
 まぁただでさえADRによる再建途上であることから、リコール起きたら吹っ飛ぶことは確実です。今吹っ飛ばされた供給途絶えるし、その点を完成車メーカーも空気読んであまり突っ込んでいないような気もします。

 ただこの事件、この二日間くらい見ていてなんか報道が異様に少ない気がします。それこそさっきも出したタカタと比べると世間の反応が小さいというか、直接的な死亡事故がまだ報じられていないからというのはわかるけれども、それにしたってあまりにも小さいです。逆を言えば、海外の方がこの問題に注目して報道が大きくなり、今後逆輸入的に日本でも盛り上がる可能性もあるかもとも見ています。さっきにも書いていますが、これでリコールが起きないことの方が不自然なのですし。

 また報告書の内容もやや疑問点が多いです。自分が一番気になったのは、どこから発覚したのかですが、報告書によると2019年11月、ADR以前の旧経営陣が山形工場の検査不正に対策を講じていない報告を受けて調査を指示した後、2020年3月に顧客の完成車メーカーから指摘を受けて岩槻工場の事案が発覚したとしています。なんで2019年の段階で山形工場しか調査してないんだと思うのと、20年物検査不正をどうしてこの段階で完成車メーカーが気付いたのか、いろいろとツッコミどころがあります。でもって調査は2020年3月から開始して1年近くも発表が遅れるってのも、内心どうかなぁって気がします。あと、なんとなく旧経営陣に全責任をなすりつけよう、っていう味付けもこの報告書からは感じられます。

 最初にも書いていますが、やはりこの会社に関しては闇が多いように思えます。ADRの発表時も説明の仕方が奇妙であったりと、うかつにその発表内容を信じることができない所があります。今回も検査不正はあったものの性能的には問題ないからという理由でリコールを行わないとしていますが、本当に検査不正に起因する事故とか起きてないのか、仮に因果関係を結ぶ事案が1個でも出てきたらとんでもないことになりかねません。っていうかこの言い訳で得するのは例の上級国民くらいじゃないかな。
 その上で、まぁ部品供給が滞るのを恐れていきなり契約切るメーカーはそんなないとは思いますが、2~3年先はわからないなって感じがします。となるとどこが来るのかですが、あんまこの業界詳しくないけどパッと浮かぶのは日清紡あたりです。

2021年2月18日木曜日

ハドソン川の奇跡に居合わせた日本人

 一週間ぶりに今日仕事でしたが、鬱で死にそう(ヽ''ω`)

 話は本題ですが、前回VF-11Bという架空の機体をプラモで作った後、やっぱリアルな機体を改めて作ってみたいなーとか思っていたら何故か航空事故についてまた調べ始め、「フィクションじゃないのかよ!騙された!」のページをずーっと見てました。でもって今更ながら、フランス航空事故調査局(BEA)の建物がしょぼくて、「しょぼいから簡単に作れそう」って理由でダンボール職人がBEA本部をダンボールで再現して作って見せたら、BEA本部からリアルに問い合わせが来て、寄贈されて、その年の年次報告書の締めの写真を飾ったという驚異の事実を知りました。
 BEAの調査能力はさすがです。

 それはさておき航空事故についてまた調べていたら、「ハドソン川の奇跡」ことUSエアウェイズ1549便不時着水事故の詳細についてまた調べる機会がありました。この事故については以前にもブログで紹介しているように私も把握しており、概要を簡単に話すと、離陸直後にバードストライクで両エンジンがいきなり停止した後、空港には戻らずそのまま近くのハドソン川に不時着水を試み、死亡者を一人も出さずに完璧に危機を乗り切った奇跡のような航空事故を指します。
 この出来事はクリント・イーストウッドがトム・ハンクス主演で映画化しているのですが、今日何気なくその映画について調べていたところ、なんとこの事故機に日本人二人が搭乗していたことを初めて知りました。


 詳細は映画公開時に出された上記記事にまとめられていますが、二人とも企業の駐在員で、商用で搭乗したところ事故に巻き込まれたそうです。事故当時の状況についても語られていますが、不時着水に至るまで機内に大きな混乱はなく、機長が完璧な対応を行っていたなどと証言しています。
 今の今までこの軌跡のような出来事に日本人も立ち会っていたことを知らずにともかく驚きでいっぱいなのですが、別のインタビュー記事では事故の後に機長が訴訟を起こされたということを二人とも知らなかったとのことで、映画によってはじめてその事実を知った旨が書かれてありました。

 この辺はクリント・イーストウッドが過去に撮影した「父親たちの星条旗」、「アメリカン・スナイパー(アメスパ)」でも描いていますが、輝かしい功績が称えられる英雄はその裏で大いに悩ませられる現実があるということを、ハドソン川の奇跡でも描いているのだと思います。ハドソン川もみたいけど実はまだ見てません。
 なおその英雄ことサレンバーガー機長ですが、元は軍人でF-4ファントムⅡに乗ってたそうです。離発着の難しい機体だから着陸上手にできたのかなと直感的に思いました。また事故当時の状況についてはこちらのページに詳しく書かれていますが、マジで秒単位で的確な判断を行い、それを実行してのけてる辺りは神がかっています。奇跡は常に努力しているものに起こるというのを体現しているようにも見えます。

2021年2月17日水曜日

人出が多かった今年の春節

 最近ふざけたことばかり書いていたので、そろそろ真面目な話題に舵を切ろうと思います。

 さて今日は中国の春節休暇の最終日で、明日からまた通常勤務が戻ります。例年であれば春節後しばらくは復調期間というべきかあまり仕事が多くないのですが、春節前の一部仕事が残っているのと、最近無駄に業績良くて仕事増えているため、なんかあまりサボれそうにないです(´Д`)ハァ…
 それはともかくとして今年の春節ですが、一言で言えば上海市内の人出が非常に多かったです。誇張抜きで自分が今まで中国で春節を過ごした中で、過去最大の人出でした。一体何故こんなに多かったのかというと単純に、コロナの感染拡大予防のため、中国政府が帰省自粛を求めていたからで間違いないでしょう。

 春節の時期において中国は、出稼ぎ労働者の多い大都市ほど人口が減り、帰省で戻ってくる人が多い地方都市ほど人口が増える傾向にあります。前者の大都市に属す上海は、さすがに平常時と比べると人口が減ったというか、明らかにネットの通信速度が春節休暇前半は跳ね上がってましたが、街中、それもショッピングモールなどの繁華街に行くと通常なら閑散となるところが今年はわいわいがやがやなくらい家族連れなどでにぎわってました。前に見た記事でも、今年は帰省を自粛して仲間と過ごすというから、やたら雀卓が売れてるという話も真実味があります。

 それこそコロナが流行し春節休暇も各所で延長された去年と比較した場合、今年の人出は天と地ほどの差があります。去年なんかは本当に昼中でも人の姿が見えずゴーストタウン化していて、自転車で外出た時は快調に走らせられたほどでしたが、今年は最初の数日だけがやや閑散としていて、それ以降は日常と変わらないくらい人が多く、自転車で走る時もやや減速気味となりました。
 もっとも昨日、高架下で長い距離で信号がなく、快調に飛ばせるルートを新たに開拓しましたが。

 経済的な視点で見た場合、今年の春節においては大都市での消費が増えた一方、地方都市の消費が減少しているのはほぼ確実です。その上で案外今年をきっかけに、「無理して帰省しなくてもいいかも」と考える中国人が増えるのではという気もします。この辺りは日本の流れとほとんど同じで、年末年始に義務的に実家へ帰省していた昭和の時代から、核家族化と合わせ帰省せず実家とは別々に正月を過ごすライフスタイルが平成で定着していきましたが、中国は今年がその分岐点というか、来年以降から帰省をしない家族が顕著に増えてくるんじゃないかと勝手に予想しています。

2021年2月16日火曜日

ぴあ死ね(# ゚Д゚)シネ!

ぴあ、最終赤字65億円に転落へ コロナで市場消失「顧客心理が一段と冷え込んだ」(ITmedia ビジネスオンライン)

 恐らく多くの人にとって上のニュースはどうでもいい話でしょうが、私はこれを見て「ざまぁ(σ・∀・)σゲッツ!!」とリアルに思いました。なんでかっていうと、かつてぴあに相当腹立つことされたからです。

 事の次第を話すと、それは8年前の春のことでした。当時日本帰って浪人中だった私は観光客誘致を目的としたメディアのライター募集というぴあの求人広告見て、まぁこれならやれるだろうと思って応募し、面接に呼ばれました。指定された面接時間帯が夜の7時というなんか変な時間帯だと思いましたが、案の定変な面接でした。

 まず聞かれることは日系企業お定まりの「趣味は?」からで、その後は履歴書に書いてあって読めばわかる経歴をまたつらつらと説明させられました。その上で、「2012年の反日デモの時の上海はどうだったのか?」と聞かれたので、自分が直接目にしたことを話し始めたら、「長い、もういい!」と、話し始めて2分も経たないうちに話せと言った奴がいきなり打ち切ってきました。
 その後も内容のない質問が延々と続き、何のために自分呼んだんだと疑問に思っていたら、「最後に質問は?」と急に切り替わったので、ライターを募集しているメディアの刊行ペースはどんなものなのか、また具体的な掲載内容とかはどのようなものかと聞いたら、

「隔週だっけ?月刊だっけ?」

 と、さっき話を切ってきた奴が他の面接官に何故か聞いていました。つまり、ライターを募集しているメディアの概要すら把握してない人間が面接官をしていたわけです。こんな有様だから掲載内容も「観光をアピールするメディアです」(別の面接官が回答)と全然具体的でも何でもないよくわからない説明しかできず、全く要領を得られませんでした。そんな感じでお互い無意味な面接は終わり、帰りに交通費も一銭もくれませんでした。

 真面目に上記のぴあ側の対応は未だに腹が立つというか失礼極まりないと思えてなりません。それ以上に個人的に気になったのは、あの面接においてライターとしての実力、具体的には1日何本記事書けるのかとか、どのようなコンテンツの記事を書くのが得意なのかという質問は一切なく、聞いてるこっちが逆に不安になる有様でした。もちろん、そんな具合だったのでそのまま落とされました。
 第一、記事やコラム執筆において真面目な話、私以上の人材を採ろうっていうのは相当ハードルが高いでしょう。並み居る強敵を押し退けこのところJBpressで上位3位以内をずっと死守するっていうのは地味に自慢できる実力だし、昨日の記事だってYahooの国際総合ランキングで3位に入ってました。そんな自分以上の人材をどうやってぴあ如きが得ようってのか、身の程知らずも甚だしく思えます。あと何気に観光系の記事は昔から得意としてるというのに。

 っていうか本当に面接呼ぶなら交通費くらいよこせよと思えてなりません、本当に失礼な連中だった( ゚д゚)、ペッ

2021年2月15日月曜日

おにぎり記事の裏側


 例のヤンマガ的隔週自分の記事紹介ですが、今回の記事は今のところ、っていうか朝からずっとJBpressアクセスランキングで1位で、全日1位はほぼ確実な結果を叩き出してくれています。もっともこの結果は記事を提出した当時から予想しており、「今度のは確実にトップ取れる(;゚∀゚)=3ハァハァ」と意気込んでいたので、この結果には非常に満足しています。でもって色々裏ネタもあるので紹介していきます。

 まずこの記事を書こうとしたきっかけは、記事中にもある通りに日本の友人から記事ネタを提案されたためでした。ちょうどその直前に最近のスカスカ軽食についてチャットで話してて、「中国のコンビニはどうなの?記事にしたら?」的に言われました。この時、世を忍ぶ仮の姿の仕事が忙しく、なんか新規に取材とかしてらんない状態だったこともあり、このコンビニネタなら写真用意すればその解説だけで記事書けるし楽でいいかもというノリでやることとしました。
 なお当初このくだりについては、「『ユー、中国のコンビニ調べちゃいなよ』と故ジャニーさん風に友人に言われた」と記事に書く予定でしたが、さすがにふざけ過ぎかと思ってやめました。

 次に肝心の記事ネタですが、ヤフコメでも書かれている通りこのスカスカ軽食問題で一番批判されているセブンイレブンが、今回検証したツナマヨおにぎりで一番ボリュームがある結果は自分にとっても意外でした。記事での消化の順番通り、ローソン→セブン→ファミマの順番で調べていったのですが、ものの見事に3社で明暗が分かれ、記事書く側としては非常にありがたい結果でした。
 特に最後のファミマについては記事中で、包丁で割って中見開けた時に変な声出たと書きましたが、これは盛っているわけじゃなく本当の事実です。リアルに「ナニコレ!?」的に声上げて驚くとともに、あまりのスカスカぶりに呆然とする一方、「これでアクセスランキングトップはいただきだ」という妙な打算も働きました。

 このほか一部ヤフコメで、「この記者は中国を揶揄して何が楽しいんだ」的な私自身への批判が見られましたが、これは恐らく「分量をごまかすことにかけては定評のある中国ではどうなのか?」という記述が気にくわなかったのだと思います。ただこの記述、ネタをばらすと私が言ったわけじゃなく、実は中国人の友人のセリフです
 これも当初は記事に書く予定で最終的には載せなかったのですが、今回の記事企画を中国人の友人に話したら、「そういう分量をごまかすのは中国の方が多いじゃん。なんで日本で話題になってんの?」とリアルに言われました。実際に最近は昔ほどじゃないけど、今でも中国はこうした見せ方とか工夫して分量をごまかす行為は日常茶飯事であり、私自身も先ほどの記述は中国を特別揶揄するものではなく、現実を端的に述べた記述であると考えています。逆を言えば、こういう行為はないという中国人は自国のことをあまりにも知らなすぎだと正直言って思います。

 ただ、上記の記述はある意味で今回の記事の一番重要なメッセージ部分であり、痛烈な皮肉も形成しています。というのも、分量をごまかす行為が横行する中国を馬鹿にしていたら、日本も中国を笑えなくなってきているというのが今回の記事のメインテーマだからです。この点に関してはヤフコメでもまさにそのように指摘している人も見られ、きちんと私のメッセージが届いているという実感を感じます。
 少なくとも今回、中国でファミマは完璧なスカスカおにぎりを出していることははっきりとした事実であり、「日系だからごまかしはない」というのは今や通じなくなってきています。またこうした商法を消費者は許容するのか、それならば値上げを許容するのか、やはりこうした議論はもっと盛んになってもいいと思います。その上で敢えて中国を当て玉とばかりに、「あなたたちが馬鹿にする(かつての)中国のように日本はなっていってもいいのか?」という問いをぶつけたいという狙いを込めて、今回記事を書いています。

 なお「~は定評のある」の記述に関してヤフコメで、「ディフエンスに定評のある池上かよ」とツッコミ入れている人がいましたが、「ナイスツッコミ(σ・∀・)σゲッツ!!」と凄い安心感に包まれました。割とこの書き方、昔から好きです。

 あとコメントに関しては、

「この手の調査は、くだらないけど気になるものが多いので、これからも色々なモノや事象を調べて記事にしてください。」

 地味にこのコメントが一番うれしかったりします。実際に私も書きながら「くだらないよなぁこのネタ」と思いつつ、だからこそみんな面白がって読むという確信がありました。くだらないネタだからこそ軽く読めるし、またそうしたところから消費者観点の議論は生まれてくると思うので、上記コメントを書いてくれた人が言っているように、こうした記事はもっとどんどん出てくるべきだと密かに考えています。

 とはいえ、この記事は我ながら非常に反則な記事だったなと今でも思っています。同業者からしたら「ずるいだろてめぇ!」とか言われても仕方ない気がします。まぁでもアクセス稼げるのだから書いたわけですが。
 ちなみにJBpressの編集部には、「絶対当たる記事ネタだから日本でも同じような検証して誰かに記事書かせた方がいい」とアドバイスを既にしています。あとソ連人民の敵であるうちの親父から、「見出し見ただけでお前が書いているのが分かった」と妙に理解のあるコメントがさっき送られてきました。まぁ実際、こんなネタで本当に記事にするのは自分くらいな気がしますが。